JPH09231012A - 直接アクセス形外部記憶装置間のボリュームコピー方式 - Google Patents

直接アクセス形外部記憶装置間のボリュームコピー方式

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JPH09231012A
JPH09231012A JP8060170A JP6017096A JPH09231012A JP H09231012 A JPH09231012 A JP H09231012A JP 8060170 A JP8060170 A JP 8060170A JP 6017096 A JP6017096 A JP 6017096A JP H09231012 A JPH09231012 A JP H09231012A
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JP
Japan
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JP8060170A
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English (en)
Inventor
Yasushi Kimura
靖 木村
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 直接アクセス形外部記憶装置間のボリューム
コピー時に、コピー元ボリュームに比較してコピー先ボ
リュームでの運用効率を飛躍的に向上させる。 【解決手段】 ボリュームコピー制御手段8はボリュー
ム管理手段3およびアクセス頻度チェック手段7を用い
てコピー元ボリューム1に記憶されているファイルのア
クセスタイプおよびファイルを構成する領域のアクセス
頻度を考慮してコピー先ボリューム2でアクセススピー
ドの速い領域に優先的に割り当てるデータの領域を抽出
し、データ転送手段9に該領域のデータのコピー元ボリ
ューム1からコピー先ボリューム2への転送を指示す
る。データ転送手段9は、ボリューム管理手段3に管理
されたファイル情報を参照してファイルの領域のデータ
をコピー元ボリューム1から読み込み、読みこまれたデ
ータをコピー先ボリュームのアクセススピードの速い領
域から書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は直接アクセス形外部
記憶装置間のボリュームコピー方式に関し、特に複数の
直接アクセス形外部記憶装置が接続されている計算機シ
ステムにおけるボリュームコピー方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】直接アクセス形外部記憶装置を長期間使用
していると、データの書き込みおよび削除を繰り返し行
うことによってファイルを構成する領域や空きスペース
の断片化が発生し、1つの空きスペースがあまり小さく
なりすぎるとその空きスペースは未使用のままとなる,
1つのファイルが複数の領域に分散されて記憶されてい
るためにシーク時間,回転待ち時間などのボリュームア
クセスに要する時間が長くなるなどの原因により、ディ
スクの運用効率が悪化することが従来から知られてい
る。
【0004】このような不具合を解消するために、例え
ば、特開平4−163638号公報には、二重化された
ディスク装置を備えた計算機システムにおいて、二重化
されたディスク装置間のデータコピーでファイルを利用
頻度順に再配置し、1つのファイルを連続領域として割
り付けし直すことにより、ディスクの使用効率の向上を
図るようにした二重化ディスクの制御方法が記載されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の二重化ディスクの制御方法では、直接アクセス形外部
記憶装置には、1つの記憶媒体でも領域によりシーク時
間,回転待ち時間などが異なり、アクセススピードが速
い領域と遅い領域とがある点,ファイルのアクセスタイ
プに応じてデータを先頭から順番に並べた方がよいファ
イルとデータの並びに関係ないファイルとが存在する点
等が考慮されておらず、ファイルの領域の割り付け直し
が最適に行われるとは限らないという問題点があった。
【0006】本発明の目的は、直接アクセス形外部記憶
装置間のボリュームコピー時に、断片化された領域のア
クセス頻度と、ファイルのアクセスタイプと、ボリュー
ム内の領域によるアクセススピードとを考慮した再配置
処理を行うことで、コピー元ボリュームと比較してコピ
ー先ボリュームの運用効率を飛躍的に向上させるように
した直接アクセス形外部記憶装置間のボリュームコピー
方式を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の直接アクセス形
外部記憶装置間のボリュームコピー方式は、複数の直接
アクセス形外部記憶装置が接続されている計算機システ
ムにおけるボリュームコピー方式において、ボリューム
の個別情報およびボリューム内のファイル情報を管理す
るボリューム管理手段と、このボリューム管理手段に管
理されたファイル情報を更新してボリューム上のファイ
ルの領域のアクセス頻度を統計的に管理およびチェック
するアクセス頻度チェック手段と、前記ボリューム管理
手段に管理されたファイル情報を参照してファイルの領
域のデータをコピー元ボリュームから読み込み、読み込
まれたデータをコピー先ボリュームのアクセススピード
の速い領域から連続的に書き込んでいくデータ転送手段
と、前記ボリューム管理手段および前記アクセス頻度チ
ェック手段を用いてコピー元ボリュームに記憶されてい
るファイルのアクセスタイプおよびファイルを構成する
領域のアクセス頻度を考慮してコピー先ボリュームでア
クセススピードの速い領域に優先的に割り当てるデータ
の領域を抽出し、前記データ転送手段に該領域のデータ
のコピー元ボリュームからコピー先ボリュームへの転送
を指示するボリュームコピー制御手段とを備えることを
特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係る直接アクセ
ス形外部記憶装置間のボリュームコピー方式の構成を示
すブロック図である。本実施例の直接アクセス形外部記
憶装置間のボリュームコピー方式は、ボリューム管理手
段3およびデータ領域5を備えるコピー元ボリューム1
と、ボリューム管理手段4およびデータ領域6を備える
コピー先ボリューム2と、アクセス頻度チェック手段7
と、ボリュームコピー制御手段8と、データ転送手段9
とから構成されている。
【0010】コピー元ボリューム1およびコピー先ボリ
ューム2は、磁気ディスク装置等の直接アクセス形外部
記憶装置でなる。
【0011】図2(a)および(b)を参照すると、ボ
リューム管理手段3および4は、ファイル管理テーブル
31および41と、ファイル領域管理テーブル32およ
び42とから構成されている。
【0012】ファイル管理テーブル31および41は、
ファイル名,アクセスタイプ(直接,順次)およびファ
イル領域管理テーブル32および42へのテーブルポイ
ンタ(エントリ番号)を格納するように構成されてい
る。
【0013】ファイル領域管理テーブル32および42
は、No.(エントリ番号),開始アドレス,サイズ,
継続フラグ,アクセス順位およびアクセス回数を格納す
るように構成されている。継続フラグは、該当するエン
トリがファイルの最終領域ならば「0」とし、ファイル
が複数の領域に分割されて記憶されている場合、次の領
域のエントリ番号を設定している。図2(a)におい
て、コピー元ボリューム1のファイルaは3つの領域、
ファイルbは2つの領域、ファイルcは1つの領域から
構成されていることを示す。
【0014】データ領域5および6は、コピー元ボリュ
ーム1およびコピー先ボリューム2内の実際にファイル
データが記憶される領域である。
【0015】アクセス頻度チェック手段7は、ボリュー
ム管理手段3および4を用いて、コピー元ボリューム1
内に記憶されているファイルの領域ごとのアクセス回数
(およびその合計としてのファイルごとのアクセス回
数)を統計的に管理しチェックする。
【0016】ボリュームコピー制御手段8は、アクセス
頻度チェック手段7を用いてコピー元ボリューム1から
アクセス頻度の高い順にファイルを抽出する。また、抽
出したファイルが直接アクセスタイプのファイルの場
合、ボリュームコピー制御手段8は、アクセス頻度チェ
ック手段7を用いてアクセス頻度の高い順にファイルの
領域を抽出する。さらに、抽出したファイルが順次アク
セスタイプのファイルの場合、ボリュームコピー制御手
段8は、ファイルの領域ごとのアクセス頻度に関係なく
ファイルの先頭から順番に領域を抽出する。さらにま
た、ファイルが1つの領域にまとまって記憶されている
場合、ボリュームコピー制御手段8は、その領域全体を
そのまま抽出する。
【0017】図3を参照すると、ボリュームコピー制御
手段8の処理は、ボリューム管理手段確保および初期化
ステップS100と、アクセス頻度順ファイル抽出ステ
ップS101と、領域分散判定ステップS102と、領
域全体抽出ステップS103と、データ転送ステップS
104と、直接アクセス形判定ステップS105と、ア
クセス頻度順領域抽出ステップS106と、データ転送
ステップS107と、領域終了判定ステップS108
と、先頭順領域抽出ステップS109と、データ転送ス
テップS110と、領域終了判定ステップS111と、
ボリューム管理手段への書込みステップS112と、フ
ァイル終了判定ステップS113とからなる。
【0018】データ転送手段9は、ボリュームコピー制
御手段8を用いて抽出された領域のデータをコピー元ボ
リューム1から読み込み、コピー先ボリューム2のアク
セススピードの速い領域から連続的に書き込む。
【0019】図4(a)および(b)は、図2(a)お
よび(b)のボリューム管理手段3および4に基づくボ
リュームコピー時のデータの再配置の一例を示す図であ
る。図4(a)および(b)において、コピー元ボリュ
ーム1(データ領域5)およびコピー先ボリューム2
(データ領域6)は、図面において上方ほどアクセスス
ピードが速い領域となっている。コピー元ボリューム1
において、直接アクセス形のファイルaのデータは、領
域a1,a2,a3に分散されて記憶されている。ファ
イルaのそれぞれの領域に対するアクセス頻度は高い方
から領域a1→a2→a3の順とする。コピー元ボリュ
ーム1において、順次アクセス形のファイルbのデータ
は、領域b1,b2に分散されて記憶されている。ファ
イルbのデータの先頭からの並びは、領域b1→b2の
順番とする。コピー元ボリューム1において、直接アク
セス形のファイルcのデータは、領域c1に分散されず
に記憶されている。
【0020】次に、このように構成された本実施例の直
接アクセス形外部記憶装置間のボリュームコピー方式の
動作について説明する。
【0021】なお、ここでは、図4(a)に示すよう
に、コピー元ボリューム1にファイルデータが記憶され
ている状態で、コピー先ボリューム2への書き込み手順
を説明する。
【0022】コピー動作が開始すると、ボリュームコピ
ー制御手段8は、まず、データ転送手段9により、コピ
ー先ボリューム2にボリューム管理手段4の領域を確保
して初期化する(ステップS100)。
【0023】次に、ボリュームコピー制御手段8は、ア
クセス頻度チェック手段7によりコピー元ボリューム1
のボリューム管理手段3を参照して、アクセス頻度の高
い順にファイルを抽出する(ステップS101)。例え
ば、各ファイルを構成する複数の領域についてアクセス
回数を加算して、アクセス回数の合計が大きいファイル
順にアクセス頻度の高いファイルとする。
【0024】続いて、ボリュームコピー制御手段8は、
ボリューム管理手段3のファイル領域管理テーブル31
の先頭のエントリの継続フラグを参照して、継続フラグ
が「0」か否かに基づいてファイルの領域が分散されて
いるかどうかを判定する(ステップS102)。
【0025】ステップS102で、抽出したファイルの
領域が分散されていなければ、ボリュームコピー制御手
段8は、ファイルの領域全体を抽出し(ステップS10
3)、データ転送手段9により、抽出した領域全体のデ
ータをコピー元ボリューム1のデータ領域5から読み込
み、読み込まれたデータをコピー先ボリューム2のデー
タ領域6にアクセススピードの速い領域順に書き込む
(ステップS104)。
【0026】次に、ボリュームコピー制御手段8は、デ
ータ転送手段9により、データ領域6にデータを書き込
んだファイルの情報(ファイル名,アクセスタイプ,テ
ーブルポインタ)をコピー先ボリューム2のボリューム
管理手段4のファイル管理テーブル41に書き込むとと
もに、データを書き込んだ領域の情報(No.,開始ア
ドレス,サイズ,継続フラグ,アクセス順位,アクセス
回数)をファイル領域管理テーブル42に書き込む(ス
テップS112)。
【0027】続いて、ボリュームコピー制御手段8は、
コピー元ボリュームのデータ領域5のファイルが終了し
たかどうかを判定し(ステップS113)、ファイルが
終了していなければ、ステップS101に制御を戻し
て、ステップS101以下の処理を繰り返す。
【0028】ステップS102で、抽出したファイルの
領域が分散されていれば、ボリュームコピー制御手段8
は、ボリューム管理手段3のファイル管理テーブル31
のアクセスタイプを参照して、抽出したファイルのアク
セスタイプが直接アクセス形であるかどうかを判定する
(ステップS105)。
【0029】ステップS105で、アクセスタイプが直
接アクセス形であれば、ボリュームコピー制御手段8
は、アクセス頻度チェック手段7により、抽出したファ
イルの領域からアクセス頻度の高い順に領域を抽出し
(ステップS106)、データ転送手段9により、抽出
した領域全体のデータをコピー元ボリューム1のデータ
領域5から読み込み、読み込まれたデータをコピー先ボ
リューム2のデータ領域6にアクセススピードの速い領
域順に書き込む(ステップS107)。
【0030】ステップS107でデータ転送手段9によ
る領域のデータの転送が終了した後、ボリュームコピー
制御手段8は、ファイルの領域が終了したかどうかを判
定し(ステップS108)、ファイルの領域が終了して
いなければ、ステップS106に制御を戻して、ファイ
ルの領域が終了するまでステップS106およびS10
7の処理を繰り返す。
【0031】ステップS108で、ファイルの領域が終
了すると、ボリュームコピー制御手段8は、データ転送
手段9により、データ領域6にデータを書き込んだファ
イルの情報(ファイル名,アクセスタイプ,テーブルポ
インタ)をコピー先ボリューム2のボリューム管理手段
4のファイル管理テーブル41に書き込むとともに、デ
ータを書き込んだ領域の情報(No.,開始アドレス,
サイズ,継続フラグ,アクセス順位,アクセス回数)を
ファイル領域管理テーブル42に書き込む(ステップS
112)。
【0032】次に、ボリュームコピー制御手段8は、フ
ァイルが終了したかどうかを判定し(ステップS11
3)、ファイルが終了していなければ、ステップS10
1に制御を戻して、ステップS101以下の処理を繰り
返す。
【0033】ステップS105で、アクセスタイプが直
接アクセス形でなければ、ボリュームコピー制御手段8
は、抽出したファイルの領域を先頭側から順に抽出し
(ステップS109)、データ転送手段9により、抽出
した領域全体のデータをコピー元ボリューム1のデータ
領域5から読み込み、読み込まれたデータをコピー先ボ
リューム2のデータ領域6にアクセススピードの速い領
域順に書き込む(ステップS110)。
【0034】ステップS110でデータ転送手段9によ
る領域のデータの転送が終了した後、ボリュームコピー
制御手段8は、ファイルの領域が終了したかどうかを判
定し(ステップS111)、ファイルの領域が終了して
いなければ、ステップS109に制御を戻して、ファイ
ルの領域が終了するまでステップS109およびS11
0の処理を繰り返す。
【0035】ステップS111で、ファイルの領域が終
了すると、ボリュームコピー制御手段8は、データ転送
手段9により、データ領域6にデータを書き込んだファ
イルの情報(ファイル名,アクセスタイプ,テーブルポ
インタ)をコピー先ボリューム2のボリューム管理手段
4のファイル管理テーブル41に書き込むとともに、デ
ータを書き込んだ領域の情報(No.,開始アドレス,
サイズ,継続フラグ,アクセス順位,アクセス回数)を
ファイル領域管理テーブル42に書き込む(ステップS
112)。
【0036】次に、ボリュームコピー制御手段8は、コ
ピー元ボリューム1のデータ領域5のファイルが終了し
たかどうかを判定し(ステップS113)、ファイルが
終了していなければ、ステップS101に制御を戻し
て、ステップS101以下の処理を繰り返す。
【0037】ステップS113でコピー元ボリューム1
のデータ領域5のファイルが終了すると、ボリュームコ
ピー制御手段8は、ボリュームコピー処理を終了する。
【0038】次に、図2(a)および(b)ならびに図
4(a)および(b)に示した例に基づいて、本実施例
の直接アクセス形外部記憶装置間のボリュームコピー方
式の動作をより具体的に説明する。
【0039】ボリュームコピー制御手段8は、アクセス
頻度チェック手段7によりコピー元ボリューム1のボリ
ューム管理手段3を参照して、まずアクセス頻度が最も
高いファイルaを抽出する(ステップS101)。
【0040】次に、ボリュームコピー制御手段8は、ボ
リューム管理手段3のファイル領域管理テーブル32に
おけるファイルaの先頭のエントリの継続フラグ「3」
を参照して、ファイルaの領域が分散されていると判定
する(ステップS102)。
【0041】続いて、ボリュームコピー制御手段8は、
ボリューム管理手段3のファイル管理テーブル31のア
クセスタイプを参照して、ファイルaのアクセスタイプ
が直接アクセス形であることを判定する(ステップS1
05)。
【0042】次に、ボリュームコピー制御手段8は、ア
クセス頻度チェック手段7により、ファイルaの領域か
らアクセス頻度の高い順に領域a1を抽出し(ステップ
S106)、データ転送手段9により、抽出した領域a
1のデータをコピー元ボリューム1のデータ領域5から
読み込み、読み込まれたデータをコピー先ボリューム2
のデータ領域6にアクセススピードの速い領域順に書き
込む(ステップS107)。
【0043】データ転送手段9による領域a1のデータ
の転送が終了した後、ボリュームコピー制御手段8は、
ファイルaの領域が終了していないことを判定し(ステ
ップS108)、ステップS106に制御を戻して、フ
ァイルaの領域が終了するまで領域a2およびa3のデ
ータをこの順番でコピー先ボリューム2のデータ領域6
にアクセススピードの速い領域順に書き込む(ステップ
S107)。
【0044】ファイルaの領域が終了すると(ステップ
S118)、ボリュームコピー制御手段8は、データ転
送手段9により、コピー先ボリューム2のデータ領域6
にデータを書き込んだファイルaの情報(ファイル名
「a」,アクセスタイプ「直接」,テーブルポインタ
「1」)をコピー先ボリューム2のボリューム管理手段
4のファイル管理テーブル41に書き込むとともに、デ
ータを書き込んだ領域a1,a2,a3の情報をまとめ
て1つの領域の情報(No.「1」,開始アドレス「A
a1’」,サイズ「Sa1’(=Sa1+Sa2+Sa
3)」,継続フラグ「0」,アクセス順位「1」,アク
セス回数「0」)としてファイル領域管理テーブル42
に1エントリとして書き込む(ステップS112)。
【0045】この後、ボリュームコピー制御手段8は、
コピー元ボリューム1のデータ領域5のファイルが終了
していないことを判定し(ステップS113)、ステッ
プS101に制御を戻す。
【0046】次に、ボリュームコピー制御手段8は、ア
クセス頻度チェック手段7により、コピー元ボリューム
1のデータ管理手段3を参照して、ファイルaの次にア
クセス頻度の高いファイルbを抽出する(ステップS1
01)。
【0047】次に、ボリュームコピー制御手段8は、ボ
リューム管理手段3のファイル領域管理テーブル32に
おけるファイルbの先頭のエントリの継続フラグを参照
して、ファイルbの領域が分散されていると判定する
(ステップS102)。
【0048】続いて、ボリュームコピー制御手段8は、
ボリューム管理手段3のファイル管理テーブル31のア
クセスタイプを参照して、ファイルbのアクセスタイプ
が直接アクセス形でないことを判定する(ステップS1
05)。
【0049】次に、ボリュームコピー制御手段8は、フ
ァイルbの先頭側から領域b1を抽出し(ステップS1
09)、データ転送手段9により、抽出した領域b1の
データをコピー元ボリューム1のデータ領域5から読み
込み、読み込まれたデータをコピー先ボリューム2のデ
ータ領域6にアクセススピードの速い領域順に書き込む
(ステップS110)。
【0050】データ転送手段9による領域b1のデータ
の転送が終了すると、ボリュームコピー制御手段8は、
ファイルbの領域が終了していないことを判定し(ステ
ップS111)、ステップS109に制御を戻して、フ
ァイルbの先頭側から次の領域b2を抽出し(ステップ
S109)、データ転送手段9により、抽出した領域b
2のデータをコピー元ボリューム1のデータ領域5から
読み込み、読み込まれたデータをコピー先ボリューム2
のデータ領域6にアクセススピードの速い領域順に書き
込む(ステップS110)。
【0051】ファイルbの領域が終了すると(ステップ
S111)、ボリュームコピー制御手段8は、データ転
送手段9により、コピー先ボリューム2のデータ領域6
にデータを書き込んだファイルbの情報(ファイル名
「b」,アクセスタイプ「順次」,テーブルポインタ
「2」)をコピー先ボリューム2のボリューム管理手段
4のファイル管理テーブル41に書き込むとともに、デ
ータを書き込んだ領域b1,b2の情報をまとめて1つ
の領域の情報(No.「2」,開始アドレス「Ab
1’」,サイズ「Sb1’(=Sb1+Sb2)」,継
続フラグ「0」,アクセス順位「2」,アクセス回数
「0」)としてファイル領域管理テーブル42に1エン
トリとして書き込む(ステップS112)。
【0052】この後、ボリュームコピー制御手段8は、
コピー元ボリューム1のデータ領域5のファイルが終了
していないことを判定し(ステップS113)、ステッ
プS101に制御を戻す。
【0053】次に、ボリュームコピー制御手段8は、ア
クセス頻度チェック手段7によりコピー元ボリューム1
のボリューム管理手段3を参照して、ファイルbの次に
アクセス頻度の高いファイルcを抽出する(ステップS
101)。
【0054】続いて、ボリュームコピー制御手段8は、
ボリューム管理手段3のファイル領域管理テーブル32
におけるファイルcの先頭のエントリの継続フラグ
「0」を参照して、ファイルcの領域c1が分散されて
いないことを判定する(ステップS102)。
【0055】次に、ボリュームコピー制御手段8は、フ
ァイルCの領域c1全体を抽出し(ステップS10
3)、データ転送手段9により、抽出した領域c1全体
のデータをコピー元ボリューム1のデータ領域5から読
み込み、読み込まれたデータをコピー先ボリューム2の
データ領域6にアクセススピードの速い領域順に書き込
む(ステップS104)。
【0056】データ転送手段9による領域c1全体のデ
ータの転送が終了すると、ボリュームコピー制御手段8
は、データ転送手段9により、コピー先ボリューム2の
データ領域6にデータを書き込んだファイルcの情報
(ファイル名「c」,アクセスタイプ「直接」,テーブ
ルポインタ「3」)をコピー先ボリューム2のボリュー
ム管理手段4のファイル管理テーブル41に書き込むと
ともに、データを書き込んだ領域c1の情報(No.
「3」,開始アドレス「Ac1’」,サイズ「Sc1’
(=Sc1)」,継続フラグ「0」,アクセス順位
「3」,アクセス回数「0」)をファイル領域管理テー
ブル42に書き込む(ステップS112)。
【0057】この後、ボリュームコピー制御手段8は、
コピー元ボリューム1のデータ領域5のファイルが終了
したことを判定し(ステップS113)、ボリュームコ
ピー処理を終了する。
【0058】以上の結果、コピー先ボリューム2のボリ
ューム管理手段4には図2(b)に示すような内容のフ
ァイル管理テーブル41およびファイル領域管理テーブ
ル42が作成され、データ領域6には図4(b)に示す
ような領域が得られる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の効
果は、アクセスタイプを考慮したファイルの利用形態に
最適な再配置が行われるとともにアクセス頻度の高いフ
ァイルの領域をコピー先ボリュームのアクセススピード
の速い領域から割り付けることができるので、コピー元
ボリュームと比較してコピー先ボリュームの運用効率が
飛躍的に向上することである。その理由は、断片化され
た領域が1つの連続領域として割り当てられ余計なシー
ク動作や回転待ちを省くことが可能となるためである。
【0060】第2の効果は、コピー元ボリューム上で断
片化された領域をコピー先ボリューム上では1つの連続
した領域に割り当てことができるので、コピー元ボリュ
ームと比較してコピー先ボリュームでの領域を有効に活
用できるということである。その理由は、ボリューム内
に分散して存在した空きスペースを1つの連続した領域
として存在させることができるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る直接アクセス形外部記
憶装置のボリュームコピー方式の構成を示すブロック図
である。
【図2】(a)は図1中のコピー元ボリュームのボリュ
ーム管理手段のデータ構造を示す図、(b)は図1中の
コピー先ボリュームのボリューム管理手段のデータ構造
を示す図である。
【図3】図1中のボリュームコピー制御手段の処理を示
すフローチャートである。
【図4】本実施例の直接アクセス形外部記憶装置のボリ
ュームコピー方式によって行われる領域の再配置の様子
を説明するための図であり、(a)は図1中のコピー元
ボリュームのデータ領域を、(b)は図1中のコピー先
ボリュームのデータ領域をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 コピー元ボリューム 2 コピー先ボリューム 3,4 ボリューム管理手段 5,6 データ領域 7 アクセス頻度チェック手段 8 ボリュームコピー制御手段 9 データ転送手段 S100 ボリューム管理手段確保および初期化ステッ
プ S101 アクセス頻度順ファイル抽出ステップ S102 領域分散判定ステップ S103 領域全体抽出ステップ S104 データ転送ステップ S105 直接アクセス形判定ステップ S106 アクセス頻度順領域抽出ステップ S107 データ転送ステップ S108 領域終了判定ステップ S109 先頭順領域抽出ステップ S110 データ転送ステップ S111 領域終了判定ステップ S112 ボリューム管理手段への書込みステップ S113 ファイル終了判定ステップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の直接アクセス形外部記憶装置が接
    続されている計算機システムにおけるボリュームコピー
    方式において、 ボリュームの個別情報およびボリューム内のファイル情
    報を管理するボリューム管理手段と、 このボリューム管理手段に管理されたファイル情報を更
    新してボリューム上のファイルの領域のアクセス頻度を
    統計的に管理およびチェックするアクセス頻度チェック
    手段と、 前記ボリューム管理手段に管理されたファイル情報を参
    照してファイルの領域のデータをコピー元ボリュームか
    ら読み込み、読み込まれたデータをコピー先ボリューム
    のアクセススピードの速い領域から連続的に書き込んで
    いくデータ転送手段と、 前記ボリューム管理手段および前記アクセス頻度チェッ
    ク手段を用いてコピー元ボリュームに記憶されているフ
    ァイルのアクセスタイプおよびファイルを構成する領域
    のアクセス頻度を考慮してコピー先ボリュームでアクセ
    ススピードの速い領域に優先的に割り当てるデータの領
    域を抽出し、前記データ転送手段に該領域のデータのコ
    ピー元ボリュームからコピー先ボリュームへの転送を指
    示するボリュームコピー制御手段とを備えることを特徴
    とする直接アクセス形外部記憶装置間のボリュームコピ
    ー方式。
  2. 【請求項2】 前記ボリューム管理手段が、ファイル
    名,アクセスタイプおよびファイル領域管理テーブルへ
    のテーブルポインタを格納するファイル管理テーブル
    と、エントリ番号,開始アドレス,サイズ,継続フラ
    グ,アクセス順位およびアクセス回数を格納するファイ
    ル領域管理テーブルとから構成されている請求項1記載
    の直接アクセス形外部記憶装置間のボリュームコピー方
    式。
JP8060170A 1996-02-22 1996-02-22 直接アクセス形外部記憶装置間のボリュームコピー方式 Pending JPH09231012A (ja)

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