JP2009064121A - データ複製装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複製元記憶装置に記憶される/されたデータを複製先記憶装置に複製記憶するデータ複製処理手段を備えると共に、複製元記憶装置に記憶される/された所定単位のデータの指定を受け付けるデータ指定手段を備え、上記データ複製処理手段は、データ指定手段にて指定を受け付けた所定単位のデータを複製先記憶装置に優先的に複製記憶する。
【選択図】図1
Description
本実施例における二重化を行うコンピュータシステムは、図1に示すように、A計算機1とB計算機2とを備えている。そして、A計算機1及びB計算機2は、共に、主となるデータが記憶され当該データの複製元となる正常記憶装置4(複製元記憶装置)と、この正常記憶装置4に記憶される/されたデータの複製先となる復旧先記憶装置5(複製先記憶装置)とを備えた二重化記憶装置3に接続している。なお、以下では、A計算機1が、正常記憶装置4から復旧先記憶装置5にデータを複製して二重化し、データ複製装置として構成されている場合を説明する。但し、二重化記憶装置3に接続されるB計算機2(あるいは他の計算機)もA計算機1と同一の構成を備えており、データ複製装置として作動することも可能である。
次に、上述したコンピュータシステム、特に、A計算機1の動作を、図5乃至図7の記憶装置内のデータの様子を示す説明図、及び、図8のフローチャートを参照して説明する。
本実施例におけるA計算機1は、上述した実施例1におけるA計算機1とほぼ同様の構成を備えている。但し、本実施例では、図2に開示した更新頻度監視処理部11cを備えていない点で異なる。具体的には、本実施例におけるデータ複製装置であるA計算機1は、まず、データが記憶され当該データの複製元となる正常記憶装置4(複製元記憶装置)と、この正常記憶装置4に記憶される/されたデータの複製先となる復旧先記憶装置5(複製先記憶装置)とを備えた二重化記憶装置3に接続している。そして、A計算機1のCPUといった演算装置(図示せず)は、当該演算装置にOS用プログラムが組み込まれることで、図1に示すように、計算機の基本動作を実現するオペレーティングシステムであるOS10を備えている。また、A計算機1は、さらに演算装置に本発明であるデータ複製用のプログラムが組み込まれることで、図9に示すように、優先データ監視処理部11aとOS要求受付処理部11bとを有するデータ監視処理部11(データ指定手段)と、優先順位決定処理部12(複製順位決定手段)と、データ復旧処理部13(データ複製処理手段)と、を備えている。
次に、A計算機1の動作を、図10のフローチャートを参照して説明する。なお、基本的には、上述した実施例1における動作を同様なので、簡単に説明する。まず、A計算機1が復旧先記憶装置5に対する復旧処理が必要であることを検知すると(ステップS11)、OS10は、データ監視処理部11や優先順位決定処理部12に対して、復旧順序の決定を指示する。すると、優先データ監視処理部11aは、正常記憶装置4の記憶領域41内で優先フラグ41dが「優先」に設定されている領域41aのデータを検索し、その領域41aの番号を取得する(ステップS12)。そして、その領域41aのデータ41eを、優先データとして優先順位決定処理部12に通知する。また、OS要求受付処理部11bは、OS10から記憶領域41内の読み出し又は書き込みを行いたい領域41aの番号を受け付ける(ステップS13)。そして、その領域41aの番号を、書き込み/読み出しされうるデータとして優先順位決定処理部12に通知する。このようにして、A計算機1は、優先的に二重化したいデータの指定を受け付けることができる(データ指定工程)。
本実施例におけるA計算機1は、上述した実施例2におけるA計算機1とほぼ同様の構成を備えている。但し、本実施例では、図9に開示した優先順位決定処理部12を備えていない点で異なる。具体的には、本実施例におけるコンピュータシステムを構成するデータ複製装置であるA計算機1は、まず、データが記憶され当該データの複製元となる正常記憶装置4(複製元記憶装置)と、この正常記憶装置4に記憶される/されたデータの複製先となる復旧先記憶装置5(複製先記憶装置)とを備えた二重化記憶装置3に接続している。そして、A計算機1のCPUといった演算装置(図示せず)は、当該演算装置にOS用プログラムが組み込まれることで、図1に示すように、計算機の基本動作を実現するオペレーティングシステムであるOS10を備えている。また、A計算機1は、さらに演算装置に本発明であるデータ複製用のプログラムが組み込まれることで、図11に示すように、優先データ監視処理部11aとOS要求受付処理部11bとを有するデータ監視処理部11(データ指定手段)と、データ復旧処理部13(データ複製処理手段)と、を備えている。
次に、A計算機1の動作を、図12のフローチャートを参照して説明する。なお、基本的には、上述した実施例2における動作を同様なので、簡単に説明する。まず、A計算機1が復旧先記憶装置5に対する復旧処理が必要であることを検知すると(ステップS21)、OS10は、データ監視処理部11やデータ復旧処理部13に対して、データ復旧を指示する。すると、優先データ監視処理部11aは、正常記憶装置4の記憶領域41内で優先フラグ41dが「優先」に設定されている領域41aのデータを検索し、その領域41aの番号を取得する(ステップS22)。そして、その領域41aの番号を、優先データとしてデータ復旧処理部13に通知する。また、OS要求受付処理部11bは、OS10から記憶領域41内の読み出し又は書き込みを行いたい領域41aの番号を受け付ける(ステップS23)。そして、その領域41aの番号を、書き込み/読み出しされうるデータとして、データ復旧処理部13に通知する。このようにして、A計算機1は、優先的に二重化したいデータの指定を受け付けることができる(データ指定工程)。
2 B計算機
3 二重化記憶装置
4 正常記憶装置
5 復旧先記憶装置
10,20 OS
11,21 データ監視処理部
12,22 優先順位決定処理部
13,23 データ復旧処理部
41,51 記憶領域
11a 優先データ監視処理部
11b OS要求受付処理部
11c 更新頻度監視処理部
Claims (18)
- 複製元記憶装置に記憶される/されたデータを複製先記憶装置に複製記憶するデータ複製処理手段を備えたデータ複製装置であって、
前記複製元記憶装置に記憶される/された所定単位のデータの指定を受け付けるデータ指定手段を備えると共に、
前記データ複製処理手段は、前記データ指定手段にて指定を受け付けた所定単位のデータを前記複製先記憶装置に優先的に複製記憶する、
ことを特徴とするデータ複製装置。 - 前記データ指定手段にて受け付けたデータの指定内容に基づいて、データの複製順位を決定する複製順位決定手段を備え、
前記データ複製処理手段は、前記複製順位決定手段にて決定された順位に基づいて前記所定単位のデータを前記複製先記録装置に複製記憶する、
ことを特徴とする請求項1記載のデータ複製装置。 - 前記データ指定手段は、データ複製装置に対する外部からの入力あるいはデータ複製装置の内部処理により優先データとして特定された所定単位のデータの指定を受け付ける、
ことを特徴とする請求項1又は2記載のデータ複製装置。 - 前記データ指定手段は、前記複製元記憶装置に書き込む、あるいは、当該複製元記憶装置から読み出す所定単位のデータの指定を受け付ける、
ことを特徴とする請求項1,2又は3記載のデータ複製装置。 - 前記データ複製処理手段は、前記データ指定手段にて指定された前記複製元記憶装置に書き込む、あるいは、当該複製元記憶装置から読み出す所定単位のデータを、当該データの前記複製元記憶装置に対する書き込み/読み出し処理時に前記複製先記憶装置に複製記憶する、
ことを特徴とする請求項4記載のデータ複製装置。 - 前記複製元記憶装置に記憶されている所定単位のデータの更新頻度を監視する更新頻度監視手段を備え、
前記複製順位決定手段は、前記データ指定手段にて受け付けたデータの指定内容、及び、前記更新頻度監視手段にて監視したデータの更新頻度、に応じてデータの複製順位を決定する、
ことを特徴とする請求項2,3,4又は5記載のデータ複製装置。 - 前記複製順位決定手段は、前記優先データとして指定された所定単位のデータを最上位にして複製順位を決定する、
ことを特徴とする請求項3,4,5又は6記載のデータ複製装置。 - 前記複製順位決定手段は、前記優先データとして指定されたデータ、前記複製元記憶装置に書き込む、あるいは、当該複製元記憶装置から読み出すデータとして指定されたデータ、の順にこれらデータを優先して複製順位を決定する、
ことを特徴とする請求項4,5,6又は7記載のデータ複製装置。 - 前記複製順位決定手段は、前記優先データとして指定されたデータ、前記複製元記憶装置に書き込む、あるいは、当該複製元記憶装置から読み出すデータとして指定されたデータ、前記更新頻度監視手段にて更新頻度が監視され当該更新頻度が高いデータ、の順にこれらデータを優先して複製順位を決定する、
ことを特徴とする請求項6,7又は8記載のデータ複製装置。 - 前記データ複製処理手段は、前記複製元記憶装置に記憶されており複製を行ったデータに対して複製済みを示す信号を付与すると共に、この複製済み信号が付与されていないデータの複製処理を行う、
ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9記載のデータ複製装置。 - 前記複製順位決定手段は、前記データ複製処理手段にて所定単位のデータ毎の複製を実行する度に複製順位の決定処理を行う、
ことを特徴とする請求項2,3,4,5,6,7,8,9又は10記載のデータ複製装置。 - 前記複製元記憶装置に記憶される/された複製対象となる前記所定単位のデータは、当該複製元記憶装置内において区分けされた領域毎のデータである、
ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10又は11記載のデータ複製装置。 - 複製元記憶装置と複製先記憶装置とに接続されたコンピュータに、
前記複製元記憶装置に記憶される/された所定単位のデータの指定を受け付けるデータ指定手段と、
前記データ指定手段にて指定を受け付けた前記複製元記憶装置に記憶される/された所定単位のデータを、前記複製先記憶装置に優先的に複製記憶するデータ複製処理手段と、
を実現させるためのプログラム。 - 前記コンピュータに、前記データ指定手段にて受け付けたデータの指定内容に基づいてデータの複製順位を決定する複製順位決定手段をさらに実現すると共に、
前記データ複製処理手段は、前記複製順位決定手段にて決定された順位に基づいて前記所定単位のデータを前記複製先記録装置に複製記憶する、
ことを特徴とする請求項13記載のプログラム。 - 複製元記憶装置と複製先記憶装置とを備え、前記複製元記憶装置に記憶される/されたデータを前記複製先記憶装置に複製記憶するデータ複製処理手段を備えたデータ複製システムであって、
前記複製元記憶装置に記憶される/された所定単位のデータの指定を受け付けるデータ指定手段を備えると共に、
前記データ複製処理手段は、前記データ指定手段にて指定を受け付けた所定単位のデータを前記複製先記憶装置に優先的に複製記憶する、
を備えたことを特徴とするデータ複製システム。 - 前記データ指定手段にて受け付けたデータの指定内容に基づいて、データの複製順位を決定する複製順位決定手段を備え、
前記データ複製処理手段は、前記複製順位決定手段にて決定された順位に基づいて前記所定単位のデータを前記複製先記録装置に複製記憶する、
ことを特徴とする請求項15記載のデータ複製システム。 - コンピュータが複製元記憶装置に記憶される/されたデータを複製先記憶装置に複製記憶するデータ複製方法であって、
前記複製元記憶装置に記憶される/された所定単位のデータの指定を受け付けるデータ指定工程と、
このデータ指定工程にて指定を受け付けた前記複製元記憶装置に記憶される/された所定単位のデータを、前記複製先記憶装置に優先的に複製記憶するデータ複製処理工程と、
を有することを特徴とするデータ複製方法。 - 前記コンピュータが前記データ指定工程にて受け付けたデータの指定内容に基づいてデータの複製順位を決定する複製順位決定工程を備え、
前記データ複製処理工程は、前記複製順位決定工程にて決定された順位に基づいて前記所定単位のデータを前記複製先記録装置に複製記憶する、
ことを特徴とする請求項17記載のデータ複製方法。
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