JP2850721B2 - 音響信号処理装置 - Google Patents

音響信号処理装置

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JP2850721B2
JP2850721B2 JP5254705A JP25470593A JP2850721B2 JP 2850721 B2 JP2850721 B2 JP 2850721B2 JP 5254705 A JP5254705 A JP 5254705A JP 25470593 A JP25470593 A JP 25470593A JP 2850721 B2 JP2850721 B2 JP 2850721B2
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体に記録されてい
る音響信号が、記録時における記録媒体への記録順序
や、記録時における記録速度とは異なる状態で再生され
た場合でも良好な音響信号が得られるようにした音響信
号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VTRでは、映像信号の再生に当って、
記録動作時における磁気テープの走行方向と同一方向ま
たは逆方向に、記録動作時の走行速度と同一または異な
る走行速度で、磁気テープから記録情報を再生すること
により、各種の再生モードでの再生画像、すなわち、通
常再生画像、静止画像、クイックモーション画像、スロ
ーモーション再生画像、逆転再生画像等が得られるよう
にされることがある。ところで、VTRにおいては映像
信号の記録再生動作だけではなく、磁気テープに記録さ
れている前記の映像信号に付随する音響信号についての
記録再生動作も行なわれるが、磁気テープに記録されて
いる前記した映像信号に付随する音響信号は、再生動作
時における磁気テープの走行方向及び走行速度が、記録
動作時における磁気テープの走行方向及び走行速度と異
なる場合には、もとの音響信号とはピッチが異なった
り、時間軸上での情報の配列が逆になったりしている状
態での再生状態となる。
【0003】それで、例えば画像内容の高速確認のため
に、磁気テープの走行の記録情報の高速再生が行なわれ
た場合には、再生された映像信号に付随する音響信号の
周波数は、当然のことながら高い方にピッチ変換された
状態になっているから、再生音響を聴取したところで、
その情報内容は把握できないのが通常であり、まして
や、逆転高速再生が行なわれている場合には、再生され
た映像信号に付随する音響信号の周波数が、当然のこと
ながら高い方にピッチ変換された状態になっている上
に、時間軸上での情報の配列が逆になっているために、
その情報内容は把握できないことになる。
【0004】さて、映像信号に付随する音響信号等の情
報信号が記録されている磁気テープの走行を高速再生し
たときに再生された音響信号について、その情報内容を
明態に知ることができれば様々な用途の拡大も可能とな
ることから、高速再生された音響信号を原音響信号に戻
すようなピッチ変換を行なうための信号処理手段を備え
た映像音声再生装置、すなわち、高速再生時に得られる
時間軸圧縮された状態の音響信号を所定の音響情報量の
信号(1ブロック信号)とし、前記のブロック信号を短
い標本化周期で標本化し、それを量子化して得たデジタ
ル信号を、書込み状態に制御されたメモリに記憶し、前
記のメモリに記憶されているブロック信号と対応するデ
ジタル信号の読出しを、原音響信号に復原させることが
できるような長い周期の読出しクロック信号のタイミン
グで行なって、原音響信号に復原できるように時間軸伸
長されたデジタル信号を読出すことができるように構成
されている映像音声再生装置が提案された。
【0005】図10は前記した公知の映像音声再生装置
が2個のメモリを備えていて、一方のメモリが書込み動
作を行なっている状態では、他方のメモリが読出し動作
を行なっている状態において、前記の2個のメモリが順
次交互に書込み動作と読出し動作とを行なうようにされ
ている場合における時間軸圧縮再生音響信号の書込み
と、時間軸伸長された状態で読出された再生音響信号の
状態とを説明している図であり、図10の(a)は、記
録再生装置がN倍速の再生動作を行なっている場合に、
記録媒体から再生される音響信号、すなわち、記録の対
象にされた原音響信号に比べて1/Nに時間軸が圧縮さ
れた状態の時間軸圧縮音響信号におけるT/Nの時間長
の時間軸圧縮音響信号だけが、間欠的に時間T毎にメモ
リに書込まれることを示しており、また、図10の
(b)は前記のメモリに記憶されていたT/Nの時間長
を有する時間軸圧縮音響信号がN倍に時間軸伸長された
Tの時間長の音響信号として前記したメモリから読出さ
れている状態を示している。
【0006】図10の(a),(b)から明らかなよう
に、前記した公知の映像音声再生装置では、N倍速で再
生動作を行なっている記録再生装置の記録媒体から再生
された時間軸圧縮音響信号について、時間軸上で時間長
T毎に区切られた時間軸圧縮音響信号におけるT/Nの
時間長の時間軸圧縮音響信号が、原音響信号と同じピッ
チの再生音響信号として得られるから、前記した原音響
信号と同じピッチの再生音響信号は、原音響信号におけ
る飛び飛びの信号部分ではあるが、前記した時間長Tを
適切に選択し、かつ、メモリに書込みが行なわれるT/
Nの時間長の期間に有効な音響情報が存在していれば、
N倍速再生された音響信号の情報内容を確かめるのに役
立つと考えられる。また、記録再生装置が−N倍速で再
生(逆転高速再生)動作を行なっている場合における音
響信号の情報内容を確かめるに役立つ装置としては、特
開昭63ー317979号公報に記載されているよう
に、記録再生装置の記録媒体から再生された時間軸圧縮
音響信号を、メモリの一方の端アドレスから順次に書込
む(図9中の右下がりの破線斜線参照)とともに、同時
にメモリの他方の端アドレスから逆方向に順次に読出す
(図9中の右上がりの実線斜線参照)ように構成した装
置が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た特開昭63ー317979号公報に提示された装置で
は、逆転高速再生で得た時間軸圧縮された状態の音響信
号による所定の音響情報量の信号(1ブロック信号)内
に、必らず一連の再生音響情報の切換わり点(例えば図
9中のa点を参照)が生じ、前記した再生音響情報の切
換わり点の両側において読出される再生音響情報内容
は、異なるブロックの信号と対応するものとなっている
ので、前記した再生音響情報の切換わり点において再生
音響情報内容が不連続な状態になる。使用するメモリの
容量を増加させないで、前記の問題点を解決できる手段
として、従来、図8に示すように、メモリへの書込み
(図8中の破線斜線)と読出し(図8中の実線斜線)と
を同時に行なわずに、1ブロック信号の書込み動作の終
了後に、読出し動作を行なうようにするという、実開昭
59ー45607号公報に開示された解決手段、 図
7に示すように、メモリの読出しアドレスを一方向に変
化させて読出しを行ない、書込みアドレスは、前記した
読出しアドレスの一巡周期のN/(N+1)の周期で、
1/(N+1)の期間に、読出しアドレスの変化方向と
は逆方向にN倍の速度で、アドレス値を変化させて書込
み動作を行なうようにするという、特開平1ー1598
65号公報に開示された解決手段が提案されている。
【0008】しかし前記したに示した解決手段では、
再生音響信号をメモリに書込んでいる間には、メモリか
らの読出しが行なわれないために、音響信号出力が書込
み開始から終了まで中断するという問題点があり、ま
た、前記したに示した解決手段では、書込みアドレス
の周期が、読出しアドレスの一巡周期のN/(N+1)
の周期であるために、再生速度によって出力音響信号の
一連のブロックの連続再生時間(T)の値が異なるもの
になり、例えば、−1倍速においては(1/2)T秒、
−2倍速では図7に示されているように(2/3)T秒
になる、というように変化し、内容の把握が困難になる
という問題点があり、前記のような問題点のない解決手
段の出現が望まれた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録時におけ
る記録媒体への記録順序とは逆の順序で、かつ、記録時
における記録速度のα(ただし、α≧1)倍の状態で記
録媒体から再生された音響信号を、予め定められた標本
化周期で標本化量子化するアナログデジタル変換手段
と、前記したアナログデジタル変換手段から出力された
音響信号のデジタルデータを記憶するメモリと、前記し
たメモリから前記した標本化周期に比べて長い周期の読
出し周期で、前記した音響信号のデジタルデータを読出
す手段と、メモリから読出された音響信号のデジタルデ
ータをデジタルアナログ変換してアナログ信号形態の音
響信号として出力する手段と、前記したメモリからの音
響信号のデジタルデータの読出しが、前記したメモリの
所定の先頭アドレスと最終アドレスとの間で往復を繰返
すような読出しアドレス値の変化態様に従って行なわれ
るようにする読出しアドレス制御手段と、αがα>1の
関係にある記録速度のα倍の状態で記録媒体から再生さ
れた音響信号に対する信号処理においては、前記した読
出しアドレスが、前記したメモリの所定の先頭アドレス
または最終アドレスで折返してから、全アドレスの(α
−1)/αだけ進んだアドレス値付近にまで達したとき
に、前記した読出しアドレスが折返したアドレスから順
次に書込みが行なわれるように、α=1の関係にある記
録速度のα倍の状態で記録媒体から再生された音響信号
に対する信号処理においては、前記した読出しアドレス
が、前記したメモリの所定の先頭アドレスまたは最終ア
ドレスで折返した直後に、前記した読出しアドレスが折
返したアドレスから順次に書込みが行なわれるようにす
る手段とを備えてなる音響信号処理装置、及び記録時に
おける記録媒体への記録順序とは同じ順序で、記録時に
おける記録速度のα(ただし、α>1)倍の状態で記録
媒体から再生された音響信号を、予め定められた標本化
周期で標本化量子化するアナログデジタル変換手段と、
前記したアナログデジタル変換手段から出力された音響
信号のデジタルデータを記憶するメモリと、前記したメ
モリから前記した標本化周期に比べて長い周期の読出し
周期で、前記した音響信号のデジタルデータを読出す手
段と、メモリから読出された音響信号のデジタルデータ
をデジタルアナログ変換してアナログ信号形態の音響信
号として出力する手段と、前記したメモリからの音響信
号のデジタルデータの読出しが、前記したメモリの所定
の先頭アドレスと最終アドレスとの間で往復を繰返すよ
うな読出しアドレス値の変化態様に従って行なわれるよ
うにする読出しアドレス制御手段と、前記した読出しア
ドレスが前記したメモリの所定の先頭アドレスまたは最
終アドレスで折返すアドレス値付近にまで達したとき
に、前記した読出しアドレスが折返したアドレスから順
次に書込みが行なわれるようにする手段とを備えてなる
音響信号処理装置を提供する。
【0010】
【作用】記録済みの記録媒体と再生素子との相対速度
を、記録時における記録媒体と記録素子との相対速度の
α倍として逆転再生された音響信号を、アナログデジタ
ル変換器により、予め定められた標本化周期で標本化量
子化して音響信号のデジタルデータとして、それをメモ
リに記憶させる。読出しアドレス値がメモリの所定の先
頭アドレスと最終アドレスとの間での往復を繰返して変
化している状態となるように読出しアドレスの制御を行
なって、前記したメモリに記憶された音響信号のデジタ
ルデータを、前記した標本化周期に比べてα倍の読出し
周期で読出す。記録速度のα倍(ただしα>1)で記録
媒体から逆転再生された音響信号に対する信号処理の際
には、前記の読出しアドレスがメモリの所定の先頭アド
レスまたは最終アドレスで折返してから、全アドレスの
(α−1)/αだけ進んだアドレス値付近にまで達した
ときに、前記した読出しアドレスが折返したアドレスか
ら順次に書込みが行なわれるようにし、また、記録速度
のα倍(α=1)で記録媒体から逆転再生された音響信
号に対する信号処理の際には、前記した読出しアドレス
が、前記したメモリの所定の先頭アドレスまたは最終ア
ドレスで折返した直後に、前記した読出しアドレスが折
返したアドレスから順次に書込みが行なわれるようにす
る。メモリから読出された音響信号のデジタルデータを
デジタルアナログ変換してアナログ信号形態の音響信号
として出力する。
【0011】記録済みの記録媒体と再生素子との相対速
度を、記録時における記録媒体と記録素子との相対速度
のα倍(ただしα>1)として順方向に高速再生された
音響信号を、アナログデジタル変換器により、予め定め
られた標本化周期で標本化量子化して音響信号のデジタ
ルデータとして、それをメモリに記憶させる。読出しア
ドレス値がメモリの所定の先頭アドレスと最終アドレス
との間での往復を繰返して変化している状態となるよう
に読出しアドレスの制御を行なって、前記したメモリに
記憶された音響信号のデジタルデータを、前記した標本
化周期に比べてα倍の読出し周期で読出す。前記の読出
しアドレスがメモリの所定の先頭アドレスまたは最終ア
ドレスで折返すアドレス値付近にまで達したときに、前
記した読出しアドレスが折返したアドレスから順次に書
込みを行なう。メモリから読出された音響信号のデジタ
ルデータをデジタルアナログ変換してアナログ信号形態
の音響信号として出力する。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の音響信号
処理装置の具体的な内容を詳細に説明する。図1は本発
明の音響信号処理装置のブロック図であり、また、図2
は書込みアドレスクロックと読出しアドレスクロックと
の関係を示す図、図3乃至図5は本発明の音響信号処理
装置の動作説明用の図、図6乃至図10は従来の音響信
号処理装置の動作説明用の図である。本発明の音響信号
処理装置を例示している図1において、1は記録再生装
置の磁気テープから再生された音響信号の入力端子であ
る。この入力端子1には図示されていない記録再生装置
(例えばVTR)が順方向での倍速再生動作を行なって
いたり、逆転倍速再生動作を行なっている際には、音響
信号が時間軸圧縮された状態で再生されるから、前記の
入力端子1には周波数が高い方にピッチ変換された状態
の時間軸圧縮音響信号が供給されることになる。
【0013】前記の入力端子1に供給された例えば時間
軸圧縮音響信号の状態の音響信号はアナログデジタル変
換器(AD変換器)4に与えられ、前記のAD変換器4で
は、図示されていない制御部から供給されるAD変換パ
ルスに基づいて、音響信号を所定の標本化周期毎に所定
のビット数のデジタル信号に変換する。そして、前記の
AD変換器4から出力された音響信号のデジタル信号は
メモリ6に供給されるが、前記のメモリ6には、書込み
アドレスカウンタ16で発生された書込みアドレス信号
ADWが、アドレススイッチ7を介してメモリ6に供給
されることにより、前記の書込みアドレス信号ADWに
より指定されたアドレスの記憶領域に、前記のAD変換
器4から出力された音響信号のデジタル信号が書込まれ
る。メモリ6に記憶された音響信号のデジタル信号は、
所定のピッチの再生音響信号が得られるような読出し態
様で読出されてデジタルアナログ変換器(DA変換器)
5に供給され、前記のデジタルアナログ変換器5でアナ
ログ信号にDA変換された出力音響信号が端子2に送出
される。
【0014】図1において8は基準クロック発振器であ
り、この基準クロック発振器8で発生したクロック信号
CLKはタイミング信号発生器9に供給されている。前
記のタイミング信号発生器9では、前記の基準クロック
発振器8から供給されたクロック信号CLKと、図示さ
れていない記録再生装置から供給されている再生速度モ
ード信号とによって、記録再生装置における再生モード
と対応する各種信号、すなわち、書込みアドレスクロッ
ク信号WACK、読出しアドレスクロック信号RAC
K、アドレスモード信号R/Wを発生させる。図2の
(a)に例示してある書込みアドレスクロック信号WA
CKと、図2の(b)に例示してある読出しアドレスク
ロック信号RACKとは、書込みアドレスクロック信号
WACKの周期が読出しアドレスクロック信号RACK
の周期の1/5の場合を示している。なお、前記した書
込みアドレスクロック信号WACKと、読出しアドレス
クロック信号RACKとは時間軸上でずれた状態となる
ようにして発生されるのである。
【0015】端子3に記録再生装置から供給される再生
方向のモード信号F/Rと、前記した再生速度モード信
号と、後述のようにD型フリップフロップFF3から発
生される書込みアドレスアップダウン信号UDWなどが
供給される書込みスタートアドレス発生器12では、書
込みを開始すべき読出しアドレス値ADWSを発生す
る。前記の書込みを開始すべき読出しアドレス値ADW
Sは比較器13に供給される。既述のタイミング信号発
生器9で発生された読出しアドレスクロック信号RAC
Kが被計数信号として供給されている読出しアドレスカ
ウンタ10は、読出しアップダウン信号UDRに応じ
て、加算動作または減算動作を行なって、読出しアドレ
ス信号ADRを出力して、それを前記した比較器13に
供給するとともにアドレススイッチ7にも与える。ま
た、前記の読出しアドレスカウンタ10は、それが減算
動作を行なっている場合には、読出しアドレス信号AD
Rが先頭アドレスになったところで、読出しアドレス最
小信号RNを出力し、前記の読出しアドレスカウンタ1
0が、加算動作を行なっている場合には、読出しアドレ
ス信号ADRが最終アドレスになったところで、読出し
アドレス最大信号RXを出力する。
【0016】前記の読出しアドレスカウンタ10から出
力された読出しアドレス最小信号RNは、セットリセッ
トフリップフロップFF1のセット端子に供給され、ま
た、前記の読出しアドレスカウンタ10から出力された
読出しアドレス最大信号RXは、前記したセットリセッ
トフリップフロップFF1のリセット端子に供給されて
いて、前記のセットリセットフリップフロップFF1の
Q出力端子からは、読出しアドレスカウンタ10が減算
動作を行なっている場合に、読出しアドレス信号ADR
が先頭アドレスになった時点でハイレベルの状態に変化
し、読出しアドレスカウンタ10が加算動作を行なって
いる場合に、読出しアドレス信号ADRが最終アドレス
になった時点にローレベルの状態に変化する読出しアッ
プダウン信号UDRが出力される。セットリセットフリ
ップフロップFF1のQ出力端子から出力された前記の
読出しアップダウン信号UDRは、前記の読出しアドレ
スカウンタ10に供給されるとともに、D型フリップフ
ロップFF3のD端子にも供給されている。
【0017】既述のタイミング信号発生器9で発生され
た書込みアドレスクロック信号WACKが被計数信号と
して供給されている書込みアドレスカウンタ16は、前
記したD型フリップフロップFF3のQ出力端子から出
力される書込みアップダウン信号UDWに従って、加算
動作あるいは減算動作を行なって書込みアドレス信号A
DWを発生し、それをアドレススイッチ7に供給する。
また、書込みアドレスカウンタ16は、それが減算動作
を行なっている場合には、書込みアドレス信号ADWが
先頭アドレスになったところで、書込みアドレス最小信
号WNを出力し、前記の書込みアドレスカウンタ16
が、加算動作を行なっている場合には、書込みアドレス
信号ADWが最終アドレスになったところで、書込みア
ドレス最大信号WXを出力する。
【0018】前記のように書込みアドレスカウンタ16
から出力された書込みアドレス最小信号WNと、書込み
アドレス最大信号WXとが供給されているオア回路17
からは、前記の両信号の論理和出力信号WNXが出力さ
れる。前記の信号WNXはセットリセットフリップフロ
ップFF2のリセット端子に供給されるとともに、D型
フリップフロップFF3のクロック端子にも供給されて
いる。また、前記したセットリセットフリップフロップ
FF2のセット端子には、比較器13の出力信号WSが
供給されている。それで、前記したセットリセットフリ
ップフロップFF2のQ出力端子からは、比較器13か
ら出力された信号WSがセット端子に入力された時点か
ら、オア回路17から出力された信号WNXがリセット
端子に入力される時点までにハイレベルの状態になるラ
イトイネーブル信号WEが出力されて、書込みアドレス
カウンタ16に与えられ、書込みアドレスカウンタ16
は前記したライトイネーブル信号WEがハイレベルの期
間だけに計数動作を行なう。
【0019】また、セットリセットフリップフロップF
F1のQ出力端子から出力された読出しアップダウン信
号UDRがデータ端子に印加されているD型フリップフ
ロップFF3から発生される書込みアドレスアップダウ
ン信号UDWは、前記したオア回路17からの出力信号
WNXがクロック端子に印加された時点に、D型フリッ
プフロップFF3のQ出力端子から、書込みアドレスカ
ウンタ16及び書込みスタートアドレス発生器12に供
給される。読出しアドレスカウンタ10から出力された
読出しアドレス信号ADRと、書込みアドレスカウンタ
16から出力された書込みアドレス信号ADWと、タイ
ミング信号発生器9から出力されているアドレスモード
信号R/Wとが供給されているアドレススイッチ(アド
レス選択回路)7では、前記のアドレスモード信号R/
Wに従って、前記した読出しアドレス信号ADRと、書
込みアドレスカウンタ16から出力された書込みアドレ
ス信号ADWとを切換えてメモリ6にアドレス信号AD
Sを供給する。
【0020】前記したメモリ6に対する書込み動作と読
出し動作とは、アドレススイッチ7を介してメモリ6に
供給される書込みアドレス信号ADWと読出しアドレス
信号ADRとからなるアドレス信号ADSで指定された
記憶領域に対して行なわれるのであるが、図3乃至図5
は本発明の音響信号処理装置におけるメモリ6に対する
時間軸上での書込み動作と読出し動作との関係を例示し
たものである。図3は記録再生装置が5倍速の逆転再生
動作を行なっている場合に、記録媒体から再生される音
響信号について、本発明の音響信号処理装置のメモリ6
における書込み動作と読出し動作との関係を示している
図であり、また、図4は記録再生装置が1倍速の逆転再
生動作を行なっている場合に、記録媒体から再生される
音響信号について、本発明の音響信号処理装置のメモリ
6における書込み動作と読出し動作との関係を示してい
る図であり、さらに、図5は記録再生装置が順方向の5
倍速での再生動作を行なっている場合に、記録媒体から
再生される音響信号について、本発明の音響信号処理装
置のメモリ6における書込み動作と読出し動作との関係
を示している図である。図3乃至図5の各図において、
メモリ6への書込みは破線斜線で示し、また、メモリ6
からの読出しは実線斜線で示している。
【0021】図3乃至図5からも判かるように本発明の
音響信号処理装置では、メモリ6からの読出しが、読出
しアドレス値がメモリの所定の先頭アドレスと最終アド
レスとの間での往復を繰返して変化している状態となる
ような読出しアドレスの制御の下に行なわれている。す
なわち、図3乃至図5における実線図示の斜線の連続
が、メモリの所定の先頭アドレスと最終アドレスとの間
での往復を繰返して読出しアドレス値が変化している状
態を示している。一方、メモリ6に対する書込み動作
は、記録再生装置からの再生音響信号が、例えば、記録
済みの記録媒体と再生素子との相対速度を、記録時にお
ける記録媒体と記録素子との相対速度のα倍(ただしα
>1)として逆転再生された音響信号の場合には、前記
の読出しアドレスがメモリの所定の先頭アドレスまたは
最終アドレスで折返してから、全アドレスの(α−1)
/αだけ進んだアドレス値付近にまで達したときに、前
記した読出しアドレスが折返したアドレスから順次に書
込みが行なわれるようにする。この場合の一例が図3に
示されている。
【0022】また、記録再生装置からの再生音響信号
が、例えば、記録済みの記録媒体と再生素子との相対速
度を、記録時における記録媒体と記録素子との相対速度
のα倍(ただしα=1)として逆転再生された音響信号
の場合には、前記した読出しアドレスが、前記したメモ
リの所定の先頭アドレスまたは最終アドレスで折返した
直後に、前記した読出しアドレスが折返したアドレスか
ら順次に書込みが行なわれるようにする。この場合の一
例が図4に示されている。記録再生装置からの再生音響
信号が、例えば、記録済みの記録媒体と再生素子との相
対速度を、記録時における記録媒体と記録素子との相対
速度のα倍(ただしα>1)として順方向に高速再生さ
れた音響信号の場合には、読出しアドレスがメモリの所
定の先頭アドレスまたは最終アドレスで折返すアドレス
値付近にまで達したときに、前記した読出しアドレスが
折返したアドレスから順次に書込みが行なわれるように
する。この場合の一例が図5に示されている。
【0023】
【発明の効果】以上、詳細に説明したところから明らか
なように、本発明の音響信号処理装置は、記録再生装置
において記録済みの記録媒体と再生素子との相対速度
が、記録時における記録媒体と記録素子との相対速度の
α倍として逆転再生された音響信号を、アナログデジタ
ル変換器により、予め定められた標本化周期で標本化量
子化して音響信号のデジタルデータとして、それをメモ
リに記憶させ、読出しアドレス値がメモリの所定の先頭
アドレスと最終アドレスとの間での往復を繰返して変化
している状態となるように読出しアドレスの制御を行な
って、前記したメモリに記憶された音響信号のデジタル
データを、前記した標本化周期に比べてα倍の読出し周
期で読出し、前記の音響信号が記録速度のα倍(ただし
α>1)で記録媒体から再生された音響信号に対する信
号処理の際には、前記の読出しアドレスがメモリの所定
の先頭アドレスまたは最終アドレスで折返してから、全
アドレスの(α−1)/αだけ進んだアドレス値付近に
まで達したときに、前記した読出しアドレスが折返した
アドレスから順次に書込みが行なわれるようにし、ま
た、記録速度のα倍(α=1)で記録媒体から再生され
た音響信号に対する信号処理の際には、前記した読出し
アドレスが、前記したメモリの所定の先頭アドレスまた
は最終アドレスで折返した直後に、前記した読出しアド
レスが折返したアドレスから順次に書込みが行なわれる
ようにして、メモリから読出された音響信号のデジタル
データをデジタルアナログ変換してアナログ信号形態の
音響信号として出力し、また、記録再生装置において記
録済みの記録媒体と再生素子との相対速度を、記録時に
おける記録媒体と記録素子との相対速度のα倍(ただし
α>1)として順方向に高速再生された音響信号を、ア
ナログデジタル変換器により、予め定められた標本化周
期で標本化量子化して音響信号のデジタルデータとし
て、それをメモリに記憶させ、読出しアドレス値がメモ
リの所定の先頭アドレスと最終アドレスとの間での往復
を繰返して変化している状態となるように読出しアドレ
スの制御を行なって、前記したメモリに記憶された音響
信号のデジタルデータを、前記した標本化周期に比べて
α倍の読出し周期で読出し、前記の読出しアドレスがメ
モリの所定の先頭アドレスまたは最終アドレスで折返す
アドレス値付近にまで達したときに、前記した読出しア
ドレスが折返したアドレスから順次に書込みが行なわれ
るようにして、メモリから読出された音響信号のデジタ
ルデータをデジタルアナログ変換してアナログ信号形態
の音響信号を出力するようにしたので、本発明では逆転
再生時においても出力音響信号が途切れることがなく、
また、再生速度を切換え変更しても、一連の1ブロック
信号の連続再生時間は、常にT秒となるので聞き取り易
く、さらに順方向での高速再生時における音響信号処理
においても、逆転再生時における音響信号に対する信号
処理の場合と同様な読出しアドレス制御手段が使用でき
るので、回路構成を簡単化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音響信号処理装置のブロック図であ
る。
【図2】書込みアドレスクロックと読出しアドレスクロ
ックとの関係を示す図である。
【図3】本発明の音響信号処理装置の動作説明用の図で
ある。
【図4】本発明の音響信号処理装置の動作説明用の図で
ある。
【図5】本発明の音響信号処理装置の動作説明用の図で
ある。
【図6】従来の音響信号処理装置の動作説明用の図であ
る。
【図7】従来の音響信号処理装置の動作説明用の図であ
る。
【図8】従来の音響信号処理装置の動作説明用の図であ
る。
【図9】従来の音響信号処理装置の動作説明用の図であ
る。
【図10】従来の音響信号処理装置の動作説明用の図で
ある。
【符号の説明】
4…AD変換器、5…DA変換器、6…メモリ、7…ア
ドレススイッチ(アドレス選択回路)、8…発振器、9
…タイミング信号発生器、10…読出しアドレスカウン
タ、11,14…セットリセットフリップフロップ、1
2…書込みスタートアドレス発生器、13…比較器、1
5…D型フリップフロップ、16…書込みアドレスカウ
ンタ、17…オア回路、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−159865(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 20/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録時における記録媒体への記録順序と
    は逆の順序で、かつ、記録時における記録速度のα(た
    だし、α≧1)倍の状態で記録媒体から再生された音響
    信号を、予め定められた標本化周期で標本化量子化する
    アナログデジタル変換手段と、前記したアナログデジタ
    ル変換手段から出力された音響信号のデジタルデータを
    記憶するメモリと、前記したメモリから前記した標本化
    周期に比べて長い周期の読出し周期で、前記した音響信
    号のデジタルデータを読出す手段と、メモリから読出さ
    れた音響信号のデジタルデータをデジタルアナログ変換
    してアナログ信号形態の音響信号として出力する手段
    と、前記したメモリからの音響信号のデジタルデータの
    読出しが、前記したメモリの所定の先頭アドレスと最終
    アドレスとの間で往復を繰返すような読出しアドレス値
    の変化態様に従って行なわれるようにする読出しアドレ
    ス制御手段と、αがα>1の関係にある記録速度のα倍
    の状態で記録媒体から再生された音響信号に対する信号
    処理においては、前記した読出しアドレスが、前記した
    メモリの所定の先頭アドレスまたは最終アドレスで折返
    してから、全アドレスの(α−1)/αだけ進んだアド
    レス値付近にまで達したときに、前記した読出しアドレ
    スが折返したアドレスから順次に書込みが行なわれるよ
    うに、α=1の関係にある記録速度のα倍の状態で記録
    媒体から再生された音響信号に対する信号処理において
    は、前記した読出しアドレスが、前記したメモリの所定
    の先頭アドレスまたは最終アドレスで折返した直後に、
    前記した読出しアドレスが折返したアドレスから順次に
    書込みが行なわれるようにする手段とを備えてなる音響
    信号処理装置。
  2. 【請求項2】 記録時における記録媒体への記録順序と
    は同じ順序で、記録時における記録速度のα(ただし、
    α>1)倍の状態で記録媒体から再生された音響信号
    を、予め定められた標本化周期で標本化量子化するアナ
    ログデジタル変換手段と、前記したアナログデジタル変
    換手段から出力された音響信号のデジタルデータを記憶
    するメモリと、前記したメモリから前記した標本化周期
    に比べて長い周期の読出し周期で、前記した音響信号の
    デジタルデータを読出す手段と、メモリから読出された
    音響信号のデジタルデータをデジタルアナログ変換して
    アナログ信号形態の音響信号として出力する手段と、前
    記したメモリからの音響信号のデジタルデータの読出し
    が、前記したメモリの所定の先頭アドレスと最終アドレ
    スとの間で往復を繰返すような読出しアドレス値の変化
    態様に従って行なわれるようにする読出しアドレス制御
    手段と、前記した読出しアドレスが前記したメモリの所
    定の先頭アドレスまたは最終アドレスで折返すアドレス
    値付近にまで達したときに、前記した読出しアドレスが
    折返したアドレスから順次に書込みが行なわれるように
    する手段とを備えてなる音響信号処理装置。
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