JPH07262688A - 音響信号処理装置 - Google Patents
音響信号処理装置Info
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- JPH07262688A JPH07262688A JP6076381A JP7638194A JPH07262688A JP H07262688 A JPH07262688 A JP H07262688A JP 6076381 A JP6076381 A JP 6076381A JP 7638194 A JP7638194 A JP 7638194A JP H07262688 A JPH07262688 A JP H07262688A
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- memory
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- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高速再生状態から停止状態にした後の再生音
を良好にできる音響信号再生装置を提供する。 【構成】高速再生状態からテープの走行を停止させたと
きのメモリ13への書込み書込みアドレス値WSTPが、メモ
リ13の最小アドレス値から最大アドレス値までの間に設
定した複数のアドレス領域のどのアドレス領域に属する
アドレス値であるのかを検出し、前記WSTPが、上位アド
レス領域に属する場合には、メモリからの記憶情報の読
出し動作をメモリの最小アドレス値から前記のWSTPと対
応する読出しアドレスまでの間で繰返して行ない、また
前記WSTPが、メモリの最小アドレス値が下位アドレス領
域に属する場合には、前記WSPTと対応する読出しアドレ
スからメモリの最大アドレス値までの間で繰返して行な
い、さらに前記WSTPが、中間アドレス領域に属する場合
には、メモリからの記憶情報の読出し動作が、メモリの
最小アドレス値からメモリの最大アドレス値までの間で
繰返して行なう。
を良好にできる音響信号再生装置を提供する。 【構成】高速再生状態からテープの走行を停止させたと
きのメモリ13への書込み書込みアドレス値WSTPが、メモ
リ13の最小アドレス値から最大アドレス値までの間に設
定した複数のアドレス領域のどのアドレス領域に属する
アドレス値であるのかを検出し、前記WSTPが、上位アド
レス領域に属する場合には、メモリからの記憶情報の読
出し動作をメモリの最小アドレス値から前記のWSTPと対
応する読出しアドレスまでの間で繰返して行ない、また
前記WSTPが、メモリの最小アドレス値が下位アドレス領
域に属する場合には、前記WSPTと対応する読出しアドレ
スからメモリの最大アドレス値までの間で繰返して行な
い、さらに前記WSTPが、中間アドレス領域に属する場合
には、メモリからの記憶情報の読出し動作が、メモリの
最小アドレス値からメモリの最大アドレス値までの間で
繰返して行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音響信号が記録されてい
る記録媒体の記録情報を、記録時に要した時間よりも短
い時間で再生した場合に得られる音響信号に対する音響
信号処理装置に関する。
る記録媒体の記録情報を、記録時に要した時間よりも短
い時間で再生した場合に得られる音響信号に対する音響
信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音響信号が記録されている記録媒体の記
録情報を、記録時に要した時間よりも短い時間で再生し
て聞くようにすることは、例えば、磁気テープレコーダ
や、ビデオテープレコーダ(VTR)からの再生時に、
従来より行なわれていることは周知のとおりである。す
なわち、例えば、映像信号と前記の映像信号に付随する
音響信号等の情報信号とが記録されている記録媒体から
の記録情報の再生に当って、記録動作時における記録媒
体速度よりも早い記録媒体速度で再生する再生動作、い
わゆる、高速再生動作を行なった場合に得られる再生画
像を見ることにより、記録媒体に記録されている画像内
容を画像の記録時に要した時間に比べて短い時間内に確
めることが従来から行なわれて来ている。そして、前記
のように画像内容の高速再生が行なわれた場合には、再
生された映像信号に付随する音響信号が周波数が高い方
にピッチ変換された状態になっているために、その情報
内容を把握できないことが通常である。
録情報を、記録時に要した時間よりも短い時間で再生し
て聞くようにすることは、例えば、磁気テープレコーダ
や、ビデオテープレコーダ(VTR)からの再生時に、
従来より行なわれていることは周知のとおりである。す
なわち、例えば、映像信号と前記の映像信号に付随する
音響信号等の情報信号とが記録されている記録媒体から
の記録情報の再生に当って、記録動作時における記録媒
体速度よりも早い記録媒体速度で再生する再生動作、い
わゆる、高速再生動作を行なった場合に得られる再生画
像を見ることにより、記録媒体に記録されている画像内
容を画像の記録時に要した時間に比べて短い時間内に確
めることが従来から行なわれて来ている。そして、前記
のように画像内容の高速再生が行なわれた場合には、再
生された映像信号に付随する音響信号が周波数が高い方
にピッチ変換された状態になっているために、その情報
内容を把握できないことが通常である。
【0003】ところで、映像信号に付随する音響信号等
の情報信号が記録されている記録媒体を高速再生したと
きに再生された音響信号について、その情報内容を明態
に知ることができれば様々な用途の拡大も可能となるこ
とから、高速再生された音響信号を原音響信号に戻すよ
うなピッチ変換を行なうための信号処理手段を備えた映
像音声再生装置が従来から提案されて来ている。そし
て、前記した映像音声再生装置では、高速再生された所
定時間T毎の時間軸圧縮音響信号(信号ブロック区間毎
のブロック信号)におけるT/Nの期間の時間軸圧縮音
響信号を短い標本化周期で標本化量子化して得たデジタ
ル信号を、書込み状態に制御されたメモリに対して、書
込みクロックに同期して書込んだ後に、読出し状態に制
御された前記のメモリから、メモリに書込まれている高
速再生された所定時間の時間軸圧縮音響信号を、原音響
信号に復原させることができような時間軸伸長を施しう
る読出しクロックに同期して読出すように構成されてい
るものである。
の情報信号が記録されている記録媒体を高速再生したと
きに再生された音響信号について、その情報内容を明態
に知ることができれば様々な用途の拡大も可能となるこ
とから、高速再生された音響信号を原音響信号に戻すよ
うなピッチ変換を行なうための信号処理手段を備えた映
像音声再生装置が従来から提案されて来ている。そし
て、前記した映像音声再生装置では、高速再生された所
定時間T毎の時間軸圧縮音響信号(信号ブロック区間毎
のブロック信号)におけるT/Nの期間の時間軸圧縮音
響信号を短い標本化周期で標本化量子化して得たデジタ
ル信号を、書込み状態に制御されたメモリに対して、書
込みクロックに同期して書込んだ後に、読出し状態に制
御された前記のメモリから、メモリに書込まれている高
速再生された所定時間の時間軸圧縮音響信号を、原音響
信号に復原させることができような時間軸伸長を施しう
る読出しクロックに同期して読出すように構成されてい
るものである。
【0004】図8は、記録再生装置がN倍速の再生動作
を行なっている場合に、記録媒体から再生される音響信
号、すなわち記録の対象にされていた原音響信号に比べ
て1/Nに時間軸が圧縮された状態の時間軸圧縮音響信
号のT秒間毎の信号(信号ブロック区間毎のブロック信
号)におけるT/Nの時間長(T/Nの書込み期間長)の
時間軸圧縮音響信号{メモリに書込まれるべきデジタル
信号は、前記のように時間軸上で所定の時間長T毎に区
切られた時間軸圧縮音響信号(信号ブロック区間毎のブ
ロック信号)中のT/N秒の時間長を有する時間軸圧縮
音響信号と対応するデジタル信号(本明細書中の記述に
おいては「時間軸圧縮音響信号と対応するデジタル信
号」の語句が、単に「時間軸圧縮音響信号」のように記
載されることもある)}だけが、時間T毎にメモリに書込
まれ(図8の上方に図示の図)、また前記のメモリに記
憶されていたT/Nの時間長を有する時間軸圧縮音響信
号がN倍に時間軸伸長されたTの時間長の音響信号(図
8の下方に図示されている読出し区間の信号)として前
記したメモリから読出されている状態を示している。
を行なっている場合に、記録媒体から再生される音響信
号、すなわち記録の対象にされていた原音響信号に比べ
て1/Nに時間軸が圧縮された状態の時間軸圧縮音響信
号のT秒間毎の信号(信号ブロック区間毎のブロック信
号)におけるT/Nの時間長(T/Nの書込み期間長)の
時間軸圧縮音響信号{メモリに書込まれるべきデジタル
信号は、前記のように時間軸上で所定の時間長T毎に区
切られた時間軸圧縮音響信号(信号ブロック区間毎のブ
ロック信号)中のT/N秒の時間長を有する時間軸圧縮
音響信号と対応するデジタル信号(本明細書中の記述に
おいては「時間軸圧縮音響信号と対応するデジタル信
号」の語句が、単に「時間軸圧縮音響信号」のように記
載されることもある)}だけが、時間T毎にメモリに書込
まれ(図8の上方に図示の図)、また前記のメモリに記
憶されていたT/Nの時間長を有する時間軸圧縮音響信
号がN倍に時間軸伸長されたTの時間長の音響信号(図
8の下方に図示されている読出し区間の信号)として前
記したメモリから読出されている状態を示している。
【0005】そして図8から明らかなように、前記した
公知の映像音声再生装置では、N倍速で再生動作を行な
っている記録再生装置の記録媒体から再生された時間軸
圧縮音響信号について、時間軸上で時間長T毎に区切ら
れた時間軸圧縮音響信号(信号ブロック区間毎のブロッ
ク信号)におけるT/Nの時間長の時間軸圧縮音響信号
が、原音響信号と同じピッチの再生音響信号として得ら
れる。前記した原音響信号と同じピッチの再生音響信号
は、原音響信号における飛び飛びの信号部分ではある
が、前記した時間長Tを適切に選択し、かつ、メモリに
書込みが行なわれるT/Nの時間長の期間に有効な音響
情報が存在していれば、倍速再生された音響信号の情報
内容を確かめるのに役立つものと考えられる。ところ
で、VTRの再生モードとしては、記録時における記録
媒体と同一の走行速度で記録媒体を走行させた状態で再
生動作が行なわれる通常再生の再生モードや、前述の高
速再生モードによって再生動作が行なわれる他に、静止
画再生モード(スチルモード)によって静止画の再生が
行なわれこともある。
公知の映像音声再生装置では、N倍速で再生動作を行な
っている記録再生装置の記録媒体から再生された時間軸
圧縮音響信号について、時間軸上で時間長T毎に区切ら
れた時間軸圧縮音響信号(信号ブロック区間毎のブロッ
ク信号)におけるT/Nの時間長の時間軸圧縮音響信号
が、原音響信号と同じピッチの再生音響信号として得ら
れる。前記した原音響信号と同じピッチの再生音響信号
は、原音響信号における飛び飛びの信号部分ではある
が、前記した時間長Tを適切に選択し、かつ、メモリに
書込みが行なわれるT/Nの時間長の期間に有効な音響
情報が存在していれば、倍速再生された音響信号の情報
内容を確かめるのに役立つものと考えられる。ところ
で、VTRの再生モードとしては、記録時における記録
媒体と同一の走行速度で記録媒体を走行させた状態で再
生動作が行なわれる通常再生の再生モードや、前述の高
速再生モードによって再生動作が行なわれる他に、静止
画再生モード(スチルモード)によって静止画の再生が
行なわれこともある。
【0006】そして、VTRが高速再生状態からテープ
の走行が停止された状態で静止画の再生を行なっている
状態にされた場合には、前述のメモリへの書込み動作を
中断し、それまでに前記したメモリに記憶されていた時
間軸圧縮音響信号を繰返し再生することにより、静止画
の再生と同時に音響信号の再生も行なわれることにな
る。図7の(a)は、VTRが高速再生状態からスチル
再生の状態に変更された場合の従来の音響信号処理装置
における動作態様を説明するための図であるが、図中に
おいてSTL信号がローレベルの状態の期間における動
作、すなわち図7の(a)における信号ブロック期間1
から信号ブロック期間3の始めの部分までの動作は、記
録再生装置がN倍速の再生動作を行なっている状態を示
している。
の走行が停止された状態で静止画の再生を行なっている
状態にされた場合には、前述のメモリへの書込み動作を
中断し、それまでに前記したメモリに記憶されていた時
間軸圧縮音響信号を繰返し再生することにより、静止画
の再生と同時に音響信号の再生も行なわれることにな
る。図7の(a)は、VTRが高速再生状態からスチル
再生の状態に変更された場合の従来の音響信号処理装置
における動作態様を説明するための図であるが、図中に
おいてSTL信号がローレベルの状態の期間における動
作、すなわち図7の(a)における信号ブロック期間1
から信号ブロック期間3の始めの部分までの動作は、記
録再生装置がN倍速の再生動作を行なっている状態を示
している。
【0007】図7の(a)における信号ブロック期間1
から信号ブロック期間3の始めの部分まで、記録再生装
置がN倍速の再生動作を行なっている状態においては、
記録媒体から再生される音響信号、すなわち記録の対象
にされていた原音響信号に比べて1/Nに時間軸が圧縮
された状態の時間軸圧縮音響信号における時間軸上で所
定の時間長T毎に区切られた時間軸圧縮音響信号(信号
ブロック区間毎のブロック信号)中のT/N秒の時間長
(T/Nの書込み期間長)の時間軸圧縮音響信号のメモ
リへの書込み動作と、メモリからの読出し動作とが、時
間軸上において図7の(a)における信号ブロック期間
1から信号ブロック期間3の始めの部分までに例示され
ているように行なわれる。図7の(a)における各信号
ブロック区間1,2…中に示されている一点鎖線図示の
矢印は、メモリへ情報が書込まれている状態を示してお
り、また図中の太実線図示の矢印はメモリから情報が読
出されている状態を示している。図示の例ではメモリの
アドレス(書込みアドレス、及び読出しアドレスの双
方)が0から7FFFh(ただし、hは16進数であるこ
とを表わす記号であり、本明細書中では、メモリのアド
レス信号が15ビットである場合を例にして記載してあ
る)までであるとされている。なお、図7及び図6にお
いて、縦軸はアドレス値、横軸は時間軸である。
から信号ブロック期間3の始めの部分まで、記録再生装
置がN倍速の再生動作を行なっている状態においては、
記録媒体から再生される音響信号、すなわち記録の対象
にされていた原音響信号に比べて1/Nに時間軸が圧縮
された状態の時間軸圧縮音響信号における時間軸上で所
定の時間長T毎に区切られた時間軸圧縮音響信号(信号
ブロック区間毎のブロック信号)中のT/N秒の時間長
(T/Nの書込み期間長)の時間軸圧縮音響信号のメモ
リへの書込み動作と、メモリからの読出し動作とが、時
間軸上において図7の(a)における信号ブロック期間
1から信号ブロック期間3の始めの部分までに例示され
ているように行なわれる。図7の(a)における各信号
ブロック区間1,2…中に示されている一点鎖線図示の
矢印は、メモリへ情報が書込まれている状態を示してお
り、また図中の太実線図示の矢印はメモリから情報が読
出されている状態を示している。図示の例ではメモリの
アドレス(書込みアドレス、及び読出しアドレスの双
方)が0から7FFFh(ただし、hは16進数であるこ
とを表わす記号であり、本明細書中では、メモリのアド
レス信号が15ビットである場合を例にして記載してあ
る)までであるとされている。なお、図7及び図6にお
いて、縦軸はアドレス値、横軸は時間軸である。
【0008】すなわち、図7の(a)において信号ブロ
ック区間1については、書込みアドレス値が0のイの点
から書込みアドレス値が7FFFhのロの点まで連続し
て、書込み情報の番号S1の書込み情報についての書込
み動作が行なわれ、また、読出しアドレス値が0のイの
点から読出しアドレス値が7FFFhのハの点まで連続
して、読出し情報の番号S1の読出し情報についての読
出し動作が行なわれ、信号ブロック区間2についても、
書込みアドレス値が0のニの点から書込みアドレス値が
7FFFhのホの点まで連続して、書込み情報の番号S
2の書込み情報についての書込み動作が行なわれ、ま
た、読出しアドレス値が0のニの点から読出しアドレス
値が7FFFhのヘの点まで連続して、読出し情報の番
号S2の読出し情報についての読出し動作が行なわれ
る。
ック区間1については、書込みアドレス値が0のイの点
から書込みアドレス値が7FFFhのロの点まで連続し
て、書込み情報の番号S1の書込み情報についての書込
み動作が行なわれ、また、読出しアドレス値が0のイの
点から読出しアドレス値が7FFFhのハの点まで連続
して、読出し情報の番号S1の読出し情報についての読
出し動作が行なわれ、信号ブロック区間2についても、
書込みアドレス値が0のニの点から書込みアドレス値が
7FFFhのホの点まで連続して、書込み情報の番号S
2の書込み情報についての書込み動作が行なわれ、ま
た、読出しアドレス値が0のニの点から読出しアドレス
値が7FFFhのヘの点まで連続して、読出し情報の番
号S2の読出し情報についての読出し動作が行なわれ
る。
【0009】前記した書込みアドレスカウンタのクロッ
ク信号(書込みクロック信号)と読出しクロック信号と
は、図5の(a),(b)に例示されているように、書
込みクロック信号の周期が読出しクロック信号の周期の
1/Nであり、かつ、書込みクロック信号と読出し信号
クロックとは異なる時間位置で発生するようなタイミン
グ関係で発生されている。なお、図7の(a)にはN=
5の場合(5倍速再生の場合)のメモリの読書き動作の
例を例示してあり、また、図5にはN=7の場合(7倍
速再生の場合)における書込みクロック信号と読出し信
号クロックとの発生タイミング関係を例示してある。
ク信号(書込みクロック信号)と読出しクロック信号と
は、図5の(a),(b)に例示されているように、書
込みクロック信号の周期が読出しクロック信号の周期の
1/Nであり、かつ、書込みクロック信号と読出し信号
クロックとは異なる時間位置で発生するようなタイミン
グ関係で発生されている。なお、図7の(a)にはN=
5の場合(5倍速再生の場合)のメモリの読書き動作の
例を例示してあり、また、図5にはN=7の場合(7倍
速再生の場合)における書込みクロック信号と読出し信
号クロックとの発生タイミング関係を例示してある。
【0010】次に、図7の(a)における信号ブロック
区間3については、信号ブロック区間3の始めの部分
に、再生モードが5倍速の再生モードから静止画再生モ
ードに変更されたことにより、信号ブロック区間3で
は、書込みアドレス値が0のトの点からチの点と対応す
る書込みアドレス値まで、書込み情報の番号S3の書込
み動作が行なわれ、その後の書込み動作は中断される。
そして信号ブロック区間3にいて行なわれる読出し動作
は、読出しアドレス値が0のトの点からヌの点までは、
読出し情報の番号S3の読出し情報(トの点からチの点ま
でにメモリに記憶された書込み情報の番号S3の情報と
対応)についての読出し動作が行なわれ、また前記のヌ
の点から読出しアドレス値が7FFFhのルの点まで
は、読出し情報の番号S2の読出し情報(リの点からホの
点までにメモリに記憶された書込み情報の番号S2の情
報と対応)についての読出し動作が行なわれる。
区間3については、信号ブロック区間3の始めの部分
に、再生モードが5倍速の再生モードから静止画再生モ
ードに変更されたことにより、信号ブロック区間3で
は、書込みアドレス値が0のトの点からチの点と対応す
る書込みアドレス値まで、書込み情報の番号S3の書込
み動作が行なわれ、その後の書込み動作は中断される。
そして信号ブロック区間3にいて行なわれる読出し動作
は、読出しアドレス値が0のトの点からヌの点までは、
読出し情報の番号S3の読出し情報(トの点からチの点ま
でにメモリに記憶された書込み情報の番号S3の情報と
対応)についての読出し動作が行なわれ、また前記のヌ
の点から読出しアドレス値が7FFFhのルの点まで
は、読出し情報の番号S2の読出し情報(リの点からホの
点までにメモリに記憶された書込み情報の番号S2の情
報と対応)についての読出し動作が行なわれる。
【0011】次いで、図7の(a)の信号ブロック区間
4以降の各信号ブロック区間については、メモリに対す
る書込み動作が行なわれず、メモリからの読出し動作だ
けが行なわれることになる。そして図7の(a)の信号
ブロック区間4以降における順次の各信号ブロック区間
におけるメモリからの読出し動作は、信号ブロック区間
3について既述した読出し動作と同様に、信号ブロック
区間3における読出しアドレス値が0のトの点からヌま
での点と対応している点ヲから点ワまで(信号ブロック
4の場合)、あるいは点ヨから点タまで(信号ブロック
5の場合)の部分は、読出し情報の番号S3の読出し情
報(信号ブロック区間3におけるトの点からチの点まで
にメモリに記憶された書込み情報の番号S3の情報と対
応)についての読出し動作が行なわれる。また信号ブロ
ック区間3における読出しアドレス値がヌの点から読出
しアドレス値が7FFFhのルの点までと対応している
点ワから点カまで(信号ブロック4の場合)、あるいは
点タから点レまで(信号ブロック5の場合)の部分は、
読出し情報の番号S2の読出し情報(信号ブロック区間2
におけるリの点からホの点までにメモリに記憶された書
込み情報の番号S2の情報と対応)についての読出し動作
が行なわれる。
4以降の各信号ブロック区間については、メモリに対す
る書込み動作が行なわれず、メモリからの読出し動作だ
けが行なわれることになる。そして図7の(a)の信号
ブロック区間4以降における順次の各信号ブロック区間
におけるメモリからの読出し動作は、信号ブロック区間
3について既述した読出し動作と同様に、信号ブロック
区間3における読出しアドレス値が0のトの点からヌま
での点と対応している点ヲから点ワまで(信号ブロック
4の場合)、あるいは点ヨから点タまで(信号ブロック
5の場合)の部分は、読出し情報の番号S3の読出し情
報(信号ブロック区間3におけるトの点からチの点まで
にメモリに記憶された書込み情報の番号S3の情報と対
応)についての読出し動作が行なわれる。また信号ブロ
ック区間3における読出しアドレス値がヌの点から読出
しアドレス値が7FFFhのルの点までと対応している
点ワから点カまで(信号ブロック4の場合)、あるいは
点タから点レまで(信号ブロック5の場合)の部分は、
読出し情報の番号S2の読出し情報(信号ブロック区間2
におけるリの点からホの点までにメモリに記憶された書
込み情報の番号S2の情報と対応)についての読出し動作
が行なわれる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図7の(a)を参照し
て記述したところから判かるように、VTRが高速再生
状態からテープの走行が停止された状態で静止画の再生
を行なうように切換えられた場合に、メモリへの書込み
動作を中断させて、メモリに記憶されていた時間軸圧縮
音響信号が繰返し再生されるようにした場合には、メモ
リへの書込み動作が中断された時点におけるメモリの記
憶情報の状態によって、再生された音響信号の品質が全
く異なってしまうことになる。すなわち、図7の(a)
に示されている各信号ブロック区間1,2,3…の時間
長Tは、例えば4秒〜6秒程度に選定されているが、前
記したVTRが高速再生状態からテープの走行が停止さ
れて、メモリへの書込み動作が中断された時点における
メモリの記憶情報の状態が、例えば読出し情報の番号S
2の読出し情報の時間長と、読出し情報の番号S3の読出
し情報の時間長とに大差が無い場合には、聞き取り難い
音響信号とはならない。しかし、出し情報の番号S2の
読出し情報の時間長と、読出し情報の番号S3の読出し
情報の時間長とに大差がある場合、{図7の(a)にお
ける信号ブロック3以降の例}には、時間長の短い方の
読出し情報と対応する音響信号が、あたかも雑音のよう
に感じられて、再生音響信号の品質を悪化させてしまう
ことが問題になり、それの解決策が求められた。
て記述したところから判かるように、VTRが高速再生
状態からテープの走行が停止された状態で静止画の再生
を行なうように切換えられた場合に、メモリへの書込み
動作を中断させて、メモリに記憶されていた時間軸圧縮
音響信号が繰返し再生されるようにした場合には、メモ
リへの書込み動作が中断された時点におけるメモリの記
憶情報の状態によって、再生された音響信号の品質が全
く異なってしまうことになる。すなわち、図7の(a)
に示されている各信号ブロック区間1,2,3…の時間
長Tは、例えば4秒〜6秒程度に選定されているが、前
記したVTRが高速再生状態からテープの走行が停止さ
れて、メモリへの書込み動作が中断された時点における
メモリの記憶情報の状態が、例えば読出し情報の番号S
2の読出し情報の時間長と、読出し情報の番号S3の読出
し情報の時間長とに大差が無い場合には、聞き取り難い
音響信号とはならない。しかし、出し情報の番号S2の
読出し情報の時間長と、読出し情報の番号S3の読出し
情報の時間長とに大差がある場合、{図7の(a)にお
ける信号ブロック3以降の例}には、時間長の短い方の
読出し情報と対応する音響信号が、あたかも雑音のよう
に感じられて、再生音響信号の品質を悪化させてしまう
ことが問題になり、それの解決策が求められた。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は記録媒体に記録
されている音響信号の記録情報を、記録時に要した時間
Tよりも短い時間T/N(ただし、Nは2以上の自然
数)で再生して得た時間軸圧縮音響信号をメモリに記憶
し、前記のメモリに記憶された音響信号をN倍に時間軸
伸長された状態の再生音響信号として読出すようにして
いる音響信号処理装置において、制御入力によって書込
み動作を中断させる手段と、書込み動作が中断された時
点における書込みアドレス値が、メモリの最小アドレス
値から最大アドレス値までの間に予め設定された複数の
アドレス領域におけるどのアドレス領域に属するアドレ
ス値であるのかを検出する手段と、書込み動作が中断さ
れた時点における書込みアドレス値が、メモリの最小ア
ドレス値から最大アドレス値までの間に予め設定された
前記の複数のアドレス領域における上位アドレス領域に
属するアドレス値であった場合には、メモリからの記憶
情報の読出し動作がメモリの最小アドレス値から書込み
動作が中断された時点における書込みアドレス値と対応
する読出しアドレスまでの間で繰返して行なわれるよう
にする手段と、書込み動作が中断された時点における書
込みアドレス値が、メモリの最小アドレス値から最大ア
ドレス値までの間に予め設定された前記の複数のアドレ
ス領域における下位アドレス領域に属するアドレス値で
あった場合には、メモリからの記憶情報の読出し動作
が、書込み動作が中断された時点における書込みアドレ
ス値と対応する読出しアドレスからメモリの最大アドレ
ス値までの間で繰返して行なわれるようにする手段とを
備えてなる音響信号処理装置、及び前記した音響信号処
理装置において、さらに書込み動作が中断された時点に
おける書込みアドレス値が、メモリの最小アドレス値か
ら最大アドレス値までの間に予め設定された前記の複数
のアドレス領域における中間アドレス領域に属するアド
レス値であった場合には、メモリからの記憶情報の読出
し動作が、メモリの最小アドレス値からメモリの最大ア
ドレス値までの間で繰返して行なわれるようにする手段
とを備えてなる音響信号処理装置を提供する。
されている音響信号の記録情報を、記録時に要した時間
Tよりも短い時間T/N(ただし、Nは2以上の自然
数)で再生して得た時間軸圧縮音響信号をメモリに記憶
し、前記のメモリに記憶された音響信号をN倍に時間軸
伸長された状態の再生音響信号として読出すようにして
いる音響信号処理装置において、制御入力によって書込
み動作を中断させる手段と、書込み動作が中断された時
点における書込みアドレス値が、メモリの最小アドレス
値から最大アドレス値までの間に予め設定された複数の
アドレス領域におけるどのアドレス領域に属するアドレ
ス値であるのかを検出する手段と、書込み動作が中断さ
れた時点における書込みアドレス値が、メモリの最小ア
ドレス値から最大アドレス値までの間に予め設定された
前記の複数のアドレス領域における上位アドレス領域に
属するアドレス値であった場合には、メモリからの記憶
情報の読出し動作がメモリの最小アドレス値から書込み
動作が中断された時点における書込みアドレス値と対応
する読出しアドレスまでの間で繰返して行なわれるよう
にする手段と、書込み動作が中断された時点における書
込みアドレス値が、メモリの最小アドレス値から最大ア
ドレス値までの間に予め設定された前記の複数のアドレ
ス領域における下位アドレス領域に属するアドレス値で
あった場合には、メモリからの記憶情報の読出し動作
が、書込み動作が中断された時点における書込みアドレ
ス値と対応する読出しアドレスからメモリの最大アドレ
ス値までの間で繰返して行なわれるようにする手段とを
備えてなる音響信号処理装置、及び前記した音響信号処
理装置において、さらに書込み動作が中断された時点に
おける書込みアドレス値が、メモリの最小アドレス値か
ら最大アドレス値までの間に予め設定された前記の複数
のアドレス領域における中間アドレス領域に属するアド
レス値であった場合には、メモリからの記憶情報の読出
し動作が、メモリの最小アドレス値からメモリの最大ア
ドレス値までの間で繰返して行なわれるようにする手段
とを備えてなる音響信号処理装置を提供する。
【0014】
【作用】VTRが高速再生状態からテープの走行が停止
された状態で静止画の再生を行なうように切換えられ
て、メモリへの書込み動作が中断された時点における書
込みアドレス値が、メモリの最小アドレス値から最大ア
ドレス値までの間に予め設定された複数のアドレス領域
におけるどのアドレス領域に属するアドレス値であるの
かを検出する。書込み動作が中断された時点における書
込みアドレス値が、メモリの最小アドレス値から最大ア
ドレス値までの間に予め設定された前記の複数のアドレ
ス領域における上位アドレス領域に属するアドレス値で
あった場合には、メモリからの記憶情報の読出し動作が
メモリの最小アドレス値から書込み動作が中断された時
点における書込みアドレス値と対応する読出しアドレス
までの間で繰返して行なわれるようにする。
された状態で静止画の再生を行なうように切換えられ
て、メモリへの書込み動作が中断された時点における書
込みアドレス値が、メモリの最小アドレス値から最大ア
ドレス値までの間に予め設定された複数のアドレス領域
におけるどのアドレス領域に属するアドレス値であるの
かを検出する。書込み動作が中断された時点における書
込みアドレス値が、メモリの最小アドレス値から最大ア
ドレス値までの間に予め設定された前記の複数のアドレ
ス領域における上位アドレス領域に属するアドレス値で
あった場合には、メモリからの記憶情報の読出し動作が
メモリの最小アドレス値から書込み動作が中断された時
点における書込みアドレス値と対応する読出しアドレス
までの間で繰返して行なわれるようにする。
【0015】また、書込み動作が中断された時点におけ
る書込みアドレス値が、メモリの最小アドレス値から最
大アドレス値までの間に予め設定された前記の複数のア
ドレス領域における下位アドレス領域に属するアドレス
値であった場合には、メモリからの記憶情報の読出し動
作が、書込み動作が中断された時点における書込みアド
レス値と対応する読出しアドレスからメモリの最大アド
レス値までの間で繰返して行なわれるようにする。さら
に、書込み動作が中断された時点における書込みアドレ
ス値が、メモリの最小アドレス値から最大アドレス値ま
での間に予め設定された前記の複数のアドレス領域にお
ける中間アドレス領域に属するアドレス値であった場合
には、メモリからの記憶情報の読出し動作が、メモリの
最小アドレス値からメモリの最大アドレス値までの間で
繰返して行なわれるようにする。
る書込みアドレス値が、メモリの最小アドレス値から最
大アドレス値までの間に予め設定された前記の複数のア
ドレス領域における下位アドレス領域に属するアドレス
値であった場合には、メモリからの記憶情報の読出し動
作が、書込み動作が中断された時点における書込みアド
レス値と対応する読出しアドレスからメモリの最大アド
レス値までの間で繰返して行なわれるようにする。さら
に、書込み動作が中断された時点における書込みアドレ
ス値が、メモリの最小アドレス値から最大アドレス値ま
での間に予め設定された前記の複数のアドレス領域にお
ける中間アドレス領域に属するアドレス値であった場合
には、メモリからの記憶情報の読出し動作が、メモリの
最小アドレス値からメモリの最大アドレス値までの間で
繰返して行なわれるようにする。
【0016】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の音響信号
処理装置の具体的な内容を詳細に説明する。図1及び図
2はそれぞれ本発明の音響信号処理装置を示すブロック
図、図3は本発明の音響信号処理装置の構成部分の一部
の構成例を示すブロック図、図4はアドレス領域の説明
のための図、図5乃至図7は音響信号処理装置の説明に
使用される図である。図1及び図2に示されている本発
明の音響信号処理装置において、1は可変帯域型の低域
通過濾波器、2は自動利得制御回路、4はアナログデジ
タル変換器、5はデジタルアナログ変換器、6は低域通
過濾波器であって、音響信号処理の対象にされている入
力信号、すなわち記録再生装置によって記録媒体に記録
されている音響信号による記録情報を、記録時に要した
時間Tよりも短い時間T/Nで再生して得た時間軸圧縮
音響信号(N倍速で再生された時間軸圧縮音響信号)は、
前記の可変帯域型の低域通過濾波器1に供給される。
処理装置の具体的な内容を詳細に説明する。図1及び図
2はそれぞれ本発明の音響信号処理装置を示すブロック
図、図3は本発明の音響信号処理装置の構成部分の一部
の構成例を示すブロック図、図4はアドレス領域の説明
のための図、図5乃至図7は音響信号処理装置の説明に
使用される図である。図1及び図2に示されている本発
明の音響信号処理装置において、1は可変帯域型の低域
通過濾波器、2は自動利得制御回路、4はアナログデジ
タル変換器、5はデジタルアナログ変換器、6は低域通
過濾波器であって、音響信号処理の対象にされている入
力信号、すなわち記録再生装置によって記録媒体に記録
されている音響信号による記録情報を、記録時に要した
時間Tよりも短い時間T/Nで再生して得た時間軸圧縮
音響信号(N倍速で再生された時間軸圧縮音響信号)は、
前記の可変帯域型の低域通過濾波器1に供給される。
【0017】可変帯域型の低域通過濾波器1には、記録
再生装置における再生速度の異なる各動作モードを示す
モード信号MODが供給されていて、可変帯域型の低域
通過濾波器1は前記のモード信号MODによって、それ
の遮断周波数が変更される。前記した可変帯域型の低域
通過濾波器1における遮断周波数の変更は、記録再生装
置においてN倍速再生された時間軸圧縮音響信号の最高
周波数の変化と対応して行なわれる。なお、前記の可変
帯域型の低域通過濾波器1は、後続回路中に用いられて
いるアナログデジタル変換器4におけるアナログデジタ
ル変換動作に対するアンチエリアジングフィルタとして
も機能する。可変帯域型の低域通過濾波器1によって所
定の帯域制限を受けた状態の時間軸圧縮音響信号は、自
動利得制御回路2により信号レベルが自動調節された後
に、アナログデジタル変換器4に供給され、前記のアナ
ログデジタル変換器4では、制御部7から与えられるA
D変換パルスADCKに基づいて、時間軸圧縮音響信号
を所定の標本化周期毎に所定のビット数のデジタル信号
(デジタルデータ)に変換する。
再生装置における再生速度の異なる各動作モードを示す
モード信号MODが供給されていて、可変帯域型の低域
通過濾波器1は前記のモード信号MODによって、それ
の遮断周波数が変更される。前記した可変帯域型の低域
通過濾波器1における遮断周波数の変更は、記録再生装
置においてN倍速再生された時間軸圧縮音響信号の最高
周波数の変化と対応して行なわれる。なお、前記の可変
帯域型の低域通過濾波器1は、後続回路中に用いられて
いるアナログデジタル変換器4におけるアナログデジタ
ル変換動作に対するアンチエリアジングフィルタとして
も機能する。可変帯域型の低域通過濾波器1によって所
定の帯域制限を受けた状態の時間軸圧縮音響信号は、自
動利得制御回路2により信号レベルが自動調節された後
に、アナログデジタル変換器4に供給され、前記のアナ
ログデジタル変換器4では、制御部7から与えられるA
D変換パルスADCKに基づいて、時間軸圧縮音響信号
を所定の標本化周期毎に所定のビット数のデジタル信号
(デジタルデータ)に変換する。
【0018】前記のようにアナログデジタル変換器4で
標本化量子化されて出力されたデジタルデータは、デー
タバスを介してメモリ13に与えられるから、メモリ1
3には、1/Nに時間軸圧縮された時間軸圧縮音響信号
が書込まれて記憶されることになる。また、前記のメモ
リ13に記憶されたデジタルデータは、標本化周期のN
倍の読出し周期で連続的に行なわれる読出し動作によっ
て読出される。そしてメモリ13から読出されたデジタ
ルデータは、データバスを介してデジタルアナログ変換
器5によってアナログ信号に変換された後に低域通過濾
波器6から再生音響信号が出力される。
標本化量子化されて出力されたデジタルデータは、デー
タバスを介してメモリ13に与えられるから、メモリ1
3には、1/Nに時間軸圧縮された時間軸圧縮音響信号
が書込まれて記憶されることになる。また、前記のメモ
リ13に記憶されたデジタルデータは、標本化周期のN
倍の読出し周期で連続的に行なわれる読出し動作によっ
て読出される。そしてメモリ13から読出されたデジタ
ルデータは、データバスを介してデジタルアナログ変換
器5によってアナログ信号に変換された後に低域通過濾
波器6から再生音響信号が出力される。
【0019】発振器8は基準クロック信号CLKを発生
して、それを制御部7に供給し、前記の制御部7では、
前記の基準クロック信号CLKに基づいて所定のタイミ
ング関係を有する各種のタイミング信号、制御信号等を
発生して、それぞれの信号を音響信号処理装置における
対応する構成部分に供給する。WCKは書込みクロック
信号、RCKは読出しクロック信号である。そして、前
記の両信号の周期やタイミング関係は、図5の(a),
(b)に例示されているように、書込みクロック信号の
周期が読出しクロック信号の周期の1/Nであり、かつ
書込みクロック信号と読出し信号クロックとは異なる時
間位置で発生するようなタイミング関係にある。なお図
5に示してある例はN=7、すなわち、7倍速の再生モ
ード時についてのものである。
して、それを制御部7に供給し、前記の制御部7では、
前記の基準クロック信号CLKに基づいて所定のタイミ
ング関係を有する各種のタイミング信号、制御信号等を
発生して、それぞれの信号を音響信号処理装置における
対応する構成部分に供給する。WCKは書込みクロック
信号、RCKは読出しクロック信号である。そして、前
記の両信号の周期やタイミング関係は、図5の(a),
(b)に例示されているように、書込みクロック信号の
周期が読出しクロック信号の周期の1/Nであり、かつ
書込みクロック信号と読出し信号クロックとは異なる時
間位置で発生するようなタイミング関係にある。なお図
5に示してある例はN=7、すなわち、7倍速の再生モ
ード時についてのものである。
【0020】記録再生装置から制御部7に供給されてい
る信号STLは、記録媒体の走行が停止した時点にハイ
レベルの状態となる信号であり、前記の信号STLがハ
イレベルの状態になるとメモリ13への書込み動作が中
断される。また、前記した書込みクロックWCKが供給
されている書込みカウンタ24は、D型フリップフロッ
プ23のQ出力端子から出力されたハイレベルの状態の
イネーブル信号WENが、イネーブル端子ENに与えら
れている状態のときに、制御部7からクロック端子に供
給される書込みクロックWCKによって計数動作を行な
う。
る信号STLは、記録媒体の走行が停止した時点にハイ
レベルの状態となる信号であり、前記の信号STLがハ
イレベルの状態になるとメモリ13への書込み動作が中
断される。また、前記した書込みクロックWCKが供給
されている書込みカウンタ24は、D型フリップフロッ
プ23のQ出力端子から出力されたハイレベルの状態の
イネーブル信号WENが、イネーブル端子ENに与えら
れている状態のときに、制御部7からクロック端子に供
給される書込みクロックWCKによって計数動作を行な
う。
【0021】また、読出しアドレスカウンタ11には、
それのロード端子LDに単安定マルチバイブレータ14
から、ハイレベルの状態の信号が供給されているとき
に、選択回路10より端子IPDに与えられたロードデ
ータが、加算開始アドレス値としてロードされる。そし
て、読出しアドレスカウンタ11から出力された計数値
出力は、読出しアドレス信号RADとして、読出し状態
検出部12と比較回路16と選択回路22とに与えられ
る。前記した読出し状態検出部12では、前記の読出し
アドレスカウンタ11から出力された読出しアドレス信
号RADが、メモリの最小の読出しアドレス値0hの場
合に、出力端子Roからハイレベルの状態の信号を出力
して、それをD型フリップフロップ23のセット端子S
に供給する。
それのロード端子LDに単安定マルチバイブレータ14
から、ハイレベルの状態の信号が供給されているとき
に、選択回路10より端子IPDに与えられたロードデ
ータが、加算開始アドレス値としてロードされる。そし
て、読出しアドレスカウンタ11から出力された計数値
出力は、読出しアドレス信号RADとして、読出し状態
検出部12と比較回路16と選択回路22とに与えられ
る。前記した読出し状態検出部12では、前記の読出し
アドレスカウンタ11から出力された読出しアドレス信
号RADが、メモリの最小の読出しアドレス値0hの場
合に、出力端子Roからハイレベルの状態の信号を出力
して、それをD型フリップフロップ23のセット端子S
に供給する。
【0022】ハイレベルの状態の信号がセット端子Sに
与えられたD型フリップフロップ23のQ出力端子から
出力されるハイレベルの状態のイネーブル信号WEN
が、書込みアドレスカウンタ24のイネーブル端子EN
に供給されると、書込みアドレスカウンタ24では、制
御部7から供給されている書込みクロック信号WCKを
計数して、書込みアドレス信号WADを出力する。前記
の書込みアドレス信号は書込み状態検出部25と選択回
路22とに与えられる。そして、前記した書込み状態検
出部25では、書込みアドレスカウンタ24から出力さ
れた書込みアドレス信号WADが、メモリの最大アドレ
ス値W7FFFh(本明細書中の記述において、メモリ
のアドレス信号が15ビットであるとされていることは
既述のとおりである)になったときに、端子W7FFF
からハイレベルの信号を出力して、前記したD型フリッ
プフロップ23のクロック端子に供給する。
与えられたD型フリップフロップ23のQ出力端子から
出力されるハイレベルの状態のイネーブル信号WEN
が、書込みアドレスカウンタ24のイネーブル端子EN
に供給されると、書込みアドレスカウンタ24では、制
御部7から供給されている書込みクロック信号WCKを
計数して、書込みアドレス信号WADを出力する。前記
の書込みアドレス信号は書込み状態検出部25と選択回
路22とに与えられる。そして、前記した書込み状態検
出部25では、書込みアドレスカウンタ24から出力さ
れた書込みアドレス信号WADが、メモリの最大アドレ
ス値W7FFFh(本明細書中の記述において、メモリ
のアドレス信号が15ビットであるとされていることは
既述のとおりである)になったときに、端子W7FFF
からハイレベルの信号を出力して、前記したD型フリッ
プフロップ23のクロック端子に供給する。
【0023】D型フリップフロップ23のデータ端子D
には、常にローレベルの信号が供給されているから、前
記のように書込み状態検出部25からクロック端子にハ
イレベルの状態の信号が供給されたときに、D型フリッ
プフロップ23のQ出力端子からの出力信号WENはロ
ーレベルの状態に変化する。それにより書込みアドレス
カウンタ24は計数動作を停止する。読出しアドレスカ
ウンタ11から出力された前記の読出しアドレス信号R
ADと、書込みアドレスカウンタ24から出力された前
記の書込みアドレス信号WADとが供給されている選択
回路22は、制御部7から出力されている既述した信号
RWによって切換え制御を行なって、メモリ13が書込
み動作を行なう場合には、前記の選択回路22を通して
書込みアドレス信号WADをメモリのアドレス信号入力
端子ADDに与え、また、メモリ13が読出し動作を行
なう場合には、前記の選択回路22を通して読出しアド
レス信号RADをメモリのアドレス信号入力端子ADD
に与える。
には、常にローレベルの信号が供給されているから、前
記のように書込み状態検出部25からクロック端子にハ
イレベルの状態の信号が供給されたときに、D型フリッ
プフロップ23のQ出力端子からの出力信号WENはロ
ーレベルの状態に変化する。それにより書込みアドレス
カウンタ24は計数動作を停止する。読出しアドレスカ
ウンタ11から出力された前記の読出しアドレス信号R
ADと、書込みアドレスカウンタ24から出力された前
記の書込みアドレス信号WADとが供給されている選択
回路22は、制御部7から出力されている既述した信号
RWによって切換え制御を行なって、メモリ13が書込
み動作を行なう場合には、前記の選択回路22を通して
書込みアドレス信号WADをメモリのアドレス信号入力
端子ADDに与え、また、メモリ13が読出し動作を行
なう場合には、前記の選択回路22を通して読出しアド
レス信号RADをメモリのアドレス信号入力端子ADD
に与える。
【0024】記録再生装置で発生された信号STL、す
なわち記録媒体の走行が停止した時点にハイレベルの状
態に変化する信号STLが供給される単安定マルチバイ
ブレータ26では、前記の信号STLがハイレベルの状
態に変化した時点にパルスを発生し、そのパルスをアン
ド回路17とD型フリップフロップ(図示の例では、1
5ビットのDラッチ)21のクロック端子とに与える。
それで、前記したD型フリップフロップ21は、前記し
た単安定マルチバイブレータ26から出力されたパルス
がクロック端子に与えられた時点に、データ端子Dに供
給されている書込みアドレス信号WADをラッチする。
したがって前記のD型フリップフロップ21は、信号S
TLがハイレベルの状態に変化した時点における書込み
アドレス信号WADを保持することになるから、前記の
D型フリップフロップ21によって保持された書込みア
ドレス信号WADは、書込み動作が中断された時点にお
ける書込みアドレス値WSTPを示していることにな
る。そして、前記した書込み動作が中断された時点にお
ける書込みアドレス値のデータWSTPは、選択回路1
0,19とに供給される。
なわち記録媒体の走行が停止した時点にハイレベルの状
態に変化する信号STLが供給される単安定マルチバイ
ブレータ26では、前記の信号STLがハイレベルの状
態に変化した時点にパルスを発生し、そのパルスをアン
ド回路17とD型フリップフロップ(図示の例では、1
5ビットのDラッチ)21のクロック端子とに与える。
それで、前記したD型フリップフロップ21は、前記し
た単安定マルチバイブレータ26から出力されたパルス
がクロック端子に与えられた時点に、データ端子Dに供
給されている書込みアドレス信号WADをラッチする。
したがって前記のD型フリップフロップ21は、信号S
TLがハイレベルの状態に変化した時点における書込み
アドレス信号WADを保持することになるから、前記の
D型フリップフロップ21によって保持された書込みア
ドレス信号WADは、書込み動作が中断された時点にお
ける書込みアドレス値WSTPを示していることにな
る。そして、前記した書込み動作が中断された時点にお
ける書込みアドレス値のデータWSTPは、選択回路1
0,19とに供給される。
【0025】そして、前記した選択回路10は、前記の
ように書込み動作が中断された時点における書込みアド
レス値のデータWSTPと、置数器9に設定されている
メモリ13の最小アドレス値0hとの内の一方のデータ
を選択し、選択された一方のデータを読出しアドレスカ
ウンタ11のIPD端子に供給するような機能を備えて
おり、また、前記した選択回路19は、前記のように書
込み動作が中断された時点における書込みアドレス値の
データWSTPと、置数器20に設定されているメモリ
13の最大アドレス値7FFFhとの内の一方のデータ
を選択し、選択された一方のデータを、比較回路16に
供給するような機能を備えている。
ように書込み動作が中断された時点における書込みアド
レス値のデータWSTPと、置数器9に設定されている
メモリ13の最小アドレス値0hとの内の一方のデータ
を選択し、選択された一方のデータを読出しアドレスカ
ウンタ11のIPD端子に供給するような機能を備えて
おり、また、前記した選択回路19は、前記のように書
込み動作が中断された時点における書込みアドレス値の
データWSTPと、置数器20に設定されているメモリ
13の最大アドレス値7FFFhとの内の一方のデータ
を選択し、選択された一方のデータを、比較回路16に
供給するような機能を備えている。
【0026】図1に示されている音響信号処理装置に設
けられている選択回路10,19における前記のような
データの選択動作は、書込み動作が中断された時点にD
型フリップフロップ21によって保持された書込みアド
レス信号WADによって示される書込みアドレス値WS
TPにおける最上位桁WMSBが論理1(以下、論理1
を「1」のように記載する)か論理0(以下、論理0を
「0」のように記載する)かによって行なわれる。ま
ず、選択回路10では、前記した書込みアドレス値WS
TPにおける最上位桁WMSBが「1」の場合に、置数
器9に設定されているメモリ13の最小アドレス値0h
が読出しアドレスカウンタ11の端子IPDに供給さ
れ、また、書込みアドレス値WSTPにおける最上位桁
WMSBが「0」の場合には、書込み動作が中断された
時点にD型フリップフロップ21によって保持された書
込みアドレス信号WADによって示される書込みアドレ
ス値WSTPが読出しアドレスカウンタ11の端子IP
Dに供給される。
けられている選択回路10,19における前記のような
データの選択動作は、書込み動作が中断された時点にD
型フリップフロップ21によって保持された書込みアド
レス信号WADによって示される書込みアドレス値WS
TPにおける最上位桁WMSBが論理1(以下、論理1
を「1」のように記載する)か論理0(以下、論理0を
「0」のように記載する)かによって行なわれる。ま
ず、選択回路10では、前記した書込みアドレス値WS
TPにおける最上位桁WMSBが「1」の場合に、置数
器9に設定されているメモリ13の最小アドレス値0h
が読出しアドレスカウンタ11の端子IPDに供給さ
れ、また、書込みアドレス値WSTPにおける最上位桁
WMSBが「0」の場合には、書込み動作が中断された
時点にD型フリップフロップ21によって保持された書
込みアドレス信号WADによって示される書込みアドレ
ス値WSTPが読出しアドレスカウンタ11の端子IP
Dに供給される。
【0027】他方、図1に示されている音響信号処理装
置に設けられている選択回路19では、前記した書込み
アドレス値WSTPにおける最上位桁WMSBが「0」
の場合に、置数器20に設定されているメモリ13の最
大アドレス値7FFFhが比較回路16に供給され、ま
た、書込みアドレス値WSTPにおける最上位桁WMS
Bが「1」の場合には、書込み動作が中断された時点に
D型フリップフロップ21によって保持された書込みア
ドレス信号WADによって示される書込みアドレス値W
STPが比較回路16に供給される。
置に設けられている選択回路19では、前記した書込み
アドレス値WSTPにおける最上位桁WMSBが「0」
の場合に、置数器20に設定されているメモリ13の最
大アドレス値7FFFhが比較回路16に供給され、ま
た、書込みアドレス値WSTPにおける最上位桁WMS
Bが「1」の場合には、書込み動作が中断された時点に
D型フリップフロップ21によって保持された書込みア
ドレス信号WADによって示される書込みアドレス値W
STPが比較回路16に供給される。
【0028】次に、図2に示されている音響信号処理装
置に設けられている選択回路10,19における前記の
ようなデータの選択動作は、領域設定部3(具体的な構
成例を図3に示してある)で発生させた選択制御信号S
2,S3によって行なわれるのであり、前記した領域設定
部3で発生させた選択制御信号S2,S3の内で、選択制
御信号S2は選択回路10の選択動作に用いられ、また
選択制御信号S3は選択回路19の選択動作に用いられ
る。図3に示す領域設定部3において、31はアンド回
路、32,36はオア回路、33はノア回路、34,3
5はインバータ、37は領域設定部3に対してD型フリ
ップフロップ21のQ出力端子から与えられた書込みア
ドレス値WSTPにおける上位3ビット{最上位桁W14
(WMSB)と前記の最上位桁に続く2桁W13,W12と
の3ビットであり、図4の(a)中の上位3ビットとし
て示す数値は、書込みアドレス値WSTPの上位3ビッ
トを2進数で表示してある}が「2進数表示で011」
の場合にハイレベルの状態の信号を出力する011検出
部であり、また、38は領域設定部3に対してD型フリ
ップフロップ21のQ出力端子から与えられた書込みア
ドレス値WSTPにおける上位3ビットが「2進数表示
で100」の場合にハイレベルの状態の信号を出力する
100検出部である。
置に設けられている選択回路10,19における前記の
ようなデータの選択動作は、領域設定部3(具体的な構
成例を図3に示してある)で発生させた選択制御信号S
2,S3によって行なわれるのであり、前記した領域設定
部3で発生させた選択制御信号S2,S3の内で、選択制
御信号S2は選択回路10の選択動作に用いられ、また
選択制御信号S3は選択回路19の選択動作に用いられ
る。図3に示す領域設定部3において、31はアンド回
路、32,36はオア回路、33はノア回路、34,3
5はインバータ、37は領域設定部3に対してD型フリ
ップフロップ21のQ出力端子から与えられた書込みア
ドレス値WSTPにおける上位3ビット{最上位桁W14
(WMSB)と前記の最上位桁に続く2桁W13,W12と
の3ビットであり、図4の(a)中の上位3ビットとし
て示す数値は、書込みアドレス値WSTPの上位3ビッ
トを2進数で表示してある}が「2進数表示で011」
の場合にハイレベルの状態の信号を出力する011検出
部であり、また、38は領域設定部3に対してD型フリ
ップフロップ21のQ出力端子から与えられた書込みア
ドレス値WSTPにおける上位3ビットが「2進数表示
で100」の場合にハイレベルの状態の信号を出力する
100検出部である。
【0029】領域設定部3における011検出部37で
は、書込みアドレス値WSTPにおける上位3ビットW
14〜W12が2進数表示で011(011b)の場合にハ
イレベルの状態の信号を出力してオア回路36に与え、
また領域設定部3における100検出部38では、書込
みアドレス値WSTPにおける上位3ビットW14〜W12
が2進数表示で100(100b)の場合にハイレベル
の状態の信号を出力してオア回路36に与える。前記の
オア回路36の出力は、インバータ34とオア回路32
とノア回路33とに供給されており、前記のインバータ
34からの出力はアンド回路31に供給されている。前
記したオア回路32には、書込みアドレス値WSTPに
おける最上位桁W14(WMSB)の信号も供給されてお
り、また、前記したアンド回路31とノア回路33とに
は、書込みアドレス値WSTPにおける最上位桁W14
(WMSB)の信号をインバータ35によって反転させ
た信号も供給されている。
は、書込みアドレス値WSTPにおける上位3ビットW
14〜W12が2進数表示で011(011b)の場合にハ
イレベルの状態の信号を出力してオア回路36に与え、
また領域設定部3における100検出部38では、書込
みアドレス値WSTPにおける上位3ビットW14〜W12
が2進数表示で100(100b)の場合にハイレベル
の状態の信号を出力してオア回路36に与える。前記の
オア回路36の出力は、インバータ34とオア回路32
とノア回路33とに供給されており、前記のインバータ
34からの出力はアンド回路31に供給されている。前
記したオア回路32には、書込みアドレス値WSTPに
おける最上位桁W14(WMSB)の信号も供給されてお
り、また、前記したアンド回路31とノア回路33とに
は、書込みアドレス値WSTPにおける最上位桁W14
(WMSB)の信号をインバータ35によって反転させ
た信号も供給されている。
【0030】図3に例示されている領域設定部3は、メ
モリの最小アドレス値0000hから最大アドレス値7
FFFhまでを、上位アドレス領域(図中の領域名はH
領域…書込みアドレス値WSTPにおける上位の3桁W
14〜W12が、2進数表示で101〜111で示される領
域)と、中間アドレス領域(図中の領域名はM領域…書
込みアドレス値WSTPにおける上位の3桁W14〜W12
が、2進数表示で100,011で示される領域)と、
下位アドレス領域(図中の領域名はL領域…書込みアド
レス値WSTPにおける上位の3桁W14〜W12が、2進
数表示で000〜010で示される領域)との3つのア
ドレス領域{図4の(a)参照}の設定に使用される領
域設定信号S2〜S4を出力できるように構成されてい
る。
モリの最小アドレス値0000hから最大アドレス値7
FFFhまでを、上位アドレス領域(図中の領域名はH
領域…書込みアドレス値WSTPにおける上位の3桁W
14〜W12が、2進数表示で101〜111で示される領
域)と、中間アドレス領域(図中の領域名はM領域…書
込みアドレス値WSTPにおける上位の3桁W14〜W12
が、2進数表示で100,011で示される領域)と、
下位アドレス領域(図中の領域名はL領域…書込みアド
レス値WSTPにおける上位の3桁W14〜W12が、2進
数表示で000〜010で示される領域)との3つのア
ドレス領域{図4の(a)参照}の設定に使用される領
域設定信号S2〜S4を出力できるように構成されてい
る。
【0031】領域設定部3によって発生された信号S2
は、図2に示されている音響信号処理装置における選択
回路10へ、データの選択用信号(データの切換え信
号)として与えられ、また、領域設定部3によって発生
された信号S3は、図2に示されている音響信号処理装
置における選択回路19へ、データの選択用信号(デー
タの切換え信号)として与えられている。また、図4の
(b)は前記した図4の(a)に示されている3つのア
ドレス領域H,M,Lと対応して、前記した図2に示さ
れている音響信号処理装置における選択回路10と選択
回路19とによって、それぞれ選択されるアドレス値を
示している。図1及び図2に示されている音響信号処理
装置において、既述した比較回路16では、前記の選択
回路19から供給されたデータと、読出しアドレスカウ
ンタ11から出力された読出しアドレス信号RADとの
比較を行なって、比較結果をオア回路15に供給する。
そして、前記したオア回路15にはアンド回路17の出
力信号も供給されている。
は、図2に示されている音響信号処理装置における選択
回路10へ、データの選択用信号(データの切換え信
号)として与えられ、また、領域設定部3によって発生
された信号S3は、図2に示されている音響信号処理装
置における選択回路19へ、データの選択用信号(デー
タの切換え信号)として与えられている。また、図4の
(b)は前記した図4の(a)に示されている3つのア
ドレス領域H,M,Lと対応して、前記した図2に示さ
れている音響信号処理装置における選択回路10と選択
回路19とによって、それぞれ選択されるアドレス値を
示している。図1及び図2に示されている音響信号処理
装置において、既述した比較回路16では、前記の選択
回路19から供給されたデータと、読出しアドレスカウ
ンタ11から出力された読出しアドレス信号RADとの
比較を行なって、比較結果をオア回路15に供給する。
そして、前記したオア回路15にはアンド回路17の出
力信号も供給されている。
【0032】図1に示されている音響信号処理装置中に
設けてある前記したアンド回路17では、インバータ1
8の出力信号と単安定マルチバイブレータ26の出力パ
ルスとの論理積の信号をオア回路15に与えるようにし
ている。前記したインバータ18からの出力信号は、既
述した書込みアドレス値WSTPにおける最上位桁WM
SBの信号を極性反転した信号である。また、図2に示
されている音響信号処理装置中に設けてある前記したア
ンド回路17では、領域設定回路3で発生された領域設
定信号S4と単安定マルチバイブレータ26の出力パル
スとの論理積の信号をオア回路15に与えるようにして
いる。そして、前記したオア回路15からの出力信号は
単安定マルチバイブレータ14に与えられ、前記の単安
定マルチバイブレータ14からの出力信号は、読出しア
ドレスカウンタ11のロード端子LDに与えられる。
設けてある前記したアンド回路17では、インバータ1
8の出力信号と単安定マルチバイブレータ26の出力パ
ルスとの論理積の信号をオア回路15に与えるようにし
ている。前記したインバータ18からの出力信号は、既
述した書込みアドレス値WSTPにおける最上位桁WM
SBの信号を極性反転した信号である。また、図2に示
されている音響信号処理装置中に設けてある前記したア
ンド回路17では、領域設定回路3で発生された領域設
定信号S4と単安定マルチバイブレータ26の出力パル
スとの論理積の信号をオア回路15に与えるようにして
いる。そして、前記したオア回路15からの出力信号は
単安定マルチバイブレータ14に与えられ、前記の単安
定マルチバイブレータ14からの出力信号は、読出しア
ドレスカウンタ11のロード端子LDに与えられる。
【0033】次に、図7の(b),(c)も参照しなが
ら、図1に示されている音響信号処理装置の動作例につ
いて説明する。図7の(b),(c)は、VTRが高速
再生状態からスチル再生の状態に変更された場合の図1
に示されている音響信号処理装置の動作例を説明するた
めの図であるが、図中においてSTL信号がローレベル
の状態の期間における動作、すなわち図7の(b),
(c)における信号ブロック期間1から信号ブロック期
間3の始めの部分までの動作は、記録再生装置がN倍速
の再生動作{図示の例はN=5の場合である}を行なっ
ている状態を示している。前記した図7の(b),
(c)における信号ブロック期間1から信号ブロック期
間3の始めの部分までの区間で記録再生装置がN倍速の
再生動作を行なっている状態において記録媒体から再生
される音響信号、すなわち記録の対象にされていた原音
響信号に比べて1/Nに時間軸が圧縮された状態の時間
軸圧縮音響信号における時間軸上で所定の時間長T毎に
区切られた時間軸圧縮音響信号(信号ブロック区間毎の
ブロック信号)中のT/N秒の時間長(T/Nの書込み
期間長)の時間軸圧縮音響信号のメモリへの書込み動作
と、メモリからの読出し動作とは、時間軸上において図
7の(b),(c)における信号ブロック期間1から信
号ブロック期間3の始めの部分までに例示されているよ
うに行なわれる。
ら、図1に示されている音響信号処理装置の動作例につ
いて説明する。図7の(b),(c)は、VTRが高速
再生状態からスチル再生の状態に変更された場合の図1
に示されている音響信号処理装置の動作例を説明するた
めの図であるが、図中においてSTL信号がローレベル
の状態の期間における動作、すなわち図7の(b),
(c)における信号ブロック期間1から信号ブロック期
間3の始めの部分までの動作は、記録再生装置がN倍速
の再生動作{図示の例はN=5の場合である}を行なっ
ている状態を示している。前記した図7の(b),
(c)における信号ブロック期間1から信号ブロック期
間3の始めの部分までの区間で記録再生装置がN倍速の
再生動作を行なっている状態において記録媒体から再生
される音響信号、すなわち記録の対象にされていた原音
響信号に比べて1/Nに時間軸が圧縮された状態の時間
軸圧縮音響信号における時間軸上で所定の時間長T毎に
区切られた時間軸圧縮音響信号(信号ブロック区間毎の
ブロック信号)中のT/N秒の時間長(T/Nの書込み
期間長)の時間軸圧縮音響信号のメモリへの書込み動作
と、メモリからの読出し動作とは、時間軸上において図
7の(b),(c)における信号ブロック期間1から信
号ブロック期間3の始めの部分までに例示されているよ
うに行なわれる。
【0034】図7の(b),(c)における各信号ブロ
ック区間1,2…中に示されている一点鎖線図示の矢印
は、メモリへ情報が書込まれている状態を示しているも
のであり、また図中の太実線図示の矢印はメモリから情
報が読出されている状態を示していることは既述した図
7の(a)の場合と同様であり、また後述の図6につい
ても同様である。図示の例ではメモリのアドレスが0h
から7FFFhまでであるとされている。図7の
(b),(c)において信号ブロック区間1について
は、書込みアドレス値が0のイの点から書込みアドレス
値が7FFFhのロの点まで連続して、書込み情報の番
号S1の書込み情報についての書込み動作が行なわれ、
また、読出しアドレス値が0のイの点から読出しアドレ
ス値が7FFFhのハの点まで連続して、読出し情報の
番号S1の読出し情報についての読出し動作が行なわ
れ、信号ブロック区間2についても、書込みアドレス値
が0のニの点から書込みアドレス値が7FFFhのホの
点まで連続して、書込み情報の番号S2の書込み情報に
ついての書込み動作が行なわれ、また、読出しアドレス
値が0のニの点から読出しアドレス値が7FFFhのヘ
の点まで連続して、読出し情報の番号S2の読出し情報
についての読出し動作が行なわれる。
ック区間1,2…中に示されている一点鎖線図示の矢印
は、メモリへ情報が書込まれている状態を示しているも
のであり、また図中の太実線図示の矢印はメモリから情
報が読出されている状態を示していることは既述した図
7の(a)の場合と同様であり、また後述の図6につい
ても同様である。図示の例ではメモリのアドレスが0h
から7FFFhまでであるとされている。図7の
(b),(c)において信号ブロック区間1について
は、書込みアドレス値が0のイの点から書込みアドレス
値が7FFFhのロの点まで連続して、書込み情報の番
号S1の書込み情報についての書込み動作が行なわれ、
また、読出しアドレス値が0のイの点から読出しアドレ
ス値が7FFFhのハの点まで連続して、読出し情報の
番号S1の読出し情報についての読出し動作が行なわ
れ、信号ブロック区間2についても、書込みアドレス値
が0のニの点から書込みアドレス値が7FFFhのホの
点まで連続して、書込み情報の番号S2の書込み情報に
ついての書込み動作が行なわれ、また、読出しアドレス
値が0のニの点から読出しアドレス値が7FFFhのヘ
の点まで連続して、読出し情報の番号S2の読出し情報
についての読出し動作が行なわれる。
【0035】すなわち、信号STLがローレベルの状態
を示している図7の(b),(c)において信号ブロッ
ク区間1〜信号ブロック2の区間においては、制御部7
から読出しアドレスカウンタ11に供給される読出しク
ロック信号RCKによって、読出しアドレスカウンタ1
1からは0hから7FFFhまでの読出しアドレス信号
RADが繰返して出力されている。前記の読出しアドレ
ス信号RADは選択回路22を介してメモリのアドレス
端子ADDに供給されてメモリ13からはメモリのアド
レス値0hから7FFFhまでの記憶データを読出して
デジタルアナログ変換器5に供給する。また、読出し状
態検出部12では前記の読出しアドレス信号RADが0
hとなる度毎に、ハイレベルの状態の信号が出力されて
D型フリップフロップ23のセット端子Sに与える。そ
れにより、D型フリップフロップ23では読出しアドレ
ス信号RADが0hとなる度毎に、ハイレベルの状態の
イネーブル信号WEN(書込み許可信号WEN)を書込
みアドレスカウンタ24のイネーブル端子ENに供給す
る。
を示している図7の(b),(c)において信号ブロッ
ク区間1〜信号ブロック2の区間においては、制御部7
から読出しアドレスカウンタ11に供給される読出しク
ロック信号RCKによって、読出しアドレスカウンタ1
1からは0hから7FFFhまでの読出しアドレス信号
RADが繰返して出力されている。前記の読出しアドレ
ス信号RADは選択回路22を介してメモリのアドレス
端子ADDに供給されてメモリ13からはメモリのアド
レス値0hから7FFFhまでの記憶データを読出して
デジタルアナログ変換器5に供給する。また、読出し状
態検出部12では前記の読出しアドレス信号RADが0
hとなる度毎に、ハイレベルの状態の信号が出力されて
D型フリップフロップ23のセット端子Sに与える。そ
れにより、D型フリップフロップ23では読出しアドレ
ス信号RADが0hとなる度毎に、ハイレベルの状態の
イネーブル信号WEN(書込み許可信号WEN)を書込
みアドレスカウンタ24のイネーブル端子ENに供給す
る。
【0036】それで、書込みアドレスカウンタ24は制
御部7から供給される書込みクロック信号WCKによっ
て、0hから7FFFhまでの書込みアドレス信号WA
Dを出力する。前記の書込みアドレス信号WADは、選
択回路22を介してメモリのアドレス端子ADDに供給
される。そして、メモリ13ではアナログデジタル変換
器4から端子DATに供給されているデータを、メモリ
のアドレス値0hから7FFFhまでに書込む。また、
書込み状態検出部25では前記の書込みアドレス信号W
ADがメモリ13の最大アドレス値W7FFFhになる
度毎に、ハイレベルの状態の信号を出力してD型フリッ
プフロップ23のクロック端子に与えて、Q出力端子か
ら出力されているイネーブル信号WENをローレベルに
変化させて、それにより書込みアドレスカウンタ24の
計数を停止させる。
御部7から供給される書込みクロック信号WCKによっ
て、0hから7FFFhまでの書込みアドレス信号WA
Dを出力する。前記の書込みアドレス信号WADは、選
択回路22を介してメモリのアドレス端子ADDに供給
される。そして、メモリ13ではアナログデジタル変換
器4から端子DATに供給されているデータを、メモリ
のアドレス値0hから7FFFhまでに書込む。また、
書込み状態検出部25では前記の書込みアドレス信号W
ADがメモリ13の最大アドレス値W7FFFhになる
度毎に、ハイレベルの状態の信号を出力してD型フリッ
プフロップ23のクロック端子に与えて、Q出力端子か
ら出力されているイネーブル信号WENをローレベルに
変化させて、それにより書込みアドレスカウンタ24の
計数を停止させる。
【0037】次に、図7の(b),(c)において、ト
の点から開始する信号ブロック区間3では、信号ブロッ
ク区間3の始めの部分に再生モードが5倍速の再生モー
ドから静止画再生モードに変更されたことにより、ST
L信号がローレベルの状態からハイレベルの状態に変化
すると、前記のSTL信号のレベルの変化の時点に単安
定マルチバイブレータ26の出力パルスがクロック端子
に与えられたD型フリップフロップ21では、それのデ
ータ端子Dに書込みアドレスカウンタ24から供給され
ている書込みアドレス信号WADを読込む。前記したD
型フリップフロップ21に読込まれた書込みアドレス信
号WADは図7の(b)におけるチの点や、図7の
(c)におけるノの点と対応するアドレス値WSTP、
すなわちメモリに対する書込み動作が中断された時点に
おける書込みアドレス値WSTPのデータである。
の点から開始する信号ブロック区間3では、信号ブロッ
ク区間3の始めの部分に再生モードが5倍速の再生モー
ドから静止画再生モードに変更されたことにより、ST
L信号がローレベルの状態からハイレベルの状態に変化
すると、前記のSTL信号のレベルの変化の時点に単安
定マルチバイブレータ26の出力パルスがクロック端子
に与えられたD型フリップフロップ21では、それのデ
ータ端子Dに書込みアドレスカウンタ24から供給され
ている書込みアドレス信号WADを読込む。前記したD
型フリップフロップ21に読込まれた書込みアドレス信
号WADは図7の(b)におけるチの点や、図7の
(c)におけるノの点と対応するアドレス値WSTP、
すなわちメモリに対する書込み動作が中断された時点に
おける書込みアドレス値WSTPのデータである。
【0038】ところでメモリに対する書込み動作が中断
された時点における書込みアドレス値WSTPが、メモ
リの最小アドレス値0000hから最大アドレス値7F
FFhまでの全領域における下位アドレス領域に属して
いる図7の(b)の場合と、前記した書込み動作が中断
された時点における書込みアドレス値WSTPが、メモ
リの最小アドレス値0000hから最大アドレス値7F
FFhまでの全領域における上位アドレス領域に属して
いる図7の(c)の場合とにおいては、図7の(b),
(c)における信号ブロック区間3以降におけるメモリ
13からの読出し区間を異にしている。
された時点における書込みアドレス値WSTPが、メモ
リの最小アドレス値0000hから最大アドレス値7F
FFhまでの全領域における下位アドレス領域に属して
いる図7の(b)の場合と、前記した書込み動作が中断
された時点における書込みアドレス値WSTPが、メモ
リの最小アドレス値0000hから最大アドレス値7F
FFhまでの全領域における上位アドレス領域に属して
いる図7の(c)の場合とにおいては、図7の(b),
(c)における信号ブロック区間3以降におけるメモリ
13からの読出し区間を異にしている。
【0039】まず再生モードがN倍速の再生モードから
静止画再生モードに変更されてSTL信号がローレベル
の状態からハイレベルの状態に変化して、メモリ13に
対する書込み動作が中断された時点における書込みアド
レス値WSTPが、メモリの最小アドレス値0000h
から最大アドレス値7FFFhまでの全領域における下
位領域であった場合の状態を示している図7の(b)の場
合について説明する。この場合にD型フリップフロップ
21で保持されている書込みアドレス値WSTPにおけ
る最上位桁WMSBは「0」となっているから、WST
Pにおける最上位桁WMSBの「0」が与えられたイン
バータ18は、それから「1」を出力してアンド回路1
7に供給する。前記のアンド回路17にはSTL信号が
ローレベルの状態からハイレベルの状態に変化した時点
に単安定マルチバイブレータ26から出力されたパルス
も与えられているから、アンド回路17からはSTL信
号がハイレベルの状態になった時点の直後に、ハイレベ
ルの状態の出力信号(パルス)がオア回路15に供給さ
れる。
静止画再生モードに変更されてSTL信号がローレベル
の状態からハイレベルの状態に変化して、メモリ13に
対する書込み動作が中断された時点における書込みアド
レス値WSTPが、メモリの最小アドレス値0000h
から最大アドレス値7FFFhまでの全領域における下
位領域であった場合の状態を示している図7の(b)の場
合について説明する。この場合にD型フリップフロップ
21で保持されている書込みアドレス値WSTPにおけ
る最上位桁WMSBは「0」となっているから、WST
Pにおける最上位桁WMSBの「0」が与えられたイン
バータ18は、それから「1」を出力してアンド回路1
7に供給する。前記のアンド回路17にはSTL信号が
ローレベルの状態からハイレベルの状態に変化した時点
に単安定マルチバイブレータ26から出力されたパルス
も与えられているから、アンド回路17からはSTL信
号がハイレベルの状態になった時点の直後に、ハイレベ
ルの状態の出力信号(パルス)がオア回路15に供給さ
れる。
【0040】前記のオア回路15からの出力信号が与え
られた単安定マルチバイブレータ14からは、所定のパ
ルス幅のパルスが読出しアドレスカウンタ11の端子L
Dに供給される。ところで、前記したD型フリップフロ
ップ21で保持されている書込みアドレス値WSTPに
おける最上位桁WMSBの「0」が選択制御信号として
供給されている選択回路10は、アドレス値WSTPを
選択して読出しアドレスカウンタ11の端子IPDに与
えているから、読出しアドレスカウンタ11には前記し
た書込みアドレス値WSTPが読出しアドレス値の初期
値としてロードされる。それで、メモリに対する書込み
動作が中断された時点における書込みアドレス値WST
Pが、メモリの最小アドレス値0000hから最大アド
レス値7FFFhまでの全領域における下位アドレス領
域に属している図7の(b)の場合における信号ブロッ
ク区間3では、トの点で開始されて書込み動作が中断さ
れたチの点までに行なわれた極く僅かな書込み期間中
に、トの点から開始されてテの点までに達していた読出
しアドレスの進行によって読出された書込み情報の番号
S3の書込み情報と対応して情報の再生動作が行なわれ
た後に、前記のテの点において、前記した書込み動作が
中断された時点における書込みアドレス値WSTPと同
じ数値の読出しアドレス値へと読出しアドレスが変更さ
れて、前記した書込み動作が中断された時点における書
込みアドレス値WSTPを読出しアドレスの初期値とな
るようにして図7の(b)におけるチの点から読出しア
ドレス値が進行される。
られた単安定マルチバイブレータ14からは、所定のパ
ルス幅のパルスが読出しアドレスカウンタ11の端子L
Dに供給される。ところで、前記したD型フリップフロ
ップ21で保持されている書込みアドレス値WSTPに
おける最上位桁WMSBの「0」が選択制御信号として
供給されている選択回路10は、アドレス値WSTPを
選択して読出しアドレスカウンタ11の端子IPDに与
えているから、読出しアドレスカウンタ11には前記し
た書込みアドレス値WSTPが読出しアドレス値の初期
値としてロードされる。それで、メモリに対する書込み
動作が中断された時点における書込みアドレス値WST
Pが、メモリの最小アドレス値0000hから最大アド
レス値7FFFhまでの全領域における下位アドレス領
域に属している図7の(b)の場合における信号ブロッ
ク区間3では、トの点で開始されて書込み動作が中断さ
れたチの点までに行なわれた極く僅かな書込み期間中
に、トの点から開始されてテの点までに達していた読出
しアドレスの進行によって読出された書込み情報の番号
S3の書込み情報と対応して情報の再生動作が行なわれ
た後に、前記のテの点において、前記した書込み動作が
中断された時点における書込みアドレス値WSTPと同
じ数値の読出しアドレス値へと読出しアドレスが変更さ
れて、前記した書込み動作が中断された時点における書
込みアドレス値WSTPを読出しアドレスの初期値とな
るようにして図7の(b)におけるチの点から読出しア
ドレス値が進行される。
【0041】また、前記したD型フリップフロップ21
で保持されている書込みアドレス値WSTPにおける最
上位桁WMSBを選択制御信号として選択動作を行なう
選択回路19は、前記したD型フリップフロップ21で
保持されている書込みアドレス値WSTPにおける最上
位桁WMSBが「0」となっているので、選択回路19
に入力されている2つのデータの内で、置数器20に設
定されているアドレス値7FFFhの方を選択して、そ
れを比較回路16に与えるような選択動作を行なう。そ
して、前記の比較回路16では読出しアドレスカウンタ
11から出力されている読出しアドレス信号RADが7
FFFhになった図7の(b)におけるソの時点にハイ
レベルの出力信号をオア回路15に与える。前記のオア
回路15からの出力信号が与えられた単安定マルチバイ
ブレータ14からは、所定のパルス幅のパルスが読出し
アドレスカウンタ11の端子LDに供給されるから、読
出しアドレスカウンタ11には前記した書込みアドレス
値WSTPが読出しアドレス値の初期値としてロードさ
れる。
で保持されている書込みアドレス値WSTPにおける最
上位桁WMSBを選択制御信号として選択動作を行なう
選択回路19は、前記したD型フリップフロップ21で
保持されている書込みアドレス値WSTPにおける最上
位桁WMSBが「0」となっているので、選択回路19
に入力されている2つのデータの内で、置数器20に設
定されているアドレス値7FFFhの方を選択して、そ
れを比較回路16に与えるような選択動作を行なう。そ
して、前記の比較回路16では読出しアドレスカウンタ
11から出力されている読出しアドレス信号RADが7
FFFhになった図7の(b)におけるソの時点にハイ
レベルの出力信号をオア回路15に与える。前記のオア
回路15からの出力信号が与えられた単安定マルチバイ
ブレータ14からは、所定のパルス幅のパルスが読出し
アドレスカウンタ11の端子LDに供給されるから、読
出しアドレスカウンタ11には前記した書込みアドレス
値WSTPが読出しアドレス値の初期値としてロードさ
れる。
【0042】それにより、図7の(b)の場合における
信号ブロック区間4では、前記したメモリに対する書込
み動作が中断された時点における書込みアドレス値WS
TPと同じ数値の読出しアドレス値を初期値として図7
の(b)におけるツの点から読出しアドレス値が進行さ
れ、またWSTPにおける最上位桁WMSBの「0」が
選択制御信号として与えられた選択回路19が、置数器
20に設定されているアドレス値7FFFhを選択して
それを比較回路16に与え、前記の比較回路16では読
出しアドレスカウンタ11から出力されている読出しア
ドレス信号RADが7FFFhに達した図7の(b)に
おけるネの時点にハイレベルの出力信号をオア回路15
に与える。
信号ブロック区間4では、前記したメモリに対する書込
み動作が中断された時点における書込みアドレス値WS
TPと同じ数値の読出しアドレス値を初期値として図7
の(b)におけるツの点から読出しアドレス値が進行さ
れ、またWSTPにおける最上位桁WMSBの「0」が
選択制御信号として与えられた選択回路19が、置数器
20に設定されているアドレス値7FFFhを選択して
それを比較回路16に与え、前記の比較回路16では読
出しアドレスカウンタ11から出力されている読出しア
ドレス信号RADが7FFFhに達した図7の(b)に
おけるネの時点にハイレベルの出力信号をオア回路15
に与える。
【0043】次いで、前記のオア回路15からの出力信
号が与えられた単安定マルチバイブレータ14から所定
のパルス幅のパルスが読出しアドレスカウンタ11の端
子LDに供給されることにより、読出しアドレスカウン
タ11には、メモリに対する書込み動作が中断された時
点における書込みアドレス値WSTPが、読出しアドレ
ス値の初期値としてロードされて、信号ブロック区間5
における読出しアドレスカウンタ11における計数動作
が開始されることにより、信号ブロック区間5では図7
の(b)におけるナの点からラの点までの間でメモリ1
3に対する読出し動作が開始される。次の信号ブロック
区間6におけるムの点からウの点までの読出し動作も、
信号ブロック区間4,5について既述したところと同様
な動作態様で行なわれるので、ここでの詳細な説明は省
略する。なお、図7の(b)における信号ブロック区間
3以降の各信号ブロック区間においては、読出し情報の
番号S3の読出し情報と読出し情報の番号S2の読出し情
報との内における時間長の大きな読出し情報の番号S2
の読出し情報だけについての読出し動作が行なわれるこ
とになる。
号が与えられた単安定マルチバイブレータ14から所定
のパルス幅のパルスが読出しアドレスカウンタ11の端
子LDに供給されることにより、読出しアドレスカウン
タ11には、メモリに対する書込み動作が中断された時
点における書込みアドレス値WSTPが、読出しアドレ
ス値の初期値としてロードされて、信号ブロック区間5
における読出しアドレスカウンタ11における計数動作
が開始されることにより、信号ブロック区間5では図7
の(b)におけるナの点からラの点までの間でメモリ1
3に対する読出し動作が開始される。次の信号ブロック
区間6におけるムの点からウの点までの読出し動作も、
信号ブロック区間4,5について既述したところと同様
な動作態様で行なわれるので、ここでの詳細な説明は省
略する。なお、図7の(b)における信号ブロック区間
3以降の各信号ブロック区間においては、読出し情報の
番号S3の読出し情報と読出し情報の番号S2の読出し情
報との内における時間長の大きな読出し情報の番号S2
の読出し情報だけについての読出し動作が行なわれるこ
とになる。
【0044】これまでに図7の(b)を参照して説明し
て来たところから明らかなように、図1に示されている
音響信号処理装置では、メモリに対する書込み動作が中
断された時点における書込みアドレス値WSTPが、メ
モリの最小アドレス値0000hから最大アドレス値7
FFFhまでの全領域における下位アドレス領域に属し
ている図7の(b)の場合には、走行していた記録媒体
が停止してSTL信号がローレベルの状態からハイレベ
ルの状態に変化して、メモリ13に対する書込み動作が
中断された時点における書込みアドレス値WSTPと同
一の読出しアドレス値からメモリの最大アドレス値7F
FFhまでのメモリ領域について、異和感を与えたり、
雑音感を与えたりしない状態の信号{図3の(b)にお
ける信号ブロック3以降の各信号ブロック区間では、読
出し情報の番号S3の読出し情報と読出し情報の番号S2
の読出し情報との内で、時間長の大きな読出し情報の番
号S2の読出し情報}の読出しが行なわれるために、従来
装置で問題になったような雑音を感じさせない状態の再
生音響を得ることができる。
て来たところから明らかなように、図1に示されている
音響信号処理装置では、メモリに対する書込み動作が中
断された時点における書込みアドレス値WSTPが、メ
モリの最小アドレス値0000hから最大アドレス値7
FFFhまでの全領域における下位アドレス領域に属し
ている図7の(b)の場合には、走行していた記録媒体
が停止してSTL信号がローレベルの状態からハイレベ
ルの状態に変化して、メモリ13に対する書込み動作が
中断された時点における書込みアドレス値WSTPと同
一の読出しアドレス値からメモリの最大アドレス値7F
FFhまでのメモリ領域について、異和感を与えたり、
雑音感を与えたりしない状態の信号{図3の(b)にお
ける信号ブロック3以降の各信号ブロック区間では、読
出し情報の番号S3の読出し情報と読出し情報の番号S2
の読出し情報との内で、時間長の大きな読出し情報の番
号S2の読出し情報}の読出しが行なわれるために、従来
装置で問題になったような雑音を感じさせない状態の再
生音響を得ることができる。
【0045】次に、走行していた記録媒体が停止してS
TL信号がローレベルの状態からハイレベルの状態に変
化して、メモリ13に対する書込み動作が中断された時
点における書込みアドレス値WSTPが、メモリの最小
アドレス値0000hから最大アドレス値7FFFhま
での全領域における上位領域であった場合の動作態様を
示している図7の(c)の場合について説明する。図7の
(c)に示してある順次の信号ブロック区間の内で、走行
していた記録媒体が停止してSTL信号がローレベルの
状態からハイレベルの状態に変化した信号ブロック区間
3において、メモリ13に対する書込み動作が中断され
た時点にD型フリップフロップ21で保持した書込みア
ドレス値WSTPの最上位桁WMSBは「1」となって
いるから、前記の書込みアドレス値WSTPにおける最
上位桁WMSBの「1」が与えられたインバータ18
は、それから「0」を出力してアンド回路17に供給す
る。
TL信号がローレベルの状態からハイレベルの状態に変
化して、メモリ13に対する書込み動作が中断された時
点における書込みアドレス値WSTPが、メモリの最小
アドレス値0000hから最大アドレス値7FFFhま
での全領域における上位領域であった場合の動作態様を
示している図7の(c)の場合について説明する。図7の
(c)に示してある順次の信号ブロック区間の内で、走行
していた記録媒体が停止してSTL信号がローレベルの
状態からハイレベルの状態に変化した信号ブロック区間
3において、メモリ13に対する書込み動作が中断され
た時点にD型フリップフロップ21で保持した書込みア
ドレス値WSTPの最上位桁WMSBは「1」となって
いるから、前記の書込みアドレス値WSTPにおける最
上位桁WMSBの「1」が与えられたインバータ18
は、それから「0」を出力してアンド回路17に供給す
る。
【0046】それで、走行していた記録媒体が停止して
STL信号がローレベルの状態からハイレベルの状態に
変化した時点に単安定マルチバイブレータ26から出力
されタパルスがアンド回路17に与えられても、アンド
回路17からオア回路15にはハイレベルの状態の信号
が供給されず、したがって、前記したSTL信号がロー
レベルの状態からハイレベルの状態に変化した時点にお
いては、単安定マルチバイブレータ14から読出しアド
レスカウンタ11のロード端子LDに対して信号は供給
されない。既述したように前記したD型フリップフロッ
プ21で保持されている書込みアドレス値WSTPにお
ける最上位桁WMSBが「1」となっているので、選択
回路10はそれに入力されている2つのデータの内で、
置数器9に設定されていた数値0hを選択して、読出し
アドレスカウンタ11の端子IPDに与える。
STL信号がローレベルの状態からハイレベルの状態に
変化した時点に単安定マルチバイブレータ26から出力
されタパルスがアンド回路17に与えられても、アンド
回路17からオア回路15にはハイレベルの状態の信号
が供給されず、したがって、前記したSTL信号がロー
レベルの状態からハイレベルの状態に変化した時点にお
いては、単安定マルチバイブレータ14から読出しアド
レスカウンタ11のロード端子LDに対して信号は供給
されない。既述したように前記したD型フリップフロッ
プ21で保持されている書込みアドレス値WSTPにお
ける最上位桁WMSBが「1」となっているので、選択
回路10はそれに入力されている2つのデータの内で、
置数器9に設定されていた数値0hを選択して、読出し
アドレスカウンタ11の端子IPDに与える。
【0047】他方、前記したD型フリップフロップ21
で保持されている書込みアドレス値WSTPにおける最
上位桁WMSBを選択制御信号として選択動作を行なう
選択回路19は、前記したD型フリップフロップ21で
保持されている書込みアドレス値WSTPにおける最上
位桁WMSBが「1」となっているので、選択回路19
に入力されている2つのデータの内で、D型フリップフ
ロップ21で保持されている書込みアドレス値WSTP
を選択して、それを比較回路16に与える。前記の比較
回路16では読出しアドレスカウンタ11から出力され
ている読出しアドレス信号RADのアドレス値が、前記
した書込みアドレス値WSTPと一致した図7の(c)
における信号ブロック区間3のオの時点にハイレベルの
出力信号をオア回路15に与える。なお、図7の(c)
における信号ブロック区間3においては、図中のトの点
からオの点までの間で、読出し情報の番号S3の読出し
情報だけについての読出しが行なわれることになる。
で保持されている書込みアドレス値WSTPにおける最
上位桁WMSBを選択制御信号として選択動作を行なう
選択回路19は、前記したD型フリップフロップ21で
保持されている書込みアドレス値WSTPにおける最上
位桁WMSBが「1」となっているので、選択回路19
に入力されている2つのデータの内で、D型フリップフ
ロップ21で保持されている書込みアドレス値WSTP
を選択して、それを比較回路16に与える。前記の比較
回路16では読出しアドレスカウンタ11から出力され
ている読出しアドレス信号RADのアドレス値が、前記
した書込みアドレス値WSTPと一致した図7の(c)
における信号ブロック区間3のオの時点にハイレベルの
出力信号をオア回路15に与える。なお、図7の(c)
における信号ブロック区間3においては、図中のトの点
からオの点までの間で、読出し情報の番号S3の読出し
情報だけについての読出しが行なわれることになる。
【0048】それにより前記のオア回路15からの出力
信号が与えられた単安定マルチバイブレータ14から
は、所定のパルス幅のパルスが読出しアドレスカウンタ
11の端子LDに供給される。それで、読出しアドレス
カウンタ11には、選択回路10で選択されて読出しア
ドレスカウンタ11の端子IPDに与えられている置数
器9に設定されていた数値0hが、信号ブロック区間4
の始端のクの時点に読出しアドレス値の初期値としてロ
ードされ、読出しアドレスカウンタ11は制御部7から
供給される読出しクロック信号RCKによって計数動作
を開始する。読出しアドレスカウンタ11から出力され
る読出しアドレス信号によって示される読出しアドレス
値が0hから増加して行き、前記したD型フリップフロ
ップ21で保持されている書込みアドレス値WSTPに
達した図7の(c)における信号ブロック区間4のヤの
時点に、ハイレベルの出力信号をオア回路15に与え
る。この図7の(c)における信号ブロック区間4にお
いても、図中のクの点からヤの点までの間に、読出し情
報の番号S3の読出し情報だけについての読出しが行な
われることになる。
信号が与えられた単安定マルチバイブレータ14から
は、所定のパルス幅のパルスが読出しアドレスカウンタ
11の端子LDに供給される。それで、読出しアドレス
カウンタ11には、選択回路10で選択されて読出しア
ドレスカウンタ11の端子IPDに与えられている置数
器9に設定されていた数値0hが、信号ブロック区間4
の始端のクの時点に読出しアドレス値の初期値としてロ
ードされ、読出しアドレスカウンタ11は制御部7から
供給される読出しクロック信号RCKによって計数動作
を開始する。読出しアドレスカウンタ11から出力され
る読出しアドレス信号によって示される読出しアドレス
値が0hから増加して行き、前記したD型フリップフロ
ップ21で保持されている書込みアドレス値WSTPに
達した図7の(c)における信号ブロック区間4のヤの
時点に、ハイレベルの出力信号をオア回路15に与え
る。この図7の(c)における信号ブロック区間4にお
いても、図中のクの点からヤの点までの間に、読出し情
報の番号S3の読出し情報だけについての読出しが行な
われることになる。
【0049】それにより前記のオア回路15からの出力
信号が与えられた単安定マルチバイブレータ14から
は、所定のパルス幅のパルスが読出しアドレスカウンタ
11の端子LDに供給されて、読出しアドレスカウンタ
11には、選択回路10で選択されて読出しアドレスカ
ウンタ11の端子IPDに与えられている置数器9に設
定されていた数値0hが、信号ブロック区間5の始端の
マの時点に読出しアドレス値の初期値としてロードさ
れ、読出しアドレスカウンタ11は制御部7から供給さ
れる読出しクロック信号RCKによって計数動作を開始
する。次の信号ブロック区間5におけるマの点からケの
点までの読出し動作、及び信号ブロック区間6における
フの点からコの点までの読出し動作も、信号ブロック区
間4について既述したところと同様な動作態様で行なわ
れるので、ここでの詳細な説明は省略する。
信号が与えられた単安定マルチバイブレータ14から
は、所定のパルス幅のパルスが読出しアドレスカウンタ
11の端子LDに供給されて、読出しアドレスカウンタ
11には、選択回路10で選択されて読出しアドレスカ
ウンタ11の端子IPDに与えられている置数器9に設
定されていた数値0hが、信号ブロック区間5の始端の
マの時点に読出しアドレス値の初期値としてロードさ
れ、読出しアドレスカウンタ11は制御部7から供給さ
れる読出しクロック信号RCKによって計数動作を開始
する。次の信号ブロック区間5におけるマの点からケの
点までの読出し動作、及び信号ブロック区間6における
フの点からコの点までの読出し動作も、信号ブロック区
間4について既述したところと同様な動作態様で行なわ
れるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0050】これまでに図7の(c)を参照して説明し
て来たところから明らかなように、図1に示されている
音響信号処理装置では、メモリに対する書込み動作が中
断された時点における書込みアドレス値WSTPが、メ
モリの最小アドレス値0000hから最大アドレス値7
FFFhまでの全領域における上位アドレス領域に属し
ている図7の(c)の場合には、メモリの最小アドレス
値0hから、走行していた記録媒体が停止してSTL信
号がローレベルの状態からハイレベルの状態に変化し
て、メモリ13に対する書込み動作が中断された時点に
おける書込みアドレス値WSTPと同一の読出しアドレ
ス値までのメモリ領域について、読出し動作が行なわれ
るようにしたので、従来装置で問題になったような雑音
を感じさせない状態の再生音響を得ることができる。
て来たところから明らかなように、図1に示されている
音響信号処理装置では、メモリに対する書込み動作が中
断された時点における書込みアドレス値WSTPが、メ
モリの最小アドレス値0000hから最大アドレス値7
FFFhまでの全領域における上位アドレス領域に属し
ている図7の(c)の場合には、メモリの最小アドレス
値0hから、走行していた記録媒体が停止してSTL信
号がローレベルの状態からハイレベルの状態に変化し
て、メモリ13に対する書込み動作が中断された時点に
おける書込みアドレス値WSTPと同一の読出しアドレ
ス値までのメモリ領域について、読出し動作が行なわれ
るようにしたので、従来装置で問題になったような雑音
を感じさせない状態の再生音響を得ることができる。
【0051】図7の(b),(c)を参照して、これま
でに説明して来た図1の音響信号処理装置では、メモリ
に対する書込み動作が中断された時点における書込みア
ドレス値WSTPが、メモリの最小アドレス値0000
hから最大アドレス値7FFFhまでの全領域における
上位アドレス領域に属しているか、あるいは下位アドレ
ス領域に属している場合に、信号ブロック区間から読出
すべき読出し情報として、2つの領域に属する読出し対
象の2つの読出し情報の内から、時間長の大きな方の読
出し情報を選択して読出しが行なわれるようにしていた
が、図2に例示してある本発明の音響信号処理装置は、
メモリに対する書込み動作が中断された時点における書
込みアドレス値WSTPが、メモリの最小アドレス値0
000hから最大アドレス値7FFFhまでの全領域中
の中央付近のアドレス値を示す場合には、メモリの全領
域からの読出し情報を使用しても、再生音響に雑音感を
覚えないということに着目して、メモリの最小アドレス
値0000hから最大アドレス値7FFFhまでの全領
域を、上位アドレス領域と、下位アドレス領域との他
に、前記した上位アドレス領域と、下位アドレス領域と
の間に設定した中間アドレスとの3つのアドレス領域の
内で、どのアドレス領域中にメモリに対する書込み動作
が中断された書込みアドレス値WSTPが存在するのか
を判定し、その判定結果に従って音響信号処理が行なわ
れるようにしたものであり、以下、図6をも参照して、
図2に例示してある本発明の音響信号処理装置の動作に
ついての説明を行なう。
でに説明して来た図1の音響信号処理装置では、メモリ
に対する書込み動作が中断された時点における書込みア
ドレス値WSTPが、メモリの最小アドレス値0000
hから最大アドレス値7FFFhまでの全領域における
上位アドレス領域に属しているか、あるいは下位アドレ
ス領域に属している場合に、信号ブロック区間から読出
すべき読出し情報として、2つの領域に属する読出し対
象の2つの読出し情報の内から、時間長の大きな方の読
出し情報を選択して読出しが行なわれるようにしていた
が、図2に例示してある本発明の音響信号処理装置は、
メモリに対する書込み動作が中断された時点における書
込みアドレス値WSTPが、メモリの最小アドレス値0
000hから最大アドレス値7FFFhまでの全領域中
の中央付近のアドレス値を示す場合には、メモリの全領
域からの読出し情報を使用しても、再生音響に雑音感を
覚えないということに着目して、メモリの最小アドレス
値0000hから最大アドレス値7FFFhまでの全領
域を、上位アドレス領域と、下位アドレス領域との他
に、前記した上位アドレス領域と、下位アドレス領域と
の間に設定した中間アドレスとの3つのアドレス領域の
内で、どのアドレス領域中にメモリに対する書込み動作
が中断された書込みアドレス値WSTPが存在するのか
を判定し、その判定結果に従って音響信号処理が行なわ
れるようにしたものであり、以下、図6をも参照して、
図2に例示してある本発明の音響信号処理装置の動作に
ついての説明を行なう。
【0052】図6の(a)〜(c)は、VTRが高速再
生状態からスチル再生の状態に変更された場合の図2に
示されている音響信号処理装置の動作例を説明するため
の図であるが、図中においてSTL信号がローレベルの
状態の期間における動作、すなわち図6の(a)〜
(c)における信号ブロック期間1から信号ブロック期
間3の始めの部分までの動作は、記録再生装置がN倍速
の再生動作{図示の例はN=5の場合である}を行なっ
ている状態を示している。前記した図6の(a)〜
(c)における信号ブロック期間1から信号ブロック期
間3の始めの部分までの区間で、記録再生装置がN倍速
の再生動作を行なっている状態において、記録媒体から
再生される音響信号、すなわち記録の対象にされていた
原音響信号に比べて1/Nに時間軸が圧縮された状態の
時間軸圧縮音響信号における時間軸上で所定の時間長T
毎に区切られた時間軸圧縮音響信号(信号ブロック区間
毎のブロック信号)中のT/N秒の時間長(T/Nの書
込み期間長)の時間軸圧縮音響信号のメモリへの書込み
動作と、メモリからの読出し動作とは、時間軸上におい
て図6の(b),(c)における信号ブロック期間1か
ら信号ブロック期間3の始めの部分までに例示されてい
るように行なわれる。
生状態からスチル再生の状態に変更された場合の図2に
示されている音響信号処理装置の動作例を説明するため
の図であるが、図中においてSTL信号がローレベルの
状態の期間における動作、すなわち図6の(a)〜
(c)における信号ブロック期間1から信号ブロック期
間3の始めの部分までの動作は、記録再生装置がN倍速
の再生動作{図示の例はN=5の場合である}を行なっ
ている状態を示している。前記した図6の(a)〜
(c)における信号ブロック期間1から信号ブロック期
間3の始めの部分までの区間で、記録再生装置がN倍速
の再生動作を行なっている状態において、記録媒体から
再生される音響信号、すなわち記録の対象にされていた
原音響信号に比べて1/Nに時間軸が圧縮された状態の
時間軸圧縮音響信号における時間軸上で所定の時間長T
毎に区切られた時間軸圧縮音響信号(信号ブロック区間
毎のブロック信号)中のT/N秒の時間長(T/Nの書
込み期間長)の時間軸圧縮音響信号のメモリへの書込み
動作と、メモリからの読出し動作とは、時間軸上におい
て図6の(b),(c)における信号ブロック期間1か
ら信号ブロック期間3の始めの部分までに例示されてい
るように行なわれる。
【0053】図6の(a)〜(c)における各信号ブロ
ック区間1,2…中に示されている一点鎖線図示の矢印
は、メモリへ情報が書込まれている状態を示しているも
のであり、また図中の太実線図示の矢印はメモリから情
報が読出されている状態を示していることは既述した図
7の(a)〜(c)の場合と同様である。また、この図
6の例でもメモリのアドレス領域は最小アドレス0hか
ら最大アドレス7FFFhまでであるとされている。図
6の(a)〜(c)において信号ブロック区間1につい
ては、書込みアドレス値が0のイの点から書込みアドレ
ス値が7FFFhのロの点まで連続して、書込み情報の
番号S1の書込み情報についての書込み動作が行なわ
れ、また、読出しアドレス値が0のイの点から読出しア
ドレス値が7FFFhのハの点まで連続して、読出し情
報の番号S1の読出し情報についての読出し動作が行な
われ、信号ブロック区間2についても、書込みアドレス
値が0のニの点から書込みアドレス値が7FFFhのホ
の点まで連続して、書込み情報の番号S2の書込み情報
についての書込み動作が行なわれ、また、読出しアドレ
ス値が0のニの点から読出しアドレス値が7FFFhの
ヘの点まで連続して、読出し情報の番号S2の読出し情
報についての読出し動作が行なわれる。
ック区間1,2…中に示されている一点鎖線図示の矢印
は、メモリへ情報が書込まれている状態を示しているも
のであり、また図中の太実線図示の矢印はメモリから情
報が読出されている状態を示していることは既述した図
7の(a)〜(c)の場合と同様である。また、この図
6の例でもメモリのアドレス領域は最小アドレス0hか
ら最大アドレス7FFFhまでであるとされている。図
6の(a)〜(c)において信号ブロック区間1につい
ては、書込みアドレス値が0のイの点から書込みアドレ
ス値が7FFFhのロの点まで連続して、書込み情報の
番号S1の書込み情報についての書込み動作が行なわ
れ、また、読出しアドレス値が0のイの点から読出しア
ドレス値が7FFFhのハの点まで連続して、読出し情
報の番号S1の読出し情報についての読出し動作が行な
われ、信号ブロック区間2についても、書込みアドレス
値が0のニの点から書込みアドレス値が7FFFhのホ
の点まで連続して、書込み情報の番号S2の書込み情報
についての書込み動作が行なわれ、また、読出しアドレ
ス値が0のニの点から読出しアドレス値が7FFFhの
ヘの点まで連続して、読出し情報の番号S2の読出し情
報についての読出し動作が行なわれる。
【0054】すなわち、信号STLがローレベルの状態
を示している図6の(a)〜(c)において、信号ブロ
ック区間1〜信号ブロック2の区間では、制御部7から
読出しアドレスカウンタ11に供給される読出しクロッ
ク信号RCKによって、読出しアドレスカウンタ11か
らは、0hから7FFFhまでのアドレス値と対応する
読出しアドレス信号RADが繰返して出力されている。
前記の読出しアドレス信号RADは、選択回路22を介
してメモリのアドレス端子ADDに供給され、メモリ1
3からはメモリのアドレス値0hから7FFFhまでの
記憶データを読出してデジタルアナログ変換器5に供給
する。また、読出し状態検出部12では前記の読出しア
ドレス信号RADが0hとなる度毎に、ハイレベルの状
態の信号が出力されてD型フリップフロップ23のセッ
ト端子Sに与える。それにより、D型フリップフロップ
23では読出しアドレス信号RADが0hとなる度毎
に、ハイレベルの状態のイネーブル信号WEN(書込み
許可信号WEN)を書込みアドレスカウンタ24のイネ
ーブル端子ENに供給する。
を示している図6の(a)〜(c)において、信号ブロ
ック区間1〜信号ブロック2の区間では、制御部7から
読出しアドレスカウンタ11に供給される読出しクロッ
ク信号RCKによって、読出しアドレスカウンタ11か
らは、0hから7FFFhまでのアドレス値と対応する
読出しアドレス信号RADが繰返して出力されている。
前記の読出しアドレス信号RADは、選択回路22を介
してメモリのアドレス端子ADDに供給され、メモリ1
3からはメモリのアドレス値0hから7FFFhまでの
記憶データを読出してデジタルアナログ変換器5に供給
する。また、読出し状態検出部12では前記の読出しア
ドレス信号RADが0hとなる度毎に、ハイレベルの状
態の信号が出力されてD型フリップフロップ23のセッ
ト端子Sに与える。それにより、D型フリップフロップ
23では読出しアドレス信号RADが0hとなる度毎
に、ハイレベルの状態のイネーブル信号WEN(書込み
許可信号WEN)を書込みアドレスカウンタ24のイネ
ーブル端子ENに供給する。
【0055】それで、書込みアドレスカウンタ24は制
御部7から供給される書込みクロック信号WCKによっ
て、0hから7FFFhまでのアドレス値と対応する書
込みアドレス信号WADを出力する。前記の書込みアド
レス信号WADは、選択回路22を介してメモリのアド
レス端子ADDに供給される。メモリ13ではアナログ
デジタル変換器4から端子DATに供給されているデー
タを、メモリのアドレス値0hから7FFFhまでに書
込む。また、書込み状態検出部25では前記の書込みア
ドレス信号WADがメモリ13の最大アドレス値W7F
FFhになる度毎に、ハイレベルの状態の信号を出力し
てD型フリップフロップ23のクロック端子に与えて、
Q出力端子から出力されているイネーブル信号WENを
ローレベルに変化させて、それにより書込みアドレスカ
ウンタ24の計数を停止させる。
御部7から供給される書込みクロック信号WCKによっ
て、0hから7FFFhまでのアドレス値と対応する書
込みアドレス信号WADを出力する。前記の書込みアド
レス信号WADは、選択回路22を介してメモリのアド
レス端子ADDに供給される。メモリ13ではアナログ
デジタル変換器4から端子DATに供給されているデー
タを、メモリのアドレス値0hから7FFFhまでに書
込む。また、書込み状態検出部25では前記の書込みア
ドレス信号WADがメモリ13の最大アドレス値W7F
FFhになる度毎に、ハイレベルの状態の信号を出力し
てD型フリップフロップ23のクロック端子に与えて、
Q出力端子から出力されているイネーブル信号WENを
ローレベルに変化させて、それにより書込みアドレスカ
ウンタ24の計数を停止させる。
【0056】次に、図6の(a)〜(c)において、ト
の点から開始する信号ブロック区間3では、信号ブロッ
ク区間3の始めの部分に再生モードが5倍速の再生モー
ドから記録媒体の走行が停止されたことにより、STL
信号がローレベルの状態からハイレベルの状態に変化し
た時点に、単安定マルチバイブレータ26から出力され
たパルスが、クロック端子に与えられたD型フリップフ
ロップ21は、その時点に書込みアドレスカウンタ24
からD端子に供給されている書込みアドレス信号WAD
を読込む。前記したD型フリップフロップ21に読込ま
れた書込みアドレス信号WADは図6の(a)における
チの点と対応するアドレス値WSTP、図6の(b)に
おけるソの点と対応するアドレス値WSTP、図6の
(c)におけるオの点と対応するアドレス値WSTP、
すなわちメモリ13に対する書込み動作が中断された時
点における書込みアドレス値WSTPのデータである。
の点から開始する信号ブロック区間3では、信号ブロッ
ク区間3の始めの部分に再生モードが5倍速の再生モー
ドから記録媒体の走行が停止されたことにより、STL
信号がローレベルの状態からハイレベルの状態に変化し
た時点に、単安定マルチバイブレータ26から出力され
たパルスが、クロック端子に与えられたD型フリップフ
ロップ21は、その時点に書込みアドレスカウンタ24
からD端子に供給されている書込みアドレス信号WAD
を読込む。前記したD型フリップフロップ21に読込ま
れた書込みアドレス信号WADは図6の(a)における
チの点と対応するアドレス値WSTP、図6の(b)に
おけるソの点と対応するアドレス値WSTP、図6の
(c)におけるオの点と対応するアドレス値WSTP、
すなわちメモリ13に対する書込み動作が中断された時
点における書込みアドレス値WSTPのデータである。
【0057】ところで、メモリ13に対する書込み動作
が中断された時点における書込みアドレス値WSTP
は、メモリの最小アドレス値0000hから最大アドレ
ス値7FFFhまでの全領域における中間アドレス領域
に属している図6の(a)の場合と、メモリの最小アド
レス値0000hから最大アドレス値7FFFhまでの
全領域における下位アドレス領域に属している図6の
(b)の場合と、メモリの最小アドレス値0000hか
ら最大アドレス値7FFFhまでの全領域における上位
アドレス領域に属している図6の(c)の場合とにおい
ては、図6の(a)〜(c)における信号ブロック区間
3以降におけるメモリ13からの読出し区間を異にして
いる。
が中断された時点における書込みアドレス値WSTP
は、メモリの最小アドレス値0000hから最大アドレ
ス値7FFFhまでの全領域における中間アドレス領域
に属している図6の(a)の場合と、メモリの最小アド
レス値0000hから最大アドレス値7FFFhまでの
全領域における下位アドレス領域に属している図6の
(b)の場合と、メモリの最小アドレス値0000hか
ら最大アドレス値7FFFhまでの全領域における上位
アドレス領域に属している図6の(c)の場合とにおい
ては、図6の(a)〜(c)における信号ブロック区間
3以降におけるメモリ13からの読出し区間を異にして
いる。
【0058】まず、記録媒体がN倍速の再生モードから
停止状態に変更されて、STL信号がローレベルの状態
からハイレベルの状態に変化し、メモリ13に対する書
込み動作が中断された時点における書込みアドレス値W
STPが、メモリの最小アドレス値0000hから最大
アドレス値7FFFhまでの全領域における中間アドレ
ス領域(M領域)であった場合の状態を示している図6の
(a)の場合について説明する。図3に示されている領
域設定部3についての説明と関連して既述した図4の
(b)中に示されているように、前記した中間アドレス
領域での選択回路10は領域設定部3から選択回路10
に供給される信号S2によって、選択回路10に入力さ
れている置数器9からの0hのデータと、前記したD型
フリップフロップ21で保持されている書込みアドレス
値WSTPのデータとの2つのデータの内の0hのデー
タの方を選択して読出しアドレスカウンタ11の端子I
PDに供給している状態とされる。
停止状態に変更されて、STL信号がローレベルの状態
からハイレベルの状態に変化し、メモリ13に対する書
込み動作が中断された時点における書込みアドレス値W
STPが、メモリの最小アドレス値0000hから最大
アドレス値7FFFhまでの全領域における中間アドレ
ス領域(M領域)であった場合の状態を示している図6の
(a)の場合について説明する。図3に示されている領
域設定部3についての説明と関連して既述した図4の
(b)中に示されているように、前記した中間アドレス
領域での選択回路10は領域設定部3から選択回路10
に供給される信号S2によって、選択回路10に入力さ
れている置数器9からの0hのデータと、前記したD型
フリップフロップ21で保持されている書込みアドレス
値WSTPのデータとの2つのデータの内の0hのデー
タの方を選択して読出しアドレスカウンタ11の端子I
PDに供給している状態とされる。
【0059】また、前記のように中間アドレス領域にお
ける選択回路19の動作は、既述した図4の(b)に示
されているように、領域設定部3から選択回路19に供
給される信号S3によって、選択回路19に入力されて
いる置数器20からの7FFFhのデータと、前記した
D型フリップフロップ21で保持されている書込みアド
レス値WSTPのデータとの2つのデータの内の7FF
Fhのデータを選択して比較回路16に供給する。前記
の比較回路16では前記した7FFFhのデータと、読
出しアドレスカウンタ11から出力された読出しアドレ
ス信号RADとを比較し、前記の両者が一致したときに
ハイレベルの状態の信号をオア回路15に供給する。そ
して、前記のオア回路15からの出力信号が与えられた
単安定マルチバイブレータ14からは、所定のパルス幅
のパルスが読出しアドレスカウンタ11の端子LDに供
給されて、その時点に端子IPDに供給されている前述
のデータ0hが読出しアドレスカウンタ11に初期値と
して設定される。
ける選択回路19の動作は、既述した図4の(b)に示
されているように、領域設定部3から選択回路19に供
給される信号S3によって、選択回路19に入力されて
いる置数器20からの7FFFhのデータと、前記した
D型フリップフロップ21で保持されている書込みアド
レス値WSTPのデータとの2つのデータの内の7FF
Fhのデータを選択して比較回路16に供給する。前記
の比較回路16では前記した7FFFhのデータと、読
出しアドレスカウンタ11から出力された読出しアドレ
ス信号RADとを比較し、前記の両者が一致したときに
ハイレベルの状態の信号をオア回路15に供給する。そ
して、前記のオア回路15からの出力信号が与えられた
単安定マルチバイブレータ14からは、所定のパルス幅
のパルスが読出しアドレスカウンタ11の端子LDに供
給されて、その時点に端子IPDに供給されている前述
のデータ0hが読出しアドレスカウンタ11に初期値と
して設定される。
【0060】したがって、記録媒体が停止して発生した
STL信号により、メモリ13に対する書込み動作が中
断された時点における書込みアドレス値WSTPが、中
間アドレス領域に属するアドレス値であった場合には、
読出しアドレスカウンタ11から出力される読出しアド
レス信号は、メモリ13の最小のアドレス値0hと対応
するアドレス値から発生されることになる。ところで、
前記したオア回路15にはアンド回路17からの出力信
号も与えられるようにされているが、前記のように記録
媒体の停止時に単安定マルチバイブレータ26から出力
パルスが与えられているアンド回路17に対して、メモ
リ13に対する書込み動作が中断した時点の書込みアド
レス値WSTPが中間アドレス領域に属するアドレス値
であった場合に、領域設定部3からアンド回路17に供
給される信号S4は、ローレベルの状態の信号であるた
めに、前記の信号S4が中間アドレス領域での回路動作
に対して何の影響も与えないことは図3を参照すれば容
易に理解できる。
STL信号により、メモリ13に対する書込み動作が中
断された時点における書込みアドレス値WSTPが、中
間アドレス領域に属するアドレス値であった場合には、
読出しアドレスカウンタ11から出力される読出しアド
レス信号は、メモリ13の最小のアドレス値0hと対応
するアドレス値から発生されることになる。ところで、
前記したオア回路15にはアンド回路17からの出力信
号も与えられるようにされているが、前記のように記録
媒体の停止時に単安定マルチバイブレータ26から出力
パルスが与えられているアンド回路17に対して、メモ
リ13に対する書込み動作が中断した時点の書込みアド
レス値WSTPが中間アドレス領域に属するアドレス値
であった場合に、領域設定部3からアンド回路17に供
給される信号S4は、ローレベルの状態の信号であるた
めに、前記の信号S4が中間アドレス領域での回路動作
に対して何の影響も与えないことは図3を参照すれば容
易に理解できる。
【0061】前記した図6の(a)における信号ブロッ
ク区間3については、信号ブロック区間3の始めの部分
に、再生モードが5倍速での再生状態から記録媒体が停
止されたことにより、信号ブロック区間3では、書込み
アドレス値が0のトの点から中間アドレス領域に属する
チの点と対応する書込みアドレス値まで、書込み情報の
番号S3の書込み動作が行なわれ、その後の書込み動作
は中断される。そして信号ブロック区間3について行な
われる読出し動作は、読出しアドレス値が0のトの点か
らヌの点までは、読出し情報の番号S3の読出し情報(ト
の点からチの点までにメモリに記憶された書込み情報の
番号S3の情報と対応)についての読出し動作が行なわ
れ、また前記のヌの点から読出しアドレス値が7FFF
hのルの点までは、信号ブロック区間2においてリの点
からホの点までの期間に、メモリ13へ記憶された書込
み情報の番号S2の情報と対応する読出し情報の番号S2
の読出し情報についての読出し動作が行なわれる。
ク区間3については、信号ブロック区間3の始めの部分
に、再生モードが5倍速での再生状態から記録媒体が停
止されたことにより、信号ブロック区間3では、書込み
アドレス値が0のトの点から中間アドレス領域に属する
チの点と対応する書込みアドレス値まで、書込み情報の
番号S3の書込み動作が行なわれ、その後の書込み動作
は中断される。そして信号ブロック区間3について行な
われる読出し動作は、読出しアドレス値が0のトの点か
らヌの点までは、読出し情報の番号S3の読出し情報(ト
の点からチの点までにメモリに記憶された書込み情報の
番号S3の情報と対応)についての読出し動作が行なわ
れ、また前記のヌの点から読出しアドレス値が7FFF
hのルの点までは、信号ブロック区間2においてリの点
からホの点までの期間に、メモリ13へ記憶された書込
み情報の番号S2の情報と対応する読出し情報の番号S2
の読出し情報についての読出し動作が行なわれる。
【0062】次いで、図6の(a)の信号ブロック区間
4以降の各信号ブロック区間については、メモリに対す
る書込み動作が行なわれず、メモリからの読出し動作だ
けが行なわれることになるが、図6の(a)の信号ブロ
ック区間4以降における順次の各信号ブロック区間にお
けるメモリからの読出し動作は、信号ブロック区間3に
ついて既述した読出し動作と同様に、信号ブロック区間
3における読出しアドレス値が0のトの点からヌまでの
点と対応している点ヲから点ワまで(信号ブロック4の
場合)、あるいは点ヨから点タまで(信号ブロック5の
場合)の部分は、読出し情報の番号S3の読出し情報(信
号ブロック区間3において、トの点からチの点までにメ
モリに記憶された書込み情報の番号S3の情報と対応)に
ついての読出し動作が行なわれる。また、信号ブロック
区間3における読出しアドレス値がヌの点から読出しア
ドレス値が7FFFhのルの点までと対応しているワの
点からカの点まで(信号ブロック4の場合)、あるいは
タの点からレの点まで(信号ブロック5の場合)の部分
は、読出し情報の番号S2の読出し情報(信号ブロック区
間2におけるリの点からホの点までにメモリに記憶され
た書込み情報の番号S2の情報と対応)についての読出し
動作が行なわれる。
4以降の各信号ブロック区間については、メモリに対す
る書込み動作が行なわれず、メモリからの読出し動作だ
けが行なわれることになるが、図6の(a)の信号ブロ
ック区間4以降における順次の各信号ブロック区間にお
けるメモリからの読出し動作は、信号ブロック区間3に
ついて既述した読出し動作と同様に、信号ブロック区間
3における読出しアドレス値が0のトの点からヌまでの
点と対応している点ヲから点ワまで(信号ブロック4の
場合)、あるいは点ヨから点タまで(信号ブロック5の
場合)の部分は、読出し情報の番号S3の読出し情報(信
号ブロック区間3において、トの点からチの点までにメ
モリに記憶された書込み情報の番号S3の情報と対応)に
ついての読出し動作が行なわれる。また、信号ブロック
区間3における読出しアドレス値がヌの点から読出しア
ドレス値が7FFFhのルの点までと対応しているワの
点からカの点まで(信号ブロック4の場合)、あるいは
タの点からレの点まで(信号ブロック5の場合)の部分
は、読出し情報の番号S2の読出し情報(信号ブロック区
間2におけるリの点からホの点までにメモリに記憶され
た書込み情報の番号S2の情報と対応)についての読出し
動作が行なわれる。
【0063】次に、記録媒体がN倍速の再生モードから
停止状態に変更されて、STL信号がローレベルの状態
からハイレベルの状態に変化し、メモリ13に対する書
込み動作が中断された時点における書込みアドレス値W
STPが、メモリの最小アドレス値0000hから最大
アドレス値7FFFhまでの全領域における下位アドレ
ス領域(L領域)であった場合の状態を示している図6の
(b)の場合について説明する。図3に示されている領
域設定部3についての説明と関連して既述した図4の
(b)中に示されているように、前記した下位アドレス
領域での選択回路10は領域設定部3から選択回路10
に供給される信号S2によって、選択回路10に入力さ
れている置数器9からの0hのデータと、前記したD型
フリップフロップ21で保持されている書込みアドレス
値WSTPのデータとの2つのデータの内の書込みアド
レス値WSTPのデータの方を選択して読出しアドレス
カウンタ11の端子IPDに供給している状態とされ
る。
停止状態に変更されて、STL信号がローレベルの状態
からハイレベルの状態に変化し、メモリ13に対する書
込み動作が中断された時点における書込みアドレス値W
STPが、メモリの最小アドレス値0000hから最大
アドレス値7FFFhまでの全領域における下位アドレ
ス領域(L領域)であった場合の状態を示している図6の
(b)の場合について説明する。図3に示されている領
域設定部3についての説明と関連して既述した図4の
(b)中に示されているように、前記した下位アドレス
領域での選択回路10は領域設定部3から選択回路10
に供給される信号S2によって、選択回路10に入力さ
れている置数器9からの0hのデータと、前記したD型
フリップフロップ21で保持されている書込みアドレス
値WSTPのデータとの2つのデータの内の書込みアド
レス値WSTPのデータの方を選択して読出しアドレス
カウンタ11の端子IPDに供給している状態とされ
る。
【0064】また、前記のように下位アドレス領域にお
ける選択回路19の動作は、既述した図4の(b)に示
されているように、領域設定部3から選択回路19に供
給される信号S3によって、選択回路19に入力されて
いる置数器20からの7FFFhのデータと、前記した
D型フリップフロップ21で保持されている書込みアド
レス値WSTPのデータとの2つのデータの内の7FF
Fhのデータを選択して比較回路16に供給する。前記
した比較回路16では前記した7FFFhのデータと、
読出しアドレスカウンタ11から出力された読出しアド
レス信号RADとを比較し、前記の両者が一致したとき
にハイレベルの状態の信号をオア回路15に供給する。
そして、前記のオア回路15からの出力信号が与えられ
た単安定マルチバイブレータ14からは、所定のパルス
幅のパルスが読出しアドレスカウンタ11の端子LDに
供給されて、その時点に端子IPDに供給されている前
述の書込みアドレス値WSTPのデータが読出しアドレ
スカウンタ11に初期値として設定される。
ける選択回路19の動作は、既述した図4の(b)に示
されているように、領域設定部3から選択回路19に供
給される信号S3によって、選択回路19に入力されて
いる置数器20からの7FFFhのデータと、前記した
D型フリップフロップ21で保持されている書込みアド
レス値WSTPのデータとの2つのデータの内の7FF
Fhのデータを選択して比較回路16に供給する。前記
した比較回路16では前記した7FFFhのデータと、
読出しアドレスカウンタ11から出力された読出しアド
レス信号RADとを比較し、前記の両者が一致したとき
にハイレベルの状態の信号をオア回路15に供給する。
そして、前記のオア回路15からの出力信号が与えられ
た単安定マルチバイブレータ14からは、所定のパルス
幅のパルスが読出しアドレスカウンタ11の端子LDに
供給されて、その時点に端子IPDに供給されている前
述の書込みアドレス値WSTPのデータが読出しアドレ
スカウンタ11に初期値として設定される。
【0065】また、記録媒体が停止して発生したSTL
信号により、メモリ13に対する書込み動作が中断され
た時点における書込みアドレス値WSTPが、下位アド
レス領域に属するアドレス値であった場合には、前記し
た領域設定部3から出力される信号S4がハイレベルの
状態になっており、前記の信号S4が供給されているア
ンド回路17からは、STL信号がハイレベルの状態に
なったときに単安定マルチバイブレータ26から出力さ
れたパルスが出力された時点にハイレベルの状態の信号
がオア回路15に供給される。そして、前記のオア回路
15からの出力信号が与えられた単安定マルチバイブレ
ータ14からは、所定のパルス幅のパルスが読出しアド
レスカウンタ11の端子LDに供給されるが、前記のよ
うに選択回路10はアドレス値WSTPを選択して読出
しアドレスカウンタ11の端子IPDに与えているか
ら、読出しアドレスカウンタ11には前記した書込みア
ドレス値WSTPが読出しアドレス値の初期値としてロ
ードされることになる。
信号により、メモリ13に対する書込み動作が中断され
た時点における書込みアドレス値WSTPが、下位アド
レス領域に属するアドレス値であった場合には、前記し
た領域設定部3から出力される信号S4がハイレベルの
状態になっており、前記の信号S4が供給されているア
ンド回路17からは、STL信号がハイレベルの状態に
なったときに単安定マルチバイブレータ26から出力さ
れたパルスが出力された時点にハイレベルの状態の信号
がオア回路15に供給される。そして、前記のオア回路
15からの出力信号が与えられた単安定マルチバイブレ
ータ14からは、所定のパルス幅のパルスが読出しアド
レスカウンタ11の端子LDに供給されるが、前記のよ
うに選択回路10はアドレス値WSTPを選択して読出
しアドレスカウンタ11の端子IPDに与えているか
ら、読出しアドレスカウンタ11には前記した書込みア
ドレス値WSTPが読出しアドレス値の初期値としてロ
ードされることになる。
【0066】それで、メモリに対する書込み動作が中断
された時点における書込みアドレス値WSTPが、メモ
リの最小アドレス値0000hから最大アドレス値7F
FFhまでの全領域における下位アドレス領域に属して
いる図6の(b)の場合における信号ブロック区間3で
は、前記した書込み動作が中断された時点(ソの点)に
おける書込みアドレス値WSTPと同じ数値の読出しア
ドレス値を初期値として図6の(b)におけるソの点から
読出しアドレス値が進行することになるから、前記のよ
うに記録媒体が停止した時点に発生したSTL信号によ
り、メモリ13に対する書込み動作を中断した時点(ソ
の点)における書込みアドレス値WSTPが、下位アド
レス領域に属するアドレス値であった場合に、読出しア
ドレスカウンタ11から出力される読出しアドレス信号
は、記録媒体が停止して発生したSTL信号により、メ
モリ13に対する書込み動作が中断された時点(ソの点)
における書込みアドレス値WSTPからツの点で示すメ
モリの最大アドレス7FFFhまでに対応しているもの
となる。
された時点における書込みアドレス値WSTPが、メモ
リの最小アドレス値0000hから最大アドレス値7F
FFhまでの全領域における下位アドレス領域に属して
いる図6の(b)の場合における信号ブロック区間3で
は、前記した書込み動作が中断された時点(ソの点)に
おける書込みアドレス値WSTPと同じ数値の読出しア
ドレス値を初期値として図6の(b)におけるソの点から
読出しアドレス値が進行することになるから、前記のよ
うに記録媒体が停止した時点に発生したSTL信号によ
り、メモリ13に対する書込み動作を中断した時点(ソ
の点)における書込みアドレス値WSTPが、下位アド
レス領域に属するアドレス値であった場合に、読出しア
ドレスカウンタ11から出力される読出しアドレス信号
は、記録媒体が停止して発生したSTL信号により、メ
モリ13に対する書込み動作が中断された時点(ソの点)
における書込みアドレス値WSTPからツの点で示すメ
モリの最大アドレス7FFFhまでに対応しているもの
となる。
【0067】前記した図6の(b)における信号ブロッ
ク区間3については、信号ブロック区間3の始めの部分
に、再生モードが5倍速での再生状態から記録媒体が停
止されたことにより、信号ブロック区間3では、書込み
アドレス値が0のトの点から下位アドレス領域に属する
ソの点と対応する書込みアドレス値まで、書込み情報の
番号S3の書込み動作が行なわれ、その後の書込み動作
は中断される。それで、メモリに対する書込み動作が中
断された時点における書込みアドレス値WSTPが、メ
モリの最小アドレス値0000hから最大アドレス値7
FFFhまでの全領域における下位アドレス領域に属し
ている図6の(b)の場合における信号ブロック区間3
では、トの点で開始されて書込み動作が中断されたソの
点までに行なわれた極く僅かな書込み期間中に、トの点
から開始されてテの点までに達していた読出しアドレス
の進行によって読出された書込み情報の番号S3の書込
み情報と対応して情報の再生動作が行なわれた後に、前
記のテの点において前記した書込み動作が中断された時
点における書込みアドレス値WSTPと同じ数値の読出
しアドレス値へと読出しアドレスが変更されて、前記し
た書込み動作が中断された時点における書込みアドレス
値WSTPを読出しアドレスの初期値となるようにして
図6の(b)におけるソの点から読出しアドレス値が進
行される。
ク区間3については、信号ブロック区間3の始めの部分
に、再生モードが5倍速での再生状態から記録媒体が停
止されたことにより、信号ブロック区間3では、書込み
アドレス値が0のトの点から下位アドレス領域に属する
ソの点と対応する書込みアドレス値まで、書込み情報の
番号S3の書込み動作が行なわれ、その後の書込み動作
は中断される。それで、メモリに対する書込み動作が中
断された時点における書込みアドレス値WSTPが、メ
モリの最小アドレス値0000hから最大アドレス値7
FFFhまでの全領域における下位アドレス領域に属し
ている図6の(b)の場合における信号ブロック区間3
では、トの点で開始されて書込み動作が中断されたソの
点までに行なわれた極く僅かな書込み期間中に、トの点
から開始されてテの点までに達していた読出しアドレス
の進行によって読出された書込み情報の番号S3の書込
み情報と対応して情報の再生動作が行なわれた後に、前
記のテの点において前記した書込み動作が中断された時
点における書込みアドレス値WSTPと同じ数値の読出
しアドレス値へと読出しアドレスが変更されて、前記し
た書込み動作が中断された時点における書込みアドレス
値WSTPを読出しアドレスの初期値となるようにして
図6の(b)におけるソの点から読出しアドレス値が進
行される。
【0068】次いで信号ブロック区間3について行なわ
れる読出し動作は、メモリ13に対する書込み動作が中
断した時点(ソの点)の書込みアドレス値WSTPと同じ
アドレス値の読出しアドレス値WSTPのソの点からメ
モリの最大アドレス値7FFFhのツの点までに、信号
ブロック区間2におけるリの点からホの点までにメモリ
13に記憶された書込み情報の番号S2の情報について
の読出し動作が行なわれることになる。次に、図6の
(b)の信号ブロック区間4以降の各信号ブロック区間
については、メモリに対する書込み動作が行なわれず、
メモリからの読出し動作だけが行なわれることになる
が、図6の(b)の信号ブロック区間4以降における順
次の各信号ブロック区間におけるメモリからの読出し動
作は、信号ブロック区間3について既述した読出し動作
と同様に、信号ブロック区間3における読出しアドレス
値がWSTPのソの点からメモリの最大アドレス値7F
FFhのツの点までと対応しているネの点からナの点ま
で(信号ブロック4の場合)、あるいは点ラから点ムま
で(信号ブロック5の場合)、または点ウから点ノまで
(信号ブロック6の場合)の部分は、信号ブロック区間
2におけるリの点からホの点までにメモリ13に記憶さ
れた書込み情報の番号S2の情報についての読出し動作
が行なわれる。
れる読出し動作は、メモリ13に対する書込み動作が中
断した時点(ソの点)の書込みアドレス値WSTPと同じ
アドレス値の読出しアドレス値WSTPのソの点からメ
モリの最大アドレス値7FFFhのツの点までに、信号
ブロック区間2におけるリの点からホの点までにメモリ
13に記憶された書込み情報の番号S2の情報について
の読出し動作が行なわれることになる。次に、図6の
(b)の信号ブロック区間4以降の各信号ブロック区間
については、メモリに対する書込み動作が行なわれず、
メモリからの読出し動作だけが行なわれることになる
が、図6の(b)の信号ブロック区間4以降における順
次の各信号ブロック区間におけるメモリからの読出し動
作は、信号ブロック区間3について既述した読出し動作
と同様に、信号ブロック区間3における読出しアドレス
値がWSTPのソの点からメモリの最大アドレス値7F
FFhのツの点までと対応しているネの点からナの点ま
で(信号ブロック4の場合)、あるいは点ラから点ムま
で(信号ブロック5の場合)、または点ウから点ノまで
(信号ブロック6の場合)の部分は、信号ブロック区間
2におけるリの点からホの点までにメモリ13に記憶さ
れた書込み情報の番号S2の情報についての読出し動作
が行なわれる。
【0069】次に、記録媒体がN倍速の再生モードから
停止状態に変更されて、STL信号がローレベルの状態
からハイレベルの状態に変化し、メモリ13に対する書
込み動作が中断された時点における書込みアドレス値W
STPが、メモリの最小アドレス値0000hから最大
アドレス値7FFFhまでの全領域における上位アドレ
ス領域(H領域)であった場合の状態を示している図6の
(c)の場合について説明する。図3に示されている領
域設定部3についての説明と関連して既述した図4の
(b)中に示されているように、前記した上位アドレス
領域での選択回路10は領域設定部3から選択回路10
に供給される信号S2によって、選択回路10に入力さ
れている置数器9からの0hのデータと、前記したD型
フリップフロップ21で保持されている書込みアドレス
値WSTPのデータとの2つのデータの内の0hのデー
タの方を選択して読出しアドレスカウンタ11の端子I
PDに供給している状態とされる。
停止状態に変更されて、STL信号がローレベルの状態
からハイレベルの状態に変化し、メモリ13に対する書
込み動作が中断された時点における書込みアドレス値W
STPが、メモリの最小アドレス値0000hから最大
アドレス値7FFFhまでの全領域における上位アドレ
ス領域(H領域)であった場合の状態を示している図6の
(c)の場合について説明する。図3に示されている領
域設定部3についての説明と関連して既述した図4の
(b)中に示されているように、前記した上位アドレス
領域での選択回路10は領域設定部3から選択回路10
に供給される信号S2によって、選択回路10に入力さ
れている置数器9からの0hのデータと、前記したD型
フリップフロップ21で保持されている書込みアドレス
値WSTPのデータとの2つのデータの内の0hのデー
タの方を選択して読出しアドレスカウンタ11の端子I
PDに供給している状態とされる。
【0070】また上位アドレス領域における選択回路1
9は、既述した図4の(b)に示されているように、領
域設定部3から選択回路19に供給される信号S3によ
り、選択回路19に入力されている置数器20からの7
FFFhのデータと、前記したD型フリップフロップ2
1で保持されている書込みアドレス値WSTPのデータ
との2つのデータの内の書込みアドレス値WSTPのデ
ータを選択して比較回路16に供給するような動作を行
なっている。比較回路16では前記した書込みアドレス
値WSTPのデータと、読出しアドレスカウンタ11か
ら出力された読出しアドレス信号RADとを比較し、前
記の両者が一致したとき{図6の(c)中のクの点}に
ハイレベルの状態の信号をオア回路15に供給する。
9は、既述した図4の(b)に示されているように、領
域設定部3から選択回路19に供給される信号S3によ
り、選択回路19に入力されている置数器20からの7
FFFhのデータと、前記したD型フリップフロップ2
1で保持されている書込みアドレス値WSTPのデータ
との2つのデータの内の書込みアドレス値WSTPのデ
ータを選択して比較回路16に供給するような動作を行
なっている。比較回路16では前記した書込みアドレス
値WSTPのデータと、読出しアドレスカウンタ11か
ら出力された読出しアドレス信号RADとを比較し、前
記の両者が一致したとき{図6の(c)中のクの点}に
ハイレベルの状態の信号をオア回路15に供給する。
【0071】そして、前記のオア回路15からの出力信
号が与えられた単安定マルチバイブレータ14からは、
所定のパルス幅のパルスが読出しアドレスカウンタ11
の端子LDに供給されて、読出しアドレスカウンタ11
には、選択回路10で選択されて読出しアドレスカウン
タ11の端子IPDに与えられている置数器9に設定さ
れていた数値0hが、信号ブロック区間4の始端のヤの
時点に読出しアドレス値の初期値としてロードされ、読
出しアドレスカウンタ11は制御部7から供給される読
出しクロック信号RCKによって計数動作を開始する。
読出しアドレスカウンタ11から出力される読出しアド
レス信号にり読出しアドレス値が0hから増加して行
き、前記したD型フリップフロップ21で保持されてい
る書込みアドレス値WSTPに達した図6の(c)にお
ける信号ブロック区間4のマの時点に、ハイレベルの出
力信号をオア回路15に与える。この図6の(c)にお
ける信号ブロック区間4においても、図中のヤの点から
マの点までの間に、読出し情報の番号S3の読出し情報
だけについての読出しが行なわれることになる。
号が与えられた単安定マルチバイブレータ14からは、
所定のパルス幅のパルスが読出しアドレスカウンタ11
の端子LDに供給されて、読出しアドレスカウンタ11
には、選択回路10で選択されて読出しアドレスカウン
タ11の端子IPDに与えられている置数器9に設定さ
れていた数値0hが、信号ブロック区間4の始端のヤの
時点に読出しアドレス値の初期値としてロードされ、読
出しアドレスカウンタ11は制御部7から供給される読
出しクロック信号RCKによって計数動作を開始する。
読出しアドレスカウンタ11から出力される読出しアド
レス信号にり読出しアドレス値が0hから増加して行
き、前記したD型フリップフロップ21で保持されてい
る書込みアドレス値WSTPに達した図6の(c)にお
ける信号ブロック区間4のマの時点に、ハイレベルの出
力信号をオア回路15に与える。この図6の(c)にお
ける信号ブロック区間4においても、図中のヤの点から
マの点までの間に、読出し情報の番号S3の読出し情報
だけについての読出しが行なわれることになる。
【0072】それにより前記のオア回路15からの出力
信号が与えられた単安定マルチバイブレータ14から
は、所定のパルス幅のパルスが読出しアドレスカウンタ
11の端子LDに供給されて、読出しアドレスカウンタ
11には、選択回路10で選択されて読出しアドレスカ
ウンタ11の端子IPDに与えられている置数器9に設
定されていた数値0hが、信号ブロック区間5の始端の
ケの時点に読出しアドレス値の初期値としてロードさ
れ、読出しアドレスカウンタ11は制御部7から供給さ
れる読出しクロック信号RCKによって計数動作を開始
する。次の信号ブロック区間5におけるケの点からフの
点までの読出し動作、及び信号ブロック区間6における
コの点からエの点までの読出し動作も、信号ブロック区
間4について既述したところと同様な動作態様で行なわ
れるので、ここでの詳細な説明は省略する。
信号が与えられた単安定マルチバイブレータ14から
は、所定のパルス幅のパルスが読出しアドレスカウンタ
11の端子LDに供給されて、読出しアドレスカウンタ
11には、選択回路10で選択されて読出しアドレスカ
ウンタ11の端子IPDに与えられている置数器9に設
定されていた数値0hが、信号ブロック区間5の始端の
ケの時点に読出しアドレス値の初期値としてロードさ
れ、読出しアドレスカウンタ11は制御部7から供給さ
れる読出しクロック信号RCKによって計数動作を開始
する。次の信号ブロック区間5におけるケの点からフの
点までの読出し動作、及び信号ブロック区間6における
コの点からエの点までの読出し動作も、信号ブロック区
間4について既述したところと同様な動作態様で行なわ
れるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0073】
【発明の効果】以上詳細に説明したところから明らかな
ように本発明の音響信号処理装置は、VTRが高速再生
状態からテープの走行が停止された状態で静止画の再生
を行なうように切換えられて、メモリへの書込み動作が
中断された時点における書込みアドレス値が、メモリの
最小アドレス値から最大アドレス値までの間に予め設定
された複数のアドレス領域におけるどのアドレス領域に
属するアドレス値であるのかを検出して、書込み動作が
中断された時点における書込みアドレス値が、メモリの
最小アドレス値から最大アドレス値までの間に予め設定
された前記の複数のアドレス領域における上位アドレス
領域に属するアドレス値であった場合には、メモリから
の記憶情報の読出し動作がメモリの最小アドレス値から
書込み動作が中断された時点における書込みアドレス値
と対応する読出しアドレスまでの間で繰返して行なわれ
るようにし、また、書込み動作が中断された時点におけ
る書込みアドレス値が、メモリの最小アドレス値から最
大アドレス値までの間に予め設定された前記の複数のア
ドレス領域における下位アドレス領域に属するアドレス
値であった場合には、メモリからの記憶情報の読出し動
作が、書込み動作が中断された時点における書込みアド
レス値と対応する読出しアドレスからメモリの最大アド
レス値までの間で繰返して行なわれるようにし、さら
に、書込み動作が中断された時点における書込みアドレ
ス値が、メモリの最小アドレス値から最大アドレス値ま
での間に予め設定された前記の複数のアドレス領域にお
ける中間アドレス領域に属するアドレス値であった場合
には、メモリからの記憶情報の読出し動作が、メモリの
最小アドレス値からメモリの最大アドレス値までの間で
繰返して行なわれるようにしたことにより、本発明の音
響信号処理装置では、短時間の再生音響信号と対応して
いる記憶情報の読出し動作を行なわないので、再生され
た音響信号は聞き取り易い状態のものになり、また書込
みの中断の時点から直ちに読出し不要部分の読出し動作
が行なわれないようにできるために、高速再生モードか
ら静止画再生モードへの移行時にも不自然さを感じさせ
ないようにでき、さらに、メモリへの書込み動作が中断
された時点の前後におけるメモリの記憶情報の量に大差
が無い場合には、メモリから読出される全情報を聞き取
り易い再生音響信号として用いているのであり、本発明
によれば既述した従来装置における問題点の無い音響信
号処理装置を提供できる。
ように本発明の音響信号処理装置は、VTRが高速再生
状態からテープの走行が停止された状態で静止画の再生
を行なうように切換えられて、メモリへの書込み動作が
中断された時点における書込みアドレス値が、メモリの
最小アドレス値から最大アドレス値までの間に予め設定
された複数のアドレス領域におけるどのアドレス領域に
属するアドレス値であるのかを検出して、書込み動作が
中断された時点における書込みアドレス値が、メモリの
最小アドレス値から最大アドレス値までの間に予め設定
された前記の複数のアドレス領域における上位アドレス
領域に属するアドレス値であった場合には、メモリから
の記憶情報の読出し動作がメモリの最小アドレス値から
書込み動作が中断された時点における書込みアドレス値
と対応する読出しアドレスまでの間で繰返して行なわれ
るようにし、また、書込み動作が中断された時点におけ
る書込みアドレス値が、メモリの最小アドレス値から最
大アドレス値までの間に予め設定された前記の複数のア
ドレス領域における下位アドレス領域に属するアドレス
値であった場合には、メモリからの記憶情報の読出し動
作が、書込み動作が中断された時点における書込みアド
レス値と対応する読出しアドレスからメモリの最大アド
レス値までの間で繰返して行なわれるようにし、さら
に、書込み動作が中断された時点における書込みアドレ
ス値が、メモリの最小アドレス値から最大アドレス値ま
での間に予め設定された前記の複数のアドレス領域にお
ける中間アドレス領域に属するアドレス値であった場合
には、メモリからの記憶情報の読出し動作が、メモリの
最小アドレス値からメモリの最大アドレス値までの間で
繰返して行なわれるようにしたことにより、本発明の音
響信号処理装置では、短時間の再生音響信号と対応して
いる記憶情報の読出し動作を行なわないので、再生され
た音響信号は聞き取り易い状態のものになり、また書込
みの中断の時点から直ちに読出し不要部分の読出し動作
が行なわれないようにできるために、高速再生モードか
ら静止画再生モードへの移行時にも不自然さを感じさせ
ないようにでき、さらに、メモリへの書込み動作が中断
された時点の前後におけるメモリの記憶情報の量に大差
が無い場合には、メモリから読出される全情報を聞き取
り易い再生音響信号として用いているのであり、本発明
によれば既述した従来装置における問題点の無い音響信
号処理装置を提供できる。
【図1】本発明の音響信号処理装置を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】本発明の音響信号処理装置を示すブロック図で
ある。
ある。
【図3】本発明の音響信号処理装置の構成部分の一部の
構成例を示すブロック図である。
構成例を示すブロック図である。
【図4】アドレス領域の説明のための図である。
【図5】音響信号処理装置の説明に使用される図であ
る。
る。
【図6】音響信号処理装置の説明に使用される図であ
る。
る。
【図7】音響信号処理装置の説明に使用される図であ
る。
る。
【図8】音響信号処理装置の説明に使用される図であ
る。
る。
1…可変帯域型の低域通過濾波器、2…自動利得制御回
路、3…領域設定部、4…アナログデジタル変換器、5
…デジタルアナログ変換器、6…低域通過濾波器、7…
制御部、9,20…置数器、10,19,22…選択回
路、11…読出しアドレスカウンタ、12…読出し状態
検出部、13…メモリ、14,26…単安定マルチバイ
ブレータ、15…オア回路、16…比較回路、17…ア
ンド回路、18…インバータ、21,23…D型フリッ
プフロップ、24…書込みカウンタ、25…書込み状態
検出部、31…アンド回路、32,36…オア回路、3
3…ノア回路、34,35…インバータ、37…011
検出部、38…100検出部、
路、3…領域設定部、4…アナログデジタル変換器、5
…デジタルアナログ変換器、6…低域通過濾波器、7…
制御部、9,20…置数器、10,19,22…選択回
路、11…読出しアドレスカウンタ、12…読出し状態
検出部、13…メモリ、14,26…単安定マルチバイ
ブレータ、15…オア回路、16…比較回路、17…ア
ンド回路、18…インバータ、21,23…D型フリッ
プフロップ、24…書込みカウンタ、25…書込み状態
検出部、31…アンド回路、32,36…オア回路、3
3…ノア回路、34,35…インバータ、37…011
検出部、38…100検出部、
Claims (2)
- 【請求項1】 記録媒体に記録されている音響信号の記
録情報を、記録時に要した時間Tよりも短い時間T/N
(ただし、Nは2以上の自然数)で再生して得た時間軸
圧縮音響信号をメモリに記憶し、前記のメモリに記憶さ
れた音響信号をN倍に時間軸伸長された状態の再生音響
信号として読出すようにしている音響信号処理装置にお
いて、制御入力によって書込み動作を中断させる手段
と、書込み動作が中断された時点における書込みアドレ
ス値が、メモリの最小アドレス値から最大アドレス値ま
での間に予め設定された複数のアドレス領域におけるど
のアドレス領域に属するアドレス値であるのかを検出す
る手段と、書込み動作が中断された時点における書込み
アドレス値が、メモリの最小アドレス値から最大アドレ
ス値までの間に予め設定された前記の複数のアドレス領
域における上位アドレス領域に属するアドレス値であっ
た場合には、メモリからの記憶情報の読出し動作がメモ
リの最小アドレス値から書込み動作が中断された時点に
おける書込みアドレス値と対応する読出しアドレスまで
の間で繰返して行なわれるようにする手段と、書込み動
作が中断された時点における書込みアドレス値が、メモ
リの最小アドレス値から最大アドレス値までの間に予め
設定された前記の複数のアドレス領域における下位アド
レス領域に属するアドレス値であった場合には、メモリ
からの記憶情報の読出し動作が、書込み動作が中断され
た時点における書込みアドレス値と対応する読出しアド
レスからメモリの最大アドレス値までの間で繰返して行
なわれるようにする手段とを備えてなる音響信号処理装
置。 - 【請求項2】 記録媒体に記録されている音響信号の記
録情報を、記録時に要した時間Tよりも短い時間T/N
(ただし、Nは2以上の自然数)で再生して得た時間軸
圧縮音響信号をメモリに記憶し、前記のメモリに記憶さ
れた音響信号をN倍に時間軸伸長された状態の再生音響
信号として読出すようにしている音響信号処理装置にお
いて、制御入力によって書込み動作を中断させる手段
と、書込み動作が中断された時点における書込みアドレ
ス値が、メモリの最小アドレス値から最大アドレス値ま
での間に予め設定された複数のアドレス領域におけるど
のアドレス領域に属するアドレス値であるのかを検出す
る手段と、書込み動作が中断された時点における書込み
アドレス値が、メモリの最小アドレス値から最大アドレ
ス値までの間に予め設定された前記の複数のアドレス領
域における上位アドレス領域に属するアドレス値であっ
た場合には、メモリからの記憶情報の読出し動作がメモ
リの最小アドレス値から書込み動作が中断された時点に
おける書込みアドレス値と対応する読出しアドレスまで
の間で繰返して行なわれるようにする手段と、書込み動
作が中断された時点における書込みアドレス値が、メモ
リの最小アドレス値から最大アドレス値までの間に予め
設定された前記の複数のアドレス領域における下位アド
レス領域に属するアドレス値であった場合には、メモリ
からの記憶情報の読出し動作が、書込み動作が中断され
た時点における書込みアドレス値と対応する読出しアド
レスからメモリの最大アドレス値までの間で繰返して行
なわれるようにする手段と、書込み動作が中断された時
点における書込みアドレス値が、メモリの最小アドレス
値から最大アドレス値までの間に予め設定された前記の
複数のアドレス領域における中間アドレス領域に属する
アドレス値であった場合には、メモリからの記憶情報の
読出し動作が、メモリの最小アドレス値からメモリの最
大アドレス値までの間で繰返して行なわれるようにする
手段とを備えてなる音響信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6076381A JPH07262688A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 音響信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6076381A JPH07262688A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 音響信号処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07262688A true JPH07262688A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=13603762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6076381A Pending JPH07262688A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 音響信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07262688A (ja) |
-
1994
- 1994-03-24 JP JP6076381A patent/JPH07262688A/ja active Pending
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