JPH06259711A - ディジタル磁気記録再生装置 - Google Patents

ディジタル磁気記録再生装置

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JPH06259711A
JPH06259711A JP5047000A JP4700093A JPH06259711A JP H06259711 A JPH06259711 A JP H06259711A JP 5047000 A JP5047000 A JP 5047000A JP 4700093 A JP4700093 A JP 4700093A JP H06259711 A JPH06259711 A JP H06259711A
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JP
Japan
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data
recording
digital
digital data
circuit
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JP5047000A
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Minoru Tanaka
稔 田中
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Teac Corp
Original Assignee
Teac Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10527Audio or video recording; Data buffering arrangements

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数チャンネルの音声信号の記録及び再生を
行なうディジタル磁気記録再生装置に関し、8mmビデオ
テープレコーダのメカデッキとR−DAT用のIC化さ
れた信号処理回路を用いることで、小型で安価に構成す
る。 【構成】 タイミング制御回路15は、磁気ヘッド211A,B
が磁気テープ21に摺接する間に選択信号Sel をマルチプ
レクサ12へ出力するとともに、符号化回路4〜8からの
所定の変換処理を施されたディジタルデータを第1の速
度でビデオ用のフィールドメモリ11に一時的に格納す
る。また、格納されたディジタルデータを、選択信号Se
l に応じた順序で、かつ、第1の速度よりも速い第2の
速度で読み出すように格納と読み出しのタイミングを制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル磁気記録再生
装置に係り、特に、複数チャンネルの音声信号の記録及
び再生を行なうディジタル磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CD(コンパクトディスク)など
ほとんどすべての音楽作品の録音はマルチトラックレコ
ーディングによって行われており、ダビングを繰り返し
ても音質が劣化しないディジタルMTR(マルチトラッ
クレコーダ)が世界中の制作者から要望されている。特
に、演奏家の自宅システムに最適な、小型で安価なディ
ジタルMTRが求められている。
【0003】従来、録音スタジオで使用されているディ
ジタルMTRは、16トラック、32トラック、48ト
ラック、あるいは64トラック構成のものが主流であ
り、磁気テープの長手方向にトラックを形成される方式
では幅広の磁気テープを用いた大型の装置となってい
る。
【0004】また、この方式のものはアクセス速度に難
点があるために、磁気テープ長手方向に対して斜めに複
数のトラックを形成し、記録密度を上げることでアクセ
スを容易にするとともに小型化を図ったディジタルMT
Rもある。
【0005】後者の方式のものは、記録密度を上げるた
めの大がかりな時間軸圧縮伸長装置を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のデ
ィジタルMTRは大型で高価であるという問題があっ
た。
【0007】そこで、たとえば、軽量小型で広く普及し
ている8mmビデオテープレコーダの、回転ドラム、テー
プ走行機構、テープ装着脱機構など(以上をメカデッキ
と総称する)を用い、これにR−DAT(ロータリ−デ
ィジタルオーティオテープレコーダ)のIC化された信
号処理回路を組み合わせることで、小型で安価なディジ
タルMTRを構成することが考えられる。
【0008】この場合、本出願人の検討結果によれば、
大略して4つの解決すべき問題がある。すなわち、
(1) トラッキング信号 (2) 信号処理方式 (3)
テープフォーマット (4) 回路規模に関する4つの問
題である。
【0009】(1) は、R−DATのATF方式がその
テープフォーマットに大きく依存し、8mmビデオテープ
レコーダのATF信号がアナログ信号で記録されること
による。 (2) は、R−DAT用の信号処理回路は基本
的に2チャンネルを処理するように設計されていること
による。 (3) は、2チャンネル処理する設計のR−D
AT用の信号処理回路を必要なチャンネル数分設けて磁
気テープに記録したのでは、冗長ビットが多くなり過ぎ
て高密度記録を行えない。
【0010】(4) は、R−DATが回転ドラムに90
°巻き付けられた磁気テープに2チャンネルを記録する
設計であるのに対し、226°巻き付けられた8mmビデ
オテープにたとえば2トラックで8チャンネル記録する
必要があるため、大規模な時間軸圧縮伸長装置が必要に
なることによる。
【0011】たとえば、従来用いられている構成の時間
軸圧縮伸長装置を使用してディジタルMTRを構成する
と、概略図7のとおりになると考えられる。
【0012】図7において、100はR−DAT用のI
C化された既存の信号処理回路、200は磁気ヘッド2
10を有する回転ドラム220を含む8mmビデオテープ
レコーダのメカデッキ、300は時間軸圧縮伸長装置で
あるTBC(タイムベースコレクタ)である。
【0013】TBC300において、SRAM310と
書き込みカウンタ320及び読み出しカウンタ325の
間には、SRAM310に対する書き込み/読み出しの
衝突を避けるように制御するためのアービタ330が設
けられる。TBC300は、図示のように多くの回路か
らなる大規模で高価な装置となる。
【0014】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、上記の諸問題を解決し、8mmビデオテープレコー
ダのメカデッキとR−DAT用のIC化された信号処理
回路を用いることで、小型で安価なディジタル磁気記録
再生装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、以下のと
おり構成することにより解決される。
【0016】すなわち、記録増幅回路から記録信号を供
給される磁気ヘッドを有し所定回転角度範囲に磁気テー
プを巻回される回転ドラムと、磁気ヘッドにより磁気テ
ープの長手方向に対し斜め方向に記録トラックを形成す
るように回転ドラムを回転駆動するモータとを具備した
ディジタル磁気記録再生装置において、2チャンネルの
ディジタル信号に所定の変換処理を行なったディジタル
データを出力する複数の符号化回路と、複数の符号化回
路からの複数のディジタルデータを一時的に格納する格
納手段と、格納手段からの複数のディジタルデータを入
力され、外部からの選択信号に応じた一のデータを選択
して記録増幅回路に出力する選択手段と、磁気ヘッドが
磁気テープに摺接する間に選択信号を選択手段へ出力す
るとともに、複数の符号化回路からの複数のディジタル
データを第1の速度で格納手段に格納し、格納手段に格
納された複数のディジタルデータを、選択信号に応じた
順序で、かつ、第1の速度よりも速い第2の速度で読み
出すように、複数のディジタルデータの格納と読み出し
のタイミングを制御するタイミング制御回路とを具備
し、磁気テープの1トラックに複数のディジタルデータ
を順次記録するよう構成することにより解決される。
【0017】
【作用】上記構成の本発明によれば、2チャンネルのデ
ィジタル信号に所定の変換処理を行施されたディジタル
データが複数の符号化回路からそれぞれ出力される。
【0018】そして、タイミング制御回路に制御され
て、これらの出力は一時的に格納手段に格納され、格納
時の速度(第1の速度)よりも速い第2の速度で時間軸
圧縮されて選択信号に応じた順序で読み出され、選択手
段に入力される。
【0019】また、時間軸圧縮された複数のディジタル
データは、磁気ヘッドが磁気テープに摺接する間にタイ
ミング制御回路が出力する選択信号に応じた順序で選択
手段に入力される。選択手段は複数のディジタルデータ
から選択信号に応じた一のデータを選択して記録増幅回
路に出力するので、磁気テープ長手方向に対し斜めに形
成される1トラックに時間軸圧縮された複数のディジタ
ルデータが順次記録されるように作用する。
【0020】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の一実施例のデ
ィジタル磁気記録再生装置について説明する。図1及び
図2は本発明の一実施例のブロック図であり、両図はa
乃至eで連続する図である。図1は記録系の回路とメカ
デッキ200を、図2は再生系の回路を表わす。
【0021】図1において、メカデッキ200は8mmビ
デオテープレコーダ用のものと大略同一構成であり、回
転ドラム220には、記録ヘッド211A及び211
B、再生ヘッド212A及び212Bがそれぞれ回転中
心位置に対し180°対向して配設されている。各記録
ヘッドと各再生ヘッドは回転ドラム220の回転面に対
し段差を付けて配設されており、再生ヘッドが磁気テー
プ上で記録ヘッドに先行して既記録トラックを再生し、
再生信号に所望の処理を施してオーバーダビングが可能
な構成とされている。
【0022】磁気テープ22の巻付け角は226°であ
り、回転ドラム220の回転面に対し斜めに巻回されて
いる。記録増幅回路19から各記録ヘッドに記録電流が
供給され、図示しないテープ走行機構により磁気テープ
が走行せしめられ、さらに回転ドラム220がドラムモ
ータ20により回転駆動されることで、磁気テープ22
の長手方向に対し斜め方向に記録トラックが形成され
る。
【0023】ところで、ADコンバータ1〜4にはそれ
ぞれ2チャンネルのアナログ音声信号が入来しており、
ADコンバータ1〜4によってディジタル信号に変換さ
れた信号は符号化回路5〜8に供給される。
【0024】この符号化回路5〜8はR−DAT用にI
C化されたものを使用することができ、たとえば、日立
製作所製のHD 49226FSを使用することが考えられ
る。符号化回路5〜8の出力信号は、R−DATの規格
に基づいて2チャンネルのディジタル音声信号に誤り訂
正のためのリードソロモン符号などの冗長ビットを付加
して所定のインターリーブを行ない時間軸圧縮し、さら
にATF(AutomaticTrack Findig)データとサブコー
ドデータとを付加した図3のとおりのディジタルデータ
とされている。
【0025】図3において、Tは回転ドラム220の一
回転の周期であり、本発明装置ではR−DATと同様に
1/2000 minとされている。2チャンネルのデータは、
T/2毎に時間T1 内に出力される。T1 は回転ドラム
220が90°回転する時間である。
【0026】周知のとおり、52と57がPCM音声デ
ータであり、51と53と56と58がトラッキングサ
ーボ用のATFデータであり、50と54と55と59
がトラックの絶対番地やタイムコードなどを表わすサブ
コードデータである。
【0027】図1に戻って説明するに、符号化回路5〜
8からの2×4チャンネル分のR−DAT規格のディジ
タルデータD1 〜D4 は、それぞれ同一構成の時間軸圧
縮回路10a及び10bにおいて、回転周期Tに対して
180°異なる位相でそれぞれ所定の時間軸圧縮処理と
トラックフォーマット生成処理を施されたのち、記録増
幅回路19を介して記録ヘッド211A及び211Bに
より記録される。
【0028】説明を簡単にするために、ここでは時間軸
圧縮回路10aでの処理についてのみ説明する。時間軸
圧縮回路10aにおいて、フレームメモリ11は格納手
段、マルチプレクサ12は選択手段である。
【0029】フレームメモリ11は、通常はNTSC方
式の画像データ格納用として使用されるものであり、ア
ドレスカウンタを内蔵した日立製作所製のHM 53051P
を使用することが考えられる。ここでは符号化回路5〜
8からの8チャンネル分のR−DAT規格のディジタル
データD1 〜D4 を一時的に格納するために使用され
る。
【0030】HM 53051Pは262144ワード×4ビ
ット構成で、それぞれ4つの入力端子と出力端子を有し
ており、4ビット×32ワード単位でランダムアクセス
が可能とされている。
【0031】また、マルチプレクサ12には、後述のと
おりフレームメモリ11から供給される複数のディジタ
ルデータM1 〜M4 と、ATF生成回路13が生成する
ATFデータADと、GAP生成回路14が生成するG
APデータGDと、マージン生成回路15生成するマー
ジンデータMDとが入力されている。
【0032】GAPデータGDはチャンネル間の干渉を
防ぐための一定値のデータ、マージンデータMDはトラ
ックの端部であることを表わすデータである。マルチプ
レクサ12は、これらのデータのうちから、タイミング
制御回路16からの選択信号Selに応じた一のデータを
選択して記録増幅回路19に記録データRDATAとし
て出力する。
【0033】ここで、図4(A)〜(L)は記録時のタ
イミングチャートであり、各データには図1中と同一符
号を付してある。また、回転周期T中、T2 で示す時間
は記録ヘッドは磁気テープに摺接しておらず、T3 で示
す時間は記録ヘッドは磁気テープに摺接する時間であ
る。このT3 は、回転ドラム220が220°回転する
時間に相当し、T2 /T3 =140/220である。
【0034】以下、図1と図4(A)〜(L)を参照し
て記録時の動作を説明する。
【0035】符号化回路5〜8には、データ送出クロッ
クとしてDATクロック生成回路17からのクロックC
KD(9.408MHz)が、また、データ送出タイミ
ングパルスとして論理回路で構成されるタイミング制御
回路16からの書き込みゲート信号WGが入力されてい
る。
【0036】書き込みゲート信号WGを受けると符号化
回路5〜8は、クロックCKDに基づいた速度で、図3
に示したのと同様に時間軸圧縮されたディジタルデータ
1〜D4 を出力する。ところが、書き込みゲート信号
WGは符号化回路5には遅延回路9を介して入力される
ため、図4(A)〜(D)のとおり、ディジタルデータ
1 はディジタルデータD2 〜D4 よりΔτ遅れて符号
化回路5から出力される。
【0037】ところで、クロック選択スイッチSa には
CKDと8ミリクロック生成回路18からのクロックC
K8(12.608MHz)が入力されている。クロッ
ク選択スイッチSa は、フレームメモリ11にデータを
書き込むときにはCKDを、それ以外のときはCK8を
フレームメモリ11に出力するように、書き込みゲート
信号WGによりスイッチング制御される。
【0038】またフレームメモリ11には、この書き込
みゲート信号WGと、読み出しゲート信号RGと、カウ
ンタリセット信号CRとがタイミング制御16から入力
されている。そして、書き込みゲート信号WGは、図4
中の時刻t1 において各ディジタルデータD1 〜D4
フレームメモリ11への格納が開始され、時刻t2 にお
いて格納が終了するタイミングとされている。
【0039】したがって、ディジタルデータD1 のう
ち、前端のサブコードデータとATFデータと音声PC
Mデータとがフレームメモリ11に格納される。またデ
ィジタルデータD2 (D3 ,D4 )は音声PCMデータ
から格納されはじめ、その後端のATFデータとサブコ
ードデータもフレームメモリ11に格納される。これら
の格納速度は、CKDに応じた速度とされている。
【0040】図1のとおり、フレームメモリ11には、
ドラムモータ20に配設されたFG(Frequency Genera
tor)21からその回転位相検出信号RPが入力されてお
り、これに基づいて記録ヘッド211A又は211Bが
磁気テープ22に摺接したことが検出される。
【0041】図4中の時刻t3 において記録ヘッド21
1Aが磁気テープ22に摺接すると、マルチプレクサ1
2は、T3 の間にフレームメモリ11とATF生成回路
13とGAP生成回路14とマージン生成回路15から
の各データから、一つを選択して出力するようにタイミ
ング制御回路16からの選択信号 Selにより制御され
る。
【0042】またこのとき、フレームメモリ11はタイ
ミング制御回路16からの読み出しゲート信号RGを受
けて、クロック選択スイッチSa を介してのクロックC
K8にしたがってディジタルデータM1 〜M4 を出力す
る。クロックCK8の周波数は、前記したとおり格納時
の基準のクロックCKDの周波数よりも高いため、ディ
ジタルデータM1 〜M4 はディジタルデータD1 〜D4
をさらに時間軸圧縮したものとなっており、圧縮率は1
/1.34である。
【0043】なおこのとき、ディジタルデータD2 〜D
4 が持っていた後端の不要なATFデータとサブコード
データは、カウンタリセット信号CRによりアドレスを
リセットされて次のチャンネルを読み出すことにより除
去され、実質的に必要なデータのみがマルチプレクサ1
2に入力される。
【0044】したがって、図4(L)に示すとおり、マ
ージンデータMD,ギャップデータGD,D1 のサブコ
ードデータ(M1 )、ギャップデータGD、D1 の音声
PCMデータ(M1 )、ギャップデータGD、D2 の音
声PCMデータ(M2 )、ギャップデータGD、ATF
データ、ギャップデータGD、D3 の音声PCMデータ
(M3 )、ギャップデータGD、D4 の音声PCMデー
タ(M4 )、ギャップデータGD、そしてマージンデー
タMDの順にマルチプレクサ12から選択出力されて、
記録データRDATAとされる。
【0045】同様の処理が回転周期Tに対し180°遅
れて時間軸圧縮回路10bにおいても行われる結果、磁
気テープ22には図5のとおりのテープフォーマットが
生成される。
【0046】図5において、磁気テープ22はTp 方向
に走行し、記録ヘッド211A(211B)はHd 方向
に回転する。60Aは記録ヘッド211Aによる記録ト
ラック、60Bは記録ヘッド211Bによる記録トラッ
クであり、同一フォーマットで逆アジマスのトラックが
交互に形成される。
【0047】また、磁気テープ22の上下端付近にはマ
ージンデータエリア61bと61aが、磁気テープ22
の中心位置にはATFデータエリア66が形成される。
サブコードデータエリア63は、各トラックに1箇所形
成される。
【0048】また、64と65と67と68はPCMデ
ータエリアであり、各PCMデータエリアにはインタリ
ーブされた2チャンネル分のデータの半分がそれぞれ記
録される。したがって、記録トラック60Aと60Bと
に、2チャンネル分のPCMデータエリアが合わせて8
チャンネル分形成されることになる。
【0049】次に、図6(A)〜(I)は再生時のタイ
ミングチャートであり、各データには図2中と同一符号
を付してある。また、回転周期T中、T2 で示す時間は
再生ヘッド21A又は212Bは磁気テープ22に摺接
しておらず、T3 で示す時間は摺接する。以下、図2と
図6(A)〜(I)を参照して再生時の動作を説明す
る。
【0050】図2中の復号化回路33〜36は、前述の
日立製作所製のHD 49226FSを使用することより、符
号化回路5〜8を含みそれぞれが1チップで、合計4チ
ップで構成される。復号化回路33〜36は、インタリ
ーブされたディジタルデータに誤り訂正などの処理を施
して復号化するとともに、時間軸伸長する。
【0051】再生ヘッド212A及び212B(図1)
からの再生データPDATAは、再生増幅回路29を介
して、回転周期Tに対して180°の位相差で、時間軸
伸長回路30aと時間軸伸長回路30bのいずれかに入
力される。両時間軸伸長回路は大略同一構成であり、説
明を簡単にするために、ここでは時間軸伸長回路30a
での処理についてのみ説明する。
【0052】時間軸伸長回路30aのフレームメモリ3
1は、フレームメモリ11と同様に日立製作所製のHM
53051Pを使用することが考えられる。フレームメモリ
31は、論理回路で構成されるタイミング制御回路32
からの書き込みゲート信号WGと読み出しゲート信号R
Gとカウンタリセット信号CRと、クロック選択スイッ
チSb からのクロックCKD又はCK8にしたがってデ
ータの格納と読み出しのタイミングを制御される。
【0053】再生データPDATAは、タイミング制御
回路32からの切替え信号SC1 〜SC4 でスイッチン
グ制御されるスイッチS1 〜S4 に入力される。
【0054】すなわち、図6中の時刻t1 において1チ
ャンネル目の再生データPD1 のサブコードデータが入
来すると、スイッチS1 は、フレームメモリ31のビッ
ト0の入力端に、再生増幅回路29からの再生データP
DATAを供給するように切替わる。
【0055】この時、スイッチS2 〜S4 はビット1〜
ビット3の入力端をそれぞれの出力端に接続するように
切替わる。そして、読み出し、書き込みのアドレスポイ
ンタがそれぞれリセットされると、書き込みゲート信号
WGが出力されてフレームメモリ31への格納が行われ
る。
【0056】次に、読み出しのアドレスポインタがイン
クリメントされるとビット1〜ビット3の出力端には格
納されていた前の出力データが現れ、これがそれぞれの
入力端に印加される。そして、書き込みのアドレスポイ
ンタがインクリメントされた後に書き込みゲート信号W
Gが出力され、フレームメモリ31に格納される。
【0057】このようにして、ビット0に1チャンネル
目の再生データPD1 のサブコードデータが格納される
ときには、他のビットには前のデータが再度格納され
る。時刻t2 〜t3 において、1チャンネル目の再生デ
ータPD1 のPCM音声データが格納されるときもこれ
と同様である。
【0058】さらに、時刻t3 においては、ビット0に
格納された1チャンネル目のデータ(サブコード及びP
CM音声)も再度ビット0に格納するために、スイッチ
1はビット0の入力端をその出力端に接続するように
切替わる。
【0059】そして、時刻t4 においては、ビット1に
2チャンネル目の再生データPD2(PCM音声データ
のみ)を格納するために、スイッチS2 はフレームメモ
リ31のビット1の入力端に再生データPDATAを供
給するように切替わる。この時、他のビットは入力端と
出力端を接続されたままであり、ビット2と3には前の
データが再度格納される。
【0060】2チャンネル目の再生データPD2 がビッ
ト1に格納され、続いて時刻t5 において3チャンネル
目の再生データPD3 (PCM音声データのみ)が入来
すると、上記と同様にして、スイッチS3 はフレームメ
モリ31のビット2の入力端に再生データPDATAを
供給するように切替わる。この時、スイッチS2 はビッ
ト2の入力端をその出力端に接続するように切替わる。
その他のビットは入力端と出力端を接続されたままであ
る。
【0061】さらに、3チャンネル目の再生データPD
3 がビット2に格納され、時刻t6において4チャンネ
ル目の再生データPD4 (PCM音声データのみ)が入
来すると、スイッチS4 はフレームメモリ31のビット
3の入力端に再生データPDATAを供給するように切
替わる。この時、スイッチS3 はビット3の入力端をそ
の出力端に接続するように切替わる。その他のビットは
入力端と出力端を接続されたままである。
【0062】このようにして、再生ヘッド212Aが磁
気テープに摺接するT3 の間に、フレームメモリ31の
各ビットに再生データPDATAのうちの、サブチャン
ネルデータと各チャンネルのPCM音声データとが格納
される。この際の格納速度は、ほぼCK8に応じた速度
とされている。
【0063】そして、再生ヘッド212Aが磁気テープ
に摺接していないT2 の間には、CKDに応じた速度で
図示のとおり1.34倍に時間軸伸長されて各データP
5〜PD8 が読み出される。すなわち、時刻t7 にお
いてPD5 のサブコードデータが読み出され、続いて時
刻t8 において各チャンネルのPCM音声データが同時
に読み出される。
【0064】上記と同様の処理が時間軸伸長回路30b
においても施され、回転周期Tに対して180°毎にタ
イミング制御回路32からの切替え信号SC5 でスイッ
チS 5 〜S8 が切替えられることで、復号化回路33〜
36に時間軸伸長回路30aからのデータと交互に供給
されて復号されたのち、DAコンバータ37〜40でア
ナログ信号に変換されて8チャンネルのアナログ音声信
号が得られる。
【0065】以上説明したように本実施例によれば、フ
レームメモリへの格納と読み出しの処理を別々に行なう
ことによって、従来の時間軸圧縮伸長装置にと比べて大
幅に部品点数を削減でき、装置を低コストにすることが
できる。
【0066】また、フレームメモリからの読み出しのタ
イミングを制御することで、既存のICで構成される符
号化回路の出力データから不要なデータを除去している
ので、実質的な記録密度を向上させることができる。
【0067】さらに、本実施例で使用した画像用のフレ
ームメモリは、本来、ビット毎の書き込みは出来ない仕
様であるが、一旦格納されたデータを出力から入力にフ
ィードバックする構成としたことにより、見かけ上では
ビット毎にデータを格納することができる。
【0068】したがって、従来から多く使用されて安価
なICに8mmビデオテープレコーダのメカデッキを組み
合わせて使用することで、小型で安価なディジタル磁気
記録再生装置が得られる。
【0069】なお、上記の実施例では符号化回路5〜8
が回転ドラムが90°回転する間にR−DAT規格の圧
縮データを出力し、この間は記録ヘッドの一方が磁気テ
ープに摺接していないために、上記の構成とすることが
できた。しかし、磁気テープの巻付け角が270°を越
える場合には上記の構成は不可能である。
【0070】そこで、時間軸圧縮のためのフレームメモ
リに格納する前に、さらにもう1つのフレームメモリを
設けて、R−DAT規格の圧縮データに対し時間軸圧縮
を二重に行なうようにすることが考えられる。
【0071】なお、上記の実施例ではハードウェアロジ
ックの構成で上記の効果を得ているが、マイクロコンピ
ュータを使用して同様の処理を行なうことも考えられ
る。
【0072】すなわち、符号化回路5〜8からの出力デ
ータをマイクロコンピュータのI/Oバスラインに直結
して、マイクロコンピュータ上のメモリに出力データを
一時的に格納する。格納されているデータを読み出す際
には、ビットマスク処理を施したデータを読み出す。
【0073】たとえば、1チャンネル目のデータを読み
出す場合は、4ビットのデータに対して「0001」と
のアンドをとる。同様に、2チャンネル目のデータを読
み出す場合は、4ビットのデータに対して「0010」
とのアンドをとる。このような処理を順次繰り返して行
なうことで、各ビット毎のデータを読み出すことが出来
る。
【0074】さらに、これら4ビットのデータについて
すべてのビットのオアをとることにより、各チャンネル
ごとのデータが得られる。そして、得られたビットをシ
リアルポートに出力することで、記録ヘッドに供給する
記録データを得ることができる。
【0075】また、再生時には、再生ヘッドからの再生
データをメモリに書き込む際に、書き込もうとするメモ
リのアドレスにあるデータと、再生ヘッドからのデータ
とのオアをとり、1チャンネルから4チャンネルまで順
番にメモリに格納する。
【0076】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、2チャンネ
ルのディジタルデータに所定の変換処理を施されて複数
の符号化回路からそれぞれ出力されて一時的に格納手段
に格納され、格納時の速度よりも速い速度で読み出され
て時間軸圧縮され、選択信号に応じた順序で読み出され
て選択手段に入力される。そして、圧縮されたデータは
磁気ヘッドが磁気テープに摺接する間にタイミング制御
回路が出力する選択信号に応じた順序で読み出されて選
択手段に入力され、選択手段は複数のディジタルデータ
から選択信号に応じた一のデータを選択して記録増幅回
路に出力するので、1トラックに時間軸圧縮された複数
のディジタルデータが順次記録される構成であり、符号
化回路と格納手段は一般に使用される安価なものでよ
く、また回路構成が簡単で部品点数が少なくて済み、さ
らに回転ドラムとこれを回転駆動するモータ等の装置も
たとえば一般に使用される8mmビデオテープレコーダ用
のものでよく、小型で安価なディジタルマルチチャンネ
ルの磁気記録再生装置が得られる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図(その1)であ
る。
【図2】本発明の一実施例のブロック図(その2)であ
る。
【図3】図1の要部の信号波形図である。
【図4】本発明の一実施例の記録時のタイミングチャー
トである。
【図5】本発明の一実施例によるテープフォーマットを
示す図である。
【図6】本発明の一実施例の再生時のタイミングチャー
トである。
【図7】従来の磁気記録再生装置の一例のブロック図で
ある。
【符号の説明】
5,6,7,8 符号化回路 10a,10b 時間軸圧縮回路 11,31 フレームメモリ 12 マルチプレクサ 13 ATF生成回路 16,32 タイミング制御回路 19 記録増幅回路 20 ドラムモータ 22 磁気テープ 30a,30b 時間軸伸長回路 33,34,35,36 復号化回路 200 メカデッキ 211A,211B,212A,212B 磁気ヘッド 220 回転ドラム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録増幅回路から記録信号を供給される
    磁気ヘッドを有し、所定回転角度範囲に磁気テープを巻
    回される回転ドラムと、 該磁気ヘッドにより該磁気テープの長手方向に対し斜め
    方向に記録トラックを形成するように該回転ドラムを回
    転駆動するモータとを具備したディジタル磁気記録再生
    装置において、 2チャンネルのディジタル信号に所定の変換処理を行な
    ったディジタルデータを出力する複数の符号化回路と、 該複数の符号化回路からの複数のディジタルデータを一
    時的に格納する格納手段と、 該格納手段からの複数のディジタルデータを入力され、
    外部からの選択信号に応じた一のデータを選択して前記
    記録増幅回路に出力する選択手段と、 前記磁気ヘッドが前記磁気テープに摺接する間に該選択
    信号を該選択手段へ出力するとともに、該複数の符号化
    回路からの複数のディジタルデータを第1の速度で該格
    納手段に格納し、該格納手段に格納された複数のディジ
    タルデータを、該選択信号に応じた順序で、かつ、該第
    1の速度よりも速い第2の速度で読み出すように、該複
    数のディジタルデータの格納と読み出しのタイミングを
    制御するタイミング制御回路とを具備し、 前記磁気テープの1トラックに該複数のディジタルデー
    タを順次記録するよう構成されたことを特徴とするディ
    ジタル磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気ヘッドが前記磁気テープに摺接
    していない間に、前記複数の符号化回路から前記ディジ
    タルデータが出力されてなる請求項1記載のディジタル
    磁気記録再生装置。
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EP93306858A EP0615239B1 (en) 1993-03-08 1993-08-31 Digital data recording apparatus
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EP0615239B1 (en) 1999-06-23
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