JPS613368A - Ｖｔｒ装置におけるデジタル音声信号の可変速再生方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、映像信号とデジタル音声信号とを記録再生す
る装置においてデジタル音声信号の高速再生、低速再生
及び高速・低速を含む逆転再生に関するものである。

従来例の構成とその問題点 以下に映像信号とデジタル音声信号を同一トラックに記
録を行なう回転ヘッド・ヘリカルスキャン型ビデオテー
プレコーダ（以下ＶＴＲと略す）のデジタル音声信号を
可変速再生する際の問題点について説明する。前記ＶＴ
Ｒでは第１図に示すように、１フイ一ルド間の映像信号
■に続いて映像信号の１フイ一ルド分の期間に相当する
デジタル化した音声信号Ａを時間軸圧縮して同一トラッ
クに記録する。このように記録された信号に対して標準
再生（１倍速）では再生ヘッドがトラックの中心に沿っ
て順次トレースしていく。高速再生ではテープ送りが速
くなるため、第２図ａに示すように再生ヘッドはトラッ
ク上を斜めにトレースするようになり、トランクとトラ
ックの間を横切る時、再生信号中にノイズが発生する。

このノイズの発生を防止するため、オートマチック・ス
キャン・トランキング（以下ＡＳＴと略す）機構を備え
たＶ　Ｔ　ＲＴＵ、テープのエツジ部に記録されたサー
ボコントロール信号、及び再生信号のエンベロープを検
出して、ピエゾ効果等を利用した圧電素子などに搭載さ
れた再生ヘッドを左右に動かすことにより、低速再生時
から数倍速の範囲内まで、再生ヘッドが１つのトラック
をトレースするように制御している。第２図すは１．２
５倍速を例にとりＡＳＴ機能の様子を示しており、第２
図ａの破線は無制御時の再生ヘッドのトレースライン第
２図すの一点鎖線はＡＳＴ制御時の再生ヘッドのトレー
スラインであり、ＡＳＴ制御時には１トレースが複数ト
ラックにまたがることはなくなる。

しかし、この場合、再生ヘッドはトラックの飛び越し再
生を行なっており、この様子を第２図すで見れば、第２
図すの■トラックが飛ばされ、第２図すの■トラックに
続いて第２図すの■トラック′を再生している。従って
、高速時にデジタル音声信号を再生すると、音声信号の
接続状態を示した第４図のように、トラックの飛び越し
再生が行なわれた部分で音声レベルの差、第４図のイー
口が生じ、そのｉｔ再再生た場合、クリックノイズが発
生するという問題点がある。低速再生においては、０．
６倍速を例にして第３図ａの破線に示すように、テープ
の送り速度が遅くなるため、再生へノドが斜めにトラン
クを横切るようになり再生ヘッドがトラックとトラック
の間を横切る時、再生信号にノイズが発生する。この場
合もＡＳＴ回路により再生ヘッドが、複数トラックを交
差してトレースしないように制御がかけられるため、第
３図すの一点鎖線に示すように、低速再生では、同一ト
ラックを数回ずつトレースしながら再生ヘッドが進む。

つまりトラック重複再生をすることになる。従って、デ
ジタル音声信号を低速再生すると第４図に示すように１
フイ一ルド分の音声を数回ずつ再生するため非常に聴き
取りにくく、不自然な音が再生される。寸だ、同一トラ
ンクの信号を繰り返す際に、第４図のノ・−二、ホーへ
、トーチ、リーヌ、ルーヲのような音声のレベル差が生
じクリックノイズ発生の原因になっている。逆転再生時
には、高速・低速再生も含めて、ヘッドの送り方向は標
準再生時と同じであるが、テープの送り方向が逆になる
。従って、１フィールド内の信号は正しく再生されるが
、再生するフィールドの順番が前後逆転しているため、
音声としてのつながりがなくなるという問題点がある。

よって、編集等で特殊再生モードを用いる際、音声信号
を必要とする場合に、従来の寸までは１編集点の検索な
どに不都合であった。

発明の目的 本発明は上記の問題点を解消するものであり、デジタル
音声信号の高速再生時における再生ヘッドのトランク飛
び越し再生の場合には、トランク不連続部分での雑音を
除去し、デジタル音声の低速再生時における再生ヘッド
のトラック重複再生の場合には、音声の重複を防止し、
また高速・低速を含めたデジタル音声信号の逆転再生時
にも音声としてのつながりをもたせて再生することを目
的とする。

発明の構成 本発明は、再生へノドがテープ面を通過する際に再生ヘ
ッドに制御信号を与えることにより、同一トラック上を
トレースするように仕組まれた、いわゆるＡＳＴ機構を
備えた磁気記録再生装置において、高速再生時に再生ヘ
ッドがトラックの飛び越し再生を行なった場合には、飛
び越し前のデジタル音声信号ブロックの終端をフェイド
アウトし飛び越し後のデジタル音声信号ブロックの先端
をフェイドインして接続させること、低速再生時に再生
ヘッドが同一トラックを重複再生した場合には、連続す
るデジタル音声信号のうち最初のブロックのみをメモリ
に記憶し、次のトラック信号を再生する丑で時間軸伸張
して再生音声信号の重複を防ぐこと、そして高速・低速
再生時も含めたデジタル音声信号の逆転再生時には、１
フイ一ルド分の音声信号を書き込んだメモリから、メモ
リからの読み出し順序だサンプル単位で逆にすることに
よりデジタル音声信号の可変速再生を実現するものであ
る。

実施例の説明 １フイ一ルド間の映像信号に続けて、１フイ一ルド間に
相当する音声デジタル信号を時間軸圧縮して同一トラッ
クに記録を行なうＶＴＲ１例に用いて本発明の一実施例
を述べる。第５図は本発明の一実施例によるＶＴＲのブ
ロック構成図であり。

１はアナログ音声信号の入力端子、２はローパスフィル
タ、３はＡ／Ｄコンバータ、４は時間軸圧縮回路、６は
フレーム構成回路、６は変調回路、７は記録再生部、８
は復調回路、９はエラー訂正回路、１ｏは時間軸伸張回
路、１１はフェイドイン・フェイドアウト回路、１２は
Ｄ／Ａコンバータ、１３はローパスフィルタ、１４はア
ナログ音声の出力端子、１５はＡＳＴ回路、１６は映像
信号入力端子である。

以下にその動作を説明する。記録時には、アナログ音声
信号をローパスフィルタ２に入力し帯域以外の周波数成
分を除去し、Ａ／Ｄコンバータ３でデジタル信号化する
。次に時間軸圧縮回路４で１フイ一ルド単位で時間軸圧
縮した後、フレーノ・構成回路５でインクリーブ操作し
て、同期信号とエラー訂正及び検出符号を付加しフレー
ム化を行なう。フレーム化したデジタル音声信号は、変
調回路６で変調され、記録再生部７で第１図に示した記
録パターンでテープ−にに配録する。この際、映像信号
もデジタル音声信号の前に言己録されるが、本発明の一
実施例における、その記録方法のヘッドとテープの関係
を第６図に示す、）ととて第６図１９はシリンダ、２０
と２０′はヘット、２１は記録テープ、２２と２２′は
キヤプスタンを示す。成像信号はシリンダ」二で１ａ　
ＯＯｆ’ｉｆｌれた２つのヘッド２ｏと２σに１す１フ
ィールドずつ交互に、第６図の■の部分で記録し、デジ
タル音声信号は、映像信号の記録に使われていない方の
ヘッドで第６図の■の部分で記録する。

次に再生であるが、第５図において、可変速再生時には
、その再生速度に合わせてＡＳＴ回路１３の信号により
、トラック飛び越し再生、トラック重複再生等が行なわ
れ、欠落もしくは、重複したデジタル再生信号が復調回
路８で復調される。次にエラー訂正回路９で時間軸補正
及び誤まり訂正が行なわれ、時間軸伸張回路９で時間軸
伸張がなされる。さらに、トランク飛び越し再生が行な
われた場合には、フェイドイン・フェイドアウト回路１
１でフェイドイン・フェイドアウトされる。

これらの過程を経た信号はＤ／、Ａコンバーク１２でア
ナログ変換され、ローパスフィルタ１２を通りアナログ
音声信号として、アナログ音声信号出力端子１４に出力
される。

第５図１８で示す部分の詳細図を第７図に示す。

第７図において、２３はＶＴＲから再生・復調された音
声デジタル信号の入力端子、２４はシフトレジスタ、２
５と２６はバッファメモリ、２７はエラー訂正回路、２
８は出力ランチ、２９はメモ＋７２５，２６とエラー訂
正回路２７に対する制御及びアドレス信号を切り換える
スイッチ回路、父は書き込みアドレスカウンタ、３１は
書き込みアドレスカウンタへのクロック入力端子、３２
はアドレスカウンタ、３３は読出しアドレスアップダウ
ンカウンタ、３４はデータバス、３５はフェイドイン・
フェイドアウト回路、３６はＡＳＴ回路、３７はタイミ
ング回路、３８は出力端子である。

次にその動作を説明する。（票＋？＝　ｐｒ生時には、
入力端子２３より１フィールドず２人力した再生デジタ
ル信号をシフトレジスタ２４でサンプル学位でシリアル
／パラレル変換してデータバス３４に出力する。データ
バス３４−にのイ言号は、メモリＡ２６．メモリＢ　２
　ｅに１フィールドずつ交互に書き込み、サンプル単位
で読み出し、エラー訂正回路２７でエラー訂正を行ない
、訂正済みデジタル信号を同じメモリにサンプル単位で
記憶しておく。そして第８図の読出サイクルに示すタイ
ミングで、メモリから信号を伸張して読み出し、出力ラ
ンチ２８でサンプル単位でパラレル／シリアル変換する
。第８図は、本発明の一実施例においてヘッドが再生す
る信号とメモリの書き込み、読み出しサイクルとのタイ
ミング関係を表わすタイミングチャートであり、Ｖｌ、
Ｖ２．・・・・・ｖｎは映像信号、Ａ１．Ａ２．・・・
・・Ａｎはデジタル音声信号である。

この過程では、一方のメモリが書き込みとエラー打圧を
行なっている間に、他方のメモリが伸張読出しを行なう
。以上のような過程を経た再生デジタル信号はフェイド
イン・フェイドアウトを受けないで出力端子３８に出力
される。

高速再生時、及び逆転再生時にＡＳＴ回路３６の制御に
より、再生ヘッドがトラック飛び越し再生を行なった場
合には、ＡＳＴ回路３６からの制御で第９図のフェイド
イン信号、フェイドアウト信号をタイミング回路３７で
作り出し、これをフェイドイン・フェイドアウト回路３
已に送って、飛び越し７前の再生デジタル信号ブロック
がフェイドアウトされ、飛び越し後の再生デジタル信号
ブロックがフェイドインされ、トラック飛び越しの前後
で音声信号のレベル差が生じないようにする。

第９図は、本発明の一実施例におけるフェイドイン・フ
ェイドアウトのタイミングを示すタイムチャートで゛あ
る。本実施例では、ヘッド再生音声信号Ａ１．Ａ２．・
・・・・・、Ａｎが同じトランク上のヘッド再生映像信
号ｖ１．ｖ２．・・・・・・、ｖｎより２フィールドだ
け遅れて出力として取り出されるので、フェイドイン・
フェイドアウトのタイミングは、トラック飛び越し点、
第９図のＣより２番目と３番目のフィールドでアル。

低速再生及び逆転低速再生時にＡＳＴ回路３６の制御に
より、同一トラックを重複再生した場合には、連続する
再生信号ブロックのうち、最初のブロックをメモリＡ２
６かメモリＢ２６のどちらか一方に書き込み、再生ヘッ
ドが次のトラックをトレースする捷で、スイッチ回路２
９により、とちらのメモリにも書き込みアドレス信号を
送らないようにする。そして次のトラックのデジタルを
再生する時に、他方のメモリに新たなデジタル信号を書
き込ますようにする。メモリからの読み出しは、再生ヘ
ッドが同一トラックをｎ回トレースしたとすると、読み
出しアドレスアップダウンカウンタ３３のクロックを１
／ｎにして時間軸伸張することにより同一トラックの音
声が重複して再生されないようにする。メモリの書き込
み、読み出しのタイミングは第１０図のタイミングチャ
ートに示す。この場合再生信号のピッチは遅くなるが、
重複信号間での音声のレベル差、第４図のノ・−二。

ホーへ、トーチ、リ−ヌ、ルーフは生じなくなる。

高速・低速を含めた逆転再生時に（は、上記のトラック
飛び越し再生に対するフェイドイン・フェイドアウト処
理、トラック重複再生に対する時間軸伸張による処理の
他に、メモリの読み出しアドレスアップダウンカウンタ
３３をタイミング回路３７の制御によりダウンカウンタ
にする。こうすれば、音声信号を書き込んだメモリから
、読み出し順序をサンプル単位で逆にすることができ、
テープ送り方向の逆転によるフィールド再生順序の逆転
とあわせて、音声信号を後から再生することが可能とな
る。

発明の効果 本発明は、映像信号とデジタル音声信号を同一トラック
に記録する回転ヘッド式ヘリカルスキャンＶＴＲにおい
て、ＶＴＲが内蔵するＡＳＴ回路から信号を作り出し、
その制御により、フエイドイン・フェイドアウト操作、
メモリのアドレスカウンタのクロックの可変操作するこ
とで、正転・逆転の両方で、デジタル音声信号の高速・
低速再生を可能にしたもので、クリック音による障害も
なくなり、編集作業を行なう際の効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図はビデオ信号とデジタル音声信号のテープ上での
記録バタ′−ンを示すパターン図、第２図は高速再生時
の再生ヘッドのトレースラインを示すパターン図、第３
図は低速再生時の再生ヘットのトレースラインを示すパ
ターン図、第４図は従来例の音声の接続状態図、第５図
は本発明の一実施例におけるＶＴＲ回路のブロック図、
第６図は本発明の一実施例における再生ヘッドとテープ
の位置関係図、第７図は同実施例回路の要部の＝プロ２
ク図、第８図、第９図、第１０図はそれぞれ標準再生、
高速再生、低速再生時のタイミングチャートである。 代理人の氏名−弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 チー７ブリカ向 第３図 テーツ゛４すδ向 第５図 第６図 ／ｑ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. オート・スキャン・トラッキング機構を有し、映像信号
   とデジタル音声信号を記録再生するＶＴＲ装置において
   、高速再生時には、オート・スキャン・トラッキング機
   構の制御により、飛び越し走査前後のフィールドのデジ
   タル音声信号をフェードイン・アウトして再生し、低速
   再生時には、オート・スキャン・トラッキング機構から
   の制御により、重複されたデジタル音声信号から最初の
   １フィールドの信号をメモリに書き込み、重複走査回数
   に対応した低速読み出しクロックで前記メモリから読み
   出し、高速・低速を含む逆転再生時には前記メモリから
   サンプル単位で、書き込み順と逆に読み出すことを特徴
   とするＶＴＲ装置におけるデジタル音声信号の可変速再
   生方法。