JP2850325B2 - 基準電圧発生回路 - Google Patents

基準電圧発生回路

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばビデオテープレコーダのFM変調器と
して使用される電圧制御型発振回路(以下「VCO回路」
という)に基準電圧を供給するのに適用して好適な基準
電圧発生回路に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、任意の温度特性を持たせることができるよ
うにしたことにより、基準電圧が供給される電子機器、
例えばVCO回路の温度特性を相殺できるようにしたもの
である。
〔従来の技術〕
第5図において、(10)は帰還型のVCO回路を示して
いる。そして、(11)は直流電圧VCCが供給される電源
端子、(12)は電流I0の電流値を制御するための制御信
号SCが供給される制御端子、(13)はトランジスタQ5お
よびQ16のベースに所定電圧を印加するための端子、(1
4)はトランジスタQ7およびQ8のベースに所定基準電圧
を印加するための端子、さらに、(15A)および(15B)
は、互いに位相反転された発振信号の出力端子である。
また、(20)は基準電圧発生回路を示している。そし
て、(21)は基準電圧VREFが供給される基準電圧供給端
子であり、この基準電圧供給端子(21)は抵抗器(22)
および(23)の直列回路を介して接地され、これら抵抗
器(22)および(23)の接続点がバッファ(24)を介し
て端子(14)に接続される。この場合、トランジスタQ
7,Q8のベースと電源端子(11)との間の電圧がV0となる
ようにされる。
ここで、VCO回路(10)の場合は、トランジスタQ11お
よびQ12のいずれか一方がオン状態のとき、他方はオフ
状態となるため、通常の帰還なしのタイプに比べ、単純
に2倍だけ変調感度が良い。そして、発振周波数f0は、
次式で表わされる。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、このようなVCO回路(10)の場合、スイッチ
ングトランジスタの動作速度、接合容量等に温度特性を
有するもので、発振周波数f0も温度特性を有するものと
なる。
ここで、(1)式に基づいて温度特性を求めてみる
と、次式のようになる。
この(2)式において、第1項はVCO回路(10)の温
度特性分を示しており、第2項は、電圧V0の温度特性分
を示している。この(2)式からも明らかな通り、電圧
V0にVCO回路(10)の温度特性とは逆に温度特性を持た
せれば、VCO回路(10)の温度特性を相殺するようなこ
とが可能となる。
本発明は、このような点を考慮し、任意の温度特性を
持たせることができる基準電圧発生回路を提供すること
を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の基準電圧発生回路は、基準電圧供給端子は第
1の抵抗器、第2の抵抗器および第1のトランジスタの
クレクタ・エミッタの直列回路を介して接地され、上記
第1のトランジスタのコレクタおよびベースの間には第
3の抵抗器が接続されると共に、そのベースおよびエミ
ッタの間には第4の抵抗器が接続され、電源端子は第5
の抵抗器、第2のトランジスタのコレクタ・エミッタ、
第6の抵抗器、ダイオード接続された第3のトランジス
タのコレクタ・エミッタおよび第7の抵抗器の直列回路
を介して接地され、上記第1の抵抗器および第2の抵抗
器の接続点は差動増幅器を構成する一方のトランジスタ
のベースに接続され、上記第2のトランジスタのベース
は上記差動増幅器を構成する他方のトランジスタのコレ
クタに接続され、上記第2のトランジスタおよび第6の
抵抗器の接続点は上記他方のトランジスタのベースに接
続され、上記第5の抵抗器および第2のトランジスタの
接続点より出力端子が導出され、上記第3の抵抗器の抵
抗値と上記第4の抵抗器の抵抗値との比を調整すること
により、上記出力端子に出力される基準電圧に任意の温
度特性を持たせるようにしたものである。
〔作用〕
上述構成においては、第3の抵抗器(51)および第4
の抵抗器(52)の抵抗値RB1およびRB2を調整することに
より、出力される基準電圧V0に任意の温度特性を持たせ
ることが可能となる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本発明について説明する。
まず、第2図例について説明する。同図は基準電圧発
生回路(30A)の全体を示すものである。同図におい
て、(31)は温度特性を持たない基準電圧VREFが供給さ
れる基準電圧供給端子であり、この基準電圧供給端子
(31)は、抵抗器(32)、n個のダイオード(331)〜
(33n)および抵抗器(34)の直列回路を介して接地さ
れる。そして、抵抗器(32)およびダイオード(331
の接続点は、差動増幅器を構成する一方のnpn形トラン
ジスタ(35)のベースに接続される。
また、(11)は直流電圧VCCが供給される電源端子で
あり、この電源端子(11)は、抵抗器(36)、npn形ト
ランジスタ(37)のコレクタ・エミッタ、抵抗器(3
8)、npn形トランジスタ(39)のコレクタ・エミッタお
よび抵抗器(40)の直列回路を介して接地される。そし
て、トランジスタ(37)のベースは差動増幅器を構成す
る他方のnpn形トランジスタ(41)のコレクタに接続さ
れ、トランジスタ(37)および抵抗器(38)の接続点は
トランジスタ(41)のベースに接続され、さらにトラン
ジスタ(39)のベースはそのコレクタに接続されてダイ
オード接続とされる。
また、トランジスタ(35)および(41)のエミッタは
互いに接続され、その接続点は抵抗器(42)を介して接
地される。トランジスタ(35)のコレクタはpnp形トラ
ンジスタ(43)のコレクタ・エミッタおよび抵抗器(4
4)の直列回路を介して電源端子(11)に接続され、ト
ランジスタ(43)のベースはそのコレクタに接続されて
ダイオード接続とされる。一方、トランジスタ(41)の
コレクタはpnp形トランジスタ(45)のコレクタ・エミ
ッタおよび抵抗器(46)の直列回路を介して電源端子
(11)に接続される。そして、トランジスタ(43)およ
び(45)のベースは互いに接続され、これらトランジス
タ(43)および(45)でカレントミラー回路が構成され
る。
また、抵抗器(36)およびトランジスタ(37)の接続
点より出力端子(47)が導出される。
以上の構成において、抵抗器(32)および(34)の抵
抗値を、それぞれR1およびR2、ダイオード(331)〜(3
3n)の順方向降下電圧をVBEとすると、トランジスタ(3
5)および(41)のベース電圧VBは、次式のようにな
る。
そのため、抵抗器(38)および(40)の抵抗値を、そ
れぞれRCおよびRE、トランジスタ(39)のベース・エミ
ッタ間電圧をVBEとすると、抵抗器(36)を流れる電流
Iは、次式のようになる。
したがって、抵抗器(36)の抵抗値をR0とすると、抵
抗器(36)の両端電圧、したがって基準電圧V0は、次式
のようになる。
この(5)式より、基準電圧V0の温度特性が零となる
条件は、 であり、(n−1)R1=R2のときである。ここで、R1
R2=Rとすると、n=2のときである。
また、基準電圧V0の温度特性が正となる条件は、 であり、(n−1)R1<R2のときである。ここで、R1
R2=Rとすると、n<2のときである。
さらに、基準電圧V0の温度特性が負となる条件は、 であり、(n−1)R1>R2のときである。ここで、R1
R2=Rとすると、n>2のときである。
第3図破線a,b,c,dおよびeは、それぞれR1=R2=R
で、n=0,1,2,3および4のときの温度特性を示してい
る。ただし、R0=4KΩ、RC=10KΩ、RE=2.5Ω、dVBE/d
T=−2mV/℃のときのものである。
このように、第2図例の基準電圧発生回路(30A)に
よっても基準電圧V0に種々の温度特性を持たせることが
できる。しかし、実際には基準電圧V0の温度特性を細か
くコントロールする必要があるのに対して、この第2図
例の基準電圧発生回路(30A)では、nが整数値しか取
り得ないので、温度特性を細かくコントロールすること
が困難であった。
そこで、本発明の一実施例は第1図に示すように構成
される。この第1図において、第2図と対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
第1図は基準電圧発生回路(30B)の全体を示すもの
である。同図において、基準電圧供給端子(31)は、抵
抗器(32),(34),(51)および(52)の直列回路を
介して接地される。そして、抵抗器(51)および(52)
の接続点はnpn形トランジスタ(53)のベースに接続さ
れ、そのコレクタは抵抗器(34)および(51)の接続点
に接続され、そのエミッタは接地される。
本例は以上のように構成され、その他は第2図例と同
様に構成される。
以上の構成において、抵抗器(51)および(52)の抵
抗値を、それぞれRB1およびRB2、トランジスタ(53)の
ベース・エミッタ間電圧をVBEとすると、トランジスタ
(35)および(41)のベース電圧VBは、次式のようにな
る。
そのため、抵抗器(36)を流れる電流Iは、次式のよ
うになる。
したがって、基準電圧V0は、次式のようになる。
この(8)式より、基準電圧V0の温度特性が零となる
条件は、 であり、 のときである。ここで、R1=R2=Rとすると、 のときである。
また、基準電圧V0の温度特性が正となる条件は、 であり、 のときである。ここで、R1=R2=Rとすると、 のときである。
さらに、基準電圧V0と温度特性が負となる条件は、 であり、 のときである。ここで、R1=R2=Rとすると、 のときである。
第3図実線a′,b′,c′およびd′は、それぞれRB1,
RB2の値が調整されて、 のときの温度特性を示している。ただし、R0=4KΩ、RC
=10KΩ、RE=2.5KΩ、dVBE/dT=−2mV/℃のときのもの
である。
このように本例の基準電圧発生回路(30B)によれ
ば、抵抗器(51)および(52)の抵抗値RB1およびRB2
調整することにより、基準電圧V0に任意の温度特性を持
たせることができる。したがって、例えばVCO回路(1
0)に基準電圧V0を供給するのに適用すれば、基準電圧V
0の温度特性を細かくコントロールして、VCO回路(10)
の温度特性を良好に相殺することができる。
第4図は、第1図例をVCO回路(10)に基準電圧V0
供給するのに適用した例である。この場合、抵抗器(5
1)および(52)は、例えばトリミング抵抗で形成さ
れ、その値RB1およびRB2の調整が容易となるようにされ
ている。
〔発明の効果〕
以上述べた本発明によれば、基準電圧に任意の温度特
性を持たせることができるので、基準電圧が供給される
電子機器、例えばVCO回路の温度特性を良好に相殺する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図〜第4
図はその説明のための図、第5図は従来例の構成図であ
る。 (10)はVCO回路、(30)(30A)および(30B)は基準
電圧発生回路である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03K 3/00 G05F 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準電圧供給端子は第1の抵抗器、第2の
    抵抗器および第1のトランジスタのクレクタ・エミッタ
    の直列回路を介して接地され、 上記第1のトランジスタのコレクタおよびベースの間に
    は第3の抵抗器が接続されると共に、そのベースおよび
    エミッタの間には第4の抵抗器が接続され、 電源端子は第5の抵抗器、第2のトランジスタのコレク
    タ・エミッタ、第6の抵抗器、ダイオード接続された第
    3のトランジスタのコレクタ・エミッタおよび第7の抵
    抗器の直列回路を介して接地され、 上記第1の抵抗器および第2の抵抗器の接続点は差動増
    幅器を構成する一方のトランジスタのベースに接続さ
    れ、 上記第2のトランジスタのベースは上記差動増幅器を構
    成する他方のトランジスタのコレクタに接続され、 上記第2のトランジスタおよび第6の抵抗器の接続点は
    上記他方のトランジスタのベースに接続され、 上記第5の抵抗器および第2のトランジスタの接続点よ
    り出力端子が導出され、上記第3の抵抗器の抵抗値と上
    記第4の抵抗器の抵抗値との比を調整することにより、
    上記出力端子に出力される基準電圧に任意の温度特性を
    持たせるようにしたことを特徴とする基準電圧発生回
    路。
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