JP2849104B2 - 静電写真用現像剤 - Google Patents

静電写真用現像剤

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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は静電写真用現像剤における乾式及び湿式トナ
ーに関し、詳しくは画像濃度、解像力、接着性(コピー
の定着性)などが向上し、裏写り及びオフセットの生じ
ない改良された一成分系又は二成分系静電写真用現像剤
に関する。
[従来技術] 静電写真用現像剤としてポリエチレンワックスを結着
剤としこれにカーボンブラック、フタロシアニンブルー
等の有機又は無機顔料を分散してなるトナーは知られて
いる。しかし、ポリエチレンワックスを含有したトナー
粒子は画像濃度を向上させる効果は有しているが、複写
機における転写工程で画像つぶれを生じさせ解像力が悪
くなるという欠点をもっている。もっとも、ポリエチレ
ンワックスの代りに酸化型ポリエチレンワックスを用い
る(特開昭54−97157号公報)ことによってシャープネ
ス、解像力の低下を防止する試みもなされているが、こ
の場合には画像濃度が上がらないなどの不都合がみられ
るようになる。また、湿式トナーは低分子量ポリオレフ
ィンが一般に用いられているが、このような低分子量ポ
リオレフィンは加熱時の溶融粘度が低いことから、有機
顔料やカーボンブラックと混練して着色剤を製造する時
ニーダー等の分散機でよく分散できないといった不都合
があり、その故コピーの画像濃度が上がらないといった
欠陥がみられている。更に、メルトインデックス値が高
いためコピーの定着工程で画像部が溶融しやすくシャー
プネスが不足したり、定着時にコピー用紙(普通紙等)
の繊維にそってトナーが加熱され、ろうそくのように流
れ出す現象が往々にみられ、裏写り(コピーの裏面より
コピーがみえる現像)が生じたりするので解像力に欠け
両面コピーをした場合裏面、表面のコピーが混同し読み
にくくなるだけでなく、コピー画像面を消しゴムで擦る
とコピーが消える等定着性が悪い、定着ローラにトナー
が融着しやすいなどの欠点をも持ち併せている。
上記のポリエチレンワックス、酸化型ポリエチレンワ
ックス、低分子量ポリオレフィンの他にも、ポリスチレ
ン系、アクリル系、エポキシ系、ポリエステル系、ゴム
系など多くの樹脂類(ゴム類を含む)がトナー用結着剤
として使用されているが、いずれも利点があると同時に
大なり小なり前記と同様な欠点を有しているのが実情で
ある。
[目的] 本発明の第1の目的は上記のごとき従来の欠陥を解消
し、良質の複写物が得られる静電写真用現像剤を提供す
るものである。本発明の第2の目的は乾式及び湿式現像
法の両方に使用可能な現像トナーを提供するものであ
る。本発明の第3の目的は熱定着は勿論のこと、紫外線
硬化定着など光定着にも利用できる現像剤を提供するも
のである。
[構成] 本発明に係る静電写真用現像剤は、少なくともアリル
エーテルとカルボキシル基を有するモノマーとから重合
された樹脂を含有していることを特徴としている。
ちなみに、本発明者らは静電写真法における画像濃
度、解像力、定着性、裏写り防止、オフセット防止など
を改良するためにいろいろ検討した結果、少なくともア
リルエーテルとカルボキシル基を有するモノマーとの共
重合樹脂をトナー用結着剤として用いれば上記目的が十
分達成しうることを見出した。即ち、この樹脂は、これ
に有機顔料やカーボンブラックを高温で混練して着色剤
が製造できるため、顔料(カーボンブラックを含む)が
一次粒子まで分散し、このためコピーの画像濃度(特に
黒色度)が高く、光沢する複写物が得られるようにな
る。また、定着工程でもトナー層の流動することがない
ため解像力やシャープ性のすぐれたコピーを得ることが
可能となるだけでなく、コピーの定着性も良好であり、
裏写りやオフセットが防止できるものとなっている。本
発明はこうしたことに基づいてなされたものである。
以下に本発明をさらに詳細に説明すると、本発明で用
られる少なくともアリルエーテルとカルボキシル基を有
するモノマーとから重合された樹脂(以降「本発明に係
る樹脂」と称することがある)におけるアリルエーテル
の「アリル」は、本発明においいては「CH2=CH−CH
2−」に限らず (式中、R1,R2,R3,R4及びR5は水素原子あるいは低
級アルキル基である。) で表わされるものである。
ここで、本発明では使用されるアリルエーテルの幾つ
かの例示すれば次のとおりであり、これらは単独でも2
種以上が併用されてもかまわない。
一方、本発明で使用されるカルボキシル基を有するモ
ノマーの代表的としては、イタコン酸、マレイン酸、無
水マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、珪皮酸、クロルマレイン酸、クロルマレイン酸無水
物などがあげられ、これらは単独でも2種以上が併用さ
れてもかまわない。
本発明に係る樹脂は、上記のようなアリルエーテル
と、カルボキシ基を有するモノマーとを共重合させるこ
とによって得ることができる。アリルエーテルと、カル
ボキシル基を有するモノマーとの割合は特に限定される
わけではないが、50〜99.9/50〜0.1好ましくは60〜99/2
0〜1の重量比が適当である。重合開始剤は一般の重合
開始剤(例えば過酸化ベンゾイル、AIBNなど)が使用で
き、モノマーに対し0.5〜10重量%が添加される。
この本発明に係る樹脂の製造例を示せば下記のとおり
であるが、勿論、これに限られるものではない。
(樹脂製造例) (1)四ツ口フラスコに、アリルエーテル(前記No.1の
もの)60重量部、ステアリルメタクリレート30重量部、
無水マレイン酸15重量部及び過酸化ベンゾイル3重量部
をイリオクタン200重量部中に滴下し、75℃で5時間重
合を行なった結果、重合率86%、粘度970センチポイズ
(CP)の非水系樹脂を得た。
(2)四ツ口フラスコに、グリシジルメタクリレート5
重量部、アリルエーテル(前記No.3のもの)30重量部、
2−エチルヘキシルメタクリレート50重量部、アクリル
酸2重量部及びAIBN5重量部をイリオクタン200重量部中
に滴下し、80℃で5時間重合した。更に、ピリジン0.1
重量部を加え80℃で20時間反応させた。その結果、重合
率82%、粘度1820CPの非水系樹脂を得た。
(3)四ツ口フラスコに、アリルエーテル(前記No.5の
もの)10重量部、スチレン50重量部、イソブチルメタク
リレート30重量部、メタクリル酸3重量部及びAIBN4重
量部をトルエン200重量部中に滴下し、80℃で5時間重
合を行なった。この重合物をメタノール中で精製し乾燥
した。
本発明に係る樹脂の使用によれば、先に触れたよう
に、顔料が一次粒子まで分散されやすいため、多くの効
果をもたらすようになる。加えて、本発明に係る樹脂は
その分子内に反応性の二重結合を残すことができること
から、紫外線吸収剤等の併用が紫外線硬化定着用トナー
の製造用になりうるものである。
本発明現像剤は液体現像剤(現像液)であっても乾式
現像剤であってもかまわない。乾式現像剤は一成分系、
二成分系のいずれかは問われない。現像液を調製するに
は顔料1重量部に対し本発明に係る樹脂0.1〜20重量部
好ましくは1〜10重量部を分散媒(例えば担体液と同種
のものが望ましい)10〜100重量部とともにボールミ
ル、ケデイミル、アメライター等の分散機で分散し湿式
濃縮トナーとし、これを担体液で希釈すればよい。湿式
トナー製造時には必要に応じて熱可塑性樹脂や極性制御
剤が添加されてよい。また、乾式トナーをつくるには、
着色剤1重量部に対し本発明に係る樹脂0.1〜20重量部
を熱ロールで混練後粉砕分級しトナー粒子とすればよ
い。この乾式トナー成分中には必要に応じてスチレン−
アクリル系共重合樹脂、ロジン変性樹脂、酸化ケイ素な
どを、更には極性制御剤等を混合使用することができ
る。
ところで、本発明者らはさらに検討を進めた結果、ト
ナー構成成分として更にフミン酸、フミン酸塩及び/又
はフミン酸誘導体を含有させれば一層望ましいトナーが
得られることを確めた。即ち、これらフミン酸等が本発
明に係る樹脂とともにトナー(湿式トナー、乾式トナ
ー)中に添加されていると、他の樹脂との相溶性や、加
熱混練時の溶融粘度が高いことなどから顔料それ自体の
分散は勿論のこと得られた着色剤の分散及び他の樹脂と
のブレンドも一層容易となる。
このフミン酸等を本発明に係る樹脂と併用したことに
よる別の利点は、例えばカーボンブラック、フタロシア
ニンブルー等の無機又は有機顔料を前記特定樹脂(本発
明に係る樹脂)以外の樹脂と混練し、粉砕することによ
って得られる着色剤をトナーとして、高絶縁性で低誘電
率の担体液中に均一分散してなる従来の現像液との対比
から一層明らかである。従来のこの種の着色剤は、有機
又は無機顔料が強い二次凝集を起こしているため、ボー
ルミル、アトライター、熱ロールミル等でビヒクル中ヘ
分散しても容易に一次粒子迄には分散できない。これに
対して、本発明では着色剤にそのような不都合は認めら
れない。
本発明で使用される顔料(カーボンブラック、有機顔
料など)には次のようなものを例示することができる。
無機顔料であるカーボンブラックとしては、フアーネ
スブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック
などいずれも使用でき、市販品としてプリンテックス
G、スペシャルブラック15、スペシャルブラック4、ス
ペシャルブラック4−B(以上デグサ社製)、三菱#4
4、#30、MA−11、MA−100(以上三菱カーボン社製)、
ラーベン30、ラーベン40、コンダクテックスSC(以上コ
ロンビアカーボン社製)、リーガル800、400、660、ブ
ラックパールL(以上キャボット社製)が知られてい
る。また、シリカ、酸化チタンや、四三酸化鉄などの磁
性材料も使用できる。
有機顔料としては、フタロシアニンブルー、フタロシ
アニングリーン、スカイブルー、ローダミンレーキ、マ
ラカイトグリーンレーキ、メチルバイオレットレーキ、
ピーコックブルーレーキ、ナフトールグリーンB、ナフ
トールグリーンY、ナフトールイエローS、リソールフ
アーストイエロー2G、パーマネントレッド4R、ブリリア
ントフアストスカーレット、ハンザイエロー、ベンジジ
ンイエロー、リソールレッド、レーキレッドC、レーキ
レッドD、ブリリアントカーミン6B、パーマネントレッ
ドF5R、ピグメントスカーレット3B、ネオザポンレッドG
E、ネオザポンイエロー、ネオザポングリーンおよびネ
オザポンブルーなどがあげられる。
本発明においては、本発明の目的を逸脱しない範囲
で、本発明に係る樹脂の一部を例えば天然樹脂変性石炭
樹脂、天然樹脂変性マレイン酸樹脂、ダンマル、コーパ
ル、シェラック、ガムロジン、硬化ロジン、エステルガ
ム、グリセリンエステル変性マレイン酸樹脂、スチレン
−ブタジエン共重合体、ポリオレフィンやポリオレフィ
ンとの共重合体(これらは一般に分子量5000以下程度で
メルトインデックスNo.が1000以上のものである)、ワ
ックスなどに一部代替させることは可能である。また、
混合してもかまわない。
これら本発明に係る樹脂以外の一部代替又は混合でき
る樹脂(ワックス類を含む)の市販品を例示すれば下記
のごときものがあげられる。
フミン酸等(フミン酸、フミン酸塩及び/又はフミン
酸誘導体)について説明すれば次のとおりである。フミ
ン酸等は石炭化度の低い泥炭、亜炭などの若年炭類に含
まれているアルカリ可溶の不定形高分子有機酸である。
このフミン酸等は天然物と人工物(ニトロフミン酸を含
む)に大別され、本発明ではいずれも使用可能である。
フミン酸等の工業製品は、分子量分布の違いによりCH
型、CHA型及びCHN型があり、また、それぞれ酸型のもの
あるいは例えばNa、NH4等による塩型があり、いずれも
使用可能である。
フミン酸、フミン酸塩及びフミン酸誘導体は顔料によ
く吸着するため、既述のとおり、顔料を一次粒子近似ま
で微粒化分散させることや分散安定性の向上(長期保
存)に一層有利である。
本発明の静電写真用現像剤(トナー粒子)は、顔料が
少なくとも本発明に係る樹脂で被覆された形態を示して
いるが、より望ましは、この着色剤が(a)顔料と本発
明に係る樹脂とを用いてフラッシング法により製造され
たもの、又は(b)顔料と本発明に係る樹脂とフミン
酸、フミン酸塩及び/又はフミン酸誘導体とを用いてフ
ラッシング法により製造されたものである。
これらフラッシング法によった着色剤は、以上の原料
(顔料、本発明に係る樹脂、フミン酸等)を使用し次の
ようにして製造される。即ち、フミン酸等を加えない顔
料含水液を樹脂(本発明に係る樹脂)溶液とともにフラ
ッシャーと呼ばれるニーダー中でよく混合するか、顔料
含水液にフミン酸等を顔料含水液の0.1〜30重量%混合
し、更に樹脂溶液(本発明に係る樹脂溶液)を加えニー
ダー中でよく混合する。これにより顔料の囲りに存在す
る水が本発明に係る樹脂溶液によって置換される。これ
をニーダーより水を捨て、本発明に係る樹脂溶液中に顔
料が分散されたものを乾燥して溶剤を除去して塊りを得
る。次にこの塊りを粉砕することにより着色剤の粉末が
得られる。この着色剤は顔料が1次粒子の状態で本発明
に係る樹脂によって被覆されており静電写真用トナーと
して有用であるばかりでなく、印刷インキ、塗料などに
も有用である。
担体液としては、高絶縁性(電気抵抗1010Ωcm以
上)、低誘電率(誘電率3以下)の石油系脂肪族炭化水
素、n−ヘキサン、リグロイン、n−ヘプタン、n−ペ
ンタン、インドデカン、インオクタンなどの他に、それ
らのハロゲン誘導体例えば四塩化炭素、パークロルエチ
レンなどがあげられる。前記の石油系脂肪族炭化水素の
市販品にはエキソン社製のアイソパーE、アイソパー
G、アイソパーL、アイソパーH、アイソパーK、ナフ
サNo.6、ソルベッソ100などがある。これらは単独で又
は組合わせて使用される。
なお、カーボンブラック等を水中に分散し、次に樹脂
溶液と共に混練してカーボンブラックをとりまく水を樹
脂溶液により置換せしめた後、水及び溶剤を除去するこ
とによって着色剤を製造するフラッシング法は従来より
知られているところであるが、そうしたフラッシング法
でも、カーボンブラック等が親水性でないため水によく
分散せず微粒化出来ないなどの理由から一次粒子迄に分
散しにくいものであった。従って、本発明に係る樹脂を
使用しない従来のフラッシング法により製造された着色
剤を電子写真トナー粒子とし、静電写真用液体現像剤に
使用した場合、担体液中での分散性が十分でないため、
高濃度で階調性及び定着性の優れた画像を形勢すること
は困難であった。
もっとも、かゝるフラッシング法を採用した着色剤の
製造法を改良するものとして(イ)カーボンブラックな
どの顔料を水中に分散する際アニオン、ノニオン又はカ
チオン界面活性剤や高分子合成ポリマー分散剤等を添加
する方法、(ロ)フミン酸、フミン酸塩及び/又はフミ
ン酸誘導体を用いてカーボンブラックなどの顔料を分散
し、更に低分子稜ポリエチレンや天然樹脂変性樹脂、ダ
ンマル、コーパル、シエラック、ガムロジン、スチレン
−ブタジェン共重合体、低分子量ポリオレフィンなどを
混練し顔料粒子を被覆する方法などが検討あるいは開示
されている(特開昭59−102253号公報)。しかし、上記
(イ)の方法により得られた着色剤は担体液中での分散
性がいまが十分でないといった欠点がある。また、上記
(ロ)の方法により得られた着色剤は他の樹脂とのブレ
ンドが必ずしも十分とはいいきれず、従って接着性に若
干劣る欠点がある。
次に、着色剤の製造例及び本発明の実施例を示すがこ
れらに限定されるものではなく、本発明に係る樹脂を分
散媒中で着色剤と混合してトナーをつくることも可能で
ある。
着色剤の製造例1 水 500g カーボンブラック (プリンテックスG) 150g フミン酸 10g からなる混合物をフラッシャーでよく攪拌した後、更に
前記樹脂製造例(1)で得られた樹脂600g、トルエン50
0gをフラッシャーに添加して混練した。続いて加熱し、
減圧して水分と溶剤を除去し揮発分1.0%の着色剤の塊
りを得た。これをストーンミルで粉砕して100〜500μm
の粉末とした。
着色剤の製造例2〜7 製造例1と同様の操作でそれぞれ原料だけを表−1に
示すものにかえて製造例2〜5の着色剤粉末を製造し、
フラッシング法によらないで単に混合しただけで製造例
6及び7の着色剤粉末を製造した。
着色剤の製造例8〜15 製造例1と同様の操作でそれぞれ原料だけを表−2に
示すものにかえて2〜8μmの着色剤粉末を製造した。
実施例1〜7 前記製造例1〜7で得られた各々の着色剤粉末20gを
ラウリルメタクリレート−アクリル酸共重合体(重合モ
ル比90:10)50gとともにアイソパーG100gに添加し、ボ
ールミルで72時間混練して濃縮トナーとした後、これら
の50gを2lのアイソパーHに分散させて液体現像剤を調
製した。
これら7種の液体現像剤を用いて市販の電子写真複写
機(リコー社製リコピーDT−1200)でコピーに供したと
ころ後記の表−3に示すような結果が得られた。
実施例8〜14 前記着色剤の製造例1〜7における着色剤の塊りを粒
径10〜15μmに乾式粉砕分級し、これらを乾式トナーと
した。
これら7種の乾式トナーを用いて市販の電子写真複写
機(リコー社製リコピーFT6040)でコピーに供したとこ
ろ表−3に示すような結果が得られた。
実施例15 実施例3の現像剤にベンゾインエチルエーテル0.5gを
加えたものを用いて現像し、紫外線照射装置(三菱レイ
ヨン社製UV−1003)により12/minで光定着させた。結果
は表−3のとおりであった。
実施例16〜22 前記製造例8〜14で得られた着色粉末を実施例8〜14
と同様にして現像に供したところ、ほぼ同じような結果
が得られた。
実施例23 前記製造例15で得られた着色粉末を実施例15と同様に
して現像に供したところ、ほぼ同じような結果が得られ
た。
〔効果〕 本発明方法により製造された乾式又は湿式トナーは、
上記のように、画像濃度が高く、解像力もよく、更に良
好な定着性能を有している。また、顔料として特にカー
ボンブラックを用いた場合には黒色度が一層高められる
が、これは本発明に係る樹脂にカーボンブラックが良好
に分散されており、あるいはフラッシング着色剤におい
てカーボンブラックがよく分散されていることを示すも
のと考えられる。
フロントページの続き (72)発明者 高橋 俊彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 植松 ひでみ 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭59−102253(JP,A) 特開 昭63−223757(JP,A) 特開 昭63−223758(JP,A) 特開 昭63−38954(JP,A) 特開 昭61−123853(JP,A) 特開 昭59−45454(JP,A) 特開 昭64−13557(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 9/087

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともアリルエーテルとカルボキシル
    基を有するモノマーとから重合された樹脂を含有してい
    ることを特徴とする静電写真用現像剤。
  2. 【請求項2】前記カルボキシル基を有するモノマーがイ
    タコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、アクリル酸、
    メタクリル酸、クロトン酸、珪皮酸、クロルマレイン酸
    及びクロルマレイン酸無水物から選ばれたものである請
    求項1に記載の静電写真用現像剤。
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