JP2846211B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2846211B2
JP2846211B2 JP5116202A JP11620293A JP2846211B2 JP 2846211 B2 JP2846211 B2 JP 2846211B2 JP 5116202 A JP5116202 A JP 5116202A JP 11620293 A JP11620293 A JP 11620293A JP 2846211 B2 JP2846211 B2 JP 2846211B2
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達也 白木
昭紀 小林
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばパーソナルコン
ピュータ及びワードプロセッサ等の情報処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、私用あるいは業務用に限らず、文
書等の作成には、文字の訂正、挿入及びその他の文書作
成上における処理を容易に行うことができる点で、パー
ソナルコンピュータ、あるいはワードプロセッサ等の情
報処理装置が多用されている。
【0003】例えば、ワードプロセッサは、図5に示す
ように、プログラムの実行を行うCPU(Central Proc
essing Unit)等からなる制御装置21と、文字列からな
る文書情報や、文書情報の印字出力の改行ピッチ量(行
間隔)を設定する改行ピッチ情報(行間隔情報)等の書
式情報を格納する領域が形成されたRAM(Random Acc
ess Memory) からなるデータ記憶メモリ22と、制御装
置21で実行される制御プログラムを格納しているRO
M(Read Only Memory) からなるプログラムメモリ23
と、印刷手段としての印刷装置24と、CRT(Cathod
e-Ray Tube)や液晶ディスプレイ等からなる表示装置2
5と、文字などを入力するキーボード等からなる入力装
置26とを備え、さらに、必要に応じてフロッピーディ
スク等の外部記憶装置27が備えられるようになってい
る。
【0004】上記制御装置21は、情報処理装置を構成
する上記各部と互いに接続され、プログラムメモリ23
から制御プロブラム等の制御情報を読み出して、上記各
部の制御及び演算処理を行うようになっており、例え
ば、データ記憶メモリ22に書き込まれている書式情報
の改行ピッチ情報に基づいて改行ピッチ量を求め、文書
情報を印字する際の印刷装置24における用紙送り量を
設定するようになっている。
【0005】上記データ記憶メモリ22における書式情
報を格納する書式情報記憶領域は、例えば8Byteで構成
されており、従来、この内の3Byteめが改行ピッチ情報
の記憶領域として使用され、8Byteめが、予備領域とし
て未使用の状態で準備されている(本発明の説明図であ
る図3参照)。
【0006】改行ピッチ情報は、従来、改行ピッチの値
を0.5で除算した商値で書き込まれており、これは、
従来の印刷装置24の用紙送り精度の性能に応じたもの
で、従来機種の印刷装置24では、用紙送り量を0.5
mm単位にしか制御できなかったためである。
【0007】ところが、0.5mm単位の用紙送り制御
では、今日広く市販されている見積書や請求書、履歴書
等の定型フォーマットに、ワードプロセッサを使用して
印刷した場合、位置合わせがしづらく、枠や欄に合った
適切な位置に文字を印字することが難しいという不具合
を招来しており、そのため、市販の定型フォーマットに
適切に印刷できる装置の開発が市場ニーズとして強く要
請されている。そこで、今日、このような市場ニーズに
応えるべく、0.1mm単位の用紙送り量の制御が可能
な高機能な印刷装置が開発されるに至っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような0.1mm単位に用紙送り量を制御できる印刷装
置に合わせて、上述したデータ記憶メモリ22における
書式情報記憶領域の改行ピッチ情報の記憶領域である3
Byteめを、従来の0.5mm単位から0.1mm単位に
変更すると、今度は、従来機種との間で、互換性が保て
なくなり、従来機種にて作成した文書情報等が登録され
ている外部記憶装置27を使用できないと共に、機能向
上した機種で処理された外部記憶装置を、従来機種にて
活用できないといった事態が生じることとなる。
【0009】一方、例えば、特開昭62−279953
号公報には、解像度がそれぞれ異なる画像情報出力手段
と印字手段との間を、画像情報出力手段の解像度を印字
手段の解像度に変換する線密度変換手段を設けること
で、両者間の解像度の互換性を保つようになった構成が
開示されている。また、特開平2−78581号公報に
おいては、異なる印字ドット密度のフォントを複数種設
け、文字・画像情報に印字ドット密度変更が指定された
際、変更状態に応じてドット密度変更前のサイズが充足
できる指定ドット密度のフォントの中で、適宜サイズの
フォントを自動選択することにより、ドット密度変更後
も同じ大きさ、もしくはそれに近い値を出力し、印字の
大きさの互換性を保つようになった構成が開示されてい
る。しかしながら、上記はいずれも、文字の大きさ・解
像度の互換性を保つ方法であり、解像度に影響しない改
行ピッチ等の情報が当初の想定より拡張された場合の互
換性を保ち得るものではない。
【0010】そこで、本発明の情報処置装置は、このよ
うな課題に鑑み成されたもので、書式設定での改行ピッ
チ(行間隔)の単位を従来より細かくして機能向上を図
りつつ、かつ、従来機種との互換性を保ち得る情報処理
装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
情報処理装置は、上記課題を解決するために、行間隔情
報に基づいて行間隔を求め、印字手段の用紙送り量を設
定する情報処理装置において、行間隔情報記憶領域が形
成された記憶手段と、行間隔値を入力する入力手段と、
上記入力手段より入力された行間隔値を、当該装置の印
字手段よりも用紙送り可能な最小量が大きい別の印字手
段の用紙送り可能な最小量で除算して商値と余値とに分
割し、商値を主行間隔情報として上記記憶手段における
行間隔情報記憶領域に書き込む一方、余値を副行間隔情
報として上記記憶手段における行間隔情報記憶領域とは
別の記憶領域に書き込む行間隔情報分割書き込み手段
と、印刷時に、上記記憶手段に書き込まれている主行間
隔情報と副行間隔情報とを加算して行間隔を求め、用紙
送り量を設定する用紙送り量設定手段とが設けられてい
ることを特徴としている。
【0012】また、請求項2記載の情報処理装置は、上
記課題を解決するために、上記請求項1記載の情報処理
装置において、副行間隔情報が書き込まれる上記の別の
記憶領域として、記憶手段に予め設けられている予備領
域を割り当てることを特徴としている。
【0013】
【作用】上記の請求項1の構成によれば、行間隔情報分
割手段が、入力手段より入力された行間隔値を、用紙送
り可能な最小量が大きい別の印字手段の用紙送り可能な
最小量で除算し、商値と余値とに分割する。そして、得
商値主行間隔情報として記憶手段の行間隔情報記憶
領域に書き込む一方、余値副行間隔情報として記憶手
段の行間隔情報記憶領域とは別の記憶領域に書き込む。
【0014】印刷時、用紙送り量設定手段が、記憶手
段より読み出した主行間隔情報と副行間隔情報とを加算
して行間隔を求め、印字手段の用紙送り量を設定する。
【0015】したがって、用紙送り可能な最小量が小さ
い印字手段の場合も大きい別の印字手段の場合も、行間
隔情報の記憶に割りあれられている記憶手段の行間隔情
報記憶領域(例えば書式情報記憶領域の3Byteめ)に
は、用紙送り可能な最小量が大きい印字手段の用仕送り
可能な最小量を単位とした行間隔情報(主行間隔情報)
が書き込まれることとなる。
【0016】これにより、本発明の情報処理装置にて処
理した例えばフロッピーディスク等の外部記憶装置に登
録されている情報を、印字手段の用紙送り可能な最小量
が本情報処理装置の印字手段よりも大きい従来機種にて
呼び出して使用する際は、行間隔情報記憶領域に書き込
まれている主行間隔情報のみを用いて行間隔を求め、用
紙送り量を設定、一方、従来機種にて処理された外部
記憶装置に登録されている情報を、本発明の情報処理装
置にて呼び出し使用する際は、別の記憶領域に副行間隔
情報が記憶されていないので、副行間隔情報がゼロであ
るというだけで、主行間隔情報に基づいて、用紙送り量
を設定できる。
【0017】この結果、従来機種との互換性を保ちつ
つ、書式設定での行間隔の基準単位を従来より細かくし
て機能向上を図ることが可能となり、今日広く市販され
ている見積書や請求書、履歴書等の定型フォーマット
に、位置ずれ等の不具合を招来することなく、適切に印
刷できるようになる。
【0018】また、請求項2の構成によれば、副行間隔
情報が記憶される別の記憶領域として、記憶手段に予め
設けられている予備領域を割り当てるようになっている
ので、別途、新たな記憶領域を設けることなく、行間隔
情報を分割して書き込むことができる。
【0019】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図4に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0020】本実施例の情報処理装置としてのワードプ
ロセッサは、図2に示すように、プログラムの実行を行
うCPU(Central Processing Unit)等からなる制御装
置1と、文字列からなる文書情報や、文書情報の印字出
力の改行ピッチ量(行間隔)を設定する改行ピッチ情報
(行間隔情報)等の書式情報を格納する領域が形成され
たRAM(Random Access Memory) からなる記憶手段と
してのデータ記憶メモリ2と、制御装置1で実行される
制御プログラムを格納しているROM(Read Only Memo
ry) からなるプログラムメモリ3と、印字手段としての
印刷装置4と、CRT(Cathode-Ray Tube)や液晶ディ
スプレイ等からなる表示装置5と、文字などを入力する
キーボード等からなる入力手段としての入力装置6とを
備え、さらに、必要に応じてフロッピーディスク等の外
部記憶装置7が備えられるようになっている。
【0021】上記制御装置1は、情報処理装置を構成す
る各部と互いに接続され、プログラムメモリ3から制御
プロブラム等の制御情報を読み出して、各部の制御、及
び演算処理等を行うようになっており、後述のように、
入力された改行ピッチの値に基づいて主改行ピッチ情報
と副改行ピッチ情報と求め、データ記憶メモリ2におけ
る第1記憶領域と第2記憶領域とにそれぞれ書き込むよ
うになっている。即ち、上記制御装置1とプログラムメ
モリ3とにより、本発明の改行ピッチ情報分割書き込み
手段が構成されている。また、制御装置1は、データ記
憶メモリ2における第1記憶領域と第2記憶領域とに分
割して書き込まれている主改行ピッチ情報と副改行ピッ
チ情報とを、所定の演算を施してから加算することで改
行ピッチ情報を求め、印刷装置4の用紙送り量を設定す
るようになっており、用紙送り量設定手段としての機能
も備えている。
【0022】上記データ記憶メモリ2における書式情報
を格納する領域は、図3に示すように、例えば8Byteで
構成されており、本実施例においては、従来から改行ピ
ッチ情報の領域として使用されている3Byteめが主改行
ピッチ情報が書き込まれる第1記憶領域に、従来未使用
で予備領域であった8Byteめの下3Bit が副改行ピッチ
情報が書き込まれる第2記憶領域に割り当てられてい
る。
【0023】改行ピッチ情報は、文書情報を印刷する際
の印刷装置4の用紙送り量の設定に用いられるもので、
文書情報の行間隔、即ち改行ピッチの値に関する情報で
あり、本実施例において改行ピッチは、0.1mm単位
の用紙送りが可能な高機能な印刷装置4に応じて、0.
1mm単位に設定できるようになっている。また、改行
ピッチ情報を、主改行ピッチ情報と副改行ピッチ情報と
に分割する際に使用される設定値としては、従来機種の
改行ピッチの基準単位である0.5mmが用いられ、し
たがって、3Byteめには、0.5mm単位の値が、8By
teめには、0.1mm単位の0.5mmで割り切れない
値である0.1〜0.4が、それぞれ書き込まれるよう
になっている。そして、このように分割された改行ピッ
チ情報の内、8Byteめに書き込まれた副改行ピッチ情報
の有無は、制御装置1とデータ記憶メモリ2との間で、
フラグを立てることにより検出されるようになってい
る。
【0024】ここで、まず、上記ワードプロセッサにお
いて、オペレータにより書式設定が行われ、所望の改行
ピッチが入力装置6を用いて入力された場合に、制御装
置1により成される、改行ピッチ情報をデータ記憶メモ
リ2内の所定領域に書き込むまでの処理手順を、図1
(a)のフローチャートに基づいて説明する。
【0025】オペレータにより、入力装置6を用いて書
式設定が指定され、改行ピッチの値として、例えば
『6.9』が入力されると(S1)、制御装置1は、改
行ピッチの値『6.9』を得ることとなり(S2)、プ
ログラムメモリ3にある書式設定プログラムを読み出し
て書式設定プログラムを開始し、書式設定プログラムに
応じて、この『6.9』を設定値である『0.5』で除
算し、商値『13』と余値『0.4』を求める(S
3)。次いで、S3にて求めた商値『13』を、主改行
ピッチ情報としてデータ記憶メモリ2内における書式情
報記憶領域の3Byteめに書き込み(S4)、余値『0.
4』を、書式情報記憶領域の8Byteめに書き込む(S
5)。尚、詳細に言うと、8Byteめに『0.4』を書き
込む際、所定の演算処理が施され、『0.1』で除算し
た、『4』の値が書き込まれる。以上の処理により、改
行ピッチが0.1mm単位に設定される。
【0026】次に、このように改行ピッチが0.1mm
単位に設定された改行ピッチ情報が、どのように使われ
るかを、制御装置1の印刷時の処理手順をとって、図1
(b)に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0027】オペレータにより、入力装置6を用いて印
刷が指定されると、制御装置1は、プログラムメモリ3
にある印刷プログラムを読み出して印刷プログラムを開
始し、印刷プログラムに応じて、まず1行目の文字列を
印刷する(S10)。次に、印刷装置4の用紙送りをす
るための改行ピッチ量を求めるために、データ記憶メモ
リ2内の書式情報記憶領域における改行ピッチ情報が書
き込まれている3Byteめと8Byteめとを読み出し、主改
行ピッチ情報と副改行ピッチ情報とを制御装置1に備え
られているレジスタに各々保存し、これらに所定の演算
を施しから加算する(S11)。具体的には、予め設定
されている演算処理に基づき、3Byteめから読み出した
『13』に0.5を積した値『6.5』をレジスタに保
存すると共に、8Byteめから読み出した『4』に0.1
を積した値『0.4』をレジスタに保存し、両者を加算
して『6.9』の値を求める。そして、この加算値
『6.9』を、改行ピッチ量とし、用紙送り量を設定し
(S12)、用紙送りを行う(S13)。
【0028】用紙送りが終了した時点で、用紙が終了し
たか否かを判断し(S14)、用紙がまだある場合は、
S15を実行して、次の行の印刷を行い、一方、用紙が
なくなった場合は、処理を終了する。このような用紙切
れの検知は、印刷手段4にて行われており、印刷手段4
は、用紙切れを検知した時点で、制御装置1に対して用
紙切れのフラグを立て、これにて、制御装置1は、用紙
切れを検出するようになっている。以降、S14にて用
紙切れが検出されるまで、S11〜S15までの処理が
繰り返される。
【0029】また、従来機種にて文書情報等が登録され
ている外部記憶装置27(図5参照)を、上記ワードプ
ロセッサに搭載して、印刷を行う際も、上記と全く同様
の処理手順で成され、この場合、8Byteめには何も書き
込まれていないので、副改行ピッチ情報をゼロとして処
理すればよい。
【0030】次に、このように改行ピッチが0.1mm
単位に設定された改行ピッチ情報が、外部記憶装置7を
介して、図5に示す従来技術で構成されている機種のワ
ードプロセッサで呼び出されて使われる場合を、制御装
置21の印刷時の処理手順をとって、図4のフローチャ
ートを使用して説明する。
【0031】本実施例のワードプロセッサにて書式設定
された0.1mm単位の副改行ピッチ情報を含む書式情
報は、文書情報と共にデータ記憶メモリ2内に存在する
が、オペレータが、入力装置6を使用して登録処理を指
定すると、制御装置1は、プログラムメモリ3内から、
登録処理プログラムを読み出し、セットされている外部
記憶装置7内に、データ記憶メモリ2内の情報を登録す
る(図2参照)。
【0032】このように改行ピッチ情報が、0.1mm
単位で設定されている情報を登録した外部記憶装置7
が、従来機種の図5のワードプロセッサに搭載され、オ
ペレータにより、入力装置26を使用して、呼び出し処
理が指定されると、制御装置21は、プログラムメモリ
23内から呼び出しプログラムを読み出し、外部記憶装
置7内の情報を、データ記憶メモリ22に呼び出す。こ
の場合、データ記憶メモリ22内に登録される書式情報
の改行ピッチ情報は、0.1mm単位で設定したもので
あるが、従来機種のプログラムメモリ23内にあるプロ
グラムが改行ピッチを参照する場合は、書式情報記憶領
域の3Byteめに書き込まれている改行ピッチ情報のみで
ある。この領域にある情報は、従来と同様0.5mmを
基準とした値であるため、何ら誤動作することなく処理
を行うことができる。
【0033】そして、オペレータにより、入力装置26
を用いて印刷が指定されると、制御装置21は、データ
記憶メモリ22にある印刷プログラムを読み出して印刷
プログラムを開始し、印刷プログラムに応じて、まず1
行目の文字列を印刷する(S21)。次に、印刷装置2
4の用紙送りをするための改行ピッチ量を求めるため
に、プログラムメモリ23内の書式情報記憶領域におけ
る改行ピッチ情報が書き込まれている3Byteめを読み出
し、3Byteめから読み出した『13』に0.5を積した
値『6.5』を改行ピッチ量として用紙送り量を設定し
(S22)、用紙送りを行う(S23)。
【0034】用紙送りが終了した時点で、用紙が終了し
たか否かを判断し(S24)、用紙がまだある場合は、
S25を実行して次の行の印刷を行い、一方、用紙がな
くなった場合は、処理を終了する。以降、S24にて用
紙切れが検出されるまで、S22〜S25までの処理が
繰り返される。
【0035】以上のように、本実施例のワードプロセッ
サにおいては、改行ピッチに関する改行ピッチ情報を、
従来機種に使用されている0.5mm単位に基づいた主
改行ピッチ情報と、0.5mmより小さい0.1〜0.
4mmまでの0.1mm単位の副改行ピッチ情報とに分
割し、主改行ピッチ情報を従来から使用されている領域
に書き込むと共に、副改行ピッチ情報を別の記憶領域に
書き込むようになっている。そして、印刷する際、主改
行ピッチ情報と副改行ピッチ情報とに所定の演算を施し
た後加算し、この加算値を改行ピッチ量として用紙送り
量を設定するようになっている。したがって、本実施例
のワードプロセッサにて処理した外部記憶装置7に登録
されている情報を、従来機種にて呼び出して使用する際
は、従来機種においては、3Byteめに書き込まれている
主改行ピッチ情報のみを改行ピッチ情報として用紙送り
量を設定すればよく、一方、従来機種にて処理された外
部記憶装置27に登録されている情報を、上記実施例の
ワードプロセッサにて呼び出し使用する際は、8Byteめ
に書き込まれている副改行ピッチ情報がゼロであるとい
うだけで、主改行ピッチ情報に基づいて改行ピッチ量を
求め、印刷装置4の用紙送り量を設定すればよい。
【0036】この結果、従来機種との互換性を保ちつ
つ、書式設定での改行ピッチの基準単位を従来より細か
くして機能向上を図ることが可能となり、今日広く市販
されている見積書や請求書、履歴書等の定型フォーマッ
トに、位置ずれ等の不具合を招来することなく、適切に
印刷できるようになる。特に、拡大印刷機能を備えたワ
ードプロセッサ等においては、200%の変倍時、従来
においては1mmずれていたものが、0.2mmのずれ
に抑えられるので、上記構成を採用することで、より効
果的な印刷が可能となる。
【0037】また、上記実施例においては、データ記憶
メモリ2に予め設けられている8Byteめの予備領域を、
副改行ピッチ情報を記憶する第2記憶領域に割り当てる
ようになっているので、別途、新たな記憶領域を設ける
ことなく、改行ピッチ情報を分割して書き込むことがで
きる。
【0038】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の情報処理装置
は、以上のように、行間隔情報記憶領域が形成された記
憶手段と、行間隔値を入力する入力手段と、上記入力手
段より入力された行間隔値を、当該装置の印字手段より
も用紙送り可能な最小量が大きい別の印字手段の用紙送
り可能な最小量で除算して商値と余値とに分割し、商値
を主行間隔情報として上記記憶手段における行間隔情報
記憶領域に書き込む一方、余値を副行間隔情報として
記憶手段における行間隔情報記憶領域とは別の記憶領
域に書き込む行間隔情報分割書き込み手段と、印刷時
に、上記記憶手段に書き込まれている主行間隔情報と副
行間隔情報とを加算して行間隔を求め、用紙送り量を設
定する用紙送り量設定手段とが設けられている構成であ
る。
【0039】これにより、本発明の情報処理装置にて処
理した例えばフロッピーディスク等の外部記憶装置に登
録されている情報を、印字手段の用紙送り可能な最小量
が本 情報処理装置の印字手段よりも大きい従来機種にて
呼び出して使用する際は、行間隔情報記憶領域に書き込
まれている主行間隔情報のみを用いて行間隔を求め、用
紙送り量を設定、一方、従来機種にて処理された外部
記憶装置に登録されている情報を、本発明の情報処理装
置にて呼び出し使用する際は、別の記憶領域に副行間隔
情報が記憶されていないので、副行間隔情報がゼロであ
るというだけで、主行間隔情報に基づいて、用紙送り量
を設定できる。
【0040】それゆえ、従来機種との互換性を保ちつ
つ、書式設定での行間隔の基準単位を従来より細かくし
て機能向上を図ることが可能となり、今日広く市販され
ている見積書や請求書、履歴書等の定型フォーマット
に、位置ずれ等の不具合を招来することなく、適切に印
刷できるようになるという効果を奏する。
【0041】また、請求項2記載の情報処理装置は、以
上のように、上記請求項1記載の情報処理装置におい
て、副行間隔情報が書き込まれる上記の別の記憶領域と
して、記憶手段に予め設けられている予備領域を割り当
てる構成である。
【0042】それゆえ、別途、新たな記憶領域を設ける
ことなく、行間隔情報を分割して書き込むことができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のワードプロセッサにおける
処理手順を示すフローチャートであり、(a)は改行ピ
ッチ情報を記憶手段に書き込む際の処理手順、(b)は
印刷時の処理手順を示すものである。
【図2】上記ワードプロセッサのブロック図である。
【図3】上記ワードプロセッサを構成するデータ記憶メ
モリ内の書式情報記憶領域を示すシステム構成図であ
る。
【図4】上記ワードプロセッサにて処理した外部記憶装
置を、従来のワードプロセッサにて使用して印刷する際
の、従来のワードプロセッサにおける処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図5】従来のワードプロセッサのブロック図である。
【符号の説明】 1 制御装置(行間隔情報分割書き込み手段、用紙送り
量設定手段) 2 データ記憶メモリ(記憶手段) 3 プログラムメモリ(行間隔情報分割書き込み手段、
用紙送り量設定手段) 4 印刷装置(印字手段) 5 表示装置 6 入力装置(入力手段) 7 外部記憶装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 19/00 - 19/98 B41J 21/00 G06F 3/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】行間隔情報に基づいて行間隔を求め、印字
    手段の用紙送り量を設定する情報処理装置において、行間隔情報 記憶領域が形成された記憶手段と、 行間隔値を入力する入力手段と、 上記入力手段より入力された行間隔値を、当該装置の印
    字手段よりも用紙送り可能な最小量が大きい別の印字手
    段の用紙送り可能な最小量で除算して商値と余値とに分
    割し、商値を主行間隔情報として上記記憶手段における
    行間隔情報記憶領域に書き込む一方、余値を副行間隔情
    報として上記記憶手段における行間隔情報記憶領域とは
    別の記憶領域に書き込む行間隔情報分割書き込み手段
    と、 印刷時に、上記記憶手段に書き込まれている主行間隔情
    報と副行間隔情報とを加算して行間隔を求め、用紙送り
    量を設定する用紙送り量設定手段とが設けられているこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】副行間隔情報が書き込まれる上記の別の
    憶領域として、記憶手段に予め設けられている予備領域
    を割り当てることを特徴とする請求項1記載の情報処理
    装置。
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