JP2844474B2 - ポリウレタンの製造方法 - Google Patents
ポリウレタンの製造方法Info
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- JP2844474B2 JP2844474B2 JP1187043A JP18704389A JP2844474B2 JP 2844474 B2 JP2844474 B2 JP 2844474B2 JP 1187043 A JP1187043 A JP 1187043A JP 18704389 A JP18704389 A JP 18704389A JP 2844474 B2 JP2844474 B2 JP 2844474B2
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- Japan
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- caprolactone
- polyurethane
- glycol
- polyol
- lactone
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G63/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
- C08G63/02—Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
- C08G63/06—Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from hydroxycarboxylic acids
- C08G63/08—Lactones or lactides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/28—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
- C08G18/40—High-molecular-weight compounds
- C08G18/42—Polycondensates having carboxylic or carbonic ester groups in the main chain
- C08G18/4266—Polycondensates having carboxylic or carbonic ester groups in the main chain prepared from hydroxycarboxylic acids and/or lactones
- C08G18/4269—Lactones
- C08G18/4277—Caprolactone and/or substituted caprolactone
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G2101/00—Manufacture of cellular products
Description
【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、ε−カプロラクトンとトリメチルε−カプ
ロラクトンを原料とし、かつ、耐湿熱性にすぐれたポリ
ウレタンの製造方法に関するものである。
ロラクトンを原料とし、かつ、耐湿熱性にすぐれたポリ
ウレタンの製造方法に関するものである。
《従来技術》 従来から線状構造を有するポリウレタンは、両末端に
水酸基を有する長鎖のポリオールと有機ジイソシアネー
トおよび比較的低分子量の2個の活性水素を有する鎖延
長剤と称するジオール、ジアミン、アルカノールアミン
などとを反応させて合成されていたのは公知である。
水酸基を有する長鎖のポリオールと有機ジイソシアネー
トおよび比較的低分子量の2個の活性水素を有する鎖延
長剤と称するジオール、ジアミン、アルカノールアミン
などとを反応させて合成されていたのは公知である。
かかる両末端に水酸基を有する長鎖のポリオールとし
ては、ポリエステル系ポリオール、ポリエーテル系ポリ
オール、さらに分子構造中にカーボネート結合を有する
ポリオール、即ち、ポリカーボネートジオールなどが主
に使用されている。而してポリエステルポリオールとし
てはエチレングリコールまたは1,4−ブチレングリコー
ル、1,6−ヘキサングリコール等とアジピン酸から合成
されるポリエステルポリオール、さらにはε−カプロラ
クトン等を原料としたポリラクトンポリオールが一般に
使用されている。また、ポリエーテル系ポリオールとし
てはエチレンオキシドやプロピレンオキシドの重合体、
あるいは共重合体、さらにはテトラハイドロフランの重
合体であるポリテトラメチレングリコールが使用され
る。また、ポリカーボネートジオールとしては以下のよ
うなものがある。即ち、最も一般的なものとしては、1,
6−ヘキサンジオールを基本骨格とするもの、さらにそ
れらの結晶性を崩すために一定の分子量を有するポリエ
ーテルポリオールや側鎖を有する多価アルコールを含有
させたものなどがある。
ては、ポリエステル系ポリオール、ポリエーテル系ポリ
オール、さらに分子構造中にカーボネート結合を有する
ポリオール、即ち、ポリカーボネートジオールなどが主
に使用されている。而してポリエステルポリオールとし
てはエチレングリコールまたは1,4−ブチレングリコー
ル、1,6−ヘキサングリコール等とアジピン酸から合成
されるポリエステルポリオール、さらにはε−カプロラ
クトン等を原料としたポリラクトンポリオールが一般に
使用されている。また、ポリエーテル系ポリオールとし
てはエチレンオキシドやプロピレンオキシドの重合体、
あるいは共重合体、さらにはテトラハイドロフランの重
合体であるポリテトラメチレングリコールが使用され
る。また、ポリカーボネートジオールとしては以下のよ
うなものがある。即ち、最も一般的なものとしては、1,
6−ヘキサンジオールを基本骨格とするもの、さらにそ
れらの結晶性を崩すために一定の分子量を有するポリエ
ーテルポリオールや側鎖を有する多価アルコールを含有
させたものなどがある。
これらの中ではポリエーテル系ポリオール、特にポリ
テトラメチレングリコールは耐水性に優れているばかり
でなく、これを原料にしたポリウレタンは弾性回復性が
すぐれているため、スパンテックス、即ち弾性繊維や圧
縮永久びずみの小さい物性を要求されるウレタンエラス
トマー等の分野に広く用いられている。また、ポリカー
ボネートジオールを原料とするポリウレタンは機械強
度、耐熱性、耐湿性等バランスのとれたものである。
テトラメチレングリコールは耐水性に優れているばかり
でなく、これを原料にしたポリウレタンは弾性回復性が
すぐれているため、スパンテックス、即ち弾性繊維や圧
縮永久びずみの小さい物性を要求されるウレタンエラス
トマー等の分野に広く用いられている。また、ポリカー
ボネートジオールを原料とするポリウレタンは機械強
度、耐熱性、耐湿性等バランスのとれたものである。
《発明が解決しようとする課題》 しかしながら、ポリエーテル系ポリオールはそのエー
テル結合のための酸化劣化しやすく、耐候性、耐熱性が
極めて悪いという欠点がある。一方、ポリエステル系ポ
リオールであるエチレングリコールアジペートポリエス
テルを用いたポリウレタンは、弾性回復性にすぐれてい
るが耐水性が悪くその製品は1〜2年で使いものになら
なくなるという欠点がある。また、1,4−ベチレングリ
コールアジペートポリエステルは、ある程度の耐水性を
有するがそのウレタンの弾性回復性は極めて悪い。ま
た、ε−カプロラクトンを原料にしたポリカプロラクト
ンポリオールからのポリウレタンは、耐水性にすぐれて
いるのみならず、ポリエーテル系ポリオールの欠点であ
る耐候性、耐熱性が極めて優れているという特徴が不充
分である。さらに、ポリカーボネートジオールは、1,6
−ヘキサンジオールを基本骨格とするものはそれが固体
状であり、それを液状にするには一定の分子量を有する
ポリエーテルポリオールや側鎖を有する多価アルコール
を含有させるなどの工夫を要するなどの不都合がある。
テル結合のための酸化劣化しやすく、耐候性、耐熱性が
極めて悪いという欠点がある。一方、ポリエステル系ポ
リオールであるエチレングリコールアジペートポリエス
テルを用いたポリウレタンは、弾性回復性にすぐれてい
るが耐水性が悪くその製品は1〜2年で使いものになら
なくなるという欠点がある。また、1,4−ベチレングリ
コールアジペートポリエステルは、ある程度の耐水性を
有するがそのウレタンの弾性回復性は極めて悪い。ま
た、ε−カプロラクトンを原料にしたポリカプロラクト
ンポリオールからのポリウレタンは、耐水性にすぐれて
いるのみならず、ポリエーテル系ポリオールの欠点であ
る耐候性、耐熱性が極めて優れているという特徴が不充
分である。さらに、ポリカーボネートジオールは、1,6
−ヘキサンジオールを基本骨格とするものはそれが固体
状であり、それを液状にするには一定の分子量を有する
ポリエーテルポリオールや側鎖を有する多価アルコール
を含有させるなどの工夫を要するなどの不都合がある。
本発明の目的は、上記のポリオール中のラクトン系ポ
リオールまたはそれを原料とするポリウレタンの有する
欠点を改良したポリウレタンの製造方法を提供すること
にある。
リオールまたはそれを原料とするポリウレタンの有する
欠点を改良したポリウレタンの製造方法を提供すること
にある。
本発明者等は、かかるラクトン系ウレタンの欠陥を解
消するため鋭意検討を行なった結果、トリメチルε−カ
プロラクトンとε−カプロラクトンを用いた開環重合さ
せて得られたラクトン系ポリオールから得られたポリウ
レタンが、従来品にはみられない優れた耐熱性を示すこ
とを発見し本発明に至った。
消するため鋭意検討を行なった結果、トリメチルε−カ
プロラクトンとε−カプロラクトンを用いた開環重合さ
せて得られたラクトン系ポリオールから得られたポリウ
レタンが、従来品にはみられない優れた耐熱性を示すこ
とを発見し本発明に至った。
《発明の構成》 即ち、本発明は 「トリメチルε−カプロラクトンとε−カプロラクトン
とを併用し、過塩素酸化合物を触媒に用いてラクトン系
ポリオール製造し、次いでこれに有機ジイソシアネート
を反応させることを特徴とするポリウレタンの製造方
法。」である。
とを併用し、過塩素酸化合物を触媒に用いてラクトン系
ポリオール製造し、次いでこれに有機ジイソシアネート
を反応させることを特徴とするポリウレタンの製造方
法。」である。
上記の如き本発明に用いるラクトン系ポリオールを製
造するに用いられるポリオールとしては、エチレングリ
コール、、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコ
ール、ポリプロピレングリコールなどのグリコール類、
種々の多価アルコールにプロピレンオキシドを開環重合
させたポリプロピレングリコールポリプロピレンポリオ
ール、更にはエチレンオキシドとプロピレンオキシドを
共重合させたポリエーテルポリオール等が挙げられる。
又、テトラハイドロフランの開環重合体であるポリテト
ラメチレングリコール等も用いることができる。
造するに用いられるポリオールとしては、エチレングリ
コール、、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコ
ール、ポリプロピレングリコールなどのグリコール類、
種々の多価アルコールにプロピレンオキシドを開環重合
させたポリプロピレングリコールポリプロピレンポリオ
ール、更にはエチレンオキシドとプロピレンオキシドを
共重合させたポリエーテルポリオール等が挙げられる。
又、テトラハイドロフランの開環重合体であるポリテト
ラメチレングリコール等も用いることができる。
これらポリオールに開環付加反応させるε−カプロラ
クトンとしてはシクロヘキサノンを過酸化水素や過酢酸
等の過酸でバイヤービリガー反応によって酸化すること
によって工業的に製造されているものを用いることがで
きる。また、トリメチルε−カプロラクトンもε−カプ
ロラクトンと同様にトリメチルシクロヘキサノンを過酸
化水素や過酢酸等の過酸でバイヤービリガー反応により
製造することができる。本発明では、枝別れのないラク
トンモノマーとしてε−カプロラクトンと、枝別れのあ
るラクトンモノマーとしてトリメチルε−カプロラクト
ンとを併用することを特徴とし、両者の比率は以下の範
囲で任意に変えることができる。即ち、用いられるラク
トンモノマーの使用比率は、ε−カプロラクトンモノマ
ー1モルに対してトリメチルε−カプロラクトンを0.1
〜20倍になる範囲、好ましくは0.4〜10倍になる範囲で
使用する。
クトンとしてはシクロヘキサノンを過酸化水素や過酢酸
等の過酸でバイヤービリガー反応によって酸化すること
によって工業的に製造されているものを用いることがで
きる。また、トリメチルε−カプロラクトンもε−カプ
ロラクトンと同様にトリメチルシクロヘキサノンを過酸
化水素や過酢酸等の過酸でバイヤービリガー反応により
製造することができる。本発明では、枝別れのないラク
トンモノマーとしてε−カプロラクトンと、枝別れのあ
るラクトンモノマーとしてトリメチルε−カプロラクト
ンとを併用することを特徴とし、両者の比率は以下の範
囲で任意に変えることができる。即ち、用いられるラク
トンモノマーの使用比率は、ε−カプロラクトンモノマ
ー1モルに対してトリメチルε−カプロラクトンを0.1
〜20倍になる範囲、好ましくは0.4〜10倍になる範囲で
使用する。
重合に用いられる触媒は、過塩素酸化合物であり、過
塩素酸またはその水溶液または過塩素酸ナトリウム、過
塩素酸カリムウム、過塩素酸リチウムのようなアルカリ
金属塩、または過塩素酸銀などを用いることができる。
これらの触媒は単独で用いることができるが、種々の形
態の過塩素酸化合物を併用してもかまわない。さらに、
チタン、スズ、亜鉛、アルミニウム、鉄、ホウ素、等の
金属と併用することによってもその効果は有効である。
塩素酸またはその水溶液または過塩素酸ナトリウム、過
塩素酸カリムウム、過塩素酸リチウムのようなアルカリ
金属塩、または過塩素酸銀などを用いることができる。
これらの触媒は単独で用いることができるが、種々の形
態の過塩素酸化合物を併用してもかまわない。さらに、
チタン、スズ、亜鉛、アルミニウム、鉄、ホウ素、等の
金属と併用することによってもその効果は有効である。
用いる触媒量は極めて少量で有効である。即ち、重合
を行う混合されたラクトンモノマーに対して0.01ppm以
上好ましくは10〜1000ppmの範囲で用いると極めて有効
である。触媒量が0.01ppm未満では十分な重合速度に到
達しない。触媒量は、2,000ppm以上用いても有効であ
る。しかし、得られた重合物よりの除去が必要となりそ
れに要する時間が大きく経済的でない。
を行う混合されたラクトンモノマーに対して0.01ppm以
上好ましくは10〜1000ppmの範囲で用いると極めて有効
である。触媒量が0.01ppm未満では十分な重合速度に到
達しない。触媒量は、2,000ppm以上用いても有効であ
る。しかし、得られた重合物よりの除去が必要となりそ
れに要する時間が大きく経済的でない。
反応温度は高温を必ずしも必要としない。20〜200℃
の間で充分進行する。さらには50〜150℃の範囲が好ま
しい。トリメチルε−カプロラクトンは、構造中にアル
キル基の枝分かれがあるため、温度が上昇すると立体的
に反発して不安定になることが考えられ、分解反応が生
じることが知られている。このような見地からも高温が
必ずしも有利とは言うことができない。
の間で充分進行する。さらには50〜150℃の範囲が好ま
しい。トリメチルε−カプロラクトンは、構造中にアル
キル基の枝分かれがあるため、温度が上昇すると立体的
に反発して不安定になることが考えられ、分解反応が生
じることが知られている。このような見地からも高温が
必ずしも有利とは言うことができない。
本反応は空気雰囲気、N2雰囲気に関係なく進行する。
必要以上に空気を遮断する必要は必ずしもない。但し、
反応は窒素等の不活性ガスを通じながら行なうことが樹
脂の着色を防止する点で好ましい。
必要以上に空気を遮断する必要は必ずしもない。但し、
反応は窒素等の不活性ガスを通じながら行なうことが樹
脂の着色を防止する点で好ましい。
一方、反応の開始剤としてヒドロキシエチルアクリレ
ート、ヒドロキシエチルメタクリレート、等のラジカル
重合性化合物を用いた場合、p−メトキシフェノール、
ジブチルヒドロキシトルエン、ヒドロキノンなどの重合
防止剤を添加しても反応に影響はない。
ート、ヒドロキシエチルメタクリレート、等のラジカル
重合性化合物を用いた場合、p−メトキシフェノール、
ジブチルヒドロキシトルエン、ヒドロキノンなどの重合
防止剤を添加しても反応に影響はない。
溶媒は必ずしも必要とはしない。一般的には溶媒を用
いない方が工業的に有利である。溶媒を用いても支障は
ないが、ベンゼル、トルエン、キシレン、メチルエチル
ケトン、酢酸ブチル、酢酸エチル、四塩化炭素等の不活
性なものがよい。
いない方が工業的に有利である。溶媒を用いても支障は
ないが、ベンゼル、トルエン、キシレン、メチルエチル
ケトン、酢酸ブチル、酢酸エチル、四塩化炭素等の不活
性なものがよい。
本発明のポリウレタンの製造方法に用いる有機ジイソ
シアネートとしては、2,4−トリレンジイソシアネー
ト、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、トリジンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシレンジイソ
シアネート、水添4,4′−ジフェニルメタンジイソシア
ネート、イソホロンジイソシアネート、1,5−ナフタレ
ンジイソシアネート等を挙げることが出来る。
シアネートとしては、2,4−トリレンジイソシアネー
ト、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、トリジンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシレンジイソ
シアネート、水添4,4′−ジフェニルメタンジイソシア
ネート、イソホロンジイソシアネート、1,5−ナフタレ
ンジイソシアネート等を挙げることが出来る。
本発明の実施に用いられる鎖延長剤と称される活性水
素を有る低分子化合物としては、エチレングリコール、
プロピレングリコール、1,4−ブチレングリコール、2
−メチル−1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリ
コール、ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヒドラジン、
イソホロンジアミン、メタフェニレンジアミン、4,4′
−ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスル
ホン、3,3′−ジクロル、4,4′−ジアミノジフェニルメ
タン等を用いることができる。
素を有る低分子化合物としては、エチレングリコール、
プロピレングリコール、1,4−ブチレングリコール、2
−メチル−1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリ
コール、ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヒドラジン、
イソホロンジアミン、メタフェニレンジアミン、4,4′
−ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスル
ホン、3,3′−ジクロル、4,4′−ジアミノジフェニルメ
タン等を用いることができる。
本発明のポリウレタンを製造する方法としては、ラク
トン系ポリオールと過剰の有機ジイソシアネートを反応
させ末端イソシアネート基を有するプレポリマーを製造
し、次にジオール、ジアミン等の鎖延長剤を反応させて
ポリウレタンとするプレポリマー法、あるいはラクトン
系ポリオールと有機ジイソシアネートと鎖延長剤とを同
時に添加してポリウレタンをつくるワンショット法等い
ずれの方法をも採用することができる。
トン系ポリオールと過剰の有機ジイソシアネートを反応
させ末端イソシアネート基を有するプレポリマーを製造
し、次にジオール、ジアミン等の鎖延長剤を反応させて
ポリウレタンとするプレポリマー法、あるいはラクトン
系ポリオールと有機ジイソシアネートと鎖延長剤とを同
時に添加してポリウレタンをつくるワンショット法等い
ずれの方法をも採用することができる。
本発明のポリウレタンの製造方法では、無溶剤で行う
こともできるし、溶媒中で行なうこともできる。使用で
きる溶媒としては、イソシアネートに対して不活性のも
のを用いる。例えばトルエン、キシレン、酢酸エチル、
酢酸ブチル、メチルエチルケトン、ジメチルホルムアミ
ド、テトラハイドロフラン等が使われる。
こともできるし、溶媒中で行なうこともできる。使用で
きる溶媒としては、イソシアネートに対して不活性のも
のを用いる。例えばトルエン、キシレン、酢酸エチル、
酢酸ブチル、メチルエチルケトン、ジメチルホルムアミ
ド、テトラハイドロフラン等が使われる。
本発明の製造方法によって得られるラクトンポリオー
ル系ウレタンは、耐水性、耐候性、耐熱性に優れてい
る。
ル系ウレタンは、耐水性、耐候性、耐熱性に優れてい
る。
本発明のポリウレタンの製造方法で得られたポリウレ
タンは、スパンデックス、熱可塑性ウレタンエラストマ
ー、熱硬化性ウレタンエラストマー、硬質及び軟質ウレ
タンフォーム、接着剤、合成皮革、塗料等に極めて有利
に利用される。
タンは、スパンデックス、熱可塑性ウレタンエラストマ
ー、熱硬化性ウレタンエラストマー、硬質及び軟質ウレ
タンフォーム、接着剤、合成皮革、塗料等に極めて有利
に利用される。
次に実施例及び比較例を挙げて本発明の説明を行なう
が、これによって本発明が限定されるものではない。
が、これによって本発明が限定されるものではない。
実施例−1 温度計と攪拌器を備えた200ml用フラスコに、トリメ
チルε−カプロラクトン69g、エチレングリコール5.5
g、ε−カプロラクトン103.5gを仕込み、これに過塩素
酸を10ppm濃度になるように添加した。
チルε−カプロラクトン69g、エチレングリコール5.5
g、ε−カプロラクトン103.5gを仕込み、これに過塩素
酸を10ppm濃度になるように添加した。
温度を100℃に昇温して、25時間反応させた。反応終
了後室温まで冷却した。得られた重合体は、分子量220
3、OH価は46.70であった。
了後室温まで冷却した。得られた重合体は、分子量220
3、OH価は46.70であった。
次に、温度と攪拌器を備えた500ml用フラスコに、こ
こで合成したラクトン系ポリオール98.4g、1,4−ブタン
ジオール8.0g、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、32.8g、N,N−ジメチルホルムアミド209.8gを加え
た。80℃で5時間反応させた。次いで60℃で3時間熟成
した。粘度33.000のウレタンドープが得られた。
こで合成したラクトン系ポリオール98.4g、1,4−ブタン
ジオール8.0g、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、32.8g、N,N−ジメチルホルムアミド209.8gを加え
た。80℃で5時間反応させた。次いで60℃で3時間熟成
した。粘度33.000のウレタンドープが得られた。
次いで、得られたウレタンより、膜厚150μのウレタ
ンフィルムを作成し物性評価した。物性評価は、121℃9
5%RH、圧力1.0kg/cm2の条件で耐湿熱性試験を行った。
結果を表−1に示す。
ンフィルムを作成し物性評価した。物性評価は、121℃9
5%RH、圧力1.0kg/cm2の条件で耐湿熱性試験を行った。
結果を表−1に示す。
比較例−1 温度計と攪拌器を装えた200ml用フラスコに、ε−カ
プロラクトン172g、エチレングリコール5.5g、塩化スズ
を10ppmになるように仕込み、170℃で5時間反応させ
た。OH価56.2、酸化0.25のポリカプロラクトンジオール
を得た。
プロラクトン172g、エチレングリコール5.5g、塩化スズ
を10ppmになるように仕込み、170℃で5時間反応させ
た。OH価56.2、酸化0.25のポリカプロラクトンジオール
を得た。
次に温度計と攪拌器を備えた500ml用フラスコに、こ
こで合成したポリオール100.0g、1,4−ブタンジオール
8.10g、4,4′−ジェフェニルメタンジイソシアネート3
3.0g、N,N−ジメチルホルムアミド209.0gを加えた。80
℃で5時間反応させた。次いで60℃で3時間熟成した。
これにより得たウレタンを用いて、実施例1と同様にウ
レタンフィルムを作成し、物性評価を行った。結果を表
−1に示す。
こで合成したポリオール100.0g、1,4−ブタンジオール
8.10g、4,4′−ジェフェニルメタンジイソシアネート3
3.0g、N,N−ジメチルホルムアミド209.0gを加えた。80
℃で5時間反応させた。次いで60℃で3時間熟成した。
これにより得たウレタンを用いて、実施例1と同様にウ
レタンフィルムを作成し、物性評価を行った。結果を表
−1に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08G 18/00 - 18/87 C08G 63/00 - 63/91 CA(STN)
Claims (1)
- 【請求項1】トリメチルε−カプロラクトンとε−カプ
ロラクトンとを併用し、過塩素酸化合物を触媒に用いて
ラクトン系ポリオール製造し、次いでこれに有機ジイソ
シアネートを反応させることを特徴とするポリウレタン
の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1187043A JP2844474B2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | ポリウレタンの製造方法 |
US07/554,317 US5116932A (en) | 1989-07-19 | 1990-07-18 | Hydrolysis resistant polyurethane resins |
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