JP2837010B2 - 仮名漢字変換処理装置 - Google Patents

仮名漢字変換処理装置

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JP2837010B2 JP3345111A JP34511191A JP2837010B2 JP 2837010 B2 JP2837010 B2 JP 2837010B2 JP 3345111 A JP3345111 A JP 3345111A JP 34511191 A JP34511191 A JP 34511191A JP 2837010 B2 JP2837010 B2 JP 2837010B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は仮名漢字変換処理が可
能な日本語ワードプロセッサや仮名漢字変換処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の日本語ワードプロセッサ
や仮名漢字変換処理装置において、キーボードから入力
された仮名文字を漢字に変換する仮名漢字変換辞書(以
下通常辞書)が設けられている。しかし、通常辞書に登
録されている単語数には容量等の限界があるため単語辞
書だけでは充分に変換が行えない。
【0003】このため、ユーザーが新規に単語を登録で
きるユーザー辞書を設け、仮名漢字変換の操作性を向上
させている。すなわち、ユーザーが使用すると言うこと
で、仮名漢字変換辞書(通常辞書)に登録されている単
語より変換処理出力の優先順位を高められているか頻度
情報を加えられている。このように変換処理出力をコン
トロールすることにより変換効率をあげる方法として、
例えば、特開昭55−143648号公報に開示されて
いる方法がある。あるいは通常辞書に登録されている固
有名詞(単語)を別の辞書に自立語(単語)とわけて登
録して管理する方法などが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
日本語ワードプロセッサや仮名漢字変換処理装置では、
入力された仮名文字列を漢字もしくは漢字交じり文節に
変換する際に、この仮名文字列をどこの文節で区切れば
一番適切かがプログラムで処理されるが、従来の通常辞
書に登録されている単語情報のままでは、ユーザーが必
要としている意味の文節の区切りでなく、意味の違う区
切りで分けられることがある。このため、ユーザーが必
要とする仮名漢字交じり文に変換されない場合があり当
初の効果を発揮しないこともある。
【0005】通常辞書に登録されている固有名詞を自立
語とわけて別の辞書に登録管理されていても、例えば、
「くろいそえきにいった」を入力した場合、所望の仮名
漢字変換は「黒磯駅に行った」であるが、「黒い/添え
/気に入った」と意味が違って変換される場合がある。
【0006】この発明は以上の事情を考慮してなされた
もので、例えば、ここで、固有名詞「くろいそ=黒磯」
と分類コード(駅,市)を固有名詞辞書(固有名詞変換
辞書)に登録し、駅=場所、市=場所の属性情報(共起
情報)を付加する。「(場所)+に+行った」,
「(人)+に+言った」を共起辞書(複合用例辞書)に
登録しておけば、「くろいそえきにいった」の文字列が
入力された場合、「黒い/添え/気に入った」,「黒い
/粗益に/言った」,「黒磯/益に/行った」,「黒磯
駅に/言った」,「黒磯駅に/行った」……と数多くの
変換候補の中から所望の「黒磯駅に行った」を変換され
る可能性は非常に高くなりその結果変換率の向上が図れ
る。
【0007】従って、固有名詞を自立語とわけて別に固
有名詞辞書に登録するとともに分類コードを付加して登
録する。この属性情報の分類コードを含む固有名詞辞書
と共起辞書により仮名漢字変換の精度を高めることを可
能にした仮名漢字変換処理装置を提供する。
【0008】
【発明が解決するための手段】図1はこの発明の基本構
成を示すブロック図である。図1に示すように、この発
は、表示画面を有する表示手段101と、仮名文字列
を入力するキー入力手段102と、前記キー入力手段1
02によって入力された仮名文字列を文節に分割する文
節わかち手段103と、少なくとも固有名詞の読みと漢
字表記のデータその用例を示す分類コードを記憶した固
有名詞辞書104a及び文節間の共起情報を記憶した共
起辞書104bからなる仮名漢字変換辞書104と、前
文節わかち手段103によって分割された文節を前記
仮名漢字変換辞書104に基づいて漢字交じり文に変換
して前記表示手段101に出力する変換手段105とを
備え、前記固有名詞辞書104aは、使用頻度の高い固
有名詞のデータで、読み、漢字表記が同じデータを特定
コードでグループ化し、かつその固有名詞の用例を示す
分類コードを一緒に同一複数ビットからなるフォーマッ
トに格納したことを特徴とする仮名漢字変換処理装置で
ある。
【0009】前記固有名詞辞書104aは、前記フォー
マットに固有名詞の変換優先を制御する制御ビットをさ
らに付加した構成にすることが好ましい。なお、この発
明において、表示手段101は、CRTディスプレイ
ドットマトリックスのLCD(液晶ディスプレイ)、
るいはELディスプレイ等の表示装置で構成されること
が好ましい。 キー入力手段102は、キーボード、タブ
レット、あるいはポインティングデバイス等の入力装置
で構成されることが好ましい。 文節わかち手段103、
仮名漢字変換辞書104(固有名詞辞書104a、共起
辞書104b)、変換手段105は、CPU、ROM、
RAM、I/Oポートからなるマイクロコンピュータ
構成されることが好ましい。特に、仮名漢字変換辞書
04は、この中のROM、またはフロッピーディスク、
ハードディスク等の記憶装置で構成されることが好まし
い。また、RAMは、入力された仮名文字列、変換され
た漢字交じり文を記憶する記憶手段として機能する。
【0010】
【作用】この発明に従えば、図1に示すように、仮名漢
字変換辞書104は、少なくとも固有名詞の読みと漢字
表記のデータその用例を示す分類コードを記憶した固有
名詞辞書104a及び文節間の共起情報を記憶した共起
辞書104bから構成され、前記固有名詞辞書104a
は、使用頻度の高い固有名詞のデータで、読み、漢字表
記が同じデータを特定コードでグループ化し、かつその
固有名詞の用例を示す分類コードを一緒に同一複数ビッ
トからなるフォーマットに格納している。
【0011】キー入力手段102により仮名文字列が入
力されると、入力された仮名文字列は、文節わかち手段
103により文節に分割される。前記文節わかち手段1
03によって分割された文節の中に固有名詞があれば、
変換手段105は、前記仮名漢字変換辞書104中の固
有名詞辞書104aの固有名詞及び分類コード、共起辞
書104bの共起情報を参照して漢字交じり文に変換し
表示手段101に出力する。表示手段101は変換され
た漢字交じり文を表示画面に表示する。
【0012】したがって、固有名詞辞書に登録される固
有名詞にその用例を示す分類コードを付加し、固有名詞
の読みと漢字及び分類コードのデータを圧縮して固有名
詞辞書に登録しているので、変換処理速度を落とさずに
仮名漢字変換効率を高め、固有名詞辞書のメモリ容量の
増加を防止することができる。
【0013】
【実施例】以下図に示す実施例に基づいてこの発明詳述
する。なお、これによってこの発明は限定されるもので
ない。
【0014】図2はこの発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。この図において1は仮名文字キーや数
値キー、変換キー、ファンクションキーを備えたキーボ
ードであり、このキーボード1から仮名文字列や仮名漢
字変換処理のための入力操作がされる。2は制御部であ
り制御プログラムの実行を行うマイクロプロセッサー
と、この発明の仮名漢字変換処理を行う制御プログラム
やテーブル等のROM(リード・オンリ・メモリ)及び
外部記憶装置から構成されている。
【0015】3は入力された仮名文字列や仮名漢字交じ
り文節に変換されたデータを表示する表示部であり、C
RTディスプレイ装置やLCD(液晶表示装置)等が用
いらる。4は共起情報を含んだ自立語辞書41と分類コ
ードを付加した固有名詞辞書42と接尾語辞書43及び
ユーザー辞書44の辞書部である。5は文節間の共起関
係を蓄えた共起辞書(複合用例辞書、意味用例辞書)で
ある。
【0016】6はバッファであり、文字バッファ61と
学習バッファ62と同音語バッファ63から構成されて
いる。文字バッファ61はキーボード1から入力された
文字列を蓄えておくバッファである。学習バッファ62
は単語の学習処理を行うバッファである。同音語バッフ
ァ63は仮名漢字変換の際の同音語の候補を蓄えておく
バッファである。
【0017】キーボード1から入力された仮名文字列は
文字バッファ61に蓄えられる。次にユーザーが変換の
指示をするか、あるいは変換のタイミングになった時、
制御部2は辞書部4及び共起辞書5及びその他のテーブ
ル等を参照して仮名漢字変換を行い同音語バッファ63
に変換結果を蓄える。第1候補が表示部3に表示される
が第一候補以外の候補もキーボード1の操作によって同
音語の選択を行うと、その結果が学習バッファに蓄えら
れる。
【0018】図3は従来の通常辞書の固有名詞の一例を
示す説明図である。図は従来の通常辞書の固有名詞の読
みと漢字表記の抜粋で分類コードが付加されていない。
図4は固有名詞に付加する分類コードの一例を示す説明
図である。図5は固有名詞と分類コードの一例を示す説
明図である。この図は、図4に示される分類コードを付
加すると、図3に示す同じ固有名詞のデータ件数が42
件から66件になり、データが約60%容量増大する。
これは、従来読みと表記が同じなら同一として扱ってき
た単語データが上記のように分類コードをつける必要が
でてきたため別々に登録しなければならなくなったから
である。なお、固有名詞の分類コードは自立語の分類コ
ードより種類数が少なく別に分類コードを設けている。
以後説明は分類コードが64種以内の場合である
【0019】図6は固有名詞とグループ化した分類コー
ドの一例を示す説明図である。この図は従来のデータ件
数と同数にするために分類コードをグループ化してもた
せるようにした一例である。
【0020】図7は分類コード格納方法(1)の一実施
例を示す説明図である。従来の固有名詞辞書本体から固
有名詞の分類コードデータを切り離してもっている。図
のように本体と1:1(1単語に1分類コードとして)
でもたせている。図8はビット領域に格納される分類コ
ードとフラッグを示す説明図である。以下、図7を図8
に従って説明する。
【0021】分類コードは1単語2バイトの容量で図8
の(1)、(2)、(3)のようにもつ。すなわち、分
類コードが2種類以内の場合は、図8の(1)のように
0〜5ビット目と6〜11(Bh)ビット目に図4に示
す2種類の分類コードが入る。i2,i3は各々の分類
コードに接尾語がつけることが可能かどうかのフラッグ
である。14(Eh)ビット目のi1はベタ文の一括仮
名漢字変換対象かどうかのフラッグである。例えば、
「津(つ)」のような1文字データや「佐賀市に」のよ
うに「探しに」、「捜しに」と変換効率が悪い文節に関
しては1文節の時だけ変換をするように指示するフラッ
グである。
【0022】分類コードが3つ以上あった場合は、次の
2つの種類のどちらかをとる。図8の(3)は、固定的
に0〜12(Ch)ビットの13ビットの各々を図4で
比較的使用頻度の高い分類コードや、比較的属性の同じ
ものを固定的にビットを割り当てる。この場合は、0ビ
ット目=駅、1ビット目=村、2ビット目=町、3ビッ
ト目=区、4ビット目=市、5ビット目=群、6ビット
目=県、7ビット目=姓、8ビット目=国、9ビット目
=地名、10(Ah)ビット目=大学、11(Bh)ビ
ット目=企業、12(Ch)ビット目=名前の例を示
す。該当分類コードがすべてこの中にあれば図8の
(3)を使用する。分類コードが3種類以上あって図8
の(3)で全てカバーをできない場合、図8の(2)を
使用する。勿ち、0ビット目から12ビット目は、固有
名詞の分類コードファイル2のどこにデータがあるかの
ポインター(又は件数=番目)を入れておく。
【0023】固有名詞分類コードファイル2の内容は図
8の(1)と同様であるが、データが3種類以上あるた
め15(Fh)ビット目でデータが次に続いているかど
うかの判定を行う。勿ち、次にデータがあれば15(F
h)ビット目は0、ここでデータが終わるならば15
(Fh)ビット目は1がたつ。
【0024】分類コード格納方法(1)の実施例を説明
すると、例えば、約45,000件の固有名詞のデータ
で、読みと表記が同じものを一つにすると約38,00
0件に短縮されるとする。その38,000件の固有名
詞に対応する分類コードファイル2は約2,000件作
成されるとする。読み、表記が同じデータを別々に登録
した場合、固有名詞1単語が平均10バイト、分類コー
ドが2バイト必要として以下のように計算される。 従来の固有名詞データ;10バイト×45000= 4
50,000バイト 分類データ ; 2バイト×45000=
90,000バイト 450,000+90,000=540,000(バイ
ト)
【0025】この実施例の格納方法(1)によると、固
有名詞データは38000件、分類ファイル1、2はそ
れぞれ2,000件として、以下のように計算される。 固有名詞(辞書本体);10バイト×38,000=3
80,000バイト 分類コードファイル1; 2バイト×38,000=
76,000バイト 分類コードファイル2; 2バイト× 2,000=
4,000バイト 380,000+76,000+4,000=460,
000(バイト) 従って、従来とこの格納方法(1)の固有名詞辞書に格
納するデータの容量差は540,000−460,00
0=80,000(バイト)となる。よって、この実施
例の格納方法(1)は80,000バイトの圧縮効果が
ある。
【0026】図9は分類コード格納方法(2)の一実施
例を示す説明図でる。図において、上記格納方法(2)
の固有名詞辞書の分類コードファイル2(2000件)
を取りやめて、それを固有名詞辞書本体に組み入れる。
この格納方法(2)によると、例えば、図に示すように
青森は2件として格納され、以下のように計算される。 辞書本体;10バイト×(38,000+2,000)
=400,000バイト 分類ファイル2;2バイト×(38,000+2,00
0)=80,000バイト 400,000+80,000=480,000(バイ
ト) 540,000−480,000=60,000(バイ
ト) 従って、格納方法(2)は60、000の圧縮効果があ
り、格納方法(1)より圧縮率が落ちるが格納領域が1
つ削減できるので、その分データ処理速度が早くなる利
点がある。
【0027】図10は固有名詞の読みと漢字をグループ
化した一例を示す説明図である。図10の(a),
(b)において、使用頻度の高い固有名詞の名前の読み
と漢字をグループ化した一例を示す。アキ(秋,彰,
昌,昭,晶,明)=A、エ(栄,絵,恵,江,技)=
C、オ(生,男,夫,雄)=D として、A、C、Dの
特殊コードを使って表現する方法が使われている。図1
0の(a)に示すアキエは34件あるが、グループ化に
より、「アキエ…AC…名」の1件で代用できる。この
方法を使用すると、図9に示す格納方法(2)を使って
も、従来の45,000件のデータを最終的には28,
500件程度に圧縮することが可能である。
【0028】図11はこの実施例の仮名漢字変換の処理
動作を示すフローチャートである。図に示すように、以
下入力された仮名文字例、読み「くろいそえきにいっ
た」を例に図2を用いて、その処理動作に従って説明す
る。「くろいそえきにいった」の仮名列を文字バッファ
に取り込む(ステップ1)。次に入力された仮名列に対
して先行文節の抽出を行う(ステップS2)。ステップ
S2では、「くろいそえきに」「くろいそえき」「くろ
いそ」「くろい」「くろ」が先行文節として抽出され
る。ステップS2で抽出された先行文節に続く仮名文字
列で始まる次の文節(後続文節)の抽出を行う(ステッ
プS3)。
【0029】ここで、先行文節が「くろいそえきに」な
ら、後続文節は「いった」となる。先行文節が「くろい
そえき」なら、後続文節は「にい」となる。先行文節が
「くろいそ」なら、後続文節は「えきに」、又は「え
き」となる。先行文節が「くろい」なら、後続文節「そ
えきに」、「そえき」、「そえ」となる。先行文節が
「くろ」なら、後続文節は「いそ」が抽出される。 先
行文節、後続文節の2文節での処理を行い先行文節、後
続文節を決定する(ステップS3)。文節を決定する場
合、共起辞書により「くろい/そえ/きにいった」より
も「くろいそ/えきに/いった」か又は「くろいそえき
に/いった」が選択される可能性は高い(ステップS
4)。
【0030】文が終了したかどうか判断して終了してい
なければ、ステップS3に戻り、文が終了していれば、
ステップS6に進み同音語の選択処理を行う。LOOP
1の処理手順を繰返すことで入力された仮名文字列を文
節に分割する処理が終了する。文節に分割された候補
は、各文節毎にその結果を同音語バッファ63に蓄え
る。同音語バッファ63は各文節毎に個別のバッファを
有する。入力された仮名文字列を文節に分割された後、
各文節毎に分けられた同音語候補の絞り込みを行う(ス
テップS6)。
【0031】ここでは「くろいそえきに」「いった」な
ら「黒磯駅に」が選択され共起関係辞書から「場所」+
に+「行った」から後続文節は「言った」よりは「行っ
た」が選択される。又「くろいそ」「えきに」「いっ
た」なら「黒磯」=(市、駅)より後続文節の「えき
に」は「益」よりも「駅」が優先される可能性が高い。
「行った」に関してはやはり「駅」=(場所)から「場
所」+に+「行った」が選択される。LOOP2の処理
を繰り返すことで、入力された仮名文字列の仮名漢字変
換処理が終了する(ステップS7)。
【0032】以上、その他に仮名漢字変換辞書の変換結
果の精度をあげる方法として、固有名詞の辞書本体に情
報を制御する制御ビットを設ける方法も考えられる。例
えば、「アメリカ」、「日本」のように本来固有名詞だ
が「自立語以上」に使う単語と「鈴木」、「伊藤」のよ
うに「自立語並み」の単語と本来の固有名詞である。
「自立語以上」、「自立語並み」の単語は本来の自立語
と同じように検索を行っているが、「本来の固有名詞」
は文の先頭又は名詞が並んだ時とかの検索において制約
をかけて、べた文での出力を制御している。「自立語以
上」は「自立語の候補」よりは学習、用例機能の優先順
位の兼合いもあるが出力を高めるようにしている。「自
立語並み」は自立語と同等なので出力されたり出力され
なかったりする。このように「自立語以上」と「自立語
並み」の固有名詞の変換出力を制御する2つの制御ビッ
トを固有名詞辞書本体に設ける方法である。従って、固
有名詞に情報(制御ビット)をつけその情報を制御する
ことによって変換結果の精度をあげることも可能であ
る。
【0033】
【発明の効果】この発明によれば、固有名詞辞書に登録
される固有名詞にその用例を示す分類コードを付加し、
固有名詞の読みと漢字及び分類コードのデータを圧縮し
て固有名詞辞書に登録しているので、変換処理速度を落
とさずに仮名漢字変換効率を高め、固有名詞辞書のメモ
リ容量の増加を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本構成を示すブロック図。
【図2】この発明の一実施例を示すブロック図。
【図3】従来の通常辞書の固有名詞の一例を示す説明
図。
【図4】固有名詞に付加する分類コードの一例を示す説
明図。
【図5】固有名詞と分類コードの一例を示す説明図。
【図6】固有名詞とグループ化した分類コードの一例を
示す説明図。
【図7】分類コード格納方法(1)の一実施例を示す説
明図。
【図8】ビット領域に格納される分類コードとフラッグ
の一例を説明図。
【図9】分類コード格納方法(2)の一実施例を示す説
明図。
【図10】固有名詞の読みと漢字をグループ化した一例
を示す説明図。
【図11】この実施例の仮名漢字変換の処理動作を示す
フローチャート。
【符号の説明】
1 キーボード 2 制御部 3 表示部 4 辞書部 5 共起辞書 6 バッファ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面を有する表示手段と、仮名文字
    列を入力するキー入力手段と、前記キー入力手段によっ
    入力された仮名文字列を文節に分割する文節わかち手
    段と、少なくとも固有名詞の読みと漢字表記のデータそ
    の用例を示す分類コードを記憶した固有名詞辞書及び文
    節間の共起情報を記憶した共起辞書からなる仮名漢字変
    換辞書と、前記文節わかち手段によって分割された文節
    を前記仮名漢字変換辞書に基づいて漢字交じり文に変換
    して前記表示手段に出力する変換手段とを備え、前記固
    有名詞辞書は、使用頻度の高い固有名詞のデータで、読
    み、漢字表記が同じデータを特定コードでグループ化
    し、かつその固有名詞の用例を示す分類コードを一緒に
    同一複数ビットからなるフォーマットに格納したことを
    特徴とする仮名漢字変換処理装置。
  2. 【請求項2】 前記固有名詞辞書は、前記フォーマット
    に固有名詞の変換優先を制御する制御ビットをさらに付
    加したことを特徴とする請求項1記載の仮名漢字変換処
    理装置。
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JPH0267675A (ja) * 1988-09-01 1990-03-07 Nec Corp かな漢字変換方式
JPH0640328B2 (ja) * 1989-11-29 1994-05-25 キヤノン株式会社 文字処理装置

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