JP2835636B2 - 感光性ハロゲン化銀乳剤の製造方法 - Google Patents

感光性ハロゲン化銀乳剤の製造方法

Info

Publication number
JP2835636B2
JP2835636B2 JP2096147A JP9614790A JP2835636B2 JP 2835636 B2 JP2835636 B2 JP 2835636B2 JP 2096147 A JP2096147 A JP 2096147A JP 9614790 A JP9614790 A JP 9614790A JP 2835636 B2 JP2835636 B2 JP 2835636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silver halide
onium
emulsion
silicic acid
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2096147A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02293838A (ja
Inventor
ユベール・バンデナベール
アントニウス・アルベルトス・リユトジユ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Agfa Gevaert NV
Original Assignee
Agfa Gevaert NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agfa Gevaert NV filed Critical Agfa Gevaert NV
Publication of JPH02293838A publication Critical patent/JPH02293838A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2835636B2 publication Critical patent/JP2835636B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/04Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with macromolecular additives; with layer-forming substances
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/0051Tabular grain emulsions

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Colloid Chemistry (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は感光性ハロゲン化銀乳剤を製造する方法、及
びかかる乳剤の層を組入れた写真材料に関する。
感光性ハロゲン化銀乳剤は、水性銀塩溶液、例えば硝
酸銀を、水性アルカリ金属ハロゲン化物溶液と反応させ
て、保護コロイドの存在下にハロゲン化銀の沈澱を生ぜ
しめることによつて従来より製造されている。所望平均
粒度にまで物理的に熟成し、洗浄した後、別の量の保護
コロイドを加え、乳剤に化学的熟成を受けさせる。
最も普通に用いられる保護コロイドはゼラチンであ
る。多くの利点を有するが、従来のゼラチン−ハロゲン
化銀乳剤層は、像処理中処理液の吸収及び放出の結果か
なりの膨潤及び続いての収縮を受ける。処理条件下での
この寸法安定性の不足は像品質に悪影響を与えることが
できる。更にそれらの処理液体のかなり遅い吸収と放出
により、かかる従来のゼラチン−ハロゲン化銀層は、し
ばしば要求される迅速処理基準に合致できない。それに
も拘らず、ハロゲン化銀現像剤を感光性層中に又はそれ
に対して水透過性関係で混入した感光性写真材料を用
い、そして従来の現像、定着及び洗浄工程の代りに活性
化及び安定化工程を含む二工程現像法を用いることによ
つて迅速処理は或る程度促進できる事実がある。安定化
処理は例えば米国特許第4030924号に記載されており、
「二浴迅速安定化法」はBritish Journal of Photograp
hy第114巻、第5583号(1967年7月21日)第620頁〜第62
1頁及び第625頁に記載されている。
良好な水透過性を有するが、処理条件下で従来のゼラ
チン−ハロゲン化銀層よりも大なる寸法安定性を有する
感光性層を形成する目的で、ゼラチンの代りに又はゼラ
チンに加えて使用するための多くの種類の成分が提案さ
れている。これらの提案された成分には各種の天然フイ
ルム形成性物質及び合成樹脂、例えばポリオキシエチレ
ングリコール、ポリビニルピロリドン、澱粉及び澱粉誘
導体を含む。概して、これらの先行技術の結合剤は、感
光性層の機械的性質又は写真的性質に一つ又は別の不利
な効果を有する。特にそれらは光感度を低下させる傾向
がある。
ハロゲン化銀乳剤中の保護コロイドとして従来技術に
おいて提案された物質はコロイドケイ酸である。このコ
ロイドは光感度に悪効果を有しないか少ない悪効果を有
し、英国特許第1276894号に記載されている如く、結合
剤としてケイ酸ゾルの種種の割合と共にゼラチンを含有
するハロゲン化銀乳剤は、水性処理液体で処理したと
き、同じ厚さの従来のゼラチン−ハロゲン化銀乳剤層よ
りも膨潤する傾向が小さい。米国特許第4001022号に
は、迅速処理に好適なものとして記載され、酸性現像剤
層及び塩基性ゼラチン−ハロゲン化銀乳剤層を担持する
支持体を含み、これらの両層にはコロイドシリカの実質
的な量を含有させた写真材料が記載されている。中にハ
ロゲン化銀が分散されている結合剤はゼラチン約6〜40
重量%を含み、残余がコロイドシリカである。
保護コロイドとしてケイ酸ゾルの使用は液体処理中感
光性ハロゲン化銀層の膨潤を減少させるが、その利点の
程度が、乳剤を物理的に不安定にするのを避けるため、
従来ケイ酸ゾルの濃度に対し限定が必要なことで制限を
受けていた。ハロゲン化銀に対する保護コロイドとして
使用したときのケイ酸ゾルの不安定性は米国特許第3637
391号において認められている。この特許の中で、高す
ぎる濃度のケイ酸ゾルを使用すると、ゾルにアルカリ金
属と銀塩の反応混合物を加えたとき凝集が生ずることを
記載している。この凝集に対向するため、この特許では
ケイ酸をエタノールで処理すること、充分に水溶性の単
量体のホモ又はコポリマーを加えること、又はケイ酸ゾ
ル中でその場でかかる単量体の重合をすることを提供し
ている。しかしながらこの特許では、沈澱した乳剤を化
学的に熟成する前にゼラチン中に再分散すること、及び
最終乳剤中のケイ酸ゾルの濃度を20重量%より多くすべ
きでないこと、好ましくは10重量%より多くすべきでな
いことを推奨している。
ケイ酸ゾルの濃度を限定することの必要は、例えば乳
剤から形成した写真層の改良された寸法安定性によるゾ
ルの使用から誘導しうる利点を制限する。
本発明の目的は、乳剤の許容し得ない物理的不安定性
を生ぜしめることなく、ハロゲン化銀乳剤の製造中に保
護コロイドとして使用するケイ酸ゾルの割合を実質的に
増大させることを可能にすることにある。
本発明によれば、保護コロイドとして作用するコロイ
ドケイ酸の存在下にハロゲン化銀を沈澱させることによ
つて感光性ハロゲン化銀乳剤を提供する方法を提供し、
沈澱をオニウム化合物の存在下に生起させることを特徴
とする。
コロイドケイ酸からなるかそれを含有する保護コロイ
ド中でハロゲン化銀を沈澱させることによつて感光性ハ
ロゲン化銀乳剤を製造するに当つて添加剤として使用し
たとき、オニウム化合物(ただしアンモニウム塩を除
く)が乳剤安定化効果を有することを、種々のオニウム
化合物を使用した実験の範囲から見出した。安定化効果
は後述する如き簡単な沈降試験によつて証明できる。従
つて本発明は、湿潤現像処理及び続く乾燥中、水透過性
及び寸法安定性の性質のより有利な組合せを有する感光
性乳剤層を写真支持体上に形成することを可能にする。
かかる性質の組併せは迅速現像処理にとつて写真材料の
場合非常に望ましいことである。
本発明の好ましい実施態様において、ハロゲン化銀沈
澱工程において使用する保護コロイドの少なくとも75重
量%がケイ酸ゾルからなる。最も好ましい実施態様にお
いてはかかる保護コロイドは全体がかかるゾルからな
る。前記コロイド全体がケイ酸ゾルからなる場合におい
ては、結合剤としてケイ酸ゾルの使用から誘導しうる最
高寸法安定性の利点を有する感光性層は、乳剤を熟成
し、洗浄した後沈澱した乳剤から直接形成できる。
しかしながら本発明は、ケイ酸ゾルをハロゲン化銀の
沈澱における唯一の保護コロイドとして使用する方法に
限定されないことを理解すべきである。その沈澱におい
て使用する保護コロイドは、ケイ酸ゾル及び写真技術に
おいて知られている他の結合剤の或る割合を含有でき
る。特に保護コロイドはケイ酸ゾル及びゼラチンを含有
できる。
所望ならば、ハロゲン化銀の沈澱後、例えば続く乳剤
の再分散中に追加のケイ酸ゾルを乳剤に加えることがで
きる。又乳剤の再分散の工程でゼラチンを加えることも
できる。
本発明は、保護コロイド結合剤としてケイ酸ゾルを混
入した少なくとも一つの感光性ハロゲン化銀乳剤層を担
持する支持体を含む感光性材料を含み、前記層が更にオ
ニウム化合物(ただしアンモニウム塩を除く)を含有す
ることを特徴とする。前記乳剤層の保護コロイド結合剤
は好ましくは少なくとも75重量%のケイ酸ゾルを含有す
る、そして最も好ましくはそれは全体がかかるゾルから
なる。
前述した如く広い範囲のオニウム化合物を試験した、
そしてそのための有効な安定剤であることを見出した。
本発明による好ましいオニウム化合物(ただしアンモニ
ウム塩を除く)は下記一般式によつて表わすことができ
る: A+X- 式中X-はアニオンを表わす、そしてA+は下記式 の何れから選択したオニウムイオンを表わす。上記式
中、R1及びR3の各々は同じか又は異なり、水素、アルキ
ル基、置換アルキル基、シクロアルキル基、アリール
基、又は置換アリール基を表わし、R2はR1及びR3によつ
て表わされる前記基の何れかを表わす、或いはR1又はR3
の何れかと複素環式核を閉環するのに必要な原子を表わ
す。前記オニウムイオンは(1)重合体鎖、又は(2)
2価有機結合基例えば−O−、−S−、−SO2−・・・
・・を介してかかるオニウム構造の他の何れか、又は
(3)直接R1によつて表わされる基(ただし水素を除
く)の何れかに結合している。
オニウム化合物の好適な例は、米国特許第3017270号
に記載されている。上記明細書中に、トリアルキルスル
ホニウム塩、ポリスルホニウム塩、テトラアルキル四級
アンモニウム塩、四級窒素原子が環系の一部である四級
アンモニウム塩、例えば四級アンモニウム及びホスホニ
ウムを含むカチオンポリアルキレンオキサイド塩及びビ
ス四級塩の好適な例が記載されている。
オニウム基が例えばアンモニウム、ホスホニウム又は
スルホニウム基でありうるオニウム塩重合体は米国特許
第4525446号に記載されている。
保護コロイドとしてケイ酸ゾルを使用するとき、沈澱
したハロゲン化銀の安定化を与えるため、オニウム化合
物の濃度は、SiO290gについて、好ましくはオニウム化
合物0.5×10-3モル以上であるべきであり、好ましくは
5×10-3モル以下であるべきである。
ケイ酸が湿式分解法又は熱分解法によつて製造された
かどうかには関係なく、通常のケイ酸ゾルが本発明方法
に好適である。
好適なケイ酸ゾルは、「サイトン(Syton)」シリカ
ゾル(モンサント・インオーガニツク・ケミカルズ・デ
イヴイジヨンの商標製品)、「ルドツクス(Ludox)」
シリカゾル(デユポン・デ・ネモアス・アンド・カンパ
ニー・インコーポレイテツドの商標製品)、「ナルコ
(Nalco)」及び「ナルコーグ(Nalcoag)」シリカゾル
(ナルコ・ケミカル・カンパニーの商標製品)、及び
「キーゼルゾル(Kieselsol)、タイプ100、200、300及
び600」(バイエル・アー・ゲーの商標製品)の如く市
場で入手できる。
使用するコロイドケイ酸は、200〜400m2/gの比表面積
を有するのが好ましい。ハロゲン化銀の沈澱中使用すべ
きコロイドケイ酸の適切量について決定するとき、選択
した種類のコロイドケイ酸の比表面積を考慮に入れるべ
きである。
又好適な結果は、固体含有量に対して20重量%以下の
酸化アルミニウムを含有するケイ酸ゾルを使用するとき
にも得られる。
本発明の方法は、ハロゲン化銀乳剤の製造に好適であ
り、そのハロゲン銀の組成は特に限定されず、例えば塩
化銀、臭化銀、沃化銀、塩化臭化銀、臭化沃化銀及び塩
化臭化沃化銀から選択した任意の組成であることができ
る。沃化銀の含有率は20モル%に等しいかそれ以下であ
り、好ましくは5モル%に等しいかそれ以下であり、更
に好ましくは3モル%に等しいかそれ以下である。
本発明により使用する写真ハロゲン化銀乳剤は、温
度、濃度、添加順序、及び添加速度の部分的に又は完全
に制御された条件でハロゲン化物及び銀溶液を混合する
ことによつて製造できる。ハロゲン化銀は単一ジエツト
法、二重ジエツト法、又は変換法により沈澱させること
ができる。
好適な製造法は、例えばピー・グラフキツドの「Chim
ie et Physique Photographique」(パリーのPaul Mont
el 1967年発行)、ジー・エフ・ダフインの「Photograp
hic Emulsion Chemistry」(ロンドンのThe Focal Pres
s 1966年発行)、及びヴイ・エル・ツエルクマンの「Ma
king and Coating Photographic Emulsion」(ロンドン
のThe Focal Press 1966年発行)に記載されている。
本発明により使用する写真乳剤のハロゲン化銀粒子
は、立方晶又は八面体形の如き規則結晶形を有すること
ができる、又はそれらは転移形を有することができる。
それらは又球形又は卓状形の如き不規則結晶形を有して
もよく、或いはさもなければ前記規則及び不規則結晶形
の混合物を含有する複合結晶を有してもよい。
ハロゲン化銀粒子は多層粒子構造を有してもよい。簡
単な例によれば、粒子は芯及び鞘を含むことができ、こ
れは異なるハロゲン化銀組成を有することができ、かつ
/又はドープ剤の添加の如き異なる変性を受けてもよ
い。ハロゲン化銀結晶は例えばRh3+、Ir4+、Cd2+、Z
n2+、Pb2+でドープできる。別々に構成された芯及び鞘
を有すること以外に、ハロゲン化銀粒子は間に異なる相
を有してもよい。
更に沈澱中粒子生長抑制剤又は促進剤を加えることが
できる。
別々に作つた2種以上のハロゲン化銀乳剤を、本発明
により使用するための写真乳剤を形成するために混合す
ることができる。
ハロゲン化銀粒子の平均粒度は0.01〜7μm、好まし
くは0.01〜5μmの範囲であることができる。
本発明により使用する写真乳剤のハロゲン化銀粒子の
粒度分布は均質分散又は不均質分散であることができ
る。均質分散粒度分布は、粒子の95%が平均粒度から30
%以上偏差しない粒子を有するとき得られる。
乳剤は、超遠心分離法により、透析(これは本発明よ
り作られる乳剤のための好ましい方法である)及び超
過により、凝集及び再分散による等で脱塩できる。
感光性ハロゲン化銀乳剤は、いわゆる単純乳剤、換言
すれば化学的に増感されていない乳剤であることができ
る。しかしながら、感光性ハロゲン化銀乳剤は、例えば
前述したピー・グラフキツドのChimie et Physique Pho
tographique、前述したジエ・エフ・ダフインの「Photo
graphic Emulsion Chemistry」、前述したヴイ・エル・
ツエルクマンの「Making and Coating Photographic Em
ulsion」、及びエツチ・フリーサーによつて編集され、
Akademische Verlagsgesellshaft(1968)発行の「Die
Grundlagen der Photographischen Prozesse mit Silbe
rhaloglniden」に記載されている如く化学的に増感でき
る。前記文献に記載されている如く、化学増感は、少量
の硫黄を含有する化合物、例えばチオ硫酸塩、チオシア
ネート、チオ尿素、亜硫酸塩、メルカプト化合物、及び
ローダミンの存在下に熟成することによつて実施でき
る。乳剤は又金−硫黄熟成剤により、又は減力剤例えば
英国特許789823号に記載されている如き錫化合物、アミ
ン、ヒドラジン誘導体、ホルムアミジソースルフイン
酸、及びシラン化合物によつても増感することができ
る。化学増感は又少量のIr、Rh、Ru、Pb、Cd、Hg、Tl、
Pd、Pt及びAuで行うこともできる。これらの化学増感法
の一つ又はその組合せを使用できる。
感光性ハロゲン化銀乳剤は、ジヨン・ウイリー・アン
ド・サンズ1964年発行、エフ・エム・ハマー著「The Cy
anine Dyes and Related Compounds」に記載されている
染料の如きメチン染料でスペクトル的に増感できる。ス
ペクトル増感のため使用できる染料には、シアニン染
料、メロシアニン染料、錯塩シアニン染料、錯塩メロシ
アニン染料、ホロポーラーシアニン染料、ヘミシアニン
染料、スチリル染料及びヘミオキソノール染料を含む。
特に価値ある染料は、シアニン染料、メロシアニン染
料、錯塩メロシアニン染料に属するものである。
それ自体はスペクトル増感活性を有しない他の染料、
又は実質的に可視放射線を吸収しない或る種の他の化合
物は、それらを乳剤中に前記スペクトル増感剤と共に混
入したとき超増感効果を有しうる。好適な超増感剤に
は、例えば米国特許第3457078号に記載されている如き
少なくとも一つの電気陰性置換基を含有する複素環式メ
ルカプト化合物、例えば米国特許第2933390号及び第363
5721号に記載されている如き窒素含有複素環置換アミノ
スチルベン化合物、例えば米国特許第3743510号に記載
されている如き芳香族有機酸/ホルムアルデヒド縮合生
成物、カドミウム塩及びアザインデン化合物がある。
本発明により使用するハロゲン化銀乳剤は、写真材料
の製造中及び貯蔵中又はその写真処理中に写真特性を安
定化する又はかぶりの形成を防止する化合物を含有でき
る。多くの既知の化合物がハロゲン化銀乳剤にかぶり防
止剤又は安定剤として加えることができる。好適な例に
は例えば、複素環式窒素含有化合物例えばベンゾチアゾ
リウム塩、ニトロイミダゾール、ニトロベンズイミダゾ
ール、クロロベンズイミダゾール、ブロモベンズイミダ
ゾール、メルカプトチアゾール、メルカプトベンゾチア
ゾール、メルカプトベンズイミダゾール、メルカプトチ
アジアゾール、アミノトリアゾール、ベンゾトリアゾー
ル(好ましくは5−メチル−ベンゾトリアゾール)、ニ
トロベンゾトリアゾール、メルカプトテトラゾール、特
に1−フエニル−5−メルカプト−テトラゾール、メル
カプトピリミジン、メルカプトトリアジン、ベンゾチア
ゾリン−2−チオン、オキサゾリン−チオン、トリアザ
インデン、テトラザインデン及びペンタザインデン、特
にZ.Wiss.Phot.第47巻(1952年)第2頁〜第58頁に記載
されているもの、英国特許第1203757号、第1209146号、
日本出願(JA−Appl)昭和50年第39537号、及び英国特
許第1500278号に記載されているものの如きトリアゾロ
ピリミジン、及び米国特許第4727017号に記載されてい
る如き7−ヒドロキシ−s−トリアゾロ−〔1,5−a〕
−ピリミジン、及び他の化合物例えばベンゼンチオスル
ホン酸、ベンゼンチオスルフイン酸、ベンゼンチオスル
ホン酸アミドがある。かぶり防止剤として使用できる他
の化合物には金属塩例えば水銀又はカドミウム塩、及び
Research Disclosure No.17643(1978年)第VI章に記載
されている化合物がある。
かぶり防止剤又は安定剤はハロゲン化銀乳剤に、その
熟成前、熟成中又は熟成後に加えることができ、これら
の化合物の2種以上の混合物を使用できる。
本発明の写真材料は、写真乳剤層中又は少なくとも一
つの他の親水性コロイド層中に各種の界面活性剤を更に
含有できる。好適な界面活性剤には、非イオン界面活性
剤例えばサポニン、アルキレンオキサイド例えばポリエ
チレングリコール、ポリエチレグリコール/ポリプロピ
レングリコール縮合生成物、ポリエチレングリコールア
ルキルエーテルもしくはポリエチレングリコールアルキ
ルアリールエーテル、ポリエチレグリコールエステル、
ポリエチレングリコールソルビタンエステル、ポリアル
キレングリコールアルキルアミンもしくはアルキルアミ
ド、シリコーン−ポリエチレンオキサイドアダクト、グ
リシドール誘導体、多価アルコールの脂肪酸エステル及
びサツカライドのアルキルエステル;カルボキシ、スル
ホ、ホスホ、硫酸又はホスホン酸エステル基の如き酸基
を含有するアニオン界面活性剤;アミノ酸、アミノアル
キルスルホン酸、アミノアルキルサルフエートもしくは
ホスフエート、アルキルベタイン、及びアミン−N−オ
キシドの如き両性界面活性剤;及びアルキルアミン塩、
脂肪族、芳香族もしくは複素環式四級アンモニウム塩、
脂肪族もしくは複素環式環含有ホスホニウムもしくはス
ルホニウム塩の如きカチオン界面活性剤を含む。かかる
界面活性剤は、種々の目的で、例えば被覆助剤として、
帯電防止化合物として、滑性を改良する化合物として、
分散乳化を容易にする化合物として、接着を防止もしく
は減ずる化合物として、及び写真特性例えば高コントラ
スト、増感及び現像促進を改良する化合物として使用で
きる。
現像促進は、種々の化合物、好ましくは例えば米国特
許第3038805号、第4038075号及び4292400号に記載され
ているものの如き少なくとも400の分子量を有するポリ
アルキレン誘導体の助けによつて達成できる。
本発明の写真材料は、更に各種の他の添加剤、例えば
写真材料の寸法安定性を改良する化合物、紫外線吸収
剤、スペーシング剤、硬化剤及び可塑剤を含有できる。
本発明の適用の最も好ましい方法により、即ちケイ酸
ゾルのみの存在下に沈澱させる方法で乳剤を作る場合に
おいて、そしてハロゲン化銀に対するケイ酸ゾルの重量
比が0.5を越え、好ましくは1.0を越えるとき、補助硬化
剤の添加は写真材料を形成するについての乳剤に必要な
い。
ケイ酸ゾルを乳剤の再分散中に加えることは別にし
て、ハロゲン化銀に対しケイ酸ゾルの重量を0.5好まし
くは1.0に達するように、追加ケイ酸ゾルは、好ましく
は熱可塑性樹脂、例えばポリエチレンテレフタレートの
如き好適な支持体上にハロゲン化銀乳剤を被覆するすぐ
前に加えるべきである。
しかしながらケイ酸ゾルとは別に、沈澱中追加の保護
コロイドを存在させるとき、写真材料の寸法安定性を改
良するのに好適な添加剤を加えることができ、これには
例えば水溶性又は殆ど可溶性でない合成重合体、例えば
アルキル(メタ)アクリレートアルコキシ(メタ)アク
リレート、グリシジル(メタ)アクリレート、(メタ)
アクリレート、ビニルエステル、アクリロニトリル、オ
レフイン、及びスチレンの重合体、又は上述した単量体
とアクリル酸、メタクリル酸、α−β−不飽和ジカルボ
ン酸、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、スル
ホアルキル(メタ)アクリレート、及びスチレンスルホ
ン酸の共重合体がある。
本発明による乳剤に混入するのに好適な可塑剤には、
例えばグリコール、グリセリン、又はポリビニルアセテ
ート、低級アルカノールのアクリレート及びメタクリレ
ート例えばポリエチルアクリレート及びポリブチルメタ
クリレートを含む中性フイルム形成性重合体のラテツク
スがある。
好適な紫外線吸収剤には、例えば米国特許第3533794
号に記載された如きアリール置換ベンゾトリアゾール、
米国特許第3314794号及び第3352681号に記載されている
如き4−チアゾリドン化合物、特開昭(JP−A)46−27
84号に記載されている如きベンゾフエノン化合物、米国
特許第3705805号及び第3707375号に記載されている如き
桂皮酸エステル化合物、米国特許第4045229号に記載さ
れている如きブタジエン化合物、及び米国特許第370045
5号に記載されている如きベンゾキサゾール化合物があ
る。
一般にスペーシング剤の平均粒度は0.2in.〜10μmの
範囲である。スペーシング剤はアルカリに可溶性又は不
溶性であることができる。アルカリ不溶性スペーシング
剤は通常写真材料中に永久的に残り、一方アルカリ可溶
性スペーシング剤は通常アルカリ性処理浴中でそこから
除去される。好適なスペーシング剤は、ポリメチルメタ
クリレート、アクリル酸とメチルメタクリレートの共重
合体、及びヒドロキシプロピルメチルセルロースヘキサ
ヒドロフタレートから作ることができる。他の好適なス
ペーシング剤は米国特許第4614708号に記載されてい
る。
写真ハロゲン化銀乳剤は、各種の写真材料例えばグラ
フイツクアート用及びいわゆる素人及び職業写真用の写
真材料、拡散転写反転写真材料、低速及び高速写真材料
に使用できる。
下記実施例は本発明を示す。百分率は全て他に特記せ
ぬ限り重量%である。
実施例 1 下記の方法で写真乳剤を作り、支持体上に被覆した: 30%のシリカゾル〔キーゼルゾル300F(バイエル・ア
ー・ゲーの商標)〕300ml、下記式 に相当する安定化スルホニウム化合物の1%溶液100m
l、2000mlの合計容量にするまでの脱イオン水を12不
銹鋼容器中で一定攪拌で混合した。次いで温度を20℃で
安定化し、pHを充分量の6N硫酸を加えて3.0に調整し、p
Agを9.0に調整した。
上記媒体中での沈澱は、バランスした二重ジエツト条
件下(2.94モルの臭化カリウム及び2.94モルの硝酸銀)
で二連続段階で生起させ、アルカリ金属塩の流れを調整
することによつてpAg制御をした。後者は、Photographi
sche Korrespondenz 102、バンドNo.10/1967年、第162
頁にクラス及びピーレアスによつて発表されたハロゲン
化銀製造用自動電子制御装置によつて実現した。
沈澱中下二段階を行つた: 先ず20ml/分の一定流の下での5分間の結晶析出段
階、続く20ml/分から52ml/分への一定の増加流の下での
25分間の熟成段階。
上記二段階は、一定攪拌で、3.0で一定に保つたpH9.0
で一定に保つたpAgの下で行つた、これによつて臭化銀
分散液の温度は20℃で安定化した。
以後乳剤は分散液1Kgについて硝酸銀約110gを含有さ
せた。
次いで分散液は、分散液が中で循環する閉回路の一部
を形成するホロフロー(Holoflow)透析管タイプF60
(透析容積75mlの西ドイツ国のオベルールゼルのフレセ
ニウス・アー・ゲーの商標)中で透析を受けさせた。第
一工程で100mSの導電率を示す分散液を30分以内でその
容積の半分まで濃縮し、次いで透析を更に30分続けた。
そして脱塩した分散液は約2mSの導電率を示し、溶液1Kg
について硝酸銀225gを含有していた。
硝酸銀に対するシリカゾルの比はこのとき0.18であつ
た、次いでそれを30%シリカゾルの充分量を加えて0.2
までに増大した。
分散液は、硝酸銀50gについて▲S2O2- 3▼の1.26×10
-4モル及び硝酸銀50gについてAu3+の2.2×10-6モルを添
加して、20℃の安定化温度で5.0の一定pHレベル及び9.0
のpAg値で30分間化学熟成を受けさせた。
次いで補給シリカゾルの添加によつて硝酸銀に対する
シリカゾルの比を0.5まで増大させ、分散液を、ゼラチ
ン含有下塗層(1m2についてゼラチン0.4gを含有する)
を担持するポリエチレン被覆紙からなる支持体上に、50
℃で熱安定化した被覆テーブル中で手で被覆した。
灰色階段楔(0.2の一定フアクターを有する)を介し
てタングステン電球で10秒間露光し、処理後、写真スト
リツプ中に17の目で認めうる濃度階調を生ぜしめる。ス
トリツプ上で、マボルツクス(MAVOLUX)光メーター、
タイプ「エレクトロニツク(Electronic)」(西ドイツ
国エルランゲンのゴツセン・ゲーエムベーハーの商標)
で測定した時の光強度は1350Luxであつた。処理は通常
のメトールハイドロキノン現像剤(炭酸ナトリウムでpH
10.2で緩衝させた)中で1分間行い、続いてpH5で安定
化した0.9モルチオ硫酸アンモニウム浴中で30秒間定着
し、続いて30秒間水で洗つた。
実施例 2(比較例 1) 実施例1に記載した方法により写真乳剤を作つた、但
し安定化化合物を使用しなかつた。沈澱したハロゲン化
銀の安定性は非常に悪く、多くの沈降が生じた。
実施例 3〜17 安定化化合物として下記化合物を使用したこと以外
は、実施例1に記載した方法によつて写真乳剤を作つ
た: 実施例3:実施例1と同じ安定化化合物、 実施例4及び5:下記構造式によるモノスルホニウム化合
物: 実施例6及び7:下記構造式によるモノスルホニウム化合
物: 実施例8及び9:下記構造式によるヨードニウム化合物: 実施例10及び11:下記構造式による四級アンモニウム化
合物(ピリジン誘導体): 実施例12及び13:下記構造式によるセレノニウム化合
物: 実施例14及び15:下記構造式によるホスホニウム化合
物: 実施例16及び17:下記構造式(nは22である)によるポ
リホスホニウム化合物: 実施例1及び2においては沈澱は20℃の安定化温度で
生起させた。シリカゾルの安定性は温度上昇と共に低下
するから、他の実施例3〜29の全てにおいてハロゲン化
銀沈澱は、オニオム化合物の安定化効果がより良く評価
できるよう60℃の温度で行つた。
表Iに各オニウム安定化化合物を使用した濃度を示
し、同時に懸濁液の安定度及びもしあつたときには沈降
度によつて沈澱工程の結果を示す。
表Iに示した安定化化合物の濃度は全てシリカゾル90
gについて安定化化合物10-2モルで表わす。安定度につ
いて示した値はそれぞれ下記の方法で計算した測定の結
果である。
沈澱工程の終りに、10mlの乳剤試料を10mlのメスシリ
ンダー中に入れる。乳剤の安定度は次いで前記メスシリ
ンダーの裏に固定した符号(例えば矢印)の可視性をチ
エツクして時間の関数として測定する。符号が見えると
き、可視性が到達するまでのレベルを記録した。時間の
関数としてのこのレベルの発生を安定度の測度としてと
つた。
上述した方法により測定した値を次いで第1図に示す
如き時間の関数としてのグラフにプロツトする。横軸に
時間(分で表わす)をとり、一方縦軸にレベルを記録す
る。30分の間保持された10の一定レベルの表面を越え、
30分間グラフの下の表面の比を安定度の測度としてみな
した。
次に安定度は下記の如く表わす: 上式から安定度値が1に近ければ近い程乳剤の安定度
は大であることが判る。
安定度の値が0に等しいときは、安定度は最低であ
り、一方値が1に等しいときは安定度は最高である。
上記測定及び計算により得られた安定度に対する値
は、下記の如く解すべきである: 1.00に等しい値:すぐれた安定度、少なくとも30分間、
しかし殆どの場合2時間以上。
1.00と0.97の間の値:かなりの安定度。
0.97より下の値:不充分な安定度(それ以後の処理には
適しない)。
沈降について示した値は、次の如く解すべきである。
−:沈降の形成なし。
+:少しの沈降。
:かなりの沈降。
:非常に大量の沈降。
実施例 18 写真平板粒子乳剤を下記の方法によつて作り、支持体
上に被覆した: 2000mlの大イオン水、30%キーゼルゾル300F(バイエ
ル・アー・ゲーの商標)83ml、実施例1に記載した安定
化化合物の1%溶液18.5mlを12不銹鋼容器中で一定攪
拌下に混合した。70℃まで加熱した後(連続攪拌下)、
1045mlの脱イオン水を加え、6Nの硫酸を加えることによ
つて溶液のpHを3.0にし、臭化カリウムの2.94モル溶液
を加えてpAgを9.49にした。
上記媒体中での沈澱を二段連続段階で行つた: (1)18秒間バランスした二重ジエツト条件下で、硝酸
銀及び臭化カリウムの流れを25ml/分の速度で加えた:pA
g制御は実施例1に記載した方法と同じ方法で行つた。
その後物理熟成を70℃で15分間行い、次いで下記組成に
よるシリカゾルを5分間にわたつて滴加した:30%シリ
カゾル217ml、実施例1に記載した安定化化合物の1%
溶液36ml、及び脱イオン水460ml、溶液のpHは3.0に調
整。
(2)溶液のpAgを9.05に調整し、次いでバランスした
二重ジエツト条件下前述したpAg制御法で、64分10秒間
にわたり硝酸銀及び臭化カリウムの流れを5ml/分から2
4.4ml/分に一定に増大させた。
その後一定攪拌下分散液を70℃から20℃に冷却し、更
に実施例1に記載した如く透析によつて洗つた。アスペ
クト比を測定し、2.5〜6であることが判つた、しかし
所望によつて12まで増大させることができる。
この方法によつて得られた写真乳剤の安定度による結
果及びありうる沈降の結果も表Iに示す。
比較例 2〜5 実施例1に記載した方法により写真乳剤を作つた、但
し実施例1のスルホニウム化合物の代りに、下記化合物
を使用した(これらの化合物の使用は、前述した米国特
許第3637391号中に、シリカの存在下、ゼラチンの不存
在下に行う沈澱について示されている): 比較例2において:エタノール(96%) 比較例3において:ポリビニルアルコール 比較例4において:ポリビニルアルコール 比較例5において:ポリアクリルアミド 表IIに安定度及び沈降により前記比較例の結果を示
す。表IIに示した安定度及び沈降に対する数値、値は表
Iに示したこれらの値と同じ方法により測定し、計算し
た結果であり、それに従つて解すべきである。
比較例3及び4で使用したポリビニルアルコールは、
前記ポリビニルアルコールの4重量%水溶液で20℃で測
定したとき、5及び28の固有粘度を示す。
前記例から、沈降なしにシリカゾル中での完全に安定
化されたハロゲン化分散液は、本発明による安定化化合
物を使用したときにのみ達成できることが明らかであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は安定度グラフの代表例を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−158917(JP,A) 特開 昭54−65521(JP,A) 特開 昭58−78147(JP,A) 特開 昭58−139135(JP,A) 特開 昭58−149037(JP,A) 米国特許3895950(US,A) 米国特許4001022(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 1/015 G03C 1/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハロゲン化銀沈澱をオニウム化合物(ただ
    しアンモニウム塩を除く)の存在下に生起させることを
    特徴とする保護コロイドとして作用するコロイドケイ酸
    の存在下にハロゲン化銀を沈澱させる工程を含む感光性
    ハロゲン化銀乳剤の製造方法。
  2. 【請求項2】オニウム化合物は、下記一般式 A+X- 〔式中X-はアニオンを表わし、A+は下記一般式 (式中R1及びR3の各々は同じか又は異なり、水素、アル
    キル基、置換アルキル基、シクロアルキル基、アリール
    基又は置換アリール基を表わし、R2はR1及びR3で表わさ
    れる前記基の何れかを表わし、或いはR1又はR3の何れか
    と複素環式核を閉環するのに必要な原子を表わす)の何
    れかから選択したオニウムイオンを表わし、前記オニウ
    ムイオンは(1)重合体鎖に、又は(2)2価有機結合
    基を介してかかるオニウム構造の他の何れかに、又は
    (3)R1によって表わされる基(ただし水素を除く)の
    何れかに結合している〕による化合物である請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】コロイドケイ酸に加えて、追加保護コロイ
    ドとしてゼラチンが存在する請求項1又は2に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】オニウム化合物(ただしアンモニウム塩を
    除く)及び保護コロイド結合剤としてケイ酸ゾルを混入
    した少なくとも一つの感光性ハロゲン化銀層を担持する
    支持体を含む感光性ハロゲン化銀材料。
  5. 【請求項5】前記オニウム化合物が、下記一般式 A+X- 〔式中X-はアニオンを表わし、A+は下記一般式 (式中R1及びR3の各々は同じか又は異なり、水素、アル
    キル基、置換アルキル基、シクロアルキル基、アリール
    基又は置換アリール基を表わし、R2はR1及びR3によって
    表わされる前記基の何れかを表わし、或いはR1又はR3
    何れかと複素環式核を閉環するのに必要な原子を表わ
    す)の何れかから選択したオニウムイオンを表わし、前
    記オニウムイオンは(1)重合体鎖に、又は(2)2価
    有機結合基を介してかかるオニウム構造の他の何れか
    に、又は(3)R1によって表わされる基(ただし水素を
    除く)の何れかに結合している〕に相当する請求項4記
    載の感光性材料。
JP2096147A 1989-04-11 1990-04-10 感光性ハロゲン化銀乳剤の製造方法 Expired - Fee Related JP2835636B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP89200909.3 1989-04-11
EP89200909A EP0392092B1 (en) 1989-04-11 1989-04-11 Method of preparing light-sensitive silver halide emulsions

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02293838A JPH02293838A (ja) 1990-12-05
JP2835636B2 true JP2835636B2 (ja) 1998-12-14

Family

ID=8202361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2096147A Expired - Fee Related JP2835636B2 (ja) 1989-04-11 1990-04-10 感光性ハロゲン化銀乳剤の製造方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0392092B1 (ja)
JP (1) JP2835636B2 (ja)
DE (1) DE68918267T2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0517961B1 (en) * 1991-06-11 1998-03-25 Agfa-Gevaert N.V. Method of preparing light-sensitive silver halide emulsions
EP0528476B1 (en) * 1991-08-15 1997-03-05 Agfa-Gevaert N.V. Method of preparing a silver halide light-sensitive photographic material
EP0649051A1 (en) * 1993-09-16 1995-04-19 Agfa-Gevaert N.V. Preparation method of silver bromide or silver bromoiodide light-sensitive emulsions and material comprising said emulsions
US5476761A (en) * 1993-09-16 1995-12-19 Agfa-Gevaert, N.V. Preparation method of regular silver (halide) bromide or silver bromoiodide light-sensitive emulsions and material comprising said emulsions
US6312882B1 (en) * 1994-04-06 2001-11-06 Agfa-Gevaert Silver halide emulsions comprising tabular crystals, emulsions and the processing thereof
EP0677773A1 (en) * 1994-04-06 1995-10-18 Agfa-Gevaert N.V. Silver halide emulsions comprising tabular crystals, and the processing thereof
EP0682287B1 (en) * 1994-05-09 2000-08-16 Agfa-Gevaert N.V. Preparation method of silver halide light-sensitive emulsions comprising silver halide crystals rich in chloride
EP0698817A1 (en) 1994-08-22 1996-02-28 Agfa-Gevaert N.V. Assortment of silver halide photographic industrial X-ray films and method of processing said assortment
EP0754964A1 (en) * 1995-07-18 1997-01-22 Agfa-Gevaert N.V. Silver halide photographic materials comprising silver bromide or bromoiodide emulsions having triangular tabular grains
US5733715A (en) * 1995-07-18 1998-03-31 Agfa-Gevaert, N.V. Silver halide photographic materials comprising silver bromide or bromoiodide emulsions having triangular tabular crystals
US5840474A (en) * 1995-10-02 1998-11-24 Agfa-Gevaert, N.V. Preparation method for (100) tabular silver halide grains rich in chloride in silica sol as binder
EP0767400A1 (en) * 1995-10-02 1997-04-09 Agfa-Gevaert N.V. Preparation method for (100) tabular silver halide grains rich in chloride in silica sol as binder
EP0794456B1 (en) 1996-03-07 2003-01-29 Agfa-Gevaert Method of reproducing an electronically stored medical image on a light-sensitive photographic material

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3895950A (en) 1971-05-12 1975-07-22 Agfa Gevaert Ag Photographic material with improved antistatic properties
US4001022A (en) 1975-08-13 1977-01-04 Minnesota Mining And Manufacturing Company Photographic materials comprising developer layers and binders comprising silica sol

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1364027A (fr) * 1963-05-06 1964-06-19 Kodak Pathe Procédé pour améliorer la perméabilité aux bains de traitement des émulsions à liant en majeure partie hydrophobe et produits obtenus
GB1276912A (en) * 1968-09-05 1972-06-07 Agfa Gevaert Ag Process for the preparation of silver halide emulsions

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3895950A (en) 1971-05-12 1975-07-22 Agfa Gevaert Ag Photographic material with improved antistatic properties
US4001022A (en) 1975-08-13 1977-01-04 Minnesota Mining And Manufacturing Company Photographic materials comprising developer layers and binders comprising silica sol

Also Published As

Publication number Publication date
DE68918267T2 (de) 1995-03-02
JPH02293838A (ja) 1990-12-05
DE68918267D1 (de) 1994-10-20
EP0392092B1 (en) 1994-09-14
EP0392092A1 (en) 1990-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2835636B2 (ja) 感光性ハロゲン化銀乳剤の製造方法
JP3426042B2 (ja) 迅速処理に使用できる写真感光性材料
JP3190478B2 (ja) 平板状ハロゲン化銀粒子の製造法
JPH05204068A (ja) 感光性ハロゲン化銀乳剤の製造方法
JP3042712B2 (ja) セレン及びイリジウムドープした乳剤
JP2613428B2 (ja) 色残りの少ない高感度ハロゲン化銀写真感光材料
JP2838563B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH06208194A (ja) ゼラチンを含有する記録材料の製造方法
JP2520600B2 (ja) 保存安定性のよいハロゲン化銀写真感光材料の製造方法
JPH07199390A (ja) 写真要素及び写真方法
JP3288852B2 (ja) 各種の処理用途に好適な工業用放射線写真用ハロゲン化銀写真材料
JP3150478B2 (ja) 好適な像色調及び表面まぶしさを有するx線ハロゲン化銀写真材料
JPH07191424A (ja) レギュラー臭化銀又は臭沃化銀感光性乳剤の製造法及び前記乳剤を含有する材料
JP2873852B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP3138545B2 (ja) 写真ハロゲン化銀材料
JP2934607B2 (ja) 三角形平板状粒子を有する臭化銀又は臭沃化銀乳剤を含有するハロゲン化銀写真材料
JP2660509B2 (ja) ハロゲン化銀乳剤及びそれを用いたハロゲン化銀写真感光材料
JPS6052417B2 (ja) 写真感光材料
JPH06332125A (ja) 前硬化ハロゲン化銀写真工業用x線フィルムの処理方法
JPS6046415B2 (ja) ハロゲン化銀写真乳剤
JP3200716B2 (ja) 白黒ハロゲン化銀写真感光材料及びその処理方法
JPH035572B2 (ja)
JPH0990537A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料及び画像形成方法
JPH1039444A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料及び画像形成方法
JPH01216341A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees