JP2834943B2 - 直流モータ制動制御回路 - Google Patents

直流モータ制動制御回路

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JP2834943B2
JP2834943B2 JP4205477A JP20547792A JP2834943B2 JP 2834943 B2 JP2834943 B2 JP 2834943B2 JP 4205477 A JP4205477 A JP 4205477A JP 20547792 A JP20547792 A JP 20547792A JP 2834943 B2 JP2834943 B2 JP 2834943B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、直流モータ制動制御
回路に関し、特にたとえばVTRのキャプスタンモータ
として用いられる直流モータの制動動作を制御する、直
流モータ制動制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の直流モータの制動制御技術として
は、1992年4月8日付で出願公開された特開平4−
106752号1987年1月27日付で出願公開さ
れた特開昭62−18654号、および実開昭61−1
95796号等がある。第1従来技術(特開平4−10
6752号)では、図2に示すように、位相が90°ず
れた2相の周波数発電機(以下、単に「FG」とする)
を有し、この2相のFGの位相関係が崩れたところ、す
なわちたとえば図2に示すようにキャプスタンモータの
回転方向が逆となってFG2のパルスが変化したところ
でそのFG2の立ち下がりに対応させて制動パルスが落
とされる。また第2従来技術(特開昭62−1865
4号)では、1相のFGを用いて、そのFGパルス周期
を計測して制動パルスを出力した後、FGパルス周期が
直前のFGパルス周期より短くなったときに制動パルス
が落とされる。さらに、第3従来技術では、、モータの
回転速度に比例して出力されるFGパルスをリトリガブ
ルモノマルチバイブレータに入力することにより、FG
パルスが所定幅以上になった時点で制御パルス(制動パ
ルス)を停止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】第1従来技術の方法で
は、FGが2つ必要となるため、FGアンプやその他の
構成にかなりのコストがかかってしまう。また、第2従
来技術の方法では、モータが僅かに反転したところで制
動パルスを落とすため、慣性でモータが逆方向に回り過
ぎる可能性があり、テープたるみ等の問題が発生するば
かりでなく、特にVTRの間欠スロー制御のような高い
精度を必要とする制御には不適当である。さらに、第3
従来技術の方法では、常に一定のFGパルス幅で制動パ
ルスの印加が停止されるため、テープの巻位置,負荷変
動等の影響により、最適な制動パルスが常に得られると
は限らない。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、安
価に高精度の制御ができる直流モータ制動制御回路を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、直流モータ
を停止させるときに直流モータに制動パルスを印加する
制動パルス発生手段を備える直流モータ制動制御回路に
おいて、制動パルスが印加された後に直流モータの周波
数発電機から出力される第1パルスの周期と、第1パル
スの直前に出力される第2パルスの周期とに基づいて直
流モータの予測停止時間を演算する演算手段をさらに設
け、制動パルス発生手段は、演算手段からの演算データ
に応じたパルス幅を有する制動パルスを発生するように
したことを特徴とする、直流モータ制動制御回路であ
る。
【0006】
【作用】たとえば、制動パルスの前縁以後、つまり制動
パルスの後に出力される第1FGパルスの周期を計測し
て第1の計測データとする。そして、第1FGパルスの
直前の第2FGパルスの周期を計測して第2の計測デー
タとする。この第1の計測データおよび第2の計測デー
タに基づいて演算手段が直流モータの予測停止時間を演
算する。この演算手段による演算データによって制動パ
ルスの後縁が規定され、結果的に制動パルス発生手段
その演算データに応じたパルス幅を有する制動パル
スを発生する。これによって、1相のFGを用いるだけ
で、直流モータを正確に停止することができる。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、1相のFGを用いる
だけで直流モータを正確に停止することができるので、
精度のよい制動制御が安価に実現できる。この発明の上
述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参
照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかと
なろう。
【0008】
【実施例】図1を参照して、この実施例の直流モータ制
動制御回路10はキャプスタンモータ12の制動動作を
制御するものであり、FG14を含む。FG14から出
力されるFGパルスはFGアンプ16で増幅されて、速
度制御回路18およびパルス幅計測回路20に入力され
る。速度制御回路18は速度制御信号を出力して、制動
パルス発生回路22から出力される制動パルスとともに
キャプスタンモータ12の制動動作を制御する。パルス
幅計測回路20には制動パルス発生回路22から出力さ
れる制動パルスも入力される。そして、パルス幅計測回
路20では、図2に示す3つのパルス幅データt1,t
2およびt3が計測される。t1は制動パルスが立ち上
がってからいくつめかのFGパルスが入力されるまでの
時間である。そして、t2はそのFGパルスからその次
のFGパルスが入力されるまでの時間すなわちパルス周
期である。また、t3はさらに上述の次のFGパルスの
周期である。このうち、データt1およびt2は計測デ
ータ格納ブロック24に格納される。そして、計測デー
タ格納ブロック24からt1およびt2が、パルス幅計
測回路20からt3がそれぞれ制動パルス幅演算回路2
6に入力される。
【0009】キャプスタンモータ12に制動パルス発生
回路22から制動パルスが印加されると、キャプスタン
モータ12は図2に示すようにほぼ直線的に速度を落と
す。制動パルス幅演算回路26では、速度が落ちたキャ
プスタンモータ12が停止するまでの予測停止時間Tb
が演算によって求められる。すなわち、たとえばVTR
の間欠スロー再生あるいは通常再生から静止画再生への
移行時において、制動パルスをキャプスタンモータ12
に印加するときには立ち上がりのタイミングは通常テー
プパターン上に記録されたコントロールパルスより所定
時間遅らせたタイミングであるが、このパルスを立ち下
げるタイミングが制動パルス幅演算回路26で導き出さ
れる。
【0010】制動パルスが立ち上がってから変化するキ
ャプスタンモータ12の速度をv、時間をt、制動パル
スが立ち上がるまでのキャプスタンモータの回転速度を
v0とすると、制動パルス立ち上がりからキャプスタン
モータ12の停止までの速度と時間の関係を係数aを用
いて数1のように表すと、テープの移動量から数2が導
き出される。
【0011】
【数1】
【0012】
【数2】
【0013】このことから、係数aは数3で表される。
【0014】
【数3】
【0015】キャプスタンモータ12が停止するときは
v=0であるから、数1より数4が導き出される。
【0016】
【数4】
【0017】したがって、求める予測停止時間Tbは数
5で表される。
【0018】
【数5】
【0019】制動パルス幅演算回路26では、この数5
で表される式を入力されるt1,t2およびt3に基づ
いて演算し、その演算結果を制動パルス発生回路22に
入力する。制動パルス発生回路22は制動パルスを立ち
上げてから予測停止時間Tb後に制動パルスを立ち下げ
る。これによって、制動パルスの幅が最適なパルス幅と
なって、キャプスタンモータ12は正確に停止する。な
お、図2の場合、時間t3が第1パルスの周期であり、
t2が第2パルスの周期である。
【0020】なお、t3以後のFGパルス周期t4(図
示せず)を用いて、数5におけるt1,t2およびt3
をそれぞれt1+t2,t3およびt4に置き換えて再
度演算を行って先に求めたデータとの平均をとればさら
に精度の高い演算結果となる。そして、この作業の繰り
返しが多ければ多いほど精度は高くなっていく。FGパ
ルスが次々と入力されるくる場合は、上述の方法で、精
度の高い制動パルスを作成することができる。しかし、
NTSC方式のEPモード(長時間モード)で記録され
たテープを間欠スロー再生する場合や、キャプスタンモ
ータのFGの着磁数が少なくて十分にFGパルスが入力
されない場合など、たとえば制動パルスの立ち上がりか
ら1つしかFGパルスが入力されない場合がある。この
場合、以下に示す方法で制動パルス幅を求める。
【0021】図3に示すように、制動パルスが立ち上が
る直前のFGパルス入力から制動パルスが立ち上がるま
での時間t10と制動パルスが立ち上がってから最初に
入力されるFGパルスまでの時間t11とを制動パルス
幅演算回路26に入力する。そして、このFGパルスの
周期t12をパルス幅計測回路20で計測して制動パル
ス幅演算回路26に入力する。制動パルス幅演算回路2
6では、制動パルスが立ち上がってからキャプスタンモ
ータ12が停止するまでの予測停止時間Tbが求められ
る。このとき、キャプスタンモータ12の減速直線式は
先の数1で表される。したがって、テープ移動量の関係
から数6の関係が成り立つ。
【0022】
【数6】
【0023】このことから、減速直線の係数aは数7に
示すように求められ、キャプスタンモータ12が停止す
るときには、先の数4のようになることから、予測停止
時間Tbは制動パルス幅演算回路26において数8に示
すような式によって求められる。
【0024】
【数7】
【0025】
【数8】
【0026】この予測停止時間Tbに基づいて制動パル
ス発生回路22が正確に制動パルスを立ち下げる。こ
図3の場合、時間t12が第1パルスの周期であり、時
間t10+t11が第2パルスの周期である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1実施例におけるFGパルスと制動パルスお
よびモータ回転速度との関係を示すタイミング図であ
る。
【図3】図1実施例におけるFGパルスと制動パルスお
よびモータ回転速度との別の場合の関係を示すタイミン
グ図である。
【図4】従来のモータ制動制御の様子を示すタイミング
図である。
【符号の説明】
10 …直流モータ制動制御回路 12 …キャプスタンモータ 14 …FG 20 …パルス幅計測回路 22 …制動パルス発生回路 24 …計測データ格納ブロック 26 …制動パルス幅演算回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流モータを停止させるときに前記直流モ
    ータに制動パルスを印加する制動パルス発生手段を備え
    る直流モータ制動制御回路において、 前記制動パルスが印加された後に前記 直流モータの周波
    数発電機から出力される第1パルスの周期と、前記第1
    パルスの直前に出力される第2パルスの周期とに基づい
    て前記直流モータの予測停止時間を演算する演算手段
    さらに設け、前記制動パルス発生手段は、前記演算手段
    からの演算データに応じたパルス幅を有する制動パルス
    を発生するようにしたことを特徴とする、直流モータ制
    動制御回路。
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