JP2834827B2 - 熱収縮性被覆材の加熱溶着装置 - Google Patents

熱収縮性被覆材の加熱溶着装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,集中冷暖房配管,弧状錐進配管,特殊なガ
スや電力配管などの管の外周に,現地や工場において熱
収縮性被覆材を加熱溶着するための熱収縮性被覆材の加
熱溶着装置に関する。
〔従来の技術〕
従来この種の配管に,外周に樹脂被覆層を持ったライ
ニング管が使用されている。このライニング管は通常,
その端部を溶接接合するために裸管としており,従って
管を溶接接合した後,その接合部の裸管上に被覆を行う
必要がある。従来この被覆を行うには,バーナーで被覆
部外面を予熱し,管外面に,内面に加熱溶着性の接着層
を備えた熱収縮性被覆材(例えば熱収縮チューブ,熱収
縮シート,熱収縮テープ等)を取付け,その被覆材を外
面からバーナーで加熱し,収縮させて管外面に密着さ
せ,更にその後,再び前記被覆材をバーナーで後加熱
し,管外面に接触している接着層を十分昇温,溶融させ
且つ管本体も十分昇温させ被覆材の管に対する接着を完
全にするという方法が取られていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし,かかる方法では被覆材の熱収縮のための加熱
及び管外面への溶着のための管の予熱,後加熱に,高温
の炎による局部的な加熱しかできないバーナーを利用し
ているので,全体を均一に加熱することが極めて困難で
あり,作業に熟練を要するという問題があった。
また,後加熱は被覆材外面からバーナーで行っている
ため,熱伝導の悪い被覆材を通してその内面の接着層及
び管本体を加熱しなければならず,加熱に時間がかかっ
たり,また,高温の炎によって被覆材表面を劣化させる
等の問題もあった。更に,バーナー使用禁止の場所(ト
ンネル内など)では施工できないという問題もあった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので,バー
ナーを使用することなく,管外面に取付けた熱収縮性被
覆材を容易に均一に加熱して収縮させ且つ管外面に良好
に溶着させることのできる熱収縮性被覆材の加熱溶着装
置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成すべくなされた本発明は,熱収縮性被
覆材を取付けた管を包囲するように取付可能な炉外装材
であって,非導電性材料で形成されると共に断熱材層を
備えた炉外装材と,該炉外装材内に配置され,前記管を
包囲する形状の誘導加熱コイルであって通電時に自身が
発熱して昇温し放熱する誘導加熱コイルを有し,該誘導
加熱コイルは前記被覆材に面する側の面に,遠赤外線を
発生する遠赤外線発生層又は輻射率を向上させる輻射向
上層を有することを特徴とする熱収縮性被覆材の加熱溶
着装置を要旨とする。
ここで,前記誘導加熱コイルは,炉内温度が軸方向の
中央部で高く両端方向に向かって低くなるような温度分
布を生じさせるように設計しておくことが好ましい。
〔作用〕
本発明は上記した構成であるので,管外面に熱収縮性
被覆材を取付けた後,その周囲に本発明の加熱溶着装置
を取り付けると,熱収縮性被覆材の周囲に,自身が発熱
して放熱可能な誘導加熱コイルが位置することとなり,
その誘導加熱コイルに通電すると,誘導加熱コイル自身
が発熱して昇温し,輻射及び空気を介した伝熱によりそ
の内側にある被覆材を加熱する。また,同時に誘導加熱
コイルが被覆材内の管自体を誘導加熱し昇温させる。こ
れにより,被覆材は内外面から効果的に加熱され,熱収
縮して管外面に密着する。更に,熱収縮した被覆材が管
外面に接触すると,その最内層の接着層が管外面で加熱
されて溶融し管外面に溶着する。かくして,管外面に取
付けた熱収縮性被覆材を加熱収縮させて管外面に密着さ
せると共に接着固定させることができる。
ここで,誘導加熱コイルの発熱温度,管の誘導加熱温
度は電気的に制御可能であるので,熟練を要することな
く被覆材及び管外面を所望の温度にでき,かつ,容易に
良好な施工が可能となる。また,誘導加熱コイルの昇温
温度及び管外面温度は,従来のバーナーの炎に比べては
るかに低いので,被覆材を劣化させることがない。更
に,バーナーを使用しないので,使用場合に制限が少な
い。
また,断熱材層を備えた炉外装材が被覆材及び誘導加
熱コイルを包囲して炉空間を形成するので,熱効率が良
く,しかも,屋外で使用した場合に雨や風の影響を無く
すことができる。更に,炉外装材は非導電性材料で構成
されるため誘導加熱されることがなく,この点からも熱
効率が良い。更に,誘導加熱コイルに遠赤外線発生層又
は輻射向上層を設けているので,誘導加熱コイルが被覆
材に遠赤外線を放射するか,或いは輻射を効率良く行う
ことができ,被覆材を敏速に加熱できる。
なお,誘導加熱コイルの特性を,炉内温度が軸方向の
中央部で高く両端方向に向かって低くなるような温度分
布を生じさせるように設計しておくと,被覆材を加熱し
て熱収縮させる際,中央部がまず熱収縮して管外面に密
着し,次いで徐々にその両側が収縮して密着する。この
ため,管外面と被覆材との間の空気が自動的に押し出さ
れ,管外面と被覆材との間に気泡が残らず,被覆材を良
好に管外面に接着させることができる。
〔実施例〕
以下,図面に示す本発明の好適な実施例を詳細に説明
する。
第1図は本発明の一実施例による熱収縮性被覆材の加
熱溶着装置の概略斜視図,第2図はその加熱溶着装置を
矢印II−II方向に見た下面図,第3図はその断面図であ
る。第1図〜第3図において,全体を参照符号1で示す
加熱溶着装置は,熱収縮性被覆材を取付ける管2を包囲
するように取付可能な炉外装材3を有している。この炉
外装材3は管2に対して容易に取付けたり,取り外した
りすることができるよう二つ割り構造となっており,互
いに連結するためのフランジ4を備えている。炉外装材
3は非導電性材料で形成されており,その内面には適当
な断熱材5が取付けられている。
炉外装材3内には,炉外装材3を管2に取付けた時に
その管をらせん状に包囲する形状の誘導加熱コイル7が
適当な支持部材8によって取付けられている。この誘導
加熱コイル7も炉外装材3と同様な二つ割り構造となっ
ており,個々に分割された誘導加熱コイル7の両端には
銅板等の接続端子9が設けられている。誘導加熱コイル
7は通電時に管2を誘導加熱するのみならず,自身が発
熱して管外面に取付けている被覆材を外面から輻射加熱
することができるものであり,管2を所望温度に誘導加
熱する際に,自身も所望温度に昇温しうるよう抵抗値
(断面積)が定められている。この誘導加熱コイル7の
断面は特に限定されるものではないが,第4図に示すよ
うに,放熱面が大きくなるように偏平な形状とすること
が好ましい。その外周の被覆材に面する側の面には,遠
赤外線を発生する材料,例えば,ジルコニア(ZrO2)や
チタニア(TiO2)を溶射したり,塗布することによって
遠赤外線発生層10を形成したり,輻射率を向上させる耐
熱塗料等を塗布,コーティングすることによって輻射向
上層を形成している。誘導加熱コイル7は内部に流体通
路7Aを備えており,冷却用の流体例えば空気を流しうる
構成としている。各誘導加熱コイル7の流体通路7Aはそ
の端部にまで開口しており,上下の誘導加熱コイル7を
突き合わせた時に互いに連通するようになっている。な
お,第5図に示すように,誘導加熱コイル7の流体通路
7Aを端部で閉じておき,上下の誘導加熱コイル7の流体
通路を可撓性のチューブ11で接続する構成としてもよ
い。
炉外装材3内に配置される誘導加熱コイル7は,炉内
温度が軸方向の中央部で高く両端方向に向かって低くな
るような温度分布を生じさせるように設計されている。
次に,上記構成の加熱溶着装置1を用いて被覆材を管
外面に加熱溶着させる方法を,管の溶接接合部を例にと
って説明する。
第6図は被覆材を取り付けるべき管の溶接接合部を示
すものであり,2は鋼管等の管,12はその上に予め形成さ
れていた樹脂皮膜,例えばポリエチレン皮膜である。管
2の外周面は被覆材を良好に接着しうるように清浄にさ
れている。また,必要に応じ適当なプライマーを塗布し
ておいてもよい。まず,管2の外面に熱収縮性被覆材13
を取付ける。ここで使用する被覆材13としては,チュー
ブの形態であってもよいし,或いはシート状,テープ状
等であってもよい。チューブの形態の被覆材13を用いる
場合には,そのチューブを単に管2にはめるのみでよ
い。シート状或いはテープ状の被覆材を用いる場合に
は,シート或いはテープを管2に巻き付ける。
熱収縮性被覆材13の材料としては,熱収縮性の樹脂材
料を適宜選択して使用でき,例えば,架橋ポリエチレン
を挙げることができる。被覆材13の内面には加熱溶融性
樹脂からなる接着層が設けられている。
次に,第7図に示すように,管2の周囲に加熱溶着装
置1を,誘導加熱コイル7の軸線方向の中心が被覆材13
の中心にほぼ一致するように取付ける。
次いで,誘導加熱コイル7に対する通電を開始する。
すると,誘導加熱コイル7が昇温し被覆材13を輻射熱に
よって加熱すると共に炉内空間も加熱する。また,同時
に管2も誘導加熱し昇温させる。この場合,炉内及び被
覆材13は中央部が高温になる。なお,誘導加熱コイル7
の表面に遠赤外線発生層10(第4図参照)を設けておく
と,遠赤外線が放射され,被覆材13を敏速に加熱するこ
とができる。
誘導加熱コイル7で加熱された被覆材13は中央部より
収縮を開始し管外面に密着し,両端に及んでいく。この
ため,管外面と被覆材13との間の空気が中央から両端に
追い出され,管外面と被覆材13との間に気泡が残ること
がない。
被覆材13が収縮して管外面に密着すると,被覆材13の
外面から与えられる熱及び管外面から与えられる熱によ
って,被覆材13の最内層の接着層が溶融し,加熱されて
いる管外面との濡れが良くなる。また,被覆材13と皮膜
12との接触部も,被覆材13の外面からの加熱及び管2か
ら皮膜12を通した加熱により,加熱され,溶融する。そ
の後,誘導加熱コイル7への通電を切ると,温度が下が
り,被覆材13はその下の管2外面或いは皮膜12の外面に
良好に溶着する。かくして,完全に接着した皮膜が形成
される。
以上の操作において,誘導加熱コイル7による被覆材
13の加熱温度,管2の加熱温度は,誘導加熱コイル7へ
の印加電流,印加電圧,印加時間等によって定まるの
で,これらを適当に調整することにより,容易に所望の
温度とすることができ,熟練を要することなく,良好な
被覆材の加熱溶着が可能である。誘導加熱コイル7自体
の温度が高くなり過ぎる場合には,誘導加熱コイル7内
に冷却流体を流すことにより,調整すればよい。
なお,上記実施例による加熱溶着装置では被覆材の外
面からの加熱に誘導加熱コイル7のみを利用している
が,本発明はこの場合に限らず,必要に応じ他のヒータ
ー例えば抵抗ヒーター等を併用してもよい。また,上記
実施例では,誘導加熱コイル7を炉外装材3にあらかじ
め取付けており,炉外装材3を管2の外周に取付けると
同時に誘導加熱コイル7が管の周囲に配置される構成と
しているが,本発明はこの構成に限らず,誘導加熱コイ
ルと炉外装材とを分離可能な構造としておき,最初に誘
導加熱コイルを管外周に配置し,その後その周囲に炉外
装材を配置しうる構成としてもよい。
〔発明の効果〕
以上に示した本発明装置によれば,次のような効果が
得られる。
(1) 管外面に被覆材を取付け,その上に誘導加熱コ
イルを備えた加熱溶着装置をセットした後は,単に誘導
加熱コイルへの通電によって被覆材を内外面から加熱
し,その被覆材の熱収縮及び被覆材の管外面への溶着を
行うことができ,操作が簡単である。
(2) 温度制御が容易であるので,作業者の熟練を要
することなく,良好に接着した皮膜を形成することがで
きる。
(3) 管自体を誘導加熱により発熱させるので,被覆
材の裏面の接着層を敏速に加熱溶融させることができ,
また,被覆材表面を従来のバーナーのように劣化させる
ことがない。
(4) 断熱材層を備えた非導電性材料からなる炉外装
材で,被覆材及び誘導加熱コイルを覆っているため,外
部への放熱を抑制して熱効率を高めることができ,ま
た,雨や風の影響を受けることがなく,現場においても
良好に施工できる。
(5) 誘導加熱コイルに遠赤外線発生層又は輻射向上
層を設けているので,誘導加熱コイルが被覆材に遠赤外
線を放射するか,或いは輻射を効率良く行うことがで
き,被覆材を敏速に加熱できる。
(6) バーナーのように炎を使用しないので,使用場
所の制限が少ない。
(7) なお,実施例に示したように,誘導加熱コイル
を,炉内温度が中央部で高く両端方向に向かって低くな
るような温度分布を生じさせるように設計しておくと,
被覆材の収縮時に中央から収縮が進み管外面との間の空
気を追い出すことができ,気泡の残らない良好な皮膜を
形成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による熱収縮性被覆材の加熱
溶着装置の概略斜視図,第2図はその加熱溶着装置を矢
印II−II方向に見た下面図,第3図はその断面図,第4
図は誘導加熱コイルの断面図,第5図は誘導加熱コイル
の接続部の構造の1例を示す断面図,第6図は管の溶接
接合部に被覆材を取付けた状態を示す断面図,第7図は
被覆材を取付けた管に加熱溶着装置をセットした状態を
示す概略断面図である。 1……加熱溶着装置,2……管,3……炉外装材,4……フラ
ンジ,5……断熱材,7……誘導加熱コイル,8……支持部
材,9……接続端子,10……遠赤外線発生層,12……皮膜,1
3……被覆材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大和田 豊 神奈川県川崎市川崎区殿町2丁目8番3 号 第一高周波工業株式会社技術部内 (56)参考文献 特開 昭61−100438(JP,A) 実開 昭60−50483(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 63/00 - 63/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱収縮性被覆材を取付けた管を包囲するよ
    うに取付可能な炉外装材であって,非導電性材料で形成
    されると共に断熱材層を備えた炉外装材と,該炉外装材
    内に配置され,前記管を包囲する形状の誘導加熱コイル
    であって通電時に自身が発熱して昇温し放熱する誘導加
    熱コイルを有し,該誘導加熱コイルは前記被覆材に面す
    る側の面に,遠赤外線を発生する遠赤外線発生層又は輻
    射率を向上させる輻射向上層を有することを特徴とする
    熱収縮性被覆材の加熱溶着装置。
  2. 【請求項2】前記誘導加熱コイルは,炉内温度が軸方向
    の中央部で高く両端方向に向かって低くなるような温度
    分布を生じさせるように設計されていることを特徴とす
    る請求項1記載の熱収縮性被覆材の加熱溶着装置。
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