JP2832036B2 - 移動農機における作業機昇降装置 - Google Patents

移動農機における作業機昇降装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、乗用田植機等の移動農機に係り、詳しくは
油圧バルブ装置を操作レバーにて手動操作すると共に作
業機に備えた感知手段に基づき自動制御してなる移動農
機における作業機昇降装置に関する。
(ロ) 従来の技術 一般に、乗用田植機は、手動操作位置及び自動位置に
操作し得る昇降操作レバーを備えており、該レバーの手
動操作にて植付装置を昇降制御し、かつ該レバーの自動
位置にて、植付クラッチを接続して植付装置を作動する
と共に植付装置のフロートに作用する土圧を感知して適
正植付位置になるように植付装置を自動昇降制御する。
従来、移動農機例えば乗用田植機の作業機昇降装置
は、第7図(a),(b)に示すように、操作レバー20
のシフトパターンを、上げ位置U、固定位置N、下げ位
置D及び自動位置Aの各位置にて構成し、また油圧バル
ブ装置11が、U′,R,N′にて構成される手動部分M及び
d,r,uにて構成される自動部分Aにおいてそれぞれ別個
に各切換え位置を有すると共に、手動の上げ位置U′と
自動の上げ位置uを両端に位置するように配列してい
る。更に、前記操作レバー20に連結されたカムプレート
12は、ロッド39、プレート40、プレート連動アーム42に
植設されたピン42a、プレート連動アーム42、プレート
連動アーム42に植設されたピン42b及び制御アーム13を
介して、油圧バルブ装置11に連結・連動するように構成
されている。また、前記操作レバー20に固設されたブラ
ケット20aと前記ピン42aとの間にはトグルスプリング60
が張設されている。
そして、オートリフト機構により植付装置を上限まで
上昇するか、又は前記操作レバー20を固定位置Nより上
げ位置Uへ操作し、植付装置が上限まで上昇すると、植
付昇降リンクのロアリンクにより、オートリターン機構
を構成するリンク装置(図示せず)が作動し、該リンク
装置がプレート連動アーム42における回動支点43の図中
左方に作用して該プレート連動アーム42を時計方向に回
動する。これにより、前記ピン42aがプレート40に設け
られた長孔34上端に当接して該プレート40を押し上げ、
ロッド39及びカムプレート12を介して前記操作レバー20
を固定位置Nへ操作すると共に、前記ピン42bが制御ア
ーム13を時計方向に回動して該制御アーム13を固定位置
N′に操作する。その際、前記ピン42aはトグルスプリ
ング60により前記長孔34上端に付勢されており、従って
該長孔34内において遊びが発生することはなく、また該
トグルスプリング60の付勢力は前記プレート連動アーム
42の時計方向への回動を補助する方向に働いており、前
記油圧バルブ装置11内部の摩擦抵抗等に基づく該バルブ
装置11の作動不良等を防止すると共に、操作レバー20が
ロッド39の押上げ力により回動して、トグルスプリング
60が死点越えした後は、該スプリング60の付勢力により
操作レバー20はガイオ溝の固定部N用の段部(第5図参
照)に導かれる(特開昭62−178818号参照)。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 ところで、上述した従来の油圧制御装置は、オペレー
タが操作レバー20を、例えば下げ位置Dから固定位置N
まで操作する際、トグルスプリング60を伸長させなけれ
ばならず、該スプリング60は、上述したようにオートリ
ターン時の戻し力を付勢するために比較的強いばねから
なる関係上、操作の障害となって操作性の悪化を招き、
また操作レバー20がオートリターン機構により上げ位置
Uより固定位置Nへ操作される際、前記トグルスプリン
グ60の張力により急激な操作となる等の不具合を生じて
しまう。
そこで、本発明は、上述トグルスプリングをなくすこ
とにより、上述課題を解消した移動農機における作業機
昇降装置を提供することを目的とするものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例
えば第1図及び第6図を参照して示すと、走行機体
(5)に、作業機(10)を油圧シリンダ装置(19)にて
昇降自在に支持すると共に、該油圧シリンダ装置(19)
を油圧バルブ装置(11)にて制御し、更に該油圧バルブ
装置(11)を操作レバー(20)にて手動操作すると共に
作業機(10)に備えた感知手段(24)に基づき自動制御
してなる移動農機(1)において、固定部材(35)に、
前記操作レバー(20)を連結したプレート(12)を回動
自在に支持すると共に、前記油圧バルブ装置(11)に連
動するアーム(42)を回動自在に支持し、そして前記プ
レート(12)とアーム(42)とを第1のロッド(39)及
び第1の遊び機構(34),(42a)を介して連結し、ま
た前記プレート(12)の所定位置と、前記アーム(42)
における前記回動支点(43)に対して前記ロッド(39)
との連結点の反対側の所定位置とを、第2のロッド(1
6)及び第2の遊び機構(18),(50)を介して連結
し、前記操作レバー(20)の手動操作位置(U),
(N)にあっては、前記第1及び第2の遊び機構(3
4),(42a),(18),(50)の遊び機能を互いに打消
して限定運動伝達機構(6)となし、かつ前記操作レバ
ー(20)の自動制御位置(D),(A)にあっては、前
記第1及び第2の遊び機構(34),(42a),(18),
(50)を機能して前記感知手段(24)に基づき前記油圧
バルブ装置(11)を制御し得るように構成したことを特
徴とする。
(ホ) 作用 以上構成に基づき、移動農機(1)のオペレータが、
操作レバー(20)を、例えば手動固定位置(N)から手
動上昇位置(U)へ操作すると、プレート(12)を介し
て第1のロッド(39)が下方へ作動すると共に、第2の
ロッド(16)が上方へ作動し、それぞれ第1の遊び機構
(34),(42a)及び第2の遊び機構(18),(50)を
介してアーム(42)を反時計方向へ回動する。その際、
第1の遊び機構(34),(42a)及び第2の遊び機構(1
8),(50)が互いにそれぞれの遊び機能を打消すこと
により、前記第1のロッド(39)及び第2のロッド(1
6)は限定運動伝達機構(6)を構成しており、従って
前記アーム(42)が油圧バルブ装置(11)を所定状態に
切換え、そして該油圧バルブ装置(11)の作動に基づ
き、作業機(10)を所定位置へ上昇する。
また、移動農機(1)のオペレータが、前記操作レバ
ー(20)を、例えば手動上昇位置(U)から手動固定位
置(N)へ操作すると、該操作レバー(20)の回動と一
体にプレート(12)が時計方向へ回動し、第1のロッド
(39)が上方へ作動すると共に第2のロッド(16)が下
方へ作動し、それぞれ第1の遊び機構(34),(42a)
及び第2の遊び機構(18),(50)を介してアーム(4
2)を反時計方向へ回動する。その際、第1の遊び機構
(34),(42a)及び第2の遊び機構(18),(50)が
互いにそれぞれの遊び機能を打消すことにより、前記第
1のロッド(39)及び第2のロッド(16)は限定伝達機
構(6)を構成している。
更に、移動農機(1)のオペレータが、前記操作レバ
ー(20)を、例えば手動固定位置(N)から自動操作位
置(D)又は(A)へ操作すると、第1のロッド(39)
が更に上方へ作動すると共に第2のロッド(16)が更に
下方へ作動し、それぞれ第1の遊び機構(34),(42
a)及び第2の遊び機構(18),(50)を介して前記ア
ーム(42)を時計方向へ回動する。その際、第1のロッ
ド(39)は大きく上方に移動するのに対し、第2のロッ
ド(16)は回動の下死点近傍を移動することにより、そ
の上方向の移動量は少なく、第1の遊び機構(34),
(42a)及び第2の遊び機構(18),(50)が機能し、
これにより油圧バルブ装置(11)を感知手段(24)に基
づき制御し、作業機(10)の所定位置への昇降制御を行
うことが可能となる。
なお、カッコ内の符号は、図面を参照するためのもの
であるが、何等構成を限定するものではない。
(ヘ) 実施例 以下、図面に沿って、本発明の実施例について説明す
る。
乗用田植機1は、第6図に示すように、前輪2及び後
輪3により支持されている走行機体5を有しており、該
走行機体5にはその前輪前方部分にエンジン49が搭載さ
れていると共に、前後輪の中間部分即ち機体重心部分に
シート46を位置するように運転席47が配設されている。
更に、走行機体5の後方には植付昇降リンク8を介して
植付装置10が昇降自在に支持されており、該植付装置10
にはロータリ植付杆からなる多数の植付杆21…、フロー
ト24及びマット苗を縦方向に2枚半載置し得る長い苗の
せ台45が備えられている。また、走行機体5における前
部ミッションケース26と植付昇降リンク8に固設された
ブラケット27との間には油圧シリンダ装置19が配設され
ており、後述する油圧バルブ装置11による油圧シリンダ
装置19の伸縮に基づき、植付装置10が昇降作動する。
また、第2図及び第6図に示すように、運転席47には
そのシート46側方に昇降操作レバー20及び感度調節レバ
ー65が配設されており、そしてステップ前部にサイドク
ラッチペダル22が配設されている。操作レバー20はカム
プレート12に設けられたピン33に機体左右方向揺動自在
に支持されており、かつカムプレート12はシート支柱35
の側方に突出しているピン36に回転自在に支持されてい
る。更に、該カムプレート12には操作レバー20の各位置
での動きを規制する規制面b,e,f,g及び後述する植付ク
ラッチを断接するクラッチ操作面a,bを構成するカム面
が一部共用して連続して形成されている。また、支柱35
にはカムアーム37が回転自在にかつスプリング50に付勢
されて支持されており、該アーム37には前記カムプレー
ト12の規制面に圧接する位置決め用ローラ37aを有し
て、カムプレート12の位置を規制している。即ち、操作
レバー20の上げ位置Uにてローラ37aが規制面bに係合
し、同様に、固定位置Nにて規制面eに(第3図参
照)、下げ位置Dにて規制面fに(第4図参照)、自動
位置Aにて規制面gにそれぞれローラ37aが位置する。
一方、第1図(a),(b)及び第2図に示すよう
に、カムプレート12の第2図中左側部分には第1のロッ
ド39を介してプレート40が連結されており、該プレート
40には第1の遊び機構を構成する長孔34が設けられてい
る。また、支柱35にはプレート連動アーム42がピン43に
て回転自在に支持されており、該アーム42の先端ピン42
aが前記長孔34に係合していると共に、その他端に第1
の遊び機構を構成するピン42bが植設されている。ま
た、シート支柱35にはロータリスプールバルブからなる
油圧バルブ装置11が設置されており、そのスプールと一
体の軸11aに長孔13aを有する制御アーム13が固定されて
いると共に、該軸11aに回動自在に支持されたアーム38
(第4図参照)には、感知手段24を構成する感知ロッド
(図示しない)がリンク装置(図示しない)を介して連
結されている。また、前記カムプレート12の第2図中右
側部分にはピン30が溶着されており、該ピン30にはL形
プレート15が割ピン32にて機体前後方向回動自在に取付
けられており、該割ピン32とL形プレート15との間には
振動防止用のOリング31を介在している。そして、L形
プレート15には第2のロッド16がダブルナット41にて支
持されており、該ロッド16はダブルナット41にて任意の
長さに調整し得る。更に、第2のロッド16の他端には、
プレート17が溶着されており、該プレート17には長孔18
が設けられている。該長孔18には、プレート連動アーム
42に設けられたピン50が貫通して第2の遊び機構を構成
しており、また該ピン50は前記プレート17とプレート連
動アーム42とを上下方向移動可能に連結している。ま
た、前記ピン50はプレート連動アーム42の回動支点とな
るピン43より第2図中右方に位置しており、かつ該ピン
50はワッシャ51を介してスナップピン52にて抜き止めさ
れている。
なお、第2図ないし第4図において、62は後述するガ
イド溝を有するガイドカバーである。
そして、操作レバー20は、第5図に示すように、ガイ
ドカバー62のガイド溝62aに沿って、上げ位置U、固定
位置N、下げ位置D及び自動位置Aに切換え制御され、
かつ油圧バルブ装置11の制御アーム13は、第2図に示す
ように上げ位置(範囲)U′、アンダーラップR、固定
位置(範囲)N′、下げ自動範囲d、アンダーラップ位
置(範囲)r及び自動上げ位置(範囲)uに切換え制御
される。また、第5図中65は感度調節レバーであり、ワ
イヤを介して植付装置10のセンサフロート24部分の感度
調節装置に連結していると共に、ガイドカバー62のガイ
ド溝62bに沿って高感度(軟圃場)位置Hと低感度(硬
圃場)位置Lに亘って多段階に切換えられる。
本実施例は、以上のような構成よりなるので、第3図
に示すように操作レバー20が固定位置Nにあると、カム
プレート12、第1のロッド39を介してプレート40に設け
られた長孔34がその上端部にピン42aを当接して該ピン4
2aの上方への移動を阻止すると共に、第2のロッド16を
介してプレート17に設けられた長孔18がその上端部にピ
ン50を当接して該ピン50の上方への移動を阻止してお
り、従って前記第1のロッド39、第2のロッド16、カム
プレート12及びプレート連動アーム42は4節リンク装置
からなる限定運動伝達機構6を形成している。また、制
御アーム13は前記プレート連動アーム42のピン42bによ
りその回動を阻止されて固定位置N′にあって、油圧バ
ルブ装置11はホールド状態にあり、従って油圧シリンダ
装置19はそのままの状態に保持され、植付装置10は固定
状態にある。この際、操作レバー20はガイド溝62aのN
位置にあり(第5図参照)、また位置決め用ローラ37a
がカムプレート12の規制面eに位置して、カムプレート
12従って操作レバー20を固定位置Nに位置決めしてい
る。更に、図示しない植付クラッチ連動アームのローラ
は、カムプレート12のランド部aに位置しており、植付
クラッチは切断状態にある。
この状態から、第2図に示すように、乗用田植機1の
オペレータが、操作レバー20を上げ位置Uに操作する
と、カムプレート12が反時計方向へ回動し、第1のロッ
ド39を介してプレート40の長孔34がその上端部にてピン
42aを下方へ移動すると共に、第2のロッド16を介して
プレート17の長孔18がその上端部にピン50を当接した状
態で上方へ移動し、限定運動伝達機構を保持した状態で
プレート連動アーム42を反時計方向へ回動する。する
と、ピン42bを介して制御アーム13が反時計方向へ回動
し、該制御アーム13を上げ位置U′に位置させ、これに
より油圧バルブ装置11はポンプからの圧油を油圧シリン
ダ装置19に圧送して該シリンダを伸長し、植付装置10を
上昇する。この際、位置決め用ローラ37aがカムプレー
ト12の規定面bに係合し、操作レバー20を上げ位置Nに
位置決めしている。また、植付クラッチ連動アームのロ
ーラはカムプレート12のランド部aに位置し、植付クラ
ッチは切断状態にある。
また、第4図に示すように、乗用田植機1のオペレー
タが、操作レバー20を下げ位置Dに操作すると、カムプ
レート12が時計方向へ回動し、第1のロッド39を介して
プレート40の長孔34が上方へ移動し、その上端部に当接
していたピン42aは該長孔34の範囲内において上下動自
在となると共に、第2のロッド16を介してプレート17の
長孔18が下方へ移動し、該長孔18上端に当接するピン50
を下方へ押し下げる。すると、ピン42bを介して制御ア
ーム13が時計方向へ回動し、該制御アーム13は下げ位置
dにあって、油圧バルブ装置11は油圧シリンダ装置19内
の油を排出して該シリンダを収縮し、植付装置10を下降
する。この状態で、感知手段24を構成するフロートが圃
場面に接して、該圃場面からの土圧を受けて上方へ回動
すると、該動きが感知手段24を構成する感知ロッド及び
リンク装置を介してアーム38に時計方向の動きとして伝
えられ、該アーム38に、制御アーム13の長孔13aに位置
するプレート連動アーム42のピン42bが当接し、該アー
ム42と前記制御アーム13は一体に回動する自動制御状態
となる。そして、フロート24に適当な土圧が作用する適
正植付位置に至ると、プレート連動アーム42及び制御ア
ーム13が自動部分Aのアンダーラップ位置rになり、油
圧シリンダ装置19はその状態に保持され、植付装置10は
適正植付位置にて停止する。この際、位置決め用ローラ
37aはカムプレート12の規制面fに位置して操作レバー2
0を下げ位置Dに位置決めし、また植付クラッチ連動ア
ームのローラはカムプレート12のランド部aに位置して
植付クラッチは切断状態にある。
更に、第4図に示すように、乗用田植機1のオペレー
タが、操作レバー20を自動位置Aに操作すると、プレー
ト40は更に上方へ移動してその長孔34は更に上方へ移動
し、かつプレート17が更に下方へ移動してその長孔18は
更に下方へ移動し、それぞれ長孔34,18に基づくプレー
ト連動アーム42の回動範囲も更に時計方向側にずれる。
従って、該アーム42とピン42bを介して連動している制
御アーム13の回動範囲は自動上げ位置Uを含むように規
定される。この状態では、前記感知手段24を構成するフ
ロートに作用する土圧に基づき、前記感知ロッド及びリ
ンク装置を介して油圧バルブ装置11が制御される。この
際、位置決め用ローラ37aはカムプレートの規制面gに
係合して、操作レバー20を自動位置Aに位置決めし、ま
たクラッチ連動アームのローラがカムプレート12のラン
ド部aから外れて凹部bに係合して植付クラッチをつな
ぎ、植付杆21を作動する。
(ト) 発明の効果 以上説明したように、本発明によると、操作レバー
(20)を連結したプレート(12)と油圧バルブ装置(1
1)に連動するアーム(42)とを、第1のロッド(39)
及び第1の遊び機構(34),(42a)を介して、かつプ
レート(12)における回動支点(43)に対して第1のロ
ッド(39)との連結点の反対側において、第2のロッド
(16)及び第2の遊び機構(18),(50)を介して連結
するように構成したので、操作レバー(20)の手動操作
位置(U),(N)においては、第1及び第2の遊び機
構(34),(42a),(18),(50)の遊び機能を互い
に打消し、これにより操作レバー(20)にてアーム(4
2)を強制的に作動することができ、油圧バルブ装置(1
1)を操作レバー(20)の動きに正確に同調させること
ができる。また、操作レバー(20)の自動操作位置
(D),(A)においては、第1及び第2の遊び機構
(34),(42a),(18),(50)を機能して、感知手
段(24)に基づき油圧バルブ装置(11)を自動制御する
ことができる。
特に、操作レバー(20)が、自動操作位置(D)にあ
る際、第2のロッド(16)がその作動軌跡の最下端に位
置するように構成すると、手動操作位置(U),(N)
と自動操作位置(D),(A)との切換ポイントの設定
を正確にかつ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る作業機昇降装置を示す側面図、第
2図(a)はその第2のロッド及び第2の遊び機構を示
す側面図、第2図(b)はその正面図、第3図はその操
作レバーの固定位置における状態を示す側面図、第4図
はその操作レバーの下げ位置及び自動位置における状態
を示す側面図、第5図はガイドカバーを示す平面図、第
6図は本発明を適用し得る乗用田植機を示す全体側面
図、第7図(a)は従来の作業機昇降装置を示す側面
図、第7図(b)はその正面図である。 1……移動農機、5……走行機体、6……限定運動伝達
機構(4節リンク装置)、10……作業機(植付装置)、
11……油圧バルブ装置、12……プレート(カムプレー
ト)、16……第2のロッド、18……第2の遊び機構(長
孔)、19……油圧シリンダ装置、20……操作レバー(昇
降操作レバー)、24……感知手段、34……第1の遊び機
構(長孔)、35……固定部材(シート支柱)、39……第
1のロッド、42……アーム(プレート連動アーム)、42
a……第1の遊び機構(ピン)、43……回動支点(ピ
ン)、50……第2の遊び機構(ピン)、U……手動操作
位置(上げ位置)、N……手動操作位置(固定位置)、
D……自動制御位置(下げ位置)、A……自動制御位置
(自動位置)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行機体に、作業機を油圧シリンダ装置に
    て昇降自在に支持すると共に、該油圧シリンダ装置を油
    圧バルブ装置にて制御し、更に該油圧バルブ装置を操作
    レバーにて手動操作すると共に作業機に備えた感知手段
    に基づき自動制御してなる移動農機において、 固定部材に、前記操作レバーを連結したプレートを回動
    自在に支持すると共に、前記油圧バルブ装置に連動する
    アームを回動自在に支持し、そして前記プレートとアー
    ムとを第1のロッド及び第1の遊び機構を介して連結
    し、 また前記プレートの所定位置と、前記アームにおける前
    記回動支点に対して前記ロッドとの連結点の反対側の所
    定位置とを、第2のロッド及び第2の遊び機構を介して
    連結し、前記操作レバーの手動操作位置にあっては、前
    記第1及び第2の遊び機構の遊び機能を互いに打消して
    限定運動伝達機構となし、かつ前記操作レバーの自動制
    御位置にあっては、前記第1及び第2の遊び機構を機能
    して前記感知手段に基づき前記油圧バルブ装置を制御し
    得るように構成してなる、 移動農機における作業機昇降装置。
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