JP2831299B2 - 複数の物品を取り上げる方法及び該方法を実施するための物品取上げ装置 - Google Patents

複数の物品を取り上げる方法及び該方法を実施するための物品取上げ装置

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JP2831299B2
JP2831299B2 JP7139497A JP13949795A JP2831299B2 JP 2831299 B2 JP2831299 B2 JP 2831299B2 JP 7139497 A JP7139497 A JP 7139497A JP 13949795 A JP13949795 A JP 13949795A JP 2831299 B2 JP2831299 B2 JP 2831299B2
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G59/00De-stacking of articles
    • B65G59/02De-stacking from the top of the stack
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の物品を取り上げ
る方法、特に、物品を傾けるための傾動手段と傾けられ
た物品を受け取るように該物品の下方へ向かって伸長可
能な受取り手段とを備える物品取上げ装置を用いて複数
の物品を取り上げる方法、並びに該方法を実施するため
の物品取上げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置は、例えば商品棚の操作又
はデパレタイジングのための自動化された倉庫に適用さ
れる。この種の装置は、多種多様な物品を、一部は大量
の物品を確実かつ迅速に取り扱うことができなければな
らない。
【0003】EP 548 545及びDE 1 907
109には、この種の周知の装置が記載されている。こ
れらの装置は傾動機構と受取り機構を持っている。傾動
機構によって、取り上げようとする物品はまずわずかに
持ち上げられ、その下に受取り機構がその土台を延ばす
ことができるようになる。それから物品は受取り機構の
上に載せられ、装置全体は今載せられた物品と共に物品
領域から後退する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の装置の速度は
限られている。最適化された受取り機構を使用すると、
この装置は1時間当り220〜250個程度の物品とい
う典型的な作動頻度に達することができる。しかし実際
にはもっと高い頻度が望ましい。
【0005】本発明の目的は、費用の増大を招くことな
く周知のものよりも作業効率を向上させることのでき
る、複数の物品を取り上げる方法及び該方法を実施する
ための物品取上げ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前述の
目的の一方は、物品を傾けるための傾動手段と傾けられ
た物品を受け取るように該物品の下方へ向かって伸長可
能な受取り手段とを備える物品取上げ装置を用いて複数
の物品を取り上げる方法であって、周期的に実行される
第I段階と第II段階とを備えており、第I段階の間、
傾動手段は次の物品の場所に位置して該物品を傾け、こ
れと同時に受取り手段が引っ込み、前回の第II段階で
受取り手段上に載せられている先の物品は受取り手段か
ら他の場所に移されるべく受取り手段によって引渡しス
テーションへ向かう第1の方向に移動され、第II段階
の間、受取り手段は次の物品を受け取るように前回の第
I段階中に傾けられている次の物品の下方に向かって第
1の方向とは反対の方向へ伸長される方法によって達成
される。
【0007】本発明の複数の物品を取り上げる方法によ
れば、周期的に実行される第I及び第II段階において
傾動手段と受取り手段とを互いに独立して作動させる、
すなわち、取り上げられた先の物品を受取り手段が搬出
している間に、傾動手段はすでに次の物品を傾けて取り
上げる準備をすることができる。従って、設備装置にか
かる費用を増大させることなく処理速度を向上させて作
業効率の改善を図ることが可能になる。
【0008】本発明による方法の好ましい特徴によれ
ば、第I段階の間、取り上げるべき物品を傾ける前に該
物品の位置が傾動手段の測定装置によって測定されるの
がよい。これにより、傾動機構は物品を傾ける前にその
位置を測定して対象物品の正確な位置を知ることがで
き、しかも、第I段階においてこの測定のための十分な
時間を確保することができる。
【0009】本発明による方法の他の好ましい特徴によ
れば、取り上げるべき物品は、引渡しステーションから
中間保管手段上に移されて一時的に保管されると共に、
中間保管手段上に一時的に保管された物品がいくつかま
とめて搬送装置に移されるのがよい。これにより、中間
保管手段に対しては物品を高頻度で送り込むと共に、こ
の中間保管手段からは適宜、例えば取上げ装置が新たな
取上げ場所に移動しなければならないときに一度に多く
の物品を運び出すことができ、設備全体の性能を更に向
上させることができる。
【0010】又、本発明によれば、前述の目的の他方
は、前述した本発明の複数の物品を取り上げる方法を実
施するための物品取上げ装置であって、取り上げるべき
物品を傾けるための傾動手段と、傾動手段から独立して
引渡しステーション(27)へ向かう第1の方向に移動
自在であると共に、傾けられた物品を受け取るように該
物品の下方に向かって伸長可能な受取り手段と、受取り
手段に連結されており、前述の受け取られた物品を受取
り手段上で保持して移動させるように該物品上に上方か
ら下降自在である保持手段とを備えている物品取上げ装
置によって達成される。
【0011】本発明による物品取上げ装置によれば、受
取り手段に連結されて傾動手段から独立して移動自在な
保持手段を備えており、この保持手段が受取り手段上に
物品を保持すべく働くため、受取り手段はその保持動作
を傾動手段とは全く関係なく実現し得、傾動手段及び受
取り手段間における互いに独立した動作をより簡単かつ
確実にすることができる。
【0012】本発明による装置の好ましい特徴によれ
ば、受取り手段及び保持手段が共通の駆動装置によって
駆動されるのがよい。これにより、全体コストを低く抑
えることができる。
【0013】本発明による装置の他の好ましい特徴によ
れば、傾動手段は、取り上げるべき物品の位置を測定す
ると共に該物品の後方にある物品を押圧すべく構成され
た測定装置と、取り上げるべき物品の前面に当接して該
物品を傾けるように作用する傾動アームとを含んでいる
のがよい。
【0014】本発明による装置の更に他の好ましい特徴
によれば、複数の物品を一時的に保管するための中間保
管手段を備えており、受取り手段上に受け取られて移動
された物品は引渡しステーションにおいて中間保管手段
上に移されるのがよい。
【0015】本発明による装置の更に他の好ましい特徴
によれば、中間保管手段上から移された物品を搬送する
搬送装置を備えているのがよい。
【0016】本発明による装置の更に他の好ましい特徴
によれば、搬送装置が物品取上げ装置の底部に配置され
ており、中間保管手段が受取り手段と搬送装置との間で
鉛直方向に移動自在であるのがよい。
【0017】本発明の更なる適用、利点、及び好ましい
実施は、添付の図面に基づいて下記の説明から明らかに
なる。
【0018】
【実施例】本装置の基本的な構造を図1に示す。この装
置はレール2の上を走行できる運搬装置1を含む。この
運搬装置1は走行部3を有し、この上に高さが例えば2
〜6メートルの塔4が取り付けられている。塔4には、
三つのユニットが互いに上下に重なって取り付けられ、
これらは互いに独立して垂直方向に動くことができる。
すなわち、最上のユニットは傾動手段としての傾動機構
5、その下のユニットは受取り手段としての受取り機構
6、そして最下のユニットは中間保管手段としての中間
貯蔵台7である。以下に、これらのユニットの構造及び
機能を更に説明する。
【0019】運搬装置1の下のレール2の間にはコンベ
ヤ・ベルト8があり、これによって運搬装置1からデパ
レットされた物品を運び出すことができる。
【0020】この装置の制御は特にコンピュータが担当
し、このコンピュータを例えば分散ユニットとして運搬
装置のハウジング9の中に収納することができる。
【0021】運搬装置の最も重要な部分を図2に拡大し
て示す。
【0022】傾動機構5は水平に配置されたアーム10
を含み、このアームは1本のレール11を有し、水平駆
動部12で動く。これに対する代替実施例として、伸縮
自在入れ子式の傾動機構5(受取り機構6についても同
様)にすることもできる。
【0023】アーム10のヘッドには測定装置13が配
置されており、この測定装置はその下にある物品の位置
を確かめることができる。これは特に、周知の光学的方
法、例えばレーザを使用する方法によって行われる。更
に、アーム10のヘッドの領域には傾動アーム14が具
備され、この機構は、適切な駆動部によってアーム10
に対して水平及び垂直に動くことができる。図2ではこ
の駆動部からは垂直駆動部16とレール15だけが見え
るだけで、水平駆動部も似たように構成されている。こ
れらの(例えば、圧気、液圧、又は電気を使用する)駆
動部は当業者には周知であるため、ここでは詳しく言及
しない。
【0024】測定装置13の前面には一つのプレート1
7が配置されている。このプレート17は図示されてい
ない駆動部によって下方に出される。
【0025】傾動機構の下方に受取り機構6がある。こ
れは第2アーム20の上に静止しており、このアームは
1本のレール28を有し、水平駆動機構29で動き、こ
れによってアーム10と同様に水平に動くことができ
る。このアームの前方の物品側端部にはコンベヤ・ベル
ト21が装備され、このベルトは駆動されてローラ22
の上を動く。アーム20の上方には更に、保持手段とし
ての保持機構23〜25があり、この機構は昇降装置2
6によってアーム20に対して垂直に動くことができ
る。保持機構の前部材には保持部25が設けられてお
り、これはロッド24を通じて保持機構の後部材23と
結合されている。
【0026】ロッド24は側方に設けられ、これにより
保持部25と傾動アーム14とは、以下に述べるその動
きを妨害されることはない。
【0027】受取り機構6のそばの側方に引渡しステー
ションを構成する放出装置27があり、この装置によっ
て受取り機構6の上の適切な位置にある物品をコンベヤ
・ベルト21から中間貯蔵台7の上に送ることができ
る。
【0028】中間貯蔵台7はわずかに傾斜して配置され
たコンベヤ・ベルト30から成り、このコンベヤ・ベル
ト30はフレーム31に固定されている。フレーム31
は図示されていない垂直駆動機構を通じて塔4と結合し
ている。
【0029】本発明による装置の操作を図3から図16
に従って説明する。これらの図において実行される動き
がある場合には矢印によって示されている。
【0030】図3は、揃えられた集積物品35の三つの
物品A、B、Cのための取上げ手順を開始するときの装
置を示す。取上げ手順を開始する前に、運搬装置がレー
ル2の上を受取り機構6が最初に取り上げるべき物品A
の理論的位置の前に来るように動かさなければならな
い。受取り機構6がそのすぐ下にある物品の上表面のほ
ぼ上に来るように受取り機構6を垂直方向に位置付け
る。測定装置13が物品Aの上側よりも確実に高くなる
ように傾動機構5の高さを設定する。
【0031】それから、傾動機構5を物品に向かって押
し出し、物品Aの正確な位置を測定装置13で測定す
る。それから、必要な場合には運搬装置1又は傾動機構
5の位置を修正する。同時に受取り機構6をわずかに出
しておくこともできる。
【0032】そして、図4に示すように物品Aの背後に
ある物品Dの上に測定装置13を押し付ける。傾動アー
ム14を、これが物品Aの前面の上部領域に接触するよ
うに下方及び前方に押し出す。それから、図5に示すよ
うにこれを再び持ち上げて、これによって物品Aの前面
に更に押し付ける。こうすることにより、傾動アーム1
4と物品表面との間の付着摩擦によって上向き方向の垂
直成分を有する力が物品Aに作用し、この力は物品の後
部上縁の回りの傾動運動を起こさせる。物品Dの上を押
し付けてこれを保持している測定装置13によって、物
品Aが後方にずれる可能性が避けられる。最大付着摩擦
力をできるだけ大きくする目的で測定装置及び傾動アー
ムは特にゴム又はこれと類似の物質で被覆されている。
【0033】図6に示すように、いったん物品Aが傾動
されて持ち上げられると受取り機構6が押し出され、こ
れによって受取り機構6の前端部はコンベヤ・ベルト2
1で物品Aの下に入る。これと同時にコンベヤ・ベルト
は、ベルトの上側に受取り機構6の押し出し速度と同じ
であるが逆方向である速度が生じて物品Aに対して静止
しているように駆動される。
【0034】図7では取上げ過程が更に進んでいる。受
取り機構6が物品Aの隙間に入るとすぐに傾動アームは
不必要となり、後退して上方に動かすことができる。受
取り機構がその最大延長状態に達すると保持機構25が
上から物品Aの上に下降してこれを保持する。ここで、
測定装置13を持ち上げることによって物品Dが解放さ
れる。
【0035】ここでコンベヤ・ベルトは停止したまま
で、受取り機構6は物品Aと共に後退する(図8)。こ
れと同時に運搬装置は、次に取り上げるべき物品Bの予
測位置に向かって横方向に動かされる。測定装置13は
この物品Bに上に導かれてその正確な位置を測定する。
【0036】それから測定装置は、物品Bの背後にある
物品Eの上に下降してこれを保持する。傾動アーム14
は再び下降して物品Bの上前面を押し付けて持ち上げ、
これによって物品Bの傾動を起こさせる(図9)。傾動
機構5が既に物品Bを取り扱っている間に、受取り機構
6は物品Aが放出装置27のそばに来るようになるまで
後退される。物品Aがその引渡し位置に達するとすぐに
保持部25は持ち上げられ、放出装置27は物品Aを中
間貯蔵台7の上に押し出す。
【0037】ここで、受取り機構6は再び伸びて、持ち
上げられた物品Bの下に入る(図10)。傾動アーム1
4は再び後退して上方に移動する。受取り機構6が物品
の下の隙間に完全に入るとすぐに保持部25が下降して
物品は保持される。測定装置13は持ち上げられる(図
11)。
【0038】次のステップ(図12)では、最も後ろの
物品列にある物品Cを取り上げなければならない。この
ために運搬装置1は、受取り機構6が物品Cの前に来る
ようにレール2の上を走行する。これと同時に物品Bを
引渡し位置に移動して、そこでこの物品を中間貯蔵台7
の上に押し出す。物品Aをわずかに下方に動かして物品
Bのために場所を作るために中間貯蔵台7のコンベヤ・
ベルト30を駆動する。これと同時に測定装置13を物
品Cの上に動かし、その位置を測定する。それから、プ
レート17を物品Cの背後で下方に延ばす。傾動アーム
14は物品Cの前面に押し付けられる。この際、プレー
ト17による背面保持によって物品が後方へずれること
を防止する。
【0039】ここで(図13)、物品Cは傾動アーム1
4の持ち上げによって傾けられる。これと同時に、測定
装置13及び傾動機構5全体は、物品Cの上側と測定装
置13との間に保持部25が入り込む十分な場所ができ
るようにわずかに持ち上げられる。受取り機構6は押し
出されて物品Cをつかむ。傾動アーム14及びプレート
17は上昇する。
【0040】それから次のステップで他の集積物品が取
り扱われると仮定する。従って、傾動機構5並びに受取
り機構6は後退する(図14)。こうして物品Cは引渡
し位置に達し、保持要素25は持ち上げられる。ここで
放出装置27が作動して物品Cを中間貯蔵台7の上に押
しやる(図15)。中間貯蔵台7のコンベヤ・ベルト3
0が稼働して物品Cのための場所を作る。これと同時に
次に取り扱うべき集積物品に向かって運搬装置1が横に
移動し、傾動機構5は該当する作業高さに運ばれる。
【0041】物品Cが中間貯蔵台7の上に置かれるとす
ぐに中間貯蔵台は運搬装置の底部領域に移行する(図1
6)。そこでコンベヤ・ベルト30が稼働して、物品を
コンベヤ・ベルト8に引き渡す。この引渡しは運搬装置
がまだ動いている間でも行うことができる。物品が中間
貯蔵台7を離れたら、中間貯蔵台7を再び受取り機構6
の方に移行させることができる。
【0042】物品Cを中間貯蔵台7に引き渡した後に受
取り機構6も同じく次の集積物品を取り扱うための作業
高さに運ばれる。
【0043】運搬装置が次の集積物品(図示せず)の位
置に到達するとすぐに、傾動機構5を次の物品を傾動さ
せるために延ばすことができる。
【0044】要約すれば、傾動機構5及び受取り機構6
は互いに完全に独立して稼働すると言うことができる。
受取り機構がまだ最初の物品の搬出にあたっている間に
傾動機構は既に次の物品に向けられてその物品の位置を
測定し、これを持ち上げる。これによって、図3から図
5、図8、図9及び図12に例示するように、作業段階
Iにおいては、物品は傾動機構5によって測定されると
共に傾動され、先に取り上げた物品が存在するならばこ
れを受取り機構6から搬出する。図6及び図10に図示
されている作業段階IIにおいては、傾動機構5によっ
て持ち上げられた物品の下に受取り機構6が入る。複数
の物品を取り上げる際には、装置は作業段階Iと作業段
階IIとを順次に循環して繰り返す。この際に、傾動機
構5の作業経過及び受取り機構6の作業は段階IIにお
いてのみ互いに同調しなければならない。作業段階Iに
おいては、二つの機構はその作業を本質的に互いに独立
して実施する。従って、段階Iにおいては、その都度二
つの物品が同時に処理されることが可能になる。段階I
と比較して短い段階IIにおいては、一つの物品が傾動
機構5による支配から受取り機構6による支配へと移行
される。
【0045】物品が受取り機構6から比較的迅速に中間
貯蔵台7に引き渡されることにより、能率のさらなる向
上が達成される。この引渡しの後に、受取り機構6と中
間貯蔵台7は再び互いに独立して作業することができ
る。こうして、受取り機構6が適切な作業位置に導かれ
る間(図16参照)か、又は受取り機構6が次の物品を
集積から取り出す間に、中間貯蔵台7を、例えばコンベ
ヤ・ベルト8の方に移行させることができる。
【0046】各機構5、6、7の間で2ステップあるい
は3ステップで短い引渡し時間に物品を順次に処理する
ことによって、高い並行作業性と、それに適応する例え
ば時間当り400個の物品という高い処理頻度が達成さ
れる。それでもなお、単一の作業ステップについては、
例えば物品の位置を取り上げる前の位置測定が可能であ
るような、より長い時間が確保される。こうすることに
よって、設備の信頼性と配置の良くない物品に対する設
備の許容範囲とが向上する。
【0047】平行作業を支援するために、全ての機構
(傾動機構5、受取り機構6、中間貯蔵台7)は、引渡
しを除く全ての作業を他の機構とは独立して実行するこ
とができるように構成されなければならない。従って、
受取り機構は、物品を傾動機構の助けなしに保持するこ
とができるように特に保持部25を備えている。又、全
ての機構は、夫々固有の水平又は垂直駆動部を装備して
いる。
【0048】個々の機構の間における物品の引渡しは迅
速でなければならない。示された実施例では、例えば受
取り機構6と中間貯蔵台7との間での引渡しは、物品が
押される量は受取り機構の幅のみであるから迅速であ
る。これは放出装置27によって、より迅速でより効率
的な方式で行われる。
【0049】しかし、本発明による方法は、基本的に既
存の設備における操業にも適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による物品取上げ装置の全体図である。
【図2】図1に示した装置の詳細図である。
【図3】図1に示した装置の作業段階を示す図である。
【図4】図1に示した装置の他の作業段階を示す図であ
る。
【図5】図1に示した装置の更に他の作業段階を示す図
である。
【図6】図1に示した装置の更に他の作業段階を示す図
である。
【図7】図1に示した装置の更に他の作業段階を示す図
である。
【図8】図1に示した装置の更に他の作業段階を示す図
である。
【図9】図1に示した装置の更に他の作業段階を示す図
である。
【図10】図1に示した装置の更に他の作業段階を示す
図である。
【図11】図1に示した装置の更に他の作業段階を示す
図である。
【図12】図1に示す装置の各種作業段階を示す図であ
る。
【図13】図1に示した装置の更に他の作業段階を示す
図である。
【図14】図1に示した装置の更に他の作業段階を示す
図である。
【図15】図1に示した装置の更に他の作業段階を示す
図である。
【図16】図1に示した装置の更に他の作業段階を示す
図である。
【符号の説明】
1 運搬装置 2、11、15、28 レール 3 走行部 4 塔 5 傾動機構 6 受取り機構 7 中間貯蔵台 8、21、30 コンベヤ・ベルト 9 ハウジング 10、20 アーム 12、29 水平駆動部 13 測定装置 14 傾動アーム 16 垂直駆動部 17 プレート 22 ローラ 23 後部材 24 ロッド 25 保持部 26 昇降装置 27 放出装置 31 フレーム 35 集積物品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−69455(JP,A) 特開 平6−87533(JP,A) 特開 平6−144574(JP,A) 特開 昭60−123277(JP,A) 実開 平1−99586(JP,U) 実開 昭49−52265(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 1/00 - 1/20 B65G 59/00 - 59/12

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品(A、B、C)を傾けるための傾動
    手段(5)と前記傾けられた物品を受け取るように該物
    品の下方へ向かって伸長可能な受取り手段(6)とを備
    える物品取上げ装置を用いて複数の物品を取り上げる方
    法であって、 周期的に実行される第I段階と第II段階とを備えてお
    り、 前記第I段階の間、前記傾動手段は次の物品の場所に位
    置して該物品を傾け、これと同時に前記受取り手段が引
    っ込み、前回の第II段階で前記受取り手段上に載せら
    れている先の物品は前記受取り手段から他の場所に移さ
    れるべく該受取り手段によって引渡しステーション(2
    7)へ向かう第1の方向に移動され、 前記第II段階の間、前記受取り手段は前記次の物品を
    受け取るように前回の第I段階中に傾けられている該次
    の物品の下方に向かって前記第1の方向とは反対の方向
    へ伸長されることを特徴とする前記方法。
  2. 【請求項2】 前記第I段階の間、前記取り上げるべき
    物品を傾ける前に該物品の位置が前記傾動手段の測定装
    置(13)によって測定されることを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記取り上げるべき物品は、前記引渡し
    ステーションから中間保管手段(7)上に移されて一時
    的に保管されることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 前記中間保管手段上に一時的に保管され
    た物品がいくつかまとめて搬送装置(8)に移されるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項に記載さ
    れた方法を実施するための物品取上げ装置であって、 取り上げるべき物品(A、B、C)を傾けるための傾動
    手段(5)と、 前記傾動手段から独立して引渡しステーション(27)
    へ向かう第1の方向に移動自在であると共に、前記傾け
    られた物品を受け取るように該物品の下方に向かって伸
    長可能な受取り手段(6)と、 前記受取り手段に連結されており、前記受け取られた物
    品を該受取り手段上で保持して移動させるように該物品
    上に上方から下降自在である保持手段(23〜25)と
    を備えていることを特徴とする前記物品取上げ装置。
  6. 【請求項6】 前記受取り手段及び前記保持手段が共通
    の駆動装置(28、29)によって駆動されることを特
    徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記傾動手段は、前記取り上げるべき物
    品の位置を測定すると共に該物品の後方にある物品を押
    圧すべく構成された測定装置(13)と、前記取り上げ
    るべき物品の前面に当接して該物品を傾けるように作用
    する傾動アーム(14)とを含んでいることを特徴とす
    る請求項5又は6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 複数の前記物品を一時的に保管するため
    の中間保管手段(7)を備えており、前記受取り手段上
    に受け取られて移動された物品は引渡しステーション
    (27)において前記中間保管手段上に移されることを
    特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載の装
    置。
  9. 【請求項9】 前記中間保管手段上から移された物品を
    搬送する搬送装置(8)を備えていることを特徴とする
    請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記搬送装置が前記物品取上げ装置の
    底部に配置されており、前記中間保管手段が前記受取り
    手段と前記搬送装置との間で鉛直方向に移動自在である
    ことを特徴とする請求項9に記載の装置。
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