JP2831277B2 - 回転式粉末圧縮成型機 - Google Patents
回転式粉末圧縮成型機Info
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Description
内で粉末材料を圧縮して錠剤等を成型する回転式打錠機
等の回転式粉末圧縮成型機に関する。
着された回転盤の回転に伴い、この回転盤に各臼ごとに
対応して上下方向に摺動自在に取付けられた上杵と下杵
とを、これらに対するカム手段により昇降させて、以下
の動作を営む。
臼内に粉末供給器から粉末が取込まれる。次に、この取
込まれた粉末が下杵の上昇により秤量された後、上杵と
下杵とが粉末圧縮成型位置において互いに近付く方向に
移動されることにより、臼内に取込まれた粉末材料が圧
縮成型される。この後に、上杵が上昇されて成型品から
分離される。最後に、下杵により成型品が臼内から押出
され、この後に、成型品がスクレーパに当てられて下杵
から分離されるとともに回転盤外に取出されてから、下
杵が下降されて前述の臼内への粉末の取込み動作に移行
される。そして、このような成型サイクルが回転盤の回
転により繰り返されるものである。
転盤が回転自在に取付けられる主軸を、下部主軸とこれ
から取外し可能な上部主軸とにより構成し、回転盤を下
部主軸に対して着脱自在に設けるとともに、上部主軸を
上部センタリング軸に回動自在に設けられた支持ブロッ
クで支持する構成により、回転盤を装置本体から取外し
て、各金型の交換または予め別の金型を取付けた回転盤
との交換ができる技術は、例えば特開昭53−5307
9号公報で知られている。
向に移動することにより取外して、前記公報の技術と同
様に取外された回転盤等の清掃や金型の交換等の外段取
りができる回転式粉末圧縮成型機を、本出願人は実願平
2−121178号として既に出願済みである。
向から挿脱可能であって本体フレームの上部フレームお
よび下部フレーム間に配置される回転盤ユニットを備
え、このユニットが、前記下部フレームに立てて取付け
られたサポート筒体と、このサポート筒体の中央部をそ
の上下方向に貫通して前記サポート筒体に回転自在に支
持された回転軸と、この回転軸の下部に取付けられ前記
可動フレームの挿脱に伴い回転盤駆動装置の平歯車製の
駆動歯車にその横方向から係脱される平歯車製の被動歯
車と、前記回転軸の上部外周に取付けられた回転盤と、
この回転盤の上端部に前記回転軸に回転自在に支持され
前記上部フレームに対して回り止めされる上杵案内軌道
とを有した構成を特徴としている。
る回転式粉末圧縮成型機は、本体フレームの上部フレー
ムを動かすことなく、本体フレームに対して回転盤ユニ
ットを横方向から着脱できる。それにより、上下両フレ
ーム間に渡って設けられる電気配線、空気配管或いは集
塵用配管等を、回転盤ユニットの着脱のたびにいちいち
取外したり、取付けたりする手間が不要である。したが
って、付随作業が少なく容易に回転盤ユニットを着脱で
きる点で、特開昭53−53079号公報の成型機より
優れている。
ないので、動かす機構が不要であることは勿論のこと、
剛性が高く組立てられたリジットな状態に本体フレーム
を維持できるので、成型圧力の反力を支持する性能が高
い。それにより、大きい成型圧力での圧縮成型に適する
点でも、特開昭53−53079号公報の成型機より優
れている。
21178号の出願に係る回転式粉末圧縮成型機は、回
転盤ユニットが、回転盤の他に、主軸に相当する回転
軸、回転盤を回転自在に支持するサポート筒体、この筒
体を支持する可動フレーム部等の大型で重量がある構成
を備えるため、回転盤ユニットが大形で、しかも、その
重量が大である。したがって、このユニットを本体フレ
ームに出し入れする作業に多大な操作力が必要であり、
回転盤ユニットを着脱する操作性が良くないという問題
がある。
成型にも適するとともに、本体フレームに回転盤ユニッ
トを着脱する作業性を向上できる回転式粉末圧縮成型機
を得ることにある。
に請求項1の回転式粉末圧縮成型機は、固定の下部フレ
ームおよびこの上方に配置された固定の上部フレームを
有した本体フレームと、前記下部フレーム上に突出して
設けられた主軸と、この主軸の上端に設けられた駆動力
伝達体と、前記本体フレームに対して横方向から挿脱可
能であって前記上下両フレーム間に配置される回転盤ユ
ニットと、この回転盤ユニットにその軸方向から挿脱さ
れる上下動可能な先細状テーパ部を有して、前記上部フ
レームまたは前記主軸のうちの少なくとも一方に設けら
れ、前記上下両フレーム間に配置された前記回転盤ユニ
ットを支持する回転盤支持手段とを具備し、前記回転盤
ユニットが、前記主軸の回転力を受けて回転される回転
盤と、この回転盤の上端部に回転自在に支持され前記回
転盤ユニットが前記上下両フレーム間に配置されたとき
に前記上部フレームに対して回り止めされる上杵用カム
手段と、このカム手段または前記回転盤のうちの少なく
とも一方に設けられ前記テーパ部が挿脱自在に嵌合され
るテーパ孔と、前記回転盤の下端部に設けられた駆動力
受け体とを有し、かつ、前記駆動力伝達体と駆動力受け
体のうちのいずれか一方には、その径方向またはこの方
向と平行をなして延びるとともに延び方向の端が前記駆
動力伝達体または駆動力受け体の周面に開放された少な
くとも一つの噛み合い溝部を設け、他方には、前記噛み
合い溝部にその長手方向に沿って前記開放された端を通
り横方向に出し入れ可能な少なくとも一つの噛み合い凸
部を設けたものである。また、同様の目的を課題を解決
するために、請求項2の発明は、前記噛み合い溝部と前
記噛み合い凸部との摺動を伴って前記回転盤ユニットが
横方向に挿脱されるものであることを特徴とするもので
ある。
上端の駆動力伝達体と、回転盤ユニットの駆動力受け体
とは噛み合いクラッチを形成する。本体フレームの上下
両フレーム間に回転盤ユニットが配置された状態では、
動力伝達体と駆動力受け体とが、これらの一方に形成さ
れた噛み合い溝部と他方に形成された噛み合い凸部とを
互いに嵌合して連結される。また、回転盤支持手段はそ
の先細状テーパ部を回転盤ユニットのテーパ孔に挿入し
て、本体フレーム内の回転盤ユニットを適正位置にセン
タリングして位置決めし保持する。そのため、主軸が回
転されると、駆動力伝達体と駆動力受け体とを介して回
転盤ユニットが同時に回転されて、所定の成型サイクル
が繰り返され、次々に粉末の圧縮成型品が製造される。
駆動力伝達体および駆動力受け体の径方向またはこの方
向と平行をなしている。そのため、これらの長手方向
を、回転盤ユニットが本体フレームに対して出し入れさ
れる方向に一致させた配置とすることで、前記噛み合い
クラッチの連結(噛み合い溝部と噛み合い凸部との噛み
合い)を解除しながら、回転盤ユニットを横方向に引き
出すことができる。また、この逆に横方向から本体フレ
ームに対して回転盤ユニットを挿入することにより、前
記噛み合いクラッチを連結させながら、回転盤ユニット
を本体ケース内に収めることができる。
は、本体フレームの上部フレームを、所定位置から取外
したり、回動若しくは上方へ逃がす等の手間が不要であ
る。それにより、上下両フレームに渡る電線や配管類等
をいちいち取外したり取り付けたりする手間も不要にで
きる。
はその一部をなすように設けられる駆動力受け体は備え
るが、主軸および回転盤を支持する大形な他の部品を備
えないから、部品点数が少なく構造が簡単であるばかり
でなく、この回転盤ユニットを小形かつ軽量にできる。
量であるととと相俟って回転盤ユニットの挿脱に際して
付随する作業が少ないので、本体フレームに対し横方向
からの回転盤ユニットを挿脱する作業性を向上できる。
段取りのために挿脱されるにも拘らず、本体フレームの
上部フレームが動かされることがなく、本体フレームは
剛性が高く組み立てられたリジットな状態を常に維持で
きるから、圧縮成型の際の成型圧力を反力を支持する性
能が大きい。そのため、大きい成型圧力での圧縮成型に
も適する。また、前記と同等の作用をなす請求項2の発
明においては、その回転盤ユニットを本体フレームに対
して横方向から挿脱する際に、噛み合い溝部と噛み合い
凸部との摺動を伴って行われるから、回転盤ユニットを
上下動させることなく回転盤ユニットを横方向から挿脱
できる。
施例を説明する。図1および図2は回転式粉末圧縮成形
機の一例として錠剤を製造する回転式打錠機の主要部の
構成を概略的に示す断面図である。この図1中21に示
される固定の本体フレームは、下部フレーム22と、こ
の上方に配置された上部フレーム23と、これら上下両
フレーム22、23の四隅を夫々連結した4本のフレー
ム柱24とを備えている。
ーム22上に突出される略円筒状のサポート体25がボ
ルト止めされている。下部フレーム22上にはサポート
体25の回りに位置して各種の下杵用カム手段と下杵加
圧ローラ26とが配置されている。
た溝カム状の低下器27の他、図示しない重量調節レー
ル、受け渡しレール、および突き上げレール等が用いら
れている。粉末供給位置に設けられる低下器27は後述
の下杵を下降させる。この低下器27に隣接する秤量位
置に配置されて高さ位置が適宜変更される重量調節レー
ルは、後述の臼に対する下杵の高さ位置を変える。それ
により、臼内に取込まれた粉末の充填量、言い換えれ
ば、成型品の重量が所定値に設定される。受け渡しレー
ルは重量レールに隣接して配置される。突き上げレール
は成型品の取出し位置に配置されて下杵を上昇させる。
この突き上げレールに隣接して前記低下器27が配設さ
れている。
ルと突き上げレールとの間の圧縮成型位置に設けられて
いる。なお、図1および図2中28は下杵加圧ローラ2
6の高さ位置を調節するための加圧力調節手段、29は
下杵用カム手段を支える着脱可能なカムホルダである。
通して主軸30が配置され、これはサポート体25の内
側に設けた一対の軸受31により回転自在に支持されて
いる。主軸30の下端部には被動歯車32が取付けら
れ、この歯車32はこれより小径の駆動歯車33が噛み
合わされている。駆動歯車33は図示しない減速機を介
して下部フレーム22に内蔵されたモータを備える駆動
装置(図示しない)に接続されている。
前記駆動装置の動力が駆動歯車33に供給されると、被
動歯車32が減速回転されるから、この歯車32ととも
に主軸30が回転される。なお、前記駆動装置の停止状
態において、被動歯車32は図示しない手回しハンドル
の操作に連動して手回し操作し得るようになっている。
なる段付きの穴34が形成され、その大径孔部は主軸3
0の上面に開口されている。この穴34の軸線と主軸3
0の軸線とは一致している。主軸30の上端には駆動力
伝達体35がボルト止めされている。
は平面形状が円形であるとともに、径方向に延びる一つ
の噛み合い溝部36を有している。この溝部36は、駆
動力伝達体35の上面に開放されているとともに、その
延び方向両端が駆動力伝達体35の周面に夫々開放され
ている。しかも、噛み合い溝部36の相対向する側面3
6aはテーパ面で形成され、これら側面36aの相互間
隔は溝底に向かうに従い次第に狭くなっている。
34の上端部に嵌合される嵌合凸部35aを有している
とともに、この嵌合凸部35aを貫通して前記溝底およ
び嵌合凸部35aの下面に開口される中心孔37を有し
ている。
ルばね39とが収納されている。下部位置決め筒38
は、穴34の内面に沿って軸方向に移動可能であるとと
もに、その上部外周に周方向に連続して形成された環状
鍔部38aを有している。下部位置決め筒38の移動
は、その環状鍔部38aが前記嵌合凸部35aおよび穴
34の段部34aに当接することにより制限される。下
部位置決め筒38はその上端から下端に向かうに従い次
第に先細となるテーパ孔38bを有している。このテー
パ孔38bは後述する回転盤ユニットのセンタリングを
するために設けられ、その軸線と主軸30の軸線とは一
致している。コイルばね39は下部位置決め筒38を常
に上向きに付勢している。
対応する位置には上杵加圧ローラ50が取付けられてい
る。上部フレーム23の中央部には後述する回転盤ユニ
ットを支持する回転盤支持手段51が取付けられてい
る。この支持手段51は、上部フレーム23に対してキ
ーにより回り止めされて上下方向に貫通する上部センタ
リング軸52と、中心螺孔を有しこの螺孔を上部センタ
リング軸52の上部に形成されたねじ軸部分に噛み合わ
せて設けられたウォーム歯車53と、この歯車53に噛
み合わされたウォーム54と、このウォーム54を回転
させる正逆回転可能なモータを有した駆動部55とを備
えて形成されている。上部センタリング軸52は主軸3
0の軸線上に配置されているとともに、この上部センタ
リング軸52の下端部は、先端に向かうに従い次第に先
細状をなすテーパ部52aをなしている。
動部55のモータが正転されると、それに連動してウォ
ーム54が回転されるとともにウォーム歯車53が減速
回転される。それにより、回り止めされた上部センタリ
ング軸52が、ウォーム歯車53との噛み合いを介して
下方に移動されるから、そのテーパ部52aが上部フレ
ーム23の下面から突出される。また、この逆に駆動部
55のモータが逆転されると、前記と逆に上部センタリ
ング軸52が上昇されて、そのテーパ部52aが上部フ
レーム23内に没入される。
代えて、油圧シリンダの昇降可能なピストンロッドに上
部センタリング軸52を連結して構成してもよい。ま
た、上部センタリング軸52の下端面にスラスト軸受
(図示しない)を設けてもよく、このようにすることは
後述の下部センタリング軸の上端を前記スラスト軸受で
支持できるから、前記両軸の摩耗を防止する上で好まし
い。
を出し入れするための杵操作用凹み23aが設けられて
いるとともに、これよりも下側に位置される垂直状壁面
23bにおいて一対のストッパ凸部56が突設されてい
る。図6に示されるように一対のストッパ凸部56は、
所定間隔を離れて設けられているとともに、その先端に
向かうに従い相互間隔が次第に広がるようにストッパ凸
部56の先端部は傾斜面56aを有している。
6とは、上部センタリング軸52を境として上杵加圧ロ
ーラ50と反対側に夫々設けられている。そして、同一
軸線上に配置された主軸30および上部センタリング軸
52を境として本体フレーム21の前記上下の各ローラ
26、50と反対側は、開放され、若しくは同側のフレ
ーム柱24に柱間を閉じる扉部材(図示しない)が取付
けられる場合には、この扉部材が開放されて、そこを通
して後述の回転盤ユニットの出し入れを可能としてい
る。
が成型動作を知るための各種センサその他の電気部品が
取付けられている。そして、これらの電気部品に繋がる
電気配線をはじめとして、必要に応じて設けられる空気
配管或いは集塵用配管等が上下両フレーム22、23に
渡って取付けられている。
23間には、本体フレーム21に対し横方向から回転盤
ユニット61が挿脱可能に配置されている。このユニッ
ト61は、回転盤62と、上杵用カム手段63と、駆動
力受け体64と、テーパ孔65を有した上部位置決め筒
66と、下部センタリンク軸67とを備えている。
け部68を一体に備え、この上面に対向する上杵取付け
部69を一体に備え、かつ、臼取付け部68の下面に対
向する下杵取付け部70を一体に備えている。これら各
取付け部68〜70は、いずれも回転盤62の外側に張
出すとともに、回転盤62の周方向に連続して設けられ
ている。
中心軸線を中心として描かれる同一円上に位置して装着
され、これらの臼71は前記同一円上において互いに所
定間隔離されている。上杵取付け部69には複数の上部
杵ホルダ孔72が臼71に夫々対応して設けられて、こ
れら杵ホルダ孔72には夫々上杵73が上下方向に摺動
自在に貫通されている。
孔74が臼71に夫々対応して設けられ、これら杵ホル
ダ孔74には夫々下杵75が上下方向に摺動自在に貫通
されている。各下杵75の杵先部は臼71の臼孔内にそ
の臼底をなして下方から挿入される。各下杵75は前記
低下器35等の下杵用カム手段に摺動されて昇降され
る。
採用されている。この上カム63は、その平面形状は円
形であり、外周部に全周に渡って連続する凸部からなる
カム部63aを有している。この上カム63は回転盤6
2の上端部に軸受76を介して回転自在に取付けられて
いる。上カム63は上方に突出される凸部77を有して
おり、凸部77は前記一対のストッパ凸部56間に殆ど
隙間なく入り込んでいる。これら凸部77とストッパ凸
部56との係合により上カム63の回転が妨げられてい
る。
図示しない上昇領域部および下降領域部等を有してい
る。そのため、回転盤62が回転されると静止状態に保
持された上カム63のカム部63aに上杵74が摺動し
て、上杵74が昇降されるようになっている。
央にボルト止めされている。この受け体64は図4およ
び図5に示されるように前記駆動力伝達体35よりも一
回り大きな円板形状をなし、その下面に下方に突出され
る一つの噛み合い凸部78が設けられている。噛み合い
凸部78は駆動力受け体64の径方向に延びていて、前
記噛み合い溝部36に挿脱可能に連結されるものであっ
て、その両側面78aは互いに傾斜されている。それに
より、噛み合い凸部78はその先端に向かうに従い先細
になっている。そして、この駆動力受け体64の中央部
には前記中心孔37の上端に対向する中心孔79が設け
られている。
は一種の噛み合いクラッチをなすものである。なお、互
いに嵌合される噛み合い溝部36と噛み合い凸部78と
は、夫々一つに限らず、これらに平行に夫々複数設けて
もよい。
に嵌め込んでボルト止めされている。この位置決め筒6
6はその上端から下端に向かうに従い次第に先細となる
テーパ孔65を有している。テーパ孔65には上部セン
タリング軸52のテーパ部52aが挿脱可能に嵌合され
る。テーパ孔65の軸線と主軸30の軸線とは一致して
いるとともに、このテーパ孔65の上方には上部センタ
リング軸52が対向されている。
間に設けたばね受け用の鍔部67aを境に下側が太く、
上側が細く形成されている。下部センタリング軸67
は、大径な下側軸部を中心孔79に摺動可能に挿入する
とともに、小径な上側軸部をテーパ孔65に遊挿して、
回転盤62の中央部に配設されている。
は、前記大径な下側軸部を巻装して下部センタリング軸
67を上向きに付勢するコイルばね80が設けられてい
る。下部センタリング軸67の下端部には、前記下部位
置決め筒38のテーパ孔38bに挿脱自在に嵌合される
先細状のテーパ部67bが形成されている。なお、図1
および図2中62aは下部センタリング軸67の小径軸
部が貫通されるとともに、鍔67aをその上側から支え
る仕切り壁である。
材に着脱可能に支持された粉末供給器で、その開口され
た下面は臼取付け部68の上面に接している。この供給
器89の内部には臼71内に供給される粉末が収容され
る。また、この打錠機は臼取付け部68の上面に接する
ようにして設けられる図示しないスクレーパを備えてい
る。
状態は図1に示されている。この状態では、前記噛み合
いクラッチをなす駆動力伝達体35と駆動力受け体64
とは、それらの噛み合い溝部36と噛み合い凸部78と
を噛み合わせて連結されている。そのため、主軸30に
対して回転盤ユニット61は、噛み合い溝部36と噛み
合い凸部78との長手方向に対して直角に交差する方向
に位置決めされている。
リング軸52は図1に示される下降位置、すなわち、そ
のテーパ部52aが、上部フレーム23の下面から突出
され、上部位置決め筒66のテーパ孔65に密に嵌合す
る位置に配置されている。そのため、上部センタリング
軸52により下部センタリング軸67はコイルばね80
のばね力に抗して押し下げられているから、そのテーパ
部67bは、駆動力受け体64の下方に突出されて、下
部位置決め筒38のテーパ孔38bに密に嵌合されてい
る。このとき、下部位置決め筒38はコイルばね39の
ばね力に抗して少し押し下げられている。
ット61はセンタリングされ、これらの軸芯は一致され
ている。このような組み立て状態の回転式打錠機は、そ
の回転盤62が回転されることにより錠剤を製造する。
すなわち、臼71が粉末供給位置に運ばれた際に、下杵
75が低下器27で下降されるに伴い、粉末供給器89
内の粉末が臼71内に吸い込まれる。引き続いて秤量位
置に運ばれた下杵75が重量調節レールにより上昇され
るに伴い、臼71内の余剰粉末が粉末供給器89内に吐
き出して戻され、所定量の粉末が臼71内に残される。
この秤量後に、臼71が圧縮成型位置に運ばれると、上
杵73および下杵75が上下の杵加圧ローラ50、26
により互いに近付く方向に移動されて、臼71内の粉末
材料が圧縮成型される。
から、まず、上杵73が、上カム63のカム部63aに
おける上昇領域部により上昇され、臼71外に抜き出さ
れる。次に、突き上げレールにより下杵75が上昇され
るに伴い、臼71内の成型品(錠剤)が臼71上に押し
出される。最後に、臼71が取出し位置に運ばれること
により、押し出された成型品が前記スクレーパに当たっ
て下杵75から分離されて回転盤62の外部に取出され
る。
り1回転されるごとに1成型サイクルが終了される。以
下、この成型サイクルが繰り返されて、次々に錠剤が製
造される。なお、前記製造(打錠)においては、主軸3
0に内蔵若しくは固定された駆動力伝達体35、下杵位
置決め筒38、コイルばね39、および回転盤ユニット
61の上カム63とこれに装着された上部位置決め筒6
6を除いた部分が、主軸30とともに一体に回転され
る。
盤ユニット61を上下両フレーム22、23間から取外
す手順を説明する。まず、回転盤ユニット61の取出し
方向にあって、その取出しの邪魔となる低下器27等が
載置された一部のカムホルダ29、粉末供給器89等
を、回転盤ユニット61の取出しの邪魔とならない位置
に退避させるか、若しくは取外す。また、回転盤ユニッ
ト61の取出しにあっては、下杵75がその自重で落下
するので、回転盤ユニット61を手回しして下杵着脱部
において全ての下杵75を予め取除いておく。さらに、
上杵73のうち、駆動力受け体64の噛み合い凸部78
の長手方向に対応して配置された1本ないし相隣接する
数本の上杵73を取外す。上杵73の取外しは、回転盤
ユニット61を手回しして杵操作用凹み23aにおいて
上杵73を上方に引き抜くことにより実施される。
加圧ローラ50の真下に対向配置されるように回転盤ユ
ニット61を手回しする。そうすると、前記噛み合いク
ラットの噛み合い溝部36および噛み合い凸部78の長
手方向が、回転盤ユニット61を出し入れする方向に一
致される。
とにより、その上部センタリング軸52を上昇させて、
この軸52のテーパ部52aを上部フレーム23内に没
入させる。そうすると、コイルばね39のばね力により
下部位置決め筒38が駆動力伝達体35の嵌合凸部35
aに当たるように上昇される。同時に、下部センタリン
グ軸67がコイルばね80のばね力により押し上げら
れ、その下部のテーパ部67bが駆動力受け体64の中
心孔79内に没入される。なお、この下部センタリング
軸67が最大に上昇されたときでも、その小径軸部の上
端はテーパ孔65より上方に突出されることはない。
れている。次に、本体フレーム21の横方から図示しな
いフォークリフトのフォークを差し込んで(なお、差し
込み方向は図3中矢印Eで示される。)、このフォーク
を上昇させて回転盤62をその下面から支持してから、
フォークリフトを後退させる。
に駆動力受け体64の噛み合い凸部78を駆動力伝達体
35の噛み合い溝部36に摺動させながら、図3中矢印
F方向に本体フレーム21外に引き出すことができる。
この引き出しは、噛み合い溝部36がその長手方向両端
を開放していることにより実現されるとともに、上カム
63の凸部77が一対のストッパ凸部56に邪魔される
ことなくこれらの間から抜け出すことにより実現され
る。
らの引き出しにおいて、このユニット61のみを僅かに
フォークリフトで持ち上げて、図3中矢印F方向への引
出しをしてもよい。この場合の僅かな持ち上げは、回転
盤ユニット61の上カム63の上面63bが上部フレー
ム23の下面23bとの間に隙間を設けて対向されてい
ることと相俟って、前記上杵73の取外しに伴い上杵加
圧ローラ50との間に5mm程度の隙間が確保されること
により可能である。そして、このように回転盤ユニット
61を僅かに持ち上げて引出しを行う場合には、前記噛
み合いクラッチでの摺動抵抗が消失するので、より容易
に引出し作業を行うことができる。
ユニット61を本体フレーム21にその横方向から取付
ける場合には、図示しないフォークリフトに支持された
回転盤ユニット61を、前記取出しの手順と逆の手順で
実施すればよい。
64の噛み合い凸部78の一端部を、駆動力伝達体35
の噛み合い溝部36の一端部に係合させ摺動させながら
回転盤ユニット61を挿入してもよい。或いは、噛み合
い凸部78と噛み合い溝部36との間に僅かな隙間を設
けた状態で回転盤ユニット61を挿入してから、このユ
ニット61を下げて噛み合い凸部78と噛み合い溝部3
6とを嵌合させることにより、前記噛み合いクラッチを
連結して実施することもできる。
い溝部36との嵌合により、これらの長手方向と直角に
交差する方向についての駆動力受け体64と駆動力伝達
体35とが位置決めされる。そして、既述の回転軸支持
手段51の動作により、下部センタリング軸67のテー
パ部67bが下部位置決め筒38のテーパ孔38bに嵌
合されるとともに、上部センタリング軸52のテーパ部
52aが上部位置決め筒のテーパ穴65に嵌合されるこ
とにより、主軸30に対して芯ずれすることなく回転盤
ユニット61がセンタリングされる。
れば、回転盤ユニット61の挿脱において本体フレーム
21の上部フレーム23を移動させる手間、すなわち、
所定位置から取外したり、回動若しくは上方へ逃がす等
の手間が不要である。それに伴って上下両フレーム2
2、23に渡る電線や配管類等をいちいち取外したり取
り付けたりする手間も不要である。そのため、本体フレ
ーム21に回転盤ユニット61を挿脱するに際して付随
する作業を少なくできる。
2および上カム63の他には回転盤62の一部をなすよ
うに設けられる小形の駆動力受け体64は備えるが、回
転盤62を支える軸および回転盤62を支持する他の大
形な部品を備えない構成である。そのため、回転盤ユニ
ット61の部品点数が少なく、その構造が簡単であると
ともに、それに伴って回転盤ユニット61を小形かつ軽
量にできる。
軽量であるととと相俟って回転盤ユニット61の挿脱に
際して付随する作業が少ないので、本体フレーム21に
対し横方向から回転盤ユニット61を挿脱する作業性を
向上できる。
が外段取りのために挿脱されるにも拘らず、本体フレー
ム21の上部フレーム23が動かされることがなく、本
体フレーム21は剛性が高く組み立てられたリジットな
状態を常に維持できる。したがって、前記圧縮成型の際
の成型圧力の反力を支持する性能が大きいため、小さな
成型圧力での圧縮成型は勿論のこと、大きい成型圧力で
の圧縮成型にも適する。
は、回転盤支持機構51を正転させた際には、上部セン
タリング軸52の下降に伴い、そのテーパ部72aと上
部位置決め筒66のテーパ孔65とが嵌合されるととも
に、下部センタリング軸67のテーパ部67bが下部位
置決め筒38のテーパ孔38bに嵌合されて、主軸30
に対して回転盤ユニット61がセンタリングされる。同
様に、回転盤支持機構51を逆転させた際には、上部セ
ンタリング軸52の上昇に伴い、そのテーパ部72aが
テーパ孔65から外れて上部フレーム23内に没入され
るとともに、下部センタリング軸67のテーパ部67b
がテーパ孔38bから外れて駆動力受け体64の中心孔
79内に没入される。それによりセンタリング位置に対
する回転盤ユニット61の支持が解除される。
より、主軸30に対する回転盤ユニット61のセンタリ
ングと、回転盤ユニット61に対するセンタリング位置
への支持の解除ができるから、これらの作業を容易かつ
短時間に行うことができる。そして、このことも本体フ
レーム21の横方向から回転盤ユニット61を挿脱する
作業を容易にする一因となっている。
駆動力伝達体35の噛み合い溝部36と、駆動力受け体
64の噛み合い凸部78とが、いずれも下端に向けて次
第に狭くなる両面テーパ構造をなしているから、これら
の嵌合において隙間を発生することがない。それによ
り、駆動力伝達体35から駆動力受け体68への動力を
確実に伝達できる。しかも、以上のように噛み合い溝部
36と噛み合い凸部78との間に隙間が生じないから、
前記圧縮成型に伴い回転盤62に作用する間欠的な負荷
により、前記噛み合いクラッチでの振動を生じることが
ない。そのため、前記噛み合いクラッチの損傷が少ない
ことは勿論のこと、回転盤62の振動が少いので、粉末
の秤量精度などに悪影響を与えることも少くできる。
溝部36の延び方向の開放端は両端ではなく一端であっ
てもよい。図7および図8は本発明の第2実施例の要部
を示している。この第2実施例は、噛み合いクラッチを
なす駆動力伝達体および駆動力受け体の構成、上部回転
盤支持手段51の他に下部回転盤支持手段を備える点、
および前記第1実施例で用いた下部位置決め筒38、コ
イルばね39、89、および仕切り壁62aを省略した
点のみが前記第1実施例とは異なる。それ以外の構成は
図7および図8に図示されない部分を含めて図1〜図6
に示した前記第1実施例の回転式打錠機と同じ構成であ
るので、図示されない構成については図1〜図6をもっ
て代用する。そして、図示される同一構成部分には第1
実施例と同一の符号を付して、それらの構成の説明およ
びそれに基づく作用効果の説明については省略するが、
これらの同一部分についても本実施例に係る回転式打錠
機の構成の一部をなすものである。
あるとともに、その上方に突出される一つの噛み合い凸
部136を有している。この駆動力伝達体135の中央
部には噛み合い凸部136を通る中心孔139が設けら
れている。噛み合い凸部136は駆動伝達体135の径
方向に延びていて、その両側面136aは互いに傾斜さ
れている。それにより、噛み合い凸部136はその先端
に向かうに従い先細に形成されている。そして、この駆
動力伝達体135は、主軸130の上端部に形成された
凹み134に嵌合して主軸130にボルト止めされてい
る。
端部中央にボルト止めされた駆動力受け体164は、駆
動力伝達体135よりも一回り大きな円板形状をなし、
その下面を回転盤162の下面に面一に連ねて設けられ
ている。この受け体164の中央部には前記噛み合い凸
部136に嵌合される一つの噛み合い溝部178が設け
られている。この溝部178は、駆動力受け体164の
径方向に延びていて、駆動力伝達体135の下面および
周面に夫々開放されている。
8の両端に連なる溝部162c(図8参照)が夫々形成
されている。これら溝部162cは回転盤162の下面
および周面に夫々開放されている。従って、各溝部16
2c、178は一直線状に連続して設けられている。溝
部162cの相対向する側面、および噛み合い溝部17
8の相対向する側面178aは夫々テーパ面で形成さ
れ、これらの相互間隔は溝底に向かうに従い次第に狭く
なっている。
137が設けられている。テーパ孔137の両端は駆動
力受け体164の上面と噛み合い溝部178の溝底面と
に夫々開口されているとともに、このテーパ孔137は
上端に向かうに従い先細状をしている。
が貫通されている。中心孔201の上端は前記凹み13
4の底面に開口され、下端は主軸130の下端に開口さ
れ、かつ、中間部には雌ねじ部201aが形成されてい
る。
としての下部センタリング軸202が貫通されている。
この軸202はその中間部に雌ねじ部201aに螺合す
る雄ねじ部202aを有して、上下方向に移動可能に取
付けられている。なお、その移動操作は下部センタリン
グ軸202の下端部に形成されたスパナ係合部202b
に図示しないスパナを引っ掛け、このスパナを介して下
部センタリング軸202を回転させることにより実施さ
れる。
ンタリングヘッド203が一体に設けられている。この
ヘッド203は前記中心孔139に摺動可能に嵌合され
ているとともに、その上部に前記中心孔137に挿脱可
能に嵌合される先端先細状のテーパ部203aを有して
いる。なお、以上説明した点以外の構成は前記第1実施
例と同じである。
状態は図7に示されている。この状態では、前記噛み合
いクラッチをなす駆動力伝達体135と駆動力受け体1
64とは、それらの噛み合い凸部136と噛み合い溝部
178とを噛み合わせて連結されている。そのため、主
軸130に対して回転盤ユニット161は、噛み合い溝
部136と噛み合い凸部178との長手方向に対して直
角に交差する方向に位置決めされている。
タリング軸52は図7に示される下降位置、すなわち、
そのテーパ部52aが、上部フレーム23の下面から突
出され、上部位置決め筒66のテーパ孔65に密に嵌合
する位置に配置されている。また、下部の回転盤支持手
段をなす下部センタリング軸202は図7に示される上
昇位置にあり、そのテーパ部203aが中心孔139を
貫通して上方に突出され駆動力受け体164のテーパ孔
137に密に嵌合されている。
ニット161は、上下の回転盤支持手段51、202に
よりセンタリングされ、これらの軸芯は一致されてい
る。このような組み立て状態の回転式打錠機は、その回
転盤162が1回転されるごとに1成型サイクルが実施
されて錠剤が製造される。その打錠の態様は前記第1実
施例と同じであるから、その説明は省略する。なお、前
記打錠機においては、主軸130に内蔵若しくは固定さ
れた駆動力伝達体135、下部センタリング軸202、
および回転盤ユニット161の上カム63とこれに装着
された上部位置決め筒66を除いた部分が、主軸130
とともに一体に回転される。
盤ユニット161を上下両フレーム22、23間から取
外す手順を説明する。まず、回転盤ユニット161の取
出し方向にあって、その取出しの邪魔となる低下器27
等が載置された一部のカムホルダ29、粉末供給器89
等を、回転盤ユニット161の取出しの邪魔とならない
位置に退避させるか、若しくは取外す。また、回転盤ユ
ニット161の取出しにあっては、下杵75がその自重
で落下するので、回転盤ユニット161を手回しして下
杵着脱部において全ての下杵75を予め取除いておく。
さらに、上杵73のうち、駆動力受け体164の噛み合
い凸部78の長手方向に対応して配置された1本ないし
相隣接する数本の上杵73を取外す。上杵73の取外し
は、回転盤ユニット161を手回しして杵操作用凹み2
3aにおいて上杵73を上方に引き抜くことにより実施
される。
加圧ローラ50の真下に対向配置されるように回転盤ユ
ニット161を手回しする。そうすると、前記噛み合い
クラットの噛み合い凸部136および噛み合い溝部17
8の長手方向が、回転盤ユニット61を出し入れする方
向に一致される。
ことにより、その上部センタリング軸52を上昇させ
て、この軸52のテーパ部52aを上部フレーム23内
に没入させる。また、下部センタリング軸202をスパ
ナを介して回転させ下降させて、そのセンタリングヘッ
ド203を駆動力伝達体164の中心孔139内に没入
させる。
れている。次に、本体フレーム21の横方から図示しな
いフォークリフトのフォークを差し込んで(なお、差し
込み方向は図8中矢印Eで示される。)、このフォーク
を上昇させて回転盤162をその下面から支持してか
ら、フォークリフトを後退させる。
めに駆動力伝達体135の噛み合い凸部136に駆動力
受け体164の噛み合い溝部178および回転盤162
の溝部162cに摺動させながら、図8中矢印F方向に
本体フレーム21外に引き出すことができる。この引き
出しは、相連続した各溝部178、162cがその長手
方向両端を開放していることにより実現されるととも
に、上カム63の凸部77が一対のストッパ凸部56に
邪魔されることなくこれらの間から抜け出すことにより
実現される。
からの引き出しにおいて、このユニット161のみを僅
かにフォークリフトで持ち上げて、矢印F方向への引出
しをしてもよい。この場合の僅かな持ち上げは、回転盤
ユニット161の上カム63の上面63bが上部フレー
ム23の下面23bとの間に隙間を設けて対向されてい
ることと相俟って、前記上杵73の取外しに伴い上杵加
圧ローラ50との間に5mm程度の隙間が確保されること
により可能である。そして、このように回転盤ユニット
161を僅かに持ち上げて引出しを行う場合には、前記
噛み合いクラッチでの摺動抵抗が消失するので、より容
易に引出し作業を行うことができる。
ユニット161を本体フレーム21にその横方向から取
付ける場合には、図示しないフォークリフトに支持され
た回転盤ユニット161を、前記取出しの手順と逆の手
順で実施すればよい。
164の噛み合い溝部178および回転盤162の溝部
162cを、駆動力伝達体135の噛み合い凸部136
に係合させ摺動させながら回転盤ユニット161を挿入
してもよい。或いは、両溝部178、162cと噛み合
い凸部136との間に僅かな隙間を設けた状態で回転盤
ユニット161を挿入してから、このユニット161を
下げて噛み合い溝部178と噛み合い凸部136とを嵌
合させることにより、前記噛み合いクラッチを連結して
実施することもできる。
合い凸部136との嵌合により、これらの長手方向と直
角に交差する方向についての駆動力受け体164と駆動
力伝達体135とが位置決めされる。そして、上下の回
転盤支持手段51、202によるセンタリング動作で、
上部センタリング軸52のテーパ部52aがテーパ孔6
5に嵌合されるとともに、下部センタリング軸202の
テーパ部203aがテーパ孔137に嵌合される。した
がって、主軸130に対して芯ずれすることなく、回転
盤ユニット161がセンタリングされる。
にセンタリングする場合においては、はじめに上部の回
転盤支持手段51が動作され、次に、下部の回転盤支持
手段としての下部センタリング軸202の上昇操作が実
施される。それにより、下部センタリング軸202の上
昇操作にともない回転盤ユニット161が所定高さ位置
から上方に押し上げられることを防止できる。
打錠機においても本発明の所期の目的を、前記第1実施
例と同様な理由により達成できる。しかも、この第2実
施例においても、その噛み合いクラッチの噛み合い凸部
136と噛み合い溝部178とがテーパ嵌合をするか
ら、噛み合い状態でこれらの間に隙間が形成されること
ない。それにより、動力伝達が確実に行われるととも
に、前記クラッチで振動を生じることがなく、前記クラ
ッチが耐久性に優れ、かつ、粉末の秤量精度に悪影響を
与えることもない利点がある。
162と、駆動力受け体164と、上カム63を備える
構成となり、前記一実施例で採用していた下部センタリ
ング軸およびコイルばねを省略できる。そのため、回転
盤ユニット161を、その部品点数を削減してより簡単
な構成とでき、しかも、より軽量にできる。そして、こ
の軽量化により回転盤ユニット161を本体フレーム2
1に対して横方向から挿脱する作業を、より容易に実施
させることができる。
に連続する噛み合い溝部178および溝部162cと、
これに嵌合される噛み合い凸部136とは、夫々一つに
限らず、これらに平行に夫々複数設けてもよい。
78の延び方向の開放端は両端ではなく一端としてもよ
い。また、この第2実施例では、回転盤ユニット161
の高さ寸法を低くするために、駆動力受け体164を回
転盤162の下端部に埋め込んで設けたが、駆動力受け
体164はその少なくとも噛み合い溝部が設けられた部
分を回転盤162の下面から下方に突出させて設けても
よい。このようにする場合には、回転盤162に溝部1
62cを設ける必要がなく、それにより回転盤162に
対する加工工数を少なくできる。
例えば、噛み合い溝部の少なくとも一端部、または噛み
合い溝部に連続する溝部162cがある場合には、この
溝部162cの少なくとも一端部と、噛み合い凸部の少
なくとも一端部との内のいずれか少なくとも一方の端部
を、その先端に向けて次第に幅を狭く(噛み合い凸部の
場合)、或いは次第に幅を広く(噛み合い溝部若しくは
溝部162cの場合)する傾斜面を設けることにより、
この傾斜面でのガイド作用によって、噛み合い凸部に対
する噛み合い溝部または溝部162cの嵌合を、より容
易にできるようにしてもよい。
粉末圧縮成型機によれば、本体フレームに対し横方向か
ら挿脱される回転盤ユニットは、主軸および回転盤を支
持する他の大形な部品を備えず、部品点数が少なく構造
が簡単であって小形かつ軽量にできるという効果があ
り、そして、このことと相俟って回転盤ユニットの挿脱
において、本体フレームの上部フレームを、所定位置か
ら取外したり、回動若しくは上方へ逃がす等の移動させ
る手間が不要であるとともに、それに伴い上下両フレー
ムに渡る電線や配管類等をいちいち取外したり取付けた
りする手間が不要であるから、本体フレームに回転盤ユ
ニットを挿脱する作業を容易にできる。その上、回転盤
ユニットの挿脱において本体フレームの上部フレームが
動かされることがなく、本体フレームは剛性が高く組み
立てられたリジットな状態を常に維持するため、圧縮成
型の際の成型圧力を反力を支持する性能が大きく、した
がって、大きい成型圧力での圧縮成型にも適する。
部の構成を概略的に示す断面図。
成を、その回転盤ユニットを取出すために図1の状態に
対して回転盤を90゜回転させた状態で概略的に示す断
面図。
の回転盤ユニットを引き出した状態で示す断面図。
ラッチの構成を分解して示す斜視図。
駆動力受け体の構成を示す斜視図。
部の構成を概略的に示す断面図。
成を、その回転盤ユニットを取出すために図7の状態に
対して回転盤を90゜回転させた状態で概略的に示す断
面図。
Claims (2)
- 【請求項1】固定の下部フレームおよびこの上方に配置
された固定の上部フレームを有した本体フレームと、 前記下部フレーム上に突出して設けられた主軸と、 この主軸の上端に設けられた駆動力伝達体と、 前記本体フレームに対して横方向から挿脱可能であって
前記上下両フレーム間に配置される回転盤ユニットと、 この回転盤ユニットにその軸方向から挿脱される上下動
可能な先細状テーパ部を有して、前記上部フレームまた
は前記主軸のうちの少なくとも一方に設けられ、前記上
下両フレーム間に配置された前記回転盤ユニットを支持
する回転盤支持手段とを具備し、 前記回転盤ユニットが、 前記主軸の回転力を受けて回転される回転盤と、 この回転盤の上端部に回転自在に支持され前記回転盤ユ
ニットが前記上下両フレーム間に配置されたときに前記
上部フレームに対して回り止めされる上杵用カム手段
と、 このカム手段または前記回転盤のうちの少なくとも一方
に設けられ前記テーパ部が挿脱自在に嵌合されるテーパ
孔と、 前記回転盤の下端部に設けられた駆動力受け体とを有
し、 かつ、前記駆動力伝達体と駆動力受け体のうちのいずれ
か一方には、その径方向またはこの方向と平行をなして
延びるとともに延び方向の端が前記駆動力伝達体または
駆動力受け体の周面に開放された少なくとも一つの噛み
合い溝部を設け、他方には、前記噛み合い溝部にその長
手方向に沿って前記開放された端を通り横方向に出し入
れ可能な少なくとも一つの噛み合い凸部を設けたことを
特徴とする回転式粉末圧縮成型機。 - 【請求項2】前記噛み合い溝部と前記噛み合い凸部との
摺動を伴って前記回転盤ユニットが横方向に挿脱される
ものであることを特徴とする請求項1に記載の回転式粉
末圧 縮成型機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP6175223A JP2831277B2 (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 回転式粉末圧縮成型機 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6175223A JP2831277B2 (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 回転式粉末圧縮成型機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0839297A JPH0839297A (ja) | 1996-02-13 |
JP2831277B2 true JP2831277B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15992447
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP6175223A Expired - Lifetime JP2831277B2 (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 回転式粉末圧縮成型機 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009269079A (ja) * | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Hata Tekkosho:Kk | 回転式粉末圧縮成型機の回転盤着脱支援方法、及び回転盤着脱支援設備を備えた回転式粉末圧縮成型機。 |
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1994
- 1994-07-27 JP JP6175223A patent/JP2831277B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2009269079A (ja) * | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Hata Tekkosho:Kk | 回転式粉末圧縮成型機の回転盤着脱支援方法、及び回転盤着脱支援設備を備えた回転式粉末圧縮成型機。 |
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JPH0839297A (ja) | 1996-02-13 |
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