JPH0775799B2 - 回転式粉末圧縮成形機 - Google Patents

回転式粉末圧縮成形機

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JPH0775799B2
JPH0775799B2 JP26138491A JP26138491A JPH0775799B2 JP H0775799 B2 JPH0775799 B2 JP H0775799B2 JP 26138491 A JP26138491 A JP 26138491A JP 26138491 A JP26138491 A JP 26138491A JP H0775799 B2 JPH0775799 B2 JP H0775799B2
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shaft
turntable
centering
central
pressure
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隆 鈴木
富士男 吉田
啓志 大和
弘 国領
俊夫 佐野
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日本ニユクリア・フユエル株式会社
株式会社畑鉄工所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上杵および下杵を介し
て回転盤の臼内で粉末材料を圧縮して錠剤などを成形す
る回転式粉末圧縮成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】回転式粉末圧縮成形機において、本体フ
レームに対して回転盤を着脱可能にして、本体フレーム
の外部で、回転盤およびこれに取付けられた杵や臼など
各種の部品の清掃や交換を可能としたものは、特開昭6
3−188496号公報で知られている。
【0003】この公報には、本体フレームに設けた回転
駆動部材上に設置されて回転される回転盤を、上部円
板、中間円板及び下部円板に三分割し、上下に隣接する
前記円板及び回転駆動部材の夫々の対向接触面に同軸状
に係合する噛合部を形成し、上部円板及び回転駆動部材
の各中心部に差込みシャフト及び支持シャフトを夫々挿
入する孔を設け、前記差込みシャフト及び支持シャフト
を夫々単独の昇降装置によって前記本体フレームに対し
て上下に移動可能に形成した回転式錠剤製造装置が記載
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記公報に記
載のものは、回転駆動部材上に載置される回転盤が上下
方向に三分割されているので、合せ部が三箇所ある。そ
のため、回転盤を本体フレームに組付ける際には、前記
三箇所の夫々において芯出しをする必要がある。しか
も、回転駆動部材ごと回転盤を上昇させて着脱を行う構
成であるから、回転駆動部材と回転盤との位置関係は変
わることがない。そのため、回転駆動部材に下部を挿入
するとともに上部を下部円板に貫通させて取付けられて
いる下杵を、はじめに除去しない限り、回転駆動部材上
から下部円板を取除く事はむずかしい。
【0005】以上のように前記公報に記載のものは、回
転盤を除去するに当たって下杵を一本一本除去する作業
が必要であるとともに、回転盤の組付けにおける芯出し
作業が面倒であるから、回転盤の本体フレームへの着脱
操作性が余り良くないという問題があった。
【0006】その上、回転盤の上部を支持する支持シャ
フトは上部フレームに固定されており、したがって上部
フレームを昇降モータで昇降させるように構成されてい
る。このように上部フレームが移動するため、成形時に
おいて本体フレームに加わる成形圧力の反力を支持する
には不利である。したがって、小さい成形圧力で粉末材
料を圧縮成形するものにしか実施できないという問題が
あった。
【0007】本発明の目的は、本体フレームへの回転盤
の着脱操作性を向上できるとともに、大きい成形圧力で
の圧縮成形も可能な回転式粉末圧縮成形機を得ることに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の回転式粉末圧縮成形機においては、固定の
下部フレームおよびこの下部フレームの上方に配置され
た固定の上部フレームを有した本体フレームと、前記上
下両フレーム間に挿脱可能に配設され、上部に固定中心
軸を有し、この中心軸を中心として回転されるととも
に、周部に複数組の上杵、下杵、および臼が着脱可能に
取付けられ、かつ、下面部に噛合いクラッチの被動歯を
有する回転盤と、上面部に前記噛合いクラッチの被動歯
に噛合わされる駆動歯が設けられるとともに前記下部フ
レームに回転自在に支持された駆動軸を有し、前記本体
フレームに取付けられて、前記駆動軸を回転させる回転
盤駆動装置と、前記回転盤の中央部下面又は前記駆動軸
の中央部上面のうちの一方に円錐台状をなして突設され
た下側センタリング凸部と、前記回転盤の中央部下面又
は前記駆動軸の中央部上面のうちの他方に円錐台穴状を
なして設けられ前記下側センタリング凸部に相対的に着
脱可能に嵌合される下側センタリング凹部と、上端が前
記回転盤の下面部に接離される複数の昇降軸を有して前
記下部フレームに取付けられ、前記下側センタリング凸
部と下側センタリング凹部との嵌め合い深さ以上の昇降
ストロークをもって前記回転盤を昇降させる回転盤昇降
装置と、前記上部フレームに取付けられ昇降自在な上側
加圧ロールを有した上側加圧ロール装置と、前記上部フ
レームに取付けられた昇降自在な中心加圧軸を有した中
心加圧装置と、前記中心加圧軸の下端部又は前記回転盤
の固定中心軸の上部のうちの一方に円錐台状をなして突
設された上側センタリング凸部と、前記中心加圧軸の下
端部又は前記回転盤の固定中心軸の上部のうちの他方に
円錐台穴状をなして設けられ前記上側センタリング凸部
に相対的に着脱可能に嵌合される上側センタリング凹部
とを具備したものである。
【0009】また、上下フレーム間に装着された回転盤
をより安定化させるために、上部に前記下側センタリン
グ凹部又は下側センタリング凸部が形成された上下動可
能な受け軸を、前記駆動軸の中心部に設けるとともに、
この受け軸を下側から支持して配設され前記中心加圧軸
による加圧力を受けて弾性変形する受圧手段を前記駆動
軸に内蔵し、かつ、前記回転盤の前記下側センタリング
凸部又は下側センタリング凹部の周囲下面部に当接する
リング形の受座を、前記受け軸の周囲に位置して前記駆
動軸の上面に設けるとよい。
【0010】
【作用】本発明の回転式粉末圧縮成形機において、回転
盤を取外すには、まず、中心加圧装置を動作させるとと
もに上側加圧ロール装置を動作させて、中心加圧軸およ
び上側加圧ローラを夫々必要量上昇させる。次に、回転
盤昇降装置を動作させて、その昇降軸を上昇させること
により、上杵、下杵および臼などを取付けたままで回転
盤全体を上昇させる。この後、例えばフォークリフトの
フォークを本体フレーム内に差込んで、回転盤に引掛け
可能な位置に配した後に、前記昇降軸を下降させること
により、回転盤全体をフォーク上に支持させる。最後
に、フォークリフトを移動させて、本体フレーム内より
回転盤全体を引出す。
【0011】また、回転盤を取付けるには、上杵、下杵
および臼などを取付けた回転盤全体をフォークリフトの
フォークに載せて、このフォークリフトの移動により回
転盤を本体フレーム内の中央部に挿入する。次に、昇降
軸を上昇させて、これに回転盤を支持させるとともにフ
ォークの上方位置に回転盤を持ち上げ、そして、フォー
クを本体フレーム外に引出す。この後、昇降軸、中心加
圧軸、および上側加圧ローラを夫々下降させて、噛合い
クラッチの駆動歯と被動歯とが噛合う直前の位置で、一
旦下降動作を停止させ、引続いて中心加圧軸を更に降下
させる。そうすると、中心加圧軸と回転盤の固定中心軸
との上側のセンタリング凹部と凸部とがテーパ嵌合し、
それによって中心加圧軸に対する回転盤の芯出しが自動
的になされる。
【0012】その後、必要に応じて駆動軸を手回し操作
して、前記駆動歯と被動歯との位置合わせを行ってか
ら、昇降軸、中心加圧軸、および上側加圧ローラを夫々
下限位置まで下降させる。そうすると、回転盤と駆動軸
との下側のセンタリング凹部と凸部とがテーパ嵌合し、
それによって駆動軸に対する回転盤の芯出しが自動的に
なされるとともに、噛合いクラッチが噛合わされ、か
つ、中心加圧軸の加圧力により、この軸と駆動軸との間
に回転盤が所定の圧力で挟み込まれて、これら両軸に対
して回転盤が連結保持される。以上で回転盤の取付けが
完了する。
【0013】この回転盤の取付け状態において、回転盤
駆動装置を動作させると、その駆動力は、駆動軸から前
記噛合いクラッチを介して回転盤に伝えられ、回転盤は
その固定中心軸を中心として回転される。それによっ
て、所定の粉末圧縮成形動作が営まれる。そして、この
成形動作時における成形圧力の反力は、本体フレームの
固定の上部および下部フレームで夫々支持される。
【0014】また、駆動軸が受圧手段で支持された受け
軸を有している構成では、回転盤と駆動軸との下側のセ
ンタリング凹部と凸部とがテーパ嵌合した後に、中心加
圧軸の加圧力を受けて受圧手段が弾性変形するから、前
記テーパ嵌合が維持されたままで受け軸が少し押し下げ
られる。それによって、回転盤の下面部を駆動軸に設け
たリング形受座に当接させることができる。このように
下側のセンタリング凹部と凸部とのテーパ嵌合と、回転
盤と受座との接触とをいずれも実現できるから、回転盤
の振れ回りおよび面振れが防止される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図16を
参照して説明する。図1、図2および図12中1は本体
フレームで、これは固定の下部フレーム2とこのフレー
ム2の上方に配置された固定の上部フレーム3とを備え
ている。上下両フレーム2,3は、平面視四角形状であ
って、図12に示すように、その三つの隅部において夫
々配設された支柱4を介して互いに連結されている。
【0016】なお、図12中5は支柱カバー、6は残っ
た一つの隅部に位置して上下フレーム2,3間にわたっ
て着脱可能に設けた補助支柱である。この補助支柱6の
下部フレーム2への固定は、下部フレーム2の上面に重
なる支柱端板部6aの溝を通るボルト7によりなされて
おり、これと同様の構成で補助支柱6の上部フレーム3
への固定もなされている。また、図1、図2中8は本体
フレーム1の各面に着脱可能に取付けられ透視扉、9
は透視扉8等の受けであり、これも本体フレーム1に対
して着脱可能に取付けられている。
【0017】下部フレーム1には回転盤駆動装置11が
取付けられている。この装置11は、図1および図2に
示すように駆動モータ12と、クラッチ付ブレーキ13
と、これら駆動モータ12とクラッチ付ブレーキ13と
を繋いだ鎖伝動機構14と、減速機15と、これらクラ
ッチ付ブレーキ13と減速機15とを繋いだ鎖伝動機構
16と、減速機15の上向きの出力軸15aに軸継手1
7を介して連結された駆動軸18とを備えている。
【0018】駆動軸18は下部フレーム2の天井壁部に
取付けたサポート筒体19を貫通し、この筒体19に軸
受20(図3参照)を介して回転自在に支持されてい
る。なお、図3は説明の都合上、同図中の中心線を境に
右側に回転盤71を着脱位置まで上昇させた状態、左側
に回転盤71を下降させて取付けた状態を夫々描いた動
作説明図としてあるとともに、回転盤71に取付けられ
る各種部品は省略してある。駆動軸18は、回転盤駆動
装置11に接続して設けられた図示しない手回しハンド
ルの操作により、手動で回転することができるようにな
っている。
【0019】駆動軸18の中心部には上面が開口された
取付け穴21が形成されている。この穴21には、受け
軸22が上下動可能に嵌合して取付けられているととも
に、この受け軸22を下側から支持する受圧手段として
の受圧ばね23が収納されている。
【0020】受け軸22の上端は駆動軸18の上面より
も少し突出されているとともに、この受け軸22の上部
には上面が開口された下側センタリング凹部24が形成
されている。このセンタリング凹部24は円錐台穴状を
なして形成されている。
【0021】受圧ばね23は図3に示すように複数枚の
皿ばねを互いに反対向きに組合わせるとともに、この皿
ばね群の上下に円板を設けて形成されている。この受圧
ばね23のばね力は、後述する回転盤71の重量を受け
ても弾性変形しないとともに、前記重量と後述する中心
加圧軸52による加圧力を受けたときに弾性変形する大
きさに定められている。
【0022】前記駆動軸18の上面には、リング状をな
す(図6参照)クラッチプレート25が、受け軸22に
対して同心的に固定されている。このプレート25の上
面には多数の上向き駆動歯26が所定間隔ごとに一体に
形成されている。クラッチプレート25の上面には、リ
ング形をなす受座27が、駆動歯26の内側に位置し
て、換言すれば下側センタリング凹部24と駆動歯26
との間に位置して、これらと同心的に固定されている。
図3に示すように受座27の内周縁は受け軸22の上端
部に掛合されて、受け軸22の上方への外れ止めをなし
ている。この受座27および受け軸22の上端面は略面
一となっている。
【0023】前記下部フレーム2には回転盤昇降装置3
1が取付けられている。この装置31は図1、図2、図
9、および図10に示すように、略 120゜間隔に配置さ
れて、しかも垂直方向に延びて設けられる3本の昇降軸
32と、これらを同期して軸方向に移動させる第1〜第
3のウォーム歯車機構33〜35とを備えている。各ウ
ォーム歯車機構33〜35は夫々下部フレーム2の天井
壁部下面に装着されており、そのウォームホイルの中心
部に形成した螺孔36に、昇降軸32の下部に形成した
雄ねじ部32aを貫通螺合させている。
【0024】図9に示すように第1ウォーム歯車機構3
3および第3ウォーム歯車機構35は、そのウォーム軸
37および38を互いに平行にして配設され、第2ウォ
ーム歯車機構34は、そのウォーム軸39を前記ウォー
ム軸37,38に対して直角に交差する方向に設けて配
設されている。ウォーム軸39の一端とウォーム軸37
の先端とは第1傘歯車機構40を介して連結されている
とともに、ウォーム軸39の他端とウォーム軸38の先
端とは第2傘歯車機構41を介して連結されている。ウ
ォーム軸37と前記クラッチ付きブレーキ13とは鎖伝
動機構42を介して連結されており、図9中42aは鎖
伝動機構42(図1および図2参照)の被動鎖車を示し
ている。
【0025】前記昇降軸32は前記サポート筒体19を
ガイドとしてこれを貫通しているとともに、その上部に
は軸方向に延びる溝43が形成されている。この溝43
にはサポート筒体19の上端にに固定された係合部材4
4が嵌合されており、それにより昇降軸32の回り止め
がなされている。
【0026】したがって、前記鎖伝動機構42から駆動
力が伝達されると、第1〜第3のウォーム歯車機構33
〜35が同期して動作され、そのウォームホイールの螺
孔36と、回り止めされた昇降軸32の雄ねじ部32a
と螺合状態が変化するため、各昇降軸32が同期して昇
降される。
【0027】前記上部フレーム3には図1および図2に
示すように中心加圧装置51が取付けられている。この
装置51は、前記駆動軸18の軸線延長線上に軸線を共
有して昇降可能に配設された中心加圧軸52と、この軸
52を昇降させるトルクリミッタ付きの駆動機構53と
を備えている。
【0028】中心加圧軸52は上部フレーム3の下方突
出部3aに取付けたスリーブ54に回り止めして昇降可
能にガイドされており、55は回り止め用のキー、56
はキー溝である。前記駆動機構53は、ウォーム歯車機
構部57と、この機構部57のウォーム軸を回転させる
モータ58および図示しない減速伝動機構とから形成さ
れている。ウォーム歯車機構部57のウォームホイルの
中央部には中心加圧軸52が貫通され、これらは互いに
螺合されている。したがって、前記モータ58が正逆回
転されることにより、回り止めされた中心加圧軸52と
ウォーム歯車機構部57との螺合状態が変化するため、
中心加圧軸52が昇降される。中心加圧軸52の下端部
には円錐台状をなして下方に突出する上側センタリング
凸部59が形成されている。なお、図中60はカバーで
ある。
【0029】前記上部フレーム3には図1および図2に
示すように上側加圧ロール装置61が取付けられてい
る。この装置61は、昇降可能に配設された上側加圧ロ
ール62と、このロール62を昇降させる駆動機構63
とを備えている。上側加圧ロール62を支持したロール
ホルダー64は、前記下方突出部3aに回り止めして昇
降可能にガイドされている。図中65は回り止め用のキ
ー、66はキー溝である。前記駆動機構63は、ウォー
ム歯車機構部67と、この機構部66のウォーム軸を回
転させるモータ68および図示しない減速伝動機構とか
ら形成されている。ウォーム歯車機構部67のウォーム
ホイルの中央部にはロールホルダー64に固定された雄
ねじ軸69が貫通され、これらは互いに螺合されてい
る。したがって、前記モータ68が正逆回転されること
により、回り止めされたロールホルダー64の雄ねじ軸
69とウォーム歯車機構部67との螺合状態が変化する
ため、上側加圧ロール62が昇降される。なお、この上
側加圧ロール装置61は予圧用および本圧用の上側加圧
ロールに対して夫々構成される。
【0030】前記本体フレーム1内にはその上下両フレ
ーム3,2間に位置して回転盤71が挿脱可能に配設さ
れている。回転盤71は、上部に固定中心軸72を有す
るとともに、この中心軸72を中心にして回転される回
転部分を有している。回転部分は、周部に上杵取付け鍔
部73aを有した上側回転部73と、周部に上部に臼取
付け鍔部74aと、これより下方に下杵取付け鍔部74
bを有した下側回転部74とを備えている。上下回転部
73,74は互いに連結されており、これらは軸受75
を介して固定中心軸72を中心に回転するようになって
いる。
【0031】上杵取付け鍔部73aには、その周方向に
沿って一定間隔ごとに上杵76が上下動可能に取付けら
れている。同様に、下杵取付け鍔部74bにも、その周
方向に沿って一定間隔ごとに下杵77が上下動可能に取
付けられている。また、臼取付け鍔部74aには、その
周方向に沿って一定間隔ごとに臼78が取付けられてい
る。下杵77の先端部は臼78内にその底をなして挿入
されており、また上杵76の先端部は臼78内に挿脱さ
れるとともに、これら上下杵76,77の上下動により
臼78内で粉末材料の圧縮成形がなされるようになって
いる。
【0032】前記固定中心軸72の上部周面には本実施
例の場合上杵案内軌道81が一体に設けられている。こ
の軌道81の軌道部には前記上杵77に取付けたロール
が転接し、それによって上杵77が上下動される。
【0033】固定中心軸72の上部には円錐穴状をなす
上側センタリング凹部82が形成され、この凹部82に
は前記上側センタリング凸部59が着脱可能にテーパ嵌
合されるようになっている。
【0034】前記回転盤71の下面にはクラッチプレー
ト85が固定されている。このプレート85には下向き
に突出して前記駆動歯26と噛合う多数の被動歯86が
所定間隔ごとに一体に形成されている。これら両歯2
6,86とそのプレート25,85によっていわゆる噛
合いクラッチが形成されている。更に、クラッチプレー
ト85の中央部には下側センタリング凸部87が一体に
突設されている。この凸部87は円錐台状をなすもので
あって、前記下側センタリング凹部24に着脱可能にテ
ーパ嵌合されるようになっている。また、クラッチプレ
ート85の被動歯86群と下側センタリング凸部87と
の間のリング形平坦面88は、前記受座27の上面に着
脱可能に載置されるようになっている。
【0035】前記下部フレーム2上には、前記サポート
筒体19の回りに位置して下杵77を上下動させる各種
の部品が配設されている。その配設状態は図6に示さ
れ、同図中91は下杵低下軌道、92は重量調節軌道、
93は予圧用の下側加圧ロール、94はロール前軌道、
95は本圧用の下側加圧ロール、96は突上げ軌道、9
7は突上げ補助軌道、98は水平軌道である。なお、図
7および図8中99は低下器挿入用補助軌道で、サポー
ト筒体18に固定されている。
【0036】前記部品のうち下杵低下軌道91は下杵7
7がロール77aを有しているため、このロール77a
を案内する溝カムで構成されている。そのため、図7お
よび図8に示すように前記軌道91は反転ベース101
に対してその上面を摺動可能に取付けられており、通常
はクランプ102の締付けによる前記軌道91の定位置
への保持で、ロール77aの移動軌跡中に前記軌道91
のカム溝91aが配置されるようになっている。したが
って、クランプ102を緩めて前記軌道91を図7、図
8中二点鎖線の位置へ移動させることにより、ロール7
7aと前記軌道91のカム溝91aとの嵌め合いが外さ
れるようになっている。
【0037】しかも、前記反転ベース101は前記サポ
ート筒体19に対して枢軸103を中心として回動可能
に取付けられており、通常はクランプ104の締付けに
より、図8に実線で示す水平状態の定位置に保持されて
いる。したがって、前記軌道91を図8中二点鎖線に示
すように引出した後に、クランプ104を緩めて図8中
二点鎖線で示すように反転ベース101を下方に回動さ
せることにより、前記軌道91は回転盤71の上下動お
よび挿脱に影響しない位置に退避させられるようになっ
ている。
【0038】また、前記上部フレーム3の下方突出部3
aには、図11および図12に示すように枢軸111を
介して上杵安全降下軌道112が回動可能に取付けられ
ている。この軌道112は上杵76が上杵案内軌道81
の降下軌道部を降下する際のジャンピングを抑制する軌
道であって、通常は前記下方突出部3aの側面に着脱可
能なねじ113によって固定される。したがって、ねじ
113による固定を解除すれば、前記軌道112は図1
2中二点鎖線に示すように回動変位されて、回転盤71
の上下動および挿脱に影響しない位置に退避させられる
ようになっている。
【0039】前記構成の回転式粉末圧縮成形機は、例え
ば図13に示す空気調和を施される成形室122内に少
なくとも一台設置される。なお、図13には二台設置し
た場合を示しており、これら成形機を区別する必要上、
それを表す部品番号121に添字aまたはbを付して表
示する。また、同図中122aは出入り口扉である。こ
れら圧縮成形機121a,121bの夫々には、成形さ
れた成形品を受けとって整列させて格納する整列機12
3が隣接して設けられている。前記成形機121a,1
21bは図13において左右方向に並べられ、その並び
方向には、洗浄台124と、仮置き台125とが設置さ
れている。
【0040】これら成形機121a,121bと、洗浄
台124と、仮置き台125との前側には例えば直線路
からなる回転盤移動路Bが設定され、この移動路Bには
待機ポジション126に通常時は待機される回転盤出し
入れ装置としてのフォークリフト127が往復移動され
るようになっている。なお、このフォークリフト127
は人手により操作される。そして、前記圧縮成形機12
1a,121bの夫々は、その着脱可能な補助支柱6を
回転盤移動路Bに臨むようにして並設されている。
【0041】図16に示した洗浄台124は、前記成形
機121a,121bから取出された回転盤71を自動
洗浄するためのものであって、台本体131の上部に洗
浄室132を設けるとともに、台本体131の下部に駆
動装置133を取付けている。洗浄室132は密閉構造
であって、その前面にはヒンジ148により枢着されて
洗浄室132内部を透視可能な開閉扉149を備えてい
る。
【0042】この洗浄室132の底壁中央部には軸受サ
ポート134が取付けられ、このサポート134には軸
受135を介して回転軸136が回転自在に支持されて
いる。回転軸136の下端は軸継手137を介して駆動
装置133の出力軸133aに連結されている。回転軸
136の上端は洗浄室132内に位置して受け台138
を支持している。受け台138は、前記下側センタリン
グ凸部87が着脱可能にテーパ嵌合される円錐台穴13
8aを有しているとともに、前記リング形平坦面88に
係合する受け面138bを有している。
【0043】洗浄室132の底壁には受け台138の周
囲に位置して下杵案内軌道139が取付けられている。
この軌道139は受け台138に支持された回転盤71
の下杵77を上下動させるために設けられている。洗浄
室132の上壁中央部外面にはシリンダ140が垂直に
取付けられ、その洗浄室132内に挿入されて昇降する
ピストン軸140aの下端には、この軸回りに回転自在
な押え体141が取付けられている。押え体141は前
記上側センタリング凹部82に着脱可能にテーパ嵌合さ
れるもので、円錐台状をなしている。
【0044】洗浄室132内には、例えばその上壁を貫
通して噴出管143が垂直に設けられ、この管143に
は受け台138と押え体141との間に支持された回転
盤71に向けて液体および空気を高圧で吹き付ける複数
の噴射ノズル144が取付けられている。噴出管143
には切替え装置145を介して洗浄液、または温風が導
かれるようになっており、前記台本体131は、これら
洗浄液および温風の供給部(図示しない)を備えてい
る。なお、図13中146は廃液タンク、147は廃液
タンク146に洗浄室132内の廃液を導く排水管であ
る。前記構成の洗浄台124は、その開閉扉149を前
記回転盤移動路Bに臨ませて設置されている。
【0045】図14,図15に示した仮置き台125
は、前記成形機121a,121bから取出された回転
盤71、または洗浄台124にて洗浄された回転盤71
を支持するためのものである。この基台125は、基台
151を底とする密閉状の仮置き室152を有した箱状
をなし、その前面にはヒンジ153により枢着されて仮
置き室152内部を透視可能な開閉扉154を備えてい
る。この仮置き室152の底壁中央部には、スラスト軸
受け155およびラジアル軸受け156を介して受け台
157が回転自在に取付けられている。
【0046】仮置き室152内に位置された受け台15
7の主部は、前記下側センタリング凸部87が着脱可能
にテーパ嵌合される円錐台穴157aを有しているとと
もに、前記リング形平坦面88に係合する受け面157
bを有している。受け台157の下向き軸部157c
は、基台151の内部に挿入されており、その下端部に
は歯車158が取付けられている。この歯車には図示し
ない操作機構の最終歯車が噛み合わされるとともに、操
作機構の操作部(手回しハンドル等)は基台151の外
部に配置されている。この仮置き台125は、その開閉
扉154を前記回転盤移動路Bに臨ませて設置されてい
る。
【0047】以上の構成の回転盤一括交換洗浄システム
が備えた回転式粉末圧縮成形機の回転盤71のセット状
態は図2に示されている。この状態において、回転盤駆
動装置31を動作させて駆動軸18を回転させると、そ
の回転は噛合いクラッチの駆動歯26と被動歯86との
噛合いを介して回転盤71に伝えられるから、駆動軸1
8とともに回転盤71の回転部分が固定中心軸72を中
心として回転される。
【0048】したがって、この回転盤71の回転により
上杵76および下杵77が夫々上下動され、それによっ
て回転盤71の臼78が1回転する間に、臼取付け鍔部
74aの上面に設置された図示しない粉末供給器から臼
78内に取込まれた粉末の計量、予備圧縮および本圧縮
がなされるとともに、成形品は最後に臼78から押出さ
れる。
【0049】ところで、以上のような成形における成形
圧力の反力は、本体フレーム1の上下フレーム3,2で
支持されるが、これらは固定して設けられ、回転盤71
の後述する着脱のために移動されることがないから、大
きい反力を受けることができる。したがって、小さい成
形圧力は勿論のこと、大きい成形圧力をもって粉末材料
を成形する場合に適する。
【0050】次に、成形する粉末の種類を変更する場合
や、成形品の寸法・形状を変更する場合における外段取
りのための回転盤71の取外す手順を説明する。まず、
透視窓8および受け9を夫々本体ケース1から取外すと
ともに、補助支柱6も本体ケース1から取外す。この状
態で、回転盤71の上部に位置された粉末供給機等の部
品を、回転盤71の上昇の邪魔とならないように移動さ
せて、それをセンサーにより確認する。
【0051】次に、回転盤71の上昇の邪魔となる下杵
低下軌道91および上杵安全降下軌道112を、回転盤
71の上昇に影響のない位置に夫々退避させる。その手
順は既に説明した通りであり、下杵低下軌道91は図8
中二点鎖線で示す位置に、また上杵安全降下軌道112
は図12中二点鎖線で示す位置に夫々配置される。な
お、これらの退避は図示しないセンサーにより確認す
る。
【0052】その後、中心加圧装置51を動作させて、
その中心加圧軸52を所定高さ位置まで上昇させる。そ
れによって、中心加圧軸52が有した上側センタリング
凸部59が回転盤71の上側センタリング凹部82から
抜ける。
【0053】また、この動作より遅れて予圧用および本
圧用の上側加圧ロール装置61を動作させて、その上側
加圧ロール62を上昇させるとともに、回転盤昇降装置
31を動作させて、その昇降軸32を上昇させる。そう
すると、3本の昇降軸32は回転盤71のクラッチプレ
ート85の周部下面に当接して、上杵76、下杵77、
および臼78が取付けられた状態の回転盤71を所定高
さ位置まで持ち上げる。
【0054】この持ち上げにより、回転盤71の下側セ
ンタリング凸部87が駆動軸18の下側センタリング凹
部24から上方へ引抜かれるとともに、噛合いクラッチ
の噛合いが外れる。このときの回転盤71の上昇は、下
側センタリング凸部87と下側センタリング凹部24と
の嵌め合い深さ以上のストロークをもってなされる。ま
た、前記上側加圧ロール62は上限位置まで上昇され
る。なお、以上の状態は図1に示される。
【0055】次に、フォークリフト127のフォークA
(図1参照)を例えば臼取付け鍔部74aの直ぐ下側位
置に挿入した後、再び中心加圧装置51を動作させて、
その中心加圧軸52を上限位置まで上昇させて、その上
側センタリング凸部59を回転盤71の引出しに邪魔と
ならない高さ位置に保持する。また、これと同時に、回
転盤昇降装置31を動作させて、その昇降軸32を少し
下降させた後、停止する。それによって、回転盤71が
フォークAに載せられるとともに、昇降軸32が回転盤
71の下方に離される。
【0056】最後に、フォークリフト127を後退させ
て、そのフォークAとともに回転盤71を上下フレーム
3,2間から引き出す。なお、その引出し方向は図12
中矢印E,F方向に示されている。
【0057】また、以上のようにして取外された回転盤
71を取付ける手順を説明する。
【0058】まず、清掃または杵セットの交換が完了し
た回転盤71(これには成形動作中に外段取りされた他
の同一構造の回転盤71を含む。)をフォークリフト1
27のフォーク上に載せて、本体フレーム1の上下フレ
ーム3,2間に挿入する。このときの挿入位置は、上下
の各センタリング凸部59,87と凹部82,24とが
略対向するように目測で大まかに決められる。
【0059】次に、回転盤昇降装置31の昇降軸32を
上昇動作させて、所定の高さ位置に達して止まるので、
回転盤71はフォークAから離れて昇降軸32に支持さ
れる。この状態でフォークAは本体ケース1の外に引出
される。
【0060】この状態で、回転盤昇降装置31の昇降軸
32が下降動作されるとともに、中心加圧装置51の中
心加圧軸52および上側加圧ロール装置61の上側加圧
ロール62が夫々下降動作される。そして、これらの下
降動作は、噛合いクラッチが噛合う寸前で一旦停止され
る。
【0061】次に、中心加圧装置51の中心加圧軸52
が下降動作されるため、この軸52が有する上側センタ
リング突部59が回転盤71の上側センタリング凹部8
2にテーパ嵌合する。中心加圧軸52の下降動作は、中
心加圧装置51のトルクリミッタが作動するまでなされ
る。そして、前記テーパ嵌合によって、中心加圧軸52
に対する回転盤71の芯出しが自動的になされる。
【0062】このようなセンタリング状態において、噛
合いクラッチの駆動歯26と被動歯86との関係位置が
目視により確認され、位置ずれがある場合には、図示し
ない手動ハンドルを回すことによって正常な位置関係が
得られるように調整する。
【0063】この後、再び回転盤昇降装置31の昇降軸
32が下降動作されるとともに、中心加圧装置51の中
心加圧軸52および上側加圧ローラ装置61の上側加圧
ローラ62が夫々下降動作され、これらの下降が下限位
置に達した時点で夫々停止される。なお、このとき中心
加圧装置51は少し遅れて動作されるとともに、その下
限位置はトルクリミッタが働くことにより決定される。
【0064】したがって、以上のようにして回転盤71
が降下されることにより、噛合いクラッチが噛合わされ
るとともに、回転盤71の下側センタリング突部87が
駆動軸18の下側センタリング凹部24にテーパ嵌合す
る。このテーパ嵌合によって、駆動軸18に対する回転
盤71の芯出しが自動的になされるとともに、回転盤7
1は駆動軸18と中心加圧軸52との間に所定の圧力を
もって挟持される。また、回転盤71のリング形平坦面
88は駆動軸18の受座27に載置される。
【0065】この場合、駆動軸18は受圧ばね23で支
持された受け軸22を有し、この受け軸22に下側セン
タリング凹部24が形成されているから、まず、下側セ
ンタリング凹部24と下側センタリング凸部87とがテ
ーパ嵌合して、中心加圧軸52の加圧力を受けて受圧ば
ね23が弾性変形する。それによって、前記駆動軸18
に対する回転盤71の芯出しを実現できる。
【0066】そして、受圧ばね23の弾性変形により前
記テーパ嵌合が維持されたままで受け軸22が少し押し
下げられるから、それによって、回転盤71のリング形
平坦面88とリング形受座27とを当接させることがで
きる。
【0067】このような下側のセンタリング凹部24と
下側センタリング凸部87とのテーパ嵌合の実現によ
り、回転盤71の振れ回りが防止されるとともに、回転
盤71の平坦面88と受座27との接触の実現により、
回転盤71の面振れが防止される。したがって、回転盤
71の径が大きい場合においても、回転盤71を安定し
た状態に取付けることができ、圧縮成形品の精度を高め
ることができる。
【0068】なお、回転盤71の平坦面88と受座27
との接触がはじめになされる場合には、下側センタリン
グ凹部24と下側センタリング凸部87とのテーパ嵌合
ができなくなり、またこれら両位置での同時接触を実現
することは技術的に困難であるので、いずれにしても好
ましくない。
【0069】なお、以上の回転盤71の取付け後には、
先に退避された各部品が元の位置に戻されるものであ
り、それによって全ての作業が完了する。
【0070】以上の回転盤71の着脱に当たって、上杵
76、下杵77、臼78、および上杵案内軌道81を取
付けたままで実施できるとともに、回転盤71を一度に
挿脱できるだけでなく、駆動軸18および中心加圧軸5
2に対する芯出しが自動的になされるから、回転盤71
の着脱を容易に実施できる。
【0071】そして、前記のようにして上杵76、下杵
77、臼78、および上杵案内軌道81を取付けたまま
で、一括して回転盤71をフォークリオフト127によ
り上下フレーム3,2間に挿脱できるとともに、回転式
粉末圧縮成形機121a,121b、洗浄台124、お
よび仮置き台125を並設しているため、フォ−クリフ
ト127を介して取外された回転盤71を、同フォ−ク
リフト127により洗浄台124に収納できるととも
に、洗浄が済んで仮置き台125内に待機されている他
の回転盤71を、既述のような作業により回転盤71が
取外された回転式粉末圧縮成形機121aまたは121
b内にセットできるものである。なお、図13における
符号F,C,Dは、夫々回転式粉末圧縮成形機121
a,121b、洗浄台124、仮置き台125に対し
て、回転盤71を出し入れするためのフォ−クAの移動
軌跡を示している。
【0072】したがって、回転式粉末圧縮成形機121
a,121bの他に予め用意された回転盤(勿論、上下
杵76,77および臼78等がセットされている。)を
備え、この回転盤および回転式粉末圧縮成形機121
a,121bに組込まれた他の回転盤71を、回転式粉
末圧縮成形機121a,121bの上下フレーム3,2
間、および洗浄台124内、仮置き台125内に、フー
クリフトにより移動させて夫々挿脱できる回転盤一括交
換洗浄システムによれば、洗浄または金型交換などのた
めに、回転式粉末圧縮成形機121a,121bに停止
を余儀なくされる時間を短くでき、成形機の稼働率を向
上できる。
【0073】粉末の種類を変更する時における回転盤回
りの洗浄は、回転式粉末圧縮成形機121aまたは12
1bから取出した回転盤71を、洗浄台124の洗浄室
132内に収納してなされる。すなわち、回転盤71
は、フォークリフト127により洗浄室132内に挿入
した後に降下させることにより、回転盤71の下側セン
タリング凸部87を受け台138の円錐穴138aにテ
ーパ嵌合させると同時に、リング形平坦面88を受け台
138の受け面138bに載置させることができる。こ
の後に、シリンダ140のピストン軸140aを下降さ
せて、その押え体142を回転盤71の上側センタリン
グ凹部82にテーパ嵌合させることにより、洗浄室13
2内に回転盤71が収納されセットされるものである。
【0074】そして、開閉扉149を閉じた状態下にお
いて、駆動装置133を動作させて受け台138ととも
に回転盤71を回転させてから、噴出管143に洗浄液
を導いて、この液を噴射ノズル144から回転盤71に
高圧で吹付けて、回転盤71を洗浄する。その場合、回
転盤71の回転に伴い上杵76は上杵案内軌道81によ
り上下動されることは勿論であるが、下杵77も洗浄室
132内の下杵案内軌道139を摺動して上下動するか
ら、これら上下杵76,77も同時に高圧噴水により自
動的に洗浄できる。この洗浄後には、噴出管143に温
風が導かれて、洗浄室132に供給されるから、洗浄さ
れた回転盤71等は温風により乾燥される。
【0075】以上のようにして洗浄および乾燥が終った
回転盤71は、洗浄室132からフォークリフト127
により取出されて、隣接する仮置き台125の仮置き室
152に収納される。すなわち、洗浄された回転盤71
は、フォークリフト127により仮置き室152内に挿
入した後に降下させることにより、回転盤71の下側セ
ンタリング凸部87を受け台157の円錐穴157aに
テーパ嵌合すると同時に、リング形平坦面88を受け台
157の受け面157bに載置させて、仮置き室152
内に回転盤71が収納されセットされる。
【0076】また、成形品の寸法・形状を変更のために
金型交換をする必要がある場合には、この仮置き室15
2へのセット状態において、その前面開口より人手によ
り、上下杵76,77、および臼78の交換がなされ
る。その際における回転盤71の回動は、図示しない操
作機構の手回しハンドルを回すことにより、受け台15
7とともにこれに支持された回転盤71を回してでき
る。
【0077】なお、本発明は前記一実施例には制約され
ない。例えば、回転盤が小径の場合、受座は省略しても
よい。また、上側および下側の各センタリング凸部と凹
部との位置関係は相対的であるから、前記一実施例とは
逆にして設けてもよい。
【0078】
【発明の効果】以上説明した本発明の回転式粉末圧縮成
形機においては、上杵、下杵、および臼を取付けたまま
で回転盤を一度に挿脱できるだけでなく、駆動軸および
中心加圧軸に対する芯出しを自動的にできるから、回転
盤の着脱操作性を向上できるとともに、成形時に成形圧
力を受ける上部フレームに、上下動可能な中心加圧軸を
有した中心加圧装置を設けたから、回転盤を取外すため
に上部フレームを移動させる必要がなく、したがって、
大きい成形圧力での圧縮成形にも適する。
【0079】また、駆動軸が受圧手段を有している構成
では、回転盤の芯出しを保証しながらリング形受座を回
転盤の下面部に当接させて回転盤の面触れを実現できる
から、回転盤をより安定させて上下フレーム間に装着で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係り回転盤が押し上げられ
た状態を示す回転式粉末圧縮成形機の略縦断面図。
【図2】同実施例に係り回転盤がセットされた状態を示
す回転式粉末圧縮成形機の略縦断面図。
【図3】同実施例に係り回転式粉末圧縮成形機の一部を
拡大し断面した状態で回転盤の昇降動作を比較して説明
するための図。
【図4】同実施例に係り回転盤の側面図。
【図5】同実施例に係り回転盤の下面図。
【図6】同実施例に係り回転盤の駆動部回りを示す平面
図。
【図7】同実施例に係り下杵低下軌道回りを図8中Z−
Z線に沿って示す断面図。
【図8】同実施例に係り下杵低下軌道回りを図7中Y−
Y線に沿って示す断面図。
【図9】同実施例に係り回転盤昇降装置を一部断面して
示す平面図。
【図10】同実施例に係り図9中X−X線に沿う断面
図。
【図11】同実施例に係り上杵安全降下軌道回りを示す
側面図。
【図12】同実施例に係り図1中W−W線に沿う略断面
図。
【図13】同実施例に係り回転盤一括交換洗浄システム
の構成を示す図。
【図14】同実施例に係り仮置き台を示す斜視図。
【図15】同実施例に係り仮置き台の縦断側面図。
【図16】
【符号の説明】
同実施例に係り洗浄台を示す縦断側面図。 1…本体フレーム、2…下部フレーム、3…上部フレー
ム、11…回転盤駆動装置、18…駆動軸、22…受け
軸、23…受圧手段(受圧ばね)、24…下側センタリ
ング凹部、26…駆動歯、27…受座、31…回転盤昇
降装置、32…昇降軸、51…中心加圧装置、52…中
心加圧軸、59…上側センタリング凸部、61…上側加
圧ロール装置、62…上側加圧ロール、71…回転盤、
72…固定中心軸、82…上側センタリング凹部、86
…被動歯、87…下側センタリング凸部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大和 啓志 神奈川県横須賀市内川2丁目3番1号 日 本ニユクリア・フユエル株式会社内 (72)発明者 国領 弘 大阪府高槻市宮田町2丁目5−16 (72)発明者 佐野 俊夫 京都府京都市西京区大枝西新林町5丁目12 −4 (56)参考文献 特開 昭53−53079(JP,A) 実開 平2−53895(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定の下部フレームおよびこの下部フレ
    ームの上方に配置された固定の上部フレームを有した本
    体フレームと、 前記上下両フレーム間に挿脱可能に配設され、上部に固
    定中心軸を有し、この中心軸を中心として回転されると
    ともに、周部に複数組の上杵、下杵、および臼が着脱可
    能に取付けられ、かつ、下面部に噛合いクラッチの被動
    歯を有する回転盤と、 上面部に前記噛合いクラッチの被動歯に噛合わされる駆
    動歯が設けられるとともに前記下部フレームに回転自在
    に支持された駆動軸を有し、前記本体フレームに取付け
    られて、前記駆動軸を回転させる回転盤駆動装置と、 前記回転盤の中央部下面又は前記駆動軸の中央部上面の
    うちの一方に円錐台状をなして突設された下側センタリ
    ング凸部と、 前記回転盤の中央部下面又は前記駆動軸の中央部上面の
    うちの他方に円錐台穴状をなして設けられ前記下側セン
    タリング凸部に相対的に着脱可能に嵌合される下側セン
    タリング凹部と、 上端が前記回転盤の下面部に接離される複数の昇降軸を
    有して前記下部フレームに取付けられ、前記下側センタ
    リング凸部と下側センタリング凹部との嵌め合い深さ以
    上の昇降ストロークをもって前記回転盤を昇降させる回
    転盤昇降装置と、 前記上部フレームに取付けられ昇降自在な上側加圧ロー
    ルを有した上側加圧ロール装置と、 前記上部フレームに取付けられた昇降自在な中心加圧軸
    を有した中心加圧装置と、 前記中心加圧軸の下端部又は前記回転盤の固定中心軸の
    上部のうちの一方に円錐台状をなして突設された上側セ
    ンタリング凸部と、 前記中心加圧軸の下端部又は前記回転盤の固定中心軸の
    上部のうちの他方に円錐台穴状をなして設けられ前記
    センタリング凸部に相対的に着脱可能に嵌合される
    センタリング凹部と を具備した回転式粉末圧縮成形機。
  2. 【請求項2】 上部に前記下側センタリング凹部又は下
    側センタリング凸部が形成された上下動可能な受け軸
    を、前記駆動軸の中心部に設けるとともに、この受け軸
    を下側から支持して配設され前記中心加圧軸による加圧
    力を受けて弾性変形する受圧手段を前記駆動軸に内蔵
    し、かつ、前記回転盤の前記下側センタリング凸部又は
    下側センタリング凹部の周囲下面部に当接するリング形
    の受座を、前記受け軸の周囲に位置して前記駆動軸の上
    面に設けたことを特徴とする請求項1記載の回転式粉末
    圧縮成形機。
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