JP2992529B1 - 回転式粉末圧縮成形機 - Google Patents
回転式粉末圧縮成形機Info
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- JP2992529B1 JP2992529B1 JP2614699A JP2614699A JP2992529B1 JP 2992529 B1 JP2992529 B1 JP 2992529B1 JP 2614699 A JP2614699 A JP 2614699A JP 2614699 A JP2614699 A JP 2614699A JP 2992529 B1 JP2992529 B1 JP 2992529B1
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- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/02—Dies; Inserts therefor; Mounting thereof; Moulds
- B30B15/028—Loading or unloading of dies, platens or press rams
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- B30—PRESSES
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- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/0023—Drive arrangements for movable carriers, e.g. turntables
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
【要約】
【課題】回転式粉末圧縮成形機において、回転盤の着脱
を容易にし、保守性を向上させる。 【解決手段】フレーム1内に、複数の臼4を所定のピッ
チで設けてなる回転盤3を立シャフト2を介して水平回
転可能に配設し、各臼4の上下に上杵5及び下杵6を上
下摺動可能に保持させておき、杵先を臼4内に挿入した
上杵5と下杵6とを上ロール7と下ロール8間を通過さ
せることにより臼4内に充填した粉末を圧縮成形するよ
うにした回転式粉末圧縮成形機において、立シャフト2
の上端と回転盤3との間に介設されて回転盤3と立シャ
フト2とを係脱可能に連結する継手機構と、フレーム1
上部と回転盤3との間に設けられて継手機構による回転
盤3と立シャフト2との連結を解除可能な状態において
回転盤3を所定位置まで上昇させる昇降機構Eと、フレ
ーム1上部に設けられ所定位置まで上昇した回転盤3を
フレーム1外に持ち出し可能に案内支持する案内機構を
備えてなる。
を容易にし、保守性を向上させる。 【解決手段】フレーム1内に、複数の臼4を所定のピッ
チで設けてなる回転盤3を立シャフト2を介して水平回
転可能に配設し、各臼4の上下に上杵5及び下杵6を上
下摺動可能に保持させておき、杵先を臼4内に挿入した
上杵5と下杵6とを上ロール7と下ロール8間を通過さ
せることにより臼4内に充填した粉末を圧縮成形するよ
うにした回転式粉末圧縮成形機において、立シャフト2
の上端と回転盤3との間に介設されて回転盤3と立シャ
フト2とを係脱可能に連結する継手機構と、フレーム1
上部と回転盤3との間に設けられて継手機構による回転
盤3と立シャフト2との連結を解除可能な状態において
回転盤3を所定位置まで上昇させる昇降機構Eと、フレ
ーム1上部に設けられ所定位置まで上昇した回転盤3を
フレーム1外に持ち出し可能に案内支持する案内機構を
備えてなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中心部に主軸を回
転自在に配設し、その主軸に回転盤を着脱可能に取着
し、この主軸を駆動することにより回転盤を臼や杵とと
もに回転させるようにした回転式粉末圧縮成形機に関す
るものである。
転自在に配設し、その主軸に回転盤を着脱可能に取着
し、この主軸を駆動することにより回転盤を臼や杵とと
もに回転させるようにした回転式粉末圧縮成形機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、杵が上、下ロール間を通過した場
合に、回転盤に取り付けられた臼内の粉末を圧縮成形す
る回転式粉末圧縮成形機では、回転盤を立シャフトに固
着して、立シャフトを回転させることにより回転盤を回
転させるように構成したものが一般的である。近年、回
転盤の洗浄性を改善するために、回転盤を立シャフトか
ら容易に取り外しできるようにしたものも開発されてい
る。
合に、回転盤に取り付けられた臼内の粉末を圧縮成形す
る回転式粉末圧縮成形機では、回転盤を立シャフトに固
着して、立シャフトを回転させることにより回転盤を回
転させるように構成したものが一般的である。近年、回
転盤の洗浄性を改善するために、回転盤を立シャフトか
ら容易に取り外しできるようにしたものも開発されてい
る。
【0003】例えば、回転盤と立シャフトとを、大型の
キーとキー溝とにより着脱可能に連結するものが知られ
ている。具体的には、回転盤の下面にスライドキーを取
り付け、そのスライドキーに対応して立シャフトの上端
側にはキー溝を形成しておく構成である。スライドキー
及びキー溝は、それぞれ芯出しピンにより、回転盤及び
立シャフトに対してそれぞれの中心を完全に合致させる
ようになっている。
キーとキー溝とにより着脱可能に連結するものが知られ
ている。具体的には、回転盤の下面にスライドキーを取
り付け、そのスライドキーに対応して立シャフトの上端
側にはキー溝を形成しておく構成である。スライドキー
及びキー溝は、それぞれ芯出しピンにより、回転盤及び
立シャフトに対してそれぞれの中心を完全に合致させる
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した構
成において、回転盤を立シャフト上部に上昇させるため
に、立シャフト内に回転盤を昇降させる昇降機構を設け
たものが検討されている。すなわち、回転盤を取り出す
際に、キーとキー溝との係合を解除する位置まで回転盤
を上昇させるようにするものである。このような昇降機
構と組み合わせて、回転盤を摺動移動可能に案内支持す
る着脱可能なレールを、上昇した回転盤の下方に取り付
けられるようにしておけば、上昇した回転盤をそのレー
ルに載せて、外部まで容易に案内できるものである。
成において、回転盤を立シャフト上部に上昇させるため
に、立シャフト内に回転盤を昇降させる昇降機構を設け
たものが検討されている。すなわち、回転盤を取り出す
際に、キーとキー溝との係合を解除する位置まで回転盤
を上昇させるようにするものである。このような昇降機
構と組み合わせて、回転盤を摺動移動可能に案内支持す
る着脱可能なレールを、上昇した回転盤の下方に取り付
けられるようにしておけば、上昇した回転盤をそのレー
ルに載せて、外部まで容易に案内できるものである。
【0005】ところが、このような回転盤の下方位置に
あっては、立シャフト内に昇降機構があるので、清掃の
ために水を使用すると、水が昇降機構にかかることにな
り、水を拭き取ったり、水のかかった部分の乾燥に時間
がかかる等の問題があった。また、レールの取付部分に
粉末が付着して、取付に時間がかかることがある。つま
り、この種のレールは、回転盤を案内支持するものであ
るので、剛性を確保する構成とすることにより重量が重
くなる。このようなレールを装置に取り付ける際に、そ
の取付部分に粉末が堆積していると、粉末のために円滑
に取付作業ができないものである。しかも、取付部分
は、回転盤の下側に位置するので、屈んだ恰好で作業す
ることになり、簡単な作業のわりに労力を必要とした。
あっては、立シャフト内に昇降機構があるので、清掃の
ために水を使用すると、水が昇降機構にかかることにな
り、水を拭き取ったり、水のかかった部分の乾燥に時間
がかかる等の問題があった。また、レールの取付部分に
粉末が付着して、取付に時間がかかることがある。つま
り、この種のレールは、回転盤を案内支持するものであ
るので、剛性を確保する構成とすることにより重量が重
くなる。このようなレールを装置に取り付ける際に、そ
の取付部分に粉末が堆積していると、粉末のために円滑
に取付作業ができないものである。しかも、取付部分
は、回転盤の下側に位置するので、屈んだ恰好で作業す
ることになり、簡単な作業のわりに労力を必要とした。
【0006】本発明は、このような不具合を解消するこ
とを目的としている。
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係る回転式粉末圧縮成形機は、
立シャフトにより回動される回転盤を、常時は継手機構
により立シャフトと連結しておき、必要時には継手機構
による連結を解除してフレーム上部と回転盤との間に設
けた昇降機構により所定位置まで上昇させ、案内機構に
よりフレーム外に持ち出す構成である。
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係る回転式粉末圧縮成形機は、
立シャフトにより回動される回転盤を、常時は継手機構
により立シャフトと連結しておき、必要時には継手機構
による連結を解除してフレーム上部と回転盤との間に設
けた昇降機構により所定位置まで上昇させ、案内機構に
よりフレーム外に持ち出す構成である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、フレーム内に回転盤を
立シャフトを介して水平回転可能に配設し、その回転盤
に複数の臼を所定のピッチで設けるとともに、各臼の上
下に上杵及び下杵を上下摺動可能に保持させておき、杵
先を臼内に挿入した上杵と下杵とを上ロールと下ロール
間を通過させることにより臼内に充填した粉末を圧縮成
形するようにした回転式粉末圧縮成形機において、立シ
ャフトの上端と回転盤との間に介設されて回転盤と立シ
ャフトとを係脱可能に連結する継手機構と、フレーム上
部と回転盤との間に設けられて継手機構による回転盤と
立シャフトとの連結を解除可能な状態において回転盤を
所定位置まで上昇させる昇降機構と、フレーム上部に設
けられ所定位置まで上昇した回転盤をフレーム外に持ち
出し可能に案内支持する案内機構を備えてなることを特
徴とする回転式粉末圧縮成形機である。
立シャフトを介して水平回転可能に配設し、その回転盤
に複数の臼を所定のピッチで設けるとともに、各臼の上
下に上杵及び下杵を上下摺動可能に保持させておき、杵
先を臼内に挿入した上杵と下杵とを上ロールと下ロール
間を通過させることにより臼内に充填した粉末を圧縮成
形するようにした回転式粉末圧縮成形機において、立シ
ャフトの上端と回転盤との間に介設されて回転盤と立シ
ャフトとを係脱可能に連結する継手機構と、フレーム上
部と回転盤との間に設けられて継手機構による回転盤と
立シャフトとの連結を解除可能な状態において回転盤を
所定位置まで上昇させる昇降機構と、フレーム上部に設
けられ所定位置まで上昇した回転盤をフレーム外に持ち
出し可能に案内支持する案内機構を備えてなることを特
徴とする回転式粉末圧縮成形機である。
【0009】このような構成によれば、立シャフトとの
連結が解除された回転盤を、所定位置まで容易に上昇さ
せて取り外すことができる。したがって、回転盤の清掃
が容易になるとともに、内部の清掃も容易にすることが
できる。また、昇降機構が、フレーム上部と回転盤との
間に設けられているので、飛散した粉末が付着しにく
く、保守作業が容易になる。この昇降機構に対応して、
案内機構がフレーム上部に取り付けてあるので、案内機
構にも粉末が付着しにくく、回転盤を外部に移動させる
際に、粉末の影響を受けることなく円滑に回転盤を外部
まで案内することが可能になる。
連結が解除された回転盤を、所定位置まで容易に上昇さ
せて取り外すことができる。したがって、回転盤の清掃
が容易になるとともに、内部の清掃も容易にすることが
できる。また、昇降機構が、フレーム上部と回転盤との
間に設けられているので、飛散した粉末が付着しにく
く、保守作業が容易になる。この昇降機構に対応して、
案内機構がフレーム上部に取り付けてあるので、案内機
構にも粉末が付着しにくく、回転盤を外部に移動させる
際に、粉末の影響を受けることなく円滑に回転盤を外部
まで案内することが可能になる。
【0010】継手機構における磨耗を最小限にして、が
たつきを防止するには、継手機構が、複数のつめが係合
するかみあいクラッチを備えてなるものが好ましい。こ
のような継手機構を採用することにより、立シャフトと
回転盤との連結を、がたつきの少ない強固なものにする
ことが可能になるとともに、回転盤の着脱が容易にな
る。
たつきを防止するには、継手機構が、複数のつめが係合
するかみあいクラッチを備えてなるものが好ましい。こ
のような継手機構を採用することにより、立シャフトと
回転盤との連結を、がたつきの少ない強固なものにする
ことが可能になるとともに、回転盤の着脱が容易にな
る。
【0011】昇降機構としては、回転盤の上面に取り付
けられる昇降体と、この昇降体を昇降させる昇降装置と
からなり、昇降装置が、フレームの上部に配設され、逆
転可能なモータと、下端が昇降体と係脱可能に構成され
て立シャフトと同心位置に配設される昇降軸と、モータ
の回動を昇降軸の昇降動作に変換して回転盤を昇降する
動作変換機構とを備えてなるものが好ましい。このよう
な昇降機構であれば、構造を簡素化することができ、コ
ンパクトで、保守作業性の良好なものすることが可能で
ある。
けられる昇降体と、この昇降体を昇降させる昇降装置と
からなり、昇降装置が、フレームの上部に配設され、逆
転可能なモータと、下端が昇降体と係脱可能に構成され
て立シャフトと同心位置に配設される昇降軸と、モータ
の回動を昇降軸の昇降動作に変換して回転盤を昇降する
動作変換機構とを備えてなるものが好ましい。このよう
な昇降機構であれば、構造を簡素化することができ、コ
ンパクトで、保守作業性の良好なものすることが可能で
ある。
【0012】このような昇降装置における動作変換機構
としては、昇降軸の一部分に設けられたおねじ部と、中
心部にめねじ部を有しておねじ部に螺合するとともに外
周にモータの駆動力を授受する歯車体と、モータの駆動
出力を歯車体に伝達する駆動歯車とを備え、歯車体が回
動駆動された際に昇降軸が昇降するものが好適である。
このような構成であれば、歯車体の中心部にめねじ部を
設け、この歯車体をモータにより駆動することにより、
めねじ部に螺合した昇降軸を昇降させるので、部品点数
を削減することが可能になる。
としては、昇降軸の一部分に設けられたおねじ部と、中
心部にめねじ部を有しておねじ部に螺合するとともに外
周にモータの駆動力を授受する歯車体と、モータの駆動
出力を歯車体に伝達する駆動歯車とを備え、歯車体が回
動駆動された際に昇降軸が昇降するものが好適である。
このような構成であれば、歯車体の中心部にめねじ部を
設け、この歯車体をモータにより駆動することにより、
めねじ部に螺合した昇降軸を昇降させるので、部品点数
を削減することが可能になる。
【0013】また、昇降体が、その上端に案内機構の上
を転動する一対のローラを備えてなり、昇降軸が、その
下端にローラを収納する収納部を備えてなり、ローラが
収納部に収納されることにより昇降体と昇降軸とが連結
されるものが好ましい。このような構成にすることによ
り、昇降体と昇降軸との係脱が容易になるとともに、ロ
ーラが案内機構の上を転動するので、回転盤をきわめて
円滑に移動させることが可能になる。このような構成に
あっては、案内機構が、回転盤を引き上げた際にローラ
を転動し得る位置に設けられるレールからなるものが好
ましい。
を転動する一対のローラを備えてなり、昇降軸が、その
下端にローラを収納する収納部を備えてなり、ローラが
収納部に収納されることにより昇降体と昇降軸とが連結
されるものが好ましい。このような構成にすることによ
り、昇降体と昇降軸との係脱が容易になるとともに、ロ
ーラが案内機構の上を転動するので、回転盤をきわめて
円滑に移動させることが可能になる。このような構成に
あっては、案内機構が、回転盤を引き上げた際にローラ
を転動し得る位置に設けられるレールからなるものが好
ましい。
【0014】加えて、回転盤が、下杵を上下摺動可能
に、かつ脱落を禁止するように押圧する押圧部材を具備
してなり、回転盤を所定位置まで上昇させた際に少なく
とも上杵及び下杵を回転盤とともに取り外せるものにす
れば、回転盤を上杵及び下杵や回転盤に付属する部材を
回転盤とともに取り外せ、回転盤の取り外し作業を迅速
に行うことが可能になる。しかも、押圧部材で下杵を上
下摺動可能に押圧しているので、粉末の圧縮成形の際に
押圧部材を取り外す必要がなく、回転盤を取り外す際の
作業を圧縮成形後に連続的に行うことが可能になる。
に、かつ脱落を禁止するように押圧する押圧部材を具備
してなり、回転盤を所定位置まで上昇させた際に少なく
とも上杵及び下杵を回転盤とともに取り外せるものにす
れば、回転盤を上杵及び下杵や回転盤に付属する部材を
回転盤とともに取り外せ、回転盤の取り外し作業を迅速
に行うことが可能になる。しかも、押圧部材で下杵を上
下摺動可能に押圧しているので、粉末の圧縮成形の際に
押圧部材を取り外す必要がなく、回転盤を取り外す際の
作業を圧縮成形後に連続的に行うことが可能になる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜9を参照
して説明する。図1は、本発明の回転式粉末圧縮成形機
の全体構成を示している。この回転式粉末圧縮成形機
は、フレーム1内に回転盤3を立シャフト2を介して水
平回転可能に配設し、その回転盤3に複数の臼4を所定
のピッチで設けるとともに、各臼4の上下に上杵5及び
下杵6を上下摺動可能に保持させてある。上杵5と下杵
6とのそれぞれの先端を臼4に挿入した状態で、片持支
持タイプの上ロール7と下ロール8と間を通過させる
と、臼4内に充填した粉末を圧縮成形し得るように、そ
れぞれの上ロール7と下ロール8とが立シャフト2を中
心として回転盤3の上下位置に配設してある。
して説明する。図1は、本発明の回転式粉末圧縮成形機
の全体構成を示している。この回転式粉末圧縮成形機
は、フレーム1内に回転盤3を立シャフト2を介して水
平回転可能に配設し、その回転盤3に複数の臼4を所定
のピッチで設けるとともに、各臼4の上下に上杵5及び
下杵6を上下摺動可能に保持させてある。上杵5と下杵
6とのそれぞれの先端を臼4に挿入した状態で、片持支
持タイプの上ロール7と下ロール8と間を通過させる
と、臼4内に充填した粉末を圧縮成形し得るように、そ
れぞれの上ロール7と下ロール8とが立シャフト2を中
心として回転盤3の上下位置に配設してある。
【0016】この実施例にあっては、上ロール7は、ス
ライド移動可能に上部フレームの横梁部下面に取り付け
てある。この上ロール7は、常時は図示しないボルトに
よりフレーム1に固定してあり、固定を解除した場合に
背面方向にスライド移動できるようになっている。な
お、上及び下ロール7,8は、その構成をわかりやすく
するために、図1における側面視において、それぞれを
側面から見た状態に図示してあるとともに、予備圧縮用
と本圧縮用とで対をなすものであるが、その一方のみが
図示してある。また、フレーム1、立シャフト2、回転
盤3、後述する昇降機構及び案内機構の位置関係を明確
に示すために、粉末の供給装置や成形物の取り出し部等
については、図示を省略した。
ライド移動可能に上部フレームの横梁部下面に取り付け
てある。この上ロール7は、常時は図示しないボルトに
よりフレーム1に固定してあり、固定を解除した場合に
背面方向にスライド移動できるようになっている。な
お、上及び下ロール7,8は、その構成をわかりやすく
するために、図1における側面視において、それぞれを
側面から見た状態に図示してあるとともに、予備圧縮用
と本圧縮用とで対をなすものであるが、その一方のみが
図示してある。また、フレーム1、立シャフト2、回転
盤3、後述する昇降機構及び案内機構の位置関係を明確
に示すために、粉末の供給装置や成形物の取り出し部等
については、図示を省略した。
【0017】回転盤3に保持された上杵5は、立シャフ
ト2の上端近傍に取り付けられた案内レール30によ
り、粉末の充填される位置の近傍で最も高い位置まで案
内され、上ロール7に達する位置ではその上ロール7下
に入り込む低い位置にまで案内されるようになってい
る。また、下杵6は、回転盤3の下側に設けられた低下
器31により上下され、下ロール8による圧縮が終了し
た後、圧縮により成形された成形物を臼4から取り出す
際に最高位置まで案内されるようになっている。この上
杵5と下杵6とは、回転盤3を立シャフト2から切り離
した状態で、回転盤3に保持されて回転盤3、案内レー
ル30及び低下器31等とともに取り外すことができる
ように構成してある。
ト2の上端近傍に取り付けられた案内レール30によ
り、粉末の充填される位置の近傍で最も高い位置まで案
内され、上ロール7に達する位置ではその上ロール7下
に入り込む低い位置にまで案内されるようになってい
る。また、下杵6は、回転盤3の下側に設けられた低下
器31により上下され、下ロール8による圧縮が終了し
た後、圧縮により成形された成形物を臼4から取り出す
際に最高位置まで案内されるようになっている。この上
杵5と下杵6とは、回転盤3を立シャフト2から切り離
した状態で、回転盤3に保持されて回転盤3、案内レー
ル30及び低下器31等とともに取り外すことができる
ように構成してある。
【0018】フレーム1は、角台すなわち下部フレーム
1aと上部フレーム1bとから構成される。この構成
は、基本的には圧縮成形のため成形部とこの成形部を駆
動するための駆動部とを分離することを目的としてい
る。具体的には、下部フレーム1a下方内部には主動モ
ータMが取り付けられ、その上部には外径が回転盤3の
外径と略同一のウォームホイール9を収納するギア室1
0が形成してある。主動モータMの回転は、ウォーム1
1にベルト12を介して伝達される。このギア室10の
上面には立シャフト2を支持する支持盤13が載置固定
してある。このために、ギア室10の内部は、回転盤3
が配置される下部フレーム1aの上側とは隔離された状
態になり、成形される粉末等の侵入が遮断されている。
そして、ギア室10の底面には立シャフト下ベアリング
14が取り付けてある。
1aと上部フレーム1bとから構成される。この構成
は、基本的には圧縮成形のため成形部とこの成形部を駆
動するための駆動部とを分離することを目的としてい
る。具体的には、下部フレーム1a下方内部には主動モ
ータMが取り付けられ、その上部には外径が回転盤3の
外径と略同一のウォームホイール9を収納するギア室1
0が形成してある。主動モータMの回転は、ウォーム1
1にベルト12を介して伝達される。このギア室10の
上面には立シャフト2を支持する支持盤13が載置固定
してある。このために、ギア室10の内部は、回転盤3
が配置される下部フレーム1aの上側とは隔離された状
態になり、成形される粉末等の侵入が遮断されている。
そして、ギア室10の底面には立シャフト下ベアリング
14が取り付けてある。
【0019】立シャフト2は、剛性を高くするべく可能
な限り太径に形成してあり、上記した立シャフト下ベア
リング14と上、下テーパローラベアリング15,16
とにより、フレーム1の略中央部に回転自在に配設して
ある。この立シャフト2の上端部には、継手機構たる下
クラッチ板51aが固定してある。回転盤3は、下側に
配置されて臼4を着脱可能に同一円周上に所定のピッチ
で保持するとともに下杵6を摺動可能に保持する回転盤
下部3aと、回転盤下部3aの中央に位置にベアリング
を介して配置される回転軸3cと、その回転軸3cにベ
アリングを介して回動可能に取り付けられ、上杵5を摺
動可能に保持する回転盤上部3bとからなる。回転盤上
部3bの上面中央には、昇降機構Eをなす昇降体E1が
固定される。
な限り太径に形成してあり、上記した立シャフト下ベア
リング14と上、下テーパローラベアリング15,16
とにより、フレーム1の略中央部に回転自在に配設して
ある。この立シャフト2の上端部には、継手機構たる下
クラッチ板51aが固定してある。回転盤3は、下側に
配置されて臼4を着脱可能に同一円周上に所定のピッチ
で保持するとともに下杵6を摺動可能に保持する回転盤
下部3aと、回転盤下部3aの中央に位置にベアリング
を介して配置される回転軸3cと、その回転軸3cにベ
アリングを介して回動可能に取り付けられ、上杵5を摺
動可能に保持する回転盤上部3bとからなる。回転盤上
部3bの上面中央には、昇降機構Eをなす昇降体E1が
固定される。
【0020】また、図2に示すように、回転盤下部3a
の下面側近傍の側面には、下杵6に対応して、下杵6を
保持する貫通孔3aaに達するめねじ孔3abが形成し
てある。このめねじ孔3abには、押圧部材であるボー
ルプランジャPLが螺合される。このボールプランジャ
PLは、その外周におねじが形成され、その内部にコイ
ルスプリングが内蔵され、先端からコイルスプリングに
付勢されたプラスチック製のボールPLaが脱落不可に
突出している。ボールプランジャPLをめねじ孔3ab
に所定のトルクで螺着すると、下杵6は上下に摺動可能
な状態で貫通孔3aaに保持されるとともに、回転盤3
を取り外す際に所定位置まで持ち上げても、ボールPL
aがコイルスプリングで付勢されているので、押圧力が
下杵6に作用し、下杵6の落下が禁止される。したがっ
て、下杵6は、回転盤3から脱落することがない。
の下面側近傍の側面には、下杵6に対応して、下杵6を
保持する貫通孔3aaに達するめねじ孔3abが形成し
てある。このめねじ孔3abには、押圧部材であるボー
ルプランジャPLが螺合される。このボールプランジャ
PLは、その外周におねじが形成され、その内部にコイ
ルスプリングが内蔵され、先端からコイルスプリングに
付勢されたプラスチック製のボールPLaが脱落不可に
突出している。ボールプランジャPLをめねじ孔3ab
に所定のトルクで螺着すると、下杵6は上下に摺動可能
な状態で貫通孔3aaに保持されるとともに、回転盤3
を取り外す際に所定位置まで持ち上げても、ボールPL
aがコイルスプリングで付勢されているので、押圧力が
下杵6に作用し、下杵6の落下が禁止される。したがっ
て、下杵6は、回転盤3から脱落することがない。
【0021】昇降体E1は、図3に示すように、その下
方端に取付用のフランジE1aを有し、その上方端に回
転盤3を外部に引き出す際の摩擦を軽減するために、回
動自在な一対のローラE1bを有している。この昇降体
E1は、丸棒部材の下端に、フランジE1aを一体に設
けるとともに、その上端にローラE1b取付用の軸部E
1cを一体に設けた形状で、フランジE1aの上方に
は、背向する側面部分を平面化して回転盤3を吊り下げ
て移動する懸吊車両LFTのアームLaを添接させる懸
吊部E1dが形成してある。昇降体E1は、フランジE
1aを回転盤上部3bに図示しないボルトにより締結し
て固定する。
方端に取付用のフランジE1aを有し、その上方端に回
転盤3を外部に引き出す際の摩擦を軽減するために、回
動自在な一対のローラE1bを有している。この昇降体
E1は、丸棒部材の下端に、フランジE1aを一体に設
けるとともに、その上端にローラE1b取付用の軸部E
1cを一体に設けた形状で、フランジE1aの上方に
は、背向する側面部分を平面化して回転盤3を吊り下げ
て移動する懸吊車両LFTのアームLaを添接させる懸
吊部E1dが形成してある。昇降体E1は、フランジE
1aを回転盤上部3bに図示しないボルトにより締結し
て固定する。
【0022】回転軸3cの下端部には、その外周に密着
して、継手機構たるかみあいクラッチ51の上クラッチ
板51cが取り付けてあり、回転軸3cの下面は、かみ
あいクラッチ51の複数の爪51dの頂点がなす平面よ
り上側に凹んだ位置にある。したがって、回転軸3cの
下面の周囲に、上クラッチ板51cの複数の爪51dが
配設されるものとなる。回転軸3cの下面には、立シャ
フト2の上面に突出して設けた位置決めピンに対応する
位置決め穴が設けてある。
して、継手機構たるかみあいクラッチ51の上クラッチ
板51cが取り付けてあり、回転軸3cの下面は、かみ
あいクラッチ51の複数の爪51dの頂点がなす平面よ
り上側に凹んだ位置にある。したがって、回転軸3cの
下面の周囲に、上クラッチ板51cの複数の爪51dが
配設されるものとなる。回転軸3cの下面には、立シャ
フト2の上面に突出して設けた位置決めピンに対応する
位置決め穴が設けてある。
【0023】この上クラッチ板51cに対応して、立シ
ャフト2の上端部には、かみあいクラッチ51を構成す
る下クラッチ板51aが高さ調整板を介して取り付けて
ある。下クラッチ板51a及び上クラッチ板51cは、
図4に示すように、同一形状をしており、中央に立シャ
フト2の上端部や回転軸3cの下端部が挿入できる環状
のもので、それぞれの最外周部の上面及び下面に複数の
爪51dが設けてあり、いわゆる一対のハースギアを構
成している。下クラッチ板51a及び上クラッチ板51
cは、爪51dの内側の平面部分において、複数のボル
トにより固定する構造である。爪51dの形状は、例え
ば、側面視が略台形で、下クラッチ板51aの爪51d
が円周方向の側面が凸面形状をしており、これに対応し
て上クラッチ板51cの爪51dは円周方向の側面が凹
面形状にしてある。
ャフト2の上端部には、かみあいクラッチ51を構成す
る下クラッチ板51aが高さ調整板を介して取り付けて
ある。下クラッチ板51a及び上クラッチ板51cは、
図4に示すように、同一形状をしており、中央に立シャ
フト2の上端部や回転軸3cの下端部が挿入できる環状
のもので、それぞれの最外周部の上面及び下面に複数の
爪51dが設けてあり、いわゆる一対のハースギアを構
成している。下クラッチ板51a及び上クラッチ板51
cは、爪51dの内側の平面部分において、複数のボル
トにより固定する構造である。爪51dの形状は、例え
ば、側面視が略台形で、下クラッチ板51aの爪51d
が円周方向の側面が凸面形状をしており、これに対応し
て上クラッチ板51cの爪51dは円周方向の側面が凹
面形状にしてある。
【0024】一方、上部フレーム1bの上部には、昇降
機構Eを構成する昇降装置E2が取り付けてある。昇降
装置E2は、図5に示すように、逆転可能なモータE2
1と、昇降体E1に係脱可能な下端を有する昇降軸E2
2と、モータE21の駆動力を昇降軸E22の昇降動作
に変換して回転盤3を昇降する動作変換機構Cとを備え
ている。昇降軸E22は、図6に示すように、その下端
に、昇降体E1に取り付けられた一対のローラE1bを
収納するとともに、ローラE1bを後述するレール40
に転がり出させる出口を備える収納部E22aを有する
とともに、その長手方向の中央部に、後述するウォーム
ホイールC1に設けられためねじ部C1aと螺合するお
ねじ部E22bを有している。おねじ部E22bより上
の部分は、丸棒体のままで、フレーム1の側面に対向す
る側面には、回転盤3を所定位置まで上昇させた際に昇
降状態を保持するための、先端がテーパ形状をした保持
用ロッドrを嵌合させるロック穴E22cが形成してあ
る。この昇降装置E2は、回転盤3を上昇させるととも
に、回転盤3が降下した位置においては、回転盤3を立
シャフト2に押圧する機能を有している。これにより、
かみあいクラッチ51の上クラッチ板51cをかみあい
状態において下クラッチ板51aにボルト等で相互に固
定する必要がない。
機構Eを構成する昇降装置E2が取り付けてある。昇降
装置E2は、図5に示すように、逆転可能なモータE2
1と、昇降体E1に係脱可能な下端を有する昇降軸E2
2と、モータE21の駆動力を昇降軸E22の昇降動作
に変換して回転盤3を昇降する動作変換機構Cとを備え
ている。昇降軸E22は、図6に示すように、その下端
に、昇降体E1に取り付けられた一対のローラE1bを
収納するとともに、ローラE1bを後述するレール40
に転がり出させる出口を備える収納部E22aを有する
とともに、その長手方向の中央部に、後述するウォーム
ホイールC1に設けられためねじ部C1aと螺合するお
ねじ部E22bを有している。おねじ部E22bより上
の部分は、丸棒体のままで、フレーム1の側面に対向す
る側面には、回転盤3を所定位置まで上昇させた際に昇
降状態を保持するための、先端がテーパ形状をした保持
用ロッドrを嵌合させるロック穴E22cが形成してあ
る。この昇降装置E2は、回転盤3を上昇させるととも
に、回転盤3が降下した位置においては、回転盤3を立
シャフト2に押圧する機能を有している。これにより、
かみあいクラッチ51の上クラッチ板51cをかみあい
状態において下クラッチ板51aにボルト等で相互に固
定する必要がない。
【0025】また、動作変換機構Cは、モータE21の
出力軸に取り付けられるトルクリミッタを内蔵した平歯
車体C2及び平歯車C3を介して回動駆動される回動駆
動軸C4に取り付けられる駆動歯車たるウォームC5
と、このウォームC5に歯合する歯車体たるウォームホ
イールC1と、このウォームホイールC1の上下動を禁
止する移動制限板C6ととを備えている。ウォームホイ
ールC1は、その中心部に昇降軸E22のおねじ部E2
2bと螺合するめねじC1a部を備えている。モータE
21が回動することによりウォームC5が回動し、ウォ
ームホイールC1が回動するが、ウォームホイールC1
は移動制限板C6により移動が禁止されているので、ウ
ォームホイールC1のめねじ部C1aに螺合している昇
降軸E22が螺進されることになる。
出力軸に取り付けられるトルクリミッタを内蔵した平歯
車体C2及び平歯車C3を介して回動駆動される回動駆
動軸C4に取り付けられる駆動歯車たるウォームC5
と、このウォームC5に歯合する歯車体たるウォームホ
イールC1と、このウォームホイールC1の上下動を禁
止する移動制限板C6ととを備えている。ウォームホイ
ールC1は、その中心部に昇降軸E22のおねじ部E2
2bと螺合するめねじC1a部を備えている。モータE
21が回動することによりウォームC5が回動し、ウォ
ームホイールC1が回動するが、ウォームホイールC1
は移動制限板C6により移動が禁止されているので、ウ
ォームホイールC1のめねじ部C1aに螺合している昇
降軸E22が螺進されることになる。
【0026】回転盤3が所定位置まで上昇した際に、昇
降体E1に取り付けられたローラE1bを、昇降装置E
の下方からフレーム1の正面端まで案内する案内機構た
るレール40が、フレーム1の上部すなわち上部フレー
ム1bに取り付けられている。このレール40は、上部
フレーム1bに形成された溝部に長尺の板材を挿入して
図示しないボルトにより固定する構造である。すなわ
ち、レール40は、回転盤3が所定位置に移動された際
に、上面すなわちローラE1bが転動する案内面40a
と、昇降軸E22の収納部E22aの底面とが略面一と
なるように、上部フレーム1bの横梁部に取り付けてあ
る。このレール40は、その上面に、例えば、超高分子
量ポリエチレン製の板状滑り部材が貼設してある。この
ように、板状滑り部材が貼設してあることにより、ロー
ラE1bと合わせて機能して重量物である回転盤3を円
滑に、かつ安定して外部に案内することが可能になる。
また、このレール40の部分は、錠剤を製造している場
合つまり回転盤3の取り外し作業を行わない場合には、
下方から飛散してくる粉末が上面に付着しないように、
下側より閉塞してある。
降体E1に取り付けられたローラE1bを、昇降装置E
の下方からフレーム1の正面端まで案内する案内機構た
るレール40が、フレーム1の上部すなわち上部フレー
ム1bに取り付けられている。このレール40は、上部
フレーム1bに形成された溝部に長尺の板材を挿入して
図示しないボルトにより固定する構造である。すなわ
ち、レール40は、回転盤3が所定位置に移動された際
に、上面すなわちローラE1bが転動する案内面40a
と、昇降軸E22の収納部E22aの底面とが略面一と
なるように、上部フレーム1bの横梁部に取り付けてあ
る。このレール40は、その上面に、例えば、超高分子
量ポリエチレン製の板状滑り部材が貼設してある。この
ように、板状滑り部材が貼設してあることにより、ロー
ラE1bと合わせて機能して重量物である回転盤3を円
滑に、かつ安定して外部に案内することが可能になる。
また、このレール40の部分は、錠剤を製造している場
合つまり回転盤3の取り外し作業を行わない場合には、
下方から飛散してくる粉末が上面に付着しないように、
下側より閉塞してある。
【0027】このような構成において、常時つまり成形
物を製造し得る時は、昇降軸E22の収納部E22a内
に昇降体E1上端のローラE1bが収納された状態で、
昇降軸E22と昇降体E1とが連結している。この状態
では、昇降軸E22が最下位置にまで下げられており、
よってローラE1bが収納部E22aにおいて下方に押
圧されるものである。昇降軸E22は、トルクリミッタ
を介してモータE21に接続されているので、この押圧
状態において、回転盤3が回転して下側から上に圧力を
受けても、昇降軸E22が浮き上がることがない。した
がって、回転盤3は、昇降機構Eにより立シャフト2に
対して押圧されることになり、かみあいクラッチ51が
係合状態にあって立シャフト2と回転盤3とが連結さ
れ、かみあいクラッチ51の上クラッチ板51cと下ク
ラッチ板51aとをボルト等で固定する必要がない。
物を製造し得る時は、昇降軸E22の収納部E22a内
に昇降体E1上端のローラE1bが収納された状態で、
昇降軸E22と昇降体E1とが連結している。この状態
では、昇降軸E22が最下位置にまで下げられており、
よってローラE1bが収納部E22aにおいて下方に押
圧されるものである。昇降軸E22は、トルクリミッタ
を介してモータE21に接続されているので、この押圧
状態において、回転盤3が回転して下側から上に圧力を
受けても、昇降軸E22が浮き上がることがない。した
がって、回転盤3は、昇降機構Eにより立シャフト2に
対して押圧されることになり、かみあいクラッチ51が
係合状態にあって立シャフト2と回転盤3とが連結さ
れ、かみあいクラッチ51の上クラッチ板51cと下ク
ラッチ板51aとをボルト等で固定する必要がない。
【0028】そして、主動モータMに通電すると、回転
盤3は、立シャフト2の回転により回転駆動される。か
みあいクラッチ51は、複数の爪51dが係合しあった
状態で回転盤3と立シャフト2とを連結しているので、
打錠時に間欠的に負荷が変化しても、複数の爪51d同
士の係合状態に変化が生じにくいため、部分的に磨耗す
ることがなく、がたつきが発生することを防止すること
ができる。
盤3は、立シャフト2の回転により回転駆動される。か
みあいクラッチ51は、複数の爪51dが係合しあった
状態で回転盤3と立シャフト2とを連結しているので、
打錠時に間欠的に負荷が変化しても、複数の爪51d同
士の係合状態に変化が生じにくいため、部分的に磨耗す
ることがなく、がたつきが発生することを防止すること
ができる。
【0029】次に、回転盤3を取り外す場合は、図7に
示すように、上部フレーム1bに固定されている上ロー
ル7を背面方向に移動させて、上部フレーム1b内部に
回転盤3が上方に移動し得る空間を形成してから行う。
上ロール7を移動した後、昇降装置EのモータE21に
通電して正転させると、ウォームC5が回転し、ウォー
ムホイールC1が回転駆動される。ウォームホイールC
1が回転すると、めねじ部C1aとおねじ部E22bと
の間に螺進力が発生するが、ウォームホイールC1がそ
の上下方向、つまり昇降軸E22の軸方向への移動を移
動制限板C6により禁止されることから、昇降軸E22
が上方向に移動する。そして、昇降体E1のローラE1
bがレール40の位置に達したところで、その上昇位置
を例えば図示しないリミットスイッチ等で検知してモー
タE21への通電を停止すると、回転盤3は所定位置ま
で上昇する。ここで、保持用ロッドrを昇降軸E22に
向かって螺進させ、その先端を昇降軸E22のロック穴
E22cに嵌合させて、回転盤3が不測の事態で落下し
ないように保持する(図8)。この場合、回転盤3とと
もに、上杵5、下杵6、案内レール30、低下器31等
が一体的に上昇する。つまり、回転盤3を取り外すに際
して、下杵6や案内レール30、低下器31を回転盤3
から取り外す必要がない。
示すように、上部フレーム1bに固定されている上ロー
ル7を背面方向に移動させて、上部フレーム1b内部に
回転盤3が上方に移動し得る空間を形成してから行う。
上ロール7を移動した後、昇降装置EのモータE21に
通電して正転させると、ウォームC5が回転し、ウォー
ムホイールC1が回転駆動される。ウォームホイールC
1が回転すると、めねじ部C1aとおねじ部E22bと
の間に螺進力が発生するが、ウォームホイールC1がそ
の上下方向、つまり昇降軸E22の軸方向への移動を移
動制限板C6により禁止されることから、昇降軸E22
が上方向に移動する。そして、昇降体E1のローラE1
bがレール40の位置に達したところで、その上昇位置
を例えば図示しないリミットスイッチ等で検知してモー
タE21への通電を停止すると、回転盤3は所定位置ま
で上昇する。ここで、保持用ロッドrを昇降軸E22に
向かって螺進させ、その先端を昇降軸E22のロック穴
E22cに嵌合させて、回転盤3が不測の事態で落下し
ないように保持する(図8)。この場合、回転盤3とと
もに、上杵5、下杵6、案内レール30、低下器31等
が一体的に上昇する。つまり、回転盤3を取り外すに際
して、下杵6や案内レール30、低下器31を回転盤3
から取り外す必要がない。
【0030】このようにして、回転盤3を所定位置まで
移動させると、昇降体E1のローラE1bがレール40
上を転動し得る状態になる。ここで、レール40の部分
を閉塞している蓋(図示しない)を取り外す。これによ
り、レール40間に、昇降体E1が移動し得る空間が形
成される。そして、この状態において、回転盤3を外側
に向かって引っ張ると、ローラE1bがレール40上を
転動して回転盤3が外側に案内される。回転盤3をフレ
ーム1内から外部に取り出すには、懸吊車両LFTのア
ームLaをフレーム1内に挿入し、図9に示すように、
そのアームLaを昇降体E1の懸吊部E1cを挟み込む
ようにして添接させて、アームLaにより回転盤3を支
持する。この後、懸吊車両LFTを回転式粉末圧縮成形
機から離間するように移動して、回転盤3をフレーム1
外に取り出す。
移動させると、昇降体E1のローラE1bがレール40
上を転動し得る状態になる。ここで、レール40の部分
を閉塞している蓋(図示しない)を取り外す。これによ
り、レール40間に、昇降体E1が移動し得る空間が形
成される。そして、この状態において、回転盤3を外側
に向かって引っ張ると、ローラE1bがレール40上を
転動して回転盤3が外側に案内される。回転盤3をフレ
ーム1内から外部に取り出すには、懸吊車両LFTのア
ームLaをフレーム1内に挿入し、図9に示すように、
そのアームLaを昇降体E1の懸吊部E1cを挟み込む
ようにして添接させて、アームLaにより回転盤3を支
持する。この後、懸吊車両LFTを回転式粉末圧縮成形
機から離間するように移動して、回転盤3をフレーム1
外に取り出す。
【0031】このように、回転盤3を立シャフト2から
離脱させてレール40によりフレーム1の正面位置に保
持することができるので、清掃等の作業性が改善され
る。つまり、回転式粉末圧縮成形機の設置場所が狭いと
ころであっても、回転盤3を立シャフト2から離した位
置に保持しておくための機械のためのスペースが必要で
ないので、狭い室内でも回転式粉末圧縮成形機内部の清
掃や回転盤3の清掃を容易にすることができる。また、
回転盤3は、フレーム1上部にある昇降機構Eにより昇
降するので、安全に、かつ油で作業者が汚れることな
く、回転盤3の着脱作業をすることができる。しかも、
回転盤3を取り外す際に、上杵5、下杵6、案内レール
30及び低下器31等を取り外す必要がないので、作業
時間を短縮することができる。しかも、昇降機構Eがフ
レーム1上部と回転盤3との間に設けてあるので、回転
盤3より下側を水洗いすることができる。すなわち、回
転盤3下方の装置内部を水洗清掃しても、昇降機構Eが
回転盤3より上に位置するので、水がかかることがな
い。よって、清掃が容易になる。
離脱させてレール40によりフレーム1の正面位置に保
持することができるので、清掃等の作業性が改善され
る。つまり、回転式粉末圧縮成形機の設置場所が狭いと
ころであっても、回転盤3を立シャフト2から離した位
置に保持しておくための機械のためのスペースが必要で
ないので、狭い室内でも回転式粉末圧縮成形機内部の清
掃や回転盤3の清掃を容易にすることができる。また、
回転盤3は、フレーム1上部にある昇降機構Eにより昇
降するので、安全に、かつ油で作業者が汚れることな
く、回転盤3の着脱作業をすることができる。しかも、
回転盤3を取り外す際に、上杵5、下杵6、案内レール
30及び低下器31等を取り外す必要がないので、作業
時間を短縮することができる。しかも、昇降機構Eがフ
レーム1上部と回転盤3との間に設けてあるので、回転
盤3より下側を水洗いすることができる。すなわち、回
転盤3下方の装置内部を水洗清掃しても、昇降機構Eが
回転盤3より上に位置するので、水がかかることがな
い。よって、清掃が容易になる。
【0032】回転盤3を立シャフト2と連結する場合
は、レール40に昇降体E1のローラE1bを載せ、背
面方向に押して、ローラE1bをレール40の内側端近
傍まで移動させ、その位置からさらに回転盤3を押し込
むと、ローラE1bが昇降軸E22の収納部E22aに
収容されて、昇降体E1と昇降軸E22とが連結され
る。この状態で、回転盤3は、位置決め作業をすること
なく立シャフトの直上位置に停止しているので、昇降機
構EのモータE21を逆転させて回転盤3を立シャフト
2の近傍まで降下させる。そして、回転盤3の回転軸3
cに設けられた位置決め穴と立シャフト2の上面の位置
決めピンとの位置を一致させ、さらに回転盤3を降下さ
せて、下クラッチ板51aに上クラッチ板51cを係合
させて、昇降軸E22が下向きの力を発生している状態
で立シャフト2と回転盤3とを連結する。このように、
昇降軸E22により昇降体E1を押圧することにより、
上クラッチ板51cと下クラッチ板51aとをボルト等
で固定することなく連結でき、立シャフト2と回転盤3
との連結作業を容易にすることができる。
は、レール40に昇降体E1のローラE1bを載せ、背
面方向に押して、ローラE1bをレール40の内側端近
傍まで移動させ、その位置からさらに回転盤3を押し込
むと、ローラE1bが昇降軸E22の収納部E22aに
収容されて、昇降体E1と昇降軸E22とが連結され
る。この状態で、回転盤3は、位置決め作業をすること
なく立シャフトの直上位置に停止しているので、昇降機
構EのモータE21を逆転させて回転盤3を立シャフト
2の近傍まで降下させる。そして、回転盤3の回転軸3
cに設けられた位置決め穴と立シャフト2の上面の位置
決めピンとの位置を一致させ、さらに回転盤3を降下さ
せて、下クラッチ板51aに上クラッチ板51cを係合
させて、昇降軸E22が下向きの力を発生している状態
で立シャフト2と回転盤3とを連結する。このように、
昇降軸E22により昇降体E1を押圧することにより、
上クラッチ板51cと下クラッチ板51aとをボルト等
で固定することなく連結でき、立シャフト2と回転盤3
との連結作業を容易にすることができる。
【0033】なお、本発明は以上説明した実施例に限定
されるものではない。上記実施例では、継手機構として
かみあいクラッチを主な構成要素とするものを説明した
が、回転盤下部の凹陥部の形状を円錐台形状にし、一方
立シャフトの上端には凹陥部の形状に対応して円錐台状
のテーパ凸部とし、いわゆる円錐クラッチの構造とする
ものであってもよい。この場合、クラッチ自体がテーパ
係合する構造であるので、上記実施例で用いた位置決め
ピンは省略することができる。
されるものではない。上記実施例では、継手機構として
かみあいクラッチを主な構成要素とするものを説明した
が、回転盤下部の凹陥部の形状を円錐台形状にし、一方
立シャフトの上端には凹陥部の形状に対応して円錐台状
のテーパ凸部とし、いわゆる円錐クラッチの構造とする
ものであってもよい。この場合、クラッチ自体がテーパ
係合する構造であるので、上記実施例で用いた位置決め
ピンは省略することができる。
【0034】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上に詳述したように、継手
機構による回転盤と立シャフトとの係合を解除可能な状
態において、昇降機構により回転盤を上昇させるので、
安全に、かつ作業者の手などを汚すことなく、回転盤を
取り外すことができる。また、昇降機構が、フレーム上
部と回転盤との間に設けられているので、飛散した粉末
が付着しにくく、昇降機構の保守作業が容易になる。こ
の昇降機構に対応して、案内機構がフレーム上部に取り
付けてあるので、案内機構にも粉末が付着しにくく、回
転盤を外部に移動させる際に、粉末の影響を受けること
なく円滑に回転盤を外部まで案内することができる。
機構による回転盤と立シャフトとの係合を解除可能な状
態において、昇降機構により回転盤を上昇させるので、
安全に、かつ作業者の手などを汚すことなく、回転盤を
取り外すことができる。また、昇降機構が、フレーム上
部と回転盤との間に設けられているので、飛散した粉末
が付着しにくく、昇降機構の保守作業が容易になる。こ
の昇降機構に対応して、案内機構がフレーム上部に取り
付けてあるので、案内機構にも粉末が付着しにくく、回
転盤を外部に移動させる際に、粉末の影響を受けること
なく円滑に回転盤を外部まで案内することができる。
【0036】継手機構を、複数のつめが係合するかみあ
いクラッチを備えてなるものにすれば、立シャフトと回
転盤との連結を、がたつきの少ない強固なものにするこ
とができ、磨耗を最小限に抑えることができるととも
に、回転盤の着脱が容易になる。昇降機構が、回転盤の
上面に取り付けられる昇降体と、この昇降体を昇降させ
る昇降装置とからなり、昇降装置が、フレームの上部に
配設され、逆転可能なモータと、下端が昇降体と係脱可
能に構成されて立シャフトと同心位置に配設される昇降
軸と、モータの回動を昇降軸の昇降動作に変換して回転
盤を昇降する動作変換機構とを備えてなるものであれ
ば、構造を簡素化することができ、コンパクトで、保守
作業性の良好なものすることができる。
いクラッチを備えてなるものにすれば、立シャフトと回
転盤との連結を、がたつきの少ない強固なものにするこ
とができ、磨耗を最小限に抑えることができるととも
に、回転盤の着脱が容易になる。昇降機構が、回転盤の
上面に取り付けられる昇降体と、この昇降体を昇降させ
る昇降装置とからなり、昇降装置が、フレームの上部に
配設され、逆転可能なモータと、下端が昇降体と係脱可
能に構成されて立シャフトと同心位置に配設される昇降
軸と、モータの回動を昇降軸の昇降動作に変換して回転
盤を昇降する動作変換機構とを備えてなるものであれ
ば、構造を簡素化することができ、コンパクトで、保守
作業性の良好なものすることができる。
【0037】このような昇降装置における動作変換機構
として、昇降軸の一部分に設けられたおねじ部と、中心
部にめねじ部を有しておねじ部に螺合するとともに外周
にモータの駆動力を授受する歯車体と、モータの駆動出
力を歯車体に伝達する駆動歯車とを備え、歯車体が回動
駆動された際に昇降軸が昇降するものにすれば、めねじ
部に螺合した昇降軸を昇降させるので、部品点数を削減
することができる。
として、昇降軸の一部分に設けられたおねじ部と、中心
部にめねじ部を有しておねじ部に螺合するとともに外周
にモータの駆動力を授受する歯車体と、モータの駆動出
力を歯車体に伝達する駆動歯車とを備え、歯車体が回動
駆動された際に昇降軸が昇降するものにすれば、めねじ
部に螺合した昇降軸を昇降させるので、部品点数を削減
することができる。
【0038】また、昇降体が、その上端に案内機構の上
を転動する一対のローラを備えてなり、昇降軸が、その
下端にローラを収納する収納部を備えてなり、ローラが
収納部に収納されることにより昇降体と昇降軸とが連結
されるものであれば、昇降体と昇降軸との係脱が容易に
なるとともに、ローラが案内機構の上を転動するので、
回転盤をきわめて円滑に移動させることができる。
を転動する一対のローラを備えてなり、昇降軸が、その
下端にローラを収納する収納部を備えてなり、ローラが
収納部に収納されることにより昇降体と昇降軸とが連結
されるものであれば、昇降体と昇降軸との係脱が容易に
なるとともに、ローラが案内機構の上を転動するので、
回転盤をきわめて円滑に移動させることができる。
【0039】さらに、回転盤が、下杵を上下摺動可能
に、かつ脱落を禁止するように押圧する押圧部材を具備
してなり、回転盤を所定位置まで上昇させた際に少なく
とも上杵及び下杵を回転盤とともに取り外せるものにす
れば、回転盤を上杵及び下杵や回転盤に付属する部材を
回転盤とともに取り外せ、回転盤の取り外し作業を迅速
に行うことができる。しかも、押圧部材で下杵を上下摺
動可能に押圧しているので、粉末の圧縮成形の際に押圧
部材を取り外す必要がなく、回転盤を取り外す際の作業
を圧縮成形後に連続的に行うことができる。
に、かつ脱落を禁止するように押圧する押圧部材を具備
してなり、回転盤を所定位置まで上昇させた際に少なく
とも上杵及び下杵を回転盤とともに取り外せるものにす
れば、回転盤を上杵及び下杵や回転盤に付属する部材を
回転盤とともに取り外せ、回転盤の取り外し作業を迅速
に行うことができる。しかも、押圧部材で下杵を上下摺
動可能に押圧しているので、粉末の圧縮成形の際に押圧
部材を取り外す必要がなく、回転盤を取り外す際の作業
を圧縮成形後に連続的に行うことができる。
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図。
【図2】同実施例の回転盤下部の要部を拡大して示す断
面図。
面図。
【図3】同実施例の昇降体の斜視図。
【図4】同実施例のかみあいクラッチの斜視図。
【図5】同実施例の昇降機構を拡大して示す斜視図。
【図6】同実施例の昇降軸の斜視図。
【図7】同実施例の回転盤を上昇させた場合の縦断面
図。
図。
【図8】同実施例の回転盤を取り外した場合の状態を示
す平面図。
す平面図。
【図9】同実施例の回転盤を懸吊車両で吊り下げた状態
を示す縦断面図。 1…フレーム 2…立シャフト 3…回転盤 4…臼 5…上杵 6…下杵 7…上ロール 8…下ロール 40…レール 51…かみあいクラッチ E…昇降機構
を示す縦断面図。 1…フレーム 2…立シャフト 3…回転盤 4…臼 5…上杵 6…下杵 7…上ロール 8…下ロール 40…レール 51…かみあいクラッチ E…昇降機構
Claims (7)
- 【請求項1】フレーム内に回転盤を立シャフトを介して
水平回転可能に配設し、その回転盤に複数の臼を所定の
ピッチで設けるとともに、各臼の上下に上杵及び下杵を
上下摺動可能に保持させておき、杵先を臼内に挿入した
上杵と下杵とを上ロールと下ロール間を通過させること
により臼内に充填した粉末を圧縮成形するようにした回
転式粉末圧縮成形機において、 立シャフトの上端と回転盤との間に介設されて回転盤と
立シャフトとを係脱可能に連結する継手機構と、 フレーム上部と回転盤との間に設けられて継手機構によ
る回転盤と立シャフトとの連結を解除可能な状態におい
て回転盤を所定位置まで上昇させる昇降機構と、 フレーム上部に設けられ所定位置まで上昇した回転盤を
フレーム外に持ち出し可能に案内支持する案内機構を備
えてなることを特徴とする回転式粉末圧縮成形機。 - 【請求項2】継手機構が、複数のつめが係合するかみあ
いクラッチを備えてなることを特徴とする請求項1記載
の回転式粉末圧縮成形機。 - 【請求項3】昇降機構が、回転盤の上面に取り付けられ
る昇降体と、この昇降体を昇降させる昇降装置とからな
り、昇降装置が、フレームの上部に配設され、逆転可能
なモータと、下端が昇降体と係脱可能に構成されて立シ
ャフトと同心位置に配設される昇降軸と、モータの回動
を昇降軸の昇降動作に変換して回転盤を昇降する動作変
換機構とを備えてなることを特徴とする請求項1又は2
記載の回転式粉末圧縮成形機。 - 【請求項4】動作変換機構が、昇降軸の一部分に設けら
れたおねじ部と、中心部にめねじ部を有しておねじ部に
螺合するとともに外周にモータの駆動力を授受する歯車
体と、モータの駆動出力を歯車体に伝達する駆動歯車と
を備え、歯車体が回動駆動された際に昇降軸が昇降する
ことを特徴とする請求項3記載の回転式粉末圧縮成形
機。 - 【請求項5】昇降体が、その上端に案内機構の上を転動
する一対のローラを備えてなり、昇降軸が、その下端に
ローラを収納する収納部を備えてなり、ローラが収納部
に収納されることにより昇降体と昇降軸とが連結される
ことを特徴とする請求項3又は4記載の回転式粉末圧縮
成形機。 - 【請求項6】案内機構が、回転盤を引き上げた際にロー
ラを転動し得る位置に設けられるレールからなることを
特徴とする請求項5記載の回転式粉末圧縮成形機。 - 【請求項7】回転盤が、下杵を上下摺動可能に、かつ脱
落を禁止するように押圧する押圧部材を具備してなり、
回転盤を所定位置まで上昇させた際に少なくとも上杵及
び下杵を回転盤とともに取り外せることを特徴とする請
求項1、2、3、4、5又は6記載の回転式粉末圧縮成
形機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2614699A JP2992529B1 (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | 回転式粉末圧縮成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2614699A JP2992529B1 (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | 回転式粉末圧縮成形機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2992529B1 true JP2992529B1 (ja) | 1999-12-20 |
JP2000225495A JP2000225495A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12185417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2614699A Expired - Fee Related JP2992529B1 (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | 回転式粉末圧縮成形機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2992529B1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4509751B2 (ja) * | 2004-11-29 | 2010-07-21 | 京セラ株式会社 | 回転式粉末圧縮成型機 |
CN102026801A (zh) * | 2008-03-12 | 2011-04-20 | Gea库尔图瓦股份有限公司 | 包括具有可更换部件的转塔的旋转式压片机和更换转塔部件的方法 |
DE102014113211B4 (de) * | 2014-05-07 | 2020-01-23 | Fette Compacting Gmbh | Rundläuferpresse |
-
1999
- 1999-02-03 JP JP2614699A patent/JP2992529B1/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000225495A (ja) | 2000-08-15 |
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