JP2831060B2 - 電鋳製のic用リードフレーム - Google Patents

電鋳製のic用リードフレーム

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電鋳製のIC用リードフレームに関する。
〔従来の技術〕
IC用リードフレームは、一般に、薄い銅合金などの板
をプレス加工することにより製造している。しかし、プ
レス加工ではリード部のピンのピッチや精度に限界があ
り、ICの高密度化に対応し難い。そこで、最近ではIC用
リードフレームを電鋳で精密製造することが提案されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、電鋳法で製造された従来のIC用リードフレ
ームは、多数のリードピンをもつリード部領域と、これ
を囲む枠部領域との全面がほぼ均等な厚みに形成されて
いる。そのため、IC用リードフレームの高密度化に伴い
リードピンの本数を多く形成するには、リード部領域の
厚みを薄くする必要があるが、リード部領域を薄くすれ
ば、枠部領域までも薄くなる。しかし、枠部領域は、ボ
ンディング装置の順送り機構にセッティングされる部分
で、ある程度の厚み(125μ〜150μ程度)をもたせて機
械的強度を確保する必要があるため、枠部を薄くするに
は限界がある。
例えば、電鋳に際し、第4図に示すようにリード部領
域1にリードピン4の本数を多く形成するためにそのピ
ン幅Aを40μ〜50μに設定し、枠部領域2の厚みBを13
0μ程度に設定し、この通りに電鋳できれば問題はな
い。しかし、実際にはレジスト膜9の解像度の問題か
ら、第5図に示すごとくA:B=1:1が限度で、これよりも
Aを小さくするには装置に莫大な費用がかかり、ランニ
ングコストも高く、実用的でない。したがって、枠部領
域2の厚み(例えば125μ)にリード部領域1の厚みを
合わせると、リードピン4の幅Aも必然的に大きくな
り、リード部領域1の多ピン化に限度がでてくるわけで
ある。
本発明はこうした問題を解消するためになされたもの
で、高精度化、多ピン化に対応する電鋳製のIC用リード
フレームを提供せんとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の電鋳製のIC用リードフレームでは、例えば第
1図に示すように、リード部領域1の厚みを枠部領域2
の厚みよりも薄く形成したものである。
〔作用〕
しかるときは、電鋳に際し、枠部領域2を厚く形成し
て強度を確保できるとともに、リード部領域1の厚みを
薄くすることによりこのリード部領域1に多数本のリー
ドピン4を形成することができることになる。
〔実施例〕
第1図は本発明に係る電鋳製のIC用リードフレームを
多数連ねた状態のままで示しており、ひとつのリードフ
レームはリード部領域1と、これを囲む形の枠部領域2
とからなり、リード部領域1にはその中央にICチップ付
け部3が形成されるとともに、この周囲に多数本のリー
ドピン4が形成されている。枠部領域2にはボンディン
グ装置の順送り機構にセッティングされるための孔5が
送り方向に所定ピッチで形成されている。そして、リー
ド部領域1の厚みは枠部領域2の厚みよりも薄く形成し
ている。例えば、枠部領域2の厚みは125μ、リード部
領域1の厚みは50μである。
つぎに、このように厚み差をもつリードフレームの電
鋳法の一例を第2図(a)ないし(h)に基づき説明す
る。
まず、第2図(a)に示すように、電鋳母型6の表面
にポジ型フォトレジスト7を均一に塗布して乾燥する。
ついで、そのレジスト7の上に第2図(b)に示すごと
く枠部領域2のパターンに対応するフイルム8を密着さ
せ、焼き付け、現像、乾燥の各処理を行って、第2図
(c)に示すごとく枠部領域2のパターンに対応するレ
ジスト膜9を形成する。ついで、レジスト膜9が形成さ
れた母型6を電着槽に移し、ニッケル、あるいはニッケ
ル−コバルト合金の一次電鋳を行って、第2図(d)に
示すごとく母型6のレジスト膜9で覆われていない表面
に、一次電着層10を形成する。この一次電着層10は枠部
領域2に相当する。
一次電鋳後、第2図(e)に示すごとく前記レジスト
膜9の上に、リード部領域1のパターンに対応するフイ
ルム11を密着させ、焼き付け、現像、乾燥の各処理を行
って、第2図(f)に示すごとくリード部領域1のパタ
ーンに対応するレジスト膜12を形成する。ついで、母型
6のレジスト膜12で覆われてない表面に、ニッケル、あ
るいはニッケル−コバルト合金の二次電鋳を行って、第
2図(g)に示すごとく二次電着層13を形成する。この
二次電着層13がリード部領域1に相当する。このとき、
枠部領域2に相当する一次電着層10の表面にも電着され
るため、その厚みはリード領域1に相当する二次電着層
13よりも厚く形成されることになる。
このとき、一次電着層10の上において、レジスト膜9
の厚さを越えて電鋳されるが、この枠部領域2は、ボン
ディング装置の送り機構で送られた後に切断してスクラ
ップとされるので、問題はない。これに対し、リード部
領域1は精度を確保するうえでレジスト膜12の厚さを越
えないように、レジスト膜12によりリードピン4の幅を
規制して電鋳することが望ましいが、少々レジスト膜12
の厚さを越えることは許される。
最後に、母型6から一次・二次電着層10・13を剥離す
ることにより、第2図(h)および第1図に示ごときリ
ードフレーム製品が得られる。
〔別実施例〕
第3図(a)ないし(f)は上記リードフレームの他
の電鋳法を示している。この実施例では、一次電鋳で枠
部領域2に相当する一次電着層10とリード部領域1に相
当する一次電着層14と同時に形成し、二次電鋳で枠部領
域2に相当する一次電着層10の厚みをリード部領域1に
相当する一次電着層14よりも増厚する。すなわち、ま
ず、上記実施例の場合と同様に、第3図(a)に示すご
とく母型6の表面にフォトレジスト7を均一に塗布して
乾燥する。ついで、そのレジスト7の上に第3図(b)
に示すごとく枠部領域2およびリード部領域1のパター
ンに対応するポジタイプフイルム15を密着させ、焼き付
け、現像、乾燥の各処理を行って、第3図(c)に示す
ごとく枠部領域2およびリード部領域1のパターンに対
応するレジスト膜16を形成する。ついで、レジスト膜16
が形成された母型6を電着槽に移し、ニッケルあるいは
ニッケル−コバルト合金の一次電鋳を行って、第3図
(d)に示すごとく母型6のレジスト膜16で覆われてい
ない表面に、リード部領域1に相当する一次電着層14
と、枠部領域2に相当する一次電着層10とを形成する。
一次電鋳後、第3図(e)に示すごとく前記レジスト
膜16の上に枠部領域2のパターンに対応するレジスト膜
9を形成したうえで、ニッケルあるいはニッケル−コバ
ルト合金の二次電鋳を行うことにより、第3図(f)に
示すごとく枠部領域2に相当する一次電着層10の表面に
二次電着層17を一体に形成してこれをリード部領域1の
一次電着層14よりも厚肉に形成する。最後に、母型6か
ら一次・二次電着層10・14・17をレジスト膜9・16とと
もに剥離する。
〔発明の効果〕
本発明の電鋳製のIC用リードフレームによれば、ボン
ディング装置の送り機構にセッティングされる枠部領域
2を所定厚肉にして強度を確保できながら、リード部領
域1の厚みを枠部領域2よりも薄肉に形成することによ
り、装置に費用をかけることなく、低設備コストで多数
本のリードピンを高精度に電鋳できるに至った。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図(a)ないし(h)は本発明の一実
施例を示しており、第1図はリードフレームの一部を切
欠して示す斜視図、第2図(a)ないし(h)はリード
フレームの電鋳工程図である。 第3図(a)ないし(f)は本発明の他の実施例を示す
リードフレームの電鋳工程図である。 第4図および第5図は本発明との比較例を示しており、
第4図はリードフレームを母型に電鋳した状態で示す断
面図、第5図は好ましいレジストの断面図である。 1……リード部領域、 2……枠部領域。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リード部領域(1)とこれを囲む形の枠部
    領域(2)とからなり、 単一の電鋳層からなるリード部領域(1)の厚みが、複
    数の電鋳層からなる枠部領域(2)の厚みよりも薄く形
    成されていることを特徴とする電鋳製のIC用リードフレ
    ーム。
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