JP3180146B2 - 電鋳製のic用リードフレーム並びにその製造方法 - Google Patents

電鋳製のic用リードフレーム並びにその製造方法

Info

Publication number
JP3180146B2
JP3180146B2 JP35566792A JP35566792A JP3180146B2 JP 3180146 B2 JP3180146 B2 JP 3180146B2 JP 35566792 A JP35566792 A JP 35566792A JP 35566792 A JP35566792 A JP 35566792A JP 3180146 B2 JP3180146 B2 JP 3180146B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead
frame
region
electroformed
electroforming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35566792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06188349A (ja
Inventor
博士 嶋津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyushu Hitachi Maxell Ltd filed Critical Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP35566792A priority Critical patent/JP3180146B2/ja
Publication of JPH06188349A publication Critical patent/JPH06188349A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3180146B2 publication Critical patent/JP3180146B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電鋳製のIC用リードフ
レーム並びにその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電鋳製のIC用リードフレームは、IC
チップ付け部および多数のリードピンをもつリード足部
領域と、これを囲むべたの枠部領域とからなり、そのべ
たの枠部領域は、IC搭載後はリード足部領域から切り
離されるとはいうものの、IC搭載の際にボンディング
装置の順送り機構にセッティングされるための孔を所定
ピッチで列設した部分で、その自動搬送時にそなえて機
械的強度を必要とする部分である。しかしながら、近
年、ICの高集積化が図られ、これに伴いリード足部領
域の多ピン化および細ピッチ化を図った高精度のリード
フレームが要求されており、このためリード足部領域の
板厚も薄形化の傾向にあるが、電鋳法においては単位面
積当りに電着される金属量(電着量)はほぼ一定である
ため、枠部領域がべたであると、リード足部領域を所望
の板厚に設定した場合、そのべたの枠部領域が薄くなっ
て腰が弱くなり、自動搬送に支障を来すことになる。こ
うした問題を解消するために、例えば、特開平3−16
3857号公報に開示されているように、リード足部領
域と枠部領域を電鋳するに際し、その枠部領域のみを1
次電鋳のみに止めず、更に2次電鋳することによりこれ
の板厚をリード足部領域の厚みよりも厚く形成してその
腰強度をアップさせることが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、枠部領域の
厚みを厚くする上記電鋳法では、1次電鋳後、更に2次
電鋳するため、2次電鋳不要箇所であるリード足部領域
等のマスキングのためのレジスト膜形成工程や電鋳工程
数が増大し、それだけ製造が複雑かつ面倒であった。本
発明の目的は、多数のリードピンを配列するリード足部
領域とこれを囲む枠部領域とを電鋳するに際し1次電鋳
のみでリード足部領域の増厚、増強を図ることのできる
IC用リードフレーム並びにその製造方法を提供せんと
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の電鋳製のIC用
リードフレームでは、図示例のように、ICチップ付け
部3および多数のリードピン4をもつリード足部領域1
を囲む枠部領域2に、セッティング孔5と、セッティン
グ孔5の径よりも小さい増厚用の多数の孔6をパター
ンニング形成してあることを特徴とする。本発明の電鋳
製のIC用リードフレームの製造方法は、電鋳母型7の
表面に、ICチップ付け部3および多数のリードピン4
をもつリード足部領域1と、セッティング孔5およびセ
ッティング孔5の径よりも小さい増厚用の多数の孔6を
パターンニング形成する枠部領域2のパターンに対応
するフォトレジスト膜10を形成する工程と、電鋳母型
7のフォトレジスト膜10で覆われていない表面に電鋳
により電着層11を形成する工程と、電着層11を電鋳
母型7から剥離する工程とからなることを特徴とする。
【0005】
【作用】多数の孔6をパターンニング形成する枠部領域
2は、かかる孔6を有しない従来のべた状態の枠部領域
の板厚よりも厚肉に電着形成することができる。単位面
積当りの電着量はほぼ一定であるからである。その電鋳
に際してはフォトレジスト膜形成工程および電鋳工程が
それぞれ一工程で足りることになる。
【0006】
【実施例】図1は本発明に係る電鋳製のIC用リードフ
レームを多数連ねた状態のままで示しており、ひとつの
リードフレームはリード足部領域1と、これを囲む形の
枠部領域2とからなり、リード足部領域1にはその中央
にICチップ付け部3が形成されるとともに、この周囲
に多数本のリードピン4が形成されている。枠部領域2
にはボンディング装置の順送り機構にセッティングされ
るためのセッティング孔5が送り方向に所定ピッチで形
成されるとともに、増厚用の多数の孔6を設けている。
その孔6の形状は角孔、図3に示すごとき丸孔、スリッ
ト孔、そのほかの形状を問うものではない。孔6の径は
セッティング孔5の径よりも小さくすることが、両者の
区別、およびセッティングの確実性を確保するうえで好
ましいが、必ずしも無数の微細孔に限られるものではな
い。
【0007】つぎに、このようなリードフレームの電鋳
法の一例を図2の(A)ないし(E)に基づき説明す
る。まず、図2の(A)に示すように、電鋳母型7の表
面にネガタイプのフォトレジスト8を均一に塗布して乾
燥する。ついで、そのレジスト8の上に同図の(B)に
示すごとく上記リード足部領域1および枠部領域2のパ
ターンに対応するネガタイプフイルム9を密着させ、焼
き付け、現像、乾燥の各処理を行って、同図の(C)に
示すごとくリード足部領域1および枠部領域2のパター
ンに対応するフォトレジスト膜10を形成する。勿論、
上記フォトレジスト8としては、ネガタイプのものに代
えて、ポジタイプのものであってもよい。
【0008】ついで、フォトレジスト膜10が形成され
た電鋳母型7を電着槽に移し、ニッケル、あるいはニッ
ケル−コバルト、ニッケル−マンガン、ニッケル−鉄な
どの合金の電鋳を行って、同図の(D)に示すごとく電
鋳母型7のフォトレジスト膜10で覆われていない表面
に、電着層11を形成する。この電着層11がリード足
部領域1と枠部領域2に相当する。この電鋳では単位面
積当りに電着される金属量はほぼ一定であるから、多数
の孔6をパターンニング形成する枠部領域2は、従来の
べた状態の枠部領域よりも厚肉に電着形成することがで
きるのである。
【0009】枠部領域2の厚みは、例えば、リードフレ
ームの板幅が55mm、リードピン4の本数が200〜3
00本の場合、100〜125μ厚程度でもって自動搬
送に支障なき腰強度を得ることができて所期の目的を達
成できるので、リード足部領域1の厚みとの関係で両領
域2・1の開孔率(開孔面積/領域面積)を任意に調整
することで、リード足部領域1の厚みと同等あるいはそ
れ以上に厚くすることは任意である。電鋳後、電鋳母型
7から電着層11を剥離することにより、同図の(E)
および図1に示すごときリードフレーム電鋳製品が得ら
れる。
【0010】上記のように枠部領域2に多数の孔6をパ
ターンニング形成することにより、その板厚を厚くする
ことができ、腰強度を強くすることができる。すなわ
ち、一般に、はりのたわみδは、 δ=M/EI ただし、M:曲げモーメント、E:材料特有のヤング
率、I:断面2次モーメント で与えられる。断面2次モーメントIは、 I=bh3 /12 ただし、h:図2の(E)に示す枠部領域2の板厚、
b:孔6・6間の肉部の幅 で与えられる。したがって、枠部領域2の板厚hをアッ
プさせることで、多数の孔6を設けることにより各孔6
・6間の肉部の幅bが小さくなっても、枠部領域2のた
わみは小さくなり、腰強度の強い枠部領域2を得ること
ができる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、リード足部領域1を囲
む枠部領域2に多数の孔6をパターンニング形成するこ
とで該枠部領域2を一回の電鋳工程のみで増厚、増強す
ることができるので、IC用リードフレームを簡単かつ
安価に製造することができて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続状態のIC用リードフレームの一部を切欠
して示す斜視図である。
【図2】IC用リードフレームの電鋳工程図である。
【図3】他の実施例を示すIC用リードフレームの平面
図である。
【符号の説明】
1 リード足部領域 2 枠部領域 4 リードピン 6 孔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICチップ付け部3および多数のリード
    ピン4をもつリード足部領域1とこれを囲む枠部領域2
    とからなり、 枠部領域2には、セッティング孔5と、セッティング孔
    5の径よりも小さい増厚用の多数の孔6をパターンニ
    ング形成してあることを特徴とする電鋳製のIC用リー
    ドフレーム。
  2. 【請求項2】 電鋳母型7の表面に、ICチップ付け部
    3および多数のリードピン4をもつリード足部領域1
    と、セッティング孔5およびセッティング孔5の径より
    も小さい増厚用の多数の孔6をパターンニング形成する
    枠部領域2のそれぞれのパターンに対応するフォトレ
    ジスト膜10を形成する工程と、 電鋳母型7のフォトレジスト膜10で覆われていない表
    面に電鋳により電着層11を形成する工程と、 電着層11を電鋳母型7から剥離する工程とからなる電
    鋳製のIC用リードフレームの製造方法。
JP35566792A 1992-12-18 1992-12-18 電鋳製のic用リードフレーム並びにその製造方法 Expired - Fee Related JP3180146B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35566792A JP3180146B2 (ja) 1992-12-18 1992-12-18 電鋳製のic用リードフレーム並びにその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35566792A JP3180146B2 (ja) 1992-12-18 1992-12-18 電鋳製のic用リードフレーム並びにその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06188349A JPH06188349A (ja) 1994-07-08
JP3180146B2 true JP3180146B2 (ja) 2001-06-25

Family

ID=18445157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35566792A Expired - Fee Related JP3180146B2 (ja) 1992-12-18 1992-12-18 電鋳製のic用リードフレーム並びにその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3180146B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002016181A (ja) * 2000-04-25 2002-01-18 Torex Semiconductor Ltd 半導体装置、その製造方法、及び電着フレーム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06188349A (ja) 1994-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE69535266T2 (de) Mikroelektronische montage mit mehrfachen leiterverformungen
US5656855A (en) Lead frame and method for manufacturing same
US4772540A (en) Manufacture of microsieves and the resulting microsieves
DE102011054012A1 (de) Halbleitergehäuse und Verfahren, dieselben herzustellen
JP2002009196A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2009029101A (ja) スクリーン印刷用マスク及びこれを用いたスクリーン印刷方法
US4564423A (en) Permanent mandrel for making bumped tapes and methods of forming
JP3120130B2 (ja) 印刷用メタルマスク版の製造方法
JP3180146B2 (ja) 電鋳製のic用リードフレーム並びにその製造方法
US5354422A (en) Process for producing leadframe material for semiconductor
USRE31967E (en) Gang bonding interconnect tape for semiconductive devices and method of making same
JP2831060B2 (ja) 電鋳製のic用リードフレーム
US6274822B1 (en) Manufacture of semiconductor connection components with frangible lead sections
EP0070691B1 (en) Tape for tape-automated-bonding of integrated circuits and method of producing the tape
JP2002187374A (ja) 電鋳製メタルマスクと電鋳製メタルマスクの製造方法
JP4001973B2 (ja) メッシュ一体型のメタルマスクの製造方法
JP4674735B2 (ja) 電鋳メタルの製造方法
JP3289081B2 (ja) 半導体装置の電鋳製リードフレームの製造方法
JP3136194B2 (ja) リードフレームの製造方法
JP3380975B2 (ja) 半導体装置の電鋳製リードフレームの製造方法
JP2987389B2 (ja) スクリーン印刷用製版スクリーンの製造方法
JP2516440B2 (ja) 電気的接続部材の製造方法
JPH01147848A (ja) Ic用リードフレームの製造方法
JPH0671058B2 (ja) 微少点状めっき部を有するリ−ドフレ−ムの製造方法
JP2000301727A (ja) インクジェットノズル用のノズル基板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees