JP2829585B2 - マグネットキャッチ - Google Patents

マグネットキャッチ

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JP2829585B2
JP2829585B2 JP8109359A JP10935996A JP2829585B2 JP 2829585 B2 JP2829585 B2 JP 2829585B2 JP 8109359 A JP8109359 A JP 8109359A JP 10935996 A JP10935996 A JP 10935996A JP 2829585 B2 JP2829585 B2 JP 2829585B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば機器の開口
部または該開口部に設けた扉に取り付けられて、磁気吸
着力により前記扉を閉扉位置に保持するマグネットキャ
ッチとしての機能に加えて、前記扉の開閉状態を検出す
る機能を併有するマグネットキャッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のマグネットキャッチとし
て実開平2−118075号公報に記載のものがある。
このマグネットキャッチは、図15に示すように、単一
のハウジング100に、マイクロスイッチを主部とする
スイッチ部101と、磁石体102からなる吸着ロック
部103を収納し、該吸着ロック部103の前端に当た
る磁力吸着部104をハウジング100から露出させ、
さらに、スイッチ部101の接触子105を磁力吸着部
104より所要の突出高を設けて可撓自在に突設し、前
記磁力吸着部104を、図16に示すように、扉106
側の吸着板107に吸着させて扉106の閉扉姿勢をロ
ックして、スイッチ部101の接触子105を押圧する
とともに、扉106の開扉に連動して接触子105の押
圧を解除して、磁力吸着部104より所要の高さだけ突
出させるように構成されている。
【0003】このように構成されたマグネットキャッチ
は、例えば図16に示す複写機108における開口部1
09の一側上部に取付けられる。なお、開口部109の
他側上部には、スイッチ部101および接触子105を
省略したマグネットキャッチ、つまり、単一のハウジン
グ100に、磁石体102からなる吸着ロック部103
を収納し、該吸着ロック部103の前端に当たる磁力吸
着部104をハウジング100から露出させた構造のマ
グネットキャッチが取付けられる。
【0004】ところで、複写機108では、電源スイッ
チ(図示省略)を閉成した格納機器類の起動状態におい
て、内部点検などの理由で扉106を開扉した場合、開
扉状態検出スイッチを開成して格納機器類の起動を停止
し、内部点検終了後に扉106を閉扉した場合に開扉状
態検出スイッチを閉成して格納機器類の起動を再開させ
るように考慮されている。したがって、前記従来のマグ
ネットキャッチは、磁気吸着力により扉106を閉扉位
置に保持するマグネットキャッチとして機能するととも
に、扉106の開扉状態を検出して格納機器類の起動を
停止させる安全スイッチとしても機能する。
【0005】ところが、扉106の開扉状態において、
スイッチ部101の接触子105が所要の突出高さ分だ
け磁力吸着部104より前方に突出している。このた
め、内部点検時に点検者の手指や点検用の工具類などが
誤って接触子105に触れると、開扉状態であるのにも
かかわらず意図に反して格納機器類が起動する危険性を
有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来のマグ
ネットキャッチでは、扉の開扉状態において、スイッチ
部の接触子が所要の突出高さ分だけ磁力吸着部より前方
に突出しているから、手指や工具類などが誤って接触子
に触れると、開扉状態であるのにもかかわず格納機器類
が起動する危険性を有している。そこで、本発明は、扉
の開扉状態において手指や工具類などがスイッチの接触
子に触れるのを避けることで、格納機器類が意図に反し
て起動するのを確実に防止することができるマグネット
キャッチを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、前側開口部を有し被取付部
材の表面に取付けられる矩形枠状のハウジングと、前記
前側開口部から前記ハウジング内に前後方向に変位可能
に嵌入保持されてその前側に被吸着板を吸着させるマグ
ネット部材とを備え、前記ハウジングに隣接して前側に
人の小指が入らない大きさを限度とする窓部を開口した
スイッチカバーがカバー取付手段により取付けられ、こ
のスイッチカバーにより検出スイッチがその接触子をス
トローク前端位置で前記窓部から前側に突出しない状態
で覆われて前記ハウジングに取付けられているととも
に、前記被吸着板に該被吸着板が前記マグネット部材に
吸着される寸前に前記窓部から進入して前記接触子をス
トローク前端位置から後方に押圧して検出スイッチを作
動させる押圧部が突設されていることを特徴としてい
る。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記カバー取付手段が前記ハウジングの両
側から延びて互いに対向し、かつ前記スイッチカバーの
両横面により弾性拡開されたのち自然状態に弾性復帰し
た時に該スイッチカバーに係合する係合部を備えた一対
の弾性アームによって構成されていることを特徴として
いる。
【0009】請求項1記載の発明によれば、扉の開扉に
より検出スイッチの接触子がストローク前端位置まで前
進しても、この接触子はスイッチカバーにより窓部から
前側に突出しない状態で覆われているので、扉の開扉状
態において手指や工具類などがスイッチの接触子に触れ
るのを避けることができる。また、扉の閉扉によって被
吸着板がマグネット部材に磁気吸着される寸前に、スイ
ッチカバーの窓部から押圧部がスイッチカバー内に進入
して接触子をストローク前端位置から後方に押圧付勢し
て検出スイッチを閉成させることができる。
【0010】請求項2記載の発明によれば、スイッチカ
バーの両横面を一対の弾性アームの対向面側に対応させ
た状態で、スイッチカバーを一対の弾性アーム間に押し
込むワンタッチ操作により、一対の弾性アームを弾性拡
開させたのち自然状態に弾性復帰した時に、一対の弾性
アームの係合部がスイッチカバーに係合して、ハウジン
グにスイッチカバーを強固に取付けることができる。ま
た、指部で押圧して一対の弾性アームを弾性拡開させる
ことにより、係合部とスイッチカバーの係合が解かれる
ので、ハウジングからスイッチカバーを簡単に取外すこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1〜図7は、本発明に係るマ
グネットキャッチMを機器の開口部(被取付部材)1の
側板1aに取り付けた状態を示すものであって、該マグ
ネットキャッチMは、側板1aの表面1Aに当接される
ハウジング2と、該ハウジング2内に嵌入係止されるマ
グネット部材3と、ハウジング2を側板1aに固定する
ための一対の弾性板4,4とを備えている。また、前記
機器の開口部1に開閉自在に設けられる開閉扉5側に
は、マグネットキャッチMに対向して鉄などの磁性体か
らなる被吸着板6が設けられている。
【0012】前記マグネット部材3は、異方性フェライ
ト、等方性フェライトまたはゴム磁石などからなる横長
矩形ブロック状の磁石3aと、該磁石3aの両側面に吸
着された鉄などの磁性体からなる一対のヨーク3b,3
bとからなり、該各ヨーク3b,3bの前端縁部及び後
端縁部を磁石3a側に若干折曲することにより、その両
ヨーク3b,3bが磁石3aから不測に位置ずれしない
ようにし、また、各ヨーク3b,3bの中央部にハウジ
ング2に係止するための係止孔7が複数個(この実施例
では2個)貫設されている。
【0013】前記ハウジング2は、ポリプロピレンなど
の合成樹脂材からなり、矩形枠状に形成され、その前側
開口部2Aからマグネット部材3を嵌入させるための内
部空間8の長尺側内側面には、マグネット部材3の嵌入
方向Eに沿って複数本(この実施例では2本)のガイド
レール9が互いに所定間隔をおいて平行に一体突設され
ており、該各ガイドレール9に沿ってマグネット部材3
を内部空間8に円滑に嵌入させることができる。また、
前記各ガイドレール9のほぼ中央部に前記各ヨーク3
b,3bの係止孔7に嵌入する係止片10が一体突設さ
れ、マグネット部材3を内部空間8に押し込むと、ヨー
ク3b,3bの後端縁部が各係止片10の下向き傾斜面
10aに当接して、ハウジング2の長尺側内側面を強制
的に押し広げて、該マグネット部材3が内部空間8に嵌
入されると共に、前記係止孔7が各係止片10に嵌合さ
れ、そのマグネット部材3を内部空間8から抜けないよ
うにハウジング2に係止することができる。
【0014】係止孔7と係止片10とからなる係止手段
は左右4箇所設けられており、これにより、マグネット
部材3をハウジング2に確実に係止することができる。
【0015】前記内部空間8の短尺側内側面の後端部に
は、内部空間8の中心部に向かって前向きに傾斜する二
対の弾性片11,11が互いに所定間隔をおいて一体突
設されており、前述したように、マグネット部材3を内
部空間8に嵌入させると、その各弾性片11,11が各
ヨーク3b,3bの後端縁部により押し下げられ、それ
によって生じる弾性力によりマグネット部材3を前側に
付勢するものであって、開閉扉1を繰り返し開閉するこ
とによりマグネット部材3にかかる衝撃力を緩衝するこ
とができ、また、両ヨーク3b,3bの前端縁部と被吸
着板6とが互いに平行しない不整合状態であっても、そ
の両者の吸着時に、前記各弾性片11,11が弾性変形
してマグネット部材3の姿勢を修正し、両ヨーク3b,
3bの前端縁部を被吸着板6に全面的に吸着させて整合
性を図ることができる。
【0016】前記ハウジング2の左右両側面2c,2d
に、該ハウジング2の長手方向に延びる壁体12aと該
壁体12aの先端に一体連結された略L字状の枠体12
bとからなる平面視略コ字状の補助枠体12が突設され
ており、該補助枠体12を前記側板1aの表面1Aに当
接させることにより、ハウジング2を側板1aに安定し
て取付けることができるようになっている。
【0017】前記弾性板4,4は、略L字形の腕状に形
成され、その基端部がハウジング2の左右両側面2c,
2dの上端に一体突設され、その先端部が前記補助枠体
12中の間隙15,15を通ってハウジング2の後端面
2bより後方に延ばされ、該各弾性板4,4の先端部両
側に係合突起部16,16が一体突設されている。ま
た、図1に示すように、前記側板1aに、各弾性板4,
4に対向して係合突起部16,16間の幅L1よりも若
干広い間隔H1の貫通孔17,17が貫設されると共
に、該各貫通孔17,17の周縁部外側に、各弾性板
4,4の幅L3よりも若干広い間隔H2の凹部18,1
8が凹設されており、図3の仮想線に示すように、両弾
性板4,4を把持することにより、該両弾性板4,4を
弾性変形させて係合突起部16,16を貫通孔17,1
7に挿通した後、その弾性変形を解除するだけで、各弾
性板4,4が元の位置に弾性復帰して、該各弾性板4,
4の先端部が凹部18,18に嵌入され、前記係合突起
部16,16が側板1aの裏面1Bに係合し、これによ
って、マグネットキャッチMを側板1aに固定すること
ができるようになっている。
【0018】一方、ハウジング2の上方に隣接してプッ
シュ形の検出スイッチ30が取付けられる。すなわち、
ハウジング2には上方に向かっての延びる一対の取付ピ
ン31,31が所定の間隔を有して突設され、これら取
付ピン31,31を挿通する一対の取付孔30A,30
Aが検出スイッチ30に貫設されている。したがって、
取付ピン31,31を取付孔30A,30Aに挿通させ
ることで、検出スイッチ301をハウジング2の上方に
隣接して取付けることができる。
【0019】プッシュ形の検出スイッチ30は、ハウジ
ング2の上方に隣接して取付けられた状態でスイッチカ
バー32によって覆われる。このスイッチカバー32
は、ポリプロピレンなどの合成樹脂材からなり、前側に
窓部32Aを開口した前壁32Bと、案内溝32C,3
2Cを形成した両側壁32D,32Dおよび上壁32E
を有し、後側と下側を開口した矩形状に形成されてお
り、前壁32Bの後面に後側に突出する小さなリブ32
Fが設けられているとともに、一方の側壁32Dの内面
に対して小さい隙間を有して平行にのびる一対の支持ピ
ン32G,32Gが上壁32Eの内面に突設されてい
る。なお、前記窓部32Aの大きさは、人の小指が入ら
ない大きさを限度にしてある。
【0020】スイッチカバー32は、プッシュ形の検出
スイッチ30がハウジング2の上方に隣接して取付けら
れた後に、カバー取付手段によりハウジング2の上方に
隣接して取付けられる。カバー取付手段は、ハウジング
2の左右両側面2c,2dから上方にのびて連設された
一対の弾性アーム33,33によって構成され、スイッ
チカバー32の案内溝32C,32Cに対応している。
そして、互いの対向間隔は、案内溝32C,32Cの溝
底間のスパンとほぼ等しい値に設定されているととも
に、それぞれの先端部内面には相手側に突出する係合部
34が設けられ、この係合部34の先端側には、対向間
隔を小さくする方向に傾斜する傾斜面34aが形成され
ている。また、スイッチカバー32の内部には、金属薄
板製のヒンジレバー35が取付けられる。このヒンジレ
バー35は略L字状のもので、基部35Aがスイッチカ
バー32の一方の側壁32Dの内面と一対の支持ピン3
2G,32Gとの間の小さい隙間に挿入して挟持され、
揺動部35Bが前壁32Bの裏側に位置してリブ32F
に当接した状態で窓部32Aに臨んでいる。なお、36
はリード線、37はリード線導出孔を示す。
【0021】したがって、プッシュ形の検出スイッチ3
0をハウジング2の上方に隣接して取付けたのち、スイ
ッチカバー32の案内溝32C,32Cを一対の弾性ア
ーム33,33に対応させた状態で、スイッチカバー3
2を弾性アーム33,33の間に押し込むと、係合部3
4の傾斜面34aが案内溝32C,32Cの溝底に当接
して弾性アーム33,33を弾性拡開させる。さらに前
記の押し込みを継続することにより、係合部34がスイ
ッチカバー32の上壁32Eの両端部に係合して、ハウ
ジング2の上側にスイッチカバー32が強固に取付けら
れる。これにより、検出スイッチ30はスイッチカバー
32によって覆われるとともに、検出スイッチ30の接
触子30Bはストローク前端位置(スイッチの開成位
置)でヒンジレバー35における揺動部35Bの裏側に
位置し、接触子30Bは勿論、揺動部35Bも窓部32
Aから前側に突出しない状態(図7の実線参照)に保持
される。また、指部で押圧して一対の弾性アーム33,
33を弾性拡開させることにより、係合部34とスイッ
チカバー32の下壁32Eの両端部との係合が解かれる
ので、ハウジング2の側方からスイッチカバー32を容
易に取外すことができる。これにより、簡単に検出スイ
ッチ30を取外して点検することが可能になる。
【0022】他方、機器の開口部1には、後述する取付
け手段により、図8および図9に示すように、前記マグ
ネットキャッチMおよびプッシュ形の検出スイッチ30
を使用していないマグネットキャッチM1が取付けられ
る。マグネットキャッチM、M1に対応して、扉5の内
面に磁性金属によってなる被吸着板6、6が取付けられ
る。マグネットキャッチM1に対応する被吸着板6は矩
形状の板材によってなり、マグネットキャッチMと同様
の熱溶着カシメにより扉5の内面に取付けれらている。
マグネットキャッチMに対応する被吸着板6は、図9お
よび図10に示すように、矩形状の板材によってなり、
一対の透孔6A,6Aが形成されている(ただし、図1
0に1つの透孔6Aのみを示している)。また、樹脂製
扉5の内面には透孔6A,6Aに対応する一対のリベッ
ト部6B,6Bと押圧部6Cが突設されている。したが
って、透孔6A,6Aにリベット部6Bを挿通して、そ
の先端部を仮想線で示すように僅かに突出させ、この突
出部を実線で示すように、熱溶着カシメするにより扉5
の内面に取付けれらている。なお、マグネットキャッチ
Mに対応する被吸着板6は、図11のように、磁性金属
によってなる矩形状の板材に押圧部6Cを連設した構成
でもよい。また、図12および図13に示すように、磁
性金属によってなる矩形状の板材と扉5の内面との間
に、押圧部6Cを突設した別の板材6Dを挟着した構成
であってもよい。
【0023】ハウジング2の後端面に一対の位置決め用
突起19、19が突設されており、該各突起19、19
を側板1aに貫設した位置決め孔20a,20bに嵌入
させることにより、マグネットキャッチMを側板1a上
の所定位置に取り付けることができる。なお、一方の位
置決め孔20aが長孔状に形成されて凹部18に連通さ
れており、これによって、両位置決め用突起19、19
間の寸法誤差を吸収できるようにしている。
【0024】前記係合突起部16,16には複数段(こ
の実施例では2段)の段部21,22が階段状に形成さ
れ、その各段部21,22と前記ハウジング2の後端面
2bとの間の対向間隔T1,T2が係合突起部16,1
6の基端側からその先端側に向かって段階的に拡大され
ているから、薄肉状の側板1aの場合には、図2実線に
示すように、内側の段部21とハウジング2とで、その
薄肉状の側板1aを挟持し、また、図14に示すよう
に、厚肉状の側板1bの場合には、その厚肉状の側板1
bに内側の段部21,21間の幅L2よりも若干広い間
隔H3の凹部18,18が凹設されており、その凹部1
8,18内に内側の段部21,21が嵌入して、外側の
段部22とハウジング2とで、その厚肉状の側板1bを
挟持することにより、機器の開口部1にマグネットキャ
ッチMを確実に固定することができる。
【0025】前記構成に基づいてマグネットキャッチ
M,M1を機器の開口部1に取り付ける場合には、マグ
ネット部材3をハウジング2内に嵌入係止させたマグネ
ットキャッチM,M1を用意して、そのハウジング2の
両側面2c,2dに突設した両弾性板4,4を把持する
ことにより、該両弾性板4,4を弾性変形させてその先
端部を側板1a,1bの貫通孔17,17に挿通した
後、その弾性変形を解除するだけでよい。これによっ
て、各弾性板4,4が元の位置に弾性復帰して、該各弾
性板4,4の先端部両側にそれぞれ突設した係合突起部
16,16が前記側板1a,1bの裏面1Bに係合し、
マグネットキャッチM,M1を機器の開口部1に固定す
ることができる。
【0026】本発明によれば、図7の仮想線で示すよう
に、扉5を閉扉することにより、扉5側の被吸着板6を
マグネットキャッチM,M1のマグネット部材3に吸着
させて扉5の閉扉姿勢をロックすることができる。この
場合、被吸着板6がマグネット部材3に磁気吸着される
寸前に、スイッチカバー32の窓部32Aから押圧部6
Cがスイッチカバー32内に進入し、ヒンジレバー35
の揺動部35Bを検出スイッチ30側に弾性変形させ、
この弾性変形した揺動部35Bを介して検出スイッチ3
0の接触子30Bをストローク前端位置から後方に押圧
付勢して、検出スイッチ30を閉成する(場合によって
は開成させるようにしてもよい)。このために、閉扉状
態を検出することができるとともに、電源スイッチ(図
示省略)が既に閉成されている状態であれば、検出スイ
ッチ30の閉成により格納機器類を起動させることがで
きる。
【0027】一方、内部点検などの理由で扉5を開扉す
ると、図7の実線で示すように、押圧部6Cがスイッチ
カバー32の窓部32Aから退避し、ヒンジレバー35
の揺動部35Bが実線で示す状態に弾性復帰するととも
に、検出スイッチ30の接触子30Bも実線で示すスト
ローク前端位置に復帰する。すなわち、開扉により検出
スイッチ30の接触子30Bがストローク前端位置まで
前進して、検出スイッチ30が開成状態に切り替わって
も、接触子30Bは勿論、ヒンジレバー35の揺動部3
5Bがスイッチカバー32の窓部32A、つまり人の小
指が入らない大きさを限度にした小窓32Aから前側に
突出しない状態で覆われているので、扉5の開扉状態に
おいて手指や工具類などがヒンジレバー35の揺動部3
5Bおよびスイッチ30の接触子30Bに触れるのを避
けることができる。その結果、意図に反して格納機器類
が起動する不都合の発生を確実に防止することができ
る。
【0028】上記実施の形態では、固定側である機器の
開口部1にマグネットキャッチM,M1を固定し、回動
側である扉5に被吸着板6を設けたが、その逆に、固定
側である機器の開口部1に被吸着板6を設け、回動側で
ある開閉扉5にマグネットキャッチM,M1を固定する
ようにしてもよい。また、ハウジング2の上側に隣接し
て検出スイッチ30およびスイッチカバー32を取付け
ているが、ハウジング2の下側に隣接して検出スイッチ
30およびスイッチカバー32を取付けてもよい。さら
に、プッシュ形の検出スイッチ30を使用していないマ
グネットキャッチM1を省略して、検出スイッチ30を
備えている一対のマグネットキャッチMを使用してもよ
い。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、開扉によ
り検出スイッチの接触子Bがストローク前端位置まで前
進して、検出スイッチが開成状態に切り替わっても、接
触子がスイッチカバーの窓部、つまり人の小指が入らな
い大きさを限度にした小窓から前側に突出しない状態で
覆われているので、扉の開扉状態において手指や工具類
などがスイッチの接触子Bに触れるのを避けることがで
きる。その結果、意図に反して格納機器類が起動する不
都合の発生を確実に防止することができる。
【0030】請求項2記載の発明によれば、スイッチカ
バーの両横面を一対の弾性アームの対向面側に対応させ
た状態で、スイッチカバーを一対の弾性アーム間に押し
込むワンタッチ操作により、ハウジングの側方にスイッ
チカバーを強固に取付けることができる。また、指部で
押圧して一対の弾性アームを弾性拡開させることによ
り、係合部とスイッチカバーの係合が解かれるので、ハ
ウジングの側方からスイッチカバーを容易に取外すこと
ができる。これにより、簡単に検出スイッチを取外して
点検することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す分解斜視図であ
る。
【図2】組立状態を示す斜視図である。
【図3】マグネットキャッチを機器の開口部に取り付け
た状態を示す縦断面図である。
【図4】図3のA−A矢視図である。
【図5】図3のB−B矢視図である。
【図6】図3のC−C矢視図である。
【図7】作動状態を示す縦断面図である。
【図8】複写機にマグネットキャッチと被吸着板を取付
けた状態の一例を示す斜視図である。
【図9】被吸着板の一例を示す斜視図である。
【図10】図9の縦断側面図である。
【図11】被吸着板の他の例を示す斜視図である。
【図12】被吸着板のさらに異なる例を示す斜視図であ
る。
【図13】図12の縦断側面図である。
【図14】変形例を示す図3相当図である。
【図15】従来例の構成図である。
【図16】複写機に従来のマグネットキャッチと被吸着
板を取付けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 機器の開口部(被取付部材) 2 ハウジング 3 マグネット部材 6 被吸着板 30 検出スイッチ 30B 検出スイッチの接触子 32 スイッチカバー 32A 窓部 33 弾性アーム(カバー取付手段) 35 ヒンジレバー(検出スイッチの接触子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05C 17/56 - 19/16 E06B 7/28 G03G 15/00 550 H05K 5/03

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前側開口部を有し被取付部材の表面に取
    付けられる矩形枠状のハウジングと、前記前側開口部か
    ら前記ハウジング内に前後方向に変位可能に嵌入保持さ
    れてその前側に被吸着板を吸着させるマグネット部材と
    を備え、前記ハウジングに隣接して前側に人の小指が入
    らない大きさを限度とする窓部を開口したスイッチカバ
    ーがカバー取付手段により取付けられ、このスイッチカ
    バーにより検出スイッチがその接触子をストローク前端
    位置で前記窓部から前側に突出しない状態で覆われて前
    記ハウジングに取付けられているとともに、前記被吸着
    板に該被吸着板が前記マグネット部材に吸着される寸前
    に前記窓部から進入して前記接触子をストローク前端位
    置から後方に押圧して検出スイッチを作動させる押圧部
    が突設されていることを特徴とするマグネットキャッ
    チ。
  2. 【請求項2】 前記カバー取付手段が前記ハウジングの
    両側から延びて互いに対向し、かつ前記スイッチカバー
    の両横面により弾性拡開されたのち自然状態に弾性復帰
    した時に該スイッチカバーに係合する係合部を備えた一
    対の弾性アームによって構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載のマグネットキャッチ。
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