JP2828532B2 - ナス環 - Google Patents
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Description
る合成樹脂製あるいは金属製のナス環に関する。
に連結されるリング部材とを相対的に回転可能にしたナ
ス環は、金属製、合成樹脂製を問わず従来も種々提案さ
れ、実用に供されている。しかし、従来のこの種のナス
環は、ナス環本体とリング部材とを回転可能に結合する
ための止金等の付属品が必要であったため、構成部品点
数が多く、従って組立工程数が多くなり、それだけ高価
なものとなっていた。特に金属製のなす環は、構成部品
点数が多く高価であるのみならず、着色することが難し
いことから、ファッション性に欠け、旅行カバンや肩か
けカバン等には不向きであるとされている。
昭63−29124号公報には、ナス環本体の上部に軸
線方向に割溝を有する略円錐台形の膨出部を首部を介し
て一体に成形する一方、リング部材のナス環との連結部
分を前記首部の長さと略同一の厚さとし、且つ前記膨出
部が縮径状態のとき挿通可能となる貫通孔を形成し、ナ
ス環本体の前記膨出部をリング部材の前記貫通孔に挿通
し、軸線を中心に両者が相対回転可能に連結されてなる
合成樹脂製のナス環が開示されている。かかる構成によ
って、止金等の付属品を無くして構成部品点数を少なく
し、廉価で軽量なナス環を得ようするものである。
開示されたナス環は、ナス環本体とリング部材の連結部
分でナス環の膨出部が外部に露出するため、ファッショ
ン性に欠けることは従来と同様であり、更には前記膨出
部に外部から圧縮されやすい構造であることから容易に
縮径され、そのため膨出部がリング部材の貫通孔から簡
単に抜け出してしまい、ナス環本体とリング部材とが分
離してしまうという致命的な欠点を有している。また、
仮に前記貫通孔を段部を介した大径部と小径部の2段孔
とし、前記円錐台形の膨出部を縮径させながら前記小径
部の孔から大径部の孔へと挿通して大径部の孔に収容す
るようにした場合には、該膨出部が外部に露出せずファ
ッション性の点では優れたものとはなるが、円錐台形の
膨出部と大径部の孔の内面間に隙間が形成されるため、
その隙間にピン状のものを挿入すれば膨出部は簡単に縮
径でき、膨出部が相変わらず小径部の孔から抜けてしま
うという構造上の不具合がある。しかも、膨出部と孔と
の間の前記隙間には外部から塵芥が入りやすく、従って
円錐台形の膨出部底面と2段孔の段部間に塵芥が詰まり
やすくなるため、ナス環本体とリング部材との間の肝心
な相対回転が不可能になるという極めて重大な欠点が有
する。
て、使用時の大荷重に対して膨出部がリング部材の貫通
孔から抜け出さないようにするには、可能な限り貫通孔
の径を小さく設定すると共に、ナス環本体の膨出部の径
を可能な限り大きく設定するという相反する要求を同時
に満足する必要がある。これを満足させるためには、膨
出部を大きく縮径できるように設定すると同時に、首部
の径を最大に設定しなればならない。しかるに、膨出部
の縮径を最大にすると同時に、首部の径を最大となるよ
うに設定すると、膨出部の径と首部の径との間に大きな
差がなくなるため、リング部材の貫通孔への膨出部の係
合が小さくなり、大きな縮径と相まって膨出部が貫通孔
から極めて抜け出しやすくなり、これは膨出部をリング
部材の貫通孔から抜け出ないようにしようとする本来の
目的が達成できなくなる。このため従来は、膨出部の径
を大にして首部の径を小さく設定して膨出部の貫通孔に
対する係合面を広くすると同時に、貫通孔の径をある程
度大きく設定して妥協しているのが現状である。
て相対的に膨出部の径が大きく、首部の径が小さくな
り、組立時には膨出部を貫通孔に無理して打ち込まざる
を得ず、そのため首部で破損する恐れがあり、また貫通
孔と首部との間に間隙が生じて首部が貫通孔の一方に偏
りやすくなって、折角、膨出部と首部との間に大きな係
合面を形成してあるにも関わらず膨出部が貫通孔から極
めて抜け出しやすいことには変わりがないことになる。
あり、部品点数が少ない合理的な構造を採用して、組立
てが容易で、しかもナス環本体とリング部材との強固な
連結を可能にし、且つ塵芥の侵入を阻止することにより
ナス環本体とリング部材の円滑な相対回転を確保する連
結部構造を備えると共に、ファッション性に富んだナス
環を提供することにある。
め、本発明の構成は開口部に抜止片を有すると共に首部
を介して上部に突出する縮径可能な膨出部を有するフッ
ク状のナス環本体と、前記膨出部に嵌着係合する係止部
を有しベルト体等の端部に装着されるリング部材とから
なるナス環において、前記ナス環本体の膨出部は円柱体
をなし、前記リング部材の係止部は、前記ナス環本体の
首部と略同一の長さを有し、且つ大径部の直径が前記円
柱体の常態時の直径に略等しく、小径部の直径が同円柱
体の縮径時の直径に略等しいほぼ円錐台形の部分をもつ
第1嵌着孔と、前記円柱体と略同一形状の第2嵌着孔と
からなり、前記第2嵌着孔を前記第1嵌着孔の小径部側
に段部を介して同心上に形成した係止孔であって、前記
段部26-3がその中心部から 周縁部に向けて僅かに下傾斜
とされてなる、ことを主要な構成とするものである。ま
た、上記首部の外周面には前記膨出部の径より小さな径
のリング状突出部を形成する場合には、更に好ましい効
果が得られる。
別個に成形されたナス環本体とリング部材を組付けるに
は、単にナス環本体の円柱状の膨出部をリング部材の円
錐台形の第1嵌着孔に押し込めば、前記膨出部は前記第
1嵌着孔の円錐台形内面に沿って押し込まれるに従い徐
々に縮径し、遂には第1嵌着孔の小径部を通り抜け、弾
力により自ずと常態に戻って大径部である第2嵌着孔内
に密着状態で収まり、組立てが終わる。
は、ナス環本体の首部がリング部材の第1嵌着孔を貫通
し、且つ円柱状の膨出部底面が係止孔の段部に載置され
た状態で第2嵌着孔の内面に密着して収容されている。
従って、ナス環本体の膨出部は外部に露出せず、同時に
膨出部とリング部材の第2嵌着孔との間に隙間が形成さ
れないため、外部からの塵芥の侵入が阻止され、膨出部
底面と係止孔の段部との間に塵芥が詰まることもなくな
り、ナス環本体とリング部材の相対回転が保証されると
共に、膨出部が第2嵌着孔に一旦嵌着されると、膨出部
を外部から縮径することが容易ではなく、しかも前記段
部の上面が周縁に向けて下傾斜しているため、たとえ荷
重がかかって同段部が弾性変形したとしても、同段部の
開口部の直径は荷重を受けないときの直径よりも大きく
ならず、ナス環本体とリング部材の連結を確保する。
状の突出部を備えている場合は、同突出部により第1嵌
着孔の小径部内において首部の半径方向への移動及び傾
動が規制され、第1嵌着孔の小径部における径をある程
度大きく設定しても膨出部底面が係止孔の段部から外れ
ることをなくすと共に、ナス環本体とリング部材との連
結を強固に保持し、更には第2嵌着孔内における首部の
傾動を少なくする。
具体的に説明する。本発明のナス環は、ベルト等の端部
が装着されるリング部材と、上部に首部を介して膨出部
が突設され、開口部に抜止片を有するフック形状のナス
環本体とからなり、前記膨出部がリング部材の係止部に
回転可能に係止されて一体化される。
料で成形されたフック状のナス環本体であり、頭部11
と、この頭部11から下方に延びるフック部12と、フック
部12の開口部を閉塞する抜止片13とから構成され、これ
らの各部分が一体に成形される。頭部11は、図1及び図
2に示すように、その全体は首部14とその先端側に連設
された円柱状の膨出部15とからなり、頂部側から十字状
に切り込まれた割溝11-1により4個の分割片11-2,11-2,
…に分けられている。抜止片13は、前記フック部12の基
端12-1からフック部12の先端12-2に向けて一体に形成さ
れ、その先端13-1を前記フック部12の先端12-2の内面に
係止させている。
リング部材であり、図示実施例では同リング部材2は水
平方向に延びる主体部21と、主体部21の両端から直角に
平行に延び自由端部に互いに対面して形成された嵌入孔
22-1,23-1をもつ一対の脚部22,23 と、両端軸部24-1,2
4-1 が前記脚部22,23 の嵌入孔22-1,23-1に回転自在に
嵌入された細長の係止部材24とから構成されている。勿
論、主体部21、脚部22,23 及び係止部材24の全てを一体
成形した矩形状のリング部材とすることもできる。
作られている。係止部材24は、肉厚の主部25とその上下
に形成された肉薄のリブ25-1,25-1 と、主部25の両端部
に形成されたフランジ部25-2,25-2 と、同フランジ部25
-2,25-2 からそれぞれ外方に突出する両端軸部24-1,24-
1 とを有している。主部25の長手方向中央部には水平方
向に膨出する円筒部26が形成され、該円筒部26の中心部
下方から上下方向のほぼ中央近くまで略円錐台形の第1
嵌着孔26-1が形成されており、該第1嵌着孔26-1の上部
小径側には同心上に前記円錐台形の大径部の直径にほぼ
等しい直径をもつ円筒形の第2嵌着孔26-2が段部26-3を
介して形成されている。そして、この第1及び第2嵌着
孔26-1,26-2 により本発明の係止孔27を構成する。
るように略円錐台形をなしており、その深さはナス環本
体1の頭部11に形成された首部14の長さにほぼ等しく或
いは首部14の長さより僅かに大きく設定され、その小径
部分の直径は前記頭部11に形成された膨出部15を弾性変
形させて縮径状態にあるときの直径にほぼ等しく、大径
部分の直径は前記膨出部15の常態における直径にほぼ等
しくクリヤランスが残る程度で僅かに大きく設定されて
いる。なお、本実施例では、前記第1嵌着孔26-1は全深
さにわたり円錐台形とはされておらず、所定の深さ部分
を円錐台形とし、その残部は小径部を延長させて小径の
円筒孔26-1' のまま上記段部26-3に開口するようにして
いる。このように設計することにより、ナス環の使用時
における荷重を受けるための十分な強度が確保されると
ともに、第1嵌着孔26-1の下方からの塵埃の侵入が阻止
される。
明示するように円筒形状の孔であり、その深さは上記ナ
ス環本体1の頭部11に形成された円柱状の膨出部15が突
出しない寸法に設定され、その直径は前記膨出部15の常
態における直径にほぼ等しく設定されている。この構成
のため、該第2嵌着孔26-2にナス環本体1の上記膨出部
15が嵌着されたとき、円筒形の第2嵌着孔26-2と前記円
柱形の膨出部15とがほとんど隙間のない状態で嵌合する
ため、第2嵌着孔26-2の上方からの塵埃の侵入が完全に
阻止される。また、前記膨出部15が第2嵌着孔26-2内に
完全に収納され、その上部が第2嵌着孔26-2から外部に
突出せず、且つ前述のように両者間には殆ど間隙が生じ
ないため、故意に外そうとしても膨出部15は外力によっ
ても簡単には縮径できず、リング部材2から容易に外れ
ることがない。
は図4及び図5から明らかなように、その中心部から周
縁部に向けて僅かに下傾斜となるようにしてある。その
結果、例えばナス環の使用時に受ける荷重によって同段
部26-3が弾性変形したとしても、同段部26-3の開口部の
直径は荷重を受けないときの直径よりも大きくはなら
ず、膨出部15は第1嵌着孔26-1から抜け落ちることがな
くなる。
は、頭部11の各分割部片11-2,11-2,…のバネ力を利用し
て各分割部片11-2,11-2,…の膨出部15を縮径させながら
リング部材2の第1嵌着孔26-1に押し込まれ、首部14を
第1嵌着孔26-1に嵌挿させるとともに膨出部15を第2嵌
着孔26-2にほぼ密着状態で収容し、その底面が段部26-3
の上面に係止した状態でリング部材2に連結される。こ
のようにしてリング部材2に連結されたナス環本体1
は、首部14の直径がリング部材2の第1嵌着孔26-1にお
ける小径の円筒孔26-1' の直径より小さく設定されると
ともに、膨出部15の直径も第2環着孔26-2の直径にほぼ
等しく僅かにクリアランスができる程度に設定されてい
るため、リング部材2に対して首部14の軸線を中心にス
ムースな回転を確保される。
材24が左右両脚部22,23 の自由端を枢支点として回転が
可能となっているため、ナス環本体1は上記首部14の軸
線を中心に回転する回転に加えて、係止部材24の軸部24
-1,24-1 を中心にして回転可能になっているため、リン
グ部材2に対して2方向の回転が可能となる。
ッグ等において、両端にナス環をそれぞれ1個づつ有す
るベルトの一端をバッグの一端に装着するとともに、ベ
ルトの他端をバッグの他端に装着する場合に、たとえベ
ルトが捩じれていても、リング部材2をナス環本体1に
対して首部14の軸線を中心に回転させれば、ナス環をバ
ッグから外すことなく、ベルトの捩れを直ちに解消でき
る。また、ナス環本体1が係止部材24の軸部24-1,24-1
を中心に回転するため、ナス環本体1に対してリング部
材2の両脚部22,23 を含む平面と或る角度をもって斜め
方向に大きな荷重がかかった場合でも、上記回転によっ
て荷重が逃げて首部14が折損することもなく、また、吊
下げベルトをバッグ内に収容する場合においても、前記
の回転によりバッグの形状及びバッグ中の荷物の形状に
なじみ易く、外方に出っ張ることがないなどの効果を有
するものである。
一実施例を示し、首部14の外周面の同一円周上にリング
状の突出部14-1が形成されている。この突出部14-1の外
径は前記膨出部15の外径より僅かに小さく設定されてい
る。こうして突出部14-1を形成することにより、第1嵌
着孔26-1の小径部内において首部14の半径方向への移動
及び傾動が規制され、第1嵌着孔26-1の小径部における
径をある程度大きく設定しても膨出部15の底面が係止孔
27の段部26-3から外れることはなく、また首部14の傾動
が少なくなるため首部14の破損の恐れも無くなり、ナス
環本体1とリング部材2との連結を強固に保持すると同
時に、第1嵌着孔26-1内における首部の傾動を少なくす
る。
び係止部材24は、1組の金型を用い1回の工程で係止部
材24の軸部24-1,24-1 が両脚部22,23 の各嵌入孔22-1,
23-1に嵌入した状態となって一体に成形される。
形するには、図示を省略するが一方の脚部22の嵌入孔22
-1と同じ大きさの外形をもち、且つ係止部材24の軸部24
-1と同じ大きさの中空部を有する中空筒状の突部をリン
グ部材2の脚部22の厚さだけ突出して形成した金型部材
を成形用金型の一部材として用い、前記中空部で係止部
材24の一方の軸部24-1を成形し、前記突部の外形で嵌入
孔22-1を同時に成形すればよい。リング部材2の他方の
脚部23の嵌入孔23-1及び係止部材24の他方の軸部24-1に
ついても同様の型部材を用いて成形する。
ば、リング部材2の脚部22,23 と係止部材24の軸部24-
1,24-1 とが金型部材の上記突部で分離され、従って同
時に成形するにもかかわらず、脚部22,23 に対し係止部
材24を回転可能にすることができ、また構成部品点数が
主体部21と両脚部22,23 が一体成形された部分、係止部
材24及びナス環本体1の3点であるにもかかわらず、ナ
ス環本体1の頭部11を係止部材24の第1嵌着孔26-1に押
し込むだけの作業で簡単にナス環を組み立てることがで
き、それだけ組立作業が容易となり廉価になる。
形される。ナス環本体1用の成形金型は、抜止片13の下
方側の先端13-1がフック部12の先端12-2から外方に離れ
た状態に作られる。従って、抜止片13は成形後に側方に
曲げられ、次いでその先端13-1がフック部12の先端12-1
の内面に当接するようにセットされる。その結果、抜止
片13のバネ力が増大されて抜止片13の先端13-1がフック
部12の先端12-1の内面に強く押圧されるようになる。
ついて述べたが、本発明による上記ナス環の各部品はダ
イキャスト等によっても成形が可能であり、従って金属
材料によってもその製作は可能であり、また、その形
状、構造等についても本発明の精神を逸脱しない範囲で
様々な変更が可能なものである。
ればナス環本体とリング部材の連結部構造を、リング側
の略円錐台形の第1嵌着孔の小径部が段部を介して結合
する大径の円筒状の第2嵌着孔からなる係止孔と、ナス
環本体側に形成された前記第1嵌着孔及び第2嵌着孔に
嵌合する首部及び縮径可能な円柱状の膨出部との嵌合構
造とし、前記膨出部が第2嵌着孔内にほとんど隙間なく
完全に収納され隠蔽されるようにするとともに、前記段
部を周縁部に向けて下傾斜する形状としているため、フ
ァッション性が高まるうえに、前記膨出部は外部から容
易に縮径することができなくなり、更にはたとえ前記段
部に荷重がかかり弾性変形したとしても、同段部の開口
部の直径は荷重を受けないときの直径よりも大きくはな
らないため、膨出部がリング部材の第1嵌着孔から簡単
に抜け出ることもなく、ナス環本体とリング部材とは容
易には分離し難くなる。しかも、前記膨出部と第2嵌着
孔との間に隙間がなくなるため、両者の間には外部から
塵埃が侵入することがなく、従って円柱体である膨出部
の底面と2段孔の段部間にも塵埃が詰まるようなことが
なくなり、ナス環本体とリング部材との間の相対回転に
不都合が生じることがなくなる。
膨出部の外径より小径のリング状の突設部を形成する場
合には、第1嵌着孔の小径部の径をある程度大きくして
も首部の傾動及び半径方向への移動が規制され、ナス環
本体がリング部材から抜け出る恐れがなくなるばかりで
なく、首部を破損することなく容易にナス環本体をリン
グ部材に組付けることが可能となる。
で且つ組立作業の効率化が計れることは勿論のこと、更
にはファッション性に富み、且つ塵埃の侵入を阻止する
ことによるナス環本体とリング部材との相対回転を確保
すると共に、首部の破損の恐れなくナス環本体とリング
部材との強固な連結を可能とした連結部構造を備える優
れたナス環が提供できる。
る。
底面図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】開口部に抜止片13を有すると共に首部14を
介して上部に突出する縮径可能な膨出部15を有するフッ
ク状のナス環本体1と、前記膨出部15に嵌着係合する係
止部を有しベルト体等の端部に装着されるリング部材2
とを連結してなるナス環において、 前記ナス環本体1の膨出部15は円柱体をなし、 前記リング部材2の係止部は、 前記ナス環本体1の首部と略同一の長さを有し、その大
径部の直径が前記円柱体の常態時の直径に略等しく、小
径部の直径が同円柱体の縮径時の直径に略等しいほぼ円
錐台形をなす第1嵌着孔26-1と、前記円柱体と略同一形
状の第2嵌着孔26-2とからなり、前記第2嵌着孔26-2を
前記第1嵌着孔26-1の小径部側に段部26-3を介して同心
上に形成した係止孔27であって、前記段部26-3がその中
心部から周縁部に向けて僅かに下傾斜とされてなる、 ことを特徴とするナス環。 - 【請求項2】首部14の外周面に前記膨出部15の径より小
さな径のリング状突出部14-1が形成されてなる請求項1
記載のナス環。
Priority Applications (2)
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Applications Claiming Priority (2)
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JP9958291 | 1991-04-04 | ||
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Publications (2)
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