JP3262455B2 - 紐止め具 - Google Patents
紐止め具Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G11/00—Means for fastening cables or ropes to one another or to other objects; Caps or sleeves for fixing on cables or ropes
- F16G11/10—Quick-acting fastenings; Clamps holding in one direction only
- F16G11/101—Quick-acting fastenings; Clamps holding in one direction only deforming the cable by moving a part of the fastener
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B99/00—Subject matter not provided for in other groups of this subclass
Description
ック、頭巾付きジャケットなどの紐の締め付け状態ある
いは係止位置を調整するために使用する紐止め具に関す
るものである。
平1−39449号公報に開示されているように、内側
紐通し孔を有する頭部から下側へ延びた2本の弾性脚片
に外側へ膨出する膨出部を形成した嵌合子と、この嵌合
子が嵌合する装着孔、内側紐通し孔と対面して装着孔に
連通する外側紐通し孔を有し、膨出部が係合する係止片
を外側紐通し孔の下に内側へ突出させて形成するととも
に、外側紐通し孔よりも下側の装着孔の内周面を下側へ
窄む傾斜面とした外筒とで構成され、弾性脚片の付勢力
によって紐を締め付けるものが知られている。
で構成できるので、部品点数が少なくなる。そして、嵌
合子を外筒に嵌合させることによって組み立てることが
できるので、組立が簡単にできる。さらに、組み立てた
状態で膨出部が係止片に下側から係合するので、紐を挿
通しない状態でも各部品がバラバラにならず、一体状態
を維持する。
た従来の紐止め具は、外筒の外側紐通し孔と傾斜面との
間に係止片が設けられているので、係止片の高さ分だけ
外筒が長くなり、全長が長くなる。そして、外筒の全長
が長くなるので、外筒を球形状に成形すると、外形が大
きくなるため、外筒のデザインの自由度が制約される。
さらに、外筒の内周面に係止片を設けなければならない
ので、機能に関与せず、係止片を成形するための型を抜
く型抜き孔が形成されるため、外観を損ねるなどの不都
合があった。
するためになされたもので、部品点数が少なく、組立が
簡単にでき、紐を挿通しない状態でも各部品がバラバラ
にならずに一体状態を維持し、全長を短くすることがで
き、外筒のデザインの自由度が増加し、外観を損ねるこ
とのない紐止め具を提供するものである。
は、水平な内側紐通し孔を有する頭部から下側へ複数本
の弾性脚片が延び、内側紐通し孔の両端の下に外側へ突
出する係止片が形成された嵌合子と、この嵌合子が嵌合
する装着孔、内側紐通し孔と対面して装着孔に連通する
とともに、上側周縁に係止片が係合する外側紐通し孔を
有し、この外側紐通し孔よりも下側の装着孔の周面を下
側へ窄む傾斜面とした外筒とからなり、弾性脚片の内側
面を下側へ拡開する傾斜面とするとともに、この傾斜面
を内側紐通し孔まで到達させたものである。
た嵌合子を押圧すると、弾性脚片が装着孔の傾斜面で押
されて内側へ弾性変形し、嵌合子を外筒の上側へ付勢す
る付勢力が弾性脚片に蓄積され、内側紐通し孔と外側紐
通し孔とが連通する。このように内側紐通し孔と外側紐
通し孔とが連通した状態で外側紐通し孔と内側紐通し孔
とに紐を挿通した後、嵌合子の押圧力を解除すると、嵌
合子が弾性脚片の付勢力によって外筒の上側へ移動し、
嵌合子と外筒とが弾性脚片の付勢力によって紐を挟み付
ける。
する。図1はこの発明の第1実施例である紐止め具に使
用する嵌合子の平面図、図2は図1に示した嵌合子の底
面図、図3は図1に示した嵌合子の側面図、図4は図1
のA−A線による断面図である。これらの図において、
1は合成樹脂を成形加工した嵌合子を示し、円柱状の頭
部2と、この頭部2から下側へ頭部2の径方向に対向し
て延びた2本の弾性脚片3と、係止片4とで構成されて
いる。
通し孔2hと、この内側紐通し孔2hと直交する径方向
で対向し、上側が閉成するとともに、下側が開放し、頭
部2の軸方向に沿った係合溝2dとが設けられ、係合溝
2dの頭部2の上面と対向する面がストッパ面2dfと
なっている。なお、内側紐通し孔2hは、図3および図
4に示すように、下側の対向する周面部分が軸方向に対
向して内側へ突出するエッジ2heを有した形状とされ
ている。
な水平断面が略扇型で、下端に外側へ突出し、頭部2の
外径よりもわずかに大きな外径の膨出部3pが設けられ
ている。なお、2つの弾性脚片3の隣接する面(内側
面)は下側へ拡開する傾斜面3fとされ、この傾斜面3
fは頭部2の内側紐通し孔2hにまで達している。そし
て、係止片4は、頭部2と弾性脚片3とに跨らせて内側
紐通し孔2hの両側の下に、頭部2の径方向に対向させ
てわずかに突出した状態で形成され、下面が外側へ行く
にしたがって上昇する傾斜面4fとなっている。
具に使用する外筒の平面図、図6は図5に示した外筒の
側面図、図7は図5のB−B線による断面図、図8は図
5のC−C線による断面図である。これらの図におい
て、11は合成樹脂を成形加工した外筒を示し、一部を
切り欠いた球形状の外観とされ、平面部分に嵌合子1の
頭部2と略同一径で、嵌合子1が嵌合する円柱状の装着
孔12が設けられ、水平方向で対向し、嵌合子1の内側
紐通し孔2hに連通する外側紐通し孔13が設けられて
いる。なお、外側紐通し孔13よりも下側の装着孔12
の周面は下側へ窄む傾斜面12fとされ、各外側紐通し
孔13の周面は、図5、図6および図8に示すように、
内側へ窄む傾斜面13fとされている。
交する装着孔12の径方向で対向し、嵌合子1の係合溝
2dと係合するように装着孔12の軸に沿って設けられ
ている。15は凹部を示し、各外側紐通し孔13の下
に、装着孔12および外側紐通し孔13に開放し、下降
してくる係止片4が入るように設けられている。
断した正面図、図10は図9のD−D線による断面図、
図11、図12および図13は動作説明図である。図1
1および図12において、Sは紐を示す。
子1の係合溝2dと外筒11の突条14とを上下方向に
対向させた状態で、弾性脚片3を装着孔12内へ挿入さ
せるために頭部2を押圧する。このように頭部2を押圧
すると、係止片4の傾斜面4fが外筒11に衝合するこ
とにより、弾性脚片3がそれぞれ内側へ弾性変形するの
で、係止片4が内側へ変位して装着孔12内へ入る。
条14が係合溝2dと係合した後、係止片4が外側紐通
し孔13と対向し、弾性脚片3の弾性力(付勢力)によ
って外側紐通し孔13へ突入し、膨出部3pが傾斜面1
2fで内側へ押されることによって弾性脚片3が内側へ
弾性変形するので、頭部2の押圧力を解除すると、嵌合
子1は弾性脚片3の付勢力によって外筒11の上側へ移
動し、係止片4が外側紐通し孔13を形成する上側周縁
の傾斜面13fに係合し、図9に示すように、組立が完
了する。
溝2dと係合しているので、嵌合子1が外筒11に対し
て回転しなくなる。そして、嵌合子1が外筒11から抜
けないように、傾斜面13fに係止片4が係合してい
る。
具に紐を挿通する操作について説明する。まず、嵌合子
1の上面と外筒11の下面とを指で摘んで嵌合子1を外
筒11の中へ押し込むと、嵌合子1は、係合溝2dで突
条14と係合しているので、図11に示すように、突条
14に沿ってストッパ面2dfが突条14の上面に衝合
する状態まで下降し、内側紐通し孔2hと外側紐通し孔
13とが連通する。
込まれると、図11に示すように、膨出部3pが傾斜面
12fで内側へ押されることによって弾性脚片3が内側
へ弾性変形し、付勢力を蓄積し、係止片4は凹部15の
中へ入る。そして、連通した外側紐通し孔13と内側紐
通し孔2hとに紐Sを挿通した後、嵌合子1を外筒11
の中へ押し込む押圧力を解除すると、図12および図1
3に示すように、嵌合子1が弾性脚片3の付勢力によっ
て外筒11の上側へ移動し、紐Sを嵌合子1と外筒11
とで挟み付ける。このように紐Sを嵌合子1と外筒11
とで挟み付けるとき、エッジ2heと外側紐通し孔13
を形成する傾斜面13fの内端(上側内端)とに弾性脚
片3の付勢力が集中する。
よれば、嵌合子1と外筒11との2部品で紐止め具が構
成できるので、部品点数が少なくなる。そして、嵌合子
1を外筒11に嵌合させることによって組み立てること
ができるので、組立が簡単にでき、組み立てた状態で嵌
合子1が外筒11から抜けないように係止片4が傾斜面
13fに係合するため、紐Sを挿通しない状態でも嵌合
子1と外筒11とがバラバラにならずに一体状態を維持
する。
機能させるために傾斜面3fを内側紐通し孔2hまで到
達させ、弾性脚片3の撓み代を充分に確保するととも
に、外側紐通し孔13の下端から装着孔12の周面を直
ちに傾斜面12fとしたので、外筒11の全長を短くす
ることができ、紐止め具の全長をも短くすることができ
る。また、外筒11の全長を短くできるので、外観形状
を球形状にしても、外形が大きくならず、外筒のデザイ
ンの自由度が増加する。そして、組み立てた状態で、外
筒11には外側から見える孔が外側紐通し孔13のみと
なるので、外観を損ねることはない。
を設け、外側紐通し孔13を内側へ窄ませたので、弾性
脚片3の付勢力によって嵌合子1と外筒11とで紐Sを
挟み付けるとき、エッジ2he部分と外側紐通し孔13
の内端とに弾性脚片3の付勢力が集中するため、紐Sを
強く挟み付けることができる。したがって、嵌合子1と
外筒11とが紐Sを挟み付ける大きな力を確保しつつ、
弾性脚片3の付勢力を小さくして嵌合子1を外筒11の
中へ押し込む押圧力を小さくできるので、操作する際に
指を痛める恐れがなく、操作性が向上する。また、外側
紐通し孔13の周面を内側へ窄む傾斜面13fとしたの
で、外側紐通し孔13および内側紐通し孔12への紐S
の挿通がし易くなる。
め具に使用する嵌合子の左半分を破断した正面図、図1
5は図14のE−E線による断面図であり、図1〜図1
3と同一または相当部分に同一符号を付して説明を省略
する。この第2実施例における嵌合子1が第1実施例に
おける嵌合子1と異なるのは、頭部2の上面を広くした
点である。なお、この第2実施例における嵌合子1の他
の部分は、第1実施例における嵌合子1の他の部分と同
じに構成されている。
第1実施例と同じ効果を得ることができる。そして、頭
部2の指が当接する上面が広いので、押圧面が広くなっ
て操作性が向上する。
め具に使用する外筒の右半分を破断した側面図であり、
図1〜図15と同一または相当部分に同一符号を付して
説明を省略する。この第3実施例における外筒11は、
第1実施例における外筒11の外観形状を円筒状にした
点で異なり、外側紐通し孔13の下側の周面が下側に窄
む傾斜面12fとされた装着孔12、内側へ窄む傾斜面
13fとされた外側紐通し孔13、突条14および凹部
15が第1実施例の外筒11と同様に設けられている。
したがって、この第3実施例においても、第1実施例と
同じ効果を得ることができる。
め具に使用する外筒の右半分を破断した側面図であり、
図1〜図16と同一または相当部分に同一符号を付して
説明を省略する。この第4実施例における外筒11は、
第1実施例における外筒11の外観形状をラグビーボー
ル状にした点で異なり、外側紐通し孔13の下側の周面
が下側に窄む傾斜面12fとされた装着孔12、内側へ
窄む傾斜面13fとされた外側紐通し孔13、突条14
および凹部15が第1実施例の外筒11と同様に設けら
れている。したがって、この第4実施例においても、第
1実施例と同じ効果を得ることができる。
め具に使用する外筒に設けられた装着孔の傾斜面部分を
拡大して示す透視図であり、図1〜図17と同一または
相当部分に同一符号を付して説明を省略する。この第5
実施例における外筒11は、第1実施例における周面が
下側へ窄む傾斜面12fを、上側の中央部分のないコ字
状の突条12rによって形成した点で異なり、内側へ窄
む傾斜面13fとされた外側紐通し孔13、突条14お
よび凹部15が第1実施例の外筒11と同様に設けられ
ている。なお、突条12rは幅の狭い2本の突条部12
r1 ,12r2 と、各突条部12r1 ,12r2 の幅の
3倍位の幅で、各突条部12r1 ,12r2 と略同じ長
さを有する突条部12r3 とで構成され、各突条部12
r1 ,12r2 の突条部12r3 との接続部分は、V字
状となっている。
第1実施例と同じ効果を得ることができる。そして、突
条12rによって傾斜面12fを形成したので、操作性
にも優れ、また、傾斜面12fを設ける部分の肉厚を薄
くすることができるため、外筒11の強度を確保しつつ
成形材料である合成樹脂を少なくすることができる。
め具の平面図であり、図1〜図18と同一または相当部
分に同一符号を付して説明を省略する。この第6実施例
において、第1実施例と異なるのは、頭部2の平断面形
状を小判形状とし、係合溝2dを省いた点と、装着孔1
2の平断面形状を頭部2に対応する小判形状とし、突条
14を省いた点とである。なお、エッジ2heを有した
内側紐通し孔2h、弾性脚片3および係止片4は第1実
施例と同様に設けられ、外側紐通し孔13の下側の周面
が下側へ窄む傾斜面12fとされた装着孔12、内側へ
窄む傾斜面13fとされた外側紐通し孔13、突条14
および凹部15は第1実施例と同様に設けられている。
筒11を構成しても、外筒11に対して嵌合子1が回転
するのを防止することができる。
止片4が入る凹部15を設けた例で説明したが、係止片
4が装着孔12の周面に衝合しないように弾性脚片3が
傾斜面12fで押されて充分に内側に撓めば、凹部15
を必ずしも設ける必要はない。そして、第1〜第4実施
例および第6実施例において、第5実施例のように、傾
斜面12fを突条12rで形成してもよい。
て嵌合子1が回転するのを防止するために頭部2および
装着孔12の平断面形状を小判形状とした例で説明した
が、外筒11に対して嵌合子1が回転するのを防止でき
れば、円形以外の形状、例えば正方形、D形などの平断
面形状であってもよい。
子と外筒との2部品で紐止め具が構成できるので、部品
点数が少なくなる。そして、嵌合子を外筒に嵌合させる
ことによって組み立てることができるので、組立が簡単
にできる。さらに、組み立てた状態で嵌合子が外筒から
抜けないように、外筒紐通し孔の周面に係止片が係合す
るため、紐を挿通しない状態でも嵌合子と外筒とがバラ
バラにならず、一体状態を維持する。
面を直ちに下側へ窄む傾斜面とすることができるので、
外筒の全長を短くすることができ、紐止め具の全長をも
短くすることができる。そして、外筒の全長を短くでき
るので、外筒の外観形状を球形状にしても、外形が大き
くならず、外筒のデザインの自由度が増加する。さら
に、組み立てた状態で、外筒には外側から見える孔が外
側紐通し孔のみとなるので、外観を損ねることはない。
また、頭部の下部を弾性脚片として機能させるために傾
斜面を内側紐通し孔まで到達させたので、弾性脚片の撓
み代を充分に確保することができ、紐止め具の全長を短
くすることができる。
る嵌合子の平面図である。
る外筒の平面図である。
図である。
する嵌合子の左半分を破断した正面図である。
する外筒の右半分を破断した側面図である。
する外筒の右半分を破断した側面図である。
する外筒に設けられた装着孔の傾斜面部分を拡大して示
す透視図である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 水平な内側紐通し孔を有する頭部から下
側へ複数本の弾性脚片が延び、前記内側紐通し孔の両端
の下に外側へ突出する係止片が形成された嵌合子と、 この嵌合子が嵌合する装着孔、前記内側紐通し孔と対面
して前記装着孔に連通するとともに、上側周縁に前記係
止片が係合する外側紐通し孔を有し、この外側紐通し孔
よりも下側の前記装着孔の周面を下側へ窄む傾斜面とし
た外筒とからなり、 前記弾性脚片の内側面を下側へ拡開する傾斜面とすると
ともに、この傾斜面を前記内側紐通し孔まで到達させ
た、 ことを特徴とする 紐留め具。
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