JP2824154B2 - ブロック切断のための特にダイヤモンド付きのケーブル又はワイヤーの制御方法及び装置 - Google Patents
ブロック切断のための特にダイヤモンド付きのケーブル又はワイヤーの制御方法及び装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、特に天然石からなるブロックの切断を行う
ダイヤモンド付きスリーブを長手方向軸線に沿って分布
させて固定したダイヤモンド付きケーブルのような切断
機内の切断用ケーブル又はワイヤーの制御方法であっ
て、エンドレスループの形態をしたケーブルを走行させ
る段階を含む方法に関する。
ダイヤモンド付きスリーブを長手方向軸線に沿って分布
させて固定したダイヤモンド付きケーブルのような切断
機内の切断用ケーブル又はワイヤーの制御方法であっ
て、エンドレスループの形態をしたケーブルを走行させ
る段階を含む方法に関する。
例えば、プラスチック材料といった射出材料又はゴム
などの加硫材料によってダイヤモンド付きスリーブをケ
ーブルに固定したタイプのダイヤモンド付きケーブル
は、既に公知である。このタイプのケーブルは、一般
に、例えば板状に切断したいブロックの両側に配置され
た少なくとも2つの大きな直径のプーリによって、この
タイプの機械の中で閉ループ(エンドレス)状に走行す
る。
などの加硫材料によってダイヤモンド付きスリーブをケ
ーブルに固定したタイプのダイヤモンド付きケーブル
は、既に公知である。このタイプのケーブルは、一般
に、例えば板状に切断したいブロックの両側に配置され
た少なくとも2つの大きな直径のプーリによって、この
タイプの機械の中で閉ループ(エンドレス)状に走行す
る。
切断中のこのケーブルのダイヤモンド付きスリーブの
摩耗はスリーブの周面に不規則な形で分布し、一般的に
は平坦化してしまう、又は、楕円化するという形で摩耗
が起こってしまう、ということが確認されている。この
ことから、スリーブは、それが円筒形である場合、回転
の対称性を失い、切断のため自動的にその周面の別の部
分を使用することが最早できなくなる。実際に、製造さ
れたばかりの新しいケーブルの場合、円筒形スリーブお
よびケーブルは、特に2つのプーリの間で張り側(切断
側)及びゆるみ側(戻り側)において長手方向軸線を中
心として自転する傾向を有することが確認されている。
しかしながら、時間が経つに従って摩耗により平坦部分
又は楕円部分を形成し、ケーブル及びスリーブは、急速
に、その長手方向軸線を中心として回転しなくなり、連
続的に同じ場所が摩耗してしまう。このとき、少なくと
も切断中の張ったケーブルが最短路を進行しようとする
法則によって、スリーブの周面の大部分がダイヤモンド
を備えているにもかかわらず、ケーブル及びスリーブの
平坦部分及び楕円部分が、切断すべきブロックと自動的
に再接触するしようとする傾向があるため、このケーブ
ル及びスリーブを使用に供することができなくなってし
まうので、これを廃棄しなければならない。かくして、
この種のダイヤモンド付きケーブルは極めて利用効率が
低い。
摩耗はスリーブの周面に不規則な形で分布し、一般的に
は平坦化してしまう、又は、楕円化するという形で摩耗
が起こってしまう、ということが確認されている。この
ことから、スリーブは、それが円筒形である場合、回転
の対称性を失い、切断のため自動的にその周面の別の部
分を使用することが最早できなくなる。実際に、製造さ
れたばかりの新しいケーブルの場合、円筒形スリーブお
よびケーブルは、特に2つのプーリの間で張り側(切断
側)及びゆるみ側(戻り側)において長手方向軸線を中
心として自転する傾向を有することが確認されている。
しかしながら、時間が経つに従って摩耗により平坦部分
又は楕円部分を形成し、ケーブル及びスリーブは、急速
に、その長手方向軸線を中心として回転しなくなり、連
続的に同じ場所が摩耗してしまう。このとき、少なくと
も切断中の張ったケーブルが最短路を進行しようとする
法則によって、スリーブの周面の大部分がダイヤモンド
を備えているにもかかわらず、ケーブル及びスリーブの
平坦部分及び楕円部分が、切断すべきブロックと自動的
に再接触するしようとする傾向があるため、このケーブ
ル及びスリーブを使用に供することができなくなってし
まうので、これを廃棄しなければならない。かくして、
この種のダイヤモンド付きケーブルは極めて利用効率が
低い。
多角形横断面を備えたスリーブの場合、その長手方向
軸線を中心にしてケーブル及びスリーブの回転の制御が
できないため、いくつかの側面が他の側面に比べて大き
く無制御状態で摩耗することが確認されている。このこ
とによって、このタイプのケーブルの利用効率も非常に
低い。
軸線を中心にしてケーブル及びスリーブの回転の制御が
できないため、いくつかの側面が他の側面に比べて大き
く無制御状態で摩耗することが確認されている。このこ
とによって、このタイプのケーブルの利用効率も非常に
低い。
従って、多角形及び円筒形の2つのタイプのスリーブ
において、例えば多角形スリーブについては、制御され
た態様で回転を抑え及び/又は回転させることによっ
て、また、例えば円筒形スリーブにあっては、規則的な
回転となるように制御することによって、均一に分布し
た摩耗のために前記の回転を積極的に制御することが必
要である。
において、例えば多角形スリーブについては、制御され
た態様で回転を抑え及び/又は回転させることによっ
て、また、例えば円筒形スリーブにあっては、規則的な
回転となるように制御することによって、均一に分布し
た摩耗のために前記の回転を積極的に制御することが必
要である。
この目的のため、本発明による方法では、切断機にお
ける特に天然石でできたブロックの切断のためのダイヤ
モンド付きケーブル又はワイヤーの制御方法であって、
前記切断ケーブル体は、ケーブルと、その長手方向軸線
に沿って分布され且つ固定されたダイヤモンド付きスリ
ーブとを有し、また、前記ケーブルがエンドレスループ
の形態で循環してなる制御方法において、 前記切断ケーブル体を通り且つ該切断ケーブル体に関
して一定の少なくとも一つの横方向(11、111)と、こ
の横方向の規定の向き(12、112)とを決定する工程
と、 前記切断ケーブル体が循環する経路に配置された少な
くとも一つの測定ゾーンを前記切断ケーブル体が通過す
るときに、前記横方向(11、111)と前記規定の向き(1
2、112)とを測定する工程と、 測定された横方向(11、111)及び規定の向き(12、1
12)を、基準となる横方向及びその向きと比較する工程
と、 この比較に基づき、その長手方向の軸線を中心とした
前記切断ケーブル体の回転を修正する工程とを含む。
ける特に天然石でできたブロックの切断のためのダイヤ
モンド付きケーブル又はワイヤーの制御方法であって、
前記切断ケーブル体は、ケーブルと、その長手方向軸線
に沿って分布され且つ固定されたダイヤモンド付きスリ
ーブとを有し、また、前記ケーブルがエンドレスループ
の形態で循環してなる制御方法において、 前記切断ケーブル体を通り且つ該切断ケーブル体に関
して一定の少なくとも一つの横方向(11、111)と、こ
の横方向の規定の向き(12、112)とを決定する工程
と、 前記切断ケーブル体が循環する経路に配置された少な
くとも一つの測定ゾーンを前記切断ケーブル体が通過す
るときに、前記横方向(11、111)と前記規定の向き(1
2、112)とを測定する工程と、 測定された横方向(11、111)及び規定の向き(12、1
12)を、基準となる横方向及びその向きと比較する工程
と、 この比較に基づき、その長手方向の軸線を中心とした
前記切断ケーブル体の回転を修正する工程とを含む。
また、上記の本発明の制御方法を実施するための装置
は、ケーブルに固定され、前記横方向(11、111)又は
半径方向(110)および前記向き(12、112)を決定する
ための少なくとも一つの磁化要素と、 前記測定ゾーンに配置され、該磁化要素により示され
る前記横方向(11、111)又は半径方向(110)および前
記向き(12、112)を測定するための少なくとも一つの
検出器と、 該検出器に連結され、前記測定された横方向(11、11
1)又は半径方向(110)および測定された向き(12、11
2)を基準となる横方向又は半径方向及び向きと比較す
るための比較手段と、 該比較手段に連結され、前記比較に基づいて、その長
手方向軸線を中心とした前記切断ケーブル体の回転を修
正するための修正手段とを含む。
は、ケーブルに固定され、前記横方向(11、111)又は
半径方向(110)および前記向き(12、112)を決定する
ための少なくとも一つの磁化要素と、 前記測定ゾーンに配置され、該磁化要素により示され
る前記横方向(11、111)又は半径方向(110)および前
記向き(12、112)を測定するための少なくとも一つの
検出器と、 該検出器に連結され、前記測定された横方向(11、11
1)又は半径方向(110)および測定された向き(12、11
2)を基準となる横方向又は半径方向及び向きと比較す
るための比較手段と、 該比較手段に連結され、前記比較に基づいて、その長
手方向軸線を中心とした前記切断ケーブル体の回転を修
正するための修正手段とを含む。
その他の目的及び特徴は、図面を参照した以下の実施
例の詳細な説明から明らかになろう。
例の詳細な説明から明らかになろう。
図1は、本発明の方法を実施することのできる石ブロ
ックの切断装置の正面図である。
ックの切断装置の正面図である。
図2は、ダイヤモンド付きケーブルの2つの駆動及び
誘導用プーリの一つのタイプの心合わせ調節を伴う、本
発明の方法を実施することのできる他の切断装置の概略
斜視図である。図3〜図6は、プーリの溝の側面で2つ
の異なる方向にダイヤモンド付きケーブルを転がせる4
種類の方法を拡大して概略的に示す断面図である。
誘導用プーリの一つのタイプの心合わせ調節を伴う、本
発明の方法を実施することのできる他の切断装置の概略
斜視図である。図3〜図6は、プーリの溝の側面で2つ
の異なる方向にダイヤモンド付きケーブルを転がせる4
種類の方法を拡大して概略的に示す断面図である。
図7は、多角形のダイヤモンド付きスリーブの実施態
様の拡大横断面図である。
様の拡大横断面図である。
図8は、本発明の方法の実施のための測定ゾーンの配
置を概略的に示す。
置を概略的に示す。
図9は、本発明の実施のための全体構成図である。
図10は、本発明の装置のプーリの位置及び/又は心合
わせの変更手段の一部切欠部分断面の平面図である。
わせの変更手段の一部切欠部分断面の平面図である。
図11は、図10のXI−XI線に沿った断面図である。
図12は、図10に対応した、ダイヤモンド付きケーブル
のプーリが傾斜位置にある断面図である。
のプーリが傾斜位置にある断面図である。
図13は、短形スリーブのためのプーリの溝の側面によ
る他のタイプの誘導を概略的に示す断面図である。
る他のタイプの誘導を概略的に示す断面図である。
図14は、図1とは異なる心合わせ調節を伴う図2の2
つのプーリの平面図である。
つのプーリの平面図である。
図中、同じ参照番号は同一又は類似の要素を表す。
本発明による方法は、例えば天然石ブロック3を板状
に切断するための切断機2におけるダイヤモンド付きケ
ーブル1の制御を目的とするものである(図1及び図
2)。
に切断するための切断機2におけるダイヤモンド付きケ
ーブル1の制御を目的とするものである(図1及び図
2)。
ダイヤモンド付きケーブル1は、ストライドを含む、
例えば鋼、複合材料からなるケーブル4と、このケーブ
ル4に装着され、好ましくはケーブル4の長手方向軸線
Aに沿って規則的に分布した「ダイヤモンド入りビー
ド」つまりダイヤモンド付きスリーブ5とで構成されて
いる(図2)。ダイヤモンド付きスリーブ5は、すでに
上述したとおり、ケーブル4に固定されている。
例えば鋼、複合材料からなるケーブル4と、このケーブ
ル4に装着され、好ましくはケーブル4の長手方向軸線
Aに沿って規則的に分布した「ダイヤモンド入りビー
ド」つまりダイヤモンド付きスリーブ5とで構成されて
いる(図2)。ダイヤモンド付きスリーブ5は、すでに
上述したとおり、ケーブル4に固定されている。
一例として記述する本発明のこの実施態様にあって
は、切断機2は、定置式と呼ばれるタイプのものであ
る。この切断機2は、大きい寸法の石ブロック3を輪切
り、つまり板状に挽き割るための機械であり、石ブロッ
ク3は、一般的に、石切り場から採取される。切断機2
は、通常、例えば切断すべきブロック3の両側に配置さ
れた駆動プーリ6及び従動プーリ7を有し、ダイヤモン
ド付きケーブル1は、2つのプーリ6、7の回りをエン
ドレスループの形態で通過する。プーリ6、7は、ケー
ブル1を駆動し案内してテンションを与える。通常、夫
々のプーリ6、7の回転軸8、9は、ほぼ水平で、2つ
のプーリ6、7の間にあるダイヤモンド付きケーブル1
の下部側10のみがブロック3と接触する。ダイヤモンド
付きスリーブ5は、ダイヤモンド付きケーブル1のテン
ションにより、ブロック3に対して押し付けられ、これ
による摩擦によって切断を行う。
は、切断機2は、定置式と呼ばれるタイプのものであ
る。この切断機2は、大きい寸法の石ブロック3を輪切
り、つまり板状に挽き割るための機械であり、石ブロッ
ク3は、一般的に、石切り場から採取される。切断機2
は、通常、例えば切断すべきブロック3の両側に配置さ
れた駆動プーリ6及び従動プーリ7を有し、ダイヤモン
ド付きケーブル1は、2つのプーリ6、7の回りをエン
ドレスループの形態で通過する。プーリ6、7は、ケー
ブル1を駆動し案内してテンションを与える。通常、夫
々のプーリ6、7の回転軸8、9は、ほぼ水平で、2つ
のプーリ6、7の間にあるダイヤモンド付きケーブル1
の下部側10のみがブロック3と接触する。ダイヤモンド
付きスリーブ5は、ダイヤモンド付きケーブル1のテン
ションにより、ブロック3に対して押し付けられ、これ
による摩擦によって切断を行う。
本発明の制御方法は以下の要領で実施される。ダイヤ
モンド付きケーブル1上で、このケーブル1を横切って
通り且つケーブル1に対して定めされた横方向11を決定
し、この方向11に対して1つの向き12を決定する。駆動
プーリ6を回転させることによってダイヤモンド付き1
を循環させる。測定ゾーンと呼ぶゾーン13、例えば長手
方向軸線Aに対してほぼ鉛直である図2の矩形ゾーン13
を通過する際の一瞬の横方向11と規定の向き12を空間内
で測定する。これらの横方向11及び規定の向き12を、基
準となる横方向及び規定の向きと比較し、この比較に基
づき、必要に応じて、ダイヤモンド付きケーブル1に対
して作用を加えることによって前記横方向及び/又は規
定の向きを修正する。
モンド付きケーブル1上で、このケーブル1を横切って
通り且つケーブル1に対して定めされた横方向11を決定
し、この方向11に対して1つの向き12を決定する。駆動
プーリ6を回転させることによってダイヤモンド付き1
を循環させる。測定ゾーンと呼ぶゾーン13、例えば長手
方向軸線Aに対してほぼ鉛直である図2の矩形ゾーン13
を通過する際の一瞬の横方向11と規定の向き12を空間内
で測定する。これらの横方向11及び規定の向き12を、基
準となる横方向及び規定の向きと比較し、この比較に基
づき、必要に応じて、ダイヤモンド付きケーブル1に対
して作用を加えることによって前記横方向及び/又は規
定の向きを修正する。
好ましくは、横方向11として、半径方向110を選択
し、上記の比較により、特に、ダイヤモンド付きケーブ
ル1の長手方向軸線Aを中心とした、この半径方向110
の起こり得る回転、つまり長手方向軸線Aを中心とした
ダイヤモンド付きケーブル1の半径方向110の回転を検
出する。つまり、ダイヤモンド付きケーブル1及びスリ
ーブ5の長手方向軸線Aを中心とした回転を検出する。
かくして、例えば、円筒形スリーブ5を備えたケーブル
の回転の欠如を検出することができ、ダイヤモンド付き
スリーブ5の周面摩耗のほぼ均等な分布が結果として得
られるようにその回転を誘発させるようにケーブル1に
対して作用を加えるのが効果的である。かくして、測定
ゾーン13を次々に通過する際に必然的に変わる方向11及
び110及び向き12を追跡することができる。
し、上記の比較により、特に、ダイヤモンド付きケーブ
ル1の長手方向軸線Aを中心とした、この半径方向110
の起こり得る回転、つまり長手方向軸線Aを中心とした
ダイヤモンド付きケーブル1の半径方向110の回転を検
出する。つまり、ダイヤモンド付きケーブル1及びスリ
ーブ5の長手方向軸線Aを中心とした回転を検出する。
かくして、例えば、円筒形スリーブ5を備えたケーブル
の回転の欠如を検出することができ、ダイヤモンド付き
スリーブ5の周面摩耗のほぼ均等な分布が結果として得
られるようにその回転を誘発させるようにケーブル1に
対して作用を加えるのが効果的である。かくして、測定
ゾーン13を次々に通過する際に必然的に変わる方向11及
び110及び向き12を追跡することができる。
上述の比較により、ケーブル1の走行開始の基準長手
方向に関する半径方向110の傾きの変化を検出すること
ができ、この基準長手方向は、例えば、ケーブル1とブ
ロック1とブロック3内のケーブル1の進入面又は退出
面の交点においてケーブル1の軸線Aに対して接線方向
である1つの切断最適方向である。このとき、この傾斜
の検出の結果として、例えば、ほぼこの最適位置にケー
ブル1の軸線Aを維持するように単数又は複数のプーリ
6、7を移動させることによりケーブル1に対し作用を
加えることができる。
方向に関する半径方向110の傾きの変化を検出すること
ができ、この基準長手方向は、例えば、ケーブル1とブ
ロック1とブロック3内のケーブル1の進入面又は退出
面の交点においてケーブル1の軸線Aに対して接線方向
である1つの切断最適方向である。このとき、この傾斜
の検出の結果として、例えば、ほぼこの最適位置にケー
ブル1の軸線Aを維持するように単数又は複数のプーリ
6、7を移動させることによりケーブル1に対し作用を
加えることができる。
ダイヤモンド付きケーブル1の制御のためには、一方
では、半径方向110の空間内での前記位置に、半径方向1
10と長手方向軸線Aとの交点14の位置が含まれているこ
と、そして、他方では、比較に、一つの基準点又は複数
の基準点に対する交点14の位置の比較が含まれ、この最
後に比較から、例えば切断中のブロック3内のダイヤモ
ンド付きケーブル1の前進を推察するのが効果的であ
る。
では、半径方向110の空間内での前記位置に、半径方向1
10と長手方向軸線Aとの交点14の位置が含まれているこ
と、そして、他方では、比較に、一つの基準点又は複数
の基準点に対する交点14の位置の比較が含まれ、この最
後に比較から、例えば切断中のブロック3内のダイヤモ
ンド付きケーブル1の前進を推察するのが効果的であ
る。
有利なことに、本発明による制御方法にあっては、方
向11又は110及び向き12の比較に応じた前記修正のため
に、例えば、多角形断面スリーブ5を備えたダイヤモン
ド付きケーブルがその長手方向軸線Aを中心として自転
するのを抑える目的で、連続して測定ゾーン13を通過す
る際に、それらの位置をほぼ同一に維持するための動作
を含む。
向11又は110及び向き12の比較に応じた前記修正のため
に、例えば、多角形断面スリーブ5を備えたダイヤモン
ド付きケーブルがその長手方向軸線Aを中心として自転
するのを抑える目的で、連続して測定ゾーン13を通過す
る際に、それらの位置をほぼ同一に維持するための動作
を含む。
本発明による制御方法は、更に、前記位置の比較に応
じて、例えばブロック3の面との関係におけるダイヤモ
ンド付きケーブル1の最適傾斜を保ちながらブロックの
切断を続行するために、単数又は複数のプーリ6、7の
並進運動、好ましくは、垂直並進運動による、切断中の
ブロック3とダイヤモンド付きケーブル1の間の相対的
位置の修正を含んでいてもよい。例えば、プーリ6、7
の並進運動によるケーブル1のテンションの調整は、前
記比較が、特に、その必要性を決定したとき、例えば、
方向11又は110が測定ゾーン13のその方向による連続的
過程の間で一定の又はほぼ規則的な時間間隔で位置測定
されなかった場合及び駆動プーリ6とケーブル1との間
にスリップがあると思われる場合も、前記比較の後で行
われる。同様に、ケーブル1の走行開始のための駆動の
調整の必要性は、例えば、前記比較によって、方向11又
は110が規則的な時間間隔で、ただ所定のテンポとは異
なるテンポで測定ゾーン13を通過するこということを見
極めることができたときに検出することができる。
じて、例えばブロック3の面との関係におけるダイヤモ
ンド付きケーブル1の最適傾斜を保ちながらブロックの
切断を続行するために、単数又は複数のプーリ6、7の
並進運動、好ましくは、垂直並進運動による、切断中の
ブロック3とダイヤモンド付きケーブル1の間の相対的
位置の修正を含んでいてもよい。例えば、プーリ6、7
の並進運動によるケーブル1のテンションの調整は、前
記比較が、特に、その必要性を決定したとき、例えば、
方向11又は110が測定ゾーン13のその方向による連続的
過程の間で一定の又はほぼ規則的な時間間隔で位置測定
されなかった場合及び駆動プーリ6とケーブル1との間
にスリップがあると思われる場合も、前記比較の後で行
われる。同様に、ケーブル1の走行開始のための駆動の
調整の必要性は、例えば、前記比較によって、方向11又
は110が規則的な時間間隔で、ただ所定のテンポとは異
なるテンポで測定ゾーン13を通過するこということを見
極めることができたときに検出することができる。
本発明によれば、前記方向11、110及び/又はその規
定の向きを修正するためには、主に、スリーブ5の周面
によって構成されるダイヤモンド付きケーブル1の周面
15に対して作用を加える。好ましくは、この目的で、ダ
イヤモンド付きケーブル1の周面15と壁16を接触させ、
プーリ6、7のうちの一つ又はその両方のケーブル1の
誘導溝18の壁16の内側面17でケーブル1の走行を誘発す
るために周面15と壁16との間で相対移動させるのが有効
である。この場合、比較に応じて前記修正は、内側面17
と接触するループ状のケーブル1の帯20の一部分19との
関係において及び/又は側面17から出るケーブル1の帯
20の一部分21との関係において単数又は複数のプーリ
6、7の心合わせを修正してもよい。この心合わせ修正
は、ダイヤモンド付きケーブル1が必要とする回転の向
きに対応する側面17に対して押し付けられ、かくしてプ
ーリ6、7に到着する帯20については溝18の底面に至る
まで(図3及び図4)、或いはその逆にプーリ6、7か
ら出る帯20については溝18の底面から(図5及び図
6)、この側面17の上で実際に滑ることなくケーブル1
が走行するようにして行われる(図2)。図2では、ケ
ーブル1の回転の矢印を、上側及び下側の2本の帯20に
おいて互い違いの向きではなく単一の向きでの望ましい
回転を表す一例として考慮すべきである。
定の向きを修正するためには、主に、スリーブ5の周面
によって構成されるダイヤモンド付きケーブル1の周面
15に対して作用を加える。好ましくは、この目的で、ダ
イヤモンド付きケーブル1の周面15と壁16を接触させ、
プーリ6、7のうちの一つ又はその両方のケーブル1の
誘導溝18の壁16の内側面17でケーブル1の走行を誘発す
るために周面15と壁16との間で相対移動させるのが有効
である。この場合、比較に応じて前記修正は、内側面17
と接触するループ状のケーブル1の帯20の一部分19との
関係において及び/又は側面17から出るケーブル1の帯
20の一部分21との関係において単数又は複数のプーリ
6、7の心合わせを修正してもよい。この心合わせ修正
は、ダイヤモンド付きケーブル1が必要とする回転の向
きに対応する側面17に対して押し付けられ、かくしてプ
ーリ6、7に到着する帯20については溝18の底面に至る
まで(図3及び図4)、或いはその逆にプーリ6、7か
ら出る帯20については溝18の底面から(図5及び図
6)、この側面17の上で実際に滑ることなくケーブル1
が走行するようにして行われる(図2)。図2では、ケ
ーブル1の回転の矢印を、上側及び下側の2本の帯20に
おいて互い違いの向きではなく単一の向きでの望ましい
回転を表す一例として考慮すべきである。
一例を挙げると、図2では、心合わせを修正するた
め、プーリ7は初期位置が水平であるとその軸9に沿っ
て距離Δだけ「後退」させられ、次に、プーリが図に描
かれた位置を占めるように角度γだけプーリ7の軸が旋
回させられる。値Δ及びγは、図3〜図6で図示してい
るケーブル1の自転の向きとの関係を考慮に入れること
なく、これらの図面でよく分かるように誇張して描いて
ある。
め、プーリ7は初期位置が水平であるとその軸9に沿っ
て距離Δだけ「後退」させられ、次に、プーリが図に描
かれた位置を占めるように角度γだけプーリ7の軸が旋
回させられる。値Δ及びγは、図3〜図6で図示してい
るケーブル1の自転の向きとの関係を考慮に入れること
なく、これらの図面でよく分かるように誇張して描いて
ある。
同様に一例として、図14では、プーリは、その回転軸
に沿って「前進させられて」おり、次に、この軸は、プ
ーリが描かれた位置を占めるように旋回させられてい
る。この図では、また、ケーブル1の自転の向きは、同
様に図3〜図6で図示している自転の向きとの関係を考
慮に入れることなく、ただ一つの向きでの自転の一例と
して示してある。
に沿って「前進させられて」おり、次に、この軸は、プ
ーリが描かれた位置を占めるように旋回させられてい
る。この図では、また、ケーブル1の自転の向きは、同
様に図3〜図6で図示している自転の向きとの関係を考
慮に入れることなく、ただ一つの向きでの自転の一例と
して示してある。
従って、自らの軸線aを中心としたケーブル1の回転
の振幅は、その最大値についてはプーリ6、7の軸に対
して鉛直な平面との関係における側面17の傾斜によって
及び溝18の深さによって決定される範囲内で調節でき、
また、最大値とゼロとの間の中間値については、ダイヤ
モンド付きケーブルが、考慮されている帯20に対して鉛
直でない回転軸をもつプーリ6、7の側面17と接触する
場所によって決定される範囲内で調節できる。
の振幅は、その最大値についてはプーリ6、7の軸に対
して鉛直な平面との関係における側面17の傾斜によって
及び溝18の深さによって決定される範囲内で調節でき、
また、最大値とゼロとの間の中間値については、ダイヤ
モンド付きケーブルが、考慮されている帯20に対して鉛
直でない回転軸をもつプーリ6、7の側面17と接触する
場所によって決定される範囲内で調節できる。
当業者であれば、ケーブルの自らの軸Aを中心とした
この相対的かつ制御された回転を、ダイヤモンド付きケ
ーブル1のその軸Aを中心とした自動的な自転に対し少
なくとも局所的に対向するための活用することが可能で
ある、ということが容易に理解できるであろう。
この相対的かつ制御された回転を、ダイヤモンド付きケ
ーブル1のその軸Aを中心とした自動的な自転に対し少
なくとも局所的に対向するための活用することが可能で
ある、ということが容易に理解できるであろう。
側面17に対するダイヤモンド付きケーブル1の前記押
し付けは、同様に、前記心合せ修正の方法以外の方法に
よっても実施できる。
し付けは、同様に、前記心合せ修正の方法以外の方法に
よっても実施できる。
周面の面数が多い多角形断面をもつスリーブ5につい
ては、前記転がりにより作用することができる。周面23
の面数が少ない(3、4、5……)及び/又は面が同じ
でない多角形断面をもつスリーブ5B(図7)について
は、単数又は複数のスリーブ5Bの前記周面23のうちの1
つ又は複数の面をその目的で誘導することによって、軸
Aを中心にして自転させ又は自転を止めることが好まし
い。
ては、前記転がりにより作用することができる。周面23
の面数が少ない(3、4、5……)及び/又は面が同じ
でない多角形断面をもつスリーブ5B(図7)について
は、単数又は複数のスリーブ5Bの前記周面23のうちの1
つ又は複数の面をその目的で誘導することによって、軸
Aを中心にして自転させ又は自転を止めることが好まし
い。
本発明に従うと、横方向11又は好ましくは半径方向11
0をダイヤモンド付きケーブル1の上で決定するために
は、磁界の空間的分布が既知でありしかもこの実施態様
においては前記半径方向110及び規定の向き12との関係
において固定されている磁化された要素24をダイヤモン
ド付きケーブル1の上に配置するのが効果的である。磁
化要素24の磁軸S−Nと前記方向110を一致させること
により、磁化要素24の方向性S−Nが規定の向き12を与
えることになる。
0をダイヤモンド付きケーブル1の上で決定するために
は、磁界の空間的分布が既知でありしかもこの実施態様
においては前記半径方向110及び規定の向き12との関係
において固定されている磁化された要素24をダイヤモン
ド付きケーブル1の上に配置するのが効果的である。磁
化要素24の磁軸S−Nと前記方向110を一致させること
により、磁化要素24の方向性S−Nが規定の向き12を与
えることになる。
このとき、測定ゾーン13の測定場所Mi(ここで、1≦
i≦n)で、考慮に入れられた測定場所Miの各々につい
て且つ一定の瞬間において、例えばこの瞬間で測定ゾー
ン13内に存在する磁化要素24の磁界によってそこに生成
される磁気誘導のベクトル値を表わす値Vmiとその正負
符号を測定することによって、本発明に従って(図
8)、方向110(又は11)及び向き12の測定を行なうこ
とができる。
i≦n)で、考慮に入れられた測定場所Miの各々につい
て且つ一定の瞬間において、例えばこの瞬間で測定ゾー
ン13内に存在する磁化要素24の磁界によってそこに生成
される磁気誘導のベクトル値を表わす値Vmiとその正負
符号を測定することによって、本発明に従って(図
8)、方向110(又は11)及び向き12の測定を行なうこ
とができる。
図8の例の場合において、測定場所Miは、例えばケー
ブル1が走行中でいつでも切断できる状態にあるものの
まだブロック3とは接触していない場合、長手方向軸A
の理論上の方向に対してほぼ鉛直なそれぞれ平行な3つ
の平面Px、Py、Pzの中で3つの円Cx、Cy、Cz上に規則的
に分布している。これらの円は実際にはこの理論上の方
向にセンタリングされている。
ブル1が走行中でいつでも切断できる状態にあるものの
まだブロック3とは接触していない場合、長手方向軸A
の理論上の方向に対してほぼ鉛直なそれぞれ平行な3つ
の平面Px、Py、Pzの中で3つの円Cx、Cy、Cz上に規則的
に分布している。これらの円は実際にはこの理論上の方
向にセンタリングされている。
好ましくは、測定された指示値Vmiの中から、最も有
意なもの(例えば最大絶対値など)を選択する。このと
きその後考慮に入れられる唯一のものであるこれらの最
も有意な値は、同じ一定の与えられた瞬間における測定
ゾーン13内の磁化要素24の考えられる既知の単数又は複
数の位置測定についての同じ測定場所Miでの例えば計算
によって評価された同じ種類の単数又は複数の指示値と
比較される。このとき、磁化要素24の位置測定として、
考慮に入れられる各々の測定値Miについて、その他の値
Vciと別々に又は包括的にとられたその評価上の指示値V
ciとが、考慮対象のその他の値Vmiとそれぞれ別々に又
は包括的にとられた対応する測定上の指示値Vmiとの関
係において与えられた許容誤差の範囲内に含まれている
位置測定を選択する。
意なもの(例えば最大絶対値など)を選択する。このと
きその後考慮に入れられる唯一のものであるこれらの最
も有意な値は、同じ一定の与えられた瞬間における測定
ゾーン13内の磁化要素24の考えられる既知の単数又は複
数の位置測定についての同じ測定場所Miでの例えば計算
によって評価された同じ種類の単数又は複数の指示値と
比較される。このとき、磁化要素24の位置測定として、
考慮に入れられる各々の測定値Miについて、その他の値
Vciと別々に又は包括的にとられたその評価上の指示値V
ciとが、考慮対象のその他の値Vmiとそれぞれ別々に又
は包括的にとられた対応する測定上の指示値Vmiとの関
係において与えられた許容誤差の範囲内に含まれている
位置測定を選択する。
例えば、この許容誤差を確認するためには、考慮され
る測定値及び対応する計算上の値全てについて、次の式
をあてはめることができる: 0≦Σi(Vmi−Vci)2≦上記の許容誤差 所定の磁化要素について、測定ゾーン13内のこの磁化
要素24に結びつけられた点の複数の位置に応じて、及び
各点14を中心とした同じ要素24についての複数の方向11
及び向き12に応じて、全ての測定場所Miにおける値Vci
のリストを作成することができる。このとき、例えばコ
ンピュータによって、考慮対象の測定値Vmiをその表の
対応する値Vciと比較して、そこから考慮対象の測定の
時点での磁化要素24についての方向11及び向き12そして
点14の位置を推論することが可能である。
る測定値及び対応する計算上の値全てについて、次の式
をあてはめることができる: 0≦Σi(Vmi−Vci)2≦上記の許容誤差 所定の磁化要素について、測定ゾーン13内のこの磁化
要素24に結びつけられた点の複数の位置に応じて、及び
各点14を中心とした同じ要素24についての複数の方向11
及び向き12に応じて、全ての測定場所Miにおける値Vci
のリストを作成することができる。このとき、例えばコ
ンピュータによって、考慮対象の測定値Vmiをその表の
対応する値Vciと比較して、そこから考慮対象の測定の
時点での磁化要素24についての方向11及び向き12そして
点14の位置を推論することが可能である。
しかしながら、値Vmiの測定及び考慮に入れられる値
の選定の後、磁化要素24の考えられる架空の位置につい
て、その値Vmiが考慮に入れられる各測定場所Miにおけ
る結果として得られた磁気誘導の指示値Vciの計算を実
施することが好ましい。このとき、それぞれの値Vmi及
びVciの比較を行なう。この比較の結果が前記許容誤差
の範囲内にある場合、架空の位置は、例えば点14におけ
るその中心の空間内の位置及び方向11及び向き12の方向
性によって定義される、磁化要素24の実際の位置である
ものとみなされる。これに対し、比較の結果が許容誤差
の範囲外にある場合、許容誤差の範囲内に入りしかも最
後に架空の位置測定を磁気要素24の実際の位置であると
みなすとの決定を下すに至るまで、新たな位置、新たな
比較及び許容誤差との関係における新たな試験を行なう
ため新しい架空の位置測定を選択する。
の選定の後、磁化要素24の考えられる架空の位置につい
て、その値Vmiが考慮に入れられる各測定場所Miにおけ
る結果として得られた磁気誘導の指示値Vciの計算を実
施することが好ましい。このとき、それぞれの値Vmi及
びVciの比較を行なう。この比較の結果が前記許容誤差
の範囲内にある場合、架空の位置は、例えば点14におけ
るその中心の空間内の位置及び方向11及び向き12の方向
性によって定義される、磁化要素24の実際の位置である
ものとみなされる。これに対し、比較の結果が許容誤差
の範囲外にある場合、許容誤差の範囲内に入りしかも最
後に架空の位置測定を磁気要素24の実際の位置であると
みなすとの決定を下すに至るまで、新たな位置、新たな
比較及び許容誤差との関係における新たな試験を行なう
ため新しい架空の位置測定を選択する。
磁界の1つの場所における測定可能な1つのベクトル
値は、磁気誘導である。この誘導の指示値Viは例えば、
この磁気誘導の測定の方向又は直線D(図8)上の射影
である。かくして、値Vmi及びVciは、この場所Miにおけ
る磁気誘導の射影の、各々の考慮対象である測定場所Mi
におけるそれぞれ測定上及び計算上の値であるのが効果
的である。
値は、磁気誘導である。この誘導の指示値Viは例えば、
この磁気誘導の測定の方向又は直線D(図8)上の射影
である。かくして、値Vmi及びVciは、この場所Miにおけ
る磁気誘導の射影の、各々の考慮対象である測定場所Mi
におけるそれぞれ測定上及び計算上の値であるのが効果
的である。
例えば、横方向におけるケーブル1の左右動及び/又
は互いに離隔した2つの軸方向の点14、114(図2)の
間での可変的な相対的回転を確認したい場合、この目的
でこれら2つの点14、114(図2)と対応させて、それ
ぞれの磁化要素24、124に対応するそれぞれの2つの方
向11、111及び向き12、112を決定することができる。こ
のとき、対応するそれぞれの位置は、それぞれの与えら
れた瞬間において測定又は計算により決定され、これら
は次のケーブル1の回転の修正を制御するために利用さ
れる。
は互いに離隔した2つの軸方向の点14、114(図2)の
間での可変的な相対的回転を確認したい場合、この目的
でこれら2つの点14、114(図2)と対応させて、それ
ぞれの磁化要素24、124に対応するそれぞれの2つの方
向11、111及び向き12、112を決定することができる。こ
のとき、対応するそれぞれの位置は、それぞれの与えら
れた瞬間において測定又は計算により決定され、これら
は次のケーブル1の回転の修正を制御するために利用さ
れる。
本発明の1つの態様に従うと、ケーブル1の閉ループ
に沿って全く異なる2つの測定ゾーン13(そのうち1つ
のみが表示されている)を決定し、各々の中で上述のと
おり1つのグループ〔点14、方向11、向き12〕について
か又は類似の2つのグループ〔14、11、12〕及び〔11
4、111、112〕について前述の位置測定を実施し、それ
に伴い、例えば2つのゾーン13間のケーブル1の自転を
確認するためゾーン13の各々におけるそれぞれの位置の
比較を行う。
に沿って全く異なる2つの測定ゾーン13(そのうち1つ
のみが表示されている)を決定し、各々の中で上述のと
おり1つのグループ〔点14、方向11、向き12〕について
か又は類似の2つのグループ〔14、11、12〕及び〔11
4、111、112〕について前述の位置測定を実施し、それ
に伴い、例えば2つのゾーン13間のケーブル1の自転を
確認するためゾーン13の各々におけるそれぞれの位置の
比較を行う。
上述の制御方法を実施するための本発明の装置は、全
体として図1及び図2に概略的に表わされている。これ
には、ダイヤモンド付きケーブル1での天然石ブロック
の切断のために配置された既知の機械を構成する通常の
手段を含んでいてもよい。これらの手段の中には、少な
くとも装置の初期調整に際して、その回転軸8、9がほ
ぼ水平及び平行となるように配置された駆動プーリ6と
従動プーリ7が存在していてよい。各々のプーリ6、7
は、ダイヤモンド付きケーブル1の両側の帯20が少なく
とも初期調整の際に互いの上でほぼ水平となるような形
で、駆動プーリ6について既知の要領で、又従動プーリ
7については以下に説明する要領で取り付けることがで
きる。
体として図1及び図2に概略的に表わされている。これ
には、ダイヤモンド付きケーブル1での天然石ブロック
の切断のために配置された既知の機械を構成する通常の
手段を含んでいてもよい。これらの手段の中には、少な
くとも装置の初期調整に際して、その回転軸8、9がほ
ぼ水平及び平行となるように配置された駆動プーリ6と
従動プーリ7が存在していてよい。各々のプーリ6、7
は、ダイヤモンド付きケーブル1の両側の帯20が少なく
とも初期調整の際に互いの上でほぼ水平となるような形
で、駆動プーリ6について既知の要領で、又従動プーリ
7については以下に説明する要領で取り付けることがで
きる。
場合によっては(図1)、補助ガイドプーリ141を両
側の帯20のうちの一方又は両方の一端又は各端部に具備
していてもよい。
側の帯20のうちの一方又は両方の一端又は各端部に具備
していてもよい。
駆動プーリ及び従動プーリ6、7は各々ケーブル1の
誘導のためV字形の断面形状をもつ溝18を各々有する。
溝の内部側面17は、通常プラスチック材料又はゴムでで
きている。溝18の深さは、ダイヤモンド付きケーブル1
の直径よりかなり大きいものであるのが好ましい。
誘導のためV字形の断面形状をもつ溝18を各々有する。
溝の内部側面17は、通常プラスチック材料又はゴムでで
きている。溝18の深さは、ダイヤモンド付きケーブル1
の直径よりかなり大きいものであるのが好ましい。
ダイヤモンド付きケーブル1上で定められた方向11、
110、111及び向き12、112の決定のために、このケーブ
ルには、制御のため監視したい各々の場所に磁化要素24
が取り付けられている。この磁化要素24は、磁化された
スリーブ524であるのが効果的であり、ダイヤモンド付
きケーブル5と同様にケーブル4に固定することができ
る。なお、この磁化要素24は、前記方向11、110、111及
び向き12、112のための基準として利用されるほぼ半径
方向の南北磁軸方向を有している。このとき、交点14は
この磁軸とダイヤモンド付きケーブル1の長手方向軸A
の交点であってよい。更に、この磁化スリーブ524は、
ダイヤモンド付きスリーブ5と同じ形状及び寸法を有す
るのが好ましく、場合によっては同じくダイヤモンド付
きであってもよい。かくして、磁化要素524は、通常の
ダイヤモンド付きケーブル1との関係において異質の要
素を構成しているわけではないことから、ダイヤモンド
付きケーブル1の機能を害さない。
110、111及び向き12、112の決定のために、このケーブ
ルには、制御のため監視したい各々の場所に磁化要素24
が取り付けられている。この磁化要素24は、磁化された
スリーブ524であるのが効果的であり、ダイヤモンド付
きケーブル5と同様にケーブル4に固定することができ
る。なお、この磁化要素24は、前記方向11、110、111及
び向き12、112のための基準として利用されるほぼ半径
方向の南北磁軸方向を有している。このとき、交点14は
この磁軸とダイヤモンド付きケーブル1の長手方向軸A
の交点であってよい。更に、この磁化スリーブ524は、
ダイヤモンド付きスリーブ5と同じ形状及び寸法を有す
るのが好ましく、場合によっては同じくダイヤモンド付
きであってもよい。かくして、磁化要素524は、通常の
ダイヤモンド付きケーブル1との関係において異質の要
素を構成しているわけではないことから、ダイヤモンド
付きケーブル1の機能を害さない。
磁化要素24により生成された磁界の測定のためには、
各々の測定場所Mi(図8)に、その測定方向Dが同じ直
線上にありその測定の向きが相対するものとなるように
取り付けられ、しかも各々この場所Miで要素24の磁界の
結果としてもたらされる磁気誘導の射影を測定する既知
の2つのホール効果式検出器で形成されうる磁気誘導検
出器40(図8にM13において概略的に示されている)が
存在していてもよい。
各々の測定場所Mi(図8)に、その測定方向Dが同じ直
線上にありその測定の向きが相対するものとなるように
取り付けられ、しかも各々この場所Miで要素24の磁界の
結果としてもたらされる磁気誘導の射影を測定する既知
の2つのホール効果式検出器で形成されうる磁気誘導検
出器40(図8にM13において概略的に示されている)が
存在していてもよい。
各々の磁気誘導検出器40は、例えば、その基準点が測
定面P内の円上で対応する測定場所Miにあるように配置
される(図8)。平面Pxに隣接する検出器40は、各々横
座標Xの座標軸に沿って射影を測定し、平面Pyに隣接す
る検出器40は、各々縦座標yの座標軸に沿った射影を測
定するよう配置でき、一方平面Pzに隣接する検出器40
は、立体座標軸zに従った射影を測定するように配置し
てもよい。
定面P内の円上で対応する測定場所Miにあるように配置
される(図8)。平面Pxに隣接する検出器40は、各々横
座標Xの座標軸に沿って射影を測定し、平面Pyに隣接す
る検出器40は、各々縦座標yの座標軸に沿った射影を測
定するよう配置でき、一方平面Pzに隣接する検出器40
は、立体座標軸zに従った射影を測定するように配置し
てもよい。
当然のことながら、場合に応じて、例えば前述の平面
Pの1つ又は2つのみ利用するか又は異なる座標軸に沿
って方向Dを同一平面内に含めるか、或いは又平面P内
の円C以外の測定場所Miの配置を含めるなどによって、
測定ゾーン13内に他の形態で検出器40を配置することが
できる。
Pの1つ又は2つのみ利用するか又は異なる座標軸に沿
って方向Dを同一平面内に含めるか、或いは又平面P内
の円C以外の測定場所Miの配置を含めるなどによって、
測定ゾーン13内に他の形態で検出器40を配置することが
できる。
利用された磁気誘導検出器40は、上記方法に従った測
定のための計算手段42、例えば前記許容誤差を記憶する
ためのメモリー47、前記許容誤差との関係における測定
値Vmi及び計算値Vciの比較手段41、及びこの比較に応じ
て、一方ではケーブル1の走行開始及びプーリ6、7の
垂直移動の通常の制御機能44(図1及び9)又他方では
例えば従動プーリ7の回転軸9の位置及び/又は心合せ
の変更用手段45(図9及び10)或いは又、ダイヤモンド
付きケーブル1のテンション調節手段61に対して作用を
加えるためのインターフェイス手段43を含む、磁気誘導
の測定値の活用ユニット41に接続されている(図9)。
定のための計算手段42、例えば前記許容誤差を記憶する
ためのメモリー47、前記許容誤差との関係における測定
値Vmi及び計算値Vciの比較手段41、及びこの比較に応じ
て、一方ではケーブル1の走行開始及びプーリ6、7の
垂直移動の通常の制御機能44(図1及び9)又他方では
例えば従動プーリ7の回転軸9の位置及び/又は心合せ
の変更用手段45(図9及び10)或いは又、ダイヤモンド
付きケーブル1のテンション調節手段61に対して作用を
加えるためのインターフェイス手段43を含む、磁気誘導
の測定値の活用ユニット41に接続されている(図9)。
特にケーブル1の前記回転又はこの回転の阻止を目的
とするプーリ6、7の溝の側面又は壁17とケーブル1の
間の相対的移動による横方向11、110、111及び向き12、
112の修正のためには、図10〜12の概略的に表わされた
形態で前記変更手段45を実施しかつ従動プーリ7の軸9
に対してこれを適用することも可能である。
とするプーリ6、7の溝の側面又は壁17とケーブル1の
間の相対的移動による横方向11、110、111及び向き12、
112の修正のためには、図10〜12の概略的に表わされた
形態で前記変更手段45を実施しかつ従動プーリ7の軸9
に対してこれを適用することも可能である。
図10には、図1の垂直材50が再び見られる。この垂直
材の上では、双円錐形軸受ころを用いて、ブロック3の
切断中のケーブル1の高さ方向の位置決めのためのキャ
リヤ51が誘導され走行する。このキャリヤ51は、軸受53
を介して、キャリヤ51内で旋回できるように水平に、ブ
ラケットを支持している。ジャッキ55のシリンダ56はキ
ャリヤ51に固定されおり、そのロッド57はブラケット54
に固定されて、従動プーリ7の傾斜γを変更するべくイ
ンターフェイス43の制御の下で、ブラケットを旋回させ
る。
材の上では、双円錐形軸受ころを用いて、ブロック3の
切断中のケーブル1の高さ方向の位置決めのためのキャ
リヤ51が誘導され走行する。このキャリヤ51は、軸受53
を介して、キャリヤ51内で旋回できるように水平に、ブ
ラケットを支持している。ジャッキ55のシリンダ56はキ
ャリヤ51に固定されおり、そのロッド57はブラケット54
に固定されて、従動プーリ7の傾斜γを変更するべくイ
ンターフェイス43の制御の下で、ブラケットを旋回させ
る。
もう1つのキャリヤ58は、ブラケット54上で双円錐形
回転軸受ころ59を用いて走行することができる。このキ
ャリヤ58は従動プーリ7のためのマウント60を支持して
おり、ブラケット54に固定されたシリンダと、キャリヤ
58に固定されたロッドとを備えたジャッキ61を用いて、
このブラケット54に沿って移動することができる。この
ジャッキ61により、ジャッキ61を接続できるインターフ
ェイス43によっても、ケーブル1内のテンションを調節
することができる。
回転軸受ころ59を用いて走行することができる。このキ
ャリヤ58は従動プーリ7のためのマウント60を支持して
おり、ブラケット54に固定されたシリンダと、キャリヤ
58に固定されたロッドとを備えたジャッキ61を用いて、
このブラケット54に沿って移動することができる。この
ジャッキ61により、ジャッキ61を接続できるインターフ
ェイス43によっても、ケーブル1内のテンションを調節
することができる。
プーリ7のためのマウント60は、片端において軸受を
介してプーリ7を支持しもう一方の端部ではネジ切りさ
れたウォーム式減速装置64の1つの車輪63の中にネジ込
まれている1本のシャフト62を含んでおり、ここでこの
ウォームは減速装置に固定された電動機65のシャフト上
にとりつけられている。シャフト62は、シャフト62に固
定され滑動を可能にするべくスリーブ66の長手方向溝の
中に保持されたくさび67によってシャフト62が回転でき
なくなっている他のキャリヤ58に固定されたスリーブ66
によって、プーリ7と車輪63の間に支持されている。
介してプーリ7を支持しもう一方の端部ではネジ切りさ
れたウォーム式減速装置64の1つの車輪63の中にネジ込
まれている1本のシャフト62を含んでおり、ここでこの
ウォームは減速装置に固定された電動機65のシャフト上
にとりつけられている。シャフト62は、シャフト62に固
定され滑動を可能にするべくスリーブ66の長手方向溝の
中に保持されたくさび67によってシャフト62が回転でき
なくなっている他のキャリヤ58に固定されたスリーブ66
によって、プーリ7と車輪63の間に支持されている。
電動機65は、同様に、その制御のためにインターフェ
イス43に接続される。電動機65に回転により、ウォーム
64は、いずれか一方の向きでの車輪63の回転、くさび67
のため回転することのできないシャフト62の車輪63の
「ネジ込み」又は「ネジの解除」を誘発する。車輪63
は、減速装置の中を軸方向に移動することができないこ
とから、この中に出入りしプーリ7を同じ要領で移動さ
せてその心合せを最大値±Δだけ修正するのは、シャフ
ト62である(図11)。
イス43に接続される。電動機65に回転により、ウォーム
64は、いずれか一方の向きでの車輪63の回転、くさび67
のため回転することのできないシャフト62の車輪63の
「ネジ込み」又は「ネジの解除」を誘発する。車輪63
は、減速装置の中を軸方向に移動することができないこ
とから、この中に出入りしプーリ7を同じ要領で移動さ
せてその心合せを最大値±Δだけ修正するのは、シャフ
ト62である(図11)。
例えば矩形(図13)といった横断面をもつダイヤモン
ド付きスリーブ5Cの更に特殊なケースにおいては、本発
明に従った装置は、プーリ6、7の平行な側面17の形
で、長手方向軸Aを中心としたその回転ひいてはケーブ
ル1の回転を制御するために前記スリーブ5Cの少なくと
も1つの面と接触するように配置された誘導手段を含ん
でいる。かくして、例えばプーリ上7に具備されたこれ
らの側面17は電動機65によって移動させること及び/又
はこの起動のためにインターフェイス43に連結されたジ
ャッキ55によって他の形態で傾斜させることが可能であ
る。
ド付きスリーブ5Cの更に特殊なケースにおいては、本発
明に従った装置は、プーリ6、7の平行な側面17の形
で、長手方向軸Aを中心としたその回転ひいてはケーブ
ル1の回転を制御するために前記スリーブ5Cの少なくと
も1つの面と接触するように配置された誘導手段を含ん
でいる。かくして、例えばプーリ上7に具備されたこれ
らの側面17は電動機65によって移動させること及び/又
はこの起動のためにインターフェイス43に連結されたジ
ャッキ55によって他の形態で傾斜させることが可能であ
る。
当然のことながら、本発明は上述の実施態様に制限さ
れるものでは全くなく、本発明の枠から逸脱することな
くこれらの実施態様に対して多くの修正を加えることが
可能である。
れるものでは全くなく、本発明の枠から逸脱することな
くこれらの実施態様に対して多くの修正を加えることが
可能である。
プーリ7の位置及び傾斜を修正する代りに、プーリ
6、プーリ141、複数のプーリ……についてそれを行な
うこともできる。
6、プーリ141、複数のプーリ……についてそれを行な
うこともできる。
更に、プーリ41は、それらが存在する場合、ケーブル
1が切断の進行に追従することができるように必要な垂
直方向において以外、固定した心合せ及び位置を有する
ものであってもよく、単数又は複数のプーリ6、7の位
置及び/又は心合せの修正が切断中のブロック3内のダ
イヤモンド付きケーブル1の心合せを修正しないでいる
ことも可能である。
1が切断の進行に追従することができるように必要な垂
直方向において以外、固定した心合せ及び位置を有する
ものであってもよく、単数又は複数のプーリ6、7の位
置及び/又は心合せの修正が切断中のブロック3内のダ
イヤモンド付きケーブル1の心合せを修正しないでいる
ことも可能である。
ケーブルを開放するセンサー8の支持要素を分解する
必要なく、外部からもう1つの開放輪郭内までケーブル
1を通過させることができるような形で、円の一部分
(半月形サポート)又はこのもう1つの開放輪郭上にセ
ンサー8(図8)を配置することが好ましい場合もあ
る。これらのセンサーの検出方向性は、選択された輪郭
に対し「半径方向」又は「接線方向」だけであってもよ
い。磁気手段の代わりに、本発明は、例えば光学手段を
用いて実施することもできる。
必要なく、外部からもう1つの開放輪郭内までケーブル
1を通過させることができるような形で、円の一部分
(半月形サポート)又はこのもう1つの開放輪郭上にセ
ンサー8(図8)を配置することが好ましい場合もあ
る。これらのセンサーの検出方向性は、選択された輪郭
に対し「半径方向」又は「接線方向」だけであってもよ
い。磁気手段の代わりに、本発明は、例えば光学手段を
用いて実施することもできる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−274203(JP,A) 特開 平3−184718(JP,A) 特公 平5−34123(JP,B2) 特公 昭58−51813(JP,B2) 米国特許4067312(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23D 57/00 B23D 61/18 B28D 1/08 G01B 7/30
Claims (14)
- 【請求項1】切断機における特に天然石でできたブロッ
ク(3)の切断のためのダイヤモンド付きケーブル又は
ワイヤー(1)の制御方法であって、前記切断ケーブル
体(1)は、ケーブル(4)と、その長手方向軸線
(A)に沿って分布され且つ固定されたダイヤモンド付
きスリーブ(5)とを有し、また、前記ケーブル(1)
がエンドレスループの形態で循環してなる制御方法にお
いて、 前記切断ケーブル体(1)を通り且つ該切断ケーブル体
(1)に関して一定の少なくとも一つの横方向(11、11
1)と、この横方向の規定の向き(12、112)とを決定す
る工程と、 前記切断ケーブル体(1)が循環する経路に配置された
少なくとも一つの測定ゾーン(13)を前記切断ケーブル
体(1)が通過するときに、前記横方向(11、111)と
前記規定の向き(12、112)とを測定する工程と、 測定された横方向(11、111)及び規定の向き(12、11
2)を、基準となる横方向及びその向きと比較する工程
と、 この比較に基づき、その長手方向の軸線(A)を中心と
した前記切断ケーブル体(1)の回転を修正する工程と
を有することを特徴とする制御方法。 - 【請求項2】前記横方向(11、111)として前記切断ケ
ーブル体(1)の半径方向(110)が選択され、また、
前記比較工程が、基準となる前記切断ケーブル体(1)
の循環路の長手方向の軸線と前記半径方向(110)の傾
斜角度とを比較することを含み、また、前記修正工程
が、切断中のブロック(3)と前記切断ケーブル体
(1)との間の相対位置の修正を含むことを特徴とする
請求の範囲第1項に記載の制御方法。 - 【請求項3】前記測定工程が、更に、前記切断ケーブル
体(1)の長手方向軸線(A)と前記半径方向(110)
との交点(14、114)の測定を含み、 前記比較工程が、基準となる交点と前記測定された交点
(14、114)との比較を含むことを特徴とする請求の範
囲第1項又は第2項に記載の制御方法。 - 【請求項4】前記修正が、前記ダイヤモンド付きスリー
ブ(5)の回転を抑えるために行われることを特徴とす
る請求の範囲第1項なしい第3項のいずれかに記載の制
御方法。 - 【請求項5】前記修正が、前記ダイヤモンド付きスリー
ブ(5)を規制的に回転させるために行われることを特
徴とする請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記
載の制御方法。 - 【請求項6】前記修正工程が、前記切断ケーブル体
(1)の張力の修正及び/又は前記切断ケーブル体
(1)の循環速度の調整を含むことを特徴とする請求の
範囲第1項ないし第5項のいずれかに記載の制御方法。 - 【請求項7】前記修正のために、前記ケーブル(4)及
び/又は前記スリーブ(5)の周面(15)に作用を加え
ることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第6項のい
ずれかに記載の制御方法。 - 【請求項8】前記周面(15)に作用を加えるために、前
記ケーブル(4)及び/又は前記スリーブ(5)を可動
壁(16)と接触状態に置いて、前記ケーブル(4)及び
/又は前記スリーブ(5)と前記可動壁(16)との間で
相対変位させて、前記可動壁(16)に対する前記ケーブ
ル(4)及び/又はスリーブ(5)の転動を制御するこ
とを特徴とする請求の範囲第7項に記載の制御方法。 - 【請求項9】一対のプーリ(6、7)により前記切断ケ
ーブル体(1)の循環が行われ、また、前記修正が、前
記一対のプーリのうち少なくとも一方のプーリ(7)に
到達する前記切断ケーブル体(1)の帯(20)及び/又
は該プーリ(7)から出る前記切断ケーブル体(1)の
帯(20)に対する該プーリ(7)の関係を修正して、前
記ケーブル(4)及び/又は前記スリーブ(5)を、前
記可動壁(16)としての前記プーリ(7)の溝(18)の
側面(17)で所定の方向に転勤させることを特徴とする
請求の範囲第8項に記載の制御方法。 - 【請求項10】前記スリーブの各々が多角形断面(5B)
を有し、また、前記修正のために、該スリーブ(5B)の
少なくも一つの面(23)に作用を加えることを特徴とす
る請求の範囲第1項ないし第7項のいずれかに記載の制
御方法。 - 【請求項11】前記横方向(11、111)又は半径方向(1
10)及び前記向き(12、112)を決定するために、少な
くとも一つの磁化要素(24)が前記切断ケーブル体
(1)に配置されていることを特徴とする請求の範囲第
1項ないし第10項のいずれかに記載の制御方法。 - 【請求項12】前記磁化要素(24)は、前記ケーブル
(4)が貫通するスリーブ(524)の形態を備えて該ケ
ーブル(4)に固定されていることを特徴とする請求の
範囲11項に記載の制御方法。 - 【請求項13】前記スリーブ状の磁化要素(524)が、
前記ダイヤモンド付きスリーブ(5)と同じ大きさを有
し且つこのスリーブと同様にダイヤモンドが付されてい
ることを特徴とする請求の範囲第12項に記載の制御方
法。 - 【請求項14】請求の範囲第1項ないし第13項のいずれ
かに記載の制御方法を実施するための装置であって、 前記ケーブル(4)に固定され、前記横方向(11、11
1)又は半径方向(110)および前記向き(12、112)を
決定するための少なくとも一つの磁化要素(24)と、 前記測定ゾーン(13)に配置され、該磁化要素(24)に
より示される前記横方向(11、111)又は半径方向(11
0)および前記向き(12、112)を測定するための少なく
とも一つの検出器(40)と、 該検出器(40)に連結され、前記測定された横方向(1
1、111)又は半径方向(110)および測定された向き(1
2、112)を基準となる横方向又は半径方向及び向きと比
較するための比較手段(41)と、 該比較手段(41)に連結され、前記比較に基づいて、そ
の長手方向軸線(A)を中心とした前記切断ケーブル体
(1)の回転を修正するための修正手段(45)とを有す
ることを特徴とする装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
BE9300773A BE1007276A3 (fr) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | Procede et dispositif de commande d'un cable ou fil, en particulier diamante, pour la coupe dans des blocs. |
BE09300773 | 1993-07-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08505573A JPH08505573A (ja) | 1996-06-18 |
JP2824154B2 true JP2824154B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=3887216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7504816A Expired - Lifetime JP2824154B2 (ja) | 1993-07-23 | 1994-07-25 | ブロック切断のための特にダイヤモンド付きのケーブル又はワイヤーの制御方法及び装置 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0699113B1 (ja) |
JP (1) | JP2824154B2 (ja) |
AT (1) | ATE158735T1 (ja) |
AU (1) | AU7181594A (ja) |
BE (1) | BE1007276A3 (ja) |
BR (1) | BR9407096A (ja) |
DE (2) | DE69405991D1 (ja) |
DK (1) | DK0699113T3 (ja) |
ES (1) | ES2083939T3 (ja) |
GR (1) | GR3025588T3 (ja) |
NO (1) | NO960253D0 (ja) |
WO (1) | WO1995003147A1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
WO1996004093A1 (fr) * | 1994-07-29 | 1996-02-15 | 'diamant Boart' | Procede et dispositif de commande d'un cable ou fil, en particulier diamante, pour la coupe dans des blocs |
BE1009305A3 (fr) * | 1995-04-28 | 1997-02-04 | Diamant Boart Sa | Element de raccord pour cable diamante et cable diamante muni d'un tel element de raccord. |
ES2125145B1 (es) * | 1995-08-18 | 1999-10-16 | Grani Roc S A | Sistema de guiado del hilo de corte diamantado empleado en maquina cortadora de control numerico aplicable a bloques de piedra. |
EP1951464B1 (en) * | 2005-11-29 | 2009-06-24 | Pellegrini Meccanica S.p.a. | Multiple wire machine for cutting stone materials |
KR100926441B1 (ko) * | 2008-11-28 | 2009-11-13 | 다이섹(주) | 잉곳절단용 엔드리스 컷팅와이어 제조방법 |
ITVR20090225A1 (it) * | 2009-12-29 | 2011-06-30 | Socomac S R L | Macchina per il taglio di blocchi lapidei |
DE102014103271B4 (de) * | 2014-03-12 | 2015-10-01 | David Plattner | Seilsägevorrichtung und Verwendung einer Seilsägevorrichtung |
CN107756651B (zh) * | 2017-10-17 | 2024-02-13 | 中建八局第一建设有限公司 | 一种墙板切割机 |
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---|---|---|---|---|
DE1236396B (de) * | 1961-01-18 | 1967-03-09 | Wilhelm Ellerich | Saegekabel zum Schneiden von Bloecken aus Natur- oder Kunststein und aehnlich hartem Material |
US4067312A (en) * | 1976-09-08 | 1978-01-10 | Elberton Granite Association, Inc. | Automatic feedback control for wire saw |
JPS61274203A (ja) * | 1985-05-30 | 1986-12-04 | Komatsu Ltd | クレ−ンの振れ角検出装置 |
US5176055A (en) * | 1987-03-05 | 1993-01-05 | Seneca Sawmill Company | Bandmill with automatic track and strain control system |
FR2655904B1 (fr) * | 1989-12-14 | 1992-05-22 | Diamind Sa | Systeme de decoupe de corps solides du type "a cable". |
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- 1993-07-23 BE BE9300773A patent/BE1007276A3/fr not_active IP Right Cessation
-
1994
- 1994-07-25 JP JP7504816A patent/JP2824154B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1994-07-25 DE DE69405991T patent/DE69405991D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-07-25 AU AU71815/94A patent/AU7181594A/en not_active Abandoned
- 1994-07-25 DE DE0699113T patent/DE699113T1/de active Pending
- 1994-07-25 WO PCT/BE1994/000046 patent/WO1995003147A1/fr active IP Right Grant
- 1994-07-25 AT AT94920860T patent/ATE158735T1/de not_active IP Right Cessation
- 1994-07-25 DK DK94920860.7T patent/DK0699113T3/da active
- 1994-07-25 ES ES94920860T patent/ES2083939T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1994-07-25 EP EP94920860A patent/EP0699113B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1994-07-25 BR BR9407096A patent/BR9407096A/pt not_active IP Right Cessation
-
1996
- 1996-01-22 NO NO960253A patent/NO960253D0/no not_active Application Discontinuation
-
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