JPH06106653A - タイヤ用帯状部材の切断装置 - Google Patents
タイヤ用帯状部材の切断装置Info
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- JPH06106653A JPH06106653A JP4283679A JP28367992A JPH06106653A JP H06106653 A JPH06106653 A JP H06106653A JP 4283679 A JP4283679 A JP 4283679A JP 28367992 A JP28367992 A JP 28367992A JP H06106653 A JPH06106653 A JP H06106653A
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 30
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims abstract description 30
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims abstract description 12
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims abstract description 9
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 210000001364 upper extremity Anatomy 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D30/00—Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
- B29D30/38—Textile inserts, e.g. cord or canvas layers, for tyres; Treatment of inserts prior to building the tyre
- B29D30/46—Cutting textile inserts to required shape
- B29D2030/466—Cutting the textile inserts between cords
Landscapes
- Tyre Moulding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スチールコードの方向に対する円板カッタの
進む方向のずれが過大になったとき、このずれを自動的
に修正できるようにする。 【構成】 切断台１１の上方にカッタ用ガイドフレーム
２０を水平回転自在に設け、このガイドフレームに摺動
フレーム２６を取付け、この摺動フレームの下方に円板
カッタ３７を幅方向に揺動自在のカッタホルダ３５を介
して取付け、このカッタホルダの幅方向変位と円板カッ
タ３７の走行距離とから算出される円板カッタの中立線
に対する走行角度が設定限度を超えたとき、該走行角度
を零に戻す方向に上記のガイドフレームを回転させる。
進む方向のずれが過大になったとき、このずれを自動的
に修正できるようにする。 【構成】 切断台１１の上方にカッタ用ガイドフレーム
２０を水平回転自在に設け、このガイドフレームに摺動
フレーム２６を取付け、この摺動フレームの下方に円板
カッタ３７を幅方向に揺動自在のカッタホルダ３５を介
して取付け、このカッタホルダの幅方向変位と円板カッ
タ３７の走行距離とから算出される円板カッタの中立線
に対する走行角度が設定限度を超えたとき、該走行角度
を零に戻す方向に上記のガイドフレームを回転させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用タイヤの部
品として使用されるベルトやカーカス等、ゴム製帯状体
に多数本のスチールコードを上記帯状体の長さ方向に対
して交差方向に埋設してなる帯状部材を上記のスチール
コードに沿って切断するための装置に関する。
品として使用されるベルトやカーカス等、ゴム製帯状体
に多数本のスチールコードを上記帯状体の長さ方向に対
して交差方向に埋設してなる帯状部材を上記のスチール
コードに沿って切断するための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】スチールコードで補強されたゴム製の帯
状部材として、スチールコードが帯状部材の幅方向に配
列されたラジアルタイヤ用カーカス、また上記のスチー
ルコードが斜め方向に配列されたベルト等が使用されて
いるが、これらの帯状部材は、搬送用コンベヤに乗せて
タイヤ成形機に送られる途中で所定の長さに切断され、
しかるのちタイヤ成形ドラムに巻付けられ、無端状に接
続される。
状部材として、スチールコードが帯状部材の幅方向に配
列されたラジアルタイヤ用カーカス、また上記のスチー
ルコードが斜め方向に配列されたベルト等が使用されて
いるが、これらの帯状部材は、搬送用コンベヤに乗せて
タイヤ成形機に送られる途中で所定の長さに切断され、
しかるのちタイヤ成形ドラムに巻付けられ、無端状に接
続される。
【０００３】そして、上記の帯状部材をスチールコード
に沿って切断するための装置として、上記の帯状部材を
切断用の台板上にのせ、この帯状部材に軸方向摺動自在
の円板カッタの断面Ｖ字形の刃先を上から押し当てて上
記円板カッタをスチールコードと平行に転動させること
により、上記の刃先が２本のスチールコードに案内され
てその中間に自動的に導かれるようにしたものが知られ
ている（実公昭６２−１３７７９号公報参照）。
に沿って切断するための装置として、上記の帯状部材を
切断用の台板上にのせ、この帯状部材に軸方向摺動自在
の円板カッタの断面Ｖ字形の刃先を上から押し当てて上
記円板カッタをスチールコードと平行に転動させること
により、上記の刃先が２本のスチールコードに案内され
てその中間に自動的に導かれるようにしたものが知られ
ている（実公昭６２−１３７７９号公報参照）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記の切断装置によれ
ば、スチールコードに若干の湾曲があっても、円板カッ
タの刃先が自動的に２本のスチールコードの間に案内さ
れるが、その送りは、ネジシャフトやロッドレスシリン
ダ等を使用して行われ、その送り方向は、帯状部材の長
さ方向に対するスチールコードの傾斜角度に応じてロッ
ト毎に手動で調節され、切断中は上記ネジシャフトやロ
ッドレスシリンダの方向が固定されているため、ネジシ
ャフト等の方向、すなわち刃先の進む方向がスチールコ
ードの方向と大きく異なる場合、例えば角度差が３度を
超えると、刃先がスチールコードに沿って軸方向に摺動
することができなくなり、そのため切断装置が停止する
という問題があった。
ば、スチールコードに若干の湾曲があっても、円板カッ
タの刃先が自動的に２本のスチールコードの間に案内さ
れるが、その送りは、ネジシャフトやロッドレスシリン
ダ等を使用して行われ、その送り方向は、帯状部材の長
さ方向に対するスチールコードの傾斜角度に応じてロッ
ト毎に手動で調節され、切断中は上記ネジシャフトやロ
ッドレスシリンダの方向が固定されているため、ネジシ
ャフト等の方向、すなわち刃先の進む方向がスチールコ
ードの方向と大きく異なる場合、例えば角度差が３度を
超えると、刃先がスチールコードに沿って軸方向に摺動
することができなくなり、そのため切断装置が停止する
という問題があった。
【０００５】この発明は、スチールコードの方向がバラ
ツキやロット変更によって大きく変わった場合にも刃先
の進む方向を自動的に変更できるようにし、手動による
設定変更を不要にしたものである。
ツキやロット変更によって大きく変わった場合にも刃先
の進む方向を自動的に変更できるようにし、手動による
設定変更を不要にしたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係るタイヤ用
帯状部材の切断装置は、上記のタイヤ用帯状部材を下か
ら支持するための切断台の上方にカッタのガイドフレー
ムを水平回転自在に設け、このガイドフレームに一定の
速度で水平に送られる摺動フレームを取付け、この摺動
フレームの下方にその送り方向に対して直角の幅方向軸
を有する円板カッタを、上記幅方向に揺動可能なカッタ
ホルダを介して取付け、このカッタホルダの幅方向変位
を検出し、この幅方向変位と円板カッタの走行距離から
円板カッタの中立線に対する走行角度を算出し、この走
行角度が設定限度を超えた場合に該走行角度を零に戻す
方向に上記のガイドフレームを回転するためのフレーム
回転装置を設けたことを特徴とする。
帯状部材の切断装置は、上記のタイヤ用帯状部材を下か
ら支持するための切断台の上方にカッタのガイドフレー
ムを水平回転自在に設け、このガイドフレームに一定の
速度で水平に送られる摺動フレームを取付け、この摺動
フレームの下方にその送り方向に対して直角の幅方向軸
を有する円板カッタを、上記幅方向に揺動可能なカッタ
ホルダを介して取付け、このカッタホルダの幅方向変位
を検出し、この幅方向変位と円板カッタの走行距離から
円板カッタの中立線に対する走行角度を算出し、この走
行角度が設定限度を超えた場合に該走行角度を零に戻す
方向に上記のガイドフレームを回転するためのフレーム
回転装置を設けたことを特徴とする。
【０００７】
【作用】帯状部材の切断予定箇所が切断台上に到達した
とき、帯状部材の送りを止め、摺動フレームを帯状部材
の片側から反対側へ向かって移動させると、円板カッタ
の刃先が２本のスチールコードに案内されながら、その
中間で帯状部材を切断する。そして、スチールコードの
方向に対する円板カッタの進む方向のずれが大きくな
り、円板カッタの中立線に対する走行角度が設定限度を
超えると、フレーム回転装置が駆動されてガイドフレー
ムが水平方向に回転し、円板カッタの進む方向がスチー
ルコードと平行な方向に修正される。
とき、帯状部材の送りを止め、摺動フレームを帯状部材
の片側から反対側へ向かって移動させると、円板カッタ
の刃先が２本のスチールコードに案内されながら、その
中間で帯状部材を切断する。そして、スチールコードの
方向に対する円板カッタの進む方向のずれが大きくな
り、円板カッタの中立線に対する走行角度が設定限度を
超えると、フレーム回転装置が駆動されてガイドフレー
ムが水平方向に回転し、円板カッタの進む方向がスチー
ルコードと平行な方向に修正される。
【０００８】
【実施例】図１において、１１は帯状部材の切断台、１
２は上部フレームであり、この上部フレーム１２に支持
された鉛直軸１３の上端に歯付きベルト用の第１プーリ
１４および第２プーリ１５が固定され、第１プーリ１４
に第１歯付きベルト１６を介してギヤードモータ１７の
出力プーリ１７ａが接続され、第２プーリ１５に第２歯
付きベルト１８を介してエンコーダ１９の入力プーリ１
９ａが接続されている。そして、上記鉛直軸１３の下端
にカッタ用ガイドフレーム２０の中心が固定される。
２は上部フレームであり、この上部フレーム１２に支持
された鉛直軸１３の上端に歯付きベルト用の第１プーリ
１４および第２プーリ１５が固定され、第１プーリ１４
に第１歯付きベルト１６を介してギヤードモータ１７の
出力プーリ１７ａが接続され、第２プーリ１５に第２歯
付きベルト１８を介してエンコーダ１９の入力プーリ１
９ａが接続されている。そして、上記鉛直軸１３の下端
にカッタ用ガイドフレーム２０の中心が固定される。
【０００９】上記のカッタ用ガイドフレーム２０は、タ
イヤ用帯状部材Ｗ（図４参照）を斜めに（スチールコー
ドＳの方向に）またぐように水平方向に長く形成され、
その前後（図１の左を前、右を後とする）に脚部２０
ａ、２０ｂを備えている。そして、前後の脚部２０ａ、
２０ｂ間にネジシャフト２１が支架され、その駆動用Ａ
Ｃサーボモータ２２が前側脚部２０ａに固定される。一
方、上記水平方向に長いガイドフレーム２０の下面に断
面台形のガイドレール２３が２本、左右平行に固定され
る（図４参照）。
イヤ用帯状部材Ｗ（図４参照）を斜めに（スチールコー
ドＳの方向に）またぐように水平方向に長く形成され、
その前後（図１の左を前、右を後とする）に脚部２０
ａ、２０ｂを備えている。そして、前後の脚部２０ａ、
２０ｂ間にネジシャフト２１が支架され、その駆動用Ａ
Ｃサーボモータ２２が前側脚部２０ａに固定される。一
方、上記水平方向に長いガイドフレーム２０の下面に断
面台形のガイドレール２３が２本、左右平行に固定され
る（図４参照）。
【００１０】上記のガイドレール２３、２３に左右２個
の摺動ブロック２４、２４（図２および図４参照）が摺
動自在に嵌合し、この摺動ブロック２４、２４に連結板
２５を介して摺動フレーム２６が接続される。この摺動
フレーム２６は、側方からみて上端前部および後端下部
に（図２参照）それぞれ突出部２６ａおよび突出部２６
ｂを有するほぼ三角形の板状のものであり、その片側
（図２の紙背側、図４の左側）に固定されたナット２７
に上記のネジシャフト２１が嵌合し、このネジシャフト
２１がＡＣサーボモータ２２の駆動で回転することによ
り、摺動フレーム２６が前後に送られる。
の摺動ブロック２４、２４（図２および図４参照）が摺
動自在に嵌合し、この摺動ブロック２４、２４に連結板
２５を介して摺動フレーム２６が接続される。この摺動
フレーム２６は、側方からみて上端前部および後端下部
に（図２参照）それぞれ突出部２６ａおよび突出部２６
ｂを有するほぼ三角形の板状のものであり、その片側
（図２の紙背側、図４の左側）に固定されたナット２７
に上記のネジシャフト２１が嵌合し、このネジシャフト
２１がＡＣサーボモータ２２の駆動で回転することによ
り、摺動フレーム２６が前後に送られる。
【００１１】この摺動レーム２６の上端前部の突出部２
６ａに連結ピン２８で押下げ用エアシリンダ２９が前後
揺動自在に連結される一方、後端下部の突出部２６ｂに
連結ピン３０でカッタブラケット３１が上下揺動自在に
連結される。そして、このカッタブラケット３１の前端
に上記押下げ用エアシリンダ２９のピストンロッド２９
ａの先端が連結ピン３２で連結され、このピストンロッ
ド２９ａの引っ込み時にカッタブラケット３１が実線の
待機位置に停止し、その突出時にカッタブラケット３１
が帯状部材Ｗを切断するための作用位置に下降する。
６ａに連結ピン２８で押下げ用エアシリンダ２９が前後
揺動自在に連結される一方、後端下部の突出部２６ｂに
連結ピン３０でカッタブラケット３１が上下揺動自在に
連結される。そして、このカッタブラケット３１の前端
に上記押下げ用エアシリンダ２９のピストンロッド２９
ａの先端が連結ピン３２で連結され、このピストンロッ
ド２９ａの引っ込み時にカッタブラケット３１が実線の
待機位置に停止し、その突出時にカッタブラケット３１
が帯状部材Ｗを切断するための作用位置に下降する。
【００１２】上記のカッタブラケット３１は（図３およ
び図４参照）、左右の側板３１ａと天板３１ｂとからな
る断面逆Ｕ字形のものであり、左右の側板３１ａの中央
部には逆Ｕ字形の切欠き凹部３１ｃ（図２参照）が形成
されている。そして、この切欠き凹部３１ｃの後方（図
２、図３の右側）に、球状部３３ａの左右にピンを突設
してなる球状ピン３３が、また反対の前方にピンガイド
３４がそれぞれ固定され、上記球状ピン３３の球状部３
３ａにカッタホルダ３５の後端の球面軸受３６が、また
上記ピンガイド３４にカッタホルダ３５の前端の「コ」
字形凹部３５ａ（図２参照）がそれぞれ嵌合し、これに
よってカッタホルダ３５が左右揺動自在に形成される。
び図４参照）、左右の側板３１ａと天板３１ｂとからな
る断面逆Ｕ字形のものであり、左右の側板３１ａの中央
部には逆Ｕ字形の切欠き凹部３１ｃ（図２参照）が形成
されている。そして、この切欠き凹部３１ｃの後方（図
２、図３の右側）に、球状部３３ａの左右にピンを突設
してなる球状ピン３３が、また反対の前方にピンガイド
３４がそれぞれ固定され、上記球状ピン３３の球状部３
３ａにカッタホルダ３５の後端の球面軸受３６が、また
上記ピンガイド３４にカッタホルダ３５の前端の「コ」
字形凹部３５ａ（図２参照）がそれぞれ嵌合し、これに
よってカッタホルダ３５が左右揺動自在に形成される。
【００１３】上記のカッタホルダ３５は、図３に示され
るように平面形状が「Ω」字形のものであり、その中央
凸部３５ｂに円板カッタ３７の水平支軸３８が回転自在
に支持され、上記中央凸部３５ｂの反対側凹部に円板カ
ッタ３７が配置される。そして、この中央凸部３５ｂに
対向してカッタホルダ３５の幅方向変位を検出するため
の磁気式もしくはレーザ光式等の変位検出器３９が設け
られ、前記カッタブラケット３１に金具４０（図４参
照）および締め具４１を介して固定される。
るように平面形状が「Ω」字形のものであり、その中央
凸部３５ｂに円板カッタ３７の水平支軸３８が回転自在
に支持され、上記中央凸部３５ｂの反対側凹部に円板カ
ッタ３７が配置される。そして、この中央凸部３５ｂに
対向してカッタホルダ３５の幅方向変位を検出するため
の磁気式もしくはレーザ光式等の変位検出器３９が設け
られ、前記カッタブラケット３１に金具４０（図４参
照）および締め具４１を介して固定される。
【００１４】一方、カッタホルダ３５の前端部上面に板
状ブロック４２が固定され、この板状ブロック４２を挟
むようにカッタブラケット３１の左右の側板３１ａ、３
１ａの各外面に小型のエアシリンダ４３、４３が固定さ
れ、そのピストンロッド４３ａ、４３ａが板状ブロック
４２に向かって突出し、カッタホルダ３５の前端、換言
すれば円板カッタ３７を幅方向の中立点方向に付勢す
る。
状ブロック４２が固定され、この板状ブロック４２を挟
むようにカッタブラケット３１の左右の側板３１ａ、３
１ａの各外面に小型のエアシリンダ４３、４３が固定さ
れ、そのピストンロッド４３ａ、４３ａが板状ブロック
４２に向かって突出し、カッタホルダ３５の前端、換言
すれば円板カッタ３７を幅方向の中立点方向に付勢す
る。
【００１５】上記の構造において、ギヤードモータ１
７、エンコーダ１９、ＡＣサーボモータ２２および変位
検出器３９は、それぞれ演算装置を含む制御回路（図示
されていない）に接続され、上記のカッタ用ガイドフレ
ーム２０を回転するためのフレーム回転装置を構成し、
次のように動作する。切断台１１上に帯状部材Ｗの切断
すべき箇所が置かれると、ＡＣサーボモータ２２の駆動
によりネジシャフト２１が回転し、カッタ用ガイドフレ
ーム２０の後端（図１の右端）で待機中の摺動フレーム
２６が前進し、かつ押下げ用エアシリンダ２９が作動し
てピストンロッド２９ａが下向きに突出し、カッタブラ
ケット３１およびカッタホルダ３５を介して円板カッタ
３７が上記の切断台１１上に押し付けられ、この円板カ
ッタ３７が切断台１１上を転動する。このとき、カッタ
ブラケット３１の前端に位置する左右のエアシリンダ４
３、４３の各ピストンロッド４３ａ、４３ａが引っ込め
られるため、カッタホルダ３５の前端の凹部３５ａ（図
２参照）は、ピンガイド３４の幅方向中央に位置し、円
板カッタ３７は中立点に位置する。
７、エンコーダ１９、ＡＣサーボモータ２２および変位
検出器３９は、それぞれ演算装置を含む制御回路（図示
されていない）に接続され、上記のカッタ用ガイドフレ
ーム２０を回転するためのフレーム回転装置を構成し、
次のように動作する。切断台１１上に帯状部材Ｗの切断
すべき箇所が置かれると、ＡＣサーボモータ２２の駆動
によりネジシャフト２１が回転し、カッタ用ガイドフレ
ーム２０の後端（図１の右端）で待機中の摺動フレーム
２６が前進し、かつ押下げ用エアシリンダ２９が作動し
てピストンロッド２９ａが下向きに突出し、カッタブラ
ケット３１およびカッタホルダ３５を介して円板カッタ
３７が上記の切断台１１上に押し付けられ、この円板カ
ッタ３７が切断台１１上を転動する。このとき、カッタ
ブラケット３１の前端に位置する左右のエアシリンダ４
３、４３の各ピストンロッド４３ａ、４３ａが引っ込め
られるため、カッタホルダ３５の前端の凹部３５ａ（図
２参照）は、ピンガイド３４の幅方向中央に位置し、円
板カッタ３７は中立点に位置する。
【００１６】円板カッタ３７が前進し、帯状部材Ｗの縁
に達すると、隣接する２本のスチールコードＳ、Ｓ間の
ゴム部を切断しながら前進を続けるが、カッタ用ガイド
フレーム２０の方向、すなわち円板カッタ３７の進む方
向とスチールコードＳの方向との間に差がある場合は、
円板カッタ３７の下端の刃先がスチールコードＳに接す
るため、刃先がスチールコードＳに沿って幅方向に変位
し、該スチールコードＳの反対側にカッタホルダ３５が
揺動する。
に達すると、隣接する２本のスチールコードＳ、Ｓ間の
ゴム部を切断しながら前進を続けるが、カッタ用ガイド
フレーム２０の方向、すなわち円板カッタ３７の進む方
向とスチールコードＳの方向との間に差がある場合は、
円板カッタ３７の下端の刃先がスチールコードＳに接す
るため、刃先がスチールコードＳに沿って幅方向に変位
し、該スチールコードＳの反対側にカッタホルダ３５が
揺動する。
【００１７】そして、変位検出器３９で検出されるカッ
タホルダ３５の変位およびＡＣサーボモータ２２の回転
数が上記の制御回路に入力され、この制御回路において
円板カッタ３７の走行角度が算出され、この走行角度が
設定角度、例えば±３度を超えると、上記の制御回路か
らギヤードモータ１７に対して回転開始信号が出力さ
れ、このギヤードモータ１７が上記の変位方向に応じて
正方向または逆方向に駆動され、カッタ用ガイドフレー
ム２０が上記円板カッタ３７を中立点に戻す方向に回転
すると共に、その回転角度がエンコーダ１９で上記制御
回路に送られ、カッタ用ガイドフレーム２０の回転角度
が所定角度に達したとき、上記のギヤードモータ１７が
停止される。なお、切断が終了すると、エアシリンダ４
３、４３の各ピストンロッド４３ａ、４３ａが突出して
カッタホルダ３５の前端がピンガイド３４の幅方向中央
に戻され、中立点に保持される。
タホルダ３５の変位およびＡＣサーボモータ２２の回転
数が上記の制御回路に入力され、この制御回路において
円板カッタ３７の走行角度が算出され、この走行角度が
設定角度、例えば±３度を超えると、上記の制御回路か
らギヤードモータ１７に対して回転開始信号が出力さ
れ、このギヤードモータ１７が上記の変位方向に応じて
正方向または逆方向に駆動され、カッタ用ガイドフレー
ム２０が上記円板カッタ３７を中立点に戻す方向に回転
すると共に、その回転角度がエンコーダ１９で上記制御
回路に送られ、カッタ用ガイドフレーム２０の回転角度
が所定角度に達したとき、上記のギヤードモータ１７が
停止される。なお、切断が終了すると、エアシリンダ４
３、４３の各ピストンロッド４３ａ、４３ａが突出して
カッタホルダ３５の前端がピンガイド３４の幅方向中央
に戻され、中立点に保持される。
【００１８】上記の実施例において、カッタホルダ３５
の後端は、鉛直ピンによって左右揺動自在に支持するこ
とができるが、実施例のように球状ピン３３と球面軸受
３６とにより揺動自在に支持した場合は、円板カッタ３
７が左右に傾斜可能になるため、円板カッタ３７が一層
円滑に移動し、回転することができる。また、カッタホ
ルダ３５の後端を前端と同様にピンガイド３４で幅方向
摺動自在に支持してもよいが、上記の鉛直ピンまたは実
施例の球面軸受３６で支持することにより、円板カッタ
３７の幅方向摺動を円滑にすることができる。
の後端は、鉛直ピンによって左右揺動自在に支持するこ
とができるが、実施例のように球状ピン３３と球面軸受
３６とにより揺動自在に支持した場合は、円板カッタ３
７が左右に傾斜可能になるため、円板カッタ３７が一層
円滑に移動し、回転することができる。また、カッタホ
ルダ３５の後端を前端と同様にピンガイド３４で幅方向
摺動自在に支持してもよいが、上記の鉛直ピンまたは実
施例の球面軸受３６で支持することにより、円板カッタ
３７の幅方向摺動を円滑にすることができる。
【００１９】
【発明の効果】上記のとおり、この発明のタイヤ用帯状
部材の切断装置は、切断台の上方にカッタ用ガイドフレ
ームを水平回転自在に設け、このガイドフレームに摺動
フレームを取付け、この摺動フレームの下方に円板カッ
タを幅方向に揺動自在のカッタホルダを介して取付け、
このカッタホルダの幅方向変位と円板カッタの走行距離
とから算出される円板カッタの中立線に対する走行角度
が設定限度を超えると、該走行角度を零に戻す方向に上
記のガイドフレームを回転するようにしたものであるか
ら、スチールコードの方向に対する円板カッタの進む方
向のずれが過大になると、このずれが自動的に修正され
る。したがって、従来のように切断の途中で刃先がスチ
ールコードに接して停止することが無くなり、かつロッ
ト変更の際にカッタ用ガイドフレームの方向をスチール
コードの方向に合わせる面倒な作業を省略することが可
能になる。
部材の切断装置は、切断台の上方にカッタ用ガイドフレ
ームを水平回転自在に設け、このガイドフレームに摺動
フレームを取付け、この摺動フレームの下方に円板カッ
タを幅方向に揺動自在のカッタホルダを介して取付け、
このカッタホルダの幅方向変位と円板カッタの走行距離
とから算出される円板カッタの中立線に対する走行角度
が設定限度を超えると、該走行角度を零に戻す方向に上
記のガイドフレームを回転するようにしたものであるか
ら、スチールコードの方向に対する円板カッタの進む方
向のずれが過大になると、このずれが自動的に修正され
る。したがって、従来のように切断の途中で刃先がスチ
ールコードに接して停止することが無くなり、かつロッ
ト変更の際にカッタ用ガイドフレームの方向をスチール
コードの方向に合わせる面倒な作業を省略することが可
能になる。
【図１】実施例の全体側面図である。
【図２】実施例の要部の側面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ線断面図である。
【図４】図２のＢ−Ｂ線断面図である。
Ｗ：帯状部材、Ｓ：スチールコード、１１：切断台、１
２：上部フレーム、１６、１８：歯付きベルト、１７：
ギヤードモータ、１９：エンコーダ、２０：カッタ用ガ
イドフレーム、２１：ネジシャフト、２２：ＡＣサーボ
モータ、２６：摺動フレーム、２７：ナット、２９：押
下げ用エアシリンダ、３１：カッタブラケット、３３：
球状ピン、３４：ピンガイド、３５：カッタホルダ、３
７：円板カッタ、３９：変位検出器、４２：板状ブロッ
ク、４３：エアシリンダ。
２：上部フレーム、１６、１８：歯付きベルト、１７：
ギヤードモータ、１９：エンコーダ、２０：カッタ用ガ
イドフレーム、２１：ネジシャフト、２２：ＡＣサーボ
モータ、２６：摺動フレーム、２７：ナット、２９：押
下げ用エアシリンダ、３１：カッタブラケット、３３：
球状ピン、３４：ピンガイド、３５：カッタホルダ、３
７：円板カッタ、３９：変位検出器、４２：板状ブロッ
ク、４３：エアシリンダ。
Claims (1)
- 【請求項１】 ゴム製帯状体に多数本のスチールコード
を上記帯状体の長さ方向に対して交差方向に埋設してな
るタイヤ用帯状部材を上記のスチールコードに沿って切
断するためのタイヤ用帯状部材の切断装置において、上
記タイヤ用帯状部材を下から支持するための切断台の上
方にカッタ用ガイドフレームを水平回転自在に設け、こ
のガイドフレームに一定の速度で水平に送られる摺動フ
レームを取付け、この摺動フレームの下方にその送り方
向に対して直角の幅方向軸を有する円板カッタを、上記
幅方向に揺動可能なカッタホルダを介して取付け、この
カッタホルダの幅方向変位を検出し、この幅方向変位と
円板カッタの走行距離から円板カッタの中立線に対する
走行角度を算出し、この走行角度が設定限度を超えた場
合に該走行角度を零に戻す方向に上記のガイドフレーム
を回転するためのフレーム回転装置を設けたことを特徴
とするタイヤ用帯状部材の切断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4283679A JPH06106653A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | タイヤ用帯状部材の切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4283679A JPH06106653A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | タイヤ用帯状部材の切断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06106653A true JPH06106653A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17668669
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4283679A Withdrawn JPH06106653A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | タイヤ用帯状部材の切断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06106653A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL1025764C2 (nl) * | 2004-03-18 | 2005-09-20 | Vmi Epe Holland | Snijinrichting. |
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| CN112124999A (zh) * | 2020-10-20 | 2020-12-25 | 大连华锐重工集团股份有限公司 | 一种卸船机用耐磨伸缩俯仰架 |
| CN112188949A (zh) * | 2018-08-23 | 2021-01-05 | 横滨橡胶株式会社 | 内置帘线的橡胶片构件的切断装置及方法 |
-
1992
- 1992-09-28 JP JP4283679A patent/JPH06106653A/ja not_active Withdrawn
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US8677871B2 (en) | 2004-03-18 | 2014-03-25 | Vmi Epe Holland B.V. | Cutting device |
| WO2005087481A2 (en) * | 2004-03-18 | 2005-09-22 | Vmi Epe Holland B.V. | Cutting tool |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |