JP2564758B2 - 切断材の面取り装置 - Google Patents

切断材の面取り装置

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JP2564758B2 JP5249396A JP24939693A JP2564758B2 JP 2564758 B2 JP2564758 B2 JP 2564758B2 JP 5249396 A JP5249396 A JP 5249396A JP 24939693 A JP24939693 A JP 24939693A JP 2564758 B2 JP2564758 B2 JP 2564758B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板を帯状に切断して
なる切断材の切断面と非切断面との稜線部分に円弧状ま
たは傾斜状の面取りを行うための面取り装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば、鉄構構造物、橋梁、船舶構造物
等においては、その構成部材として鋼板を所定形状に切
断してなる切断材が多用される。そして、かかる切断材
を使用した構造物においては、防蝕、美観向上の目的で
塗装が施される。
【0003】この場合、図9に示すように、切断材Pに
おいては、その切断面Paとこれに連続する上面Pbと下
面Pcとで形成される稜線部Pdは、どのような切断方法
を採用したとしても角張ったエッジ状となることから、
このような切断材Pをそのまま使用し且つこれに塗装を
施した場合には、この稜線部Pdから塗装の剥離が生じ
易くなる。このため、切断材を使用した構造物にあって
は、該切断材の使用に先立って、その切断面の稜線部に
面取り加工を施してエッジ部分を無くすることが必要で
ある。この場合、従来は稜線部Pdを平面状にカットす
るいわゆる糸面取りを採用するのが一般的であったが、
最近は塗装面の保護強化の観点から、図10に示すよう
に、切断材Pの稜線部Pdに円弧状の面取り(例えば、2
R程度)を行うことが要求されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
円弧状の面取りを行う方法として、従来よりグラインダ
ーによる研削加工、カッターによる切削加工等が採用さ
れていたが、これら従来の面取り方法においては共に、
粉塵、騒音の発生により作業環境が悪化し、また砥石、
カッター等の消耗が激しく運転経費が嵩むという問題が
あった。さらに、面取り加工を自動化する場合には砥
石、グラインダーの消耗程度を考慮する必要があること
からその制御システムが複雑になるという問題もあっ
た。
【0005】そこで本発明は、消耗品を不要として運転
経費の低減、良好な作業環境の維持が図れるとともに装
置の自動化が容易な切断材の面取り装置を提供せんとし
てなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明ではかかる課題を
解決するための具体的手段として、金属板材を帯状に切
断してなる矩形断面をもつ切断材をその帯状方向へ順次
送給する送給手段と、外周部に円弧状または斜面状の断
面形状をもつ成形部を備え且つ上記切断材の各稜線部に
該成形部をそれぞれ対応させた状態で該切断材に対して
その送給方向へ相対転動可能に配置された四個の圧延成
形ローラと、該四個の圧延成形ローラ相互間における上
記切断材の板厚方向及び板幅方向の相対間隔をそれぞれ
増減調整可能とした間隔調整手段と、上記各圧延成形ロ
ーラの成形部を上記切断材の稜線部に対してそれぞれ押
圧付勢する押圧手段とを備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明においては、送給手段により順次送給さ
れる切断材の各稜線部に対してその成形部をそれぞれ対
応させた状態で各圧延成形ローラを配置し且つ間隔調整
手段により該各圧延成形ローラ相互間における上記切断
材の板厚方向及び板幅方向の相対間隔をそれぞれ調整
し、かかる状態において押圧手段により上記各圧延成形
ローラの成形部を上記切断材の各稜線部に押圧すること
で、該各稜線部は上記各圧延成形ローラの成形部によっ
てそれぞれ順次円弧状または斜面状に圧延成形され、こ
れにより該各稜線部の面取りが連続的に行なわれる。
【0008】
【発明の効果】従って、本発明の切断材の面取り装置に
よれば次のような効果が得られる。
【0009】 圧延成形ローラによる圧延成形作用に
より切断材の各稜線部に円弧状または斜面状の面取りを
行うものであることから、例えば、グラインダーによる
研削加工あるいはカッターによる切削加工によりかかる
面取りを行う場合のような粉塵あるいは騒音の発生がな
く、それだけ作業環境が良好に維持される。
【0010】 各圧延成形ローラ相互間の上記切断材
の板厚方向及び板幅方向の間隔が調整可能とされている
ので、該板厚方向に対向する圧延成形ローラ相互間の間
隔を該切断材の板厚に合致させ、また板幅方向に対向す
る圧延成形ローラ相互間の間隔を該切断材の板幅に合致
させることで、該切断材の板厚寸法及び板幅寸法を変化
させることなくその稜線部の面取りのみを確実に行うこ
とができ、製品としての上記切断材の寸法精度が良好に
維持されることとなり、特に上記切断材が構造物の強度
メンバーとして利用されるものにあっては高い強度上の
信頼性が確保されるものである。
【0011】 圧延成形ローラの摩滅は極めて少ない
ことから、例えば砥石、カッター等の消耗品を必要とす
る場合に比して運転経費の低減が図れるとともに、面取
り作業の自動化に際しては圧延成形ローラの摩滅をほと
んど考慮する必要がないので制御システムが簡略化さ
れ、その自動化が容易である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の切断材の面取り装置を添付図
面に示す実施例に基づいて具体的に説明する。
【0013】図1及び図2には、本発明の実施例にかか
る面取り装置Zが示されており、同図において符号1は
支持フレームである。この支持フレーム1は、ベース材
1aの一端側に立設された第1支柱1bと他端側に立設さ
れた第2支柱1cと上端連結材1dとを備えている。ま
た、上記第2支柱1c側には、該第2支柱1cを水平方向
に貫通して摺動する上下一対のガイドシャフト3,3の
先端に支持されるとともに該第2支柱1cに固定された
エアシリンダ4(特許請求の範囲中の「押圧手段」に該
当する)によって水平方向に移動せしめられる可動ベー
ス2が取付けられている。
【0014】そして、上記第1支柱1bには後述の第1
面取りユニット5が、また上記可動ベース2には後述の
第2面取りユニット6が、それぞれ取り付けられてい
る。尚、第1面取りユニット5と第2面取りユニット6
とは、該第1面取りユニット5が第1支柱1bに固定さ
れて水平方向に移動できないのに対して、第2面取りユ
ニット6は可動ベース2に固定され該可動ベース2と一
体的に水平方向へ移動可能である点において異なるもの
の、それ自体の構成は全く同一である。従って、ここで
は第1面取りユニット5についてのみその構成を説明
し、第2面取りユニット6については第1面取りユニッ
ト5の説明を援用する。
【0015】第1面取りユニット5は、上下方向におい
て同軸状に対向配置された第1圧延成形ローラ11と第
2圧延成形ローラ12とからなるローラユニット10を
備えている。上記第1圧延成形ローラ11は、図2及び
図3に示すように、上記第1支柱1dに固定された支持
部材15により上下方向に向けて回転自在に支承された
ローラ軸13の上端に固着されている。また、このロー
ラ軸13の下端にはモータ16が連結されており、上記
第1圧延成形ローラ11は該モータ16により所定速度
で回転駆動されるようになっている。尚、この第1面取
りユニット5の第1圧延成形ローラ11と第2面取りユ
ニット6の第1圧延成形ローラ11は、逆方向に回転駆
動される。
【0016】上記第2圧延成形ローラ12は、図2〜図
4に示すように、支持部材18により上下方向に向けて
回転自在に支承されたローラ軸14の下端に固着されて
いる。また、この支持部材18は、上記第1支柱1bに
固定された左右一対のガイド部材17,17により上下
方向に移動可能に支持されている。
【0017】上記第1圧延成形ローラ11と第2圧延成
形ローラ12は、図5に示すように、相対向する側の外
周コーナ部分にそれぞれ断面L状の環状凹部31,32
を形成している。そして、この各圧延成形ローラ11,
12の各環状凹部31,32は、それぞれその軸心に直
交方向へ延びる横壁面31a,32aと、該軸心に平行方
向へ延びる縦壁面31b,32bと、該横壁面31a,32a
と縦壁面31b,32bとが連続するコーナ部31c,32c
とを有するとともに、特に上記コーナ部31c,32cは
所定の曲率半径(例えば、2mm)をもつ円弧状断面に形成
されている。尚、このコーナ部31c,32cは、上記切
断材Pの稜線部Pdに圧接してこれを円弧状に圧延成形
するものであって、特許請求の範囲中の「成形部」に該
当する。従って、以下においては、このコーナ部31c,
32cをそれぞれ成形部31c,32cという。
【0018】さらに、上記支持部材18の上記ローラ軸
14の両側方には、一対のスクリューロッド22,22
が上下方向に貫通状態で配置されている。そして、この
スクリューロッド22,22の上端にはそれぞれ従動ギ
ヤ26,26が固着されるとともに、該一対の従動ギヤ
26,26はモータ19により回転駆動される駆動ギヤ
25に噛合せしめられている。一方、上記各スクリュー
ロッド22,22の下端は、それぞれ上記支持部材15
に螺合せしめられている。
【0019】従って、上記モータ19により駆動ギヤ2
5を回転させることで、上記スクリューロッド22,2
2が同期回転して上記支持部材18は上下方向に移動
し、上記第1圧延成形ローラ11と第2圧延成形ローラ
12との対向間隔が増減調整されることから、板厚の異
なる切断材Pにも対応可能とされている(即ち、上記モ
ータ19とスクリューロッド22,22により、特許請
求の範囲中の「間隔調整手段」の位置部が構成されてい
る)。尚、第1圧延成形ローラ11と第2圧延成形ロー
ラ12との対向間隔は、一方のスクリューロッド22の
回転位置を位置センサ20により検出することで検知さ
れる。
【0020】叙上の如き構成をもつ第1面取りユニット
5と第2面取りユニット6は、第1支柱1bと可動ベー
ス2にそれぞれ取り付けられるが、その場合、第1面取
りユニット5の第1圧延成形ローラ11と第2面取りユ
ニット6の第1圧延成形ローラ11とが同一高さに位置
するように両者の上下方向における取付位置が設定され
ている。また、第1面取りユニット5と第2面取りユニ
ット6の中間位置には、その上面高さが上記各第1圧延
成形ローラ11,11の環状凹部31の横壁面31a,3
2aと一致するようにして支承ローラ7,7,・・が配置
されるとともに、図1に示すように該支承ローラ7,7,
・・の前後両側には繰り込みコンベアXと繰り出しコン
ベアYとが配置されている。
【0021】さらに、上記可動ベース2(即ち、第2面
取りユニット6)を駆動するエアシリンダ4のエア供給
経路中にはアキュームレータ(図示省略)が接続されてお
り、従って上記第2面取りユニット6はその水平方向位
置の如何にかかわらず常時一定押圧力で第1面取りユニ
ット5側に押圧付勢されることとなる。このように上記
第2面取りユニット6が常時一定押圧力で第1面取りユ
ニット5側に押圧されることで上記切断材Pをその板幅
方向に挟んで対向する上記第1面取りユニット5と第2
面取りユニット6との板幅方向の間隔が常時上記切断材
Pの板幅寸法に対応せしめられることになる。即ち、上
記エアシリンダ4は、上述の如く特許請求の範囲中の
「押圧手段」に該当するとともに、同時に特許請求の範
囲中の「間隔調整手段」の一部にも該当するものであ
る。尚、このエアシリンダ4と上記第1面取りユニット
5側の上記モータ19とスクリューロッド22,22と
によって特許請求の範囲中の「間隔調整手段」が構成さ
れている。
【0022】続いて、この面取り装置Zを使用して図7
に示す如き切断材Pの各稜線部Pd,Pd,・・に円弧状の
面取りを行う場合における作動等を説明すると、先ず、
最初に準備作業として面取りを行う切断材Pの寸法に対
応した初期設定を行う。即ち、各面取りユニット5,6
においては、モータ19を作動させて第1圧延成形ロー
ラ11と第2圧延成形ローラ12の対向間隔の調整を行
い、該各圧延成形ローラ11,12の横壁面31a,32a
の間隔寸法を切断材Pの板厚に略一致させる。また、エ
アシリンダ4を作動させて第2面取りユニット6の水平
方向における位置調整を行い、第1面取りユニット5の
各圧延成形ローラ11,12の縦壁面31b,32bと第2
面取りユニット6の各圧延成形ローラ11,12の各縦
壁面31b,32bとの対向間隔を切断材Pの両切断面P
a,Pa間の寸法(即ち、切断材Pの幅寸法)よりも所定量
だけ大きな寸法に設定する。以上で準備作業が完了す
る。
【0023】次に、上記各面取りユニット5,6のモー
タ16,16の運転を開始し、それぞれ第1圧延成形ロ
ーラ11,11を駆動させる(尚、この状態では各第2圧
延成形ローラ12,12は停止状態にある)。かかる状態
において、繰り込みコンベアX側から切断材Pを面取り
装置Zに送り込み、その先端部分を各面取りユニット
5,6の圧延成形ローラ11,12の環状凹部31,31
に当てがう。すると、切断材Pは、回転している左右の
第2圧延成形ローラ12,12によって第2面取りユニ
ット6を後退方向へ移動させながら(換言すれば、第1
面取りユニット5と第2面取りユニット6の間隔を拡大
させながら)前方に引き込まれ、図6に示すように、一
方の側端部は第1面取りユニット5側の各圧延成形ロー
ラ11,12の環状凹部31,31の横壁面31aと縦壁
面31bにより、他方の側端部は第2面取りユニット6
側の各圧延成形ローラ11,12の環状凹部31,31の
横壁面31aと縦壁面31bにより、それぞれ挟持される
とともに、両切断面Pa,Pa間に上記エアシリンダ4に
よって所定の押圧力が負荷された状態で順次前方へ送給
される(即ち、この実施例においては、各圧延成形ロー
ラ11,12とモータ16で特許請求の範囲中の送給手
段が構成される)。
【0024】このように切断材Pが挟持状態で送給され
る場合、切断材Pの四つの稜線部Pd,Pd,・・は同時に
対応する圧延成形ローラ11,12の成形部31c,32c
によって円弧状に圧延成形され、該成形部31c,32c
の形状に合致した丸みが付けられる(即ち、円弧状の面
取りが行なわれる)。面取りが完了した切断材Pは繰り
出しコンベアYにより次工程に送給される。
【0025】このように、この実施例の面取り装置Zに
おいては圧延成形という静的加工により面取りを行うも
のであるため、従来のように研削あるいは切削により面
取りを行う場合のように粉塵が飛散したり大きな騒音を
発するというようなことがなく、それだけ作業環境が良
好に維持されるものである。
【0026】また、従来のように砥石とかカッターとい
う消耗品を使用しないことから、運転経費の低減が図れ
るものである。さらに、消耗品がないため、面取り装置
Zを自動運転する場合において制御システムに消耗品の
消耗度合を加味する必要がないことから、システムその
ものが簡略化され、その自動化がより一層容易となるも
のである。
【0027】さらに、この実施例のものにおいては、第
2面取りユニット6を水平方向に移動可能とするととも
に該第2面取りユニット6を付勢するエアシリンダ4の
エア供給系にアキュームレータを備えて常時所定の押圧
力を切断材Pにかけるようにしていることから、例えば
切断作業の不良により切断面Paがその一部において湾
曲している場合とか、両切断面Pa,Paの平行度が悪い
場合等においても、各圧延成形ローラ11,12は各切
断面Pa,Paの変化に追従し、該各切断面Pa,Paに対し
て所定の押圧力で確実に当接して面取りを行う。従っ
て、面取りの過大・過少あるいは取り残しということが
なく、作業の信頼性が高められる。
【0028】また、この実施例のものにおいては、各圧
延成形ローラ11,12相互間の上記切断材Pの板厚方
向及び板幅方向の間隔を調整可能とし、上記モータ19
を作動させて第1圧延成形ローラ11と第2圧延成形ロ
ーラ12の対向間隔の調整を行って該各圧延成形ローラ
11,12の横壁面31a,32aの間隔寸法を切断材Pの
板厚に略一致させるとともに、上記エアシリンダ4を作
動させて第2面取りユニット6の水平方向における位置
調整を行って第1面取りユニット5の各圧延成形ローラ
11,12の縦壁面31b,32bと第2面取りユニット6
の各圧延成形ローラ11,12の各縦壁面31b,32bと
の対向間隔を切断材Pの両切断面Pa,Pa間の寸法より
も所定量だけ大きな寸法に設定するようにしているの
で、上記切断材Pの板厚寸法及び板幅寸法を変化させる
ことなくその稜線部Pd,Pd,・・の面取りのみを確
実に行うことができ、製品としての上記切断材Pの寸法
精度が良好に維持されることとなり、特に上記切断材P
が構造物の強度メンバーとして利用されるものにあって
は高い強度上の信頼性が確保されるものである。
【0029】その他 尚、この実施例においては、上記第1面取りユニット5
と第2面取りユニット6の各第1圧延成形ローラ11,
11をそれぞれモータ16によって回転駆動させるよう
にしているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、上記各第1圧延成形ローラ11,11を各
第2圧延成形ローラ12,12と同様にフリー回転可能
とし、切断材Pを適宜の駆動機構により送給するように
することもできるものである。
【0030】さらに、上記実施例においては圧延成形ロ
ーラ11,12の各成形部31c,32cをそれぞれ円弧状
断面を有する如く形成して切断材Pの稜線部Pdに円弧
状の面取りを施すようにしていたが、本発明はこれに限
定されるものではなく、例えば、上記各成形部31c,3
2cを所定の傾斜角(例えば、45°)をもつ傾斜状断面
を有する如く形成し、切断材Pの稜線部Pdに対して傾
斜状の面取りを施すこともできるものである。
【0031】また、上記実施例においてはローラユニッ
ト10を構成する各圧延成形ローラ11,12を切断材
Pの切断面Paに平行な軸回りに回転させるようにして
いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、図7に示すように各圧延成形ローラ11,12を切
断面Paに直交する軸回りで回転可能としたり、あるい
は図8に示すように切断面Paに対して所定の傾斜角を
もつ軸回りに回転可能とする等、種々の態様を採用し得
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる面取り装置の平面図で
ある。
【図2】図1のII-II拡大矢視図である。
【図3】図2のIII-III矢視図である。
【図4】図3のIV-IV矢視図である。
【図5】図2のV部の拡大図である。
【図6】本発明の切断材の面取り装置を使用しての面取
り作業説明図である。
【図7】本発明の他の実施例にかかる切断材の面取り装
置における圧延成形ローラの配置構造説明図である。
【図8】本発明の他の実施例にかかる切断材の面取り装
置における圧延成形ローラの配置構造説明図である。
【図9】面取り加工前の切断材を示す斜視図である。
【図10】面取り加工後の切断材を示す斜視図である。
【符号の説明】
1は支持フレーム、2は可動ベース、3はガイドシャフ
ト、4はエアシリンダ、5は第1面取りユニット、6は
第2面取りユニット、7は支承ローラ、10はローラユ
ニット、11は第1圧延成形ローラ、12は第2圧延成
形ローラ、13はローラ軸、14はローラ軸、15は支
持部材、16はモータ、17はガイド部材、18は支持
部材、19はモータ、20は位置センサ、22はスクリ
ューロッド、25は駆動ギヤ、26は従動ギヤ、31及
び32は環状凹部、Pは切断材、X及びYはコンベア、
Zは面取り装置である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上原 国雄 香川県高松市仏生山町甲1350番地 株式 会社上原製作所内 (56)参考文献 特開 平5−23772(JP,A) 実開 昭63−113548(JP,U) 実開 昭54−146731(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板材を帯状に切断してなる矩形断面
    をもつ切断材をその帯状方向へ順次送給する送給手段
    と、外周部に円弧状または斜面状の断面形状をもつ成形部を
    備え且つ上記切断材の各稜線部に該成形部をそれぞれ対
    応させた状態で該切断材に対してその送給方向へ相対転
    動可能に配置された四個の圧延成形ローラと、 該四個の圧延成形ローラ相互間における上記切断材の板
    厚方向及び板幅方向の相対間隔をそれぞれ増減調整可能
    とした間隔調整手段と、 上記圧延成形ローラの成形部を上記切断材の稜線部に
    対してそれぞれ押圧付勢する押圧手段とを備えたことを
    特徴とする切断材の面取り装置。
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