JPS5933548Y2 - 開先加工装置 - Google Patents

開先加工装置

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Publication number
JPS5933548Y2
JPS5933548Y2 JP2208881U JP2208881U JPS5933548Y2 JP S5933548 Y2 JPS5933548 Y2 JP S5933548Y2 JP 2208881 U JP2208881 U JP 2208881U JP 2208881 U JP2208881 U JP 2208881U JP S5933548 Y2 JPS5933548 Y2 JP S5933548Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rollers
roller
workpiece
machine body
cutter
Prior art date
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Expired
Application number
JP2208881U
Other languages
English (en)
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JPS57136614U (ja
Inventor
昭士 兼崎
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
Priority to JP2208881U priority Critical patent/JPS5933548Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、溶接のために母材の縁を適当な開先に加工す
る装置に関し、球面パネル等の加工に好適なものである
アルミニウム材等で球形タンクを製作するには多くの球
面パネルを用意し、これらを接合しながら構築する。
球面パネルは板材からプラズマ切断によって一枚分の素
材を切り出し、これをプレスで押し曲げることによって
成形している。
このため、球面パネルの周縁は形状が一定していなかっ
たり、変質したりしているのでそのまま溶接するには適
していない。
そこで、プラズマ切断精度不良を矯正するとともに変質
層を除去するために何んらかの機械加工によって開先加
工することが必要である。
従来は、この開先加工は次の2方法によって主に行なわ
れていた。
一つは、大型工作機械のカッタヘッドを互いに直交する
x、y、zの三軸方向に移動させかつZ軸を傾げ得るよ
うに構成して数値制御又は光電倣い方式によって加工す
る方法であり、加工能率は良いが設備が著しく高価であ
る。
もう一つは、電動カンナやグラインダを用いて手動によ
り加工する方法である。
この方法では設備に要する額は少ないが、非能率的であ
り、作業者の負担も太きい。
そこで、これら2つの方法の特長を有する加工機の実用
化が望まれている。
本考案はかかる要望に鑑みてなされたもので、持ち運び
が出来、しかも構造が簡単で安価な開先方圧装置の提供
を目的とする。
かかる目的を達成する本考案の構成は、カッタと駆動源
とを具備する□−リングヘッドが取付けられた機械本体
に被加工物の縁部を板厚方向に挾みつげる複数対のロー
ラを複数組に分は被加工物面に応じて当接するよ5揺動
可能に取付けると共に被加工物の端面に当接する複数の
ローラを設ける一方、前記被加工物の縁部を挾みつげる
いずれか一方の複数組のローラをそれぞれ進行方向に対
して被加工物に切込む方向に傾きうるようにすると共に
いずれか一方の複数組のローラをそれぞれ駆動ローラと
し、被加工物の端面に沿って走行しながら開先加工する
ことを特徴とする。
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明する
先端にカッタ1が装着され、後端に駆動モータ2を搭載
したミーリングヘッド3は、被加工物である球面パネル
Aの縁部に取付げられる機械本体4の中央部にスライド
機構5を介して取付けられ、カッタ上下ハンドル6の操
作によって□−リングヘッド3全体を上下移動できると
ともにカッタ切込みハンドル7の操作によって進行方向
と直交する方向に移動できるように装置されている。
したがって、これらハンドル6.7によって切削を行な
う場合のカッタ1の位置調整を行なうことができる。
このミーリングヘッド3には変速機(図示省略)が内蔵
されており、駆動モータ2の回転を適宜変速して回転軸
に伝える。
尚、カッタ1は開先形状に応じて適切なものを選択して
装着する。
ミーリングヘッド3が取付げられる機械本体4は球面パ
ネルAを板厚方向に挾みつげる複数対のローラ8,9と
、球面パネルAの端面に当接する複数のローラ10とを
備え、球面パネルA上を球面パネルAの端面に沿って移
動できる。
球面パネルAを挾みつげるローラ8,9のうち。
上方のローラ8は駆動ローラとされる。
機械本体4のコ形を成すローラ支持部の上面から垂下す
る軸受11にアーム取付軸12が支承され、このアーム
取付軸120両端に揺動可能な2本のアーム13が取付
げられる。
このアーム13のそれぞれの端部に4個1組としてロー
ラ8が軸14を介して取付げてあり、アーム13がアー
ム取付軸12を中心にシーソのように揺動することで球
面パネルAに対して五層なく密着させることができる。
また、これらローラ8を駆動するためローラ8が取付げ
られた軸14にスプロケット15が固着され、アーム1
3の揺動中心であるアーム取付軸12の一端に取付けた
スプロケット15と互いにチェーン16で連結してあり
、アーム取付軸12の他端に取付けたウオームホイール
17と噛み合うウオーム18を機械本体4に搭載した走
行駆動モータ19によってチェーン20を介して駆動−
することでローラ8が駆動される。
このような4個1組のローラ8が2組設けである。
他方、下方のローラ9は圧接ローラとされ、機械本体4
の方向設定も行なう。
機械本体40ロ一ラ支持部の底面上に垂直軸まわりに揺
動可能に支承されたローラ取付台21が設げられ、この
ローラ取付台21に固着された軸受22にアーム取付軸
23が支承される。
そして、このアーム取付軸230両端に揺動可能な2本
のアーム24が取付げられ、アーム24の端部に4個1
組としたローラ9がそれぞれ取付けである。
ローラ取付台21は機械本体4に固定されたウオームジ
ヤツキ25のジヤツキ頭26に取付けられて昇降可能で
あり、さらにローラ取付台21下面には円筒軸27が固
着され、この円筒軸27を機械本体4側に固着した支持
円筒軸28と回転可能に嵌め合わせることで水平方向の
力と変位とを受ける。
このウオームジヤツキ25は機械本体4に取付けられた
・・ンドル29の操作でローラ取付台21を介して圧接
ローラ9を昇降させ球面パネルAに密着させることがで
きる。
また、ローラ取付台21を垂直軸まわりに揺動させてロ
ーラ9を進行方向に対して切り込む方向に向かうように
するため1機械本体4側には送りねじ軸30が設けられ
、その先端部をローラ取付台21に軸31を介して回動
自在に取付けてあり、送りねじ軸30をハンドル320
回転によって出し入れすることでローラ取付台21をジ
ヤツキ頭26を中心に揺動させ4個1組のローラ9を進
行方向に対して切り込む方向に傾げることができる。
この圧接ローラは4個1組として2組設けられる。
次に、球面パネルAの端面に当接させる端面ローラ10
は、機械本体4の側面に3個1組として2組設けられ、
機械本体4に設けられた送りねじ軸33先端のローラ取
付枠34に取付けてあり、ハンドル35を操作すること
で球面パネルAの端面に当接するよう位置調整できる。
機械本体4の中央部に設けたカッタ1で球面パネルAの
端を加工する場合には、カッタ1を挾むいずれか一方側
の駆動ローラ8と圧接ローラ9とが球面パネルAからは
ずれ、機械本体4が転倒する。
これを防止するため転倒防止ローラ36が機械本体4の
圧接ローラ9よりさらに外側に設けられる。
この転倒防止ローラ36は圧接ローラ9と同様に2つの
円筒軸で支持されるとともにウオームジヤツキ31を介
して昇降可能なローラ取付台38が機械本体4に設げら
れ、さらにばね39を介して支持されたローラ取付枠4
0に取付けである。
このウオームジヤツキ37もハンドル41の操作によっ
て昇降でき、転倒防止ローラ36を球面パネルA下面に
当接させる。
以上のように構成した本考案装置による開先加工は次の
如く操作して行なう。
まず、球面パネルAを支持台B上に取付けておき、この
球面パネルAの左端に、第6図および第7図aに示すよ
うに。
進行方向前方の駆動ローラ8および圧接ローラ9で板厚
方向に挾むとともに端面ローラ10を端面に当接させ、
さらに、転倒防止ローラ36を球面パネルAに当てるこ
とで機械本体4を固定する。
こののち、カッタ1をカッタ切込みハンドル7の操作で
所定の位置とし、走行駆動モータ19を起動して右方に
向けて走行させ開先加工を開始する3このとき、圧接ロ
ーラ9を進行方向に対し切込むように揺動させであるの
で、機械本体4に内側に押し付けるような力が働き、こ
の動きを端面ローラ10で規制しながら走行するので球
面パネルAの端面にそって安定して走行させることがで
きる。
開先加工が進むと、第8図a+bに示すように、カッタ
1を挾む両側の駆動ローラ8.圧接ローラ9、端面ロー
ラ10および転倒防止ローラ36がそれぞれ有効に機能
し、右端にカッタ1が来ると、カッタ1前方の各ローラ
8,9,10,36が球面パネルAからはずれるが、カ
ッタ1後方の転倒防止ローラ36によって機械本体4を
転倒させようとするモーメントが支持され、確実に右端
まで加工できる。
また、加工にあたり、カッタを中央部に1台だけ設けた
ので、球面パネル等の素材の精度に関係なく簡単な位置
調整で精度の良い開先加工が行なえる。
尚、本実施例では球面パネルの開先加工について説明し
たが、平面パネル等その他のパネルにも適用できる。
また、ミーリングヘッド3を中央部に1台設けるととも
に転倒防止ローラ36を設げたもので説明したが、ミー
リングヘッド3を機械本体4の進行方向の前後端に設け
、転倒防止ローラを除くよう構成上たものでも良く、こ
の場合にも、端から端まで開先加工を行なうことができ
る。
以上、実施例とともに具体的に説明したように本考案に
よれば、駆動ローラが1組づつそれぞれが揺動できるの
で、球面パネル等に密着させることができ駆動力も有効
に伝達できる。
また、圧接ローラも1組づつそれぞれが進行方向に対し
て切り込む方向に回動できるので、機械本体に作用する
力も大きく安定した走行が行なえる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の開先加工装置の一実施例にかかり、第1
図は正面図、第2図は右側面図、第3図は各ローラ部分
の断面図、第4図は駆動ローラと圧接ローラの正面図、
第5図は圧接ローラの平面図、第6図〜第9図atbは
開先加工作業の説明図で、第6図は取付状態図、第1図
aj bは加工開始端、第8図aybは加工途中、第9
図a。 bは加工終了端をそれぞれ示す。 図面中、1はカッタ、2は駆動モータ、3は□−リング
ヘッド、4は機械本体、5はスライド機構、6はカッタ
上下ハンドル、1はカッタ切込みハンドル 8は駆動ロ
ーラ、9は圧接ローラ、10は端面ローラ、13,24
はアーム、19は走行駆動モータ、21,38はローラ
取付台、25゜37はウオームジヤツキ、30は送りね
じ軸、32゜41はハンドル、36は転倒防止ローラで
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カッタと駆動源とを具備するミーリングヘッドが取付け
    られた機械本体に被加工物の縁部を板厚方向に挾みつげ
    る複数対のローラを複数組に分は被加工物面に応じて当
    接するよう揺動可能に取付けると共に被加工物の端面に
    当接する複数のo −ラを設ける一方、前記被加工物の
    縁部を挾みつげるいずれか一方の複数組のローラをそれ
    ぞれ進行方向に対して被加工物に切込む方向に傾き5る
    ようにすると共にいずれか一方の複数組のローラをそれ
    ぞれ駆動ローラとし、被加工物の端面に沿って走行しな
    がら開先加工することを特徴とする開先加工装置。
JP2208881U 1981-02-20 1981-02-20 開先加工装置 Expired JPS5933548Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2208881U JPS5933548Y2 (ja) 1981-02-20 1981-02-20 開先加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2208881U JPS5933548Y2 (ja) 1981-02-20 1981-02-20 開先加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57136614U JPS57136614U (ja) 1982-08-26
JPS5933548Y2 true JPS5933548Y2 (ja) 1984-09-19

Family

ID=29819907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2208881U Expired JPS5933548Y2 (ja) 1981-02-20 1981-02-20 開先加工装置

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JPS57136614U (ja) 1982-08-26

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