JP2568894B2 - タイヤサイド部の切断装置 - Google Patents

タイヤサイド部の切断装置

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JP2568894B2 JP63160629A JP16062988A JP2568894B2 JP 2568894 B2 JP2568894 B2 JP 2568894B2 JP 63160629 A JP63160629 A JP 63160629A JP 16062988 A JP16062988 A JP 16062988A JP 2568894 B2 JP2568894 B2 JP 2568894B2
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光延 田村
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、用ずみタイヤのタイヤサイド部を切断す
る切断装置に係わり、更に詳しくはスチールタイヤを除
くタイヤの両サイド部を多くの手間と時間を要すること
なく自動的に切断することが出来るタイヤサイド部の切
断装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、用ずみタイヤ(廃棄タイヤ)の増大に伴い、こ
の有効利用が考えられており、この利用時タイヤビード
部,サイド部,トレッド部を切断して分割する必要があ
る。
また、従来のタイヤ切断と言えば、カットサンプル作
成の為に、ダイヤモンドカッターで半径方向に切断する
意味に使用され、ビード部分を含む全ての部分を切断
し、断面を確認するためのものであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上記のようにタイヤ本体から両タイヤサイ
ド部を切断して使用するような時、ビード部のみ円周方
向に切断したい場合には、電気セーバーソー,ジグソー
と呼称させる電動式往復運動のノコギリや、丸刃の回転
カッター等ハンディータイプの工具を手に持って、時間
と労力をかけて、やっと切れるか、切れないかの状態で
あり、多くの手間と時間を要すると言う問題があった。
〔発明の目的〕
この発明は、かかる従来の問題点に着目して案出され
たもので、特にスチールタイヤ以外の用ずみタイヤを有
効利用する為、タイヤの両サイド部を多くの手間と時間
を要することなく自動的に切断することが出来るタイヤ
サイド部の切断装置を提供することを目的とするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は上記目的を達成するため、タイヤサイドの
表面側または裏面側を支持し、かつ切断刃受け凹部を備
えた回転駆動可能なタイヤ回転体と、このタイヤ回転体
の切断刃受け凹部に対向して接近または離反可能なタイ
ヤ切断刃装置と、前記タイヤ回転体とタイヤ切断刃装置
との間に介在させるタイヤを、所定位置に位置決めする
と共に、回転可能に支持するタイヤの位置決めローラー
及びガイドローラーとで構成したことを要旨とするもの
である。
〔発明の作用〕
この発明は、上記のように構成され、タイヤ回転体と
タイヤ切断刃装置との間にタイヤの切断部を位置させる
とともに、タイヤの位置決めローラー及びガイドローラ
ーでタイヤを所定位置に位置決めして回転可能に支持
し、前記タイヤ回転体でタイヤを一定の速度で回転さ
せ、またタイヤ切断刃装置の切断刃も一定の速度で回転
させながら近接させて、切断刃受け凹部に回転している
切断刃を食い込ませることにより、タイヤの回転に伴っ
て自動的にタイヤサイドを切断することが出来るもので
ある。また、片側のビード部の切断が終了したら、反対
側のビード部を切断し、更にクラウン側近傍を順次タイ
ヤを回転させながら切断して、タイヤビード部とタイヤ
サイド部と、タイヤクランウン部とに切断して分割する
ことが出来る。
〔発明の実施例〕
以下添付図面に基いて、この発明の実施例を説明す
る。
第1図は、この発明を実施したタイヤサイド部の切断
装置の全体斜視図を示し、支持フレーム1の一側部に
は、図示しない伝達歯車機構を組み込んだギャーボック
ス2が設置され、その下部には伝達歯車機構と接続する
回転駆動装置3(駆動モータ)が設置されている。また
支持フレーム1の他側部には、支持フレーム1と水平に
設置されたテーブル4と、垂直に設置された門型フレー
ム5とが設けられ、この門型フレーム5は、前記ギャー
ボックス2から水平に延びる水平フレーム6に支持され
ている。
前記、ギャーボックス2から、門型フレーム5に向か
って二本の水平な回転駆動軸7,8が並行に配設され、こ
の両回転軸駆動軸7,8は、前記ギャーボックス2に組み
込んだ伝達歯車機構と接続して同期して回転駆動するよ
うに構成されている。
前記、下部側に位置する回転駆動軸7の先端側は、前
記水平フレーム6上に設置された軸受部材を介して回転
自在に支持され、回転駆動軸7の先端には、切断刃受け
凹部9を備えたタイヤ回転体10が取付けられている。
このタイヤ回転体10は、第3図及び第4図に示すよう
に、所定の間隔を隔てて一対の平歯車状の回転体10a,10
bが取付けられ、この回転体10a,10b間の間隙が、前記切
断刃受け凹部9を構成するものである。
前記、上部側に位置する回転駆動軸8の基端部は、前
記伝達歯車機構にユニバーサルジョイントを介して揺動
可能に接続され、また先端側は、前記門型フレーム5に
沿って昇降可能なスライダー11に支持されて、先端部に
はタイヤ切断刃装置で言うところの丸刃12がワッシャー
13及びナット14を介して固定されている。
なお、この実施例における丸刃12は、外径150mm,厚さ
3mmのものを使用したが、これに限定されず、タイヤの
サイズに応じて変更は可能である。
前記、昇降可能なスライダー11は、門型フレーム5の
下部に垂直に設置された昇降シリンダー15に連結され、
前記丸刃12を昇降させるようになっている。
また、16a,16bは、水平フレーム6から左右方向に水
平に張り出された回転可能なガイドローラーであり、タ
イヤWのサイド面を回転自在に支持するものである。ま
た17は、タイヤWの位置決めローラーであり、タイヤビ
ード部等を切断する時、その内周面側に摺接して回転自
在に支持すると共に、一定位置に位置決めするものであ
る。
この発明は、上記のように構成され、タイヤWのビー
ド部を切断する場合には、第2図に示すように、丸刃12
を上昇させた状態で、門型フレーム5の上方からタイヤ
Wを掛け廻し、そしてタイヤWのサイド部をガイドロー
ラー16a,16bに支持させると共に、ビード切断部を第4
図に示すように一対の回転体10a,10b上に載置させる。
この時、タイヤWの内周面側を位置決めローラー17に当
接させることにより、自動的に位置決めを行う。
そして、回転駆動軸8を回転駆動装置3(駆動モー
タ)を回転駆動すると共に、丸刃12を一定の速度で回転
させ、一方、タイヤWもタイヤ回転体10を介して同一速
度で回転させる。
このような状態から、昇降シリンダー15により回転駆
動する丸刃12の回転駆動軸7を下降させ、そして、第4
図に示すように切断刃受け凹部9に回転する丸刃12を食
い込ませて回転しているタイヤWのビード部を円形状に
切断するのである。
なお、上記の実施例において、丸刃12と一対の回転体
10a,10bは、外径は異なるが、その分回転数を設定して
あるので、周速には多少差が生ずるが略同程度になって
いる。
また、回転数及び周速に差があっても切断作業には大
きな影響を与えるものではない。
第5図(a)〜第5図(d)は、一本のタイヤWの切
断工程を示すもので、まず第5図(a)では、タイヤW
の片側のビード部Wa上記の操作により切断し、次に、第
5図(b)では反対側のタイヤWのビード部Waを切断す
る。このビード部Waの切断時は、一対の回転体10a,10b
は、タイヤWの内面側を支持して、丸刃12により外部か
ら切断する。次に、タイヤWのクラウン側Wbを切断する
場合は、第5図(c)及び(d)に示すように、一対の
回転体10a,10bは、タイヤWの外側面を支持して、丸刃1
2により内側から交互に切断する。
以上の操作を繰返し行うことで、二本のビード部Wa
と、二枚のタイヤサイド部と、一つのクラウン部に切断
することが出来るのである。
以上の作業は、タイヤWの向きを変える場合以外は、
全て自動的に行うことが出来、短時間に効率良く切断す
ることが出来るものである。
また、このタイヤタイド部の切断装置は、上記のよう
にタイヤサイド部の切断のはならず、タイヤ解析時にお
ける円周方向のバラツキの確認用としても利用でき、ま
た用ずみタイヤ等でゴム部分の多いトレッドと、スチー
ル分の多いビード部分等を選別して処理することが出来
る。
〔発明の効果〕
この発明は、上記のようにタイヤサイドの表面側また
は裏面側を支持し、かつ切断刃受け凹部を備えた回転駆
動可能なタイヤ回転体と、このタイヤ回転体の切断刃受
け凹部に対向して接近また離反可能なタイヤ切断刃装置
と、前記タイヤ回転体とタイヤ切断刃装置との間に介在
させるタイヤを、所定位置に位置決めすると共に、回転
可能に支持するタイヤの位置決めローラー及びガイドロ
ーラーとで構成したため、従来のように、重労働であっ
たタイヤの両サイド部の切断を、多くの手間と時間を要
することなく自動的に、しかも効率良く切断することが
出来る効果がある。
この結果、用ずみタイヤのタイヤサイド部位を他の製
品等に転用することが出来る上、ゴム分の多いトレッド
部分は、粉末ゴム等に転用出来用ずみタイヤの有効利用
を図ることが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明を実施した切断装置の全体斜視図、
第2図はタイヤを載置した状態の切断装置の全体斜視
図、第3図はタイヤ切断部の拡大斜視図、第4図はタイ
ヤ切断時の説明図、第5図(a)〜第5図(d)は、タ
イヤ切断工程を示す説明図である。 9……切断刃受け凹部、10……タイヤ回転体、10a,10b
……回転体、12……タイヤ切断刃装置(丸刃)、16a,16
b……ガイドローラー、17……位置決めローラー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤサイドの表面側または裏面側を支持
    し、かつ切断刃受け凹部を備えた回転駆動可能なタイヤ
    回転体と、このタイヤ回転体の切断刃受け凹部に対向し
    て接近または離反可能なタイヤ切断刃装置と、前記タイ
    ヤ回転体とタイヤ切断刃装置との間に介在させるタイヤ
    を、所定位置に位置決めすると共に、回転可能に支持す
    るタイヤの位置決めローラー及びガイドローラーとで構
    成したことを特徴とするタイヤサイド部の切断装置。
JP63160629A 1988-06-30 1988-06-30 タイヤサイド部の切断装置 Expired - Lifetime JP2568894B2 (ja)

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JP63160629A JP2568894B2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 タイヤサイド部の切断装置

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JPH0215997A JPH0215997A (ja) 1990-01-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0644630Y2 (ja) * 1990-08-25 1994-11-16 小野谷機工株式会社 古タイヤ切断装置及び切断工具
AU675110B2 (en) * 1993-04-05 1997-01-23 Gregory Allan Chapman A crumbing machine
JPH07166507A (ja) * 1993-12-16 1995-06-27 Yasunori Nara スリップ防止用路盤及びタイヤ切断装置

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JPH0215997A (ja) 1990-01-19

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