JPH0335521Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は鋸盤に係り、チツプソー作業とギヤン
グソー作業を兼用できる鋸盤に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

従来の鋸盤は丸鋸を数枚並設して同時に被加工
材を細かに切断するギヤングソー作業と、１枚の
丸鋸で切断するチツプソー作業とは別個の鋸盤で
行つていた。

〔考案が解決しようとする課題〕

本考案の課題は上記２つの異なる作業を１台で
簡単に切替えて使用できる鋸盤を提供することに
ある。

〔課題を解決するための手段〕

本考案の手段は直径の大きい１枚の丸鋸と、こ
れより直径の小さい同寸法の複数の丸鋸とを枢支
した１本の回転軸を支持腕に支承し、支持腕を機
台上に昇降可能に取付けたことにある。

〔実施例〕

図中１は機台、２は大径の丸鋸３ａと小径の丸
鋸３ｂ〜３ｇを枢支した回転軸４の支持腕で、機
台１の一側に昇降可能に設ける。

支持腕２は機台１に立設したねじ軸５にねじ込
んだウオームホイール６の受板７を設け、ウオー
ムホイール６と噛み合うウオーム８を支持腕に装
備したモータ（図は省略）に連けいしウオーム８
の回転に伴ないウオームホイール６はねじ軸５上
を昇降して支持腕２は上下に移動する。１０は被
加工材受ローラー、１１は歩出定規でモータ１２
により歯車機構１３、ラツク１４を介して摺動さ
せる。１５はオシコツプメタル、１６はスピンド
ルメタル、１７は回転軸駆動モータで、ベルト伝
動機構１８を介して連絡させる。

〔作 用〕

ウオーム８、ウオームホイール６の回転によ
り、ウオームホイール６はねじ軸５上を昇降又は
下降して支持腕２を上下移動させると、大径の丸
鋸３ａのみで被加工材を切つたり（第２図）、全
部の丸鋸で材を細切（第３図）することができ
る。

〔考案の効果〕

支持腕２を上下に調節する簡単な切替え操作
で、チツプソー作業もギヤングソー作業も自由に
行われ、作業能率は向上する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る鋸盤の一実施例を示したも
ので、第１図は正面図、第２図はチツプソー作業
を示す正面図、第３図はギヤングソー作業を示す
正面図である。 １……機台、２……支持腕、３ａ〜３ｇ……丸
鋸、４……回転軸、５……ねじ軸、６……ウオー
ムホイール、８……ウオーム。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 直径の大きい１枚の丸鋸と、これより直径の小
   さい同寸法の複数の丸鋸とを所要間隔置に枢支し
   た１本の回転軸を支持腕に支承し、支持腕を機台
   上に昇降可能に取付けた鋸盤。