JPS6126001Y2 - - Google Patents
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- JPS6126001Y2 JPS6126001Y2 JP1325782U JP1325782U JPS6126001Y2 JP S6126001 Y2 JPS6126001 Y2 JP S6126001Y2 JP 1325782 U JP1325782 U JP 1325782U JP 1325782 U JP1325782 U JP 1325782U JP S6126001 Y2 JPS6126001 Y2 JP S6126001Y2
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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Landscapes
- Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、木材を切断するための木材加工機械
の鋸歯駆動機構に係り、特に円板状鋸歯を回転さ
せながら該円板状鋸歯を上下方向に移動させて前
記木材を切断する際、該木材の切断線間を常に平
行に且つ正確に切断でき、しかも容易に操作でき
るような木材加工機械の鋸歯駆動機構に関する。
の鋸歯駆動機構に係り、特に円板状鋸歯を回転さ
せながら該円板状鋸歯を上下方向に移動させて前
記木材を切断する際、該木材の切断線間を常に平
行に且つ正確に切断でき、しかも容易に操作でき
るような木材加工機械の鋸歯駆動機構に関する。
木材加工機械たとえば木材を切断する鋸盤は、
高速回転せしめた円板状鋸歯を基台上に据えてお
き、これに木材を押し付けながら切断するか、あ
るいは基台に固定した木材に高速回転せしめた円
板状鋸歯を押し付けながら移動させて木材を所望
の大きさに切断する。かかる木材加工機械により
木板を切断する場合において、従来はモータ回転
軸と駆動軸の一方端間にベルト掛けして該駆動軸
に回転動力を伝達させ、これにより該駆動軸の他
方端に装着した円板状鋸歯を回転させていた。ま
た該回転する円板状鋸歯を支持する駆動軸をエア
シリンダによりモータ回転軸を中心点とした半円
弧運動させながら押上げ、前記回転する円板状鋸
歯を木板に押付けて切断するものであつた。しか
しながら、かかる従来の鋸歯駆動機構において
は、木板の切断線間を平行且つ正確に切断するた
めに、モータ回転軸と駆動軸とを常に平行に配置
せしめなければならず、且つ木板の切断時、前記
駆動軸の胴部を木板面に対して常に平行に配設せ
ねばならなかつた。このため、作業工程において
幾度も微調整を行なわなければならないばかり
か、操作者の作業時間を長くし、しかも加工精度
の低下を招いていた。
高速回転せしめた円板状鋸歯を基台上に据えてお
き、これに木材を押し付けながら切断するか、あ
るいは基台に固定した木材に高速回転せしめた円
板状鋸歯を押し付けながら移動させて木材を所望
の大きさに切断する。かかる木材加工機械により
木板を切断する場合において、従来はモータ回転
軸と駆動軸の一方端間にベルト掛けして該駆動軸
に回転動力を伝達させ、これにより該駆動軸の他
方端に装着した円板状鋸歯を回転させていた。ま
た該回転する円板状鋸歯を支持する駆動軸をエア
シリンダによりモータ回転軸を中心点とした半円
弧運動させながら押上げ、前記回転する円板状鋸
歯を木板に押付けて切断するものであつた。しか
しながら、かかる従来の鋸歯駆動機構において
は、木板の切断線間を平行且つ正確に切断するた
めに、モータ回転軸と駆動軸とを常に平行に配置
せしめなければならず、且つ木板の切断時、前記
駆動軸の胴部を木板面に対して常に平行に配設せ
ねばならなかつた。このため、作業工程において
幾度も微調整を行なわなければならないばかり
か、操作者の作業時間を長くし、しかも加工精度
の低下を招いていた。
本考案は、上述の如き従来の欠点を改善する新
規な考案であり、その目的は前記円板状鋸歯の半
弧運動を常に一定に反復せしめたるための微調整
を簡易に且つ正確に操作できるような木材加工機
械の鋸歯駆動機構を提供することにある。
規な考案であり、その目的は前記円板状鋸歯の半
弧運動を常に一定に反復せしめたるための微調整
を簡易に且つ正確に操作できるような木材加工機
械の鋸歯駆動機構を提供することにある。
次に本考案の一実施例を、図面を参照しつつ詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図は本考案を適用できる立型の鋸盤を示す
斜視図である。図中1は鉄材により構成された基
台である。基台1の上には横方向に長く定盤2が
取付けられている。この定盤2は被加工物である
木板3の下縁3aを位置決めして載置する部分で
あり、該木板3を定盤2に沿つて楽に移動させる
ことができるように、複数個のコロ2aが取付け
られている。基台1の後部には、第2図に示すよ
うに、主柱4が立設されている。5は基台1と主
柱4の上端部4a間に傾斜して取付けられた当て
板で、木板3の背面はこの当て板5に当接され
る。6は主柱4の上端部4aと基台1の間に設け
られ、当て板5から適当な間隔をあけて配設され
ている支持柱である。7は押え部材である。押え
部材7は絶縁物たとえば油、パラフイン等を含浸
させた木材にて形成されている。押え部材7の両
側縁には、人体接近検知用となる金属板の電極7
a,7bが貼り付けられており、この様子は第3
図において明りように示されている。又、押え部
材7の中央には、円板状鋸歯8が入り込むスリツ
ト7cが形成されている。9及び10は支持柱6
に枢着されたクランク部材で、これらの一端は押
え部材7に回転自在に取付けられ、他方端は駆動
棒11に回転自在に取付けられている。12は支
持柱6上に取付けられたエアシリンダであり、駆
動棒11を上下方向に駆動するものである。当て
板5の後面ほぼ中央には、上下方向にガイド支柱
13が立設されており、このガイド支柱13には
鋸歯駆動機構14がこれに沿つて上下方向に移動
可能に保持されている。なお、14aは該鋸歯駆
動機構14を保持しているキヤリア、14bは円
板状鋸歯8を前後方向に移動させるエアシリンダ
である。15は鋸歯駆動機構14をガイド支柱1
3に沿つて上下方向に移動させるモータ、16は
鋸歯駆動機構14を支持するチエン、17はチエ
ン16の先端に締結された錘、18はエアシリン
ダ12、14bに送るエアを圧縮するコンプレツ
サ、モータ15などの制御回路と、接近検知機構
の主要部などを収納する制御ボツクス、19及び
20は鋸屑を吹い出すフレキシブルダクトであ
る。なお、当て板5の支持柱6と対向する位置に
は上下に長いスリツト5a(第3図示)が形成さ
れ、このスリツト5aから円板状鋸歯8が出入す
る。当て板5のスリツト5a両側は、絶縁物にて
形成された検知部分5b,5cが形成され、その
表面には電極5d,5eが貼着されている。21
は制御用の足踏みスイツチ、22は木板3の位置
決めを行なう寸法設定装置であり、それらの設定
位置は調節自由である。また24は、該寸法設定
装置22の中心部を案内する案内棒である。
斜視図である。図中1は鉄材により構成された基
台である。基台1の上には横方向に長く定盤2が
取付けられている。この定盤2は被加工物である
木板3の下縁3aを位置決めして載置する部分で
あり、該木板3を定盤2に沿つて楽に移動させる
ことができるように、複数個のコロ2aが取付け
られている。基台1の後部には、第2図に示すよ
うに、主柱4が立設されている。5は基台1と主
柱4の上端部4a間に傾斜して取付けられた当て
板で、木板3の背面はこの当て板5に当接され
る。6は主柱4の上端部4aと基台1の間に設け
られ、当て板5から適当な間隔をあけて配設され
ている支持柱である。7は押え部材である。押え
部材7は絶縁物たとえば油、パラフイン等を含浸
させた木材にて形成されている。押え部材7の両
側縁には、人体接近検知用となる金属板の電極7
a,7bが貼り付けられており、この様子は第3
図において明りように示されている。又、押え部
材7の中央には、円板状鋸歯8が入り込むスリツ
ト7cが形成されている。9及び10は支持柱6
に枢着されたクランク部材で、これらの一端は押
え部材7に回転自在に取付けられ、他方端は駆動
棒11に回転自在に取付けられている。12は支
持柱6上に取付けられたエアシリンダであり、駆
動棒11を上下方向に駆動するものである。当て
板5の後面ほぼ中央には、上下方向にガイド支柱
13が立設されており、このガイド支柱13には
鋸歯駆動機構14がこれに沿つて上下方向に移動
可能に保持されている。なお、14aは該鋸歯駆
動機構14を保持しているキヤリア、14bは円
板状鋸歯8を前後方向に移動させるエアシリンダ
である。15は鋸歯駆動機構14をガイド支柱1
3に沿つて上下方向に移動させるモータ、16は
鋸歯駆動機構14を支持するチエン、17はチエ
ン16の先端に締結された錘、18はエアシリン
ダ12、14bに送るエアを圧縮するコンプレツ
サ、モータ15などの制御回路と、接近検知機構
の主要部などを収納する制御ボツクス、19及び
20は鋸屑を吹い出すフレキシブルダクトであ
る。なお、当て板5の支持柱6と対向する位置に
は上下に長いスリツト5a(第3図示)が形成さ
れ、このスリツト5aから円板状鋸歯8が出入す
る。当て板5のスリツト5a両側は、絶縁物にて
形成された検知部分5b,5cが形成され、その
表面には電極5d,5eが貼着されている。21
は制御用の足踏みスイツチ、22は木板3の位置
決めを行なう寸法設定装置であり、それらの設定
位置は調節自由である。また24は、該寸法設定
装置22の中心部を案内する案内棒である。
次に木板の切断動作について説明する。
木板3を第1図に示すように、定盤2上を滑ら
せて、当て板5と押え部材7との間のスリツトを
通して先縁を寸法設定装置22に当接せしめた
後、足踏みスイツチ21を押圧する。この動作で
制御ボツクス18内の動作シーケンス機構が働い
て、まずエアシリンダ12内にエアを送つて駆動
棒11を矢印A方向に移動させ、クランプ部材
9,10を回動させて押え部材7を木板3に押し
付けて木板をしつかりと当て板5上に固定せしめ
る。この動作が終了すると、鋸歯駆動機構14が
あらかじめセツトされた高さまで上昇した後、円
板状鋸歯8が高速回転を始める。円板状鋸歯8が
所定回転数に達すると、エアシリンダ14bにエ
アが送られて円板状鋸歯8はスリツト5a内を木
板3方向に移動して木板3に切り付ける。そして
モータ15が回転を始めると、鋸歯駆動機構14
がガイド支柱13に沿つて降化を始めるため、円
板状鋸歯8はスリツトに沿つて降下して木板3を
切断する。鋸歯駆動機構14が完全に降下し切つ
て円板状鋸歯8が木板3を切断すると、エアシリ
ンダ14bにエアが送られて円板状鋸歯8はスリ
ツト5a内に引込むとともに、回転を停止する。
円板状鋸歯8が停止すると、エアシリンダ12に
エアが送られて駆動棒11を矢印B方向に移動さ
せ、クランク部材9,10を回転させて押え部材
7を木板3から離し、1サイクルの動作シーケン
スは終了する。
せて、当て板5と押え部材7との間のスリツトを
通して先縁を寸法設定装置22に当接せしめた
後、足踏みスイツチ21を押圧する。この動作で
制御ボツクス18内の動作シーケンス機構が働い
て、まずエアシリンダ12内にエアを送つて駆動
棒11を矢印A方向に移動させ、クランプ部材
9,10を回動させて押え部材7を木板3に押し
付けて木板をしつかりと当て板5上に固定せしめ
る。この動作が終了すると、鋸歯駆動機構14が
あらかじめセツトされた高さまで上昇した後、円
板状鋸歯8が高速回転を始める。円板状鋸歯8が
所定回転数に達すると、エアシリンダ14bにエ
アが送られて円板状鋸歯8はスリツト5a内を木
板3方向に移動して木板3に切り付ける。そして
モータ15が回転を始めると、鋸歯駆動機構14
がガイド支柱13に沿つて降化を始めるため、円
板状鋸歯8はスリツトに沿つて降下して木板3を
切断する。鋸歯駆動機構14が完全に降下し切つ
て円板状鋸歯8が木板3を切断すると、エアシリ
ンダ14bにエアが送られて円板状鋸歯8はスリ
ツト5a内に引込むとともに、回転を停止する。
円板状鋸歯8が停止すると、エアシリンダ12に
エアが送られて駆動棒11を矢印B方向に移動さ
せ、クランク部材9,10を回転させて押え部材
7を木板3から離し、1サイクルの動作シーケン
スは終了する。
次に前記従来の木材加工機械の鋸歯駆動機構1
4について、さらに詳細に説明する。
4について、さらに詳細に説明する。
第4図は該鋸歯駆動機構14の拡大斜視図であ
る。図において第1図乃至第3図と同一部分には
同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
る。図において第1図乃至第3図と同一部分には
同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
図中、23はモータ、26は円板状鋸歯8を回
転支持する駆動軸、26aは該駆動軸26を保護
する駆動軸カバー、27,27は該駆動軸カバー
26aの両端に固着され、且つモータ23の回転
軸と同軸的に配設されたシヤフト27aを支点と
して回動自在に装着されたアームである。尚、シ
ヤフト27aはキヤリア14aに枢着されている
ので、駆動軸26はキヤリア14a,14aがA
矢印方向に移動すれば、シヤフト27a,アーム
27,27、駆動軸カバー26aを介してB矢印
方向に移動するものである。27bは調整用ネジ
で、駆動軸26に生じたブレを調整するためのも
のである。28は共通ベースで、該共通ベース2
8は前記キヤリア14a,14aと一体化して配
設され、且つモータ23及び駆動軸26を支持す
ると共に、かかる共通ベース28を前記チエン1
6の一部に固着せしめてあるものである。従つて
円板状鋸歯8の上下動は、チエン16の回転動に
より、相関的に動作せしめるものである。29は
ベルトで、該ベルト29はモータ23の回転軸と
前記駆動軸26の一方端の各軸端に装着されたプ
ーリを介して輪掛されている。
転支持する駆動軸、26aは該駆動軸26を保護
する駆動軸カバー、27,27は該駆動軸カバー
26aの両端に固着され、且つモータ23の回転
軸と同軸的に配設されたシヤフト27aを支点と
して回動自在に装着されたアームである。尚、シ
ヤフト27aはキヤリア14aに枢着されている
ので、駆動軸26はキヤリア14a,14aがA
矢印方向に移動すれば、シヤフト27a,アーム
27,27、駆動軸カバー26aを介してB矢印
方向に移動するものである。27bは調整用ネジ
で、駆動軸26に生じたブレを調整するためのも
のである。28は共通ベースで、該共通ベース2
8は前記キヤリア14a,14aと一体化して配
設され、且つモータ23及び駆動軸26を支持す
ると共に、かかる共通ベース28を前記チエン1
6の一部に固着せしめてあるものである。従つて
円板状鋸歯8の上下動は、チエン16の回転動に
より、相関的に動作せしめるものである。29は
ベルトで、該ベルト29はモータ23の回転軸と
前記駆動軸26の一方端の各軸端に装着されたプ
ーリを介して輪掛されている。
かかる従来の鋸歯駆動機構14において、木板
3を切断する際、エアシリンダ14bにより駆動
軸26をモータ23の回転軸を中心として半円弧
状に押上げ、且つ該駆動軸26の一方端に装着さ
れた円板状鋸歯8の周縁を前記スリツト5a(第
3図参照)を介して外方に突出せしめる。しかる
後、チエン16を回転動させて該鋸歯駆動機構1
4を上下動せしめることにより、円板状鋸歯8を
前記木板3に押付けて木板3を切断するものであ
つた。
3を切断する際、エアシリンダ14bにより駆動
軸26をモータ23の回転軸を中心として半円弧
状に押上げ、且つ該駆動軸26の一方端に装着さ
れた円板状鋸歯8の周縁を前記スリツト5a(第
3図参照)を介して外方に突出せしめる。しかる
後、チエン16を回転動させて該鋸歯駆動機構1
4を上下動せしめることにより、円板状鋸歯8を
前記木板3に押付けて木板3を切断するものであ
つた。
しかしながら、かかる従来の鋸歯駆動機構14
による木板3の切断において、モータ23の回転
動力を駆動軸26を介して円板状鋸歯8に伝達す
るという間接的な動力伝達機構を有していたた
め、該駆動軸26をエアシリンダ14bにより半
円弧運動せしめる際等、駆動軸26に微少なブレ
を生じ易かつた。このため、ベルト29は片減り
を生じるので、長期耐久性を維持できないばかり
か、前記駆動軸26のブレを一層増長するため、
円板状鋸歯8を木板3面に対して垂直に入歯せし
めることができなかつた。従つて木板3の正確な
切断ができず、しかも前記ブレを修正するため、
駆動軸26の微調整(調整用ネジ27bにより行
なわれる。)を何度も行なわなければならず、作
業時間が長くなり極めて非効率であつた。
による木板3の切断において、モータ23の回転
動力を駆動軸26を介して円板状鋸歯8に伝達す
るという間接的な動力伝達機構を有していたた
め、該駆動軸26をエアシリンダ14bにより半
円弧運動せしめる際等、駆動軸26に微少なブレ
を生じ易かつた。このため、ベルト29は片減り
を生じるので、長期耐久性を維持できないばかり
か、前記駆動軸26のブレを一層増長するため、
円板状鋸歯8を木板3面に対して垂直に入歯せし
めることができなかつた。従つて木板3の正確な
切断ができず、しかも前記ブレを修正するため、
駆動軸26の微調整(調整用ネジ27bにより行
なわれる。)を何度も行なわなければならず、作
業時間が長くなり極めて非効率であつた。
第5図乃至第9図は、いずれも本考案に係る木
材加工機械の鋸歯駆動機構を示すもので、第5図
は同一部切欠正面図、第6図は同側面図、第7図
はモータと第1アームムを一体化せしめる状態を
示す側面図、第8図はモータを固定する機構を示
す正面図、第9図は本考案に係る鋸歯駆動機構1
4の斜視図である。
材加工機械の鋸歯駆動機構を示すもので、第5図
は同一部切欠正面図、第6図は同側面図、第7図
はモータと第1アームムを一体化せしめる状態を
示す側面図、第8図はモータを固定する機構を示
す正面図、第9図は本考案に係る鋸歯駆動機構1
4の斜視図である。
尚、第1図乃至第4図と同一部分には同一符号
を付し、その詳細な説明は省略する。
を付し、その詳細な説明は省略する。
先づ、第5図に示すとおり、本考案に係る鋸歯
駆動機構14においては、円板状鋸歯8を直接モ
ータ23の回転軸に装着せしめてなり、前記駆動
軸26及び駆動軸カバ26a(第4図参照)を配
設せしめていないものである。
駆動機構14においては、円板状鋸歯8を直接モ
ータ23の回転軸に装着せしめてなり、前記駆動
軸26及び駆動軸カバ26a(第4図参照)を配
設せしめていないものである。
図中、23aはモータの回転軸、23a1は該モ
ータ23の側壁部より突出せしめた第2アーム
で、該第2アーム23a1の端部をモータ回転軸と
同一方向に、突出せしめて枢着軸23a2を形成せ
しめている。23bは前記モータ23と一体化も
してなる略逆ラケツト状の第1アームで、前記第
2アーム23a1と同一方向に突出せしめられると
共に該第1アームの柄部23b1の端部をモータ回転
軸と同一方向に突出せしめて枢着軸23b2を形成
せしめている。尚、これら枢着軸23a2,23b2
は、各々前記キヤリア14a,14aに配設せし
めた枢着部25,25に形成した係合孔25b,
25bに抜差可能に且つ回動自在に嵌合せしめら
れている。これにより、モータ23は、枢着軸2
3a2,23b2を中心として、半円弧状に回動自在
に支持せしめられる。23b3は該第1アーム23b
のガツト部である。25a,25a,25a,2
5aはストツパネジであり、該ストツパネジによ
り前記枢着軸23a2,23b2を適度に締付けてモ
ータ23を支持するためのものである。23e,
23e,23e,23eはネジで、該ネジをワツ
シヤーを介して、前記第1アーム23bのガツト
部23b3に形成せしめた細長状の調整穴23f,
23f,23f,23f(第6図参照)に嵌合せ
しめると共に、モータ23の端部に形成した溝部
23h,23h,23h,23h(第7図参照)
に螺合せしめるものである。ところで細長状の調
整穴23f,23f,23f,23fは、モータ
回転軸23aを中心とする同心円(第6図破線参
照)に対して同一方向に傾きをもたせてある。こ
のため、かかる傾きはモータ23を微動せしめる
際、該細長状の調整穴に沿つて前記ネジ23e,
23e,23e,23eが移動可能となり、モー
タ23はモータ回転軸23aを中心として略円錘
状に微動せしめられる。従つて常に円板状鋸歯8
を木板3面に対して垂直に入歯できるように調整
することができるものである。23cはモータ2
3の側壁部に突設せしめた調整片で該調整片23
cの端部を前記第1アーム23bの柄部23b1に
形成せしめた窓23g(第6図参照)に対向して
嵌合せしめられている。該調整片23cは、予め
操作者の手によりモータ23を微動せしめて円板
状鋸歯8を木板3面に対して垂直になるように設
定後、2本のストツパネジ23d,23dにより
挾持される。これにより該モータ23を固定する
ものである。
ータ23の側壁部より突出せしめた第2アーム
で、該第2アーム23a1の端部をモータ回転軸と
同一方向に、突出せしめて枢着軸23a2を形成せ
しめている。23bは前記モータ23と一体化も
してなる略逆ラケツト状の第1アームで、前記第
2アーム23a1と同一方向に突出せしめられると
共に該第1アームの柄部23b1の端部をモータ回転
軸と同一方向に突出せしめて枢着軸23b2を形成
せしめている。尚、これら枢着軸23a2,23b2
は、各々前記キヤリア14a,14aに配設せし
めた枢着部25,25に形成した係合孔25b,
25bに抜差可能に且つ回動自在に嵌合せしめら
れている。これにより、モータ23は、枢着軸2
3a2,23b2を中心として、半円弧状に回動自在
に支持せしめられる。23b3は該第1アーム23b
のガツト部である。25a,25a,25a,2
5aはストツパネジであり、該ストツパネジによ
り前記枢着軸23a2,23b2を適度に締付けてモ
ータ23を支持するためのものである。23e,
23e,23e,23eはネジで、該ネジをワツ
シヤーを介して、前記第1アーム23bのガツト
部23b3に形成せしめた細長状の調整穴23f,
23f,23f,23f(第6図参照)に嵌合せ
しめると共に、モータ23の端部に形成した溝部
23h,23h,23h,23h(第7図参照)
に螺合せしめるものである。ところで細長状の調
整穴23f,23f,23f,23fは、モータ
回転軸23aを中心とする同心円(第6図破線参
照)に対して同一方向に傾きをもたせてある。こ
のため、かかる傾きはモータ23を微動せしめる
際、該細長状の調整穴に沿つて前記ネジ23e,
23e,23e,23eが移動可能となり、モー
タ23はモータ回転軸23aを中心として略円錘
状に微動せしめられる。従つて常に円板状鋸歯8
を木板3面に対して垂直に入歯できるように調整
することができるものである。23cはモータ2
3の側壁部に突設せしめた調整片で該調整片23
cの端部を前記第1アーム23bの柄部23b1に
形成せしめた窓23g(第6図参照)に対向して
嵌合せしめられている。該調整片23cは、予め
操作者の手によりモータ23を微動せしめて円板
状鋸歯8を木板3面に対して垂直になるように設
定後、2本のストツパネジ23d,23dにより
挾持される。これにより該モータ23を固定する
ものである。
次に本考案に係る鋸歯駆動機構14を使用する
動作について第5図乃至第9図を用いて説明す
る。
動作について第5図乃至第9図を用いて説明す
る。
先づ、第7図に明らかなとおり、第1アーム2
3bのガツト部23b3をモータ23の端部に対向
せしめると共に、該ガツト部23b3に形成せしめ
た細長状の調整穴23f,23f,23f,23
fをモータの端部に形成した溝部23h,23
h,23h,23hに対向せしめ、且つ調整片2
3cの端部を第1アーム23bの窓23gに捜通
せしめながら当接する。しかる後、ネジ23e,
23e,23e,23eをワツシヤを介して前記
4個の調整穴に嵌合せしめ、且つモータ23の溝
部に各々螺合せしめることにより第1アーム23
bとモータ23を一体化せしめる。次に第5図に
示すとおり前記第2アーム23a1の枢着軸23a2
及び第1アーム23bの枢着軸23b2を各々キヤ
リア14a,14aに装着した枢着部25,25
の係合孔25b,25bに係合せしめる。さらに
モータ23の回転軸23aに円板状鋸歯8を装着
すると共に前記エアシリンダ14bを該モータ2
3の側壁部に連結せしめる。しかる後、前記円板
状鋸歯8を木板3面の所望の切断線に対して垂直
に入歯できるよう設定せしめる為、モータ23の
側壁部を操作者の手で把持しながら、該モータ2
3をC矢印方向に微動せしめる。この時、ネジ2
3e,23e,23e,23eは、前記第1アー
ム23bに形成した細長状の調整穴23f,23
f,23f,23f内を摺動すると共に、調整片
23cの端部は、第1アーム23bの窓23g内
を摺動する。かかる微調整により円板状鋸歯8を
前記木板3面に対して垂直に入歯せしめるように
設定せしめた後、第8図に示すとおり、第1アー
ム23bの柄部23b1の側部に設けたストッパネ
ジ23d,23dにより、調整片23cの端部を
挾持せしめる。これにより、モータ23を固定さ
せ、円板状鋸歯8を最適位置に回転支持せしめる
ことができる。
3bのガツト部23b3をモータ23の端部に対向
せしめると共に、該ガツト部23b3に形成せしめ
た細長状の調整穴23f,23f,23f,23
fをモータの端部に形成した溝部23h,23
h,23h,23hに対向せしめ、且つ調整片2
3cの端部を第1アーム23bの窓23gに捜通
せしめながら当接する。しかる後、ネジ23e,
23e,23e,23eをワツシヤを介して前記
4個の調整穴に嵌合せしめ、且つモータ23の溝
部に各々螺合せしめることにより第1アーム23
bとモータ23を一体化せしめる。次に第5図に
示すとおり前記第2アーム23a1の枢着軸23a2
及び第1アーム23bの枢着軸23b2を各々キヤ
リア14a,14aに装着した枢着部25,25
の係合孔25b,25bに係合せしめる。さらに
モータ23の回転軸23aに円板状鋸歯8を装着
すると共に前記エアシリンダ14bを該モータ2
3の側壁部に連結せしめる。しかる後、前記円板
状鋸歯8を木板3面の所望の切断線に対して垂直
に入歯できるよう設定せしめる為、モータ23の
側壁部を操作者の手で把持しながら、該モータ2
3をC矢印方向に微動せしめる。この時、ネジ2
3e,23e,23e,23eは、前記第1アー
ム23bに形成した細長状の調整穴23f,23
f,23f,23f内を摺動すると共に、調整片
23cの端部は、第1アーム23bの窓23g内
を摺動する。かかる微調整により円板状鋸歯8を
前記木板3面に対して垂直に入歯せしめるように
設定せしめた後、第8図に示すとおり、第1アー
ム23bの柄部23b1の側部に設けたストッパネ
ジ23d,23dにより、調整片23cの端部を
挾持せしめる。これにより、モータ23を固定さ
せ、円板状鋸歯8を最適位置に回転支持せしめる
ことができる。
以上、詳細に説明したとおり、本考案に係る鋸
歯駆動機構は、円板状鋸歯をモータ回転軸に直接
装着せしめられるので、構造が簡単で且つ操作が
容易であるばかりか、前記駆動軸や駆動軸カバ
ー、ブーリ等を配設する必要がなく、大幅なコス
ト削減を図ることができ、さらに前記細長状の調
整穴を有する第1アームを、ネジによりモータと
一体化せしめ、且つ該モータの端部を第1アーム
のガツト部に対して移動可能に配設せしめたの
で、該モータを操作者の手により簡単に微動調整
することができる。しかも該木板の誤切断等によ
る修正作業を無くせるので、作業時間を短縮する
ことができ、且つ操作者の疲労を減少できる等多
大な効果を有するものである。
歯駆動機構は、円板状鋸歯をモータ回転軸に直接
装着せしめられるので、構造が簡単で且つ操作が
容易であるばかりか、前記駆動軸や駆動軸カバ
ー、ブーリ等を配設する必要がなく、大幅なコス
ト削減を図ることができ、さらに前記細長状の調
整穴を有する第1アームを、ネジによりモータと
一体化せしめ、且つ該モータの端部を第1アーム
のガツト部に対して移動可能に配設せしめたの
で、該モータを操作者の手により簡単に微動調整
することができる。しかも該木板の誤切断等によ
る修正作業を無くせるので、作業時間を短縮する
ことができ、且つ操作者の疲労を減少できる等多
大な効果を有するものである。
尚、前記モータ23の背部に螺合せしめたネジ
と該ネジを許容する細長状の調整穴は、本実施例
において各々4個例示してあるが、これに限らず
1個でも又は他の複数個であつても、本考案に係
る効果を発揮できるのはいうまでもない。
と該ネジを許容する細長状の調整穴は、本実施例
において各々4個例示してあるが、これに限らず
1個でも又は他の複数個であつても、本考案に係
る効果を発揮できるのはいうまでもない。
第1図は立型鋸盤の斜視図、第2図は同側面
図、第3図は部分拡大斜視図、第4図は従来の鋸
歯駆動機構の斜視図、第5図乃至第9図はいずれ
も本考案に係る鋸歯駆動機構を示す図で、第5図
は同一切欠正面図、第6図は同側面図、第7図は
モータと第1アームを一体化せしめる状態を示す
側面図、第8図はモータを固定する機構を示す正
面図、第9図は同斜視図である。 1……基台、2……定盤、3……木板、4……
主柱、5……当て板、8……円板状鋸歯、13…
…ガイド支柱、14……鋸歯駆動機構、14a…
…キヤリア、14b……エアシリンダ、16……
チエン、18……制御ボツクス、19,20……
フレキシブルダクト、23……モータ、23a1…
…第2アーム、23b……第1アーム、23c…
…調整片、23e……ネジ、23f……調整穴、
23g……窓、25……枢着部、26……駆動
軸、26a……駆動軸カバー、27,27……ア
ーム、28……共通ベース、29……ベルト。
図、第3図は部分拡大斜視図、第4図は従来の鋸
歯駆動機構の斜視図、第5図乃至第9図はいずれ
も本考案に係る鋸歯駆動機構を示す図で、第5図
は同一切欠正面図、第6図は同側面図、第7図は
モータと第1アームを一体化せしめる状態を示す
側面図、第8図はモータを固定する機構を示す正
面図、第9図は同斜視図である。 1……基台、2……定盤、3……木板、4……
主柱、5……当て板、8……円板状鋸歯、13…
…ガイド支柱、14……鋸歯駆動機構、14a…
…キヤリア、14b……エアシリンダ、16……
チエン、18……制御ボツクス、19,20……
フレキシブルダクト、23……モータ、23a1…
…第2アーム、23b……第1アーム、23c…
…調整片、23e……ネジ、23f……調整穴、
23g……窓、25……枢着部、26……駆動
軸、26a……駆動軸カバー、27,27……ア
ーム、28……共通ベース、29……ベルト。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ほぼ平行に配設した第1と第2のアームの一
方端には鋸歯を回転させるモータの回転軸の軸
方向と同一方向に突出した枢着軸を設け、これ
らアームの枢着軸をキヤリアの枢着部に枢着
し、且つ枢着部に対して枢着軸がその軸方向に
抜差可能とせしめ、第1アームの他方端には鋸
歯を回転させるモータを固定せしめると共に、
第2アームの他方端には細長状の調整穴を設
け、モータの端部は第2のアームの他方端に対
して移動可能であり、且つ前記調整穴に挿通せ
しめた調整ねじにより第2アームの他方端に固
定せしめたことを特徴とする木材加工機械の鋸
歯駆動機構。 (2) 第2のアームに窓を設けると共に、モータか
ら調整片を突設せしめ該調整片の端部を該窓に
挿通せしめ、該アームに螺合せしめてそれらの
先端を窓内に位置せしめた2本のストツパネジ
により該調整片の端部を挾持せしめたことを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
木材加工機械の鋸歯円板駆動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1325782U JPS58115301U (ja) | 1982-02-02 | 1982-02-02 | 木材加工機械の鋸歯駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1325782U JPS58115301U (ja) | 1982-02-02 | 1982-02-02 | 木材加工機械の鋸歯駆動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58115301U JPS58115301U (ja) | 1983-08-06 |
JPS6126001Y2 true JPS6126001Y2 (ja) | 1986-08-05 |
Family
ID=30025781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1325782U Granted JPS58115301U (ja) | 1982-02-02 | 1982-02-02 | 木材加工機械の鋸歯駆動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58115301U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105599061A (zh) * | 2015-12-02 | 2016-05-25 | 吕萍华 | 一种木材快速切割装置 |
-
1982
- 1982-02-02 JP JP1325782U patent/JPS58115301U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105599061A (zh) * | 2015-12-02 | 2016-05-25 | 吕萍华 | 一种木材快速切割装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58115301U (ja) | 1983-08-06 |
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