JP3745065B2 - 角パイプの開先加工機 - Google Patents

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JP3745065B2 JP01892097A JP1892097A JP3745065B2 JP 3745065 B2 JP3745065 B2 JP 3745065B2 JP 01892097 A JP01892097 A JP 01892097A JP 1892097 A JP1892097 A JP 1892097A JP 3745065 B2 JP3745065 B2 JP 3745065B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、角パイプの先端面に溶接用の開先を加工する角パイプの開先加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】
これに関連する従来の開先加工機が特開平7−214413号公報に記載されており、その概略図が図7に示されている。
前記開先加工機1は、四角パイプwの先端面に溶接用の開先を加工する機械であり、ワークである四角パイプwを所定位置でZ軸に平行(水平)に保持する支持機構(図示されていない)を備えている。また、開先加工機1は、四角パイプwの先端面を囲む形状に製作された装置架台3を備えており、その装置架台3の上下側面に一対のX軸レール5が固定されている。そして、前記X軸レール5に第1横行架台6aと第2横行架台6bとがそのX軸レール5に倣って移動できるように係合されている。また、前記装置架台3には第1横行架台6a及び第2横行架台6bをそれぞれX軸方向に移動させるための第1横行シリンダ6c及び第2横行シリンダ6dが取付けられている。
【0003】
前記第1横行架台6aと第2横行架台6bとの対向する側面には、それぞれ縦にY軸レール7が固定されている。そして、第1横行架台6aのY軸レール7及び第2横行架台6bのY軸レール7に第1昇降架台8a、第2昇降架台8bがそれぞれ昇降可能な状態で係合されている。また、第1横行架台6aには第1昇降架台8aの昇降に使用される第1昇降シリンダ8cが取付けられており、第2横行架台6bには第2昇降架台8bの昇降に使用される第2昇降シリンダ8dが取付けられている。
さらに、前記第1昇降架台8aと第2昇降架台8bとには、四角パイプwの開先を加工する第1カッター4aと第2カッター4bとがそれぞれ所定位置に装着されている。
【0004】
前記開先加工機1で四角パイプwの先端面の開先を加工するには、第1カッター4aを回転させながら第1横行架台6a又は第1昇降架台8aを移動させて、その第1カッター4aを四角パイプwの先端面の上辺及び右側辺に倣って移動させる。また、同時に第2カッター4bを回転させながら第2横行架台6b又は第2昇降架台8bを移動させて、その第2カッター4bを四角パイプwの先端面の左側辺及び下辺に倣って移動させる。これによって、四角パイプwの先端面の全周にわたって開先加工を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記した前記開先加工機1では、四角パイプwの右側辺及び左側辺の開先加工を行うときには、第1横行架台6aを右限位置、第2横行架台6bを左限位置に保持しておく必要がある。また、四角パイプwの上辺及び下辺の開先加工を行うときには、第1カッター4a、第2カッター4bを予め決められた高さに保持した状態で、第1横行架台6a及び第2カッター4bを端から中央まで移動させなければならない。即ち、四角パイプwの両側にその四角パイプwの幅とほぼ等しい長さだけ第1横行架台6a及び第2カッター4bを移動させるためのスペースが必要となる。このため、前記開先加工機1が大型化するという問題がある。
また、二台のカッター4a,4bで四角パイプwの四辺を開先加工するため、加工時間が長くなる。
【0006】
本発明は、開先加工機のそれぞれのカッターを回転させる回転源を一台にまとめられるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、複数の開先加工用カッターと、前記開先加工用カッターを移動させるカッター移動機構とを備え、前記角パイプの先端面に溶接用の開先を加工する角パイプの開先加工機であって、前記開先加工用カッターと一体で移動し、その開先加工用カッターに回転力を伝達するカッター用回転体と、定位置に位置決めされた回転源と、前記回転源とカッター用回転体との間、及び各々のカッター用回転体との間に設けられた中間回転体と、前記カッター用回転体及び中間回転体を支持するとともに、それらの回転体の位置で関節状に折り曲がる構造であり、前記回転源の位置で端部が位置決めされているリンク機構と、前記回転源の回転力を中間回転体を介してカッター用回転体に伝達し、さらに前記カッター用回転体の回転力を別の中間回転体を介して別のカッター用回転体に伝達する伝達部材とを有することを特徴とする。
請求項1の発明によると、回転源の回転力は伝達部材によって中間回転体に伝わり、その中間回転体からカッター用回転体に伝達される。また、そのカッター用回転体の回転力は別の中間回転体から別のカッター用回転体に伝達される。即ち、一台の回転源でそれぞれのカッター用回転体を回転させることができる。
また、それぞれのカッター用回転体及び中間回転体はリンク機構の関節部分に装着されているため、カッター用回転体間の直線距離、即ち、開先加工用カッター間の直線距離を自由に変化させることができる。このため、開先加工用カッターが角パイプの各辺に倣って移動する際にリンク機構や伝達部材等がそれらの開先加工用カッター等の動きを妨げることはない。さらに、カッター用回転体間の直線距離が変化してもカッター用回転体と中間回転体との間の距離は一定に保持されるため、伝達部材は良好に回転力を伝達できる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載された角パイプの開先加工機であって、前記開先加工用カッターは、前記角パイプの先端面の辺の数と等しい台数だけ設けられており、前記カッター移動機構は、前記開先加工用カッターを前記角パイプのそれぞれの辺に倣って移動させる構成であることを特徴とする。
本発明によると、開先加工用カッターは角パイプの先端面の数と等しい台数だけ設けられているため、開先を加工する際にそれらの開先加工用カッターを角パイプのそれぞれの辺に倣って直線運動させれば良い。このため、開先加工カッターの移動制御が容易になる。また、角パイプの先端面の全ての辺を同時に加工できるため、開先加工の加工時間が短縮化される。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載された角パイプの開先加工機であって、前記カッター移動機構はボールネジ&ナットの作用を利用して開先加工用カッターを移動させる構造であり、さらに、それぞれの開先加工用カッターを移動させるボールネジは、互いに回転伝達が可能な状態で連結されていることを特徴とする。
本発明によると、カッター移動機構のボールネジは互いに回転伝達が可能な状態で連結されているため、一台の駆動源で全てのボールネジを回転させることができる。即ち、一台の駆動源でそれぞれの開先加工用カッターを角パイプの各々の辺に倣って移動させることができる。したがって、カッター移動機構をさらにコンパクト化できるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
〔第一の実施の形態〕
以下、図1〜図4に基づいて本発明の第一の実施の形態に係る角パイプの開先加工機の説明を行う。ここで、図1は本実施の形態に係る角パイプの開先加工機の要部を表す図面であり、図3のI-I 矢視図を表している。また、図2は図1のII-II 矢視図であり、図3は本実施の形態に係る角パイプの開先加工機の全体側面図である。なお、角パイプの開先加工機の幅方向をX軸方向、高さ方向をY軸方向、ワークである角パイプの送り方向をZ軸方向として以後の説明を行う。
前記角パイプの開先加工機10は、四角パイプw(図4参照)の先端面に溶接用の開先wkを加工するための機械であり、図3に示されるように、その四角パイプwを開先加工部20まで水平に縦送りする搬入部12と、開先の加工が終了した四角パイプwを開先加工部20から搬出するための搬出部14とを備えている。
【0011】
前記搬入部12は、開先加工部20の前方に設置されており、搬送架台12kとその搬送架台12k上に設置された複数の送りローラ12rとを備えている。前記送りローラ12rは最短の四角パイプwを縦搬送できるだけの間隔をおいてZ軸方向に位置決めされており、さらに、それらの送りローラ12rの両側には四角パイプwをガイドするサイドローラ12sが設置されている。これにより、四角パイプwはZ軸に平行に保持された状態で開先加工部20まで搬送される。
【0012】
また、開先加工部20の直近に位置する送りローラ12rの真上には、四角パイプwを上方から押圧するクランプシリンダ12yが設置されている。そして、前記クランプシリンダ12yが動作することにより、四角パイプwはそのクランプシリンダ12yの押圧片12pと送りローラ12rとの間に挟まれてクランプされる。
前記搬出部14は、開先加工部20の後方に設置されており、前記搬入部12と同様に搬送架台14k上に設置された複数の搬送ローラ14rとサイドローラ14sとを備えている。
【0013】
また、前記開先加工部20の前面には搬入部12の送りローラ12rによって搬送されてきた四角パイプwの先端面をZ軸方向において位置決めするためのストッパー15が設置されている。前記ストッパー15は、図2に示されるように、四角パイプwの先端面に当接する側面L型の当接片15sと、その当接片15sをストッパー位置と待機位置との間で昇降させる昇降シリンダ15yとから構成されている。
【0014】
前記開先加工部20は、四角パイプwの先端面の各辺を同時に開先加工するための部分であり、図1、図2に示されるように、装置架台21上に衝立状の工具支持板22を備えている。前記工具支持板22は前板22fと一対の側板22sとから構成されており、前記前板22fのほぼ中央に四角パイプwが通される角形開口22hが形成されている。
前記前板22fの内側には、図1に示されるように、四台の開先加工用カッター31,32,33,34をそれぞれX,Y軸方向に移動させる四セットのカッター移動機構40,50,60,70が設置されている。
【0015】
第1開先加工用カッター31は第1カッター移動機構40が動作することにより、角形開口22hの下辺に倣って左右(X軸方向)に移動でき、四角パイプwの先端面の下辺を開先加工する。また、第2開先加工用カッター32は第2カッター移動機構50が動作することにより、角形開口22hの左辺に倣って上下(Y軸方向)に移動でき、四角パイプwの先端面の左辺を開先加工する。さらに、第3開先加工用カッター33は第3カッター移動機構60が動作することにより、角形開口22hの上辺に倣って左右(X軸方向)に移動でき、四角パイプwの先端面の上辺を開先加工する。また、第4開先加工用カッター34は第4カッター移動機構70が動作することにより、角形開口22hの右辺に倣って上下(Y軸方向)に移動でき、四角パイプwの先端面の右辺を開先加工する。
即ち、第1カッター移動機構40、第2カッター移動機構50、第3カッター移動機構60及び第4カッター移動機構70が同時に動作することにより、角形開口22hの四辺の空間を第2開先加工用カッター32、第4開先加工用カッター34は上下、第1開先加工用カッター31、第3開先加工用カッター33は左右に移動して、四角パイプwの先端面の四辺を開先加工する。
【0016】
ここで、第1カッター移動機構40と第4カッター移動機構70とが等しい構造であり、また第2カッター移動機構50と第3カッター移動機構60とが等しい構造であるため、代表して第1カッター移動機構40と第3カッター移動機構60とを説明する。なお、図2は、第1カッター移動機構40と第3カッター移動機構60の側面を表しており、第2カッター移動機構50と第4カッター移動機構70は省略している。
第1カッター移動機構40は、細長い略角形の基礎ブロック42(図1参照)を備えており、その基礎ブロック42が角形開口22hの下辺に沿った状態で前板22fの裏面に固定されている。また、前記基礎ブロック42の両端にはボールネジ44をX軸に平行に保持するとともに、そのボールネジ44を回転自在に支持するための軸受け43が固定されている。なお、図1には右側に軸受け43のみが表されており、左側に軸受け43は省略されている。
【0017】
さらに、前記基礎ブロック42にはボールネジ44を回転させるためのサーボモータ44mや、そのボールネジ44の回転角度を測定するためのエンコーダ(図示されていない)が取付けられている。
また、前記基礎ブロック42の上面には、図2に示されるように、X軸レール45が固定されており、そのX軸レール45に摺動子45sがX軸方向に摺動可能な状態で係合されている。さらに、前記摺動子45sには第1開先加工用カッター31を支持する第1カッター用ブロック46が固定されている。
【0018】
前記第1カッター用ブロック46には所定の位置にナット46nが固定されており(図2参照)、そのナット46nに前記ボールネジ44が螺合されている。このため、サーボモータ44mによってボールネジ44が予め決められた角度だけ回転させられると、第1カッター用ブロック46はボールネジ&ナットの作用によりX軸レール45に倣って予め決められた距離だけ移動する。
前記第1カッター用ブロック46にはZ軸に対して平行に軸受け46jが形成されており、その軸受け46jにカッター回転軸47が回転可能な状態で支持されている。そして、そのカッター回転軸47の先端に第1開先加工用カッター31をクランプするカッターホルダー47hが取付けられている。また、前記カッター回転軸47の基端部にはプーリ47pが固定されている。
【0019】
さらに、前記第1カッター用ブロック46の裏側には、第1カッター用モータ48が取付けられており、その第1カッター用モータ48のプーリ48pとカッター回転軸47のプーリ47pとに駆動ベルト49が掛けられている。この構造により、前記第1カッター用モータ48が起動されると、その回転力が駆動ベルト49、回転軸47等を介して第1開先加工用カッター31に伝達され、その第1開先加工用カッター31は回転する。なお、第1開先加工用カッター31はカッターホルダー47hに装着された状態で、前板22fの角形開口22hから所定寸法だけ前方に突出している。
【0020】
第3カッター移動機構60は、図1に示されるように、第1カッター移動機構40の基礎ブロック42より幅広の基礎ブロック62を備えている。前記基礎ブロック62は、前板22fの角形開口22hの上辺に平行になるように位置決めされており、その基礎ブロック62の裏面に一対の摺動子62yが縦に固定されている(図2参照)。そして、それらの摺動子62yが前板22fの裏側に固定されたY軸レール22yと係合する。また、前板22fには高さ調整用のボルト22bが支持材22aによって回転自在に支持されており(図1参照)、そのボルト22bのネジ部が前記基礎ブロック62に固定されたナット62nに螺合される。これによって、前記ボルト22bを回転させることにより、基礎ブロック62をボルト22bの回転角度に応じた量だけY軸レール22yに倣って昇降させることができる。
【0021】
さらに、前記前板22fには、前記基礎ブロック62の昇降量を把握するための目盛り22mが所定位置に取付けられており、さらに、その基礎ブロック62を位置決めした後、基礎ブロック62をその位置に保持するためのロック機構22rが設けられている。
また、前記基礎ブロック62の両端部にはボールネジ64をX軸に平行に保持するとともに、そのボールネジ64を回転自在に支持するための軸受け63が固定されており、さらに、その基礎ブロック62にはボールネジ64を回転させるためのサーボモータ64mや、そのボールネジ64の回転角度を測定するためのエンコーダ(図示されていない)が取付けられている。
【0022】
また、前記基礎ブロック62の上面には、図2に示されるように、X軸レール65が固定されており、そのX軸レール65に摺動子65sがX軸方向に摺動可能な状態で係合されている。さらに、前記摺動子65sには第3開先加工用カッター33を支持する第3カッター用ブロック66が固定されている。前記第3カッター用ブロック66には所定の位置にナット66nが固定されており(図2参照)、そのナット66nに前記ボールネジ64が螺合されている。このため、前記サーボモータ64mによってボールネジ64が予め決められた角度だけ回転させられると、第3カッター用ブロック66はボールネジ&ナットの作用によりX軸レール65に倣って予め決められた距離だけ移動する。
【0023】
前記第3カッター用ブロック66にはZ軸に対して平行に軸受け66jが形成されており、その軸受け66jにカッター回転軸67が回転可能な状態で支持されている。そして、そのカッター回転軸67の先端に第3開先加工用カッター33をクランプするカッターホルダー67hが取付けられている。また、前記カッター回転軸67の基端部にはプーリ67pが固定されている。
さらに、前記第3カッター用ブロック66の裏側には、第3カッター用モータ68が取付けられており、その第3カッター用モータ68のプーリ68pとカッター回転軸67のプーリ67pとに駆動ベルト69が掛けられている。この構造により、前記第3カッター用モータ68が起動されると、その回転力が駆動ベルト69、回転軸67等を介して第3開先加工用カッター33に伝達され、その第3開先加工用カッター33は回転する。
【0024】
次に、本実施の形態に係る角パイプの開先加工機10の動作を説明する(図3参照)。
先ず、開先加工部20の前面に位置するストッパー15の昇降シリンダ15yを作動させて、当接片15sをストッパー位置に保持する。この状態で、四角パイプwを搬入部12の送りローラ12rによってストッパー15の当接片15sの位置まで搬送する。そして、図2に示されるように、四角パイプwの先端面を当接片15sに当接させた状態で、クランプシリンダ12yを作動させて四角パイプwをクランプする。このとき、四角パイプwは、図1に示されるように、サイズの如何に関わらず左下角Sがサイドローラ12sによって常に定位置に保持される。
【0025】
そして、四角パイプwの位置決めが完了した状態で、ストッパー15の当接片15sを待機位置まで戻す(図2 点線位置)。これによって、ストッパー15の当接片15sは第1開先加工用カッター31と干渉しなくなる。
次に、第2カッター移動機構50の基礎ブロック52を位置調整用のボルト22b及び目盛り22mを使用して四角パイプwのサイズに応じた位置まで移動させ、ロック機構22rでその位置に保持する。また、同様に、第3カッター移動機構60の基礎ブロック62を位置調整用のボルト22b及び目盛り22mを使用して四角パイプwのサイズに応じた位置まで移動させ、ロック機構22rでその位置に保持する。なお、四角パイプwの下辺と右辺とは四角パイプwのサイズの如何に関わらず定位置に保持されるため、第1カッター移動機構40の基礎ブロック42及び第4カッター移動機構70の基礎ブロック72は定位置に固定された状態で問題はない。
【0026】
このようにして第2カッター移動機構50及び第3カッター移動機構60の基礎ブロック52,62の位置決めが完了すると、カッター用モータ48,68等を起動させて第1〜第4開先加工用カッター31,32,33,34を回転させる。
次に、第1〜第4カッター移動機構40,50,60,70のサーボモータ44m,54m,64m,74mを駆動させて、ボールネジ&ナットの作用により第1開先加工用カッター31を右方向、第2開先加工用カッター32を下方向、第3開先加工用カッター33を左方向、第4開先加工用カッター34を上方向に等速で移動させる。
これによって、四角パイプwの先端面の下辺、左辺、上辺、右辺の開先加工を同時に実施できるようになる。また、第1〜第4開先加工用カッター31,32,33,34は全てが四角パイプwの辺に倣って反時計回りに等速で進むため、それらの開先加工用カッター31,32,33,34が互いに干渉することはない。このようにして、四角パイプwの開先加工が終了すると第1〜第4開先加工用カッター31,32,33,34は速やかに元の位置まで戻される。
【0027】
このように、本実施の形態に係る角パイプの開先加工機10によると、開先加工用カッター31,32,33,34は角パイプの先端面の辺の数だけ設けられているため、角パイプに開先を加工する場合にはそれらの開先加工用カッター31,32,33,34をそれぞれの辺に倣って直線運動させればよい。このため、従来のようにカッターを支持する架台を角パイプに対して接近させたり離したりする動作が必要なくなり、カッター移動機構40,50,60,70の設置スペースをコンパクトにできる。
また、角パイプwの先端面の全て辺を同時に加工できるため、開先加工の加工時間が短縮化される。
さらに、それぞれの開先加工用カッター31,32,33,34は角パイプwの一辺に倣って直線運動するだけであるため、開先加工用カッター31,32,33,34の移動制御も容易になる。
なお、本実施の形態においては四角形の角パイプの開先加工機を例に説明したがこれに限定されるわけではなく、本発明に係る角パイプの開先加工機は五角形や六角形の角パイプにも応用が可能である。
【0028】
〔第二の実施の形態〕
以下、図5、図6に基づいて本発明の第二の実施の形態に係る角パイプの開先加工機の説明を行う。ここで、図5は本実施の形態に係る角パイプの開先加工機の要部を表す図面であり、図3のI-I 矢視図を表している。また、図6は図5のVI-VI 矢視図を表している。
本実施の形態に係る角パイプの開先加工機100は、開先加工用カッター131,132,133,134を移動させるサーボモータ144mと、それらの開先加工用カッター131,132,133,134を回転させるカッター用モータ148とをそれぞれ一台にまとめることにより、装置のコンパクト化を図ったものである。
【0029】
工具支持板122の前板122fに形成された角形開口122h(図6参照)の周囲には、図5に示されるように、四本のボールネジ144がX軸、Y軸に平行になるように角形に配置されており、各々のボールネジ144の両端が四個の軸受け143によって回転自在に支持されている。また、角形開口122hの下辺側に配置されたボールネジ144(以下、第1ボールネジ144という)は右端がカップリング144cを介してサーボモータ144mの回転軸に連結されており、左端部にはカサ歯車144wが固定されている。
また、角形開口122hの左辺側に配置されたボールネジ144(以下、第2ボールネジ144という)は、上下端部にカサ歯車144wが固定されており、下側のカサ歯車144wが第1ボールネジ144のカサ歯車144wと噛合している。
【0030】
また、角形開口122hの上辺側に配置されたボールネジ144(以下、第3ボールネジ144という)は、左右端部にカサ歯車144wが固定されており、左側のカサ歯車144wが第2ボールネジ144の上側のカサ歯車144wと噛合している。
また、角形開口122hの右辺側に配置されたボールネジ144(以下、第4ボールネジ144という)は上端部にカサ歯車144wが固定されており、その上側のカサ歯車144wが第3ボールネジ144の右側のカサ歯車144wと噛合している。
この構造により、前記サーボモータ144mが起動されると第1〜第2ボールネジ144がカサ歯車144wの働きにより同時に等速で回転するようになる。しかしながら、第1、第3ボールネジ144と第2、第4ボールネジ144とはカサ歯車144wの作用により回転が逆になるため、ネジは逆向きに形成されている。
【0031】
さらに、前記角形開口122hの周囲には四本のレール145が第1〜第4ボールネジ144と平行に固定されている。ここで、第1ボールネジ144と平行に固定されたレール145を第1レール145、第2ボールネジ144と平行に固定されたレール145を第2レール145、第3ボールネジ144と平行に固定されたレール145を第3レール145、第4ボールネジ144と平行に固定されたレール145を第4レール145と呼ぶ。
【0032】
前記第1レール145には第1摺動子146s(図6参照)が摺動自在に係合されており、その第1摺動子146sに第1開先加工用カッター131を支持する第1カッター用ブロック146が取付けられている。さらに、前記第1カッター用ブロック146の中央にはナット146nが固定されておりそのナット146nに第1ボールネジ144が螺合される。
同様に、前記第2レール145には第2摺動子(図示されていない)が摺動自在に係合されており、その第2摺動子に第2開先加工用カッター132を支持する第2カッター用ブロック156が取付けられている。さらに、前記第2カッター用ブロック156の中央にはナット(図示されていない)が設けられておりそのナットに第2ボールネジ144が螺合される。
【0033】
また、前記第3レール145には第3摺動子166s(図6参照)が摺動自在に係合されており、その第3摺動子166sに第3開先加工用カッター133を支持する第3カッター用ブロック166が取付けられている。さらに、前記第3カッター用ブロック166の中央にはナット(図示されていない)が設けられておりそのナットに第3ボールネジ144が螺合される。
また、前記第4レール145には第4摺動子(図示されていない)が摺動自在に係合されており、その第4摺動子に第4開先加工用カッター134を支持する第4カッター用ブロック176が取付けられている。さらに、前記第4カッター用ブロック176の中央にはナット(図示されていない)が設けられておりそのナットに第4ボールネジ144が螺合される。
【0034】
この構造により、前記サーボモータ144mが起動されると第1〜第2ボールネジ144がカサ歯車144wの働きにより同時に等速で回転し、ボールネジ&ナットの作用により、第1カッター用ブロック146、第2カッター用ブロック156、第3カッター用ブロック166、第4カッター用ブロック176が各々のレール145に倣って移動する。なお、前述のように、第1、第3ボールネジ144と第2、第4ボールネジ144とは回転が逆になるがネジも逆向きに形成されているため、各々のカッター用ブロック146,156,166,176は等速で角形開口122hの辺に倣って同じ回り方向に進む。
【0035】
また、第1カッター用ブロック146には軸受け146j(図6参照)がZ軸に対して平行に形成されており、その軸受け146jに回転軸147が回転自在に支持されている。そして、前記回転軸147の先端に第1開先加工用カッター131をクランプするカッターホルダー147hが取付けられており、その回転軸147の基端部に二段プーリ147pが固定されている。したがって、前記二段プーリ147pが回転すると第1開先加工用カッター131も回転する。
同様に、第2カッター用ブロック156にも軸受け(図示されていない)がZ軸に対して平行に形成されており、その軸受けに回転軸が回転自在に支持されている。そして、前記回転軸の先端に第2開先加工用カッター132をクランプするカッターホルダーが取付けられており、その回転軸の基端部に二段プーリ157p(図5参照)が固定されている。したがって、前記二段プーリ157pが回転すると第2開先加工用カッター132も回転する。
【0036】
また、第3カッター用ブロック166にも軸受け166j(図6参照)がZ軸に対して平行に形成されており、その軸受け166jに回転軸167が回転自在に支持されている。そして、前記回転軸167の先端に第3開先加工用カッター133をクランプするカッターホルダー167hが取付けられており、その回転軸167の基端部に二段プーリ167pが固定されている。したがって、前記二段プーリ167pが回転すると第3開先加工用カッター133も回転する。
また、第4カッター用ブロック176にも軸受け(図示されていない)がZ軸に対して平行に形成されており、その軸受けに回転軸が回転自在に支持されている。そして、前記回転軸の先端に第4開先加工用カッター134をクランプするカッターホルダーが取付けられており、その回転軸の基端部に二段プーリ177pが固定されている。したがって、前記二段プーリ177pが回転すると第4開先加工用カッター134も回転する。
【0037】
さらに、第1〜第4カッター用ブロック146,156,166,176は、図5に示されるように、リンク機構180によって連結されている。
前記リンク機構180は、第1リンク片181、第2リンク片182、第3リンク片183、第4リンク片184、第5リンク片185、第6リンク片186、第7リンク片187、第8リンク片188から構成されており、第1リンク片181の基端部が装置架台121上に位置決めされた位置決めブロック190にZ軸回りに回動できる状態で連結されている。そして、前記位置決めブロック190と第1リンク片181との連結部位に二段プーリ191が同じくZ軸回りに回転できるように装着されている。
【0038】
また、前記第1リンク片181の先端部は第2リンク片182の基端部とZ軸回りに回動できるように連結されており、その第1リンク片181と第2リンク片182との連結部位に中間二段プーリ192が同じくZ軸回りに回転可能な状態で装着されている。
また、前記第2リンク片182の先端部は第1カッター用ブロック146の位置で第3リンク片183の基端部と連結されている。前記第2リンク片182及び第3リンク片183は第1カッター用ブロック146に対してZ軸回りに回動できるように連結されており、その回動中心は二段プーリ147pの回転中心と同軸になるように保持されている。
【0039】
前記第3リンク片183の先端部は第4リンク片184の基端部とZ軸回りに回動できるように連結されており、その第3リンク片183と第4リンク片184との連結部位に中間二段プーリ193が同じくZ軸回りに回転可能な状態で装着されている。
また、前記第4リンク片184の先端部は第2カッター用ブロック156の位置で第5リンク片185の基端部と連結されている。前記第4リンク片184及び第5リンク片185は第2カッター用ブロック156に対してZ軸回りに回動できるように連結されており、その回動中心は二段プーリ157pの回転中心と同軸になるように保持されている。
【0040】
前記第5リンク片185の先端部は第6リンク片186の基端部とZ軸回りに回動できる状態で連結されており、その第5リンク片185と第6リンク片186との連結部位に中間二段プーリ194が同じくZ軸回りに回転可能な状態で装着されている。
また、前記第6リンク片186の先端部は第3カッター用ブロック166の位置で第7リンク片187の基端部と連結されている。前記第6リンク片186及び第7リンク片187は第3カッター用ブロック166に対してZ軸回りに回動できるように連結されており、その回動中心は二段プーリ167pの回転中心と同軸になるように保持されている。
【0041】
前記第7リンク片187の先端部は第8リンク片188の基端部とZ軸回りに回動できるように連結されており、その第7リンク片187と第8リンク片188との連結部位に中間二段プーリ195が同じくZ軸回りに回転可能な状態で装着されている。
また、前記第8リンク片188の先端部はZ軸回りに回動できる状態で第4カッター用ブロック176に連結されており、その回動中心が二段プーリ177pの回転中心と同軸になるように保持されている。
【0042】
さらに、前記装置架台121上にはカッター用モータ148が設置されており、そのカッター用モータ148の回転力がベルト200によって前記二段プーリ191まで伝達されるようになっている。さらに、その二段プーリ191の回転力はベルト200によって中間二段プーリ192まで伝達され、その中間二段プーリ192からベルト200によって第1カッター用ブロック146の二段プーリ147pまで伝達される。
また、第1カッター用ブロック146の二段プーリ147pの回転力はベルト200によって中間二段プーリ193まで伝達され、その中間二段プーリ193からベルト200によって第2カッター用ブロック156の二段プーリ157pまで伝達される。
【0043】
さらに、第2カッター用ブロック156の二段プーリ157pの回転力はベルト200によって中間二段プーリ194まで伝達され、その中間二段プーリ194からベルト200によって第3カッター用ブロック166の二段プーリ167pまで伝達される。
そして、第3カッター用ブロック166の二段プーリ167pの回転力がベルト200によって中間二段プーリ195まで伝達され、その中間二段プーリ195からベルト200によって第4カッター用ブロック176の二段プーリ177pまで伝達される。
【0044】
即ち、前記カッター用モータ148が作動されるとベルトや中間二段プーリ、二段プーリの働きにより、第1開先加工用カッター131、第2開先加工用カッター132、第3開先加工用カッター133及び第4開先加工用カッター134が一斉に回転するようになる。
このように、前記カッター用モータ148、ベルト200及び二段プーリ191が本発明の回転源として機能する。また、二段プーリ147p,157p,167p,177pが本発明のカッター用回転体として、中間二段プーリ192,193,194,195が本発明の中間回転体として機能する。さらに、前記ベルト200が本発明の伝達部材として機能する。
【0045】
次に、本実施の形態に係る角パイプの開先加工機100の動作を説明する。なお、ワークである四角パイプwを開先加工機100にセットする手順については第一の実施の形態に係る角パイプの開先加工機10の場合と同じであるため、開先加工の手順のみを説明する。
先ず、四角パイプwのサイズに応じた第1〜第4開先加工用カッター131,132,133,134をカッターホルダーにセットしておく。ここで、四角パイプwのサイズが大きい場合には小径の開先加工用カッターを使用し、四角パイプwのサイズが小さい場合には大径の開先加工用カッターを使用する。また、開先加工用カッターのサイズを変えずに面取りの大きさを調整できるように、カッターホルダー147hと回転軸147(図6参照)との嵌め込み部を軸方向に変位させる調整ネジ147zを備えている。
このようにして、第1〜第4開先加工用カッター131,132,133,134の装着が完了すると、四角パイプwを基準位置にセットした後、カッター用モータ148を起動させる。これによって、上記したようにベルトや中間二段プーリ、二段プーリの働きにより第1〜第4開先加工用カッター131,132,133,134が一斉に回転する。
【0046】
次に、サーボモータ144mを駆動させて、ボールネジ&ナットの作用により第1カッター用ブロック146を右方向、第2カッター用ブロック156を下方向、第3カッター用ブロック166を左方向、第4カッター用ブロック176を上方向に等速で移動させる。これによって、各々のカッター用ブロック146,156,166,176に装着されている開先加工用カッター131,132,133,134が四角パイプwの各辺に倣って矢印方向に等速で移動し、その四角パイプwの開先加工が実施される。
【0047】
ここで、第1カッター用ブロック146と第2カッター用ブロック156とは第3リンク片183と第4リンク片184とを介して連結されいるため、両カッター用ブロック146,156との間の距離が変化しても第3リンク片183と第4リンク片184との曲がり角度が変化することで、その距離の変化を吸収できる。即ち、第3リンク片183と第4リンク片184とが、第1カッター用ブロック146と第2カッター用ブロック156との動きを妨げることはない。
一方、第1カッター用ブロック146の二段プーリ147pから中間二段プーリ193までの距離は一定であり、その中間二段プーリ193から第2カッター用ブロック156の二段プーリ157pまでの距離も一定である。このため、第1カッター用ブロック146と第2カッター用ブロック156とが移動することでプーリ間に掛けられたベルト200の張力が変化するような不都合はない。
【0048】
第2カッター用ブロック156と第3カッター用ブロック166とは第5リンク片185と第6リンク片186とを介して連結されており、第3カッター用ブロック166と第4カッター用ブロック176とは第7リンク片187と第8リンク片188とを介して連結されている。このため、第1カッター用ブロック146、第2カッター用ブロック156の場合と同様にリンク片185等がカッター用ブロック156等の動きを妨げることはない。また、プーリ間に掛けられたベルト200の張力が変化するような不都合もない。
【0049】
このように本実施の形態に係る角パイプの開先加工機100によると、一台のカッター用モータ148で第1〜第4開先加工用カッター131,132,133,134を回転させることができ、また、一台のサーボモータ144mで第1〜第4カッター用ブロック146,156,166,176を移動させることができるため、角パイプの開先加工機100をよりコンパクトにすることが可能となる。
なお、本実施の形態や第1の実施の形態では、開先加工用カッターを使用して開先加工をする例を示したが、開先加工用カッターの代わりに、図8(A)(B)に示されるように、切断用カッター31a,32a,33a,34aを使用することにより、角パイプwを速やかに切断することも可能となる。
【0050】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この本発明の実施の形態には請求の範囲に記載した技術的事項以外に次のような技術的事項を有するものであることを付記しておく。
(1) 請求項2に記載された角パイプの開先加工機において、
前記ボールネジは、カサ歯車により互いに回転伝達が可能な状態で連結されることを特徴とする角パイプの開先加工機。
(2) 請求項3に記載された角パイプの開先加工機において、
伝達部材はベルトであり、
カッター用回転体及び中間回転体は前記ベルトが掛けられるプーリであることを特徴とする角パイプの開先加工機。
【0051】
【発明の効果】
本発明によると、カッター移動機構の設置スペースをコンパクトにできるとともに、加工時間が短縮化され、さらに開先加工用カッターの制御も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る角パイプの開先加工機の要部を表す図面である。
【図2】図1のII-II 矢視図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態に係る角パイプの開先加工機の全体側面面である。
【図4】開先加工済の角パイプの側面図(A図)と、開先に溶接を施した角パイプの斜視図(B図)である。
【図5】本発明の第二の実施の形態に係る角パイプの開先加工機の要部を表す正面面である。
【図6】図5のVI-VI 矢視図である。
【図7】従来の角パイプの開先加工機を表す正面図である。
【図8】本発明に係る角パイプの開先加工機を角パイプ切断機として使用した場合の要部正面面及びB-B 矢視図である。
【符号の説明】
w 四角パイプ
31 第1開先加工用カッター
32 第2開先加工用カッター
33 第3開先加工用カッター
34 第4開先加工用カッター
40 第1カッター移動機構
50 第2カッター移動機構
60 第3カッター移動機構
70 第4カッター移動機構
144m サーボモータ
148 カッター用モータ(回転源)
147p 二段プーリ(カッター用回転体)
157p 二段プーリ(カッター用回転体)
167p 二段プーリ(カッター用回転体)
177p 二段プーリ(カッター用回転体)
191 二段プーリ(回転源)
192 中間二段プーリ(中間回転体)
193 中間二段プーリ(中間回転体)
194 中間二段プーリ(中間回転体)
195 中間二段プーリ(中間回転体)
200 ベルト(伝達部材)

Claims (3)

  1. 複数の開先加工用カッターと、前記開先加工用カッターを移動させるカッター移動機構とを備え、前記角パイプの先端面に溶接用の開先を加工する角パイプの開先加工機であって、
    前記開先加工用カッターと一体で移動し、その開先加工用カッターに回転力を伝達するカッター用回転体と、
    定位置に位置決めされた回転源と、
    前記回転源とカッター用回転体との間、及び各々のカッター用回転体との間に設けられた中間回転体と、
    前記カッター用回転体及び中間回転体を支持するとともに、それらの回転体の位置で関節状に折り曲がる構造であり、前記回転源の位置で端部が位置決めされているリンク機構と、
    前記回転源の回転力を中間回転体を介してカッター用回転体に伝達し、さらに前記カッター用回転体の回転力を別の中間回転体を介して別のカッター用回転体に伝達する伝達部材と、
    を有することを特徴とする角パイプの開先加工機。
  2. 請求項1に記載された角パイプの開先加工機であって、
    前記開先加工用カッターは、前記角パイプの先端面の辺の数と等しい台数だけ設けられており、
    前記カッター移動機構は、前記開先加工用カッターを前記角パイプのそれぞれの辺に倣って移動させる構成であることを特徴とする角パイプの開先加工機。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された角パイプの開先加工機であって、
    前記カッター移動機構はボールネジ&ナットの作用を利用して開先加工用カッターを移動させる構造であり、
    さらに、それぞれの開先加工用カッターを移動させるボールネジは、互いに回転伝達が可能な状態で連結されていることを特徴とする角パイプの開先加工機。
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