JPH0666945U - 面取り装置 - Google Patents

面取り装置

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JPH0666945U
JPH0666945U JP1323793U JP1323793U JPH0666945U JP H0666945 U JPH0666945 U JP H0666945U JP 1323793 U JP1323793 U JP 1323793U JP 1323793 U JP1323793 U JP 1323793U JP H0666945 U JPH0666945 U JP H0666945U
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JP
Japan
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work
round
chamfering
roller
round work
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JP1323793U
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English (en)
Inventor
忠男 山田
博 栗木
恭昌 出村
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Aichi Steel Corp
Original Assignee
Aichi Steel Corp
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Publication date
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 丸材ワークを回転砥石に対して密着させた状
態で面取りでき,左右方向移動の変換が円滑かつ構造が
簡単で,研削精度に優れた,両端面取り装置を提供する
こと。 【構成】 両端面取り装置1は,丸材ワーク7の両端部
の先端角部71,72を回転砥石211,221により
面取りするためのものである。丸材ワーク7の横送り方
向Eに沿って,複数のスパイラルローラ11と,このス
パイラルローラ11におけるワーク縦送り方向Gとは逆
方向Fに丸材ワーク7を移動させる逆行アライニングロ
ーラ4を有する。また,先端角部71,72を面取りし
ている間,丸材ワーク7をスパイラルローラ11の表面
より若干浮かせた状態にしておくためのスキッド51,
52を併設してある。回転砥石211,221は,内側
方向に対して傾斜角θで配設することもできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,丸材ワークを回転砥石に対して密着させた状態で面取りでき,その 左右方向移動の変換が円滑かつ構造が簡単で,研削精度に優れた,面取り装置に 関する。
【0002】
【従来技術】
例えば,丸棒鋼材のごとく,丸太状の長尺材(以下,丸材ワークという)は, バリ取り等のため又は後工程に先立って,予め両先端角部を面取り加工しておく ことがある。 従来,図8に示すごとく,上記丸材ワーク7は,面取り装置9に配設された回 転砥石21,22により,両先端角部71,72が面取り加工されている(例え ば,特公昭55−11463号公報)。
【0003】 上記面取り装置9は,図8に示すごとく,一対の第1スパイラルローラ91, 91と,これと一つおきに配設された一対の第2スパイラルローラ92,92を 有する。また,上記丸材ワーク7の横送り方向Eに沿って両側に配設した回転砥 石21,22と,その前方にそれぞれ配設したガイド3を有する。なお,上記第 1スパイラルローラ91と第2スパイラルローラ92との間隔は,例えば75c m位である。
【0004】 上記第1スパイラルローラ91及び第2スパイラルローラ92は,図8に示す ごとく,それぞれモータ93により回動する駆動用ギヤ94を有する。また,上 記第1スパイラルローラ91は,スパイラル状の螺歯部911と,その間に設け られた螺溝部910と,シャフト912を有する。 上記第2スパイラルローラ92は,上記第1スパイラルローラ91とは螺旋方 向が逆の螺歯部921と螺溝部920と,上記シャフト912とは逆回転するシ ャフト922を有する。
【0005】 次に,面取り加工に際しては,上記丸材ワーク7は,図8に示すごとく,まず 最初は,上記第1スパイラルローラ91により横送り方向Eに前進されながら第 1スパイラルローラの順送り方向である左方向L(同図の左方向)に移動する。 そして,丸材ワーク7は,左端が上記ガイド3に当接すると共にこれに沿って 前進する。そして,左側の回転砥石22によって,その先端角部71が面取りさ れる。ここで,第1スパイラルローラ91と第2スパイラルローラ92は,それ ぞれ逆方向に回転しながら,同期同ピッチ回転をしている。
【0006】 次に,上記丸材ワーク7は,左端の先端角部71を面取りされた後,第1スパ イラルローラ91によって更に送られ,第2スパイラルローラ92に受け渡され る。 そのため,丸材ワーク7は,上記第2スパイラルローラ92により前進されな がら第2スパイラルローラ順送り方向である右方向Rに移動する。そして,丸材 ワーク7は,右側Rのガイド3に沿って横送り方向Eに前進しながら,回転砥石 21によって先端角部72が面取りされる。 これにより,丸材ワーク7は,連続的に前進されながら両先端角部71,72 が面取り加工される。
【0007】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来技術には次の問題がある。 即ち,上記丸材ワーク7は,第1スパイラルローラ91と,第2スパイラルロ ーラ92によって,途中で左方向Lより右方向Rへと左右方向移動変換をさせら れる。
【0008】 また,第1スパイラルローラ91と第2スパイラルローラ92は,それぞれ回 転方向が逆である。 そのため,丸材ワーク7の左右方向移動の変換が円滑に行われない場合がある 。即ち,例えば,上記丸材ワーク7が若干上下動したり,或いは左右方向に振動 を生じることがある。 また,上記第1スパイラルローラ91と,第2スパイラルローラ92は,それ ぞれ回転方向が逆で各一対づつ必要であるため,構造が複雑である。また,修理 ,取り換え作業等のメンテナンス性にも優れない。
【0009】 一方,丸材ワーク7の左側先端角部71及び右側先端角部72の面取りを行う 際に,丸材ワーク7を左,右いずれかの回転砥石側へ常時押圧しておく場合,各 スパイラルローラの回転数が適当でない場合がある。そのため,上記第1スパイ ラルローラ91又は第2スパイラルローラ92による押圧力が強すぎてしまう場 合がある。 その結果,回転砥石21,22と上記両先端角部71,72とが当接した場合 に,丸材ワーク7が跳ね返されて両者間に若干の隙間を生じたり,丸材ワーク7 が強く押さえ付けられるため回転せずスリップ状態で送られたりして,研削精度 が低下する場合がある。
【0010】 そのため,上記丸材ワーク7の研削精度が悪くなる。その結果,丸材ワーク7 の面取り不良が生じ,製品歩留りが悪くなる。 本考案は,かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたもので,丸材ワークを回 転砥石に対して密着させた状態で面取りでき,その左右方向移動の変換が円滑か つ構造が簡単で,研削精度に優れた,面取り装置を提供しようとするものである 。
【0011】
【課題の解決手段】
本考案は,丸材ワークの両端部の先端角部を回転砥石により面取りするための 面取り装置において, 丸材ワークの横送り方向に沿って両側に配設した回転砥石と,該回転砥石の間 に上記横送り方向に配設した複数のスパイラルローラと,該スパイラルローラに おけるワーク縦送り方向とは逆方向に丸材ワークを移動させる逆行アライニング ローラとを有し, かつ上記丸材ワークの先端角部を面取りしている間,丸材ワークを上記スパイ ラルローラの表面より浮かせた状態にしておくためのスキッドを併設してなり, 上記丸材ワークを上記逆方向に移動させて面取りを行う際には上記逆行アライ ニングローラを作動させ, 一方,丸材ワークを上記ワーク縦送り方向に移動させて面取りを行う際にはス パイラルローラにより順方向に移動させることを特徴とする面取り装置にある。
【0012】 本考案において最も注目すべきことは,まず第1に上記面取りの間,上記スパ イラルローラの表面より丸材ワークを浮かせた状態にしておくためのスキッドを 併設したことである。 次に,丸材ワークの横送り方向の両側に配設した回転砥石と,該回転砥石間に 丸材ワークの横送り方向に配設した全てが同じ順送り方向の複数のスパイラルロ ーラと,該スパイラルローラのワーク縦送り方向(順方向)とは逆方向に丸材ワ ークを移動させる逆行アライニングローラを有することである。
【0013】 上記丸材ワークとしては,例えば直径が50〜300mmで,長さが2〜6m の丸棒状の金属棒材,プラスチックス棒材がある。 上記回転砥石としては,例えば直径が350〜500mmで,研削幅が300 〜1200mmの研削砥石,研磨砥石,ワイヤブラシ,バフ等の各種研削手段が ある。 上記丸材ワークは,上記回転砥石により両端部の先端角部が面取りされる。こ こで面取りとは,上記丸材ワークの先端角部における隅肉やバリを削り取り,バ リ取りやテーパ面を形成する作業である。
【0014】 上記面取り装置には,丸材ワークの先端角部を面取りしている間,丸材ワーク を回転砥石に密着状態しておくための複数のスキッドを,スパイラルローラと並 行して配設する(図1,図2参照)。このスキッドは,丸材ワークの先端角部の 面取り時に,スパイラルローラの上面から丸材ワークを浮かせた状態(図4参照 )にして,該丸材ワークを回転砥石側への押圧力を低減し,かつ密着した状態に 保つためのものである。 これにより,丸材ワークの端部が確実に砥石に当たるようになる。そのため, 丸材ワークの研削精度が向上する。
【0015】 回転砥石は,横方向へ送られてくる丸材ワークの先端角部を受け入れる方向, つまり内側方向に傾斜させて,傾斜角θに配置することが好ましい。 この傾斜角θは,上記横送り方向(スパイラルローラの軸心方向)と,回転砥 石の研削面とのなす角度である(図1,図7参照)。傾斜角θは,1〜2度とす ることが好ましい。1度未満では丸材ワークを回転砥石側に密着させておく効果 が小さくなり,2度を越すと強く押さえられて抵抗が大きくなりスリップ状態と なる可能性がある。
【0016】 次に,上記複数のスパイラルローラはその順送り方向を全て同じにして,配設 されている。複数のスパイラルローラは,例えば2〜6本用いる。 上記スパイラルローラの順送り方向とは,その回転によって,丸材ワークがそ の軸方に送られる方向のことである。つまり,丸材ワークが,その軸芯方向に縦 移動する方向のことである。 上記逆行アライニングローラは,スパイラルローラにおけるワーク縦送り方向 とは逆方向に丸材ワークを移動させるローラである。
【0017】 また,面取り装置には,上記スパイラルローラ,逆行アライニングローラの他 に,丸材ワークをスパイラルローラの順方向移動させる順行アライニングローラ を併設することが好ましい。 これにより,スパイラルローラの順送り方向における丸材ワーク先端の面取り をする際に,丸材ワークを順方向に迅速に移動させることができる。
【0018】 上記回転砥石は,実施例に示すごとく,その近傍に丸材ワークを案内するため のガイドを有することが好ましい。これにより,丸材ワークを確実に回転砥石へ 案内することができる。
【0019】
【作用及び効果】
本考案の面取り装置を用いて,丸材ワークの先端角部を面取りするに当たって ,まず最初に,上記丸材ワークを,スパイラルローラの順送り方向とは逆方向に 移動させて面取りを行う際には,逆行アライニングローラを作動させる。
【0020】 これにより,丸材ワークは上記逆方向の先端角部を面取りするための回転砥石 に当接する。そこで,丸材ワークの一端の先端角部が面取りされる。この間,丸 材ワークはスパイラルローラによって横送りされている。
【0021】 また,丸材ワークの先端角部を面取りしている間,丸材ワークを上記スパイラ ルローラの表面より若干浮かせた状態にしておくための複数のスキッドを併設し てある。そのため,丸材ワークが跳ね返されて回転砥石との間に隙間や上下振動 等を生ずることがなく,研削精度や生産性が一層向上する。
【0022】 次いで,上記丸材ワークは,スパイラルローラによって横送りされながらスパ イラルローラの順送り方向に移動される。 これにより,丸材ワークは他端の先端角部を面取りするための回転砥石に当接 する。そして,丸材ワークの他端も上記先端角部と同様に研削精度良く面取りさ れる。
【0023】 上記のごとく,本考案によれば,上記丸材ワークは逆行アライニングローラと スパイラルローラとによって左右方向移動の変換が円滑に行われる。 また,ワークの逆方向への移動は逆行アライニングローラによって行われるた め,順送り方向に移動させるスパイラルローラのみで足りる。 そのため,従来に比べて半分のスパイラルローラで済む。それ故,本装置は構 造が簡単である。
【0024】 また,丸材ワークの面取りに際しては,全て同じ順送り方向を有する複数のス パイラルローラによって横方向移動させられるため,先端角部に振れや振動を生 じない。そのため,丸材ワークの研削精度が向上する。 なお,上記は,逆方向移動を先に行う場合について示したが,順送り方向移動 の後に逆方向移動を行う場合も同様である。 したがって,本考案によれば,丸材ワークを回転砥石に対して密着させた状態 で面取りし,その左右方向移動の変換が円滑で,研削精度に優れた,面取り装置 を提供することができる。
【0025】 次に,上記回転砥石は,上記丸材ワークの横送り方向に対して内側方向に傾斜 して配設した場合には,丸材ワークが,回転砥石に対して密着した状態になる。 それ故,丸材ワークの研削精度が向上する。 また,スパイラルローラのワーク縦送り方向と順送り方向に丸材ワークを移動 させるための順行アライニングローラを併設した場合には,丸材ワークを順送り 方向に迅速に移動させることができる。
【0026】
【実施例】
実施例1 本考案の実施例にかかる面取り装置につき,図1〜図6を用いて説明する。 図1に示すごとく,本例の面取り装置1は,丸材ワーク7の両端部の先端角部 71,72を,回転砥石211,221により面取りするための装置である。
【0027】 図1〜図3に示すごとく,丸材ワーク7の横送り方向Eに沿って,両側に配設 した回転砥石211,221と,これらの間に上記横送り方向Eに配設した4台 のスパイラルローラ11と,このスパイラルローラ11におけるワーク縦送り方 向(順送り方向)Gとは,逆方向に丸材ワーク7を移動させる逆行アライニング ローラ4を有する。
【0028】 また,図1,図2に示すごとく,上記スパイラルローラ11は,これを駆動さ せるためのギヤ121を内蔵したギヤボックス12に,それぞれ連結してある。 また,各ギヤボックス12は,これを駆動するための電動モータ13に連結して ある。
【0029】 上記逆行アライニングローラ4は,図1に示すごとく,上記4台のスパイラル ローラ11の間及びスパイラルローラ11とガイド31との間に,略等間隔(例 えば,150cm)に配置してある。また,この逆行アライニングローラ4は, 上記ギヤボックス12に近接した位置に配置してある。 また,上記逆行アライニングローラ4は,回転数が例えば30rpmで回動す る。
【0030】 図1,図3に示すごとく,上記スパイラルローラ11の間には,第1スキッド 51を3台並行に配設する。 該第1スキッド51は,右側に配設したガイド31及びこれに隣接した回転砥 石211を有する研削機21と直角方向に配置してある。
【0031】 この第1スキッド51は,丸材ワーク7の右端部の面取りに際して,常時丸材 ワーク7を上記回転砥石211の方向への押圧力を適正にして密着状態にしてお くためのものである。なお,図3に示すごとく,上記スパイラルローラ11はそ の全てが矢印方向に回動する。
【0032】 また,上記スパイラルローラ11間の前方には,第2スキッド52を3台並行 に配設する。 該第2スキッド52は,左側に配設したガイド32及びこれに近接した回転砥 石221を有する研削機22と直角方向に配置してある。 また,図4に示すごとく,上記第1スキッド51及び第2スキッド52は,上 記スパイラルローラ11よりも,水平高さが約5mmほど高くしてある。
【0033】 これにより,上記丸材ワーク7が面取りされている間,上記スパイラルローラ 11の表面よりも丸材ワーク7を若干浮かせた状態に保つことができる。そのた め,回転砥石211,221側への押圧力が低減され,常時丸材ワーク7と回転 砥石211,221とを密着状態に保つことができる。その結果,研削精度が向 上する。
【0034】 なお,上記第1スキッド51及び第2スキッド52は,図3,図4に示すごと く板状体で,スパイラルローラとの間のギャップを調整できるよう昇降可能に設 けてある(図示略)。これにより,上記丸材ワーク7をスパイラルローラ11の 表面よりも若干浮かせた状態にすることができる。 上記丸材ワーク7としては,例えば直径が100mmで長さが6mの丸棒状の 金属棒を対象に面取りを行う。また,上記回転砥石211,221としては,直 径が500mmで研削幅が550mmの研削砥石を用いる。
【0035】 上記スパイラルローラ11は,図1,図2に示すごとく,同ピッチで直径が約 45mmの螺条突起部111と,その間に略同一間隔の螺条溝110を有する。 このスパイラルローラ11は,例えば15rpmとなるよう回動する。 これにより,丸材ワーク7は横送り方向Eに前進させられる。また,スパイラ ルローラ11は,図2に示すごとく,軸受け14に支承された回動軸112を有 する。
【0036】 上記逆行アライニングローラ4は,それぞれ回転駆動装置を有する(図示略) 。一方,上記順行アライニングローラ6は,上記逆行アライニングローラ4とは 反対方向に,丸材ワークを縦送りするためのものである。 そして,上記スパイラルローラ11よりも水平高さが約5mmほど高くしてあ る。また,回転の方向はそれぞれ逆方向である。その他は,従来と同様である。
【0037】 次に,作用効果につき説明する。 本例の面取り装置1を用いて,丸材ワーク7の両端部の先端角部71,72を 面取りするに当たっては,まずウォーキングビームやチェーンコンベア等の各種 ワーク搬送手段により,両端面取り装置の位置まで丸材ワークを搬送する。 次に,例えば最初に,上記丸材ワーク7をスパイラルローラ11の順送り方向 Gとは反対の逆方向F(丸材ワークの横送り方向に対して右側方向)に移動させ て面取りを行う。そのために,逆行アライニングローラ4を作動させる。
【0038】 上記逆行アライニングローラ4は,図4に示すごとく,上記スパイラルローラ 11よりも水平高さが約5mmほど高くしてある。 これにより,上記丸材ワーク7は,スパイラルローラ11の上面よりも若干浮 かせた状態にある。そのため,丸材ワーク7は,スパイラルローラ11の作動と は関わりなく,逆行アライニングローラ4によって,図1,図5に示すごとく, 回転砥石211の方向,即ちF方向へ押圧された状態になる。 即ち,逆行アライニングローラ4により,丸材ワーク7は右側の先端角部72 がまずガイド31に当接する。
【0039】 そして,丸材ワーク7は,図2〜図4に示すごとく,スパイラルローラ11の 螺条突起部111により横送りされながら,上記第1スキッド51により該スパ イラルローラ11の上面よりも若干浮かされた状態に置かれている。 そして,この状態で,面取りするための回転砥石211に常時当接した密着状 態に保たれる。そこで,丸材ワーク7の一端の先端角部72が面取りされる。ま た,この面取りの間,丸材ワーク7はスパイラルローラ11の上記螺条突起部1 11により横送りされている。
【0040】 即ち,上記逆行アライニングローラ4と同様に,図4,図5に示すごとく,第 1スキッド51が上記スパイラルローラ11よりも水平高さが約5mm高くして ある。 これにより,丸材ワーク7を回転砥石211で研削している間中,該回転砥石 7側と常に接触した状態に保つことができる。
【0041】 右側の面取り後は,上記丸材ワーク7をスパイラルローラ11と順行アライニ ングローラ6とにより,上記ワーク縦送り方向Gに移動させて面取りを行う。 即ち,該丸材ワーク7はスパイラルローラ11によって横送りされながら,ス パイラルローラ11の順送り方向推力により,左方にあるガイド32へ押し付け られる。 また,順行アライニングローラ6及び第2スキッド52も,上記逆行アライニ ングローラ4及び第1スキッド51と同様に,スパイラルローラ11よりも水平 高さが高くしてある。
【0042】 そして,第2スキッド52により適度に丸材ワーク7を浮かせた状態にしてあ るため,丸材ワーク7は他端の先端角部71を面取りするための回転砥石221 と常に接触した状態に保つことができる。 これにより,丸材ワーク7の他端(左側)の先端角部71も同様に研削精度良 く面取りされる。
【0043】 また,本例によれば,上記スパイラルローラ11は,図1に示すごとく,逆行 アライニングローラ4によって逆送り方向に移動させることができる。そのため ,図6に示すごとく,従来の各一対のスパイラルローラ9に比し半分の数で済む 。それ故,本装置は構造が簡単である。 その理由は,図6に示すごとく,同一長さの丸材ワーク7を面取りする場合, その長さに応じて,一定間隔S(例えば,150cm)毎に上記スパイラルロー ラ11を配設する必要があるためである。
【0044】 上記のごとく,本例によれば,上記丸材ワーク7は逆行アライニングローラ4 と,これとは逆方向のワーク縦送り方向(順送り方向)Gにスパイラルローラ1 1によって移動される。そのため,左右方向移動の変換が円滑に行われる。 なお,上記は逆方向移動を先に行う場合について示したが,順送り方向移動の 後に逆方向移動を行うこともできる。
【0045】 実施例2 本例は,図7に示すごとく,例えば比較的短い丸材ワーク7を面取りするため のもので,上記実施例1の面取り装置1において,内側にある2本のスパイラル ローラ11をなくして,構造を簡単にしたものである。また,回転砥石211, 221を内側方向に傾斜配置した。 即ち,上記両側に配設した2本のスパイラルローラ11間においては,図7に 示すごとく,逆行アライニングローラ4及び順行アライニングローラ6が2本ず つ配設してある。
【0046】 また,第1スキッド51と,第2スキッド52とが両アライニングローラ4, 6を連結するような位置に,それぞれ2本ずつ配設してある。 また,上記回転砥石211,221は,図7に示すごとく,上記丸材ワーク7 の横送り方向Eに対して内側方向Hに傾斜して配設してある。この傾斜角θは, 約1.5度に調整されている。 その他は,実施例1と同様である。
【0047】 上記逆行アライニングローラ4は,スパイラルローラ11とは逆の方向に回転 する。これにより,スパイラルローラ11の順送り方向とは逆の方向,即ちG方 向に丸材ワーク7を移動させる。次に,丸材ワーク7は,回転砥石211により 面取りされる。 ここで,第1スキッド51により丸材ワーク7はスパイラルローラ11の上面 よりも若干浮かせた状態になる。そのため,丸材ワーク7は,回転砥石221に 常に密着状態で面取りされる。その結果,丸材ワーク7の研削精度が向上する。
【0048】 上記順行アライニングローラ6は,スパイラルローラ11の順送り方向に回転 する。これにより,順行アライニングローラ6によりスパイラルローラ11の順 送り方向と共に丸材ワーク7をガイド32の方向へ迅速に移動させる。 その後,スパイラルローラ11の順送り方向の推力及び第2スキッド52によ り回転砥石221に押し付けられる。
【0049】 本例においては,実施例1に比し,比較的長さが短い丸材ワークを面取りする ことができ,更に面取り装置1の構造が簡単になる。そのため,面取り装置1の 制作費が安くなる。
【0050】 また,上記回転砥石211は,上記傾斜角θで上記丸材ワーク7の横送り方向 Eに対して内側方向Hに傾斜してある。そのため,図7に示すごとく,上記丸材 ワーク7を回転砥石211に密着させた状態で精度良く面取りすることができる 。その結果,丸材ワーク7の研削精度が向上する。
【0051】 また,丸材ワーク7の面取りに際しは,全て同じ順送り方向を有する2本のス パイラルローラ11によって横方向移動させるため,先端角部に振れや振動生じ ない。そのため,丸材ワーク7の研削精度が向上する。 その他,実施例1と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかる,面取り装置の平面図。
【図2】図1のA−A線矢視における,スパイラルロー
ラの側面図。
【図3】図1のB−B線矢視図。
【図4】実施例1にかかる,面取り装置のスパイラルロ
ーラと逆行アライニングローラと第1スキッドとの水平
高さの関係を示す説明図。
【図5】実施例1にかかる,面取り装置の要部平面図。
【図6】本発明にかかる,面取り装置と従来の面取り装
置のスパイラルローラの設置数の違いを示す説明図。
【図7】実施例2にかかる,面取り装置の平面図。
【図8】従来の面取り装置の平面図。
【符号の説明】
1...面取り装置, 11...スパイラルローラ, 21,22...研削機, 211,221...回転砥石, 4...逆行アライニングローラ, 51,52...第1及び第2スキッド, 6...順行アライニングローラ, 7...丸材ワーク, 71,72...先端角部,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 出村 恭昌 北海道芦別市西芦別町1番地 株式会社三 機製作所内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸材ワークの両端部の先端角部を回転砥
    石により面取りするための面取り装置において, 丸材ワークの横送り方向に沿って両側に配設した回転砥
    石と,該回転砥石の間に上記横送り方向に配設した複数
    のスパイラルローラと,該スパイラルローラにおけるワ
    ーク縦送り方向とは逆方向に丸材ワークを移動させる逆
    行アライニングローラとを有し, かつ上記丸材ワークの先端角部を面取りしている間,丸
    材ワークを上記スパイラルローラの表面より浮かせた状
    態にしておくためのスキッドを併設してなり, 上記丸材ワークを上記逆方向に移動させて面取りを行う
    際には上記逆行アライニングローラを作動させ, 一方,丸材ワークを上記ワーク縦送り方向に移動させて
    面取りを行う際にはスパイラルローラにより順方向に移
    動させることを特徴とする面取り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,スパイラルローラの
    ワーク縦送り方向と順方向に丸材ワークを移動させるた
    めの,順行アライニングローラを併設したことを特徴と
    する面取り装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において,回転砥石は,丸材ワ
    ークの横送り方向に対して内側方向に傾斜して配設した
    ことを特徴とする面取り装置。
JP1323793U 1993-02-25 1993-02-25 面取り装置 Pending JPH0666945U (ja)

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JP1323793U JPH0666945U (ja) 1993-02-25 1993-02-25 面取り装置

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JP (1) JPH0666945U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10217022A (ja) * 1997-01-31 1998-08-18 Toyota Motor Corp 角パイプの開先加工機

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JPH10217022A (ja) * 1997-01-31 1998-08-18 Toyota Motor Corp 角パイプの開先加工機

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