JPH0653050U - 両端面取り装置 - Google Patents

両端面取り装置

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JPH0653050U JP9327792U JP9327792U JPH0653050U JP H0653050 U JPH0653050 U JP H0653050U JP 9327792 U JP9327792 U JP 9327792U JP 9327792 U JP9327792 U JP 9327792U JP H0653050 U JPH0653050 U JP H0653050U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 丸材ワークの左右方向移動の変換が円滑かつ
構造が簡単で,生産性に優れた,両端面取り装置を提供
すること。 【構成】 両端面取り装置1は,丸材ワーク7の両端部
の先端角部71,72を回転砥石211,221により
面取りするためのものである。丸材ワーク7の横送り方
向Eに沿って,両側に配設した回転砥石211,221
と,これらの間に配設した複数のスパイラルローラ11
と,このスパイラルローラ11におけるワーク縦送り方
向Gとは逆方向Fに丸材ワーク7を移動させる逆行アラ
イニングローラ4を有する。また,両端面取り装置1に
は,丸材ワークを移動するための順行アライニングロー
ラ,推力ローラを併設することもできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,丸材ワークの左右方向移動の変換が円滑かつ構造が簡単で,生産性 に優れた,両端面取り装置に関する。
【0002】
【従来技術】
例えば,丸棒鋼材のごとく,丸太状の長尺材(以下,丸材ワークという)は, バリ取り等のため又は後工程に先立って,予め両先端角部を面取り加工しておく ことがある。 従来,図8に示すごとく,上記丸材ワーク7は,両端面取り装置9に配設され た回転砥石21,22により,両先端角部71,72が面取り加工されている( 例えば,特公昭55−11463号公報)。
【0003】 上記両端面取り装置9は,図8に示すごとく,一対の第1スパイラルローラ9 1,91と,これと一つおきに配設された一対の第2スパイラルローラ92,9 2を有する。また,上記丸材ワーク7の横送り方向Eに沿って両側に配設した回 転砥石21,22と,その前方にそれぞれ配設したガイド3を有する。なお,上 記第1スパイラルローラ91と第2スパイラルローラ92との間隔は,例えば7 5cm位である。
【0004】 上記第1スパイラルローラ91及び第2スパイラルローラ92は,図8に示す ごとく,それぞれモータ93により回動する駆動用ギヤ94を有する。また,上 記第1スパイラルローラ91は,スパイラル状の螺歯部911と,その間に設け られた螺溝部910と,シャフト912を有する。 上記第2スパイラルローラ92は,上記第1スパイラルローラ91とは螺旋方 向が逆の螺歯部921と螺溝部920と,上記シャフト912とは逆回転するシ ャフト922を有する。
【0005】 次に,面取り加工に際しては,上記丸材ワーク7は,図8に示すごとく,まず 最初は,上記第1スパイラルローラ91により横送り方向Eに前進されながら第 1スパイラルローラの順送り方向である左方向L(同図の左方向)に移動する。 そして,丸材ワーク7は,左端が上記ガイド3に当接すると共にこれに沿って 前進する。そして,左側の回転砥石22によって,その先端角部71が面取りさ れる。ここで,第1スパイラルローラ91と第2スパイラルローラ92は,それ ぞれ逆方向に回転しながら,同期同ピッチ回転をしている。
【0006】 次に,上記丸材ワーク7は,左端の先端角部71を面取りされた後,第1スパ イラルローラ91によって更に送られ,第2スパイラルローラ92に受け渡され る。 そのため,丸材ワーク7は,上記第2スパイラルローラ92により前進されな がら第2スパイラルローラ順送り方向である右方向Rに移動する。そして,丸材 ワーク7は,右側Rのガイド3に沿って横送り方向Eに前進しながら,回転砥石 21によって先端角部72が面取りされる。 これにより,丸材ワーク7は,連続的に前進されながら両先端角部71,72 が面取り加工される。
【0007】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来技術には次の問題がある。 即ち,上記丸材ワーク7は,第1スパイラルローラ91と,第2スパイラルロ ーラ92によって,途中で左方向Lより右方向Rへと左右方向移動変換をさせら れる。
【0008】 また,第1スパイラルローラ91と第2スパイラルローラ92は,それぞれ回 転方向が逆である。 そのため,丸材ワーク7の左右方向移動の変換が円滑に行われない場合がある 。即ち,例えば,上記丸材ワーク7が若干上下動したり,或いは左右方向に振動 を生じることがある。
【0009】 一方,丸材ワーク7の左側先端角部71及び右側先端角部72の面取りを行う 際に,生産性の調整上,丸材ワーク7を回転砥石21側へ常時押圧しておく場合 ,回転数が適当でない場合がある。そのため,上記第1スパイラルローラ91及 び第2スパイラルローラ92による順方向Gと逆方向Fへの押圧力が強すぎてし まう場合がある。 そのため,回転砥石21,22と上記両先端角部71,72とが当接した場合 に,丸材ワーク7が跳ね返されて両者間に若干の隙間を生じる場合がある。
【0010】 そのため,上記丸材ワーク7の生産性が悪くなる。その結果,丸材ワーク7の 面取り不良が生じ,製品歩留りが悪くなる。 また,スパイラルローラは,第1と第2ローラが各1対となっているため,ロ ーラ数が多く,構造が複雑である。 本考案は,かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたもので,丸材ワークの左 右方向移動の変換が円滑かつ構造が簡単で,生産性に優れた,両端面取り装置を 提供しようとするものである。
【0011】
【課題の解決手段】
本考案は,丸材ワークの両端部の先端角部を回転砥石により面取りするための 両端面取り装置において, 丸材ワークの横送り方向に沿って両側に配設した回転砥石と,該回転砥石の間 に上記横送り方向に配設した複数のスパイラルローラと,該スパイラルローラに おけるワーク縦送り方向とは逆方向に丸材ワークを移動させる逆行アライニング ローラとを有し, 上記丸材ワークを上記逆方向に移動させて面取りを行う際には上記逆行アライ ニングローラを作動させ, 一方,丸材ワークを上記ワーク縦送り方向に移動させて面取りを行う際には, スパイラルローラにより順方向に移動させることを特徴とする両端面取り装置に ある。
【0012】 本考案において最も注目すべきことは,丸材ワークの横送り方向の両側に配設 した回転砥石と,該回転砥石間に丸材ワークの横送り方向に配設した全てが同じ 順送り方向の複数のスパイラルローラと,該スパイラルローラのワーク縦送り方 向(順方向)とは逆方向に丸材ワークを移動させる逆行アライニングローラを有 することである。
【0013】 上記丸材ワークとしては,例えば直径が50〜300mmで,長さが2〜6m の丸棒状の金属棒材,プラスチックス棒材がある。 上記回転砥石としては,例えば直径が350〜500mmで,研削幅が300 〜1200mmの研削砥石,研磨砥石,ワイヤブラシ,バフ等の各種研削手段が ある。 上記丸材ワークは,上記回転砥石により両端部の先端角部が面取りされる。こ こで面取りとは,上記丸材ワークの先端角部における隅肉やバリを削り取り,バ リ取りやテーパ面を形成する作業である。
【0014】 ここで,重要なことは,上記複数のスパイラルローラはその順送り方向を全て 同じにして,配設されていることである。複数のスパイラルローラは,例えば2 〜6本用いる。
【0015】 上記スパイラルローラの順送り方向とは,その回転によって,丸材ワークがそ の軸方に送られる方向のことである。つまり,丸材ワークが,その軸芯方向に縦 移動する方向のことである。 上記逆行アライニングローラは,スパイラルローラにおけるワーク縦送り方向 とは逆方向に丸材ワークを移動させるローラである。
【0016】 また,両端面取り装置には,上記スパイラルローラ,逆行アライニングローラ の他に,丸材ワークをスパイラルローラの順方向移動させる順行アライニングロ ーラを併設することが好ましい(図4参照)。 これにより,スパイラルローラの順送り方向における丸材ワーク先端の面取り をする際に,丸材ワークを順方向に迅速に移動させることができる。
【0017】 また,上記両端面取り装置には,丸材ワークの先端角部を面取りしている間, 丸材ワークを回転砥石に押圧しておくための推力ローラを配設することが好まし い。推力ローラの回転数はスパイラルローラと異なり生産性に影響しないため, 上記丸材ワークの先端角部の面取り時に,該丸材ワークを回転砥石側へ常時押し 付けた状態に保つための適切な回転数とすることができる。
【0018】 そのため,丸材ワークが振れや上下振動等を生せず,研削精度や丸材ワークの 生産性が向上する。 上記回転砥石は,実施例に示すごとく,その近傍に丸材ワークを案内するため のガイドを有することが好ましい。これにより,丸材ワークを確実に回転砥石へ 案内することができる。
【0019】
【作用及び効果】
本考案の両端面取り装置を用いて,丸材ワークの両端部の先端角部を回転砥石 により面取りするに当たっては,まずウォーキングビームやチェーンコンベア等 の各種ワーク搬送手段により,両端面取り装置の位置まで丸材ワークを搬送する 。
【0020】 次に,例えば最初に,上記丸材ワークを,スパイラルローラの順送り方向とは 逆方向に移動させて面取りを行う際には,逆行アライニングローラを作動させる 。これにより,丸材ワークは上記逆方向の先端角部を面取りするための回転砥石 に当接する。そこで,丸材ワークの一端の先端角部が面取りされる。この間,丸 材ワークはスパイラルローラによって横送りされている。
【0021】 次いで,上記丸材ワークは,スパイラルローラによって横送りされながらスパ イラルローラの順送り方向に移動される。 これにより,丸材ワークは他端の先端角部を面取りするための回転砥石に当接 する。そして,丸材ワークの他端の先端角部が面取りされる。
【0022】 上記のごとく,本考案によれば,上記丸材ワークは逆行アライニングローラと スパイラルローラとによって左右方向移動の変換が円滑に行われる。 また,ワークの逆方向への移動は逆行アライニングローラによって行われるた め,順送り方向に移動させるスパイラルローラのみで足りる。そのため,従来に 比べて半分のスパイラルローラで済む。それ故,本装置は構造が簡単である。
【0023】 また,丸材ワークの面取りに際しては,全て同じ順送り方向を有する複数のス パイラルローラによって横方向移動させられるため,先端角部に振れや振動を生 じない。そのため,丸材ワークの生産性が向上する。 なお,上記は,逆方向移動を先に行う場合について示したが,順送り方向移動 の後に逆方向移動を行う場合も同様である。 したがって,本考案によれば,丸材ワークの左右方向移動の変換が円滑で,生 産性に優れた,両端面取り装置を提供することができる。
【0024】 スパイラルローラのワーク縦送り方向と順送り方向に丸材ワークを移動させる ための順行アライニングローラを併設した場合には,丸材ワークを順送り方向に 迅速に移動させることができる。
【0025】 また,丸材ワークの先端角部を面取りしている間,丸材ワークを回転砥石に押 圧しておくための推力ローラを併設した場合には,推力ローラの回転数はスパイ ラルローラと異なり生産性に影響しないため,該丸材ワークを回転砥石側へ常時 押し付けた状態にするための適切な回転数にすることができる。そのため,丸材 ワークが振れや上下振動等を生ぜず,研削精度や生産性が向上する。
【0026】
【実施例】
実施例1 本考案の実施例にかかる両端面取り装置につき,図1〜図6を用いて説明する 。 図1に示すごとく,本例の両端面取り装置1は,丸材ワーク7の両端部の先端 角部71,72を回転砥石211,221により面取りするための装置である。
【0027】 図1〜図3に示すごとく,丸材ワーク7の横送り方向Eに沿って,両側に配設 した回転砥石211,221と,これらの間に上記横送り方向Eに配設した4台 のスパイラルローラ11と,このスパイラルローラ11におけるワーク縦送り方 向(順送り方向)Gとは逆方向に丸材ワーク11を移動させる逆行アライニング ローラ4を有する。
【0028】 また,図1,図2に示すごとく,上記スパイラルローラ11は,これを駆動さ せるためのギヤ121を内蔵したギヤボックス12に,それぞれ連結してある。 また,各ギヤボックス12は,これを駆動するための電動モータ13に連結して ある。
【0029】 上記逆行アライニングローラ4は,図6に示すごとく,上記4台のスパイラル ローラ11の間及びスパイラルローラ11とガイド31との間に,略等間隔(例 えば,150cm)に配置してある。また,この逆行アライニングローラ4は, 上記ギヤボックス12に近接した位置に配置してある。 また,上記逆行アライニングローラ4は,回転数が例えば30rpmとなるよ う回動する。
【0030】 図1,図3に示すごとく,上記スパイラルローラ11の間には,右側に配設し たガイド31及びこれに隣接した回転砥石211を有する研削機21と直角方向 に,第1推力ローラ51を3台配置する。 この第1推力ローラ51は,丸材ワーク7の右端部の面取りに際して,常時丸 材ワーク7を上記回転砥石211の方向へ押圧しておくためのものである。なお ,図3に示すごとく,上記スパイラルローラ11及び第1推力ローラ51は矢印 方向に回動する。
【0031】 また,上記スパイラルローラ11間の前方には,左側に配設したガイド32及 びこれに近接した回転砥石221を有する研削機22と上記と同様に,第2推力 ローラ52を3台配置する。なお,上記第1推力ローラ51及び第2推力ローラ 52は,上記スパイラルローラ11よりも水平高さが約5mmほど高くしてある (図4,図5参照)。 この第2推力ローラ52は,丸材ワーク7の面取りに際して,常時丸材ワーク 7を上記回転砥石221の方向へ押圧しておくためのものである。
【0032】 なお,上記第1推力ローラ51及び第2推力ローラ52は,それぞれが例えば 約1rpmとなるよう,ゆっくりと回動する。 上記丸材ワーク7としては,直径が100mmで長さが6mの丸棒状の金属棒 を用いる。また,上記回転砥石211,221としては,直径が500mmで研 削幅が550mmの研削砥石を用いる。
【0033】 上記スパイラルローラ11は,図1,図2に示すごとく,同ピッチで直径が約 45mmの螺条突起部111と,その間に略同一間隔の螺条溝110を有する。 このスパイラルローラ11は,例えば15rpmとなるよう回動する。 これにより,丸材ワーク7は横送り方向Eに前進させられる。また,スパイラ ルローラ11は,図2に示すごとく,軸受け14に支承された回動軸112を有 する。 上記逆行アライニングローラ4及び上記第1及び第2推力ローラ51,52は ,それぞれ回転駆動装置を有する(図示略)。その他は,従来と同様である。
【0034】 次に,作用効果につき説明する。 本例の両端面取り装置1を用いて,丸材ワーク7の両端部の先端角部71,7 2を面取りするに当たっては,まずウォーキングビームやチェーンコンベア等の 各種ワーク搬送手段(図示略)により,両端面取り装置1の位置まで,丸材ワー ク7を搬送する。
【0035】 次に,図1に示すごとく,まず最初に,上記丸材ワーク7をスパイラルローラ 11の順送り方向Gとは反対の逆方向F(丸材ワークの横送り方向に対して右側 方向)に移動させて面取りを行う。そのため,逆行アライニングローラ4を作動 させる。
【0036】 上記逆行アライニングローラ4が作動する理由は,図4,図5に示すごとく, 上記逆行アライニングローラ4は,上記スパイラルローラ11よりも水平高さが 約5mmほど高くしてあるからである。 そこで,逆行アライニングローラ4により,丸材ワーク7は右側の先端角部7 2がまずガイド31に当接する。
【0037】 次いで,丸材ワーク7はスパイラルローラ11により横送りされ,第1推力ロ ーラ51の推力により押されて面取りするための回転砥石211に常時当接した 状態で押される。そこで,丸材ワーク7の一端の先端角部72が面取りされる。 この間,丸材ワーク7はスパイラルローラ11により横送りされている。
【0038】 また,上記逆行アライニングローラ4と同様に第1推力ローラ51が上記スパ イラルローラ11よりも水平高さが約5mm高くしてある(図4,図5参照)。 これにより,丸材ワーク7を回転砥石211で研削している間中,該回転砥石 7側へ適当な強さで常時押しつけることができる。その理由は,従来の第1スパ イラルローラ91及び第2スパイラルローラ92による順方向Gとの逆方向Fへ の押圧力が強すぎて問題となっていた点は,上記第1推力ローラ51(第2推力 ローラ52も同様)を併設したことより解消できるためである。
【0039】 右側の面取り後は,上記丸材ワーク7を上記ワーク縦送り方向Gに移動させて 面取りを行う。ここで,該丸材ワーク7はスパイラルローラ11によって横送り されながら,スパイラルローラ11の順送り方向推力によりガイド32へ押し付 けられる。 更に,丸材ワーク7は,スパイラルローラ11で横送りされ左側に移動する。
【0040】 そして,スパイラルローラ11の順送り方向の推力と第2推力ローラ52の推 力で丸材ワーク7は他端の先端角部71を面取りするための回転砥石221に押 し付けられる。これにより,丸材ワーク7の他端(右側)の先端角部71が面取 りされる。
【0041】 また,上記スパイラルローラ11は,図1に示すごとく,逆行アライニングロ ーラ4によって逆送り方向に移動させることができる。そのため,図6に示すご とく,従来の各一対のスパイラルローラ9に比し半分の数で済む。それ故,本装 置の構造が簡単で済む。その理由は,図8に示すごとく,同一長さの丸材ワーク 7を面取りする場合,その長さに応じて,一定間隔S(例えば,150cm)毎 に上記スパイラルローラ11を配設してあるためである。
【0042】 上記のごとく,本例によれば,上記丸材ワーク7は逆行アライニングローラ4 と,これとは逆方向のワーク縦送り方向(順送り方向)Gにスパイラルローラ1 1によって移動される。そのため,左右方向移動の変換が円滑に行われる。
【0043】 また,丸材ワーク7の面取りに際しは,全て同じ順送り方向を有する4本のス パイラルローラ11によって横方向移動させるため,先端角部に振れや振動生じ ない。そのため,丸材ワーク7の生産性が向上する。 なお,上記は逆方向移動を先に行う場合について示したが,順送り方向移動の 後に逆方向移動を行うこともできる。
【0044】 実施例2 本例は,図4に示すごとく,上記実施例の両端面取り装置1において,更に順 行アライニングローラ6を併設したものである。 上記順行アライニングローラ6は,図4に示すごとく,第1推力ローラ51と ,第2推力ローラ52との両者を連結するような位置に配設してある。その他は ,実施例1と同様である。
【0045】 上記順行アライニングローラ6は,スパイラルローラ1の順送り方向に回転す る。これにより,順行アライニングローラ6によりスパイラルローラ11の順送 り方向と共に丸材ワーク7をガイド32の方向へ迅速に移動させる。その後,ス パイラルローラ11の順送り方向推力及び第2推力ローラ52により回転砥石2 2に押し付けられる。これは,上述のごとく,順行アライニングローラ6,各推 力ローラ51,52が,上記スパイラルローラ11より,約5mmほど水平高さ が高くなっていることによる(図4,図5参照)。
【0046】 そのため,本例によれば,実施例1に比し,更に丸材ワーク7の左右方向移動 の変換が円滑になる。 その結果,丸材ワーク7の面取り研磨時間を短縮することができ,生産性が向 上する。その他,実施例1と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかる,両端面取り装置の平面図。
【図2】図1のA−A線矢視における,スパイラルロー
ラの側面図。
【図3】図1のB−B線矢視図。
【図4】実施例1にかかる,両端面取り装置のスパイラ
ルローラと逆行アライニングローラとの水平高さの関係
を示す説明図。
【図5】実施例1にかかる,両端面取り装置の平面図。
【図6】実施例1にかかる,両端面取り装置と従来の両
端面取り装置の設置数を示す説明図。
【図7】実施例2にかかる,両端面取り装置の平面図。
【図8】従来の両端面取り装置の平面図。
【符号の説明】
1...両端面取り装置, 11...スパイラルローラ, 21,22...研削機, 211,221...回転砥石, 4...逆行アライニングローラ, 51,52...推力ローラ, 6...順行アライニングローラ, 7...丸材ワーク, 71,72...先端角部,

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸材ワークの両端部の先端角部を回転砥
    石により面取りするための両端面取り装置において, 丸材ワークの横送り方向に沿って両側に配設した回転砥
    石と,該回転砥石の間に上記横送り方向に配設した複数
    のスパイラルローラと,該スパイラルローラにおけるワ
    ーク縦送り方向とは逆方向に丸材ワークを移動させる逆
    行アライニングローラとを有し, 上記丸材ワークを上記逆方向に移動させて面取りを行う
    際には上記逆行アライニングローラを作動させ, 一方,丸材ワークを上記ワーク縦送り方向に移動させて
    面取りを行う際にはスパイラルローラにより順方向に移
    動させることを特徴とする両端面取り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,スパイラルローラの
    ワーク縦送り方向と順方向に丸材ワークを移動させるた
    めの,順行アライニングローラを併設したことを特徴と
    する両端面取り装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において,丸材ワークの先端角
    部を面取りしている間,丸材ワークを回転砥石に押圧し
    ておくための推力ローラを併設したことを特徴とする両
    端面取り装置。
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