JPH06155139A - 角型パイプカット装置 - Google Patents

角型パイプカット装置

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JPH06155139A
JPH06155139A JP33248592A JP33248592A JPH06155139A JP H06155139 A JPH06155139 A JP H06155139A JP 33248592 A JP33248592 A JP 33248592A JP 33248592 A JP33248592 A JP 33248592A JP H06155139 A JPH06155139 A JP H06155139A
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JP
Japan
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cutter
operating
machine frame
cut
cutting
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JP33248592A
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English (en)
Inventor
Takeshige Kurumisawa
竹重 胡桃沢
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Taiho Seiki Co Ltd
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Taiho Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 とくに、角型形状のパイプ部材の切断におい
て、異音を発生することなく、また、金属切粉の発生を
防止して切断する。 【構成】 機枠の中心を通るX,Y軸に対し上下、左右
方向へ前後進可能にガイド溝を有する上下、左右のカッ
ターガイド枠を設けるとともに、このガイド溝には機枠
の幅中心の切断位置に整合するカッター刃を有するカッ
ターホルダーをそれぞれ移動可能に設けて各カッター刃
に切込量を付与可能に設け、この機枠には同心状に外周
に作動クランク機構と連結する連結凸部を有する作動リ
ングを所定の角度で往復揺動可能に設け、この作動リン
グの略方形状の内径部には前記連結凸部と機枠の中心を
通る線とこれと直交する線との位置に係合溝部を凹設し
て前記各カッターホルダーに取付けた作動転子を嵌込み
係合して、前記作動クランク機構の作動により各カッタ
ーホルダーを往復動してワークを切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パイプカット装置に
係り、詳しくは断面が角型形状のパイプを切断するパイ
プカット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパイプ部材を切断するに
は、メタルソー、ハンドソーあるいはカットグラインダ
ー等により所定の寸法に切断がなされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のメタルソー、ハンドソーあるいはカットグラインダ
ー等によりよりパイプ部材を切断する場合に異音を発生
して騒音公害となる恐れがあり、また、これらの切断機
による場合、金属切粉が発生し、これが周囲に飛散する
と他の機械の摺動面に悪影響を与える問題点があり、ま
た、カットグラインダーによる場合、火花切粉が飛散す
ることから、火災や人体への例えば火傷、目に入る等の
危害を与える等の問題点があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決すべく
なされたもので、とくに、方形状のパイプ部材の切断に
おいて、美麗な面粗度の断面が得られ、異音を発生する
ことなく、また、金属切粉の発生を防止することのでき
るパイプカット装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、機枠の中心を通るX,Y軸に対し上
下、左右方向へ前後進可能にガイド溝を有する上下、左
右のカッターガイド枠を設けるとともに、このガイド溝
には機枠の幅中心の切断位置に整合するカッター刃を有
するカッターホルダーをそれぞれ移動可能に設けて各カ
ッター刃に切込量を付与可能に設け、この機枠には同心
状に外周に作動クランク機構と連結する連結凸部を有す
る作動リングを所定の角度で往復揺動可能に設け、この
作動リングの略方形状の内径部には前記連結凸部と機枠
の中心を通る線とこれと直交する線との位置に係合溝部
を凹設して前記各カッターホルダーに取付けた作動転子
を嵌込み係合して、前記作動クランク機構の作動により
各カッターホルダーを往復動してワークを切断する構成
とした角型パイプカット装置に存する。
【0006】
【作用】上記構成としたことにより、各カッター刃は上
下、左右のカッターガイド枠によりワークに対する切込
量が与えられ、作動リングにより4個のカッター刃を一
連に往復作動しても何ら干渉することなくワークをその
切断位置で正確に切断することができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明すると、図1はパイプカット装置1の正面図を示す
もので、このパイプカット装置1は搬送テーブル2と同
搬送テーブル2の所定の位置に配設されるカッター装置
3とより構成されている。
【0008】このカッター装置3は方形状のパイプ部材
(以下ワークという)Wの各片をカットするため4個の
カッター刃33を有するもので、方形状に枠組みされた
機枠4には上下に水平状に配設されたカッターガイド枠
21、22を上下に移動する上下作動機構10と左右に
垂直状に配設されたカッターガイド枠51、52を左右
方向へ移動する左右作動機構40とこのカッター刃33
を同時に往復動を与える往復動機構60とより構成され
ている。
【0009】この機枠4は脚台5上に立設されるととも
に、搬送テーブル2は左右に振り分け状に配設され、同
テーブル2には複数のローラ2aが配設され、ワークW
は図示はしないが他のクランプ部材によりその中心を機
枠4の中心線Cに整合保持するように設けられ、この左
側のテーブル2上には切断基準ストッパーMがカッター
刃33の位置C´からの切断長さL位置に移動設定可能
に設けられている。また、この機枠4は上枠6,下枠7
および左右の縦枠8,9とにより方形状に枠組み形成さ
れている。この機枠4の上下枠6,7間には上下作動機
構10が配設されている。
【0010】この上下作動機構10は上下枠6,7間に
所定の間隔で回転可能に縦設されるねじ軸11,12と
上枠7側に配設される駆動部14とこのねじ軸11,1
2の上部のねじ部11a,12aおよび下部ねじ部11
b,12b間に螺合される上下のカッターガイド枠2
1、22とより構成されている。
【0011】この左右のねじ軸11,12は図5および
図7に示すように上下枠6,7の幅中心線C´より所定
の距離隔てた一側寄りに縦設されるもので、上部のねじ
部11a,12a側と下部ねじ部11b,12b側とは
それぞれ逆向きに螺設され、このねじ軸11,12の上
端には傘歯車13a,13bがキー着されている。ま
た、上枠6上に配設される駆動部14はブラケット15
を介して駆動モータ16が取り付けられるとともに、こ
の駆動モータ16の回転軸には上枠6上に軸受17を介
して回転可能に水平状に支承された駆動軸18にカップ
リング19を介して連結されている。また、この駆動軸
18には,ねじ軸11,12に取付けた傘歯車13a,
13bと噛合い連繋する傘歯車20a,20bがキー着
されている。このように駆動部14に連繋された左右の
ねじ軸11,12の上部のねじ部11a,12a側と下
部ねじ部11b,12b側とにはそれぞれカッターガイ
ド枠21,22がこれらねじ部11a,12aおよびね
じ部11b,12bと螺合する雌ねじ部21a,22a
を介して上下動可能に取付けられている。
【0012】この上下のカッターガイド枠21,22は
例えば駆動モータ16の正回転で中心線Cを通るX軸側
へ平行に同じ移動量で対向移動し、逆回転でX軸より離
反移動して、カッター刃33に切込量を与えるもので、
X軸より等距離の位置に配設されている。また、この上
下のカッターガイド枠21,22の中心には所定の長さ
のガイド溝23a,23bが貫設され、同ガイド溝23
a,23bにはそれぞれカッターホルダー24a,24
bが摺動可能に設けられている。
【0013】この上下のカッターホルダー24a,24
bは同様に構成されるもので、基台25とカッター支持
部26とが略T字形状に形成され、図6および図8に示
すようにこの基台25には所定の間隔で軸ピン27,2
7が取付けられ、同軸ピン27の端部にはガイド溝23
a,23bをそれぞれ転動する転子28が回転可能に取
付けられている。また、この軸ピン27,27の中心に
はガイド溝23a,23bを貫通して機枠4の内方へ所
定の長さで延出する軸ピン29が取付けられ、同軸ピン
29の端部には後述の往復動機構60に連繋される作動
転子30が回転可能に取付けられている。また、カッタ
ー支持部26の端部にはボス部31が形成され、同ボス
部31にはカッター軸32が回転可能に支承され、この
カッター軸32の端部には所定の径を有し、外周に尖鋭
な刃を有するカッター刃33が取付けられている。この
ように設けられたカッターホルダー24a,24bをそ
れぞれカッターガイド枠21,22のガイド溝23a,
23bに転子28を介して取付けると図6に示すように
カッター刃33の刃先および作動転子30の幅中心は機
枠4の幅中心C´(切断位置)に整合されている。
【0014】また、左右作動機構41は上記上下作動機
構10とほぼ同様に構成されるもので、左右縦枠8,9
間に所定の間隔で回転可能に横設されるねじ軸41,4
2と右縦枠9側に配設される駆動部44とこのねじ軸4
1,42の上部のねじ部41a,42aおよび下部ねじ
部41b,42b間に螺合される上下のカッターガイド
枠51、52とより構成されている。
【0015】この上下のねじ軸41,42は左右縦枠
8,9の幅中心線C´より所定の距離隔てた一側寄り
に,すなわち、上下作動機構10のねじ軸11,12の
中心より所定の距離h隔てた位置の上下に横設されるも
ので、左側のねじ部41a,42a側と右側ねじ部41
b,42b側とはそれぞれ逆向きに螺設され、このねじ
軸41,42の右端には傘歯車43a,43bがキー着
されている。また、右縦枠9の側部に配設される駆動部
44は右縦枠9の下部にブラケット45を介して駆動モ
ータ46が取付けられるとともに、この駆動モータ46
の回転軸には右縦枠9の側面に軸受47を介して回転可
能に垂直状に支承された駆動軸48にカップリング49
を介して連結されている。また、この駆動軸48には,
ねじ軸41,42に取付けた傘歯車43a,43bと噛
合い連繋する傘歯車50a,50bがキー着されてい
る。このように駆動部44に連繋された左右のねじ軸4
1,42の左側のねじ部41a,42a側と右側のねじ
部41b,42b側とにはそれぞれカッターガイド枠5
1,52がこれらねじ部41a,42aおよびねじ部4
1b,42bと螺合する雌ねじ部51a,52aを介し
て左右動可能に取付けられている。
【0016】この上下のカッターガイド枠51,52は
例えば駆動モータ46の正回転で中心線Cを通るY軸側
へ平行に同じ移動量で対向移動し、逆回転でY軸より離
反移動して、カッター刃33に切込量を与えるもので、
Y軸より等距離の位置に配設されている。また、この左
右のカッターガイド枠51,52の中心には所定の長さ
のガイド溝53a,53bが貫設され、同ガイド溝53
a,53bにはそれぞれカッターホルダー54a,54
bが摺動可能に設けられている。
【0017】この左右のカッターホルダー54a,54
bは上下作動機構10のカッターホルダー24a,24
bと同様に構成されているので同符号を付してその説明
は省略する。このカッターホルダー54をそれぞれカッ
ターガイド枠51,52のガイド溝53a,53bに取
付けると図9に示すようにカッター刃33の刃先および
作動転子30の幅中心は機枠4の幅中心C´(切断位
置)に整合されている。
【0018】このように設けられた上下、左右作動機構
10、40の駆動モータ16,46は同調作動されて、
それぞれのカッター刃33に同量の切込量を与え、同量
の後退量を与えるように構成されている。このように設
けられた上下、左右作動機構10、40はその間に配設
される往復動機構60にカッターホルダー24a,24
b,54a,54bの作動転子30を介して連繋されて
いる。
【0019】この往復動機構60は上下、左右のカッタ
ーガイド枠21,22,51,52に設けられたカッタ
ーホルダー24,54をガイド溝23a,23b,53
a,53bに沿って同時に往復作動するもので、この往
復動機構60は作動リング64と作動クランク機構70
とより構成されている。
【0020】この作動リング64は図3および図8に示
すように機枠4の隅角部の左右縦枠8,9の上下の内側
面に取付けられたブラケット61に回転可能に支承され
た所定の径を有する支持ローラ62により回動可能に転
動支持されるもので、この支持ローラ62は図8に示す
ように外周に溝部62aが凹設されてブラケット61に
軸ピン63を介してその幅中心は機枠4の幅中心C´に
整合して配設されている。
【0021】また、作動リング64は所定の径を有し、
その内径部65は略方形状に形成され、また、外周には
支持ローラ62の溝部62aに嵌込まれる案内凸縁66
が連続形成されている。また、内径部65の上下縁65
a、65bには図示のようにY軸に対し所定の角度αの
位置には図示内側に開口して上下のカッターホルダー2
4の作動転子30を嵌込み係合する所定の長さの係合溝
部67a,67bが凹設され、また、内径部65の左右
縁65c,65dにはX軸に対し所定の角度αで、同様
にして内側に開口して左右のカッターホルダー54の作
動転子30を嵌込み係合する所定の長さの係合溝部67
c,67dが凹設されている。また、作動リング64の
外周の上縁65aに凹設した係合溝部67aの角度α線
上には作動クランク機構70と枢着連結する連結凸部6
8が突出形成されている。
【0022】この作動クランク機構70は機枠4の上部
側にブラケット71を介してその回転軸73を中心線C
と平行にして取付けられた駆動モータ72が配設され、
この駆動モータ72の回転軸73には所定の径を有する
クランクプレート74が着脱可能に取付けられている。
このように取付けられたクランクプレート74の所定の
半径位置にはクランクピン75が着脱可能に取付けら
れ、このクランクピン75と作動リング64の連結凸部
68との間には伸縮可能にその取付け長さを調整し得る
ターンバックル状のクランクロッド76の両端が枢着さ
れている。このようにクランクロッド76に連結された
作動リング64の各係合溝部67a,67b,67c,
67dにはそれぞれ上下、左右のカッターホルダー24
a,24b,54a,54bに設けた作動転子30が転
動可能に嵌込まれ、これら各カッターホルダー24a,
24b,54a,54bは図1に示すようにクランクピ
ン75が位置a1 でそれぞれ図示ワークWの辺の端部に
位置し、クランクプレート74の1回転で作動リング6
4の連結凸部66は角度2αで往復揺動され、これによ
り各カッターホルダー24a,24b,54a,54b
は各ガイド溝23a,23b,53a,53bに沿って
一体的に往復動するように設けられている。
【0023】次に、上記のように構成されたパイプカッ
ト装置1により方形状のパイプ部材のワークWをカット
する場合について説明すると、先ず、搬送テーブル2上
の切断基準ストッパーMをワークWの切断長さ位置に移
動設定する。そして、ワークWをてテーブル2上に載置
して機枠4に挿通するとともに、端面を切断基準ストッ
パーMに当接してクランプ部材によりクランプして、機
枠4の中心線CとワークWの中心線を整合し、かつワー
クWの切断位置を機枠4の幅の中心線C´、すなわち、
カッター刃33の中心に整合する。
【0024】そして、パイプカット装置1を起動すると
往復動機構60の駆動モータ70が駆動されて作動クラ
ンク機構70を介して作動リング64はその連結凸部6
8が中心線Cを中心として角度2α往復揺動され、これ
により作動リング64の係合溝部67a,67b,67
c,67dに連繋された上下、左右のカッターガイド枠
21,22,51,52のガイド溝23a,23b,5
3a,53bに配設されたカッターホルダー24a,2
4b,54a,54bは同ガイド溝23a,23b,5
3a,53bに沿って往復動される。この状態で上下作
動機構10および左右作動機構40の駆動モータ16,
46が制御装置(図示せず)のプログラムにより同調作
動されて所定量回転されることで各カッターガイド枠2
1,22,51,52にそれぞれX,Y軸方向へ移動さ
れて各カッター刃33に切込み量が順次与えられる。こ
れにより各カッター刃33はガイド溝23a,23b,
53a,53bにガイドされて干渉することなく中心線
C´に沿ってワークWの各片に沿って押圧転動すること
で破壊切断される。切断後、駆動モータ16,46は逆
回転され、これにより各カッターガイド枠21,22,
51,52は上下、左右方向へ後退され、以下上記操作
により順次切断される。
【0025】このように、本例パイプカット装置1は機
枠4の中心Cを通るX,Y軸に対し上下、左右方向へ前
後進可能にガイド溝23a,23b,53a,53bを
有するカッターガイド枠21,22,51,52を設け
るとともに、このガイド溝23a,23b,53a,5
3bには機枠4の幅中心C´の切断位置に整合するカッ
ター刃33を有するカッターホルダー24a,24b,
54a,54bを移動可能に設けて上記各カッター刃3
3に切込量を付与可能に設け、この機枠4には同心状に
外周に作動クランク機構70と連結する連結凸部68を
有する作動リング64を所定の角度2αで往復揺動可能
に設け、この作動リング64の略方形状の内径部65に
は上記連結凸部68と機枠4の中心Cを通る線とこれと
直交する線との位置に係合溝部67a,67b,67
c,67dを凹設して上記カッターホルダー24a,2
4b,54a,54bに取付けた作動転子30を嵌込み
係合して、上記作動クランク機構70の作動により各カ
ッターホルダー24a,24b,54a,54bを往復
動してワークWを切断する構成としたものである。した
がって、これら各カッター刃33は上下、左右のカッタ
ーガイド枠21,22,51,52によりワークWに対
する切込量が与えられ、作動リング64により一連に往
復動が与えられるので何ら干渉することなくワークWを
その切断位置で正確に切断することができ、また、この
カッター刃33による切断は押圧力により破壊切断であ
るから、従来の切断のように異音の発生、金属切粉の発
生およびその飛散、また、火花切粉の飛散に起因する問
題を解消することができ、高速運転に対処することがで
きて、切断作業を能率的に行うことができる。なお、上
記実施例においては上下、左右作動機構10,40をそ
れぞれ駆動モータ16,46により同調作動するように
例示したが、これに限定するものではなく、1個の駆動
モータにより両作動機構10,40を駆動する構成であ
ってもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したことに
より、各カッター刃は上下、左右のカッターガイド枠に
よりワークに対する切込量が与えられ、作動リングによ
り一連に往復動が与えられるので何ら干渉することなく
ワークをその切断位置で正確に切断することができ、ま
た、このカッター刃による切断は押圧力により破壊切断
であるから、従来の切断のように異音の発生、金属切粉
の発生およびその飛散、また、火花切粉の飛散に起因す
る問題を解消することができ、高速運転に対処すること
ができて、切断作業を能率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パイプカット装置にワークをセットした状態の
正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】カッター装置の正面図である。
【図4】カッター装置の一部破断した側面図である。
【図5】カッター装置の平面図である。
【図6】図3のA−A線断面図である。
【図7】図3のB−B線断面図である。
【図8】図3のD−D線断面図である。
【図9】図3のE−E線断面図である。
【符号の説明】
1 パイプカット装置 3 カッター装置 4 機枠 10 上下作動機構 21,22,51,52 カッターガイド枠 23a,23b,53a,53b ガイド溝 24a,24b,54a,54b カッターホルダー 30 作動転子 33 カッター刃 40 左右作動機構 60 往復動機構 64 作動リング 65 内径部 67a,67b,67c,67d 係合溝部 68 連結凸部 70 作動クランク機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠の中心を通るX,Y軸に対し上下、
    左右方向へ前後進可能にガイド溝を有する上下、左右の
    カッターガイド枠を設けるとともに、このガイド溝には
    機枠の幅中心の切断位置に整合するカッター刃を有する
    カッターホルダーをそれぞれ移動可能に設けて各カッタ
    ー刃に切込量を付与可能に設け、この機枠には同心状に
    外周に作動クランク機構と連結する連結凸部を有する作
    動リングを所定の角度で往復揺動可能に設け、この作動
    リングの略方形状の内径部には前記連結凸部と機枠の中
    心を通る線とこれと直交する線との位置に係合溝部を凹
    設して前記各カッターホルダーに取付けた作動転子を嵌
    込み係合して、前記作動クランク機構の作動により各カ
    ッターホルダーを往復動してワークを切断する構成とし
    た角型パイプカット装置。
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