JP2802139B2 - 管の切断方法およびその装置 - Google Patents
管の切断方法およびその装置Info
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Description
管、特に角管を切断する方法およびその装置に関するも
のである。
期して走行する切断機により切断することが行なわれて
おり、この走行切断機には種々の形式のものがあるが、
鋸刃を用いた走行切断機として、切断速度を速めるなど
の目的から3刃(丸管用)または4刃(丸管、角管用)
のミーリングカッターを用いた走行切断機がある。
ーリングカッターを、3刃の場合には進退機構により被
切断管に対して移動させ、4刃の場合には揺動機構によ
り被切断管に対して移動させて切込みを与え、全体を被
切断管の回りに公転させる構造とされている(例えば、
特開昭59−69213号、特開昭62−74525号公報)。
・揺動式の走行切断機の場合、各カッターの揺動機構が
連動して駆動する構造であるため、点対称の丸管と正四
角(スクエアー)の角管しか切断できず、対辺距離の異
なる長四角(レクタンギュラー)の角管を切断できな
い。
を用い、短辺の一部を含む長辺を上下から切断すること
ができるが切断サイクルタイムが長くなり、製管速度の
向上に対応できない。
で、その目的は、長四角の角管でも正四角の角管と同様
に容易にかつ短時間に切断できる管の切断方法およびそ
の装置を提供することにある。
ーリング(フライス)カッター等の鋸刃1を4つ、角管
PのパスラインLの回りに間隔をおいて同一面内に角管
P(長四角や正四角)の4辺にそれぞれ対応させて配設
し、これら各鋸刃1に、切込み、切断送り、退避
、復帰送りからなり、角管Pの一辺に沿う長方形状
のサイクル動作Cを個別に行わせると共に、各サイクル
動作Cの切断送りが同一方向となるように各鋸刃1を
制御するようにしたものである。
示知すように、鋸刃1と、この鋸刃1を回転駆動する回
転駆動機構3を有するカッターヘッド2と、このカッタ
ーヘッド2をパスラインLに対して進退させる切込み進
退機構4と、この切込み進退機構4をこの進退方向と直
交する方向に移動させる切断送り機構5を備え、この鋸
刃1、カッターヘッド2、切込み進退機構4、切断送り
機構5からなる装置を4組、角管Pのパスラインの回り
に角管Pの4辺にそれぞれ対応させて4台配設し、各鋸
刃1に、切込み、切断送り、退避、復帰送りか
らなり、角管Pの一辺に沿う長方形状のサイクル動作C
を個別に行わせ、かつ各サイクル動作Cの切断送りが
同一方向となるように各鋸刃1を制御するように構成し
たものである。
作させることができ、対辺距離の異なる長四角の角管で
も容易に切断できると共に、各辺を同時に切断できるた
め、正四角の角管と同様に短い切断時間で切断を行なう
ことができる。
能であり、さらにその他の三角形、多角形の管の切断も
可能である。
る。これは、4つのミーリングカッター1を用い、主と
して正四角と長四角の角管の両方を対象とする4頭走行
切断機の例である。
ール7上を走行する走行台車6上に設置された本体フレ
ーム8、クランプ装置9、移動テーブル10などからな
り、この走行切断機を管製造設備から搬送される管P
に、該管Pと同調走行させながらクランプ装置9によっ
て固定し、所定ストローク走行する間に管Pをミーリン
グカッター1により切断し、切断が終了するとクランプ
装置9を解除し、走行切断機がラック11、ピニオン12お
よび走行用モータ13などの装置により元位置に走行復帰
するようにされている。
置9のガイドローラ15、移動テーブル10、定置出没テー
ブル16から形成され、移動テーブル10は一端部が走行台
車6に連結され、切断走行移動に伴い移動テーブル10が
出没ローラ17を押し倒し、復帰移動によって移動テーブ
ル10が運び去られるとエアシリンダ18による付勢力によ
り出没ローラ17が起立するようにされている。
に、4つのミーリングカッター1をパスラインLと直交
する垂直面内を回転するようにカッターヘッド2に取付
ける。このカッターヘッド2は、本体フレーム8とクラ
ンプ装置9との間に配置し、サブフレーム19を介して本
体フレーム8に取付ける。カッターヘッド2には、第2
図に示すように、回転駆動モータ3Aを取付け、内部の歯
車列3Bを介してミーリングカッター1を回転させる。
を介して取付けられ、パスラインLに向かって、すなわ
ちフラットローラ群により支持された角管Pの最も近い
一辺に直交する方向(第5図のX軸またはY軸方向)に
進退可能に案内・支持され、切込み用モータ4Aとスクリ
ュー軸4Bにより移動する(第2図参照)。
材5Cを介して取付けられ、カッターヘッド2の進退方向
と直交するX軸またはY軸方向に移動可能に案内・支持
され、切断送り用モータ5Aとスクリュー軸5Bにより移動
する。
モータ5A等は、図示しない制御装置により角管Pの形
状、外径寸法、板厚、材質等のデータに基づいて、また
カッターの位置検出信号等に基づいて自動制御される。
Pの各辺外径から等距離に位置するようにセットする。
このセットは切込み用モータ4Aによりカッターヘッド2
を移動させてなされる。
位置は、角管Pの各角部の近傍にセットされると共に、
サイクル動作Cの切断送りが同一方向、第1図の例で
は時計回り方向に設定され、切断中に各ミーリングカッ
ター1が互いに当たらないようにする。また、これらの
位置(始点)は、角管の種類、サイズ替え毎に初期セ
ットされる。
時点でクランプ装置9が作動し、管Pに切断機が固定さ
れる。管Pと共に切断機が移動し、切込み用モータ4Aに
よりカッターヘッド2を移動させて所定ストロークの切
込みがなされる。
動させて所定ストロークの切断送りがなされる。
タ5Aにより復帰送りがなされる。このサイクル動作C
は各カッターで同時に行なわれると共に、制御装置内の
プログラムにより自動的に行なわれる。
り測定されており、次の切断位置がくると、走行切断機
本体を移送中の管に同調して走行させ、クランプ、切
断、アンクランプ、台車復帰が繰り返される。
ることも可能である。この場合、サイクル動作の切断送
りと復帰送りを1/4円の円弧とすればよい。この円
弧移動は、切込み進退機構と切断送り機構の複合動作で
形成できる。
形の管にも適用が可能である。
走行させながら管を切断する走行切断機に適用した例を
示したが、定置した切断機にも適用可能である。
に配設される複数の鋸刃に、切込み進退機構、切断送り
機構等を個別に設けてサイクル動作を個別に行なわせる
と共にサイクル動作の切断送りが同一方向となるように
したため、長四角の角管でも正四角の角管と同様に容易
に切断でき、また正四角の角管と同様に各辺を同時に切
断でき、切断サイクルタイムの短縮を図ることができ
る。
はその切断装置を示す部分拡大概略図、第3図、第4図
はこの発明に係る切断装置の一実施例を示す平面図、側
面図、第5図は第4図のV−V視図である。 1……ミーリングカッター 2……カッターヘッド 3……回転駆動機構、3A……回転駆動モータ 3B……歯車列、4……切込み進退機構 4A……切込み用モータ 4B……スクリュー軸、4C……ガイド部材 5……切断送り機構 5A……切断送り用モータ 5B……スクリュー軸、5C……ガイド部材 6……走行台車、7……走行レール 8……本体フレーム、9……クランプ装置 10……移動テーブル 14,15……ガイドローラ 16……定置出没テーブル 19……サブフレーム
Claims (2)
- 【請求項1】4つの鋸刃を角管のパスラインの回りに間
隔をおいて同一面内に角管の4辺にそれぞれ対応させて
配設し、これら各鋸刃に、切込み、切断送り、退避、復
帰送りからなり、角管の一辺に沿う長方形状のサイクル
動作を個別に行わせると共に、各サイクル動作の切断送
りが同一方向となるように各鋸刃を制御することを特徴
とする管の切断方法。 - 【請求項2】鋸刃と、この鋸刃を回転駆動する回転駆動
機構を有するカッターヘッドと、このカッターヘッドを
パスラインに対して進退させる切込み進退機構と、この
切込み進退機構をこの進退方向と直交する方向に移動さ
せる切断送り機構を備え、この鋸刃、カッターヘッド、
切込み進退機構、切断送り機構からなる装置を4組、角
管のパスラインの回りに角管の4辺にそれぞれ対応させ
て配設し、各鋸刃に、切込み、切断送り、退避、復帰送
りからなり、角管の一辺に沿う長方形状のサイクル動作
を個別に行わせ、かつ各サイクル動作の切断送りが同一
方向となるように各鋸刃を制御するように構成したこと
を特徴とする管の切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2074098A JP2802139B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 管の切断方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2074098A JP2802139B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 管の切断方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03277418A JPH03277418A (ja) | 1991-12-09 |
JP2802139B2 true JP2802139B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=13537372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2074098A Expired - Lifetime JP2802139B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 管の切断方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2802139B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19605021A1 (de) * | 1996-01-31 | 1997-08-07 | Mannesmann Ag | Maschine zum Trennen von Rohren |
JP3745065B2 (ja) * | 1997-01-31 | 2006-02-15 | トヨタ自動車株式会社 | 角パイプの開先加工機 |
CN114160879B (zh) * | 2022-02-14 | 2022-04-22 | 南通途捷机械科技有限公司 | 一种汽车轴承件生产用钢管件上料切割连续装置及其使用方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3109717U (ja) * | 2004-10-22 | 2005-06-02 | 伯竹 新井 | セラミック製仏像 |
-
1990
- 1990-03-23 JP JP2074098A patent/JP2802139B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03277418A (ja) | 1991-12-09 |
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