JPH0634506A - 摩耗試験装置 - Google Patents
摩耗試験装置Info
- Publication number
- JPH0634506A JPH0634506A JP19066292A JP19066292A JPH0634506A JP H0634506 A JPH0634506 A JP H0634506A JP 19066292 A JP19066292 A JP 19066292A JP 19066292 A JP19066292 A JP 19066292A JP H0634506 A JPH0634506 A JP H0634506A
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- Japan
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- wear
- specimen
- wear test
- polishing body
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 試料を均一に摩耗させることができ、ゴム試
料を使用してタイヤ走行時の摩耗を正確にシミュレーシ
ョンすることを可能にした摩耗試験装置を提供する。 【構成】 一対のローラー1,2間に装架したベルト状
の研摩体3を回転駆動させると共に、研摩体3の平面上
に試料8を支持し、この試料8をエアシリンダー6によ
って一定の荷重を負荷しながら研摩体3に押圧する。
料を使用してタイヤ走行時の摩耗を正確にシミュレーシ
ョンすることを可能にした摩耗試験装置を提供する。 【構成】 一対のローラー1,2間に装架したベルト状
の研摩体3を回転駆動させると共に、研摩体3の平面上
に試料8を支持し、この試料8をエアシリンダー6によ
って一定の荷重を負荷しながら研摩体3に押圧する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム試料等の摩耗試験
を行う摩耗試験装置に関し、更に詳しくはタイヤ走行時
の摩耗をシミュレーションすることを可能にした摩耗試
験装置に関する。
を行う摩耗試験装置に関し、更に詳しくはタイヤ走行時
の摩耗をシミュレーションすることを可能にした摩耗試
験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴム試料等の摩耗試験装置とし
て、円盤状や円柱状の研摩体を回転駆動させると共に、
この研摩体に試料を荷重を負荷しながら押圧するように
構成したものがあった。しかしながら、研摩体を円盤状
とした場合は、試料に対する摩擦速度が円盤の内側と外
側で異なるため試料を面方向に均一に摩耗させることが
できず、また研摩体を円柱状とした場合には、研摩面が
曲面であるため試料を平面状に均一に摩耗させることが
できなかった。このように従来の摩耗試験装置では、タ
イヤが路面を走行する際の摩耗環境を設定することがで
きないので、ゴム試料を使用してタイヤ走行時の摩耗を
正確にシミュレーションすることは不可能であった。
て、円盤状や円柱状の研摩体を回転駆動させると共に、
この研摩体に試料を荷重を負荷しながら押圧するように
構成したものがあった。しかしながら、研摩体を円盤状
とした場合は、試料に対する摩擦速度が円盤の内側と外
側で異なるため試料を面方向に均一に摩耗させることが
できず、また研摩体を円柱状とした場合には、研摩面が
曲面であるため試料を平面状に均一に摩耗させることが
できなかった。このように従来の摩耗試験装置では、タ
イヤが路面を走行する際の摩耗環境を設定することがで
きないので、ゴム試料を使用してタイヤ走行時の摩耗を
正確にシミュレーションすることは不可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、試料
を均一に摩耗させることができ、ゴム試料を使用してタ
イヤ走行時の摩耗を正確にシミュレーションすることを
可能にした摩耗試験装置を提供することにある。
を均一に摩耗させることができ、ゴム試料を使用してタ
イヤ走行時の摩耗を正確にシミュレーションすることを
可能にした摩耗試験装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る摩耗試験装
置は、少なくとも一方に駆動源を連結した一対のローラ
ー間にベルト状の研摩体を装架し、該研摩体の平面に対
して試料を押圧する試料支持機構を設置したことを特徴
とするものである。このように研摩体を一対のローラー
間に装架したベルトから構成し、その研摩体の平面に対
して試料を荷重下で押圧するようにしたことにより、研
摩体の平面によって試料を均一に摩耗させることができ
るので、タイヤが路面を走行する際の摩耗環境を設定す
ることができる。従って、試料としてタイヤトレッドを
構成するゴム試料を使用した場合にタイヤ走行時の摩耗
を正確にシミュレーションすることができる。
置は、少なくとも一方に駆動源を連結した一対のローラ
ー間にベルト状の研摩体を装架し、該研摩体の平面に対
して試料を押圧する試料支持機構を設置したことを特徴
とするものである。このように研摩体を一対のローラー
間に装架したベルトから構成し、その研摩体の平面に対
して試料を荷重下で押圧するようにしたことにより、研
摩体の平面によって試料を均一に摩耗させることができ
るので、タイヤが路面を走行する際の摩耗環境を設定す
ることができる。従って、試料としてタイヤトレッドを
構成するゴム試料を使用した場合にタイヤ走行時の摩耗
を正確にシミュレーションすることができる。
【0005】以下、本発明の構成について添付の図面を
参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施例からな
る摩耗試験装置を示す側面図、図2はそのエアシリンダ
ーを除いた状態を示す上面図である。図において、ロー
ラー1,2は互いに回転軸が平行になるように間隔をお
いて配置されており、このローラー1,2間にベルト状
の研摩体3が装架されている。ローラー1の回転軸には
可変速な直流モーター4が連結され、この直流モーター
4によってローラー1を可変速に回転させることにより
ベルト状の研摩体3が回転駆動するようになっている。
参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施例からな
る摩耗試験装置を示す側面図、図2はそのエアシリンダ
ーを除いた状態を示す上面図である。図において、ロー
ラー1,2は互いに回転軸が平行になるように間隔をお
いて配置されており、このローラー1,2間にベルト状
の研摩体3が装架されている。ローラー1の回転軸には
可変速な直流モーター4が連結され、この直流モーター
4によってローラー1を可変速に回転させることにより
ベルト状の研摩体3が回転駆動するようになっている。
【0006】一方、支持台5の上部にはエアシリンダー
6からなる荷重負荷機構が取り付けられており、このエ
アシリンダー6の下方には上下動支持体7からなる変位
機構を介して角柱状の試料8が研摩体3の平面上に支持
されている。また、上下動支持体7には、試料8の垂直
方向に負荷される荷重を検出するロードセル9と、水平
方向に負荷される横力を検出するロードセル10が設け
られている。
6からなる荷重負荷機構が取り付けられており、このエ
アシリンダー6の下方には上下動支持体7からなる変位
機構を介して角柱状の試料8が研摩体3の平面上に支持
されている。また、上下動支持体7には、試料8の垂直
方向に負荷される荷重を検出するロードセル9と、水平
方向に負荷される横力を検出するロードセル10が設け
られている。
【0007】このように構成される摩耗試験装置におい
ては、試料8を上下動支持体7に取り付けた後、ベルト
状の研摩体3を回転駆動させると共に、試料8をエアシ
リンダー6によって一定の荷重を負荷しながら研摩体3
に押圧させることにより摩耗試験を行うことができる。
このとき、試料8は平面状の研摩体3から摩擦力を受け
るので研摩体3との摩擦面において均一に摩耗させるこ
とができる。試料8は摩耗の進行に伴ってエアシリンダ
ー6の負荷荷重によって上下動支持体7と共に研摩体3
側に変位する。また、摩耗時における試料8への荷重及
び横力はロードセル9,10によって観測される。
ては、試料8を上下動支持体7に取り付けた後、ベルト
状の研摩体3を回転駆動させると共に、試料8をエアシ
リンダー6によって一定の荷重を負荷しながら研摩体3
に押圧させることにより摩耗試験を行うことができる。
このとき、試料8は平面状の研摩体3から摩擦力を受け
るので研摩体3との摩擦面において均一に摩耗させるこ
とができる。試料8は摩耗の進行に伴ってエアシリンダ
ー6の負荷荷重によって上下動支持体7と共に研摩体3
側に変位する。また、摩耗時における試料8への荷重及
び横力はロードセル9,10によって観測される。
【0008】上記装置において、試料8としてタイヤト
レッドを構成するゴムブロックを使用すれば、走行路面
と同様の平面における摩耗量を測定することができるの
で、タイヤ走行時の摩耗を正確にシミュレーションする
ことができる。この場合、試料8の垂直方向に負荷する
荷重はエアシリンダー6によって例えば1〜10kg/
cm2 の範囲で種々変更することができると共に、研摩
体3の回転速度は直流モーター4によって例えば1〜1
00km/hの範囲で高精度に可変速に制御することが
できるので、摩耗試験の条件を広範囲に設定することが
できる。また、ゴムブロックにトレッドパターンを形成
した場合には、研摩体3と支持台5との相対的な配置角
度を種々異ならせたり、試料8の上下動支持体7への取
付角度を種々異ならせることにより、トレッドパターン
の形状による摩耗特性を測定することが可能となる。
レッドを構成するゴムブロックを使用すれば、走行路面
と同様の平面における摩耗量を測定することができるの
で、タイヤ走行時の摩耗を正確にシミュレーションする
ことができる。この場合、試料8の垂直方向に負荷する
荷重はエアシリンダー6によって例えば1〜10kg/
cm2 の範囲で種々変更することができると共に、研摩
体3の回転速度は直流モーター4によって例えば1〜1
00km/hの範囲で高精度に可変速に制御することが
できるので、摩耗試験の条件を広範囲に設定することが
できる。また、ゴムブロックにトレッドパターンを形成
した場合には、研摩体3と支持台5との相対的な配置角
度を種々異ならせたり、試料8の上下動支持体7への取
付角度を種々異ならせることにより、トレッドパターン
の形状による摩耗特性を測定することが可能となる。
【0009】本発明において、上記構成のほかに、試料
8の高さ位置或いは上下動支持体7の高さ位置に基づい
て試料8の摩耗量を測定する摩耗量検出器を設けること
が好ましい。このような摩耗量検出器を設けることによ
り、試料8の時間経過に対する摩耗量を逐次測定するこ
とができる。特に、タイヤにおいては、ゴム物性やトレ
ッドパターンによって摩耗速度が刻々と変化するが、そ
のような経時的な摩耗特性を測定することも可能とな
る。
8の高さ位置或いは上下動支持体7の高さ位置に基づい
て試料8の摩耗量を測定する摩耗量検出器を設けること
が好ましい。このような摩耗量検出器を設けることによ
り、試料8の時間経過に対する摩耗量を逐次測定するこ
とができる。特に、タイヤにおいては、ゴム物性やトレ
ッドパターンによって摩耗速度が刻々と変化するが、そ
のような経時的な摩耗特性を測定することも可能とな
る。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、研
摩体を一対のローラー間に装架したベルト状とし、この
研摩体の平面に対して試料を押圧するようにしたから、
研摩体の平面によって試料を均一に摩耗させることがで
きるので、ゴム試料を使用してタイヤ走行時の摩耗を正
確にシミュレーションすることができる。
摩体を一対のローラー間に装架したベルト状とし、この
研摩体の平面に対して試料を押圧するようにしたから、
研摩体の平面によって試料を均一に摩耗させることがで
きるので、ゴム試料を使用してタイヤ走行時の摩耗を正
確にシミュレーションすることができる。
【図1】本発明の実施例からなる摩耗試験装置を示す側
面図である。
面図である。
【図2】図1のエアシリンダーを除いた状態を示す上面
図である。
図である。
【符合の説明】 1,2 ローラー 3 研摩体 4 直流モーター 5 支持台 6 エアシリンダー 7 上下動支持体 8 試料 9,10 ロードセル
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも一方に駆動源を連結した一対
のローラー間にベルト状の研摩体を装架し、該研摩体の
平面に対して試料を押圧する試料支持機構を設置した摩
耗試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19066292A JPH0634506A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 摩耗試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19066292A JPH0634506A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 摩耗試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0634506A true JPH0634506A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16261820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19066292A Pending JPH0634506A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 摩耗試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0634506A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5533382A (en) * | 1995-06-06 | 1996-07-09 | Wire Technologies, Inc. | Abrasion tester |
JP2009198276A (ja) * | 2008-02-21 | 2009-09-03 | Bridgestone Corp | ゴム試験機 |
JP2017058244A (ja) * | 2015-09-16 | 2017-03-23 | 東洋ゴム工業株式会社 | ゴム摩擦試験方法 |
KR20200034377A (ko) * | 2018-09-21 | 2020-03-31 | 주식회사 포스코 | 연마장치 |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP19066292A patent/JPH0634506A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5533382A (en) * | 1995-06-06 | 1996-07-09 | Wire Technologies, Inc. | Abrasion tester |
JP2009198276A (ja) * | 2008-02-21 | 2009-09-03 | Bridgestone Corp | ゴム試験機 |
JP2017058244A (ja) * | 2015-09-16 | 2017-03-23 | 東洋ゴム工業株式会社 | ゴム摩擦試験方法 |
KR20200034377A (ko) * | 2018-09-21 | 2020-03-31 | 주식회사 포스코 | 연마장치 |
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