JPH08278233A - 車両用タイヤのトレッドの不均一な摩耗を検査する装置 - Google Patents

車両用タイヤのトレッドの不均一な摩耗を検査する装置

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JPH08278233A
JPH08278233A JP8044945A JP4494596A JPH08278233A JP H08278233 A JPH08278233 A JP H08278233A JP 8044945 A JP8044945 A JP 8044945A JP 4494596 A JP4494596 A JP 4494596A JP H08278233 A JPH08278233 A JP H08278233A
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wheel
axis
friction
tread
wear
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JP8044945A
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Bernhard Gerhards
ベルンハルト・ゲルハルツ
Hans-Juergen Krutt
ハンス−ユルゲン・クルット
Wilhelm Thissen
ウイルヘルム・テイッセン
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Uniroyal GmbH
Original Assignee
Uniroyal GmbH
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/22Details, e.g. general constructional or apparatus details
    • G01N29/26Arrangements for orientation or scanning by relative movement of the head and the sensor
    • G01N29/27Arrangements for orientation or scanning by relative movement of the head and the sensor by moving the material relative to a stationary sensor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M17/00Testing of vehicles
    • G01M17/007Wheeled or endless-tracked vehicles
    • G01M17/02Tyres
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/26Scanned objects
    • G01N2291/269Various geometry objects
    • G01N2291/2692Tyres

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査結果が正確である、車両用タイヤの不均
一な摩耗の検査装置を提供する。 【解決手段】 装置は車輪23を収容するための回転可
能に支承された手段22を備えている。車輪の外周面が
摩耗を生じるために、回転駆動される回転対称的な摩擦
体1の外周面に対して、摩擦体の方へ半径方向に向いた
力作用要素によって押圧される。車輪の回転軸線dがそ
の空間的な姿勢で、摩擦体の軸線に対して平行な位置か
ら、車輪の回転軸線に対して垂直な平面内にある少なく
とも一つの揺動軸線回りに揺動可能である。車輪の回転
軸dをこの揺動軸線回りに制御して揺動させるための手
段が、車輪のキャンバ角およびまたはスリップアングル
に相当する角度を生じるよう形成されている。摩擦体1
は剛性のある外周面を備え、この外周面が周囲にわたっ
て閉じた永久的な摩擦被覆層を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用タイヤのト
レッドの不均一な摩耗を検査するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用タイヤの品質および使用状態を確
かめおよび検査するために、車両用タイヤの膨大な試験
および観察を道路走行中に行うことが普通である。この
ような試験は非常に時間がかかり、そして互いに分離す
るのが困難で部分的に重なり合ういろいろな影響に基づ
いて、個々の重要なパラメータを評価するのに必ず多大
なコストがかかる。更に、所定の条件下でタイヤの特性
および挙動を具体的に調べ、車両用タイヤに対する影響
およびタイヤの挙動を良好に理解し、それによってタイ
ヤの品質を改善するために、タイヤは、例えばころがり
抵抗または連続運転中の負荷に耐える能力を調べるため
の特殊な検査台で検査される。その際、転がり抵抗また
は連続耐負荷性を調べるための検査台は、場合によって
は邪魔になる車両用タイヤの摩耗の検出をできるだけ減
らすように形成されている。通常は、このような検査台
は1個の車輪のための剛性のある回転可能な収容体を備
えている。車輪は検査のために、回転可能なローラので
きるだけ滑らかな鋼表面、通常は研磨された鋼表面に押
しつけられる。ころがり抵抗測定のために、剛性のある
車輪収容体内に測定装置が設けられている。車輪または
回転するローラが駆動される。ころがり抵抗測定は、ロ
ーラに対して正確に半径方向に向いた押圧力の下で、短
い時間にわたって行われる。タイヤの回転速度と駆動さ
れる力の測定によって、駆動損失ところがり抵抗が求め
られる。ころがり抵抗をできるだけ一義的にかつ確実に
測定できるようにするために、車両用タイヤとローラの
間の摩擦によって駆動損失をできるだけ除去しなければ
ならない。持続的な負荷に耐える能力を検査するする場
合にも、運転中乗用車によってタイヤに作用する半径方
向の押圧力と、この押圧力による車両用タイヤの構造の
状態に対する影響に基づいて、負荷に耐える能力が検査
される。この場合、例えば摩擦によってタイヤに作用す
る付加的な力はすべて、測定結果の邪魔になり、測定結
果を悪化させる。
【0003】タイヤのころがり抵抗や持続的な負荷に耐
える能力のほかに、所定の条件の下での車両用タイヤの
トレッドの不均一な摩耗の情報が、最適なトレッドを形
成するために重要である。タイヤの全幅またはタイヤの
周方向におけるトレッドバーの不均一な摩耗は、タイヤ
の寿命にわたって異なる騒音状態、トラクション状態お
よび湿潤状態を有することになる。不均一な摩耗をシミ
ュレーションおよび検査するために、関連する摩耗ドラ
ムの外周面に薄い研磨紙を貼った検査台が既に使用され
ている。
【0004】車両用タイヤのトレッドが半径方向外方か
ら研磨紙に対して半径方向内方へ押しつけられる。その
際、摩耗ドラムは摩擦によって、回転可能に支承された
車輪を駆動する。研磨紙のざらざらしたライニングは摩
耗を生じる。この摩耗は粉末滑石に結合され、車輪から
吸い出される。長い試験間隔の後で、その都度検査すべ
きトレッドパターンの摩耗の同形性を検査することがで
きる。このような検査台は、薄い研磨紙のざらざらが早
く不確かな状態に変化するという欠点がある。これによ
り、摩耗を発生するための条件は、車両用タイヤの試験
の間、不確かで充分に再現できないように変化する。同
様に、順々に試験される複数の車両用タイヤの回転条件
を、あらゆるタイヤにとって同一になるよう調節するこ
とができない。研磨紙が早く摩耗するので、研磨紙をし
ばしば交換する必要がある。それによって、検査結果が
一層不正確になる。1枚の研磨紙の非常にざらざらした
表面と擦り減った表面が不確かな状態で変化すると、非
常にざらざらした新しい研磨紙に交換される。迅速に変
化するこの不確かな表面性状に基づいて、満足できる測
定結果は制限される。順々に測定された同じ構造の複数
の車両用タイヤの測定結果は、比較的に大きな変動を生
じることになる。不均一な検査条件は、隙間範囲によっ
て一層大きくなる。この隙間範囲は、摩耗ドラムの外周
面にわたって取付けられた、端範囲を突き合わせる研磨
紙によって、道路範囲で発生する。このような隙間範囲
は摩耗ドラムの外周範囲において不所望な付加的な妨害
個所である。このような隙間範囲は小さな継ぎ目によっ
て車両用タイヤに不所望を振動を生じ、摩耗ドラムの残
りの外周に対して異なる摩耗状態となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、検査結果が正確である、車両用タイヤの不均一な
摩耗の検査装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明によ
り、請求項1記載の特徴を有する、車両用タイヤのトレ
ッドの不均一な摩耗を検査する装置によって解決され
る。車輪はその回転軸線がそれに対して垂直な軸線回り
に揺動可能に形成されている。車輪の軸線に対して垂直
な平面内での揺動軸線の位置に応じて、車両の揺動によ
って、普通のキャンバ角またはスリップアングルあるい
はキャンバ角とスリップアングルの組み合わせを生じる
ことができる。従って、摩耗試験は実際的な条件下で行
うことができる。摩耗体の剛性のある外周面に、その全
体にわたって閉じた永久的な摩擦被覆層を備えることに
より、公知の研磨紙の場合に不利であり、特にざらざら
したライニングの迅速な磨滅が、特に滑らかな方面の不
確かな状態で、均一になる。永久的な摩擦被覆層は、所
定の摩擦状態を良好に維持することができる。外周面全
体にわたって閉じるよう形成することにより、移行また
は隙間に基づく衝撃個所がなくなる。この隙間はかみ鑢
端部を突き合わせることによって生じる。このような装
置の場合、車両用タイヤを検査時間全体にわたって、ほ
ぼ一定の条件で検査することができる。車両用タイヤの
連続検査は、ほぼ同じ検査条件下で行うことができる。
【0007】それによって、検査結果はほぼ変わらぬよ
う再現可能である。更に、永久的な摩擦被覆層を再下降
可能に形成することにより、検査条件を良好に統一する
ことができる。このような永久的な摩擦被覆層の変化
が、薄い研磨紙の場合の変化と比べて非常に小さいけれ
ども、例えば多数の試験の後で摩耗粉塵の付着によって
生じる小さな変化は、予め定めた状態で再加工すること
によって変更可能である。キャンバ角とスリップアング
ルの非常に広い範囲にわたる良好なシミュレーションの
ために、車輪の回転軸線に対して垂直な揺動軸線の平面
内で、回転軸線回りに回転させることにより、揺動軸線
を調節することができる。
【0008】車輪の収容体は、キャンバ角の調節のため
に軸線回りにおよびスリップアングルの調節のために軸
線回りにそれぞれ互いに独立して制御可能に形成されて
いる。これにより、すべての車輪懸架のための実際の走
行条件を最適化し、簡単にシミュレーションすることが
できる。本発明による複数の車輪収容体を、摩擦体の周
囲に配置したことにより、複数の車両用タイヤおよび異
なる車両用タイヤの異なる形の摩耗を、同じシミュレー
ション条件下で、同時にシミュレーションすることがで
きる。車輪収容体が互いに独立して制御可能な揺動軸線
を有していることにより、同時に検査される車両用タイ
ヤに、異なるキャンバ角およびまたはスリップアングル
を生じることができる。摩擦体の周囲に均一に分配配置
された6個の車輪収容体を備えた装置が有利である。こ
れにより、それぞれ2個の同じ車両用タイヤによる3つ
の試験を、同じ検査条件下で同時に有利に組み合わせる
ことができる。同様に、それぞれ3個の車両用タイヤで
二つの試験を、同じ用に調節して行うことができる。摩
耗形状の少しだけ偏差があっても、同時に行われるそれ
ぞれ2つまたは3つの同じ車両タイヤ摩耗検査の結果の
平均によって補償可能である。均一に分配配置した6個
の車両タイヤ収容体は更に、摩擦体に作用する力を良好
に分配し、かつ空間をを非常に良好に利用する。
【0009】永久的な摩擦被覆は、摩擦材料の突き固め
または注ぎかけによって有利に行われる。有利な摩擦材
料は布やすりまたは砥石材料である。鋼玉を挿入した注
型用樹脂マトリックスからなる砥石材料は、摩擦材料の
非常に一様で少ない摩耗を可能にする。摩擦体は摩擦材
料で被覆した鋼製外周壁を備えていると有利である。
【0010】8〜12mmの厚さの摩擦被覆層は、摩擦
ライニングの寿命を比較的に長くし、比較的に小さな車
両用タイヤの場合にも、車両用タイヤと摩擦体の間の半
径方向の押圧力を一定に保持するための構造的な問題を
生じない。検査時間の間、キャンバ角を再調節すること
により、所定のキャンバプロフィルをシミュレーション
することができる。これにより、車両の走行状態で、例
えば負荷が変化するときあるいは走行装置対称性が変化
するとき発生するキャンバ変化と、車両用タイヤの摩耗
の同形性に対するその作用をシミュレーションすること
ができる。スリップアングル角度が調節可能であること
により、カーブ走行による予め定めたコースで運転する
ときに車両に発生するプロフィルをシミュレーションす
ることができる。これにより、摩耗状態の同形性を予め
定めたコースで再検査することができる。
【0011】摩擦体の回転速度に調節により、車両の所
定の速度変化に対応するような設定された速度プロフィ
ルをシミュレーションすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、図1〜3に詳しく示した実
施の形態に基づいて本発明を詳しく説明する。図1,2
に示すごとく、摩耗検査台は中央体7を備えている。こ
の中央体には、摩擦ドラム1の駆動軸3が回転可能に軸
承されている。摩擦ドラムは駆動軸3、駆動輪4、摩擦
ベルト5を介して、モータ6によって公知のごとく駆動
される。モータ6はその速度を調節および制御可能に形
成されている。摩擦ドラム1は鋼からなる円筒状の外周
壁を備えている。この外周壁は公知のごとくその周囲に
わたって、突き固めによって砥石材料で均一に被覆され
ている。この砥石材料は、注型用樹脂マトリックスに埋
め込まれた実質的に砕いた鋼玉からなっている。被覆層
2は8〜12mmの均一な厚さを有する。更に、被覆の
ために他の砥石材料またはエメリーを使用することがで
きる。同様に、注ぎかけて層形成することによってある
いは永久的な被覆層を生じる他の適当な方法によって、
被覆層を形成することができる。中央体7には、摩擦ド
ラムの周囲にわたって、摩擦ドラムに対して接線方向に
形成されたそれぞれの軸線c回りに揺動可能に支承され
た6本の揺動レバー8が被駆動ドラム1の回転軸線aの
方へ向けて同心的に均一に分配されている。この揺動レ
バーにはフレーム9が固定されている。揺動軸線cから
半径方向外側へ向いた各々の揺動レバー8の端範囲に
は、スピンドルナット11が回転可能に支承されてい
る。スピンドルナット11のめねじには、スピンドルナ
ットを通って下方から上方へ達するスピンドル12が螺
合している。このスピンドルはスピンドルナット11の
下方で、中央体7の接続部に揺動軸線回りに揺動可能に
支承されている。各々の揺動レバー8に固定された電動
機によって、軸方向に動かぬよう支承されたスピンドル
ナット11を、スピンドル12の回りに回転させること
ができる。それによって、揺動レバー8はその揺動軸線
c回りに揺動させられる。
【0013】各々の揺動レバー8の半径方向外側の端範
囲において、この揺動レバーは上方へ向かってフレーム
9として形成されている。フレーム9には空気圧シリン
ダ14が固定されている。空気圧シリンダの往復ピスト
ンロッド16は摩擦体1の回転軸線aの方へ半径方向内
側へ向いており、制御される空気圧シリンダによって動
かすことができる。往復ピストン軸14の延長部には、
ロードセル15とフレーム18が固定されている。この
フレーム18はその下側範囲においてキャリッジ13に
固定されている。このキャリッジは摩擦体1の軸線aの
方へ半径方向に揺動レバー上を案内されるよう形成され
ている。空気圧シリンダ14の調節により、フレーム1
8は回転軸線aの方へ半径方向にあるいはこの回転軸線
から半径方向外側へ移動可能である。フレーム18には
三相交流モータ19が固定されている。このモータは軸
20に駆動連結されている。この軸は空気圧シリンダ1
4の軸線と同心的に配置され、フレーム18に回転可能
に軸承されている。軸20には揺動可能な支承板21が
固定されている。揺動可能な支承板21は摩擦ドラム寄
りのその範囲において、軸線bの回りに回転可能に支承
板21に軸承されて車輪収容体22を備えている。この
車輪収容体には、摩耗検査の前に、上側から車輪23が
装着され、軸線Dと同心的に固定される。車輪の摩耗を
検査するためにおよび車輪のキャンバまたは横すべりが
ないとき、すなわち、キャンバ角またはスリップアング
ルが0°のときの車両の走行条件で摩耗をシミュレーシ
ョンするために、先ず最初に、空気圧シリンダ14の軸
線が摩耗ドラム1の回転軸線に対して垂直に位置するよ
うに、レバー8がスピンドル12によって軸線c回りに
揺動させられる。この位置で既に同様に軸線aに対して
平行な面内にある軸20、ひいては車輪収容体22が、
三相交流モータ19によって揺動させられ、車輪23の
回転軸線dが摩耗ドラム1の回転軸線aに対して平行に
かつ曲がらないように配置される。車輪23のトレッド
は、摩耗ドラム1の摩擦被覆層2の外周面に接触するま
で、空気圧シリンダ14によって摩耗ドラム1の方へ半
径方向に移動させられる。ロードセル15を介しての微
調節時に、車輪23と摩耗ドラム1の間の予め定めた押
圧力は、空気圧シリンダ14によって調節される。摩耗
測定のために、モータ6により、摩耗ドラム1はその摩
擦被覆層2によってかつ車輪23の摩擦による連行によ
ってその軸線b回りに回転させられる。
【0014】シミュレーションされた所定の走行距離に
対する耐久度に達した後で、車輪23は空気圧シリンダ
14によって摩擦被覆層2から半径方向外側へ離れ、車
輪収容体22から上方へ取り出され、トレッドの摩耗を
検査する。予めキャンバを調節した車両用タイヤの摩耗
を測定するために、先ず最初に、空気圧シリンダ14の
軸線bが摩耗ドラム1の回転軸線aに対して垂直な平面
に対して、所望のキャンバ角に対応する角度をなすま
で、揺動レバー8のスピンドルナット11とスピンドル
12が電動機10によって調節される。それに続いて、
車輪23が空気圧シリンダ14によって摩擦被覆層2に
接触させられ、所定の押圧力で付勢される。
【0015】所定のスリップアングルの車輪のトレッド
の不均一な摩耗状態を検査するために、軸20ひいては
揺動可能な支承板21が車輪収容体22と共に、キャン
バ角なしおよびスリップアングルなしの測定時に占める
その基本位置から、軸20の軸線b回りに揺動させられ
る。その際、車輪の回転軸線dは図3に示すように、角
度βだけ位置d′へ移動する。この揺動はβが所望のス
リップアングルに一致するまで行われる。それに続い
て、車輪は空気圧シリンダによって摩擦体1の方へ移動
し、接触した後所望の押圧力で付勢される。
【0016】キャンバ角とスリップアングルの両方を調
節することもできる。そのために、例えば先ず最初に、
キャンバ角αが生じるまで、電動機10を介して調節レ
バー8が調節され、続いて所望のスリップアングルβを
占めるまで、軸20が三相交流モータ19によって回転
させられる。スピンドルを駆動するために制御される調
節可能なモータを使用することができ、軸20を調節す
るために調節可能な三相交流モータ19を使用すること
ができる。これにより、運転の間、スリップアングルま
たはキャンバ角あるいは良好の角度を調節することがで
きる。調節は例えばカーブ走行時にスリップアングルの
変化によって生じるような横滑りのための所望される所
定の走行プロフィルのシミュレーションを可能にする。
同様に、例えば走行装置対称性変化時やその他の負荷変
化時にキャンバ変化によって生じるような所定のキャン
バ走行プロフィルをシミュレーションすることができ
る。更に、駆動装置6を調節可能な駆動装置として形成
することにより、変化した速度の所定の速度プロフィル
に相応して速度調節をシミュレーションすることができ
る。
【0017】図1の実施の形態の場合、キャンバ角の調
節は+6°〜−6°の範囲にわたって行われる。しか
し、キャンバ角αを大きな角度範囲、例えば+15°〜
−15°の範囲にわたって形成することができる。スリ
ップアングルの範囲の調節は、図1の実施の形態の場
合、+2°〜−2°の角度範囲にわたって選択される。
しかし、角度βのための調節可能なスリップアングル範
囲を、大きな角度範囲、例えば+10°〜−10°の範
囲にわたって形成することができる。
【0018】摩耗したゴム材料を結合するために、1か
所にのみ概略的に示した粉末滑石ノズル24によって、
粉末滑石を摩擦体1の外周面に連続的に吹き付けること
ができる。それによって、摩耗した材料は摩擦体の外周
面に付着することがなく、従って場合によっては摩耗条
件を悪化させることができる。更に、摩耗した材料を、
図示していない付加的な吸引装置によって検査台から吸
い出すことができる。複数の車輪を備えた摩耗検査台、
例えば図1,2に示すように6個の車輪を同時に検査可
能である摩耗検査台の場合には、キャンバ角、スリップ
アングル、走行時間およびすべてのタイヤの半径方向力
のパラメータを、個別的に、異なるようにそして互いに
独立して選択および調節することができる。
【0019】更に、同一のタイヤの場合にも摩擦ドラム
1に対する相対速度を異なるように同時に調節するため
に、個々の検査位置についてそれぞれ、車輪収容体22
が独自の付加的な駆動装置およびまたは制御されるブレ
ーキ装置を備えることができる。摩擦ライニングを調節
するために、外周に均一に分配配置された、図示してい
ない公知の構造の1個または複数個の清掃装置を設ける
ことができる。摩耗物を除去するために例えば、摩耗ド
ラムに半径方向から近づく細くて軟らかいブラシを設け
ることができる。このブラシは回転可能に軸承されたブ
ラシでもよい。
【0020】同様に、摩擦ライニング表面を均一にする
ために、外周にわたって均一に分配配置された図示して
いない公知の1個または複数個の再加工装置を配置する
ことができる。例えば適当な研磨ライニングを備えた駆
動可能な研磨機械を、摩擦被覆層に到達可能に形成して
配置することができる。もし必要であれば、摩擦被覆層
の寿命の途中で、研磨機械を用いてかつ摩耗ドラムを回
転させることにより、摩耗ドラムの外周にわたって所定
の表面粗さを均一に再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による摩耗検査台の横断面図である。
【図2】6個の車輪を備えた本発明による摩耗検査台
の、図1の切断線II−II線に沿った断面図である。
【図3】スリップアングル調節を説明するための概略図
である。
【符号の説明】 1 摩擦ドラム 2 摩擦被覆層 3 駆動軸 4 駆動輪 5 ベルト 6 モータ 7 中央体 8 揺動レバー 9 フレーム 10 電動機 11 スピンドルナット 12 スピンドル 13 キャリッジ 14 空気圧シリンダ 15 ピストンロッド 16 ロードセル 17 ロッド 18 フレーム 19 三相交流モータ 20 軸 21 揺動可能な支承板 22 車輪収容体 23 車輪 24 使用面
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウイルヘルム・テイッセン ドイツ連邦共和国、52222 シユトールベ ルク、ブッシユストラーセ、49

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪(23)を収容するための回転可能
    に支承された手段(22)を備え、車輪の外周面が摩耗
    を生じるために、回転駆動される回転対称的な摩擦体
    (1)の外周面に対して、摩擦体の方へ半径方向に向い
    た力作用要素によって押圧される、車両用タイヤのトレ
    ッドの不均一な摩耗をシミュレーションするための装置
    において、 車輪の回転軸線(d)がその空間的な姿勢で、摩擦体の
    軸線に対して平行な位置から、車輪の回転軸線に対して
    垂直な平面内にある少なくとも一つの揺動軸線回りに揺
    動可能であり、 車輪の回転軸(d)をこの揺動軸線回りに制御して揺動
    させるための手段が、車輪のキャンバ角およびまたはス
    リップアングルに相当する角度を生じるよう形成され、 摩擦体(1)が剛性のある外周面を備え、この外周面が
    周囲にわたって閉じた永久的な摩擦被覆層(2)を備え
    ていることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 車輪(23)の回転軸線(d)がその角
    度姿勢で、摩擦体(1)の回転軸線(a)に対して平行
    な位置から、車輪(23)の回転軸線(d)に対して垂
    直な平面内にある、車輪(23)の収容体(22)に対
    して固定された少なくとも2つの揺動軸線(b,c)回
    りに揺動可能であり、 それぞれの揺動軸線(b,c)の回りに車輪(23)を
    揺動させるために、収容体(22)が、少なくとも揺動
    させるためにそれぞれ、制御可能な揺動駆動装置(1
    9,18,10,11,12)に互いに無関係に作用連
    結され、 揺動軸線(b)の回りの収容体(22)の揺動が車輪
    (23)のキャンバ角のシミュレーションを生じ、他の
    揺動軸線(c)の回りの収容体(22)の揺動がスリッ
    プアングルのシミュレーションを生じることを特徴とす
    る請求項1記載の車両用タイヤのトレッドの不均一な摩
    耗を検査するための装置。
  3. 【請求項3】 摩擦体(1)の外周にわたって、それぞ
    れ1個の車輪(23)を収容するための回転可能に支承
    された複数の手段(2)が形成され、この車輪のそれぞ
    れの外周面が、摩耗を生じるために、回転駆動される回
    転対称的な摩擦体(1)の外周面に対して、摩擦体の方
    へ半径方向に向いた力作用要素によって押圧され、 検査のために収容手段によって収容された車輪(23)
    の回転軸線がそれぞれ、その空間的な姿勢で、摩擦体の
    軸線に対して平行な位置から、車輪の回転軸線に対して
    垂直な平面内にある少なくとも一つの揺動軸線回りに揺
    動可能であり、 キャンバ角およびまたスリップアングルをシミュレーシ
    ョンするために、収容された各々の車輪(23)の回転
    軸線(d)を、車輪(23)の回転軸線に対して垂直な
    揺動軸線回りに互いに独立して制御揺動させるための手
    段を備えていることを特徴とする請求項1または2記載
    の車両用タイヤのトレッドの不均一な摩耗を検査するた
    めの装置。
  4. 【請求項4】 6個の車両用タイヤを同時に収容するた
    めの手段(22)が、摩擦輪の外周にわたって均一に分
    配配置されていることを特徴とする請求項3記載の車両
    用タイヤのトレッドの不均一な摩耗を検査するための装
    置。
  5. 【請求項5】 摩擦体(1)が、突き固められたまたは
    注ぎかけられた摩擦材料によって永久的に被覆されてい
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載
    の車両用タイヤのトレッドの不均一な摩耗を検査するた
    めの装置。
  6. 【請求項6】 摩擦材料が布やすりまたは研磨砥石材料
    であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに
    記載の車両用タイヤのトレッドの不均一な摩耗を検査す
    るための装置。
  7. 【請求項7】 研磨砥石材料が実質的に、注型用樹脂マ
    トリックスに埋め込まれた砕いた鋼玉によって形成され
    ていることを特徴とする請求項6記載の車両用タイヤの
    トレッドの不均一な摩耗を検査するための装置。
  8. 【請求項8】 摩擦体が摩擦ライニングで永続的に被覆
    した鋼製外周壁を備えていることを特徴とする請求項1
    〜7のいずれか一つに記載の車両用タイヤのトレッドの
    不均一な摩耗を検査するための装置。
  9. 【請求項9】 摩擦被覆層(2)の半径方向の厚さが8
    〜12mmであることを特徴とする請求項1〜8のいず
    れか一つに記載の車両用タイヤのトレッドの不均一な摩
    耗を検査するための装置。
  10. 【請求項10】 揺動軸線(b)回りに車輪(23)を
    揺動させるための揺動駆動装置が、シミュレーションの
    間、車両キャンバを調節するために調節可能に形成され
    ていることを特徴とする請求項2記載の車両用タイヤの
    トレッドの不均一な摩耗を検査するための装置。
  11. 【請求項11】 揺動軸線(c)回りに車輪(23)を
    揺動させるための揺動駆動装置が、シミュレーションの
    間、横すべりをシミュレーションするために調節可能に
    形成されていることを特徴とする請求項2記載の車両用
    タイヤのトレッドの不均一な摩耗を検査するための装
    置。
  12. 【請求項12】 回転対称の摩擦体(1)の回転速度が
    シミュレーションの間調節可能であることを特徴とする
    請求項1〜11のいずれか一つに記載の車両用タイヤの
    トレッドの不均一な摩耗を検査するための装置。
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