JP2823987B2 - 写真フイルムパトローネ用テレンプの製造方法 - Google Patents

写真フイルムパトローネ用テレンプの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真フイルムパトローネ
用テレンプの製造方法に関し、特にパトローネ内に巻き
取り収納された写真フイルム先端を、巻取軸の給送方向
への回転によりパトローネから外に出すようにした写真
フイルムパトローネ用テレンプの製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、写真フイルム装填を簡単にするた
めに、写真フイルムパトローネ内に写真フイルムを全て
巻き取って収納しておき、巻取軸を巻取方向とは反対側
の給送方向へ回転することにより、写真フイルム先端を
パトローネから出して頭出しするようにした写真フイル
ムパトローネが提案されている。このような逆転給送タ
イプの写真フイルムパトローネでは、写真フイルムの最
大巻取径をパトローネ収納室の内周面の径とほぼ同じ
か、やや小さめになるように設定して、巻取軸の給送方
向への回転時の巻きほぐれを防止して、写真フイルム先
端を写真フイルム出入口から排出するようにしている。
したがって、写真フイルム出入口に取り付けられる遮光
テレンプは、逆転給送時に大きな給送トルクを発生する
原因となる。このため、通常の写真フイルムパトローネ
に使用しているテレンプを逆転給送タイプに使用する
と、上下のテレンプのパイルの絡み合いをほどきながら
写真フイルム先端が通過するために非常に強い抵抗を受
け、しばしばこの写真フイルム出入口で写真フイルムの
先端が停止してしまうことがあった。したがって、逆転
給送タイプの写真フイルムパトローネでは、パイルを傾
斜させた傾斜テレンプを用い、テレンプを通過する時の
抵抗を小さくする必要がある。
【0003】このような傾斜テレンプを製造するために
は、パイルを根元から傾斜させる必要がある。ここで、
傾斜テレンプとは、パイルの基布との角度がほぼ一定方
向を向いて傾斜している遮光テレンプのことである。こ
の遮光テレンプは、傾斜したパイルの上に隣のパイルが
重なるように構成されている。更に、傾斜テレンプは、
パイルが写真フイルム給送方向に向けて傾斜するような
向きで、写真フイルムパトローネの写真フイルム出入口
に貼りつけられる。このように、パイルをその傾斜が写
真フイルム給送方向となるように写真フイルム出入口に
取り付けることにより、頭出し時の給送トルクを小さく
することができる。このような傾斜テレンプを作成する
場合に、パイルを傾斜する方法としてブラッシングロー
ラ等でパイルを傾斜させることが考えられる(例えば、
特願平2−127874号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テレンプ素
材のパイルに傾斜を付与した後に、テレンプ素材をフイ
ルム出入口に接合する幅に細くスリットすると、傾斜し
たパイルの先端を切断することになり、パイル屑が大量
に出るという問題がある。したがって、パイルに傾斜を
付与する以前に、予めフイルム出入口に接合する幅にテ
レンプ素材を細く織っておくか、スリットしておき、こ
れを長手方向に送りながらパイルに傾斜を付与する方法
が高能率かつローコストであると考えられる。しかしな
がら、このように予め細くつくられたテレンプ素材のパ
イルをブラッシングローラ等で傾斜させようとすると、
テレンプ素材が細いためにテレンプ素材が反転してしま
う等の不都合が生じ、テレンプ素材の全長においてパイ
ルを一定かつ確実に傾斜させることが困難であった。
【0005】本発明は、幅の細いテレンプ素材の全長に
おいてパイルを一定かつ確実に傾斜させることができる
ようにした写真フイルムパトローネ用テレンプの製造方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、送り中のテレンプ素材に送り方向を中心
とする捻りを与えながらテレンプ素材のパイルを熱ドラ
ムに接触させてパイルに所定の傾斜をつけるものであ
る。また、前記テレンプ素材の含有水分率を50重量%
以上としたものである。
【0007】
【実施例】図2に示すように、テレンプ素材10は、複
数個の送りローラ対9によりライン内で送られる。そし
て、先ずテレンプ素材10は、整毛ローラ11,12に
より、各パイルが立つように起毛させられる。テレンプ
素材10は予め幅5mm程度にカットされ、帯状にされて
いる。整毛ローラ11,12の軸はテレンプ素材10の
幅方向で取り付けられており、一方のローラ11がテレ
ンプ素材の送り方向に回転し、他方のローラ12がこれ
と反対の方向に回転する。これにより、各パイルは効率
よく起毛させられる。なお、整毛ローラ11,12の一
方は省略してもよい。
【0008】整毛ローラ11,12を通過したテレンプ
素材10は、ガイドローラ14を介し、熱ドラム15に
向かって送られる。テレンプ素材10が熱ドラム15の
外周面15aと接触する接触点まで距離D,例えば10
cm以内の所には、図1に示すように、テレンプ素材10
に捻りを与える捻りガイド16が設けられている。この
捻りガイド16がテレンプ素材10の面となす捻り角度
θを変更することによってテレンプ素材10の幅方向に
おけるテレンプ素材10のパイル18と熱ドラム15の
外周面15aとの接触角を変化させることができる。な
お、熱ドラム15との接触によって各パイル18の傾斜
方向が乱れることのないように、熱ドラム15の周速度
をテレンプ素材10の送り速度と一致させてある。パイ
ル18にテレンプ素材10の長さ方向にも傾斜を付与さ
せたい時は、この熱ドラム15の周速度とテレンプ素材
10の送り速度を適度に変更すればよい。
【0009】熱ドラム15によってパイル18に概ね傾
斜癖がつけられたテレンプ素材10は、さらに熱ドラム
20に送られて熱ドラム20の外周面に押し付けられ
る。これによって、テレンプ素材10が乾燥されるとと
もに、全パイル18の傾斜癖が均等になる。なお、符号
22,23は、テレンプ素材10のテンションを調節し
て熱ドラム15,20の外周面15a,20aにテレン
プ素材10を押し付ける強さを設定するテンションロー
ラである。なお、テレンプ素材10の送り速度は、例え
ば8m/min である。
【0010】次に、本発明の実施結果について説明す
る。 (実施例1)次の内容のパイル織物を製織した。 基布の経糸:50d/30fの東レ(株)製制電性ナイ
ロンパレル糸 基布の緯糸:70d/24fの東レ(株)製制電性ナイ
ロンパレル糸 パイル糸:100d/48fの東レ(株)製プロミラン
T8100ナイロン糸 織物幅:5.0mm パイル部分の織幅:3.5mm 経糸の打ち込み密度:1インチ当たり90本 緯糸の打ち込み密度:1インチ当たり120本 織り方法:平織りパイルV掛け パイル密度:58000本/cm2 この布をシャーリング機にて2.0mmの高さにカット
し、これをウインス型染色機でミツイナイロンブラック
SGL6%OWF黒色に染色した。染色後、テレンプ素
材30の含有水分率が50重量%であることを確認した
後、図3に示すように、以下の条件でパイル31に傾斜
を付与した。 捻り角度θ1 :60° 熱ドラム15,20の前後のテンション:500g 熱ドラム15,20の温度:170°C
【0011】(実施例2)実施例1と同様の布を染色
後、テレンプ素材33の含有水分率が50重量%である
ことを確認した後、図4に示すように、以下の条件でパ
イル34に傾斜を付与した。 捻り角度θ2 :100° 熱ドラム15,20の前後のテンション:500g 熱ドラム15,20の温度:170°C
【0012】(実施例3)実施例1と同様の布を染色
後、テレンプ素材35の含有水分率が50重量%である
ことを確認した後、図5に示すように、以下の条件でパ
イル36に傾斜を付与した。 捻り角度θ3 :160° 熱ドラム15,20の前後のテンション:500g 熱ドラム15,20の温度:170°C
【0013】(実施例4)実施例1と同様の布を染色
後、テレンプ素材37の含有水分率が100重量%であ
ることを確認した後、図4に示すように、以下の条件で
パイル38に傾斜を付与した。 捻り角度θ2 :100° 熱ドラム15,20の前後のテンション:500g 熱ドラム15,20の温度:170°C
【0014】(実施例5)実施例1と同様の布を染色
後、テレンプ素材の含有水分率が200重量%であるこ
とを確認した後、図4に示すように、以下の条件でパイ
ルに傾斜を付与した。 捻り角度θ2 :100° 熱ドラム15,20の前後のテンション:500g 熱ドラム15,20の温度:170°C
【0015】(比較例1)実施例1と同様の布を染色
後、テレンプ素材の含有水分率が50重量%であること
を確認した後、図6に示すように、以下の条件でパイル
に傾斜を付与した。 捻り角度θ4 :50° 熱ドラム15,20の前後のテンション:500g 熱ドラム15,20の温度:170°C
【0016】(比較例2)実施例1と同様の布を染色
後、テレンプ素材の含有水分率が40重量%であること
を確認した後、図3に示すように、以下の条件でパイル
に傾斜を付与した。 捻り角度θ1 :60° 熱ドラム15,20の前後のテンション:500g 熱ドラム15,20の温度:170°C
【0017】(比較例3)実施例1と同様の布を染色
後、テレンプ素材の含有水分率が40重量%であること
を確認した後、図4に示すように、以下の条件でパイル
に傾斜を付与した。 捻り角度θ2 :100° 熱ドラム15,20の前後のテンション:500g 熱ドラム15,20の温度:170°C
【0018】(比較例4)実施例1と同様の布を染色
後、テレンプ素材の含有水分率が40重量%であること
を確認した後、図5に示すように、以下の条件でパイル
に傾斜を付与した。 捻り角度θ3 :160° 熱ドラム15,20の前後のテンション:500g 熱ドラム15,20の温度:170°C
【0019】(比較例5)実施例1と同様の布を染色
後、テレンプ素材の含有水分率が30重量%であること
を確認した後、図4に示すように、以下の条件でパイル
に傾斜を付与した。 捻り角度θ2 :100° 熱ドラム15,20の前後のテンション:500g 熱ドラム15,20の温度:170°C
【0020】上記各テレンプ素材を長さ40mmにカット
して、図7(a),(b)に示す写真フイルムパトロー
ネ40の写真フイルム出入口41に、例えばアクリル系
の厚み0.15mmの粘着剤で貼り付けた。
【0021】写真フイルムパトローネ40は、パトロー
ネ本体42の内周に巻き緩み防止用の幅0.5mm,高さ
0.6mmのリブ43,44を設け、スプール回転によっ
て写真フイルム45の先端部45aを写真フイルム出入
口41(高さは2.0mmとした)から送り出す。写真フ
イルム出入口41の上下に配されたテレンプ48は本発
明により製造された傾斜テレンプであり、そのパイルは
写真フイルム給送方向に向けて傾斜してある。また、写
真フイルム45は、例えばフジカラースーパーHG40
0(商品名)とし、写真フイルム先端部45aを最先端
部から他方の端に向かって60度の傾斜をつけてカット
してある。
【0022】この写真フイルムパトローネ40の写真フ
イルム送り出し時の給送トルクを、給送トルク計で測定
した。測定値は、写真フイルム先端部45aが、写真フ
イルム出入口41から突出した時のピーク値とした。更
に、50個のパトローネで、写真フイルム出入口41か
ら写真フイルム先端部45aが突出した個数を頭出し率
として測定した。また、写真フイルム先端部45aを引
き込む際のトルク値(引き込みトルク値)を測定した。
上記測定結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】なお、上記表1,表2の中で用いた記号及
び用語の意味は次のとおりである。 評価:◎・・・非常に優れている;○・・・優れてい
る;×・・・使用不可 捻り角度:パイルを熱ドラムに接触させる前に、幅が細
いテレンプ素材を長さ方向を中心として回転させた角度 パイル傾斜角度:テレンプ素材の横断面で等間隔に選ん
だパイル糸20本の基布面に対してなす角 含有水分率:染色後の乾燥重量に対する傾斜工程直前に
含水した時の重量パーセント 給送トルク:20個のパトローネのうち写真フイルム先
端送り出し時のスプールにかかるトルクを給送トルクメ
ータで測定した値の平均 頭出し率:50個のパトローネのうち写真フイルム出入
口から写真フイルム先端が突出した個数の百分率
【0026】上記表1からも明らかなように、本発明の
傾斜パイルを持つテレンプの製造方法を適用した実施例
では、いずれも給送トルクが小さく、頭出し率も100
%と確実に給送することができる写真フイルムパトロー
ネ用テレンプを得ることができた。
【0027】なお、前記テレンプ素材の幅を5mmとした
が、2.0mm以上10.0mm以下であればよい。また、
予めこの範囲の幅で織った布でもあってもよく、この範
囲より広い幅で織られた後で、この範囲内にスリットし
たものでもよい。
【0028】前記テレンプ素材の基布及びパイル用糸は
熱可塑性樹脂からなる合成繊維が好ましい。例えば、ナ
イロン6,ナイロン66,ナイロン12等のポリアミド
系,ポリエチレン,ポリプロピレン,塩化ビニル,ポリ
スチレン等のポリオレフィン系,ポリエチレンテレフタ
レート,ポリブチレンフタレート等のポリエステル系,
ポリビニルアルコール系,ポリ塩化ビニリデン系,ポリ
塩化ビニル系,ポリアクリロニトリル系,ポリシアン化
ビニリデン系,ポリフルオロエチレン系,ポリウレタン
系等が挙げられる。また以上の熱可塑性樹脂2種以上を
組み合わせてもよいが、繊維形成性のある熱可塑性樹脂
が好ましい。
【0029】スタチック発生防止のため熱可塑性樹脂に
は通常公知の方法により、制電性化合物及び/又は導電
性物質を混合,吸着あるいは付着することによって、あ
るいは制電性化合物を熱可塑性樹脂と共重合させること
ができる。
【0030】制電性物質としては、例えばアルキルエー
テルエステル型,アルキルアミン型,リン酸エステル
型,アルキルエーテル型親水性又は界面活性を有する化
合物がある。導電性物質としては、導電性カーボンブラ
ック,金属,導電性の金属化合物,あるいはこれらの皮
膜を有する粒子を挙げることができる。
【0031】目止め樹脂としては、例えば特開昭62−
27733号,特開昭62−55649号,特開昭62
−71949号,特開昭63−49756号,特開平2
−72348等に記載されているような、ポリビニル系
合成樹脂エマルジョン,ポリオレフィン系合成樹脂エマ
ルジョン,合成ゴム系エマルジョン,ポリアミド系合成
樹脂エマルジョン,熱可塑性ポリウレタン系合成樹脂エ
マルジョン,熱可塑性ポリエステル系合成樹脂エマルジ
ョン等から選ばれる単独又は2種以上の目止め樹脂が使
用できる。
【0032】写真フイルムパトローネとテレンプとを粘
着する接着剤としては、上記目止め剤の他、例えばアク
リル系両面テープ(例えばソニーケミカル NP350
B),ポリエステル系誘電加熱接着剤(例えば東洋イン
キ製造 リオハード),ディレードタック型粘着剤(例
えば東洋インキ製造 BPW−5249),アルファシ
アノアクリレート系接着剤(例えば東亜合成化学工業
アロンアルファ232),アクリル系構造用接着剤(例
えばスリーボンド 39X−069)等がある。
【0033】パイル糸の太さは円状断面ナイロンパイル
系の場合は100デニール以下が好ましい。これより太
いとパイル糸に剛性が生じ、パイルを傾斜させにくくな
る。また、パイル糸の長さは1mm以上,布幅と同じ長さ
以下が好ましい。1mmより短くなると、パイルを傾斜さ
せにくくなり、布幅より長くなるとハンドリングしにく
くなる。また、パイル糸の断面形状は円状,偏平状,そ
の他遮光に有利な平らな形状であってもよい。パイル糸
のフィラメント数はいくつでもよいが、パイル密度とし
て10万本/cm2 以下が好ましい。これ以上だとパイル
糸どうしが互いに干渉しあって、パイルを傾斜させにく
くなる。
【0034】上記全実施例及び比較例において、熱ドラ
ムによるパイルの傾斜付与・乾燥時のテレンプ素材にか
けるテンションを500gに設定したが、パイルを熱ド
ラムに押し付ける力は実質上、100gより大きければ
十分である。また、テレンプ素材が切れない程度まで高
めることが可能である。
【0035】本実施例における好ましいパイルの傾斜角
度は30°以上80°以下,さらに好ましくは40°以
上60°以下である。
【0036】熱ドラムの温度は170℃に設定したが、
パイル糸の種類により、それぞれ適当な熱プレス温度が
ある。例えば本発明で用いたナイロンパイル糸では約1
50〜180℃である。熱ドラムとの接触時間は150
℃の時で15秒〜1分,180℃の時で10〜45秒が
好ましい。例えばポリエステルパイル糸では、約150
〜210℃である。熱ドラムとの接触時間は150℃の
時で30〜45秒,210℃の時で15〜30秒が好ま
しい。
【0037】本発明による傾斜付与時のテレンプ素材の
含有水分率は50重量%以上が好ましく、50重量%よ
り小さいと傾斜付与前にパイル糸がばらけてしまい、一
様な傾斜が得られずに給送トルクが増大する。なお、含
有水分率はテレンプ素材からしたたり落ちる程度の大き
な値,例えば300重量%であってもよい。
【0038】上記実施例でも明らかなように、本発明に
よる幅の狭いテレンプ素材のパイル面を熱ドラムに接触
させる直前の、テレンプ素材の長手方向の軸を中心とし
た捻り角度は、60°以上180°以下が好ましい。6
0°より小さいとテレンプ素材のパイルと熱ドラム面と
のなす角度が垂直に近くなり、一方向への傾斜が得られ
ない。180°を越えるとテレンプ素材の表裏が反転し
てパイル面が熱ドラムに接触しなくなるので、傾斜付与
が実行できなくなる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テレンプ素材に送り方向を中心とする捻りを与えながら
テレンプ素材のパイルを熱ドラムに接触させてパイルに
所定の傾斜を付与したので、シンプルな工程でありなか
らパイルに均一な傾斜を確実に付与することができ、遮
光テレンプを効率良く製造することができる。また、テ
レンプ素材の重量水分率を50重量%以上としたので、
傾斜付与時にパイルが乱れることがなくなり、パイルを
一様な方向に傾斜させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】捻りガイドとテレンプ素材と熱ドラムとの関係
を示した要部説明図である。
【図2】本発明を実施した傾斜テレンプの製造装置を示
す概略図である。
【図3】実施例1の捻り角度θ1 によるテレンプ素材の
パイルと熱ドラムとの関係を示す説明図である。
【図4】実施例2の捻り角度θ2 によるテレンプ素材の
パイルと熱ドラムとの関係を示す説明図である。
【図5】実施例3の捻り角度θ3 によるテレンプ素材の
パイルと熱ドラムとの関係を示す説明図である。
【図6】比較例1の捻り角度θ4 によるテレンプ素材の
パイルと熱ドラムとの関係を示す説明図である。
【図7】実施例及び比較例の各テレンプを試験するため
に用いた逆転給送タイプの写真フイルムパトローネの例
であり、(a)はその斜視図,(b)はその断面図であ
る。
【符号の説明】
10,30,33,35,37 テレンプ素材 15,20 熱ドラム 16 捻りガイド 18,31,34,36,38 パイル 40 写真フイルムパトローネ 41 写真フイルム出入口 45 写真フイルム 48 テレンプ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−24632(JP,A) 特開 平4−22944(JP,A) 実開 平2−30940(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 3/00 550 G03C 3/00 590 D06C 27/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フイルムを巻き付けたスプールをパ
    トローネ本体の内部に回動自在に収納し、スプールを回
    転させることにより写真フイルムをパトローネ本体に形
    成された写真フイルム出入口からパトローネ本体外に送
    り出すようにした写真フイルムパトローネの写真フイル
    ム出入口に配置される遮光用テレンプの製造方法におい
    て、 帯状のテレンプ素材を送って、この送り中のテレンプ素
    材に送り方向を中心とする捻りを与えながらテレンプ素
    材のパイルを熱ドラムに接触させてパイルに所定の傾斜
    をつけることを特徴とする写真フイルムパトローネ用テ
    レンプの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記テレンプ素材の含有水分率を50重
    量%以上としたことを特徴とする請求項1記載の写真フ
    イルムパトローネ用テレンプの製造方法。
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