JPH0652399B2 - 感光性帯材容器及びテレンプ布の接着方法 - Google Patents
感光性帯材容器及びテレンプ布の接着方法Info
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- JPH0652399B2 JPH0652399B2 JP19375086A JP19375086A JPH0652399B2 JP H0652399 B2 JPH0652399 B2 JP H0652399B2 JP 19375086 A JP19375086 A JP 19375086A JP 19375086 A JP19375086 A JP 19375086A JP H0652399 B2 JPH0652399 B2 JP H0652399B2
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C3/00—Packages of films for inserting into cameras, e.g. roll-films, film-packs; Wrapping materials for light-sensitive plates, films or papers, e.g. materials characterised by the use of special dyes, printing inks, adhesives
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2217/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B2217/26—Holders for containing light-sensitive material and adapted to be inserted within the camera
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ロール状に巻かれた印画紙や写真フィルムの
如き感光性帯材の包装に関するもので、更に詳しくは太
陽光下及び室内照明光下での装填用の感光性帯材の引出
口にテレンプ布を設けた遮光容器及びテレンプ布の接着
方法に関するものである。
如き感光性帯材の包装に関するもので、更に詳しくは太
陽光下及び室内照明光下での装填用の感光性帯材の引出
口にテレンプ布を設けた遮光容器及びテレンプ布の接着
方法に関するものである。
感光性帯材容器には種々の形態のものが開示されてい
る。例えば、実開昭５５−８８９８０号公報、実公昭５
６−16608号公報、特開昭５５−124140号公報、特開昭
５７−128333号公報、特公昭５９−36736号公報、特開
昭６０−156058号公報、米国特許4,148,395号明細書、
米国特許第4,179,028号明細書、米国特許第4,272,035号
明細書等である。
る。例えば、実開昭５５−８８９８０号公報、実公昭５
６−16608号公報、特開昭５５−124140号公報、特開昭
５７−128333号公報、特公昭５９−36736号公報、特開
昭６０−156058号公報、米国特許4,148,395号明細書、
米国特許第4,179,028号明細書、米国特許第4,272,035号
明細書等である。
このように、感光性帯材容器の帯状写真感光材料を引出
す部分には、一般に、光が遮光容器内部に侵入し容器内
部の帯状写真感光材料が感光するのを防止する目的で遮
光部材が設けられている。遮光部材には種々のものが存
在するが、その内主として布で構成されているいるもの
をテレンプ布という。
す部分には、一般に、光が遮光容器内部に侵入し容器内
部の帯状写真感光材料が感光するのを防止する目的で遮
光部材が設けられている。遮光部材には種々のものが存
在するが、その内主として布で構成されているいるもの
をテレンプ布という。
従来、このようなテレンプ布としては、側断面の模式図
が第１０図に示すようなものがあった（実公昭４６−２
０５３９号公報）。このテレンプ布は、織構造の地布１
にパイル糸４を織り込んで形成されたものである。地布
１は第１１図の平面の模式図に示すように、経糸２と緯
糸３とを織って形成されており、また上記パイル糸４
は、ビスコース，アセテート等の柔軟性のある原糸を捲
縮加工した無芯パイル糸が用いられている。
が第１０図に示すようなものがあった（実公昭４６−２
０５３９号公報）。このテレンプ布は、織構造の地布１
にパイル糸４を織り込んで形成されたものである。地布
１は第１１図の平面の模式図に示すように、経糸２と緯
糸３とを織って形成されており、また上記パイル糸４
は、ビスコース，アセテート等の柔軟性のある原糸を捲
縮加工した無芯パイル糸が用いられている。
そして、このような布を作成するには、地経緯糸2,3に
よって平地に織成すると同時にパイル用経糸４を纒絡織
成して二重ビロードとなし、これを切断するのが一般的
である。
よって平地に織成すると同時にパイル用経糸４を纒絡織
成して二重ビロードとなし、これを切断するのが一般的
である。
しかし、このようなパイル糸等を地布に織成してなるベ
ルベット織或いはビロード織とも称する、いわゆる織構
造の遮光テレンプ布の場合には、遮光テレンプ布作成の
過程でホツレやパイル抜けを起こし易く、生産工程が複
雑で生産コストが高くなる上感光性帯材容器に組込ん
で、帯状写真感光材料を引出し又は巻き込む際にも帯状
写真感光材料面の摩擦によりホツレレやパイル抜けを起
こし、その屑が帯状写真感光材料の感光膜に付着して障
害をおこすことがあった。特に室内光装填ロール状カラ
ー印画紙用遮光容器の引出口に使用した場合、高温・高
湿下ではゼラチンを用いている感光膜は膨潤し粘着性が
大きくなるため感光膜にパイルが付着するものであっ
た。
ルベット織或いはビロード織とも称する、いわゆる織構
造の遮光テレンプ布の場合には、遮光テレンプ布作成の
過程でホツレやパイル抜けを起こし易く、生産工程が複
雑で生産コストが高くなる上感光性帯材容器に組込ん
で、帯状写真感光材料を引出し又は巻き込む際にも帯状
写真感光材料面の摩擦によりホツレレやパイル抜けを起
こし、その屑が帯状写真感光材料の感光膜に付着して障
害をおこすことがあった。特に室内光装填ロール状カラ
ー印画紙用遮光容器の引出口に使用した場合、高温・高
湿下ではゼラチンを用いている感光膜は膨潤し粘着性が
大きくなるため感光膜にパイルが付着するものであっ
た。
そこで、従来、地布１に溶液状の目止め剤を含浸させた
後乾燥させて目止め層５を形成し、パイル糸４と地布１
を固定していた。そして、この目止め層５にヒートシー
ル可能な溶液状接着層６を塗布し、容器本体７の引出口
に貼付されていた。
後乾燥させて目止め層５を形成し、パイル糸４と地布１
を固定していた。そして、この目止め層５にヒートシー
ル可能な溶液状接着層６を塗布し、容器本体７の引出口
に貼付されていた。
ところで、従来の遮光テレンプ布において、溶液状の目
止め剤を塗布含浸させる工程で、パイル糸まで含浸しな
いようにするためには地布の繊維密度を上げる必要があ
った。従って、遮光テレンプ布に使用される布として
は、大量の糸が使用されている非常に高価なベルベット
の布でなければならないという問題点があった。
止め剤を塗布含浸させる工程で、パイル糸まで含浸しな
いようにするためには地布の繊維密度を上げる必要があ
った。従って、遮光テレンプ布に使用される布として
は、大量の糸が使用されている非常に高価なベルベット
の布でなければならないという問題点があった。
本発明は、この従来技術の問題点を改良し、安価に製造
できる遮光テレンプ布を用いた感光性帯材容器及びテレ
ンプ布の接着方法を提供することを目的とする。
できる遮光テレンプ布を用いた感光性帯材容器及びテレ
ンプ布の接着方法を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、エチレンエチルア
クリレート共重合体系溶融樹脂を塗布して地布に目止め
接着層を形成するようにしたものである。
クリレート共重合体系溶融樹脂を塗布して地布に目止め
接着層を形成するようにしたものである。
すなわち、本発明の感光性帯材容器は、感光性帯材がロ
ール状に巻回されるコアと該感光性帯材が引き出される
引出口と該引出口に設けられた遮光テレンプ布とを有す
る遮光容器において、該遮光テレンプ布の地布に遮光性
物質及び帯電防止剤を含有するエチルアクリレート含有
量が６重量％以上のエチレンエチルアクリレート共重合
体系溶融樹脂を用いた溶融押出しコーティングで形成さ
れる目止め接着層が設けられていることを特徴として構
成されている。
ール状に巻回されるコアと該感光性帯材が引き出される
引出口と該引出口に設けられた遮光テレンプ布とを有す
る遮光容器において、該遮光テレンプ布の地布に遮光性
物質及び帯電防止剤を含有するエチルアクリレート含有
量が６重量％以上のエチレンエチルアクリレート共重合
体系溶融樹脂を用いた溶融押出しコーティングで形成さ
れる目止め接着層が設けられていることを特徴として構
成されている。
また、本発明の感光性帯材容器におけるテレンプ布の接
着方法は、遮光テレンプ布の地布に遮光性物質及び帯電
防止剤を含有し、エチルアクリレート含有量が６重量％
以上のエチレンエチルアクリレート共重合体系溶融樹脂
を溶融押出しコーティングして目止め接着層を形成し、
該目止め接着層を感光性帯材容器の引出口に接着するこ
とを特徴として構成されている。
着方法は、遮光テレンプ布の地布に遮光性物質及び帯電
防止剤を含有し、エチルアクリレート含有量が６重量％
以上のエチレンエチルアクリレート共重合体系溶融樹脂
を溶融押出しコーティングして目止め接着層を形成し、
該目止め接着層を感光性帯材容器の引出口に接着するこ
とを特徴として構成されている。
目止め接着層を形成するエチレンエチルアクリレート共
重合体系溶融樹脂は地布との接着強度が大きく地布にパ
イル糸を固定でき、ヒートシール法や超音波加熱法等に
より再活性化して容器本体引出口に強固に貼付可能で塗
布時にパイル糸の先端近くまで含浸しない程度の粘度で
しかも感光性帯材に悪影響を与えないものであり、エチ
レンエチルアクリレート共重合体が好ましい。エチルア
クリレート含有量が６重量％以上のエチレンエチルアク
リレート（以後EEAという。）共重合体樹脂は、着色
性、熱安定性、溶融押出しコーティング性及び帯電防止
剤に優れ、かつ紙、金属及び熱可塑性樹脂と接着性が良
く、さらにカーボンブラックや他の熱可塑性樹脂との均
一混合性に優れているので特に好ましい。このEEA樹脂
の代表的製造メーカーとしてはユニオン・カーバイト社
（アメリカ）と日本では日本ユニカー（株）、三菱油化
（株）、住友化学（株）、三井ポリケミカル（株）等が
ある。具体例として日本ユニカ（株）で現在市販してい
るEEA樹脂の代表的銘柄名エチルアクリレートコモノマ
ー含有量、メルトインデックス、密度等を示す。（エチ
ルアクリレートコモノマー含有量がNUC試験法で６％以
上のもの） エチレンエチルアクリレート（以下、EEAと表示）共重
合体系溶融樹脂で目止め接着層を形成するには、溶融押
出しコーティング（エクストルージョンコーティング又
はエキストルーダ・ラミネーションともいわれる。）
が、ネックインが小さく、地布との接着力が大きく、冷
却ロールからの剥離性も良く、しかも製造適性に優れて
いるので用いられる。
重合体系溶融樹脂は地布との接着強度が大きく地布にパ
イル糸を固定でき、ヒートシール法や超音波加熱法等に
より再活性化して容器本体引出口に強固に貼付可能で塗
布時にパイル糸の先端近くまで含浸しない程度の粘度で
しかも感光性帯材に悪影響を与えないものであり、エチ
レンエチルアクリレート共重合体が好ましい。エチルア
クリレート含有量が６重量％以上のエチレンエチルアク
リレート（以後EEAという。）共重合体樹脂は、着色
性、熱安定性、溶融押出しコーティング性及び帯電防止
剤に優れ、かつ紙、金属及び熱可塑性樹脂と接着性が良
く、さらにカーボンブラックや他の熱可塑性樹脂との均
一混合性に優れているので特に好ましい。このEEA樹脂
の代表的製造メーカーとしてはユニオン・カーバイト社
（アメリカ）と日本では日本ユニカー（株）、三菱油化
（株）、住友化学（株）、三井ポリケミカル（株）等が
ある。具体例として日本ユニカ（株）で現在市販してい
るEEA樹脂の代表的銘柄名エチルアクリレートコモノマ
ー含有量、メルトインデックス、密度等を示す。（エチ
ルアクリレートコモノマー含有量がNUC試験法で６％以
上のもの） エチレンエチルアクリレート（以下、EEAと表示）共重
合体系溶融樹脂で目止め接着層を形成するには、溶融押
出しコーティング（エクストルージョンコーティング又
はエキストルーダ・ラミネーションともいわれる。）
が、ネックインが小さく、地布との接着力が大きく、冷
却ロールからの剥離性も良く、しかも製造適性に優れて
いるので用いられる。
また、EEA共重合体系溶融樹脂に遮光物質（例えば各種
カーボンブラックや金属粉末、アルミペースト等）及び
帯電防止剤を添加し、目止め接着層から光が進入するの
を防止したり、感光性帯材と遮光テレンプ布との摩擦に
よって発生する帯電を防止することが好ましい。
カーボンブラックや金属粉末、アルミペースト等）及び
帯電防止剤を添加し、目止め接着層から光が進入するの
を防止したり、感光性帯材と遮光テレンプ布との摩擦に
よって発生する帯電を防止することが好ましい。
遮光テレンプ布を形成する繊維は各種の合成樹脂繊維及
び天然繊維を用いることができるが、吸湿性が低く変形
し難く、かつヒートスリットや超音波スリット法等のよ
うに切断面がほつれないように溶融切断が可能で、しか
も起毛後のヒートセット性が良好であるとともに物理強
度が大きいので、ポリエステル系繊維又はポリアミド系
繊維で形成することが好ましい。また、抜け毛を防止す
るとともに生産性が向上するので、編物構造とすること
が好ましい。
び天然繊維を用いることができるが、吸湿性が低く変形
し難く、かつヒートスリットや超音波スリット法等のよ
うに切断面がほつれないように溶融切断が可能で、しか
も起毛後のヒートセット性が良好であるとともに物理強
度が大きいので、ポリエステル系繊維又はポリアミド系
繊維で形成することが好ましい。また、抜け毛を防止す
るとともに生産性が向上するので、編物構造とすること
が好ましい。
例えば、起毛ニット（添毛ニット）や円型編みや平型編
み等の横編みメリヤスをループ状のパイルに起毛加工し
た布や、トリコット編み、ラッセル編み（ダブルラッセ
ル編みを含む）、ミラニーズ編み等の縦編みメリヤスを
ループ状のパイルに起毛加工した布や、ループ状のパイ
ルを有するメリヤスを直接形成する丸編パイル編機を用
いたシンカーパイル布である。
み等の横編みメリヤスをループ状のパイルに起毛加工し
た布や、トリコット編み、ラッセル編み（ダブルラッセ
ル編みを含む）、ミラニーズ編み等の縦編みメリヤスを
ループ状のパイルに起毛加工した布や、ループ状のパイ
ルを有するメリヤスを直接形成する丸編パイル編機を用
いたシンカーパイル布である。
以上のような遮光テレンプ布が感光性帯材の遮光容器の
引出口に設けられている。
引出口に設けられている。
感光性帯材には、カラー印画紙、電算写植印画紙、JIS
１３５型写真フィルム（ライカフィルム）等あらゆる帯
状の感光性帯材が含まれる。遮光容器は、コアにロール
状に巻回された感光性帯材を収納し引出口から感光性帯
材を引き出す構造となっている総ての容器が含まれる。
例えば、電算写植印画紙やカラー印画紙用の遮光容器、
JIS１３５型写真フィルムパトローネ等である。
１３５型写真フィルム（ライカフィルム）等あらゆる帯
状の感光性帯材が含まれる。遮光容器は、コアにロール
状に巻回された感光性帯材を収納し引出口から感光性帯
材を引き出す構造となっている総ての容器が含まれる。
例えば、電算写植印画紙やカラー印画紙用の遮光容器、
JIS１３５型写真フィルムパトローネ等である。
遮光テレンプ布を遮光容器本体に設けるには、目止め接
着層を直接遮光容器に貼付してもよいし、また、目止め
接着層にさらに接着層を積層しこの接着層を遮光容器に
貼付してもよい。そして、この接着には熱や超音波や高
周波等によって溶融再活性させて貼る方法等の公知の各
種の方法を用いることが可能である。
着層を直接遮光容器に貼付してもよいし、また、目止め
接着層にさらに接着層を積層しこの接着層を遮光容器に
貼付してもよい。そして、この接着には熱や超音波や高
周波等によって溶融再活性させて貼る方法等の公知の各
種の方法を用いることが可能である。
本発明は、目止め接着層がEEA共重合体系溶融樹脂を用
いた溶融押出しコーティングで形成されているので、目
止め接着層形成時に樹脂が地布を通り抜けパイル糸の上
部近くまで浸透することなく地布に留まる。
いた溶融押出しコーティングで形成されているので、目
止め接着層形成時に樹脂が地布を通り抜けパイル糸の上
部近くまで浸透することなく地布に留まる。
又目止め接着層形成速度が早く生産性が良好なので安価
である。
である。
本発明による感光性帯材容器の遮光テレンプ布の実施例
を第１図から第６図に基づいて説明する。
を第１図から第６図に基づいて説明する。
第１図に示す遮光テレンプ布１１は、長い毛羽状パイル
１２ａと短い毛羽状パイル１２ｂが交互に所定間隔で編
物である地布１に形成されており、また地布１には遮光
性物質を添加したEEA樹脂を溶融コーティングして形成
した遮光性目止め接着層１３が設けられている。
１２ａと短い毛羽状パイル１２ｂが交互に所定間隔で編
物である地布１に形成されており、また地布１には遮光
性物質を添加したEEA樹脂を溶融コーティングして形成
した遮光性目止め接着層１３が設けられている。
第２図に示す遮光テレンプ布１１は、表面に毛羽状パイ
ル１２を配置するとともにその内側にループ状パイル１
４を配置したもので、遮光性目止め接着層１３は第１図
の遮光テレンプ布と同様である。
ル１２を配置するとともにその内側にループ状パイル１
４を配置したもので、遮光性目止め接着層１３は第１図
の遮光テレンプ布と同様である。
第３図に示す遮光テレンプ布１１は、毛羽状パイル１２
とループ状パイル１４を交互に配置したもので、遮光性
目止め接着層１３は第１図の遮光テレンプ布と同様であ
る。
とループ状パイル１４を交互に配置したもので、遮光性
目止め接着層１３は第１図の遮光テレンプ布と同様であ
る。
第４図に示す遮光テレンプ布１１は、ループ状パイル１
４のみで構成したもので、遮光性目止め接着層１３は第
１図の遮光テレンプ布と同様である。
４のみで構成したもので、遮光性目止め接着層１３は第
１図の遮光テレンプ布と同様である。
第５図に示す遮光テレンプ布１１は、毛羽状パイル１２
のみで構成したもので、遮光性目止め接着層１３は第１
図の遮光テレンプ布と同様である。
のみで構成したもので、遮光性目止め接着層１３は第１
図の遮光テレンプ布と同様である。
第６図に示す遮光テレンプ布１１は、長いループ状パイ
ル１４ａと短いループ状パイル１４ｂが交互に配置され
ているもので、遮光物質を添加した熱可塑性樹脂からな
る遮光性目止め接着層１３とEEA樹脂からなる容器本体
接着層１５を二層共押し出した目止め接着層２３により
形成されている。
ル１４ａと短いループ状パイル１４ｂが交互に配置され
ているもので、遮光物質を添加した熱可塑性樹脂からな
る遮光性目止め接着層１３とEEA樹脂からなる容器本体
接着層１５を二層共押し出した目止め接着層２３により
形成されている。
以上のような遮光テレンプ布１１を用いた感光性帯材容
器の例を第７図から第９図に示す。
器の例を第７図から第９図に示す。
第７図はカラー印画紙や電算写植印画紙等に適用される
帯状写真感光材料用遮光容器の例を示すものである。こ
の図において、遮光容器本体７は金属やプラスチック又
は紙等で形成されている。この遮光容器本体７の隅角部
に引出口（ポート口）１７が形成され、この引出口の上
下の両面に遮光テレンプ布１１が設けられている。また
内部には帯状写真感光材料としてのカラー印画紙や電算
写植印画紙やマイクロフィルム等の感光性帯材１８がロ
ール状に巻回されるコア１９が設けられている。
帯状写真感光材料用遮光容器の例を示すものである。こ
の図において、遮光容器本体７は金属やプラスチック又
は紙等で形成されている。この遮光容器本体７の隅角部
に引出口（ポート口）１７が形成され、この引出口の上
下の両面に遮光テレンプ布１１が設けられている。また
内部には帯状写真感光材料としてのカラー印画紙や電算
写植印画紙やマイクロフィルム等の感光性帯材１８がロ
ール状に巻回されるコア１９が設けられている。
第８図は、第７図に示した感光性帯材容器に製品保護と
防湿性及び必要によって遮光性をより一層確保するため
に、防湿フィルム２０で密封した例を示すものである。
この防湿フィルム２０は、アルミニウム真空蒸着熱可塑
性樹脂フィルム層とヒートシール層の積層フィルム、熱
可塑性樹脂インフレーションフィルム等防湿性及び必要
により遮光性を有するフィルムで形成されている。そし
てヒートシール等により密封部２１で遮光容器本体７を
密封して形成されている。
防湿性及び必要によって遮光性をより一層確保するため
に、防湿フィルム２０で密封した例を示すものである。
この防湿フィルム２０は、アルミニウム真空蒸着熱可塑
性樹脂フィルム層とヒートシール層の積層フィルム、熱
可塑性樹脂インフレーションフィルム等防湿性及び必要
により遮光性を有するフィルムで形成されている。そし
てヒートシール等により密封部２１で遮光容器本体７を
密封して形成されている。
第９図はJIS１３５型写真フィルムを対象とした感光性
帯材容器であるJIS１３５型写真フィルムパトローネの
例を示すものである。この図において、符号２３はパト
ローネ本体で、このパトローネ本体２３に少しの間隙を
持つ２枚の板が突出形成されて引出口２４が形成されて
いる。この引出口２４の両面に遮光テレンプ布１１が設
けられ、また内部にはJIS１３５型写真フィルムがロー
ル状に巻回されるプラスチック性のコア（スプール）２
５が設けられている。
帯材容器であるJIS１３５型写真フィルムパトローネの
例を示すものである。この図において、符号２３はパト
ローネ本体で、このパトローネ本体２３に少しの間隙を
持つ２枚の板が突出形成されて引出口２４が形成されて
いる。この引出口２４の両面に遮光テレンプ布１１が設
けられ、また内部にはJIS１３５型写真フィルムがロー
ル状に巻回されるプラスチック性のコア（スプール）２
５が設けられている。
次に、本発明品、比較品及び従来品の特性を比較した実
験結果を第１表に示す。
験結果を第１表に示す。
表中の評価は下記による。
試験方法は下記による。
Ａ：温度３０℃、湿度８０％ＲＨ下に１２時間放置後カ
ラー印画紙を引き出した時の切断面のほつれ、パイル切
断クズ、パイル抜けの付着状態より判定。
ラー印画紙を引き出した時の切断面のほつれ、パイル切
断クズ、パイル抜けの付着状態より判定。
Ｂ：目止め層又は目止め接着層を遮光テレンプ布の地布
に形成後、２４時間経時した時点でパイル部を手による
触感と視覚とにより感応検査して判定。
に形成後、２４時間経時した時点でパイル部を手による
触感と視覚とにより感応検査して判定。
Ｃ：従来品を１００とした時のコスト 〔発明の効果〕 本発明は以上のように遮光テレンプ布の地布にエチルア
クリレート含有量が６重量％以上のEEA共重合体系溶融
樹脂を用いた溶融押出しコーティングで形成される目止
め接着層を設けるので、繊維密度の小さい地布であって
も樹脂は地布に留まりパイル糸まで浸透せず、地布に繊
維密度の大きい高価な布を用いなくてもよい。また、目
止め接着層の形成速度が速く、かつ従来のように不用な
溶剤を乾燥させる設備と溶剤を回収する設備とを設ける
必要がない。従って、パイル糸が地布から抜けることの
ない遮光テレンプ布を安価に製造できる。
クリレート含有量が６重量％以上のEEA共重合体系溶融
樹脂を用いた溶融押出しコーティングで形成される目止
め接着層を設けるので、繊維密度の小さい地布であって
も樹脂は地布に留まりパイル糸まで浸透せず、地布に繊
維密度の大きい高価な布を用いなくてもよい。また、目
止め接着層の形成速度が速く、かつ従来のように不用な
溶剤を乾燥させる設備と溶剤を回収する設備とを設ける
必要がない。従って、パイル糸が地布から抜けることの
ない遮光テレンプ布を安価に製造できる。
第１図〜第６図は本発明の感光性帯材容器に用いる遮光
テレンプ布の代表的実施例の断面模式図である。第７図
から第９図は本発明の感光性帯材容器の代表的実施例を
示す斜視図である。第１０図及び第１１図は従来の遮光
テレンプ布の例を示す模式図である。 １……地布、７……遮光容器本体、１１……遮光テレン
プ布、１３……遮光性目止め接着層、１８……感光性帯
材、１９，２５……コア、２３……二層共押し出し目止
め接着層。
テレンプ布の代表的実施例の断面模式図である。第７図
から第９図は本発明の感光性帯材容器の代表的実施例を
示す斜視図である。第１０図及び第１１図は従来の遮光
テレンプ布の例を示す模式図である。 １……地布、７……遮光容器本体、１１……遮光テレン
プ布、１３……遮光性目止め接着層、１８……感光性帯
材、１９，２５……コア、２３……二層共押し出し目止
め接着層。
Claims (5)
- 【請求項１】感光性帯材がロール状に巻回されるコアと
該感光性帯材が引き出される引出口と該引出口に設けら
れた遮光テレンプ布とを有する遮光容器において、該遮
光テレンプ布の地布に遮光性物質及び帯電防止剤を含有
するエチルアクリレート含有量が６重量％以上のエチレ
ンエチルアクリレート共重合体系溶融樹脂を用いた溶融
押出しコーティングで形成される目止め接着層が設けら
れていることを特徴とする感光性帯材容器 - 【請求項２】遮光テレンプ布はポリエステル系繊維また
はポリアミド系繊維からなる編構造で形成されている特
許請求の範囲第１項記載の感光性帯材容器 - 【請求項３】遮光性物質がカーボンブラックである特許
請求の範囲第１項記載の感光性帯材容器 - 【請求項４】目止め接着層にさらに接着層が積層されて
いる特許請求の範囲第１項記載の感光性帯材容器 - 【請求項５】遮光テレンプ布の地布に遮光性物質及び帯
電防止剤を含有し、エチルアクリレート含有量が６重量
％以上のエチレンエチルアクリレート共重合体系溶融樹
脂を溶融押出しコーティングして目止め接着層を形成
し、該目止め接着層を感光性帯材容器の引出口に接着す
ることを特徴とする感光性帯材容器におけるテレンプ布
の接着方法
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19375086A JPH0652399B2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 | 感光性帯材容器及びテレンプ布の接着方法 |
| US07/579,281 US5275283A (en) | 1986-08-19 | 1990-09-06 | Container for light-sensitive strip materials having improved light sealing means |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19375086A JPH0652399B2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 | 感光性帯材容器及びテレンプ布の接着方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6349756A JPS6349756A (ja) | 1988-03-02 |
| JPH0652399B2 true JPH0652399B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=16313188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19375086A Expired - Fee Related JPH0652399B2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 | 感光性帯材容器及びテレンプ布の接着方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0652399B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04335343A (ja) * | 1991-05-10 | 1992-11-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | 写真フイルムパトローネ |
| JP2823987B2 (ja) * | 1992-04-21 | 1998-11-11 | 富士写真フイルム株式会社 | 写真フイルムパトローネ用テレンプの製造方法 |
| JP3513732B2 (ja) * | 1995-11-29 | 2004-03-31 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性帯材容器 |
-
1986
- 1986-08-19 JP JP19375086A patent/JPH0652399B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6349756A (ja) | 1988-03-02 |
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