JPH03229244A - 写真フイルムパトローネ - Google Patents
写真フイルムパトローネInfo
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- JPH03229244A JPH03229244A JP2421590A JP2421590A JPH03229244A JP H03229244 A JPH03229244 A JP H03229244A JP 2421590 A JP2421590 A JP 2421590A JP 2421590 A JP2421590 A JP 2421590A JP H03229244 A JPH03229244 A JP H03229244A
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- cartridge
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- pile yarn
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Links
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2217/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B2217/26—Holders for containing light-sensitive material and adapted to be inserted within the camera
- G03B2217/265—Details of light-proofing
Landscapes
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Photographic Developing Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕・
本発明は、写真フィルムを収納するノずトローネに関し
、特にフィルム排出口に配置されたテレンプに関するも
のである。
、特にフィルム排出口に配置されたテレンプに関するも
のである。
写真フィルムパトローネはロールフィルムをスプールに
巻き付け、これをパトローネ本体内に収納したものであ
り、フイ・ルム出口部分(ボート部)には、内部のフィ
ルムを感光させないようにテレンプと称される遮光用の
布が設けられている。
巻き付け、これをパトローネ本体内に収納したものであ
り、フイ・ルム出口部分(ボート部)には、内部のフィ
ルムを感光させないようにテレンプと称される遮光用の
布が設けられている。
このようなテレンプとしては、実公昭37−21388
号公報に記載されているように、織物構造の地布にパイ
ル糸を織り込んで形成されたものや、実公昭61−34
526号公報に開示されているように、編み物構造の地
布にパイル糸を織り込んで形成されたものや、実公昭3
7−4453号、特開昭53−105222号、特開昭
57190947号公報に開示されているように、パト
ローネ出口部にパイル糸を植え込んで成形されたものな
ど、パイル糸を用いたものが主流を占めている。
号公報に記載されているように、織物構造の地布にパイ
ル糸を織り込んで形成されたものや、実公昭61−34
526号公報に開示されているように、編み物構造の地
布にパイル糸を織り込んで形成されたものや、実公昭3
7−4453号、特開昭53−105222号、特開昭
57190947号公報に開示されているように、パト
ローネ出口部にパイル糸を植え込んで成形されたものな
ど、パイル糸を用いたものが主流を占めている。
ところで、従来のパトローネはフィルムの先端が予め出
口部分(ボート部)から引き出されていたが、近年例え
ば米国特許4832275号、同4834306号、同
4848693号、同4846418号の如くフィルム
の先端まで全てパトローネ内に収納し、このフィルムを
スプールの回転により自動的に外部に送り出すようにし
た写真フィルムパトローネが開発されている。
口部分(ボート部)から引き出されていたが、近年例え
ば米国特許4832275号、同4834306号、同
4848693号、同4846418号の如くフィルム
の先端まで全てパトローネ内に収納し、このフィルムを
スプールの回転により自動的に外部に送り出すようにし
た写真フィルムパトローネが開発されている。
しかしながら、このような自動給送式のパトローネにお
いては、上記テレンプがフィルム給送の際に大きな障害
になっていた。すなわち、スプールを回転させてフィル
ムを送り出す際に、フィルム先端がテレンプのパイル糸
に当接し、パトローネ内部でフィルムの先端が折れ曲が
ったり、スプールの係止部分でフィルムが逆に巻き込ま
れたりしてフィルムが排出されないことがあった。
いては、上記テレンプがフィルム給送の際に大きな障害
になっていた。すなわち、スプールを回転させてフィル
ムを送り出す際に、フィルム先端がテレンプのパイル糸
に当接し、パトローネ内部でフィルムの先端が折れ曲が
ったり、スプールの係止部分でフィルムが逆に巻き込ま
れたりしてフィルムが排出されないことがあった。
このような場合、テレンプの抵抗を減少させるために、
上下のテレンプの間隔を広げることが考えられるが、か
かる手段を採るとテレンプの遮光性が低下するという不
都合がある。
上下のテレンプの間隔を広げることが考えられるが、か
かる手段を採るとテレンプの遮光性が低下するという不
都合がある。
〔発明の目的]
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、遮光性
を低下させることなく、フィルムをスムーズに送り出す
ことができる写真フィルムパトローネを捉供することを
目的とする。
を低下させることなく、フィルムをスムーズに送り出す
ことができる写真フィルムパトローネを捉供することを
目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、フィルム排出口で
対向するテレンプの一方のテレンプのパイル糸が他方の
テレンプのパイル糸の止着位置の間に入り込むようにし
ている。
対向するテレンプの一方のテレンプのパイル糸が他方の
テレンプのパイル糸の止着位置の間に入り込むようにし
ている。
〔作用]
本発明は以上のように構成されているため、パイル糸同
士の噛み合いが弱くなり、フィルム給送の際にフィルム
の先端がパイル糸の側面に当接した時に、パイル糸が倒
れ易くなり、フィルムに加わる抵抗が非常に小さくなる
。
士の噛み合いが弱くなり、フィルム給送の際にフィルム
の先端がパイル糸の側面に当接した時に、パイル糸が倒
れ易くなり、フィルムに加わる抵抗が非常に小さくなる
。
一方、テレンプの間隔を広げる必要もないため、遮光性
が低下することもない。
が低下することもない。
以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ詳細に説
明する。
明する。
本発明の第1実施例の外観を示す第2図及びその一部を
破断した第3図において、写真フィルムパトローネ10
は、35mmのフィルム11をスプール6にロール状に
巻き付けて収納したものであり、ボート部12の上下内
壁には遮光用のテレンプ14が貼られている。そして、
上記スプール6を回転させることによって、先端まで全
て収納されたフィルム11をボート部I2から自動的に
給送するようになっている。
破断した第3図において、写真フィルムパトローネ10
は、35mmのフィルム11をスプール6にロール状に
巻き付けて収納したものであり、ボート部12の上下内
壁には遮光用のテレンプ14が貼られている。そして、
上記スプール6を回転させることによって、先端まで全
て収納されたフィルム11をボート部I2から自動的に
給送するようになっている。
第3図に示すように、パトローネ本体15の内壁には周
方向に沿って、一対のリブ32,33が一体に形成され
ている。これらのリブ32,33は、フィルム11の外
周面に当接して巻きほぐれを防止している。このリブ3
2,33にはフィルム11の先端と当接して、これをフ
ィルム11の外周面から剥離する先端分離爪35.36
が形成されている。このように構成された写真フィルム
パトローネ10では、スプール6が時計方向に回転され
ると、フィルム11の先端は即応して時計方向に回動さ
れる。そして、フィルム11の先端は先端分離爪35.
36で、外周面から剥離され、ボート部12からパトロ
ーネ本体15外に給送される。
方向に沿って、一対のリブ32,33が一体に形成され
ている。これらのリブ32,33は、フィルム11の外
周面に当接して巻きほぐれを防止している。このリブ3
2,33にはフィルム11の先端と当接して、これをフ
ィルム11の外周面から剥離する先端分離爪35.36
が形成されている。このように構成された写真フィルム
パトローネ10では、スプール6が時計方向に回転され
ると、フィルム11の先端は即応して時計方向に回動さ
れる。そして、フィルム11の先端は先端分離爪35.
36で、外周面から剥離され、ボート部12からパトロ
ーネ本体15外に給送される。
第4図は本発明の第2実施例を示すものであり、この写
真フィルムパトローネ40及び蓋41の内壁には、一対
の突起42.43が対向するように形成されている。こ
の突起42.43はスプール44のフランジ45.46
にそれぞれ当接して、これらを内側に押し曲げている。
真フィルムパトローネ40及び蓋41の内壁には、一対
の突起42.43が対向するように形成されている。こ
の突起42.43はスプール44のフランジ45.46
にそれぞれ当接して、これらを内側に押し曲げている。
この押し曲げられたフランジ45.46は、フィルム1
1の両端を挟持して、フィルム11の先端がフィルム1
1の外周面から剥がれないようしている。このため、フ
ィルム11はスプール44から巻きほぐれなくなり、ス
プール44を回転して、フィルム11の初期送り行うこ
とができる。
1の両端を挟持して、フィルム11の先端がフィルム1
1の外周面から剥がれないようしている。このため、フ
ィルム11はスプール44から巻きほぐれなくなり、ス
プール44を回転して、フィルム11の初期送り行うこ
とができる。
第5図は本発明の第3実施例を示すものであり、この写
真フィルムパトローネ50の内壁には図示のように周方
向に沿って、一対の溝51.52が形成されている。こ
の一対の溝51.52には、リング53.54が嵌合さ
れている。これらのリング53.54はフィルム11の
外周面に当接して、巻きほぐれないように、これを押圧
している。
真フィルムパトローネ50の内壁には図示のように周方
向に沿って、一対の溝51.52が形成されている。こ
の一対の溝51.52には、リング53.54が嵌合さ
れている。これらのリング53.54はフィルム11の
外周面に当接して、巻きほぐれないように、これを押圧
している。
そして、スプール55が回転され、フィルム11の先端
が図中上方に回動されると、フィルム11の先端はリン
グ53.54の押圧から解除されて、先端分離爪35.
36により、フィルム11の外周面から剥離され、ポー
ト部方向に送り出される。
が図中上方に回動されると、フィルム11の先端はリン
グ53.54の押圧から解除されて、先端分離爪35.
36により、フィルム11の外周面から剥離され、ポー
ト部方向に送り出される。
第6図は本発明の第4実施例を示すものであり、この写
真フィルムパトローネ60では、フランジ61.62の
外周に沿って、内側に突出する爪63.64を設けてい
る。これらの爪63.64はフィルム11の外周面に当
接して、これが巻きほぐれないように規制している。こ
れらの爪6364は前記先端分離爪35.36の側面に
当接して、図示のように外側に押し曲げられる。このた
め、フィルム11の先端が回動され、先端分離爪35.
36に当接すると、その先端は爪63.64の規制から
解除され、かつフィルム11の外周面から剥離されて、
ボート部方向に送り出される。
真フィルムパトローネ60では、フランジ61.62の
外周に沿って、内側に突出する爪63.64を設けてい
る。これらの爪63.64はフィルム11の外周面に当
接して、これが巻きほぐれないように規制している。こ
れらの爪6364は前記先端分離爪35.36の側面に
当接して、図示のように外側に押し曲げられる。このた
め、フィルム11の先端が回動され、先端分離爪35.
36に当接すると、その先端は爪63.64の規制から
解除され、かつフィルム11の外周面から剥離されて、
ボート部方向に送り出される。
第7図及び第8図は本発明の第5実施例を示すものであ
り、この写真フィルムパトローネ65のスプール66は
2個のスプール片6768からなる。このスプール片6
7の円筒形の軸69にはスプール片68の軸70がスラ
イド自在に挿入されている。軸69には外周面に突条6
9aが形成されており、この突条69aは蓋71に形成
された溝に嵌合されている。また、軸70の先端は第1
0図に示すように軸69に形成された斜面72の先端と
係合しており、スプール片67.68は全体として、軸
方向に伸びた状態に保たれている。
り、この写真フィルムパトローネ65のスプール66は
2個のスプール片6768からなる。このスプール片6
7の円筒形の軸69にはスプール片68の軸70がスラ
イド自在に挿入されている。軸69には外周面に突条6
9aが形成されており、この突条69aは蓋71に形成
された溝に嵌合されている。また、軸70の先端は第1
0図に示すように軸69に形成された斜面72の先端と
係合しており、スプール片67.68は全体として、軸
方向に伸びた状態に保たれている。
また、スプール片67.68には外周が内側に少し凹ん
だフランジ73.74がそれぞれ設けられている。また
、パトローネ本体75の内壁には周方向に沿って、リブ
76.77が形成されている。
だフランジ73.74がそれぞれ設けられている。また
、パトローネ本体75の内壁には周方向に沿って、リブ
76.77が形成されている。
このリブ76.77はスプール片67に巻かれたフィル
ム11の外周面に当接して、これが巻きほぐれないよう
にしている。
ム11の外周面に当接して、これが巻きほぐれないよう
にしている。
このため、スプール片67が回転されると、フィルム1
1の先端は第5実施例同様にパトローネ本体75外に送
り出される。そして、スプール片67が回転されると、
スプール片68が図示しないカム溝により、図中左方向
にスライドして、軸70の先端は第11図に示すように
軸69の斜面72全体と係合する。この後、スプール6
6は全体として縮んだ状態となり、フィルム11の両端
を挟持する。このため、パトローネ本体75外にフィル
ム11が送り出された後に、フィルム11の外周面がリ
ブ76.77に当接しなくても、図示のように巻きほぐ
れることがなくなる。
1の先端は第5実施例同様にパトローネ本体75外に送
り出される。そして、スプール片67が回転されると、
スプール片68が図示しないカム溝により、図中左方向
にスライドして、軸70の先端は第11図に示すように
軸69の斜面72全体と係合する。この後、スプール6
6は全体として縮んだ状態となり、フィルム11の両端
を挟持する。このため、パトローネ本体75外にフィル
ム11が送り出された後に、フィルム11の外周面がリ
ブ76.77に当接しなくても、図示のように巻きほぐ
れることがなくなる。
第1図には、実施例に係るテレンプ14の編み込み状態
が第2図のA−A方向の断面として示されている。以下
、当該テレンプ14の構成について、製造工程に沿って
説明する。
が第2図のA−A方向の断面として示されている。以下
、当該テレンプ14の構成について、製造工程に沿って
説明する。
まず、経糸である鎖糸16,17として75デニールの
ポリエステル、緯糸である挿入糸18゜19として50
デニールのポリエステル、パイル糸20.21として5
0デニール/36フイラメントのポリエステルを用い、
22ゲージのダブルラッシェル編機で二重編み物を形成
する。そして、パイル糸を中央でカットして2枚の編み
物を形成した後に、シャーリング機でパイル表面を一定
の長さにカットして、編み物の厚みを1.70111(
荷重20g/cdで測定)にする。
ポリエステル、緯糸である挿入糸18゜19として50
デニールのポリエステル、パイル糸20.21として5
0デニール/36フイラメントのポリエステルを用い、
22ゲージのダブルラッシェル編機で二重編み物を形成
する。そして、パイル糸を中央でカットして2枚の編み
物を形成した後に、シャーリング機でパイル表面を一定
の長さにカットして、編み物の厚みを1.70111(
荷重20g/cdで測定)にする。
この際、U字型に植え込まれたパイル糸20ま′たはパ
イル糸21の先端の広がりの間隔X1と間隔X2の合計
をX、地布に植え込まれたパイル糸のU字型の中心と隣
接するパイル系のU字型の中心との間隔をYとした場合
に、Y=2.OXになるように粗く編み込まれている。
イル糸21の先端の広がりの間隔X1と間隔X2の合計
をX、地布に植え込まれたパイル糸のU字型の中心と隣
接するパイル系のU字型の中心との間隔をYとした場合
に、Y=2.OXになるように粗く編み込まれている。
なお、このXとYはY=2.OXの関係に限定されない
が、Y−1,5X以上であることが好ましい。このよう
に編み立て幅方向(図の左右方向)のパイル糸2021
の密度を粗くするのは、針床の密度を粗くすることによ
って行い、針床の密度は編機によって異なるが、経編の
ラッシェル機では8〜26ゲージ(1インチ当たりの針
の本数)、トリコット機では12〜32ゲージが使われ
る。
が、Y−1,5X以上であることが好ましい。このよう
に編み立て幅方向(図の左右方向)のパイル糸2021
の密度を粗くするのは、針床の密度を粗くすることによ
って行い、針床の密度は編機によって異なるが、経編の
ラッシェル機では8〜26ゲージ(1インチ当たりの針
の本数)、トリコット機では12〜32ゲージが使われ
る。
一方、編み立て方向(紙面垂直方向)の、パイル糸20
.21のフィラメント密度は7700本/インチにして
遮光性を保持してあり、このように編み立て方向の密度
を高くするには、1コース(編みの幅方向の列)に4本
のパイルを絡ませるか、あるいは鎖糸16,17に収縮
糸を使用して後工程で熱処理して収縮させる。なお、パ
イル糸の密度は上記のように7700本/インチに限ら
ず、約3000本/インチ以上であれば良い。
.21のフィラメント密度は7700本/インチにして
遮光性を保持してあり、このように編み立て方向の密度
を高くするには、1コース(編みの幅方向の列)に4本
のパイルを絡ませるか、あるいは鎖糸16,17に収縮
糸を使用して後工程で熱処理して収縮させる。なお、パ
イル糸の密度は上記のように7700本/インチに限ら
ず、約3000本/インチ以上であれば良い。
次に、この様に形成されたテレンプ14を液が染色機で
黒色に染色した後、テンター型乾燥機で乾燥させ、ワイ
ヤーブラシにて起毛する。その部幅11゜5m(上側用
)と9.5mm(下側用)に裁断した後、パトローネ1
0内に上側と下側のテレンプを距離0.5Yだけずらし
て貼り付け、相対するパイル糸20.21が交互に噛み
合うようにする。これによって、パイル糸20とパイル
糸21が直接対向する場合に比べて、噛み合い力が減少
する。
黒色に染色した後、テンター型乾燥機で乾燥させ、ワイ
ヤーブラシにて起毛する。その部幅11゜5m(上側用
)と9.5mm(下側用)に裁断した後、パトローネ1
0内に上側と下側のテレンプを距離0.5Yだけずらし
て貼り付け、相対するパイル糸20.21が交互に噛み
合うようにする。これによって、パイル糸20とパイル
糸21が直接対向する場合に比べて、噛み合い力が減少
する。
なお、パイル糸及び地布の素材としては、ナイロン、ア
クリル、ポリエステル、ビニロン、塩化ビニル、ビニリ
デン共重合体、ポリプロピレン。
クリル、ポリエステル、ビニロン、塩化ビニル、ビニリ
デン共重合体、ポリプロピレン。
ポリエチレンポリカーボネート繊維のような合成繊維や
、レーヨン、キュプラ、アセテート、木綿絹等の天然、
再生繊維などが用いられる。
、レーヨン、キュプラ、アセテート、木綿絹等の天然、
再生繊維などが用いられる。
また、テレンプ14の貼り付は方法は、一般には接着剤
21によって行われるが、これはテレンプ14に目止め
剤を塗布した後、さらにホットメルト接着剤を塗布し、
当該テレンプ14を貼り付は箇所に置いて熱、超音波あ
るいは高周波によって溶融再活性させて接着する方法で
ある。この場合、目止め剤と接着剤を兼ねる目止め接着
剤を用いることもできる。さらに両面接着テープを用い
たり、パトローネ10が樹脂製の場合にはスポット溶着
で貼り付けても良い。
21によって行われるが、これはテレンプ14に目止め
剤を塗布した後、さらにホットメルト接着剤を塗布し、
当該テレンプ14を貼り付は箇所に置いて熱、超音波あ
るいは高周波によって溶融再活性させて接着する方法で
ある。この場合、目止め剤と接着剤を兼ねる目止め接着
剤を用いることもできる。さらに両面接着テープを用い
たり、パトローネ10が樹脂製の場合にはスポット溶着
で貼り付けても良い。
表1には、本発明と従来のテレンプを使用したパトロー
ネについて、フィルム給送時にスプールにかかるトルク
を測定した結果がそれぞれ示されている。
ネについて、フィルム給送時にスプールにかかるトルク
を測定した結果がそれぞれ示されている。
表において、例1は上記実施例のテレンプ14である。
例2は例1の改良であり、挿入糸として50デニールの
熱収縮系を使用し、18ゲージのダブルラッシェル機に
より、パイル密度8200本/インチ、Y=2.IXと
して編んだテレンプを使用したものである。
熱収縮系を使用し、18ゲージのダブルラッシェル機に
より、パイル密度8200本/インチ、Y=2.IXと
して編んだテレンプを使用したものである。
例3も例1の改良であり、26ゲージのトリコット機に
より、パイル密度6400本/インチ。
より、パイル密度6400本/インチ。
Y=3.0Xとして編んだテレンプを使用したものであ
る。
る。
また、例4は従来のパトローネであり、経糸として75
デニール、緯糸として150デニールのレーヨン、パイ
ル糸として100デニール/48フイラメントのナイロ
ンを用い、シャツトル織機によりパイル密度4500本
/インチ、y=i。
デニール、緯糸として150デニールのレーヨン、パイ
ル糸として100デニール/48フイラメントのナイロ
ンを用い、シャツトル織機によりパイル密度4500本
/インチ、y=i。
Oxとして二重ベルベット織物を形成したものであり、
織物の厚みが1.7ms+(荷重20g/ciiで測定
)となるように、シャーリング機でパイル表面がカット
されている。そして、これをウィンス型染色機で黒色に
染色して、テンター型乾燥機で乾燥させ、ホットメルト
接着剤でパトローネのボート部に貼り付けている。
織物の厚みが1.7ms+(荷重20g/ciiで測定
)となるように、シャーリング機でパイル表面がカット
されている。そして、これをウィンス型染色機で黒色に
染色して、テンター型乾燥機で乾燥させ、ホットメルト
接着剤でパトローネのボート部に貼り付けている。
以上のようなパトローネを試験対象とし、パトローネの
ポート部の幅を2.2mとして、パトローネ内にフィル
ムを先端まで全て巻き込んだ状態で、スプールを外部よ
り回してその時にスプールにかかる最大トルク値をトル
クメーターで測定した。
ポート部の幅を2.2mとして、パトローネ内にフィル
ムを先端まで全て巻き込んだ状態で、スプールを外部よ
り回してその時にスプールにかかる最大トルク値をトル
クメーターで測定した。
表1
この試験結果から明らがなように、本発明(例1〜例3
)に係るフィルムパトローネは従来のパトローネの約1
/3程度の送り出しトルクでフィルム給送を行なえるこ
とになる。これは、従来のパトローネ(例4)は、y=
t、oxという条件であり、相対するパイル糸同士が強
く噛み合っていることが要因となっている。
)に係るフィルムパトローネは従来のパトローネの約1
/3程度の送り出しトルクでフィルム給送を行なえるこ
とになる。これは、従来のパトローネ(例4)は、y=
t、oxという条件であり、相対するパイル糸同士が強
く噛み合っていることが要因となっている。
なお、本発明に係るパトローネのテレンプは編み物であ
ることが好ましいが、これに限定されるものではな(、
織物等であっても良い。また、本発明は上記のような通
常の写真フィルムを収納するパトローネに限定されず、
カラー印画紙、電算写植フィルム、感熱紙、感光樹脂フ
ィルム、マイ4゜ クロフィルム等のあらゆる帯状の感光材料を収納する容
器に適用できるものである。
ることが好ましいが、これに限定されるものではな(、
織物等であっても良い。また、本発明は上記のような通
常の写真フィルムを収納するパトローネに限定されず、
カラー印画紙、電算写植フィルム、感熱紙、感光樹脂フ
ィルム、マイ4゜ クロフィルム等のあらゆる帯状の感光材料を収納する容
器に適用できるものである。
本発明においては、相対するテレンプのパイル糸が他方
の止着位置の間に交互に入り込むようにしているため、
フィルム給送時の抵抗が減少し、フィルムをスムーズに
送り出すことができるという効果がある。
の止着位置の間に交互に入り込むようにしているため、
フィルム給送時の抵抗が減少し、フィルムをスムーズに
送り出すことができるという効果がある。
第1図は本発明の実施例に係るテレンプの織込み状態を
示す断面図(第2図のA−A断面)である。 第2図は実施例に係るパトローネの構成を示す斜視図で
ある。 第3図は実施例に係るパトローネの一部断面図である。 第4図〜第8図は本発明パトローネの実施態様を示す図
面である。 10、 40. 50. −60. 65・・・写真フ
ィルムパトローネ 11・・・・・・フィルム 12・・・・・・ボート部 14・・・・・・テレンプ 20.21・・・パイル糸。 第 3 図 第 図 第 図 第 図 ω
示す断面図(第2図のA−A断面)である。 第2図は実施例に係るパトローネの構成を示す斜視図で
ある。 第3図は実施例に係るパトローネの一部断面図である。 第4図〜第8図は本発明パトローネの実施態様を示す図
面である。 10、 40. 50. −60. 65・・・写真フ
ィルムパトローネ 11・・・・・・フィルム 12・・・・・・ボート部 14・・・・・・テレンプ 20.21・・・パイル糸。 第 3 図 第 図 第 図 第 図 ω
Claims (1)
- (1)地布にパイル糸が多数止着されたテレンプをフィ
ルム排出口の対向する内壁に各々設けた写真フイルムパ
トローネにおいて、 前記対向するテレンプの一方のテレンプのパイル糸が他
方のテレンプのパイル糸の止着位置の間に入り込むよう
にしたことを特徴とする写真フイルムパトローネ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2421590A JPH03229244A (ja) | 1990-02-02 | 1990-02-02 | 写真フイルムパトローネ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2421590A JPH03229244A (ja) | 1990-02-02 | 1990-02-02 | 写真フイルムパトローネ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03229244A true JPH03229244A (ja) | 1991-10-11 |
Family
ID=12132071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2421590A Pending JPH03229244A (ja) | 1990-02-02 | 1990-02-02 | 写真フイルムパトローネ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03229244A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05107694A (ja) * | 1991-10-16 | 1993-04-30 | Fuji Photo Film Co Ltd | 写真フイルムパトローネ |
-
1990
- 1990-02-02 JP JP2421590A patent/JPH03229244A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05107694A (ja) * | 1991-10-16 | 1993-04-30 | Fuji Photo Film Co Ltd | 写真フイルムパトローネ |
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