JPH06148807A - 写真フイルムパトローネ用テレンプ - Google Patents

写真フイルムパトローネ用テレンプ

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Publication number
JPH06148807A
JPH06148807A JP4297466A JP29746692A JPH06148807A JP H06148807 A JPH06148807 A JP H06148807A JP 4297466 A JP4297466 A JP 4297466A JP 29746692 A JP29746692 A JP 29746692A JP H06148807 A JPH06148807 A JP H06148807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photographic film
pile
teremp
piles
yarn
Prior art date
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Pending
Application number
JP4297466A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Kawasaki
英敏 河崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH06148807A publication Critical patent/JPH06148807A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/26Holders for containing light-sensitive material and adapted to be inserted within the camera
    • G03B2217/265Details of light-proofing

Landscapes

  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 写真フイルム出入口の上下内壁に貼りつける
際に、パイルの傾斜方向が確実に写真フイルム出入口に
向いた写真フイルムパトローネ用テレンプを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 テレンプ素材を構成している基布の一方の耳
部11には、基布と異なる糸である無染色で白色をした
ニードル糸12によってニードルループ13が形成され
ている。パイルは、耳部11と反対側の耳部に向かって
傾斜されている。 【効果】 パイルが、ニードル糸が形成された耳部と反
対側の耳部に向かって傾斜されている場合には、テレン
プ素材をパイル側から見ると、白色のニードル糸が明瞭
に見え、パイルが、ニードル糸が形成された耳部に向か
って傾斜している場合には、パイルによってニードル糸
が覆われて見えないから、パイルの傾斜方向を容易に判
別することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真フイルムパトローネ
のパトローネ本体に形成された写真フイルム出入口に配
置され、これを遮光する写真フイルムパトローネ用テレ
ンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、写真フイルム装填を簡単にするた
めに、写真フイルムパトローネ内に写真フイルムを全て
巻き取って収納しておき、巻取軸を巻取方向とは反対側
の給送方向へ回転することにより、写真フイルム先端を
パトローネから出して頭出しするようにした写真フイル
ムパトローネが提案されている。このような逆転給送タ
イプの写真フイルムパトローネでは、写真フイルムの最
大巻取径をパトローネ収納室の内周面の径とほぼ同じ
か、やや小さめになるように設定して、巻取軸の給送方
向への回転時の巻きほぐれを防止して、写真フイルム先
端を写真フイルム出入口から排出するようにしている。
したがって、写真フイルム出入口に取り付けられる遮光
テレンプは、逆転給送時に大きな給送トルクを発生する
原因となる。
【0003】このため、通常の写真フイルムパトローネ
に使用しているテレンプを逆転給送タイプに使用する
と、上下のテレンプのパイルの絡み合いをほどきながら
写真フイルム先端が通過するために非常に強い抵抗を受
け、しばしばこの写真フイルム出入口で写真フイルムの
先端が停止してしまうことがあった。したがって、逆転
給送タイプの写真フイルムパトローネでは、パイルを傾
斜させた傾斜テレンプを用い、テレンプを通過する時の
抵抗を小さくする必要がある。
【0004】このような傾斜テレンプは、パイルが写真
フイルム給送方向に向けて傾斜するような向きで、写真
フイルムパトローネの写真フイルム出入口に貼りつけら
れる。このように、傾斜テレンプをパイルの傾斜方向が
写真フイルム出入口に向かうように写真フイルム出入口
に取り付けることにより、フイルム頭出し時の給送トル
クを小さくすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、傾斜テ
レンプを写真フイルム出入口に貼着する際には、パイル
の傾斜が写真フイルム出入口に向くように貼りつけるこ
とが必須である。これを逆に貼着したり、傾斜していな
いテレンプを貼着した場合には、フイルム頭出し時の給
送トルクが極度に増大してフイルム頭出しはほとんど不
可能になる。しかしながら、上記テレンプは、幅がほぼ
3.0mm〜5.0mm程度の細長い形状をしており、
パイルの傾斜方向を見分けることは容易ではない。した
がって、テレンプを写真フイルム出入口の上下内壁に貼
着する際に、パイルの傾斜方向が写真フイルム出入口に
向かずに貼着してしまうことがあった。
【0006】本発明は、写真フイルム出入口の上下内壁
に貼りつける際に、パイルの傾斜方向が確実に写真フイ
ルム出入口に向いた写真フイルムパトローネ用テレンプ
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基布のどちらか一方の耳部を形成してい
る糸を基布と異なる糸にしたから、容易にパイルの傾斜
方向を識別できるようになる。したがって、テレンプを
写真フイルム出入口に貼りつける際に、パイルの傾斜方
向を写真フイルム出入口に確実に向けて貼りつけること
ができる。
【0008】本発明で耳部とは、パイル糸が植え込まれ
ていない基布部を言う。また、基布と異なる糸とは、
色,光学濃度(反射濃度,透過濃度),光沢度,導電性
等の特性が異なる糸を言い、例えば合成樹脂繊維の基布
に対して金属繊維,炭素繊維,ガラス繊維等も含むもの
である。この基布と異なる糸の幅は、検出精度と遮光性
確保を同時に満足する点から0.1〜1.0mmが好ま
しく、0.3〜0.7mmがより好ましい。この異なる
糸の幅は、1本の糸から構成されていても2本以上の複
数で構成されていてもよい。また、1列で構成されてい
ても、2列以上の複数列で構成されていてもよい。
【0009】
【実施例】次の内容のパイル織物を製織した。 基布の経糸:50d/10fの東レ(株)製制電性ナイ
ロンパレル糸 基布の緯糸:70d/24fの東レ(株)製制電性ナイ
ロンパレル糸 パイル糸:100d/48fの東レ(株)製プロミラン
T8100ナイロン糸 ニードル糸:30d/10fの東レ(株)製制電性ナイ
ロンパレル糸 織物幅:3.9mm パイル部分の織幅:3.2mm 経糸の打ち込み密度:1cmあたり50本 緯糸の打ち込み密度:1cmあたり24本 織り方法:平織りパイルV掛け パイル密度:58000本/cm2
【0010】前記経糸,緯糸,ニードル糸は、予めウイ
ンス型染色機でミツイナイロンブラックSGL6%OW
F黒色に染色し、ニードル糸は無染色とした。これらの
糸をニードル織機で製織し、図1に示すように、基布の
片方の耳部11に、ニードル糸12にてニードルループ
13を作成した。これによって、耳部11の縁端にニー
ドル糸12による白色の線が形成され、基布の他方の耳
部と容易に区別することができる。なお、符号14,1
5は、それぞれ基布を構成する経糸,緯糸である。
【0011】このように細長い帯状に織られたテレンプ
素材16は、そのパイル17がシャリング機で基布から
2.0mmの高さにカットされた後、整毛ローラ(図示
せず)により、パイル17が立つように起毛され、図2
に示すような熱ドラム18に向かって送られる。この熱
ドラム18の近傍には、テレンプ素材16に捻りを与え
る捻りガイド20が設けられている。この捻りガイド2
0により、テレンプ素材16の幅方向におけるテレンプ
素材16のパイル17と熱ドラム18の外周面18aと
の接触角を変化させ、パイル17に任意角度の傾斜癖を
付与することできる。
【0012】このとき、テレンプ素材16を熱ドラム1
8の周囲に巻き付けるようにすると、テレンプ素材16
中の水分を完全に蒸発でき、パイル17の傾斜癖が戻り
にくい熱セットが可能になる。この巻き付け回数は、図
2では2周としたが、テレンプ素材16中の水分を完全
に蒸発できれば、何周であってもよい。なお、熱ドラム
18の温度は、例えば180〜190℃とした。
【0013】また、熱ドラム18の回転速度を前後の送
りローラ22,巻取りローラ23の回転速度より速くす
ることにより、パイル17にテレンプ素材16の長さ方
向への傾斜癖をも付けることができる。このような傾斜
癖を付けることにより、テレンプ素材16を所定の幅に
カットして写真フイルム出入口の上下内壁に貼付した際
に、上下のパイル17の絡みを低減させ、写真フイルム
の頭出しをより確実なものにすることができる。
【0014】パイル17に傾斜癖を付与した後、図2に
示すように、捻りガイド25により、テレンプ素材16
を反転させて基布面26を熱ドラム18の周囲に巻き付
ける。これによって、パイル屑の発生原因となるパイル
17の裏抜けを大幅に矯正でき、かつ超音波振動装置で
写真フイルム出入口に貼りつける際に支障になる基布の
縒れ,皺,ボーイングが低減される。この後、基布面2
6に目止め剤を塗工する。このとき、先の熱ドラム18
への巻き付け工程により、基布の平面性が良好になって
いるから、目止め剤の塗工性が飛躍的に向上して均一な
塗工が行われる。
【0015】このように作成されたテレンプ素材16
は、図3に示すように、2本の棒状部材27a,27b
からなる幅振れ防止ガイド27によってテレンプ素材1
6の幅方向の振れが防止されながら、厚み検査装置28
に送られる。この厚み検査装置28は、レーザー光を発
生する発光部29と、このレーザー光を受光する受光部
30がテレンプ素材16の両縁部側方に互いに相対する
ように配置されており、この間を通過するテレンプ素材
16の厚みを測定する。なお、厚み検査装置28の入
口,出口にはそれぞれ幅振れ防止ガイド27が設けら
れ、正確な検査ができるようになっている。
【0016】厚み検査装置28を通過したテレンプ素材
16は、テンション検査装置31を介して幅検査装置3
2に送られる。この幅検査装置32は、レーザー光を発
生する発光部33と、このレーザー光を受光する受光部
34とが、それぞれ例えばパイル17側,基布面26側
に相対して配置され、この間を通過するテレンプ素材1
6の幅を測定する。なお、幅検査装置32の入口,出口
にはそれぞれ幅振れ防止ガイド27が設けられている。
【0017】この後、テレンプ素材16は、テレンプ1
7が正しい方向に傾斜されているか否かを検査する傾斜
検査装置36に送られる。この傾斜検査装置36は、図
4及び図5に示すように、テレンプ素材16の耳部16
aを照らすライトガイド37と、耳部16aから反射し
た光をリングファイバー38を介して読み取るCCDカ
メラ39とからなる。なお、このリングファイバー38
は、テレンプ素材16を照明するためのものである。ま
た、CCDカメラ39としては、例えばソニー(株)製
CCDカメラXC−75を使用することができ、この画
像信号を処理する画像処理装置40としては、例えばマ
イクロエンジニアリング(株)製画像処理装置AT−1
00Uを使用できる。
【0018】図4に示すように、パイル17が正しい方
向に傾斜している場合には、パイル17の傾斜方向と反
対側に無染色で白色をしたニードルループ13が配置さ
れており、これが上方から観察できるから、これが1本
の白線としてCCDカメラ39に映し出される。また、
これとは逆にパイル17が正しい方向に傾斜していない
場合には、傾斜したパイル17によってニードルループ
13が覆われ、白線はCCDカメラ39に映し出されな
い。この相違を画像処理装置40が判別して、この結果
をコンピュータ42に送出する。コンピュータ42は、
例えば産業用ロボットに指令して、不良品には、例えば
日東電工(株)製ビニールテープNo.21白色をパイ
ル17の逆傾斜部分に貼って、写真フイルムパトローネ
への貼着時に使用しないように、これを貼着ラインから
除去させる。
【0019】同様に、前記厚み検査装置28,テンショ
ン検査装置31及び幅検査装置32も各メータリレー4
3を介してコンピュータ42に検査信号を送出し、コン
ピュータ42は、これらの信号からテレンプ素材16の
厚み,テンション,幅を管理する。即ち、コンピュータ
42は、例えばテレンプ素材16の厚みが1.6±0.
2mmの範囲に入っているか、また、幅が3.7±0.
2mmの範囲に入っているかを判定し、これを逸脱して
いるものを検出して貼着ラインから外す。なお、メータ
リレー43は、センサーのアナログ出力をデジタル出力
に変換するためのものである。
【0020】以上のような各検査をパスしたテレンプ素
材16を例えば長さ40mmにカットして、図6及び図
7に示す写真フイルムパトローネ50の写真フイルム出
入口51に、例えばアクリル系の厚み0.15mmの粘
着剤で白色のニードルループ13側を写真フイルムパト
ローネ50の写真フイルム出入口51の内部側に配置し
て貼り付けた。
【0021】写真フイルムパトローネ50は、パトロー
ネ本体52の内周に巻き緩み防止用の幅0.5mm,高
さ0.6mmのリブ53,54を設け、スプール回転に
よって写真フイルム55の先端部45aを写真フイルム
出入口51(高さは2.0mmとした)から送り出す。
写真フイルム出入口51の上下に配されたテレンプ58
は本発明により製造された傾斜テレンプであり、そのパ
イル17は写真フイルム給送方向に向けて傾斜してあ
る。また、写真フイルム55は、例えばフジカラースー
パーHG400(商品名)とし、写真フイルム先端部5
5aを最先端部から他方の端に向かって60度の傾斜を
つけてカットしてある。
【0022】このような写真フイルムパトローネ50を
100個用意し、スプール回転により写真フイルム出入
口51から写真フイルム先端部55aが突出した個数を
調べた。そして、この比較例としては、前記実施例で用
いたニードル糸をミツイナイロンブラックSGL6%O
WF黒色に染色したこと以外は、同様にしてテレンプ素
材を作成し、これを傾斜検査装置36を通さずに写真フ
イルムパトローネ50の写真フイルム出入口51の上下
内壁に実施例と同様にして貼着したものを用いた。
【0023】実施例においては、図3に示した傾斜検査
で不良品が写真フイルム出入口51の上下に貼着する2
00本のうち4本検出され、これが除去された。残りの
196本を98個の写真フイルムパトローネ50の写真
フイルム出入口51にそれぞれ貼着し、写真フイルム5
5の頭出し試験を実施したところ、その全数が頭出しで
きた。一方、比較例では、100個の写真フイルムパト
ローネ50のうち3個が頭出し不良であった。即ち、本
実施例では、写真フイルムパトローネ50に貼着したテ
レンプはパイル17の傾斜方向が全て正しい状態であ
り、比較例における頭出し不良の3個は、パイル17の
傾斜方向が逆であって、比較例ではこれを検出すること
ができなったことを示している。
【0024】なお、前記テレンプ素材の幅を3.9mm
としたが、2.0mm以上10.0mm以下、より好ま
しくは3.0mm以上5.0mm以下である。そして、
予めこの範囲の幅で織った布とする。
【0025】前記テレンプ素材の基布及びパイル用糸は
熱可塑性樹脂からなる合成繊維が好ましい。例えば、ナ
イロン6,ナイロン66,ナイロン12等のポリアミド
系,ポリエチレン,ポリプロピレン,塩化ビニル,ポリ
スチレン等のポリオレフィン系,ポリエチレンテレフタ
レート,ポリブチレンフタレート等のポリエステル系,
ポリビニルアルコール系,ポリ塩化ビニリデン系,ポリ
塩化ビニル系,ポリアクリロニトリル系,ポリシアン化
ビニリデン系,ポリフルオロエチレン系,ポリウレタン
系等が挙げられる。また以上の熱可塑性樹脂2種以上を
組み合わせてもよいが、繊維形成性のある熱可塑性樹脂
が好ましい。
【0026】ニードルループ用繊維としては、基布用繊
維に挙げたと同様のものを挙げることができるが、細幅
状のテレンプ素材を染色した際に、染まりにくいものが
よい。例えば基布及びパイルにナイロン66を用い、ミ
ツイナイロンブラックSGL6%OWF黒色に染色する
場合、ニードルループはレーヨンを用いればよい。ま
た、先染め糸で製織する場合は、無染色糸をニードルル
ープとして使用すればよい。例えば、基布及びパイルに
黒色に染色したナイロン66を用いる時、ニードルルー
プには無染色白色ナイロン66を用いることができる。
【0027】なお、ニードルループに使用する糸の太さ
は30〜250デニールが好ましい。テレンプ素材の織
幅を4mm以下に押さえるためには、さらに好ましくは
30〜50デニールがよい。また、本発明で用いた遮光
細幅布の織組織は、綾,平,多越,朱子等任意のものが
用いられる。
【0028】スタチック発生防止のため熱可塑性樹脂に
は通常公知の方法により、制電性化合物及び/又は導電
性物質を混合,吸着あるいは付着することによって、あ
るいは制電性化合物を熱可塑性樹脂と共重合させること
ができる。
【0029】制電性物質としては、例えばアルキルエー
テルエステル型,アルキルアミン型,リン酸エステル
型,アルキルエーテル型親水性又は界面活性を有する化
合物がある。導電性物質としては、導電性カーボンブラ
ック,金属,導電性の金属化合物,あるいはこれらの皮
膜を有する粒子を挙げることができる。
【0030】目止め樹脂としては、例えば特開昭62−
27733号,特開昭62−55649号,特開昭62
−71949号,特開昭63−49756号,特開平2
−72348等に記載されているような、ポリビニル系
合成樹脂エマルジョン,ポリオレフィン系合成樹脂エマ
ルジョン,合成ゴム系エマルジョン,ポリアミド系合成
樹脂エマルジョン,熱可塑性ポリウレタン系合成樹脂エ
マルジョン,熱可塑性ポリエステル系合成樹脂エマルジ
ョン等から選ばれる単独又は2種以上の目止め樹脂が使
用できる。
【0031】写真フイルムパトローネとテレンプとを粘
着する接着剤としては、上記目止め剤の他、例えばアク
リル系両面テープ(例えばソニーケミカル NP350
B),ポリエステル系誘電加熱接着剤(例えば東洋イン
キ製造 リオハード),ディレードタック型粘着剤(例
えば東洋インキ製造 BPW−5249),アルファシ
アノアクリレート系接着剤(例えば東亜合成化学工業
アロンアルファ232),アクリル系構造用接着剤(例
えばスリーボンド 39X−069)等がある。また、
接着剤を用いずに超音波振動により、樹脂製写真フイル
ムパトローネに直接貼着することができる。
【0032】上記実施例では、パイルの傾斜方向を判別
するために、無染色のニードル糸を用いてニードルルー
プを形成したが、図8に示すように、基布の耳部60を
構成する経糸の一部,例えば2本の経糸61,62を無
染色としてもよい。なお、図の符号63は、基布の黒色
に染色された緯糸である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基布のどちらか一方の耳部を形成している糸を基布と異
なる糸にしたので、テレンプ素材のパイルに付与した傾
斜の方向を確実に判別することができ、テレンプを写真
フイルム出入口に貼りつける際に、パイルの傾斜方向を
写真フイルム出入口に確実に向けて貼りつけることがで
きる。この結果、スプール回転によるフイルム頭出し方
式の写真フイルムパトローネにおける頭出し不良の発生
率を飛躍的に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基布の耳部の一部を拡大して示す
要部説明図である。
【図2】テレンプ素材と熱ドラムとの関係を示す説明図
である。
【図3】テレンプ素材の検査ラインを示す説明図であ
る。
【図4】傾斜検査装置でパイルが正しい方向に傾斜され
たテレンプ素材を検査している状態を示す説明図であ
る。
【図5】傾斜検査装置でパイルが間違った方向に傾斜さ
れたテレンプ素材を検査している状態を示す説明図であ
る。
【図6】逆転給送タイプの写真フイルムパトローネの外
観を示す斜視図である。
【図7】図6に示した写真フイルムパトローネの断面図
である。
【図8】耳部の別の例を示す要部説明図である。
【符号の説明】
11,60 耳部 12 ニードル糸 13 ニードルループ 14,61,62 経糸 15,63 緯糸 16 テレンプ素材 17 パイル 18 熱ドラム 20,25 捻りガイド 36 傾斜検査装置 50 写真フイルムパトローネ 51 写真フイルム出入口 58 テレンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い帯状に織られた基布と、この幅方
    向に傾斜するように植毛されたパイルとからなり、写真
    フイルムパトローネのパトローネ本体に形成された写真
    フイルム出入口に、前記パイルの傾斜方向が写真フイル
    ム出入口を向くように、配置された写真フイルムパトロ
    ーネ用テレンプにおいて、 前記基布のどちらか一方の耳部を形成している糸を基布
    と異なる糸にしたことを特徴とする写真フイルムパトロ
    ーネ用テレンプ。
JP4297466A 1992-11-06 1992-11-06 写真フイルムパトローネ用テレンプ Pending JPH06148807A (ja)

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ID=17846862

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