JPH07152114A - フィルムカートリッジ及びそのための遮光布の製造方法 - Google Patents

フィルムカートリッジ及びそのための遮光布の製造方法

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JPH07152114A
JPH07152114A JP12072994A JP12072994A JPH07152114A JP H07152114 A JPH07152114 A JP H07152114A JP 12072994 A JP12072994 A JP 12072994A JP 12072994 A JP12072994 A JP 12072994A JP H07152114 A JPH07152114 A JP H07152114A
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light
container
fabric
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fluffed
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JP12072994A
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Bland Holland Ronald
ロナルド・ブランド・ホーランド
Adams Russum Leonard
レオナード・アダムス・ラッサム
Banks Cobb Thomas
トーマス・バンクス・コッブ
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Milliken Research Corp
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/28Locating light-sensitive material within camera
    • G03B17/30Locating spools or other rotatable holders of coiled film
    • GPHYSICS
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    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C3/00Packages of films for inserting into cameras, e.g. roll-films, film-packs; Wrapping materials for light-sensitive plates, films or papers, e.g. materials characterised by the use of special dyes, printing inks, adhesives
    • GPHYSICS
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    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/26Holders for containing light-sensitive material and adapted to be inserted within the camera
    • G03B2217/265Details of light-proofing

Abstract

(57)【要約】 【目的】遮光性の高い遮光材料を有する、感光材料用容
器を提供する。 【構成】感光材料のストリップ12用の容器は、容器か
ら感光材料を引出すための開口を含む。遮光材料のスト
リップ22がこの開口の両側に設けられる。ストリップ
22は、けば立てされ且つシャリングされた織布12、
14からなる。織布は、ストリップの調製に先立って、
染色、乾燥、けば立て、シャリング、及びヒートセット
される。この様な遮光材料を作る方法は、パイル密度を
高めるため、織布をして、けば立て及びシャリング処理
を複数回通過させる工程を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光性ストリップ若しく
はシート材料の容器に関する。より具体的には、本発明
は、前記ストリップ若しくはシート材料を引出すために
延びる開口を有する容器に関し、ここで前記容器に可視
光が侵入するのを阻止するため、前記開口の各側には遮
光材料のストリップが取付けられる。本発明はまた、こ
の様な容器のための遮光材料を製造する方法に関する。
【0002】
【背景技術】感光性ストリップ若しくはシート材料、特
に、写真フィルム及び用紙のための容器は2つのグルー
プに分けることができる。即ち、シート状のフィルム若
しくは用紙のための容器と、ロール若しくはスクロール
状のフィルム若しくは用紙のための容器である。これら
の容器は、共通して、ストリップ若しくはシート材料を
容器から引出し或いは容器に戻すための延在する開口若
しくはスリットを具備する。容器に光が侵入して不用意
に感光材料を露光するのを阻止するため、従来より、開
口の各側に遮光部材が設けられ、両部材間で感光材料が
引張られる。
【0003】図1及び図2(a)は、この様な遮光部材
を含む公知の写真フィルム容器を示す。スプール10は
図示しない中心コアを具備し、この上に写真フィルムの
ストリップ12が巻かれる。スプール10は一対のエン
ドフランジ14を含み、ここから中空軸方向ハブ16が
延びる。予形成金属シェル18は一対の軸方向伸長リッ
プ20c、20tを具備し、消費者が使用する際に、ス
トリップ12を容器から引出し或いは容器に戻すため、
完成容器における延在開口若しくはスリットが上記リッ
プ間で規定される。これらの軸方向延在リップは、図2
(a)図示の如く、幾何学的に相違し、リップ20cは
それ自身が折り畳まれ若しくはひだ付けされて折返さ
れ、他方、リップ20tは円筒形予形成シェル18の概
ね接線方向に延びる。典型的には、予形成シェル18
は、図示しない実質的に平坦な矩形ブランクから形成さ
れ、ブランクにはリップ20c、20tが予め形成され
ている。容器へ光が漏れるのを阻止するため、リップ2
0c、20tの対向内面は、公知の態様で、織られた若
しくは編まれたブラックベルベットのような遮光材料の
ストリップ22で被覆される。ストリップはフィルムの
表面と、優しく、しかし、しっかりと係合し、容器への
光の漏洩を阻止する。この様な遮光材料は、種々の布か
ら形成され、しばしばテレンプ(teremp)布と呼ばれ
る。この布は、典型的には、可視光に対する非透光性を
改善するために黒に染色され、また、フィルムが容器か
ら引出され若しくは容器に巻き戻される時に、フィルム
を引掻いたり損傷したりしないように、かなり柔軟に若
しくは可撓性を有するように形成される。遮光材料の一
般的な型式は、織られた若しくは編まれた切断ベルベッ
トである。マガジンの端部は一対の環状エンドキャップ
24により閉鎖され、各キャップは、ハブ16を回転可
能に受容するための開口26、及び予形成シェル18の
端縁に可撓的に係合するための円周方向伸長溝25及び
フランジ27を具備する。
【0004】この様な容器は、予め巻かれたフィルムの
スプールを予形成シェル18中へ軸方向に挿入し、次
に、エンドキャップ24を付与して重ねる。図2(a)
図示の如く、キャップが付与された時、遮光材料のスト
リップ22によって、リップ20c、20tの対向内面
間のあるスロットギャップ若しくは幅w1が確立される
ように、ストリップ22がフィルムのリード部に対して
圧縮される。ストリップ22間の圧縮接触面積はフィル
ムの引出し方向において幅w2を有する。キャップ24
の外表面上には、溝25の壁が軸方向且つ周囲方向伸長
フランジ27を規定し、この半径方向内表面はシェル1
8にエンドキャップを取付けるように外方に変形され
る。エンドキャップ24をシェル18に密着させるた
め、外側からクランプすることにより、遮光材料のスト
リップ22は、組立て中、幅w1の半分未満まで一緒に
圧縮され、キャップ据付のためにシェルが十分に閉鎖さ
れる。
【0005】この様な遮光材料は、写真業界において長
年に亘って使用されているが、幾つかの困惑させる慢性
的な問題が存在する。例えば、一般に使用されている切
断ベルベット材料は、起立タフト若しくは切断繊維の列
を具備する。横糸方向に見た時、タフトは互い違いとな
り、この方向からの光をブロックするのを助ける。この
様な切断ベルベットは、典型的には、一対の織られた若
しくは編まれたベース布の間でパイル糸を織り、次に、
2織物の切断パイルベルベットを作成するようにベース
布間でパイル糸を切断することにより作られる。このベ
ルベットは次に、ベース布に向かっている端部から切断
された糸がふんわりとした状態(fluffing)とされ、高
密度のパイルを作成するように、所望のパイル高さにシ
ャリングされ且つけば立てされる。このけば立ては、細
心の注意をもって行われ、何故なら、ふんわりとした状
態が弱すぎると、ベルベットは容器中で低い圧縮性と高
い引張り強度を有するようになり、反対にふんわりとし
た状態が強すぎると、ベルベットは弾力性が低くなるか
らである。パイルの上端部からベース布まで、この様な
切断ベルベットの仕上げにはかなりの努力がはらわれて
きたが、この型式の切断ベルベットの幾つかでは、材料
のベース布に近いタフトの列間で、縦糸及び横糸方向の
成分を有する通路に沿って、可視光が斜めに通って容器
内に侵入し、フィルムストリップのリード端部の部分を
露光してしまった。図2(b)は、横糸方向で互い違い
となったタフト23を有するベース布21を示し、ここ
で、斜行光漏洩通路が矢印で示される。この様な斜行漏
洩通路に沿った光の通過は、しばしば、「コーンローイ
ング(corn-rowing )」と呼ばれる。互い違いのタフト
が横方向の漏洩を阻止する場合であっても、斜行通路は
ベース布の横糸方向に対して約30〜45°をなす。こ
の様な漏洩は、非常に僅かな光のレベルでも露光可能な
最近の高感度フィルムが使用される時に特に厄介であ
る。
【0006】リップ20c、20tに据付けるのに適当
な幅及び長さのストリップを形成するため、公知の遮光
材料を縦切断及び横切断する間、多量のごみが繊維パー
ティクルとして発生し、これらは、回収するのが困難で
且つフィルム上の現像時に傷を発生させるような場所に
迷い込む。容器の組立て中、もし圧縮強度若しくは遮光
材料の圧縮性が高すぎると、エンドキャップの据付けの
ための適切な圧縮の達成は、シェルの望ましくない恒久
的な変形をもたらし、これはキャップの据付けと相いれ
ないこととなる。幾つかのベルベットはかなり低い弾力
性を有し、圧縮後、良好な遮光性を提供するのに十分な
厚さまで容易に復帰しない。例えば、図1図示の容器
は、典型的には、ストリップ12のリード部分が容器の
外に延びると共に、リップ20cを横切り且つ容器の周
囲の一部に沿うように掛け戻されるパッケージ内で搬送
される。このリード部分の掛け戻しは、リップ20c上
で遮光材料を僅かに圧縮する傾向がある。もし材料が低
い弾力性を有すると、カメラ内に据付ける前に、明るい
場所でリード部分が真っ直ぐにされた時、光の漏洩が生
じる。幾つかの切断ベルベットは、材料が作られる態様
により、特性においてより方向性を有する傾向がある。
従って、容器から出るフィルムは、容器に入るフィルム
とは異なる抵抗若しくは引張り力をストリップ22の材
料から受けることになる。これは、両方向において低い
引張り力が望ましい自動巻カメラにおいて特に厄介な問
題となる。最後に、切断ベルベット遮光材料は非常に高
価となる傾向にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、改良
された遮光材料を有する、感光材料用容器を提供するこ
とである。
【0008】本発明の別の目的は、この様な遮光材料を
低コストで製造するための、簡単且つ確実な方法を提供
することである。
【0009】本発明の別の目的は、遮光材料が光の漏洩
を最少とする、この様な容器を提供することである。
【0010】本発明の別の目的は、遮光材料が良好な遮
光特性のための十分なパイル密度を有し、しかし、公知
の切断ベルベット材料と比較して多量の繊維パーティク
ルのごみを発生させない、この様な容器を提供すること
である。
【0011】本発明の別の目的は、遮光材料が改良され
た圧縮性を呈する、この様な容器を提供することであ
る。
【0012】本発明の別の目的は、遮光材料が改良され
た弾力性を呈する、この様な容器を提供することであ
る。
【0013】本発明の別の目的は、容器へ若しくは容器
から感光材料が移動する方向において、遮光材料の特性
がより均一である、この様な容器を提供することであ
る。
【0014】これらの目的は図示の例において与えられ
ものである。本発明により固有に達成される他の望まし
い目的及び利点は当業者にとって明確となるであろう。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の範囲は
特許請求の範囲により規定される。感光材料のストリッ
プ若しくはシートを包む容器は、前記ストリップ若しく
はシート材料を引出すために前記容器から延びる開口を
含み、前記開口が一対の対向内面を有し、前記内面の各
々に遮光材料のストリップが取付けられる。本発明によ
れば、前記遮光材料が、織られ、けば立てされ、且つシ
ャリングされた、フロートを有する布であり、前記フロ
ートの繊維が、前記容器に光が侵入して前記感光材料を
露光するのを阻止するために、ベース布から起毛され
る。ベース布からフロート及び繊維を引張り上げてベー
ス布から外方に高密度パイルを形成する織布のけば立て
は、ベース布に向かう切断パイルの端部からけば立てす
る従来のベルべットよりも優れている。前記遮光材料は
複数枚横糸表の朱子織布とすることができる。6枚横糸
織布が効果的である。前記織布の縦糸は実質的に100
%ポリエステルで、溶液染色されたものとすることがで
きる。前記織布が紡績スフ糸の横糸を具備することがで
きる。また所望とあれば、縦糸表朱子織布を使用するこ
とができる。
【0016】前記開口が前記内面間でギャップ若しくは
幅を有し、前記遮光材料が、前記内面に取付けられた前
記ストリップ間の接触面積に対して寸法的に匹敵する前
記遮光材料の面積を圧縮し、前記面積において最大で前
記内面間の前記幅の半分の圧縮された厚さを有するよう
にするのに、10.67〜80lbs/in2 (7.3
5×104 〜55.12×104 n/m2 )の範囲のピ
ーク圧縮力を必要とする。望ましくは、前記圧縮された
厚さが前記開口の前記幅の35〜45%の範囲である。
この範囲の圧縮性を有する材料は、容器のシェルの望ま
しくない変形を引起こすことなく、容器の組立て中、圧
縮可能となる。
【0017】前記遮光材料の前記ストリップは、前記感
光材料の引出し方向において第1の幅を有する面積で互
いに接触するよう圧縮され、前記開口は前記対向内面間
で第2のギャップ若しくは幅を有し、また、前記遮光材
料は、前記第1の幅の方向における成分を有する通路に
沿って前記ストリップを可視光が通過するのを阻止する
ために、前記第2の幅の半分までの圧縮を必要とする。
【0018】前記遮光材料の前記ストリップは、前記感
光材料の引出し方向において第1の幅を有する面積で互
いに接触するよう圧縮され、前記開口は前記対向内面間
で第2のギャップ若しくは幅を有し、また、前記遮光材
料は、前記第2の幅の半分未満の厚さまで圧縮され、且
つこの厚さで160度Fで1時間の間保持された後、速
やかに、典型的には1秒内で、前記第2の幅の少なくと
も半分の脱圧縮厚さに戻り、且つ前記脱圧縮厚さで前記
第1の幅の方向における成分を有する通路に沿って前記
遮光材料のストリップを可視光が通過するのを阻止す
る。感光性の低い写真フィルム若しくは用紙に遮光材料
が使用され場合は、3〜5秒の復帰時間が許容可能とな
るであろう。
【0019】前記遮光材料の前記ストリップは、前記感
光材料の引出し方向において第1の幅を有する面積で互
いに接触するよう圧縮され、前記開口は前記対向内面間
で第2のギャップ若しくは幅を有し、また、前記遮光材
料のストリップは、前記感光材料の両側に接触するよう
に圧縮されると、前記感光材料が前記ストリップ間で
1.0インチ(25.4mm)引かれる時、3.53〜
35.3オンス(100〜1000g)の範囲のピーク
引張り力を発生する。
【0020】本発明の方法は、感光材料の容器において
遮光材料として使用されるパイル布を製造するために有
用であって、織布を準備する工程と、前記織布の表面を
けば立て及びシャリングする工程と、けば立て及びシャ
リングされた前記布を回収する工程と、前記布の、先に
けば立て及びシャリングされた表面を再びけば立て及び
シャリングする工程と、2度けば立て及びシャリングさ
れた前記布を回収する工程と、を具備する。ある実施例
において、前記織布は、少なくとも3度けば立て及びシ
ャリングされる。望ましくは、前記各けば立て及びシャ
リング工程において、前記織布は2度けば立てされ、2
度シャリングされる。前記織布の方向における特性の相
違を最少とするため、前記織布は長手の織物として準備
され、前記布が先ず前記長手に沿った方向でけば立て及
びシャリングされ、次に前記長手に沿った逆方向でけば
立て及びシャリングされる。
【0021】より一般的には、本発明の方法は、表面に
横糸フロートを有するポリエステル平織布からパイル布
を製造するために有用であって、前記ポリエステル織布
を準備する工程と、前記布を少なくとも3度けば立て及
びシャリング機に通すことにより前記織布の前記フロー
トをけば立て及びシャリングする工程と、けば立て及び
シャリングされた前記布を回収する工程と、を具備す
る。前記ポリエステル織布が長手の織物として準備され
る時、前記布が先ず前記長手に沿った方向でけば立て及
びシャリングされ、次に前記長手に沿った逆方向でけば
立て及びシャリングされる。望ましくは、前記けば立て
及びシャリング機は、前記布の各通過のために、2ステ
ージのけば立て及び2ステージのシャリングを有し、前
記布は前記ステージの各々を少なくとも3度通される。
【0022】本発明の方法に係る織布の多重けば立て及
びシャリングは、改良された遮光特性を呈する遮光材料
若しくはテレンプ布を提供する。ベース布は少なくとも
2度、望ましくは3度、けば立て及びシャリング部を通
される。けば立て及びシャリングされた布は、高密度で
均一なパイルを有し、これは製品を不用意に露光するで
あろう可視光が、感光材料用容器中に侵入するのを阻止
する。
【0023】本発明に係る遮光材料の使用によれば、材
料の製造中、無駄なパイル糸は殆ど生じない。また、容
器の出口開口でストリップ12に対してストリップ22
が圧縮される時、布から放たれる糸は殆どない。布は速
やかに織られることが可能で、容易にリップ20c、2
0tの内面に被覆及び結合される。従って、本発明に係
る感光材料用容器は、従来の遮光材料を用いた容器と比
較して非常に低コストで製造できる。
【0024】本発明の以上及び他の目的、特徴、利点
は、添付の図面に示す本発明の望ましい実施例に関する
以下の詳細な説明から明らかとなるであろう。
【0025】
【実施例】以下は本発明の望ましい実施例の詳細な説明
である。図において、同じ参照符号は同じ部材を指示す
る。
【0026】図3には、縦糸30及び横糸32を有する
6枚横糸表の朱子織布28が示される。図示の如く、各
横糸32はフロート33を具備し、フロートは、下側の
複数、図では5本の縦糸30を横切るように延び、且つ
列順に、横糸方向において、少なくとも2本の縦糸分だ
けフロートがずれていくようになっている。当業者であ
れば、本発明の範囲から離れることなく、他の織りパタ
ーンも使用可能であることを評価できるであろう。所望
の遮光材料を作成するため、織られた後の布28は、織
り機から広幅で取出され、順に、染色、減摩乾燥、けば
立て、シャリング(けばの切り揃え)、及びヒートセッ
トされる。遮光材料を提供するため、布28のフロート
33がけば立て及びシャリングされることにより、パイ
ル繊維34が起毛される。布の繊維を結合するため、ヒ
ートセット後、布はフロート33及びパイル繊維34と
は逆側を、カーボンブラックフィルタを用いたアクリル
ラテックス下塗りコーティングで被覆される。布は次
に、ポリビニルアセテート感熱接着剤のような接着剤の
層で被覆される。被覆された布は次に縦糸方向に切ら
れ、リップ20c、20tの対向内面に据付けるのに適
当な幅を有するリボンが提供される。ここで、布の縦糸
方向はリップに沿って軸方向に延びるようになる。布は
いかなる周知の態様で切ることも可能であるが、超音波
により切ると綺麗な切断縁部が得られる。次に、リボン
は横切断され、リップ20c、20tの対向内面に据付
けるための適当な幅を有するストリップ22が提供され
る。
【0027】前述の如く、遮光材料は、図3図示の如
く、6枚横糸表の朱子織りを有する織布である。布28
は100%ポリエステルで、単一織り縦糸30(150
デニール、34フィラメント)と、2つより20紡績横
糸32(1.5デニール、1.5インチ(38.1m
m)スフ長)とを有する。より一般的には、本発明の遮
光材料は、かみ合い若しくは絡み合った糸のベース布と
ベース布の表面のフロート糸とを含み、ここで、フロー
トはけば立て及びシャリングされて繊維が起毛され、関
連の感光材料の容器内に光が入るのを防止するようにな
っている。また、糸のフィラメントは、3葉状、8葉
状、犬骨状等の他の種々の形状を有することができる。
【0028】もし、けば立て及びシャリングの前の織布
の染色及び乾燥を排除することが望ましければ、溶液染
色ポリエステル縦及び横糸が使用可能となる。例えば、
縦糸30は単一織り、150デニール、33フィラメン
トブラックポリエステルとし、また、横糸32は2つよ
り20本、1.5デニールの2.0インチ(50.8m
m)スフ長のブラックポリエステル繊維とすることがで
きる。溶液染色布は製造するのに高価でなく、また、遮
光材料中の染料と写真フィルム若しくは用紙の化学成分
とが反応する傾向が低い。
【0029】図1及び図2(a)の容器に有用な、図3
及び図4図示の遮光材料を作成するため、布28はけば
立て及びシャリングされる。本発明の方法は、けば立て
及びシャリングされた布のパイルの密度及び高さが、上
記材料が効果的に機能するのに十分となることを保証す
る。例えば、35mmフィルムの場合、けば立て及びシ
ャリング後、パイル高さは約0.065インチ(1.6
5mm)で、また、下塗りコーティングが良好な遮光特
性を生出すことが見出されている。図5乃至図7は、上
述のような遮光材料を作成するための、本発明の方法を
実施するために適した装置を概略的に示す。織布28は
巻き上げロール38上に長手の織物として提供される。
ロール38は、下流のけば立て機及びシャリング機へ送
るためのアキュームレータ42に上記布を送るため、ロ
ールスタンド40内に配置される。アキュームレータ4
2及び出口端部のアキュームレータ44は、ロール速
度、織物張力の変化、及び機械的な一時的停止を補償す
るため、布をその内部に溜める。
【0030】図5図示のけば立て及びシャリング部46
は、市場から入手可能な機器を具備し、要部としてアキ
ュームレータ42、44、けば立て機48、50及びシ
ャリング機52、54を含む。布28は、巻き上げロー
ル38から、アキュームレータ42、けば立て機48、
50、シャリング機52、54、アキュームレータ44
の順で供給され、けば立て及びシャリング後、ロールス
タンド58上の巻き上げロール56に送られる。
【0031】けば立て及びシャリング部46を通過する
布28は、少なくとも2つのけば立て機を通り、次に、
少なくとも2つのシャリング機を通ることに留意すべき
である。効果的な遮光材料を提供するためには、布は、
けば立て及びシャリング部を少なくとも2度、望ましく
は3度通り、パイル34の適当な密度及び高さを提供す
ると共に、パイル34に対するローイングや他の反復影
響を防止すべきであることが見出だされている。「ロー
イング」は、可視光が漏れる可能性のある、パイルのラ
イン間の延在開口表面スロット若しくは列の形成を意味
する。次に、各通過の出口の巻き上げロール56は、け
ば立て及びシャリング部46の次の通過のための供給ロ
ールスタンド40内に配置されるため、布の表面は先の
通過とは逆の方向でけば立て及びシャリング部を通過
し、これにより、カウンタけば立てロール60の影響が
均一化される。
【0032】図6及び図7において、けば立て機及びシ
ャリング機がより詳細に示される。けば立て機48、5
0は同一なものとして図6に示される。シャリング機5
2、54は同一なものとして図7に示される。けば立て
機及びシャリング機は共に市場で入手可能な機械で、所
望の遮光材料を作成するための機械の使用方法以外は、
機械自体は本発明の一部を構成しない。
【0033】各けば立て機48、50は巻き上げロール
若しくは次の隣接けば立て機から布28を受取り、ここ
でフロート33が上側となる。従って、被駆動ロール6
2、64、66は、けば立てロールよりも速く回転する
回転けば立てロール支持シリンダ内でけば立てロール6
0、68に隣接してフロート側を配置することとなる。
けば立てロール58、60は湾曲フォーク若しくは枝7
0を有し、これらはパイル34を形成するように、布の
フロート側から繊維及びフロートを上方に引張る。この
様な態様でのフロートの起毛はかなりの幅方向の収縮を
生み出し、これはパイル密度を向上させると共に、コー
ンローイング(corn-rowing )を実質的に排除する。隣
接けば立てロール60、68は異なる方向に傾くフォー
ク若しくは枝70を有し、従って、逆方向被駆動ロール
60、68が布に作用する時、布の面に対してベース布
からよりランダムなパイルが形成され、図12(b)に
明示されるように、全ての方向における光の漏れが防止
される。けば立てロールの速度は、けば立てされた布の
面に所望の効果が提供されるように制御される。一対の
ブラシロール72が、布の入口及び出口間で、けば立て
機48、50の底部に隣接して配設され、放たれた繊維
をフォーク若しくは枝70間から除去する。繊維は次
に、吸引クリーナ74の作用により除去される。布28
が第2けば立て機50でけば立てされると、被駆動ロー
ラ76、78は、パイル34が第1シャリング機52に
対して下向きとなるように布を送り出す。
【0034】シャリング機52における布28の通過
は、主に被駆動引き出しロール80、82により制御さ
れ、両ロール間で布がシャリングベッド86上を通過す
る間にシャリング工具84によりパイル34がシャリン
グされる。シャリング工具84の上方には、吸引クリー
ナ88が配設され、パイル34の先端から切られた放出
繊維端部を吸引する。けば立て及びシャリングされた布
は次に、第2シャリング機からアキュームレータ44に
進み、続いて巻き上げロール56に至る。
【0035】種々の制御装置が、けば立て及びシャリン
グ部46を通る布の速度を制御し、また、調節のために
パイル高さを感知し、また、縁部の案内を提供するため
に使用可能となる。
【0036】本発明の方法に係る遮光材料は、本発明に
係る容器に使用するのに特に適したパイル高さ及び密
度、並びに他の特性を有する。この様な容器に使用する
のに遮光材料が適するように、圧縮性、遮光性、弾力性
及び引張り強度等の布特性を測定するためのテストが開
発されている。この様なテストを実施するための装置が
図8乃至図11に示される。図8乃至図11の装置の記
載は、図1及び図2の容器に対応する種々の寸法を述べ
ているが、当業者であれば、同装置が、感光フィルム及
び用紙用の他の型式の容器のための遮光材料にも容易に
採用できることを理解できるであろう。
【0037】図8は遮光材料の圧縮性を測定するための
装置を概略的に示す。この様な材料は、容器を適切に組
立てることができるように、ある範囲で付与された圧力
に応答して圧縮可能でなければならない。支持テーブル
90上には、遮光材料のサンプルのためのテスト圧縮高
さより僅かに小さい高さh1を有するサンプル保持枠9
2が配設される。枠92の上方において、圧縮フット9
4には、図2図示の幅w2に対応する幅と、リップ20
c、20tの軸方向長さに対応する長さを有するプラテ
ン96が設けられる。即ち、プラテン96の面積は、容
器が組立てられる時、リップ間で圧縮される遮光材料の
面積に対応する。35mmフィルムの場合、この面積は
約1.5インチ×0.125インチ(38.2mm×
3.175mm)となるであろう。保持枠92は、プラ
テン96が枠開口に侵入できる寸法となっている。例え
ば、サンプルは最高で図2図示の幅w1の半分の厚さま
で圧縮可能で、これは組立てられた容器内で各ストリッ
プ22が圧縮される量に概ね対応する。エンドキャップ
の据付を可能とするため、35mmフィルムに適用する
場合、この圧縮された厚さは図2図示の幅w1の半分未
満であるか、或いは、約0.045インチ(1.02m
m)未満である。アクチュエータ98が圧縮フット94
に適切に取付けられ、最大力インヂケータ100がアク
チュエータ98により付与された最大力を測定する。遮
光材料の圧縮性をテストするため、サンプル102はパ
イル34がプラテン96に面するように枠92内に配置
される。サンプルはプラテン96と等しいか若しくはそ
れより大きい面積を有するべきである。アクチュエータ
98はプラテン96をサンプルに対して押付けるように
操作され、プラテン96の下側がテーブル90上方の所
望の圧縮高さに到達するまでサンプルを圧縮する。最大
力はインヂケータ100から認識することができる。例
えば、エンドキャップ24の据付中に生じる可能性のあ
る問題を回避するため、上述の最大力は、望ましくは1
0.67〜80lbs/in2 (7.35×104 〜5
5.1×104 n/m2 )、より望ましくは53.33
lbs/in2 (36.7×104 n/m2 )未満とな
る。しかし、従来の遮光材料は、10.67〜117.
37lbs/in2 (7.35×104 〜80.87×
104n/m2 )の範囲の力が必要で、これは、これら
材料の幾つかを圧縮すると容器が損傷する可能性がある
ことを意味する。本発明に係る材料の場合、サンプル1
02が幅w1の35〜45%に圧縮される時、16〜2
6.67bs/in2 (11.03×104 〜18.3
7×104 n/m2 )の範囲のピーク圧縮力により良好
な圧縮性が示される。
【0038】図9は遮光材料の遮光性を測定するための
装置を示す。この様な材料は、容器に据付けられた時、
可視光が通るのを防止しなければならない。支持テーブ
ル104が、例えば2,000フィート/燭光(21,
520ルーメン/m2 )の光度を有する輝光源106の
上方に配置される。スリット若しくはボア列108がテ
ーブル104を貫通して設けられる。テーブル104の
光源106とは逆側には、固定ストッププレート110
及び可動プラテン112がボア108の両側に配置され
る。プラテン96と同様、プレート110及びプラテン
112の面積は、容器が組立てられる時、リップ間で圧
縮される遮光材料の面積に対応する。この様な面積を提
供するための図2図示の幅w2及び長さを有する遮光材
料のサンプルはプレート110及びプラテン112間に
配置される。テスト圧縮高さh2が、例えば図2図示の
幅w1の半分の厚さに到達するまで、可動プラテン11
2をストッププレート110に向けて押すためにマイク
ロメータ114が使用される。この程度まで圧縮された
サンプルをもって、観察者116は次に、全方向、特に
幅w2の方向から圧縮されたサンプルを通る可視光を探
す。本発明に係る遮光材料は、この程度圧縮された時に
可視光が通るのを基本的に阻止するのに対して、多くの
従来の遮光材料はある角度において可視光が通ることを
許容してしまう。
【0039】図10は遮光材料の弾力性を測定するため
の装置を示す。圧縮後、良好な遮光材料は、良好な遮光
性を保証するために十分な高さまで弾性復帰すべきであ
る。支持テーブル118が、2.82〜3.52オンス
(80〜100g)の範囲の重さを有するボデイ120
の下方に配置される。ボデイ120の接触表面122
は、容器が組立てられる時、リップ間で圧縮される遮光
材料の面積に対応する面積を有する。遮光材料のサンプ
ル124はボデイ120の下方に配置され、ボデイの重
量はサンプルが図2の幅w1の半分未満まで圧縮される
ように選択される。付与された重量と共に、サンプルは
次に、160度F(71.1℃)で1時間保持される。
重量は次にテーブル118から、幅w1の半分に対応す
る距離h3だけ離される。許容可能なサンプルの弾力性
は、速やかに、典型的には1秒内で、サンプルを脱圧縮
厚さh3へ復帰させなければならない。そして、図9を
参照して述べた態様でテストされた時、脱圧縮サンプル
は可視光が通るのを阻止しなければならない。感光性の
低い写真フィルム及び用紙の場合、3〜5秒程度の脱圧
縮時間が許容可能となろう。
【0040】図11は遮光材料の引張り力特性を測定す
るための装置を示す。この特性は、例えば、ストリップ
22間でフィルムを容易に容器から引出し及び容器に戻
すことができるようにするために重要である。可動ジョ
ー130の下方に配置された固定ジョー128の下方に
支持テーブル126が配置される。ジョーの各対向面
は、容器が組立てられる時、リップ間で圧縮される遮光
材料の面積に対応する面積を有する。遮光材料のサンプ
ル132、134がジョー128、130の対向面上に
敷かれ、穴開きフィルムのサンプル136がサンプル1
32、134間に配置される。次に、ジョーが図示しな
い手段によりギャップh4まで閉じられる。図ではかな
り誇張されているが、ギャップh4は図2図示の幅w1
に対応する。サンプル136は次に、ジョー間で各方向
に1.0インチ(25.4mm)引かれ、ピーク引張り
力が測定される。3.53〜35.3オンス(100〜
1000g)の範囲のピーク引張り力が許容可能な遮光
材料を示す。
【0041】以上本発明は特定の実施例を参照して図示
され且つ記述されてきたが、当業者であれば、本発明の
範囲及び精神から離れることなく、形状及び詳細におい
て種々の変更が可能であることを理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って改良された公知の型式のフィル
ム容器を示す展開斜示図。
【図2】(a)は図3の遮光材料のストリップを含む公
知の型式のフィルム容器を部分的に破断して示す端面
図、(b)は斜行光通路を呈する公知の切断ベルベット
を示す模式図。
【図3】本発明に従って作られた遮光材料を示す模式
図。
【図4】図3の4−4線に沿った断面図。
【図5】図4の布を作るための図3の布のためのけば立
て及びシャリング部を示す模式図。
【図6】図5図示のけば立て機を示す拡大側面図。
【図7】図5図示のシャリング機を示す拡大側面図。
【図8】図4の布の圧縮性を測定するための装置を示す
模式図。
【図9】図4の布の遮光性を測定するための装置を示す
模式図。
【図10】図4の布の弾力性を測定するための装置を示
す模式図。
【図11】図4の布のストリップ間でフィルムを引張る
のに必要な力を測定するための装置を示す模式図。
【図12】(a)は公知の切断ベルベット遮光材料の構
造を示す微視写真、(b)は図4の遮光材料の構造を示
す微視写真。
【符号の説明】
10…スプール、12…写真フィルムのストリップ、1
8…シェル、20c、20t…リップ、22…遮光材料
のストリップ、24…エンドキャップ、28…朱子織
布、30…縦糸、32…横糸、33…フロート、34…
パイル繊維、38、56…巻き上げロール、42、44
…アキュームレータ、46…けば立て及びシャリング
部、48、50…けば立て機、52、54…シャリング
機。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 235538 (32)優先日 1994年4月29日 (33)優先権主張国 米国(US) (72)発明者 レオナード・アダムス・ラッサム アメリカ合衆国、サウス・カロライナ州 29620、カウンティー・オブ・アベビル、 マーシャル・アベニュー 213 (72)発明者 トーマス・バンクス・コッブ アメリカ合衆国、サウス・カロライナ州 29646、カウンティー・オブ・グリーンウ ッド、ウエスト・ケンブリッジ・アベニュ ー 136−15

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光材料のストリップ若しくはシートを包
    む容器であって、前記容器が前記感光材料を引出すため
    に前記容器から延びる開口を含み、前記開口が一対の対
    向内面を有し、前記内面の各々に遮光材料のストリップ
    が取付けられ、 前記遮光材料が、かみ合わされ、けば立てされ、且つシ
    ャリングされた布であり、前記布が、前記容器に光が侵
    入して前記感光材料を露光するのを阻止するために、起
    毛された繊維の付いたフロートを有することを特徴とす
    る容器。
  2. 【請求項2】前記かみ合わされた布が織られている請求
    項1記載の容器。
  3. 【請求項3】前記遮光材料が6枚横糸表の朱子織布であ
    る請求項2記載の容器。
  4. 【請求項4】前記遮光材料が実質的に100%ポリエス
    テルの縦糸を具備する請求項3記載の容器。
  5. 【請求項5】前記糸が溶液染色される請求項4記載の容
    器。
  6. 【請求項6】前記遮光材料が紡績スフ糸を具備する請求
    項5記載の容器。
  7. 【請求項7】前記開口が前記対向内面間で幅を有し、前
    記遮光材料が、前記内面に取付けられた前記ストリップ
    間の接触面積に対して寸法的に匹敵する前記遮光材料の
    面積を圧縮し、前記面積において最大で前記開口の前記
    幅の半分の圧縮された厚さを有するようにするのに、1
    0.67〜80lbs/in2 (7.35×104 〜5
    5.12×104 n/m2 )の範囲のピーク圧縮力を必
    要とする請求項1記載の容器。
  8. 【請求項8】前記圧縮された厚さが前記開口の前記幅の
    35〜45%である請求項1記載の容器。
  9. 【請求項9】前記遮光材料の前記ストリップが、前記感
    光材料の引出し方向において第1の幅を有する面積で互
    いに接触するよう圧縮され、前記開口が前記対向内面間
    で第2の幅を有し、また、前記遮光材料が、前記第1の
    幅の方向における成分を有する通路に沿って前記圧縮さ
    れたストリップを可視光が通過するのを阻止するため
    に、前記第2の幅の半分の厚さまでの圧縮を必要とする
    請求項1記載の容器。
  10. 【請求項10】前記遮光材料の前記ストリップが、前記
    感光材料の引出し方向において第1の幅を有する面積で
    互いに接触するよう圧縮され、前記開口が前記対向内面
    間で第2の幅を有し、また、前記遮光材料が、前記第2
    の幅の半分未満の厚さまで圧縮され、且つこの厚さで1
    60度Fで1時間保持された後、速やかに前記第2の幅
    の少なくとも半分の脱圧縮厚さに戻り、且つ前記脱圧縮
    厚さで前記第1の幅の方向における成分を有する通路に
    沿って前記遮光材料のストリップを可視光が通過するの
    を阻止する請求項1記載の容器。
  11. 【請求項11】前記遮光材料の前記ストリップが、前記
    感光材料の引出し方向において第1の幅を有する面積で
    互いに接触するよう圧縮され、前記開口が前記対向内面
    間で第2の幅を有し、また、前記遮光材料のストリップ
    が、前記感光材料の両側に接触するように圧縮される
    と、前記感光材料が前記ストリップ間で1.0インチ
    (25.4mm)引かれる時、3.53〜35.3オン
    ス(100〜1000g)の範囲のピーク引張り力を発
    生する請求項1記載の容器。
  12. 【請求項12】感光材料の容器において遮光材料として
    使用されるパイル布を製造する方法であって、 織布を準備する工程と、 前記織布の表面をけば立て及びシャリングする工程と、 けば立て及びシャリングされた前記布を回収する工程
    と、 先にけば立て及びシャリングされた前記布の表面を再び
    けば立て及びシャリングする工程と、 2度けば立て及びシャリングされた前記布を回収する工
    程と、を具備する方法。
  13. 【請求項13】前記織布が、少なくとも3度けば立て及
    びシャリングされる請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】前記各けば立て及びシャリング工程にお
    いて、前記織布が2度けば立てされ、2度シャリングさ
    れる請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】前記織布が長手の織物として準備され、
    前記布が先ず前記長手に沿った方向でけば立て及びシャ
    リングされ、次に前記長手に沿った逆方向でけば立て及
    びシャリングされる請求項12記載の方法。
  16. 【請求項16】表面に横糸フロートを有するポリエステ
    ル織布からパイル布を製造する方法であって、 前記ポリエステル織布を準備する工程と、 前記布を少なくとも3度けば立て及びシャリング機に通
    すことにより前記織布の前記フロートをけば立て及びシ
    ャリングする工程と、 けば立て及びシャリングされた前記布を回収する工程
    と、を具備する方法。
  17. 【請求項17】前記ポリエステル織布が長手の織物とし
    て準備され、前記布が先ず前記長手に沿った方向でけば
    立て及びシャリングされ、次に前記長手に沿った逆方向
    でけば立て及びシャリングされる請求項16記載の方
    法。
  18. 【請求項18】前記けば立て及びシャリング機が、前記
    布の各通過のために、2ステージのけば立て及び2ステ
    ージのシャリングを有し、前記布が前記ステージの各々
    を少なくとも3度通される請求項17記載の方法。
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