JP2823804B2 - 高所作業車の吊上装置の掛数検出装置 - Google Patents

高所作業車の吊上装置の掛数検出装置

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JP2823804B2
JP2823804B2 JP25560494A JP25560494A JP2823804B2 JP 2823804 B2 JP2823804 B2 JP 2823804B2 JP 25560494 A JP25560494 A JP 25560494A JP 25560494 A JP25560494 A JP 25560494A JP 2823804 B2 JP2823804 B2 JP 2823804B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気工事等に使用され
る高所作業車の吊上装置のロープの掛数を検出する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】電気工事等に使用される高所作業車は、
ブームの先端部に作業台の他に作業用の資材等を吊上げ
るための吊上装置を備えている。この吊上装置は、通常
作業状態ではロープが1本掛で吊上能力が200kg程
度となっている。ところが、電柱のトランスの重量は5
00kgあるので、トランス等の重量物の吊上作業を行
うためには、ロープを2本掛とし、更に作業範囲を制限
しなければならない。そこで、吊上装置のロープが1本
掛の状態であるか、2本掛の状態であるかを検知して高
所作業車の制御装置へ信号を送出するための掛数検出装
置を設ける必要がある。
【0003】一般に、吊上装置のロープを2本掛とする
場合には、ロープをフックの滑車に掛回して折返し、ロ
ープのの端末を吊上用アームの先端部付近に取付けるた
め、従来の掛数検出装置では、吊上用アームの先端部付
近にロープの端末の有無を検知するリミットスイッチを
取付け、このリミットスイッチから信号線を吊上用アー
ムの基端部側へ配線することにより、ロープが1本掛の
状態であるか、2本掛の状態であるかを検出するように
構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電気工事等に
使用される高所作業車では、吊上用アームの先端部と基
端部との間の絶縁を確保する必要があり、吊上用アーム
の先端部と基端部との間に信号線を配線すると絶縁を確
保できなくなるという問題がある。本発明は、高所作業
車の吊上装置におけるかかる問題を解決するものであっ
て、ロープが1本掛の状態であるか、2本掛の状態であ
るかを吊上用アームの基端側で検出することができ、吊
上用アームの先端部と基端部との間の信号線の配線を不
要とし絶縁を確保することのできる高所作業車の吊上装
置の掛数検出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ブームの先端
部に吊上装置を備えた高所作業車において、吊上装置の
吊上用アームの基端部付近にロープの端末の止着具を設
け、ロープを2本掛とするときロープを掛回しロープ端
末を前記止着具側へ導く折返用滑車を吊上用アームの先
端部に設け、前記止着具の近傍にロープの端末の有無を
検出する検出器を設けることにより上記課題を解決して
いる。
【0006】
【作用】検出器が吊上装置のロープが1本掛の状態であ
るか、2本掛の状態であるかを検知して高所作業車の制
御装置へ信号を送出する。もし、2本掛であれば重量物
の吊上作業を行うものとして、作業範囲が制限される。
この掛数の検出は吊上用アームの基端側で行われるの
で、吊上用アームの先端部と基端部との間の信号線の配
線は不要で絶縁が確保される。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例である吊上装置の掛
数検出装置をを備えた高所作業車の側面図、図2は吊上
装置の掛数検出装置の構成の説明図である。この高所作
業車1には、運転室2の後方の車両フレーム3上に旋回
フレーム4が設置され、この旋回フレーム4の上端部に
伸縮ブーム6の基端部が枢支されている。旋回フレーム
4と伸縮ブーム6との間には起伏用シリンダ5が設けら
れており、この起伏用シリンダ5の伸縮で伸縮ブーム6
が起伏する。
【0008】伸縮ブーム6は、基端ブーム6Aに中間ブ
ーム6Bと先端ブーム6Cとを順次テレスコープ状に嵌
挿した3段ブームであり、基端ブーム6Aと中間ブーム
6Bとの間にブーム伸縮用シリンダ(図示略)を設け、
更に先端ブーム6Cとの間にはワイヤロープと滑車の組
合せによる同時伸縮機構(図示略)を設けて、ブーム伸
縮用シリンダの伸縮により中間ブーム6Bと先端ブーム
6Cとが同時に伸縮するようになっている。先端ブーム
6Cの先端部には作業台7と吊上装置8とが取付けられ
ている。
【0009】吊上装置8は、起伏可能な吊上用アーム9
の基端部にウインチ10、先端部に吊上用滑車11を備
えており、吊上用滑車11に掛け回されたウインチ10
のロープ13にはフック14が取付けられている。この
フック14は2本掛けを可能とするフック用滑車15を
備えている。この吊上装置8は、電気工事用に使用され
るため、吊上用アーム9の基端部と先端部との間の絶縁
が確保できるよう、吊上用アーム9はFRP製とし、ウ
インチ10のロープ13には非導電性のナイロンロープ
を使用している。吊上装置8の吊上用アーム9の基端部
付近には、ロープの端末13Eを止着するための止着具
16が設けられ、吊上用アーム9の先端部下側には折返
用滑車17が設けられている。ロープ13を2本掛とす
るときは、ロープ13をフック用滑車15から折返用滑
車17へ掛け回して止着具16側へ導きロープの端末1
3Eを止着具16に止着する。ロープ13を1本掛とす
るときには、ロープの端末13Eをフック14の上端に
直接止着する。
【0010】止着具16の近傍には、ロープの端末13
Eの有無を検出する検出器として、掛数検出用リミット
スイッチLS2が取付けられている。また、この実施例
では、吊上用アーム9が起立した格納位置にあるか、倒
伏した作業位置にあるかを検出する作業状態検出用リミ
ットスイッチLS1も取付けられている。
【0011】この吊上装置8は、通常ロープ13が1本
掛となっており、吊上用アーム9が起立した格納位置に
あるとき作業状態検出用リミットスイッチLS1と掛数
検出用リミットスイッチLS2は共にOFFとなってい
る。吊上用アーム9が格納位置から作業位置まで倒伏す
ると作業状態検出用リミットスイッチLS1がONとな
り、高所作業車の制御装置へこの作業状態の信号を送出
するので、この状態では吊上装置8は1本掛としての作
業範囲が許容される。
【0012】トランス等の重量物の吊上作業を行うとき
には、ロープを2本掛とする。このとき、ロープの端末
13Eが止着具16に止着されるので、掛数検出用リミ
ットスイッチLS2もONとなり、高所作業車の制御装
置へこの掛数の信号を送出する。この状態では吊上装置
8は2本掛として作業範囲が制限される。重量物の吊上
作業をが終わると、ロープ13は1本掛に戻し、掛数検
出用リミットスイッチLS2がOFFに戻るので、吊上
装置8は再び1本掛としての作業範囲が許容されるよう
になる。
【0013】この掛数の検出は吊上用アーム9の基端側
で行われるので、吊上用アーム9の先端部と基端部との
間の信号線の配線は不要で絶縁が確保される。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の掛数検出
装置によれば、高所作業車の吊上装置のロープが1本掛
の状態であるか、2本掛の状態であるかを吊上用アーム
の基端側で検出することができ、吊上用アームの先端部
と基端部との間は信号線の配線が不要となり絶縁を確保
することができるので、電気工事の際にも安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である吊上装置の掛数検出装
置をを備えた高所作業車の側面図である。
【図2】吊上装置の掛数検出装置の構成の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 高所作業車 3 車両フレーム 4 旋回フレーム 6 伸縮ブーム 7 作業台 8 吊上装置 9 吊上用アーム 10 ウインチ 11 吊上用滑車 13 ロープ 14 フック 15 フック用滑車 16 止着具 17 折返用滑車 LS2 掛数検出用リミットスイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブームの先端部に吊上装置を備えた高所
    作業車において、吊上装置の吊上用アームの基端部付近
    にロープの端末の止着具を設け、ロープを2本掛とする
    ときロープを掛回しロープ端末を前記止着具側へ導く折
    返用滑車を吊上用アームの先端部に設け、前記止着具の
    近傍にロープの端末の有無を検出する検出器を設けたこ
    とを特徴とする高所作業車の吊上装置の掛数検出装置。
JP25560494A 1994-10-20 1994-10-20 高所作業車の吊上装置の掛数検出装置 Expired - Fee Related JP2823804B2 (ja)

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