JPS6338221Y2 - - Google Patents

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JPS6338221Y2
JPS6338221Y2 JP1983085346U JP8534683U JPS6338221Y2 JP S6338221 Y2 JPS6338221 Y2 JP S6338221Y2 JP 1983085346 U JP1983085346 U JP 1983085346U JP 8534683 U JP8534683 U JP 8534683U JP S6338221 Y2 JPS6338221 Y2 JP S6338221Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案は、多段伸縮ブームを有する自走式クレ
ーンにおけるクレーン能力規定条件応答信号発生
装置に関するものである。
多段伸縮ブームを有する自走式クレーンのクレ
ーン性能は、多段伸縮ブームの起伏角度および伸
長状態によつて定まる自走式クレーンの各作業状
態毎に変動するものであることは良く知られてい
るところである。そして、このクレーン性能は、
自走式クレーンの安定性を条件として規定された
安定性依存性能と自走式クレーンの強度を条件と
して規定された強度依存性能の二種に分けること
ができる。安定性依存性能は一般に自走式クレー
ンの多段伸縮ブームの起仰角度が比較的小さく且
つ多段伸縮ブームの長さが比較的大きなクレーン
作業状態をカバーし、強度依存性能は一般に自走
式クレーンの多段伸縮ブームの起仰角度が比較的
大きく且つ多段伸縮ブームの長さが比較的小さな
クレーン作業状態をカバーしているのであるが、
同じ起伏角同じブーム長さであつても多段伸縮ブ
ームの伸長状態すなわち、多段伸縮ブームが基端
側から順次伸長すると共に先端側から順次縮小し
て得られる伸長状態(以下順次伸縮による伸長状
態という。)かあるいは多段伸縮ブームの各段ブ
ームが同量宛伸縮して得られる伸長状態(以下同
時伸縮による伸長状態という。)によつて変動す
る。すなわち、順次伸縮による伸長状態は、より
強度的に強い基端側の外側ブームから順次伸長し
て得られるものであるから強度的には強いが、多
段伸縮ブームの先端側の重量が大きくなり自走式
クレーンの安定性を低下させるものであり、同時
伸縮による伸長状態は、順次伸縮による伸長状態
に比べて多段伸縮ブームの先端側の重量は軽いが
強度的には弱いという性格を有し、このため、あ
る起伏角度で順次伸縮による伸長状態であるブー
ム長さにしたときのクレーン性能が安定性依存性
能であつた場合には、同じ起伏角度同じブーム長
さを同時伸縮による伸長状態で具現するときは、
より大きなクレーン性能を得ることができる。ま
た、ある起伏角度で同時伸縮による伸長状態であ
るブーム長さにしたときのクレーン性能が強度依
存性能であつた場合には、同じ起伏角度同じブー
ム長さを順次伸縮による伸長状態で具現したする
ときは、より大きなクレーン性能を得ることがで
きるものである。
本考案は、多段伸縮ブームを有する自走式クレ
ーンにおいて、多段伸縮ブームの起伏角度および
伸長状態によつて定まる実際の作業状態における
自走式クレーンのクレーン性能が、自走式クレー
ンの安定性を条件として規定された安定性依存性
能か自走式クレーンの強度を条件として規定され
た強度依存性能かを判別し、これに応じた電気信
号を出力するクレーン性能規定条件応答信号発生
装置を提供しようとするものである。本考案装置
によつて発生されるクレーン性能規定条件応答信
号は、クレーンオペレータに現在の作業状態にお
ける自走式クレーンのクレーン性能が安定性依存
性能かあるいは強度依存性能かを認識させるため
に用いられる。この場合、クレーンオペレータ
は、それが安定性依存性能である場合には順次伸
縮による伸長状態を同時伸縮による伸長状態と
し、それが強度依存性能である場合には同時伸縮
による伸長状態を順次伸縮による伸長状態とする
等して、自走式クレーンのクレーン性能を高度に
発揮させることができるものである。
以下本考案の多段伸縮ブームを有する自走式ク
レーンにおけるクレーン性能規定条件応答信号発
生装置の実施例を図に従つて詳細に説明する。
第1図において、Aは自走式クレーンであり、
この自走式クレーンは、車輌1へ旋回自在に搭載
した旋回台2へ起伏調節自在に取り付けた多段伸
縮ブーム3を備えている。多段伸縮ブーム3は、
基端側の外側ブーム内へ先端側の内側ブームを伸
縮自在に嵌挿し、各相隣接するブーム間へ夫々油
圧シリンダを配設してなる油圧伸縮式の多段伸縮
ブームであつて、この実施例においては、基端ブ
ーム4内へ中間ブーム5を、中間ブーム5内へ先
端ブーム6を夫々伸縮自在に嵌挿し、基端ブーム
4と中間ブーム5間および中間ブーム5と先端ブ
ーム6間に夫々油圧シリンダ(図示せず)を内装
配設した三段油圧伸縮式に構成している。7は多
段伸縮ブーム3の外側ブーム4と旋回台2の適所
間に配設した多段伸縮ブーム3起伏用油圧シリン
ダである。8は、先端ブーム6先端に巻上、巻下
自在に吊下したフツクブロツク、9は、車輌1の
前後両側へ張り出して接地し、クレーン作業状態
における自走式クレーンの安定性を向上するため
のアウトリガ装置である。10は、多段伸縮ブー
ム3の外側ブーム4先端に設けられ多段伸縮ブー
ムの伸長状態を検出する伸長状態検出器であつ
て、この伸長状態検出器10は、巻取方向に回転
付勢されたコード巻取ドラム(図示せず)およ
び、このコード巻取ドラムに巻取られ先端を先端
ブーム6先端へ止着ししたコード11並びにコー
ド巻取器の回転に連動して駆動されるポテンシヨ
メータ(図示せず)を備えており、多段伸縮ブー
ム3の伸縮に伴つて前記コード巻取ドラムが回転
し、この回転に応じた電気信号が前記ポテンシヨ
メータから出力されるようになつている。すなわ
ち、伸長状態検出器は、多段伸縮ブームの伸長状
態に応答した信号を出力するようになつている。
12は、多段伸縮ブーム3の起伏支点に設けられ
多段伸縮ブーム3の起伏動に応じて駆動されるポ
テンシヨメータからなる起伏角検出器であつて、
この起伏角検出器12は多段伸縮ブーム3の起伏
角度に応答する電気信号を出力するようになつて
いる。前記伸長状態検出器10および起伏角度検
出器12は、第2図に示す如く本考案に係るクレ
ーン性能規定条件応答信号発生装置の一部を構成
している。第2図においてBは、クレーン性能規
定条件応答信号発生装置であり、前記伸長状態検
出器10、角度検出器12および記憶部13から
構成されている。記憶部13は、多段伸縮ブーム
の起伏角度および伸長状態によつて定まる自走式
クレーンAクレーン性能が自走式クレーンAの安
定性を条件として規定された安定性依存性能かあ
るいは自走式クレーンの強度を条件として規定さ
れた強度依存性能かを自走式クレーンの各作業状
態毎に記憶すると共に、前記起伏角度検出器12
および伸縮状態検出器10からの出力信号を受
け、自走式クレーンAの実際の作業状態における
クレーン性能規定条件に対応する電気信号を出力
するようになつている。記憶部13から出力され
る前記電気信号は、クレーン性能規定条件信号発
生装置Bの出力信号となつており、当該出力信号
は、本実施例ではON−OFF信号であり、ONの
状態でクレーン性能が自走式クレーンの安定性に
依存した安定性依存性能であることを表し、
OFFの状態でクレーン性能が自走式クレーンの
強度に依存した強度依存性能であることを表わす
ようにしている。14は、クレーン性能規定条件
信号発生装置Bの出力信号により駆動されるリレ
ーであり、このリレー14は、クレーン性能規定
条件信号発生装置Bの出力信号がONのときリレ
ー接点14aを接として表示ランプ15を点灯
し、出力信号がOFFのときリレー接点14bを
接として表示ランプ16を点灯するものである。
表示ランプ15の点灯は、自走式クレーンAの現
在の作業状態が自走式クレーンAの安定性に依存
して規定された安定性依存性能であることを示
し、表示ランプ16の点灯は、自走式クレーンA
の現在の作業状態が自走式クレーンAの強度に依
存してて規定された強度依存性能であることを示
すものである。
前記表示ランプ15および16は、記憶部13
からの出力電気信号で以つてクレーン性能規定条
件を視認可能に表示する表示器を構成している。
次に作用を説明する。クレーンオペレータが自
走式クレーンAによりクレーン作業をするに際
し、多段伸縮ブーム3を伸縮操作並びに起伏操作
して自走式クレーンAをある作業状態にすると、
多段伸縮ブーム3の起伏角度に応答する信号が起
伏角検出器12から記憶部13に伝達されると共
に、多段伸縮ブーム3の伸長状態に応答する信号
が伸長状態検出器10から記憶部13に伝達され
る。そして、記憶部13は、自走式クレーンの各
作業状態毎に記憶したクレーン性能が安定性依存
性能か強度依存性能かの記憶値を、上記両信号を
インデツクスとして取り出し、それが安定性依存
性能であるときにはON信号を出力し、それが強
度依存性能であるときにはOFF信号を出力する。
記憶器13の出力信号は、クレーン性能規定条件
信号発生装置Bの出力信号としてリレー14に伝
達される。すなわち、自走式クレーンAの実際の
作業状態におけるクレーン性能が自走式クレーン
Aの安定性に依存して規定される安定性依存性能
である場合には、前記クレーン性能規定条件信号
発生装置BはONの電気信号を出力し、自走式ク
レーンAの実際の作業状態におけるクレーン性能
が自走式クレーンAの強度に依存して規定される
強度依存性能である場合には、前記クレーン性能
規定条件信号発生装置BはOFF信号を出力する
ようになつている。クレーン性能規定条件信号発
生装置Bの出力信号がONの場合(自走式クレー
ンAのクレーン性能が安定性に依存して規定され
る作業状態にある場合)には、リレー14のリレ
ー接点14aが接となり、ランプ15が点灯す
る。またクレーン性能規定条件信号発生装置Bの
出力信号がOFFの場合(自走式クレーンAのク
レーン性能が強度に依存して規定される作業状態
にある場合)には、リレー14のリレー接点14
bが接となり、ランプ16が点灯する。したがつ
て、クレーンオペレータは、このランプ15およ
び16の点灯状態を確認することで、自走式クレ
ーンAの現在の作業状態におけるクレーン性能
が、自走式クレーンAの安定性を条件として規定
された安定性依存性能であるかあるいは自走式ク
レーンの強度を条件として規定された強度依存性
能であるかを把握することができるものである。
以上実施例をあげて説明した如く、本考案に係
る多段伸縮ブームを有する自走式クレーンにおけ
るクレーン性能規定条件応答信号発生装置は、基
端側の外側ブーム内へ先端側の内側ブームを伸縮
自在に嵌挿してなる三段以上の起伏調節自在な多
段伸縮ブームを有する自走式クレーンにおけるク
レーン能力規定条件応答信号発生装置であつて、
多段伸縮ブームの走伏角度を検出し当該起伏角度
に応答する信号を出力する起伏角検出器、多段伸
縮ブームの伸長状態を検出し当該伸長状態に応答
する信号を出力する伸長状態検出器、および、多
段伸縮ブームの起伏角度および伸長状態によつて
定まる自走式クレーンのクレーン性能が、自走式
クレーンの安定性を条件として規定された安定性
依存性能かあるいは自走式クレーンの強度を条件
として規定された強度依存性能かを、自走式クレ
ーンの各作業状態毎に記憶すると共に、前記起伏
角度検出器および伸縮状態検出器の各出力信号を
受け自走式クレーンの実際の作業状態におけるク
レーン能力規定条件に対応する電気信号を出力す
る記憶部から構成したので、簡単な構成でありな
がら、実際の作業状態における自走式クレーンの
クレーン性能が、自走式クレーンの安定性を条件
として規定された安定性依存性能であるが自走式
クレーンの強度を条件として規定された強度依存
性能であるかに応じた電気信号を出力することが
できるので、クレーンオペレータは、現在の作業
状態におけるクレーン性能規定条件を常に認識す
ることが可能となり、クレーン性能を最大限に活
用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案を実施した自走式クレーンの
説明図、第2図は本考案に係るクレーン性能規定
条件応答信号発生装置の説明図である。 自走式クレーン……A、多段伸縮ブーム……
3、クレーン性能規定条件応答信号発生装置……
B、伸長状態検出器……10、起伏角検出器……
12、記憶部……13。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基端側の外側ブーム内へ先端側の内側ブームを
    伸縮自在に嵌挿してなる三段以上の起伏調節自在
    な多段伸縮ブームを有する自走式クレーン、特に
    多段伸縮ブームが順次伸縮による伸長状態と同時
    伸縮による伸長状態に切換可能な自走式クレーン
    におけるクレーン性能規定条件応答信号発生装置
    であつて、多段伸縮ブームの起伏角度を検出し当
    該起伏角度に応答する信号を出力する起伏角検出
    器、多段伸縮ブームの伸長状態を検出し当該伸長
    状態に応答する信号を出力する伸長状態検出器、
    および多段伸縮ブームの起伏角度および伸長状態
    によつて定まる自走式クレーンのクレーン性能
    が、自走式クレーンの安定性を条件として規定さ
    れた安定性依存性能があるいは自走式クレーンの
    強度を条件として規定された強度依存性能かを、
    自走式クレーンの各作業状態毎に記憶すると共
    に、前記起伏角度検出器および伸縮状態検出器の
    各出力信号を受け自走式クレーンの実際の作業状
    態におけるクレーン能力規定条件に対応する電気
    信号を出力する記憶部とから構成されており、前
    記記憶部からの出力電気信号で以つて、表示器上
    に、対応するクレーン性能規定条件を視認可能に
    表示するようにしたことを特徴とする多段伸縮ブ
    ームを有する自走式クレーンにおけるクレーン性
    能規定条件応答信号発生装置。
JP8534683U 1983-06-03 1983-06-03 多段伸縮ブ−ムを有する自走式クレ−ンにおけるクレ−ン性能規定条件応答信号発生装置 Granted JPS59190793U (ja)

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JPS59190793U JPS59190793U (ja) 1984-12-18
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