JP2821368B2 - 符号合わせ錠 - Google Patents

符号合わせ錠

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JP2821368B2
JP2821368B2 JP6138571A JP13857194A JP2821368B2 JP 2821368 B2 JP2821368 B2 JP 2821368B2 JP 6138571 A JP6138571 A JP 6138571A JP 13857194 A JP13857194 A JP 13857194A JP 2821368 B2 JP2821368 B2 JP 2821368B2
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Inventor
俊太郎 佐々木
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株式会社サンポウロック
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スポーツ施設や公共施
設のように不特定多数の人が使用するロッカー等の錠と
して使用される符号合わせ錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の符号合わせ錠は、複数の
ダイアルにより使用者が任意の暗証番号を設定し、この
暗証番号によって、解錠できるものが広く知られてい
る。また、使用者が暗証番号を忘れてしまった場合にロ
ッカー管理者が解錠できるように、非常キーが組み込ま
れており、この非常キーによりロッカーを開く事ができ
る構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の符号合
わせ錠機構では、任意の番号を選んで「暗証番号」と
し、使用できるものの、施錠する為には使用者が自分
で、施錠ツマミを廻した後に、番号ダイアルをランダム
なもの(少なくとも暗証番号とは別の番号)に変更しな
ければ、施錠がなされなかった。また、ロッカー使用者
は、解錠すると安心してしまい解錠後に番号ダイアルを
そのままにして置く場合が殆どで、不特定多数の者が利
用するロッカーの場合、他人に自己の常用している「暗
証番号」を知られてしまう事が多く、防犯上好ましくな
かった。更に、利用者が「暗証番号」を忘れてしまった
場合、従来は、非常用キーでロッカーを解錠したのみで
は、利用者がどんな「暗証番号」を使用したかを知るこ
とができず、ロッカーを開いても、再度通常のような使
用を再開する事ができなかった。このため、解錠後、
「暗証番号」をピッキング作業により探る必要があっ
た。これは、ロッカー等の管理者にとって、手数の掛か
る作業であった。
【0004】本発明は、上述した従来の欠点に鑑みなさ
れたもので、暗証番号に合わせて解錠し、摘みを戻すと
表示数字が全てゼロとなり、そのままの状態にしておい
ても、他人に暗証番号を知られる虞のない上に、施錠時
に摘みを廻すと、番号ダイアルが自動的にゼロとなり使
用者がその都度、番号ダイアルをランダム位置にセット
する事なく施錠できる符号合わせ錠を提供することを目
的とする。また、使用者が暗証番号を忘れた場合でも、
管理者は容易に暗証番号を知る事ができロッカー管理上
の手数の簡易な符号合わせ錠の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するための本発明の符号合わせ錠は、開閉動作を行う操
作部と、任意の暗証番号を設定できる複数のダイアル部
材と、該ダイアル部材によって設定された暗証番号が記
憶される従動記憶部材と、前記操作部によってダイアル
部材がゼロ復帰する機構と、前記記憶部材の記憶を解除
する機構とからなり、前記ダイアル部材を操作して任意
の暗証番号を設定し前記操作部により施錠を行った時
に、設定した暗証番号が前記記憶部材に記憶された状態
でダイアル部材の設定表示がすべてゼロに復帰し、解錠
時には前記ダイアル部材により暗証番号を設定し、操作
部で解錠操作をした際に前記ダイアル部材の表示がすべ
てゼロに復帰すると共に、前記従動記憶部材の記憶が解
除されるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するための本発明の符号合わせ錠は、開閉動作を行う操
作部と、任意の暗証番号を設定できる複数のダイアル部
材と、該ダイアル部材によって設定された暗証番号が記
憶される従動記憶部材と、内筒と外筒と作動腕を備えた
前記操作部により回動されるラッチハブと、該ラッチハ
ブにより固定軸を中心に回動される回転軸動作部材と、
該回転軸動作部材により横方向に移動されるスライド金
具と、該スライド金具に固定されたダイアル回転軸と、
該ダイアル回転軸に円筒カムを介して挿通されたダイア
ル部材とから構成されたゼロ復帰する機構と、前記記憶
部材の記憶を解除する機構とからなり、前記ダイアル部
材を操作して任意の暗証番号を設定し前記操作部により
施錠を行った時に、設定した暗証番号が前記記憶部材に
記憶された状態でダイアル部材の設定表示がすべてゼロ
に復帰し、解錠時には前記ダイアル部材により暗証番号
を設定し、操作部で解錠操作をした際に前記ダイアル部
材の表示がすべてゼロに復帰すると共に、前記従動記憶
部材の記憶が解除されるものである。
【0007】また、前記ゼロ復帰する機構は、内筒と外
筒と作動腕を備えた前記操作部により回動されるラッチ
ハブと、該ラッチハブにより固定軸を中心に回動される
回転軸動作部材と、該回転軸動作部材により横方向に移
動されるスライド金具と、該スライド金具に固定された
ダイアル回転軸と、該ダイアル回転軸に円筒カムを介し
て挿通されたダイアル部材とから構成されたものであ
る。また、錠前の正面に形成された操作部と、内筒と外
筒と作動腕を備えた前記操作部により回動されるラッチ
ハブと、該ラッチハブにより横方向に移動されるスライ
ド金具と、該スライド金具に固定されたダイアル回転軸
と、該ダイアル回転軸に挿通された符号合わせ用ダイヤ
ル部材と、該外筒の一部で駆動される閂スライド金具
と、該閂スライド金具の一部に挟持された複数の閂部材
と、該閂部材の外周に係脱自在に配置された歯車と、前
記内筒の一部から突出するキーの一部と係合配置された
駆動ハブと、該駆動ハブにより移動される回転軸スライ
ド金具と、該回転軸スライド金具に固定された閂回転軸
と、該閂回転軸に挿通された複数の閂部材とを備えたも
のである。
【0008】また、錠前の正面に形成された操作部と、
内筒と外筒と作動腕を備えた前記操作部により回動され
るラッチハブと、該ラッチハブにより横方向に移動され
るスライド金具と、該スライド金具に固定されたダイア
ル回転軸と、該ダイアル回転軸に挿通された符号合わせ
用ダイヤル部材と、該外筒の一部で駆動される閂スライ
ド金具と、該閂スライド金具の一部に挟持された複数の
閂部材と、該閂部材の外周に係脱自在に配置された歯車
と、前記内筒の一部から突出するキーの一部と係合配置
された駆動ハブと、該駆動ハブにより移動される回転軸
スライド金具と、該回転軸スライド金具に固定された閂
回転軸と、該閂回転軸に挿通された複数の閂部材とを備
えたものである。
【0009】また、本体ケースに固定された軸に回動可
能に支承された逆L字状態のゼロ感知部材と、前記歯車
と同軸状に形成され前記ダイアル部材のゼロに対応した
位置が直線状にカットされた歯車円筒部とを有し、前記
ゼロ感知部材の感知腕を前記歯車用円筒に接触するよう
に付勢し、ゼロ感知部材の感知腕が直線状にカットされ
た歯車円筒部の位置に来た際にゼロ感知部材のスライド
防止部が突出して閂スライド金具の移動を禁止するもの
である。また、前記駆動ハブの外周の一部に切欠きを設
けると共に、前記閂スライド金具の対応位置に係合突起
を設け、前記駆動ハブが非常キーで回動されない場合に
は、前記閂スライド金具の移動が可能であるが、駆動ハ
ブが非常キーで回動された場合には、閂スライド金具の
移動が禁止されるものである。
【0010】また、前記内筒の一部と、外筒の一部と、
本体ケースの一部の切欠き溝を設けると共に、前記外筒
に形成された切欠き溝内に外筒固定ピンを配置したもの
である。また、前記複数の歯車と一体的に形成されたク
リック歯車と、該クリック歯車に当接するようにバネ付
勢された複数のクリック部材と、本体ケースの長手方向
に差し渡して回動可能に配設されたクリック外し部材
と、該クリック外し部材と複数のクリック部材を係合さ
せて配設し、前記操作部に突設された作動突起で前記ク
リック外し部材を押し上げて、操作部回動時には、クリ
ック部材がクリック歯車と接触しない構成である。
【0011】
【作用】上記構成によれば、施錠時にダイアル部材がゼ
ロ復帰機構によって、ゼロ復帰するので、使用者はその
都度、ランダムな数字にセットする必要がない。また、
解錠時にも、ゼロ復帰機構によって暗証番号が消去され
るので、他人に暗証番号を知られる事がない。更に、非
常用キーで前記駆動ハブを駆動する事により閂回転軸を
移動し、歯車と係合状態にある閂部材を強制的に解錠状
態にする事により前記符号合わせ用ダイヤル部材を予め
設定した暗証番号位置に戻すことができ、暗証番号を知
る事ができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明に係る符号合わせ錠の解錠
を示す正面図、図2は同符号合わせ錠のカバーを外した
状態を示す正面図、図3は、同符号合わせ錠のカバー
と、クリック解除機構を外した状態を示す正面図であ
る。ここで、符号合わせ錠10は、開閉動作を行う操作
部11と、任意の暗証番号を設定できる複数のダイアル
部材12と、該ダイアル部材12によって設定された暗
証番号が記憶される従動記憶部材13と、前記操作部1
1によってダイアル部材12をゼロ復帰するゼロ復帰機
構14と、前記記憶部材13の記憶を解除する解除機構
15とを備えたものである。
【0013】図1に示すように、ダイアル部材12は、
本実施例では4個直列に配設されている。また、操作部
11の奥には、ロッカー等を施錠する為のカマ部材16
が固着されており、操作部11を回動する事により、施
錠、解錠ができる。
【0014】図2は、本発明の符号合わせ錠10の正面
カバーを外した状態を示すもので、操作部の下には、内
筒17と外筒18と作動腕19を備え、前記操作部によ
り回動されるラッチハブ20が配設されている。ラッチ
ハブ20の右側には、複数のダイアル部材12が直列に
配設されている。また、ダイアル部材12の上には、歯
車21が夫々ダイアル部材12の歯車12aと噛み合っ
て配設されている。したがって、ダイアル部材12を回
動させると歯車21を連動して回動する。
【0015】図4〜図9は、ラッチハブ20とスライド
金具22及びダイアル部材12との関係を説明図であ
る。ラッチハブ20は、図外の操作部11で回動可能に
ケース本体に配設されている。ラッチハブ20の右側に
は、回転軸動作部材23がケース本体に対して回動可能
に軸支されている。回転軸動作部材23は、凹溝23a
と、凹溝23bとを有しており、該凹溝がラッチハブ2
0の作動腕19と当接する様配設されている。
【0016】ラッチハブ20が当初約15度回転して
も、作動腕19は、凹溝23a内に在り、回転軸動作部
材23を作動させる事がない。図5に示す位置におい
て、初めて回転軸動作部材23を固定軸23cを中心に
回動し、スライド金具22の右端部の切り起し22aに
当接して図6に示す様に、スライド金具22をバネ26
に抗して矢印A方向に移動させる。スライド金具22が
矢印A方向に移動すると、該スライド金具22に固定さ
れたダイアル回転軸24が矢印A方向に移動する。
【0017】ダイアル部材12は、0から9までの数字
が表示された円筒部12aと、該円筒部12aと同軸形
成された歯車部12bと、やや大径の操作円板12cと
から構成されている。図1に示すように、正面カバーを
付けた際、円筒部12aは、小窓25から選択した数字
が表れる。また、操作円板12cも小窓25から一部現
れ、外側からダイアル部材12を操作する事ができる。
【0018】ダイアル回転軸24とダイアル部材12と
の関係は、図10に示す様にダイアル回転軸24の適宜
位置に楔型の突起24aが形成されると共に、ダイアル
部材12の円筒部には、円筒カム27が配設されてい
る。円筒カム27には、通り穴27aを有しており、ダ
イアル回転軸24が矢印A方向に移動すると、円筒カム
27の働きにより、ダイアル部材12が回転して自動的
に通り穴27a位置を通る。通り穴27aの位置は、ダ
イアル部材12がゼロを表示する位置と対応している。
したがって、ダイアル部材12に対してダイアル回転軸
24が矢印A方向に移動すると、円筒カム27の働きに
より、回転して自動的に0表示がなされる。つまり、ラ
ッチハブ20が操作され、ダイアル回転軸24が矢印A
方向に移動する度に、ダイアル部材12は回転して夫々
0表示になる。
【0019】図11は、駆動ハブ28と閂回転軸29と
の関係を示す説明図である。駆動ハブ28は、内筒17
に遊嵌されており、非常キー30が挿入された場合の
み、キーの一部で回転駆動される。また、駆動ハブ28
の外周の一部には、切欠き31が形成されている。この
切欠き31は、閂スライド金具32に設けられた係合突
起33の移動を許可する。
【0020】駆動ハブ28は、非常キー30で操作しな
い場合、回転軸スライド金具34の作動片34aに当接
しており、閂回転軸29の横方向の移動を禁止してい
る。また、閂回転軸29には、後述する閂部材35と対
応した位置に楔型突起36が立設されている。そして、
非常キー30が挿入されたのみ、駆動ハブ28が回動し
て、閂回転軸29が横方向に移動すると共に、閂部材3
5が図10に示すと同様の円筒カムの働きにより、通り
穴の位置に強制的にされる。
【0021】図12は、閂スライド金具32と閂部材3
5との関係を示す説明である。閂スライド金具32は、
ラッチハブ20の外筒18が挿通される切欠き穴37の
左右に一対のスライド動作部材38a、38bが回動可
能に配設されている。また、外筒18は、扇型の作動部
18aを有しており、この作動部18aでスライド動作
部材38a、38bを駆動する。外筒18が左回転する
場合には、スライド動作部材38aに作用し、右回転す
る場合スライド動作部材38bが作用する。
【0022】閂スライド金具32は、図12に示す様に
延設部に立設された突出壁39a、39b間に閂部材3
5を複数回転可能に挟持している。閂部材35の内筒部
には図外の円筒カムが配設されると共に、外周には複数
の突起40が立設されている。また、閂部材35の内筒
部には、前述の閂回転軸29が挿通されており、該閂回
転軸29は、回転軸スライド金具34に固定されてい
る。
【0023】図13に示す様に、閂部材35の外周に
は、歯車21が係脱自在に配設されている。つまり、歯
車21の内周には、前述の閂部材35の外周に立設され
た突起40と係合する凹凸21aが形成されている。し
たがって、閂部材35が閂スライド金具32の突出壁3
9a、bで挟持されて図12,13中で矢印B方向に移
動すると、歯車21との係合が外れる。また、図14に
示すように矢印C方向に閂部材35が移動すると、歯車
21と係合し一体的に回動する。
【0024】図18〜図23は、ラッチハブ20の逆転
防止機構及びその動作について説明する。外筒18の作
動部18aとほぼ対称位置に突起41a、b及び凹所4
2a、bが形成されている。また、本体ケース9に回動
可能にL字状の逆転防止部材43と逆L字状の逆転防止
部材44が図外の捩バネで付勢されつつ支承されてい
る。
【0025】このように構成された逆転防止機構の動作
について説明する。先ず、外筒18を図18に示す如
く、左に回動すると、閂スライド金具32はスライド動
作部材38aを介して矢印E方向へ移動する。約15度
回動した時点で、今度は図19に示す様に外筒18を右
方向へ廻そうとすると、突起41bが図外のバネ力によ
り回動した逆転防止部材43に当接して阻止される。し
たがって、外筒18を途中から逆転する事ができない。
【0026】図20は、外筒18を更に回動させた状態
を示すものであって、この状態で外筒18を逆転しよう
とすると、突起41a及び凹所42aに逆転防止部材4
3が係合し、回動する事ができない。本実施例では、9
0度以上回転すると、逆転させる事ができる。以上の動
作は、施錠する場合の操作である。
【0027】図21〜23は、解錠する際の動作であ
る。外筒18を右方向に回転させると、外筒18の作動
部18aがスライド動作部材38bに当接し、閂スライ
ド金具32を右方向へ移動する。外筒18を途中まで回
転させた状態で、逆転させようとすると、図22に示す
ように図外のバネにより浮き上がった逆転防止部材44
が突起41aに当接して、回転する事ができない。
【0028】図23は、外筒18を更に右に回転した状
態から逆転しようとした場合を示すものである。更に右
に回転した場合、逆転防止部材44の先端が外筒18の
突起41b及び凹所42bに当接して、逆転が阻止され
る。
【0029】図24は、非常キー30で内筒17を回転
させる際に外筒18が同時に回転するのを阻止する外筒
固定機構45を示す説明である。ここで、内筒17の一
部に切欠き17aが形成されると共に、外筒18の一部
を貫いて切欠き18cが形成されている。また、本体ケ
ース9の一部に切欠き溝46を設け、前記外筒18に形
成された切欠き18c内に外筒固定ピン47を配置す
る。切欠き17a及び切欠き溝46は、断面V字状の溝
であり、外筒固定ピン47の端部も略三角形状に構成さ
れている。外筒固定ピン47の長さは、切欠き18cの
長さよりやや長く、外筒固定ピン47が切欠き17aに
挿入されている際には、切欠き溝46には届かず、切欠
き溝46に挿入されている際には、切欠き17aには届
かない。
【0030】この様に構成された外筒固定機構45は、
まず内筒17に非常キー30を挿入して、内筒を回転さ
せると、切欠き17aは、V字状の溝であるので、外筒
固定ピン47が外側に押し出される。更に、内筒17が
回転すると、図25に示す様に外筒固定ピン47は、切
欠き溝46内に先端が挿入される。切欠き溝46は、本
体ケース9の一部に形成されているので、内筒17の回
転時には、外筒18が回転する事がない。これは、非常
キー30の使用時に外筒18が回転すると、非常キー3
0が抜けなくなってしまうからである。
【0031】図26,27は非常キー30の使用時の閂
スライド金具移動防止機構を示す説明である。ここで、
閂スライド金具の移動防止機構48は、外周の一部に切
欠き31を設けた駆動ハブ28と、閂スライド金具32
の対応位置に係合突起33を設ける事により構成されて
いる。つまり、駆動ハブ28が非常キー30により回転
されない場合には、図26に示すように切欠き31と係
合突起33とが対向配置しており、閂スライド金具32
は、矢印K方向に移動する事ができる。しかし、図27
に示すように駆動ハブ28が回転すると、切欠き31と
係合突起33の位置がずれて、閂スライド金具32は矢
印K方向に移動する事ができない。この閂スライド金具
の移動防止機構48により、非常キー30による解錠時
でも歯車21と閂部材35との結合が外れる事なく、符
号合わせ錠の使用者が予め設定した暗証番号を保存した
ままにできる。
【0032】図28〜31は、ゼロ設定防止機構49を
示す説明図である。ゼロ設定防止機構49は、本体ケー
ス9に固定された軸51に回動可能に支承された逆L字
状態のゼロ感知部材50と、歯車21と同軸状に形成さ
れ、ダイアル部材12のゼロに対応した位置が直線状の
カット部52aを有した歯車円筒部52とから構成され
ている。前記ゼロ感知部材50の感知腕50aを前記歯
車円筒部52に接触するようにバネ53で付勢し、ゼロ
感知部材50の感知腕50aが直線状のカット部52a
の位置に来た際にゼロ感知部材のスライド防止部50b
が突出して閂スライド金具32の切欠き54に係合し
て、閂スライド金具32の移動を禁止する。閂スライド
金具32の移動が禁止されると、新たな暗証番号の設定
ができない。これにより、使用者はすべゼロの「暗証
番号」を設定する事ができない。
【0033】図32〜図34は、歯車12の回転及びこ
れと、噛み合ったダイアル部材12にクリック感を与え
る為のクリック機構55及びその解除機構56を示すも
のである。クリック機構55は、歯車21と同軸配置さ
れたクリック突出車57とこのクリック突出車57の山
に対応した凹凸を有したクリック部材58とから構成さ
れており、該クリック部材58が軸を中心に回転するよ
う支持されると共に図外のバネで常にクリック突出車5
7に当接するように付勢されている。したがって、歯車
21が回転すると、その都度クリック感を与える。ま
た、歯車21と噛合したダイアル部材12にもクリック
感を与える。
【0034】クリック解除機構56は、本体ケース9に
半回動可能に軸支されたクリック解除部材59と、操作
部11から突出した作動腕60とから構成されている。
クリック解除部材59は、前記クリック部材58の下端
を支える様に配置されており、作動腕60を操作しない
場合には、クリック部材58がクリック突出車57に当
接してクリック感を与える。操作部11を回して作動腕
60をクリック解除部材59に突き当てると、クリック
解除部材59が夫々のクリック部材58を全て押上、ク
リック突出車57と離隔させる。この状態で、歯車2
1、ダイアル部材12は、クリック感なく操作できる。
また、クリック解除部材59の作動腕60が当接する部
分は、湾曲部61を有している。このため、操作部11
を回動させた際、初めの約15度で作動腕60がクリッ
ク解除部材59を押上、その後は湾曲部61に当接する
ので、そのままの状態を維持し、最後の15度で徐々に
下降させクリック部材58をクリック突出車57と当接
させる。これにより、再びクリック感が得られる。
【0035】以上のように構成された符号合わせ錠の操
作方法を、図面に基づいて説明する。先ず、暗証番号を
設定する場合、図1に示すように夫々のダイアル部材1
2を廻して、0〜9迄の数字を設定する。具体的には、
ダイアル部材12を回転すると、これと噛合した歯車2
1が回転する。解錠状態では、歯車21と閂部材35と
は、図13に示すように結合していないので、歯車21
は自由に回転できる。つまり、歯車21の凹凸21a
と、閂部材35の突起40とが接続されていないので、
閂部材35は回転しない。
【0036】次に、操作部11を左に廻すと、図14に
示すように外筒18により閂スライド金具32が左に移
動され、歯車21と閂部材35が結合される。この動作
により、暗証番号が記憶される。また、カマ部材16が
図外のロッカーに係合して、施錠される。また、施錠時
のラッチハブ20とスライド金具22及びダイアル部材
12との関係は、図4〜図6に示す。操作部11が回動
しても初めの15度は、作動腕19が凹溝23a内を移
動しスライド金具22は、移動しない。したがって、ダ
イアル部材12の数字は、設定時のままである。
【0037】更に、ラッチハブ20が回動すると、図6
に示すように作動腕19が回転軸動作部材23を固定軸
23cを中心に図中右方向に回動させる。回転軸動作部
材23が固定軸23cを中心に回動すると、切り起し2
2aを介してスライド金具22を矢印A方向に移動す
る。するとダイアル回転軸24が移動し、ダイアル部材
12の数字をゼロにリセットし、これにより施錠動作が
行われる。このリセット時、前記したクリック解除機構
56が作動腕60により操作され、リセットが円滑に行
われる。以上の動作で施錠が完了する。
【0038】次に、解錠操作について説明する。解錠す
る場合には、予め設定した暗証番号にダイアル部材12
を合わせる。ダイアル部材12を回動すると、これと噛
合した歯車21が回動し、閂部材35を回動させる。暗
証番号が合っていれば、閂回転軸29の楔型突起36の
位置と閂部材35の通り穴の位置が一致する。全ての通
り穴の位置が一致した状態で操作部11を右に回動する
と、カマ部材16がロッカーの一部から外れて解錠す
る。
【0039】解錠の際のラッチハブ20とスライド金具
22とダイアル部材12との関係は、図7〜9に示す。
解錠時の初めの15度では、ラッチハブ20の作動腕1
9は凹溝23b内にあり、回転軸動作部材23は、回動
しない。更に右にラッチハブ20を回動すると、作動腕
19は、回転軸動作部材23を右に回動し、スライド金
具22を矢印A方向に移動させる(図9参照)。ここ
で、ダイアル回転軸24が移動してダイアル部材12が
すべてゼロにリセットされる。この際にも、前述のクリ
ック解除機構56が作動して、円滑にリセットされる。
【0040】また、解錠時の外筒18、閂スライド金具
32、歯車21、閂部材35の関係は、図15から図1
7に示す。外筒18が右に回転すると、作動部18aが
スライド動作部材38bに当接して、閂スライド金具3
2を右方向に移動しようとする。ここで、閂部材35の
通り穴の位置が楔型突起36と一致すれば、閂スライド
金具32は、移動し、歯車21と閂部材35の係合が外
れる。初めの15度のみ作動部18aは、スライド動作
部材38bと係合し、それ以後は、スライド動作部材3
8bが逃げるので、閂スライド金具32は移動しない
(図17参照)。
【0041】操作部11を回し始めてから、逆転しよう
としても、前述した様に図18から図23に示す逆転防
止機構により阻止される。
【0042】次に、非常キー30により、解錠する場合
について説明する。非常キー30を内筒17のキー溝に
差込みキーを廻すと、図11に示すように非常キー30
の一部分が駆動ハブ28に係合して、駆動ハブ28を回
動する。駆動ハブ28が回動すると、回転軸スライド金
具34が矢印O方向に移動し、閂回転軸29が右方向に
移動する。閂回転軸29が右に移動すると、閂部材35
は、内部に備えられた円筒カムにより強制的に通り穴位
置にされる。閂部材35が強制的に通り穴位置にされる
と、閂部材35と結合している歯車21が回動し、更に
これと噛合したダイアル部材12が暗証番号位置に強制
的に回動される。したがって、予め設定された暗証番号
を忘れても、非常キー30の操作により、暗証番号を知
る事ができる。つまり、従来のように、暗証番号をピッ
キングする手数が省ける。
【0043】次に、非常キー30を施錠位置に戻すと、
駆動ハブ28により回転軸スライド金具34は、元の位
置に戻り、作動片34aと当接し回転軸スライド金具3
4の移動を禁止する。この状態で符号合わせ錠は、通常
の使用が再度可能となる。
【0044】尚、本発明は、以上の実施例に限る事な
く、本発明の技術思想の範囲内で種々の変更が可能であ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる符
号合わせ錠は、開閉動作を行う操作部と、任意の暗証番
号を設定できる複数のダイアル部材と、該ダイアル部材
によって設定された暗証番号が記憶される従動記憶部材
と、前記操作部によってダイアル部材がゼロ復帰する機
構と、前記記憶部材の記憶を解除する機構とからなり、
前記ダイアル部材を操作して任意の暗証番号を設定し前
記操作部により施錠を行った時に、設定した暗証番号が
前記記憶部材に記憶された状態でダイアル部材の設定表
示がすべてゼロに復帰し、解錠時には前記ダイアル部材
により暗証番号を設定し、操作部で解錠操作をした際に
前記ダイアル部材の表示がすべてゼロに復帰すると共
に、前記従動記憶部材の記憶が解除されるので、施錠す
る際に自動的に個々の番号ダイアルがゼロに変更される
ので、使用者が自分で、施錠ツマミをセットした後に、
番号ダイアルをランダムなものに変更する必要がない。
【0046】また、解錠後に番号ダイアルが自動的にゼ
ロに戻るので、そのままの状態に放置しても、他人に自
己の常用している「暗証番号」を知られる虞がない。更
に、利用者が「暗証番号」を忘れてしまった場合、従来
は、非常用キーでロッカーを解錠したのみでは、利用者
がどんな「暗証番号」を使用したかを知ることができ
ず、ロッカーが開いても、再度通常のように使用する事
ができず、解錠後、「暗証番号」をピッキング作業によ
り探る必要が存在したが、本発明によれば、非常用キー
で解錠すれば自動的に「暗証番号」が現れるのでピッキ
ングの手数が省ける。
【0047】また、逆転防止機構により、操作部の途中
からの逆転ができないので、暗証番号の記憶が乱れる事
がない。
【0048】更に、非常キー操作時に外筒が回動しない
ので、キーが抜けなくなる事がない。また、クリック解
除機構により、施錠、解錠時の操作を円滑に行う事がで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る符号合わせ錠の解錠を示す正面図
である。
【図2】本発明に係る符号合わせ錠の正面カバーを外し
た状態を示す正面図である。
【図3】同符号合わせ錠のカバーと、クリック解除機構
を外した状態を示す正面図である。
【図4】同符号合わせ錠に使用されるラッチハブとダイ
アル部材との関係を示す説明図である。
【図5】同符号合わせ錠に使用されるラッチハブとダイ
アル部材との関係を示す説明図である。
【図6】同符号合わせ錠に使用されるラッチハブとダイ
アル部材との関係を示す説明図である。
【図7】同符号合わせ錠に使用されるラッチハブとダイ
アル部材との関係を示す説明図である。
【図8】同符号合わせ錠に使用されるラッチハブとダイ
アル部材との関係を示す説明図である。
【図9】同符号合わせ錠に使用されるラッチハブとダイ
アル部材との関係を示す説明図である。
【図10】同符号合わせ錠に使用されるラッチハブとダ
イアル部材との関係を示す説明図である。
【図11】同符号合わせ錠に使用される駆動ハブと閂回
転軸との関係を示す説明図である。
【図12】同符号合わせ錠に使用される閂スライド金具
と閂部材との関係を示す説明である。
【図13】同符号合わせ錠に使用される閂スライド金具
と閂部材、歯車等の関係を示す説明である。
【図14】同符号合わせ錠に使用される閂スライド金具
と閂部材、歯車等の関係を示す説明である。
【図15】同符号合わせ錠に使用される閂スライド金具
と閂部材、歯車等の関係を示す説明である。
【図16】同符号合わせ錠に使用される閂スライド金具
と閂部材、歯車等の関係を示す説明である。
【図17】同符号合わせ錠に使用される閂スライド金具
と閂部材、歯車等の関係を示す説明である。
【図18】同符号合わせ錠に使用されるラッチハブの逆
転防止機構及びその動作説明図である。
【図19】同符号合わせ錠に使用されるラッチハブの逆
転防止機構及びその動作説明図である。
【図20】同符号合わせ錠に使用されるラッチハブの逆
転防止機構及びその動作説明図である。
【図21】同符号合わせ錠に使用されるラッチハブの逆
転防止機構及びその動作説明図である。
【図22】同符号合わせ錠に使用されるラッチハブの逆
転防止機構及びその動作説明図である。
【図23】同符号合わせ錠に使用されるラッチハブの逆
転防止機構及びその動作説明図である。
【図24】同符号合わせ錠に使用される非常キー使用時
の外筒固定機構を示す説明である。
【図25】同符号合わせ錠に使用される非常キー使用時
の外筒固定機構を示す説明である。
【図26】同符号合わせ錠に使用される非常キー使用時
の閂スライド金具の移動防止機構を示す説明である。
【図27】同符号合わせ錠に使用される非常キー使用時
の閂スライド金具の移動防止機構を示す説明である。
【図28】同符号合わせ錠に使用されるゼロ設定防止機
構の感知金具を示す正面図である。
【図29】同符号合わせ錠に使用されるゼロ設定防止機
構の歯車部を示す正面図である。
【図30】同符号合わせ錠に使用されるゼロ設定防止機
構の説明図である。
【図31】同符号合わせ錠に使用されるゼロ設定防止機
構の説明図である。
【図32】同符号合わせ錠のクリック機構及び解除機構
を示す説明図である。
【図33】同符号合わせ錠のクリック機構及び解除機構
を示す説明図である。
【図34】同符号合わせ錠のクリック解除機構を示す正
面図である。
【符号の説明】
9 本体ケース 10 符号合わせ錠 11 操作部 12 ダイアル部材 12a 円筒部 12b 歯車部 12c 操作円板 13 従動記憶部材 14 ゼロ復帰機構 15 解除機構 16 カマ部材 17 内筒 18 外筒 18a 作動部 18c 切欠き 19 作動腕 20 ラッチハブ 21 歯車 21a 凹凸 22 スライド金具 22a 切り起し 23 回転軸動作部材 23a,b 凹溝 23c 固定軸 24 ダイアル回転軸 25 小窓 26 バネ 27 円筒カム 27a 通り穴 28 駆動ハブ 29 閂回転軸 30 非常キー 31 切欠き 32 閂スライド金具 33 係合突起 34 回転軸スライド金具 35 閂部材 36 楔型突起 37 切欠き穴 38a,b スライド動作部材 39a,b 突出壁 40 突起 41a,b 突起 42a,b 凹所 43 逆転防止部材 44 逆転防止部材 45 外筒固定機構 46 切欠き溝 47 外筒固定ピン 48 閂スライド金具の移動防止機構 49 ゼロ設定防止機構 50 ゼロ感知部材 51 軸 52 歯車円筒部 53 バネ 54 切欠き 55 クリック機構 56 解除機構 57 クリック突出車 58 クリック部材 59 クリック解除部材 60 作動腕 61 湾曲部

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉動作を行う操作部と、任意の暗証番
    号を設定できる複数のダイアル部材と、該ダイアル部材
    によって設定された暗証番号が記憶される従動記憶部材
    と、内筒と外筒と作動腕を備えた前記操作部により回動
    されるラッチハブと該ラッチハブにより固定軸を中心に
    回動される回転軸動作部材と該回転軸動作部材により横
    方向に移動されるスライド金具と該スライド金具に固定
    されたダイアル回転軸と該ダイアル回転軸に円筒カムを
    介して挿通されたダイアル部材とから構成されたゼロ復
    帰機構と、前記記憶部材の記憶を解除する解除機構とか
    らなり、前記ダイアル部材を操作して任意の暗証番号を
    設定し前記操作部により施錠を行った時に、設定した暗
    証番号が前記記憶部材に記憶された状態でダイアル部材
    の設定表示がすべてゼロに復帰し、解錠時には前記ダイ
    アル部材により暗証番号を設定し、操作部で解錠操作を
    した際に前記ダイアル部材の表示がすべてゼロに復帰す
    ると共に、前記従動記憶部材の記憶が解除されることを
    特徴とする符号合わせ錠。
  2. 【請求項2】 開閉動作を行う操作部と、任意の暗証番
    号を設定できる複数のダイアル部材と、該ダイアル部材
    によって設定された暗証番号が記憶される従動記憶部材
    と、前記操作部によってダイアル部材がゼロ復帰するゼ
    ロ復帰機構と、前記記憶部材の記憶を解除する解除機構
    とからなり、前記ダイアル部材を操作して任意の暗証番
    号を設定し前記操作部により施錠を行った時に、設定し
    た暗証番号が前記記憶部材に記憶された状態でダイアル
    部材の設定表示がすべてゼロに復帰し、解錠時には前記
    ダイアル部材により暗証番号を設定し、操作部で解錠操
    作をした際に前記ダイアル部材の表示がすべてゼロに復
    帰すると共に、前記従動記憶部材の記憶が解除され、
    記操作部は錠前の正面に形成された操作部と、内筒と外
    筒と作動腕を備えた前記操作部により回動されるラッチ
    ハブと、非常キーによってのみ回転駆動される駆動ハブ
    とから構成されたことを特徴とする符号合わせ錠
  3. 【請求項3】 開閉動作を行う操作部と、任意の暗証番
    号を設定できる複数のダイアル部材と、該ダイアル部材
    によって設定された暗証番号が記憶される従動記憶部材
    と、前記操作部によってダイアル部材がゼロ復帰するゼ
    ロ復帰機構と 、前記記憶部材の記憶を解除する解除機構
    とからなり、前記ダイアル部材を操作して任意の暗証番
    号を設定し前記操作部により施錠を行った時に、設定し
    た暗証番号が前記記憶部材に記憶された状態でダイアル
    部材の設定表示がすべてゼロに復帰し、解錠時には前記
    ダイアル部材により暗証番号を設定し、操作部で解錠操
    作をした際に前記ダイアル部材の表示がすべてゼロに復
    帰すると共に、前記従動記憶部材の記憶が解除され、
    記従動記憶部材は、前記外筒の一部で駆動される閂スラ
    イド金具と、該閂スライド金具の一部に挟持された複数
    の閂部材と、該閂部材の外周に係脱自在に配置された歯
    車と、回転軸スライド金具に固定された閂回転軸とを備
    え、前記閂部材は閂回転軸に挿通され、閂部材の回度位
    置により閂スライド金具の移動を制御し、前記夫々の閂
    部材と複数の歯車とは係脱自在に配設されると共に、前
    記ダイヤル部材で設定した歯車位置で閂部材と係合させ
    て閂スライド金具の移動を可能とする暗証番号を記憶す
    ることを特徴とする符号合わせ錠
  4. 【請求項4】 開閉動作を行う操作部と、任意の暗証番
    号を設定できる複数のダイアル部材と、該ダイアル部材
    によって設定された暗証番号が記憶される従動記憶部材
    と、前記操作部によってダイアル部材がゼロ復帰するゼ
    ロ復帰機構と、前記記憶部材の記憶を解除する解除機構
    とからなり、前記ダイアル部材を操作して任意の暗証番
    号を設定し前記操作部により施錠を行った時に、設定し
    た暗証番号が前記記憶部材に記憶された状態でダイアル
    部材の設定表示がすべてゼロに復帰し、解錠時には前記
    ダイアル部材により暗証番号を設定し、操作部で解錠操
    作をした際に前記ダイアル部材の表示がすべてゼロに復
    帰すると共に、前記従動記憶部材の記憶が解除され、
    前の正面に形成された操作部と、内筒と外筒と作動腕を
    備えた前記操作部により回動されるラッチハブと、該ラ
    ッチハブにより横方向に移動されるスライド金具と、該
    スライド金具に固定されたダイアル回転軸と、該ダイア
    ル回転軸に挿通された符号合わせ用ダイヤル部材と、該
    外筒の一部で駆動される閂スライド金具と、該閂スライ
    ド金具の一部に挟持された複数の閂部材と、該閂部材の
    外周に係脱自在に配置された歯車と、前記内筒の一部か
    ら突出するキーの一部と係合配置された駆動ハブと、該
    駆動ハブにより移動される回転軸スライド金具と、該回
    転軸スライド金具に固定された閂回転軸と、該閂回転軸
    に挿通された複数の閂部材とを備え、前記夫々の閂部材
    と複数の歯車とは係脱自在に配設されると共に、前記符
    号合わせ用ダイヤル部材は前記歯車と係合したことを特
    徴とする符号合わせ錠。
  5. 【請求項5】 開閉動作を行う操作部と、任意の暗証番
    号を設定できる複数のダイアル部材と、該ダイアル部材
    によって設定された暗証番号が記憶される従動記憶部材
    と、前記操作部によってダイアル部材がゼロ復帰するゼ
    ロ復帰機構と、前記記憶部材の記憶を解除する解除機構
    とからなり、前記ダイアル部材を操作して任意の暗証番
    号を設定し前記操作部により施錠を行った時に、設定し
    た暗証番号が前記記憶部材に記憶された状態でダイアル
    部材の設定表示がすべてゼロに復帰し、解錠時には前記
    ダイアル部材により暗証番号を設定し、操作部で解錠操
    作をした際に前記ダイアル部材の表示がすべてゼロに復
    帰すると共に、前記従動記憶部材の記憶が解除され、
    常用キーで駆動ハブを駆動する事により閂回転軸を移動
    し、歯車と係合状態にある閂部材を強制的に解錠状態に
    する事により前記符号合わせ用ダイヤル部材を予め設定
    した暗証番号位置に戻すことを特徴とする符号合わせ
  6. 【請求項6】 開閉動作を行う操作部と、任意の暗証番
    号を設定できる複数のダイアル部材と、該ダイアル部材
    によって設定された暗証番号が記憶される従動記憶部材
    と、前記操作部によってダイアル部材がゼロ復帰するゼ
    ロ復帰機構と、前記記憶部材の記憶を解除する解除機構
    とからなり、前記ダイアル部材を操作して任意の暗証番
    号を設定し前記操作部により施錠を行った時に、設定し
    た暗証番号が前記記憶部材に記憶された状態でダイアル
    部材の設定表示がすべてゼロに復帰し、解錠時には前記
    ダイアル部材により暗証番号を設定し、操作部で解錠操
    作をした際に前記ダイアル部材の表示がすべてゼロに復
    帰すると共に、前記従動記憶部材の記憶が解除され、
    スライド金具の外筒が挿通される切欠き穴の左右に一対
    のスライド動作部材をピン結合で配設し、前記外筒が左
    右に回転する際に、夫々最初の15度のみで閂スライド
    金具を動作させることを特徴とする符号合わせ錠。
  7. 【請求項7】 開閉動作を行う操作部と、任意の暗証番
    号を設定できる複数のダイアル部材と、該ダイアル部材
    によって設定された暗証番号が記憶される従 動記憶部材
    と、前記操作部によってダイアル部材がゼロ復帰するゼ
    ロ復帰機構と、前記記憶部材の記憶を解除する解除機構
    とからなり、前記ダイアル部材を操作して任意の暗証番
    号を設定し前記操作部により施錠を行った時に、設定し
    た暗証番号が前記記憶部材に記憶された状態でダイアル
    部材の設定表示がすべてゼロに復帰し、解錠時には前記
    ダイアル部材により暗証番号を設定し、操作部で解錠操
    作をした際に前記ダイアル部材の表示がすべてゼロに復
    帰すると共に、前記従動記憶部材の記憶が解除され、
    記ラッチハブには、逆転防止機構が備えられており、左
    右何れかの方向に回し始めると、同じ方向に90度以上
    回転しないと、これと反対方向に回転できないことを
    徴とする符号合わせ錠
  8. 【請求項8】 開閉動作を行う操作部と、任意の暗証番
    号を設定できる複数のダイアル部材と、該ダイアル部材
    によって設定された暗証番号が記憶される従動記憶部材
    と、前記操作部によってダイアル部材がゼロ復帰するゼ
    ロ復帰機構と、前記記憶部材の記憶を解除する解除機構
    とからなり、前記ダイアル部材を操作して任意の暗証番
    号を設定し前記操作部により施錠を行った時に、設定し
    た暗証番号が前記記憶部材に記憶された状態でダイアル
    部材の設定表示がすべてゼロに復帰し、解錠時には前記
    ダイアル部材により暗証番号を設定し、操作部で解錠操
    作をした際に前記ダイアル部材の表示がすべてゼロに復
    帰すると共に、前記従動記憶部材の記憶が解除され、
    体ケースに固定された軸に回動可能に支承された逆L字
    状態のゼロ感知部材と、歯車と同軸状に形成され前記ダ
    イアル部材のゼロに対応した位置が直線状にカットされ
    た歯車円筒部とを有し、前記ゼロ感知部材の感知腕を前
    記歯車用円筒に接触するように付勢し、ゼロ感知部材の
    感知腕が直線状にカットされた歯車円筒部の位置に来た
    際にゼロ感知部材のスライド防止部が突出して閂スライ
    ド金具の移動を禁止する事を特徴とする符号合わせ錠
  9. 【請求項9】 開閉動作を行う操作部と、任意の暗証番
    号を設定できる複数のダイアル部材と、該ダイアル部材
    によって設定された暗証番号が記憶される従動記憶部材
    と、前記操作部によってダイアル部材がゼロ復帰するゼ
    ロ復帰機構と、前記記憶部材の記憶を解除する解除機構
    とからなり、前記ダイアル部材を操作して任意の暗証番
    号を設定し前記操作部により施錠を行った時に、設定し
    た暗証番号が前記記憶部材に記憶された状態でダイアル
    部材の設定表示がすべてゼロに 復帰し、解錠時には前記
    ダイアル部材により暗証番号を設定し、操作部で解錠操
    作をした際に前記ダイアル部材の表示がすべてゼロに復
    帰すると共に、前記従動記憶部材の記憶が解除され、
    動ハブの外周の一部に切欠きを設けると共に、閂スライ
    ド金具の対応位置に係合突起を設け、前記駆動ハブが非
    常キーで回動されない場合には、前記閂スライド金具の
    移動が可能であるが、駆動ハブが非常キーで回動された
    場合には、閂スライド金具の移動が禁止される事を特徴
    とする符号合わせ錠
  10. 【請求項10】 開閉動作を行う操作部と、任意の暗証
    番号を設定できる複数のダイアル部材と、該ダイアル部
    材によって設定された暗証番号が記憶される従動記憶部
    材と、前記操作部によってダイアル部材がゼロ復帰する
    ゼロ復帰機構と、前記記憶部材の記憶を解除する解除機
    構とからなり、前記ダイアル部材を操作して任意の暗証
    番号を設定し前記操作部により施錠を行った時に、設定
    した暗証番号が前記記憶部材に記憶された状態でダイア
    ル部材の設定表示がすべてゼロに復帰し、解錠時には前
    記ダイアル部材により暗証番号を設定し、操作部で解錠
    操作をした際に前記ダイアル部材の表示がすべてゼロに
    復帰すると共に、前記従動記憶部材の記憶が解除され、
    前記内筒の一部と、外筒の一部と、本体ケースの一部の
    切欠き溝を設けると共に、前記外筒に形成された切欠き
    溝内に外筒固定ピンを配置したことを特徴とする符号合
    わせ錠
  11. 【請求項11】 開閉動作を行う操作部と、任意の暗証
    番号を設定できる複数のダイアル部材と、該ダイアル部
    材によって設定された暗証番号が記憶される従動記憶部
    材と、前記操作部によってダイアル部材がゼロ復帰する
    ゼロ復帰機構と、前記記憶部材の記憶を解除する解除機
    構とからなり、前記ダイアル部材を操作して任意の暗証
    番号を設定し前記操作部により施錠を行った時に、設定
    した暗証番号が前記記憶部材に記憶された状態でダイア
    ル部材の設定表示がすべてゼロに復帰し、解錠時には前
    記ダイアル部材により暗証番号を設定し、操作部で解錠
    操作をした際に前記ダイアル部材の表示がすべてゼロに
    復帰すると共に、前記従動記憶部材の記憶が解除され、
    複数の歯車と一体的に形成されたクリック歯車と、該ク
    リック歯車に当接するようにバネ付勢された複数のクリ
    ック部材と、本体ケースの長手方向に差し渡して回動可
    能に配設されたクリック外し部材と、該クリック外し部
    材と複数のクリック部材を係合させて配設し、前記操作
    部に突設された作動突起で前記クリック外し部材を押し
    上げて、操作部回動時には、クリック部材がクリック歯
    車と接触しない構成としたことを特徴とする符号合わせ
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