JPS5921418B2 - メモリ−錠 - Google Patents
メモリ−錠Info
- Publication number
- JPS5921418B2 JPS5921418B2 JP4208576A JP4208576A JPS5921418B2 JP S5921418 B2 JPS5921418 B2 JP S5921418B2 JP 4208576 A JP4208576 A JP 4208576A JP 4208576 A JP4208576 A JP 4208576A JP S5921418 B2 JPS5921418 B2 JP S5921418B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- lock plate
- gear
- dial
- medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、符号付のダイヤルを任意の符号に設定して施
錠したのち、設定した符号以外の符号を表示しておき翫
解錠のときはダイヤルを上記設定符号に合わせて行うよ
うにした、所謂メモリー錠に関するものである。
錠したのち、設定した符号以外の符号を表示しておき翫
解錠のときはダイヤルを上記設定符号に合わせて行うよ
うにした、所謂メモリー錠に関するものである。
各種運動施設、サウナ風呂などには貸ロッカーが設置さ
れている。
れている。
このような貸ロッカーには、各ロッカーごとに固有のキ
ーが附属しており、このキーによって施錠および解錠を
行うのが一般的であるが、このような方式のロッカーに
あっては、ロッカー使用中にこれに附属するキーを持ち
回らなければならず、それ自体不便であるばかりでなく
、キーを紛失し易いという欠点があった。
ーが附属しており、このキーによって施錠および解錠を
行うのが一般的であるが、このような方式のロッカーに
あっては、ロッカー使用中にこれに附属するキーを持ち
回らなければならず、それ自体不便であるばかりでなく
、キーを紛失し易いという欠点があった。
′キーを使用することが上記の如き欠点を有するならば
、キーを使用しないダイヤル式の附号錠とすることも考
えられるが、この場合、各欄ごとに固有の附号が割り当
てられることになるため、管理者がわとしては総てのロ
ッカーについて割り当てられた符号を記録しておかなけ
ればならない不便があり、また、利用者がわとしては使
用中のロッカーの符号を他人が予め記憶しているかも知
れず、不安であるばかりでなく、防犯上も完全でない。
、キーを使用しないダイヤル式の附号錠とすることも考
えられるが、この場合、各欄ごとに固有の附号が割り当
てられることになるため、管理者がわとしては総てのロ
ッカーについて割り当てられた符号を記録しておかなけ
ればならない不便があり、また、利用者がわとしては使
用中のロッカーの符号を他人が予め記憶しているかも知
れず、不安であるばかりでなく、防犯上も完全でない。
このような従来のロッカーの欠点をなくすために、電気
式のメモリー錠、即ち、利用者が予め任意に設定した符
号を電気的に記憶しておき、設定した符号に戻すことに
よって解錠するようにしたものも考えられている。
式のメモリー錠、即ち、利用者が予め任意に設定した符
号を電気的に記憶しておき、設定した符号に戻すことに
よって解錠するようにしたものも考えられている。
しかし、電気式メモリー錠の場合は、各ロッカーに給電
のための配線を必要とし、かつ常時電力を供給しなけれ
ばならないので、電力の消費も無視できない。
のための配線を必要とし、かつ常時電力を供給しなけれ
ばならないので、電力の消費も無視できない。
本発明の目的は、キーを使用することなく施錠及び解錠
することを可能とするとともに、任意の解錠符号に設定
し得るようにして管理上の便宜及び防犯効果を高め、ま
た、電力を一切必要としないメモリー錠を提供すること
にある。
することを可能とするとともに、任意の解錠符号に設定
し得るようにして管理上の便宜及び防犯効果を高め、ま
た、電力を一切必要としないメモリー錠を提供すること
にある。
更に他の目的は、設定した任意の符号を忘れた場合には
、管理者によるマスターキーの使用ヲ可能とすることに
ある。
、管理者によるマスターキーの使用ヲ可能とすることに
ある。
このような目的を達成させるために、本発明は機械的記
憶装置を備えることを特徴とする。
憶装置を備えることを特徴とする。
以下、図示の実施例によって本発明を説明する。
第1図はロッカーなどの扉の表面を示しており、蝶番1
a、1aによってロッカーなどの枠体(図示されず)に
蝶着されるべき扉1の自由端縁部には箱体2が固着され
ている。
a、1aによってロッカーなどの枠体(図示されず)に
蝶着されるべき扉1の自由端縁部には箱体2が固着され
ている。
箱体2の上部には三つのダイヤル操作溝2.と、これら
合溝の側方に繋った符号表示窓2bが穿たれ、これらの
下方には同操作つまみ3が突出し、更にその斜め下には
マスターキー嵌合部4が設けられている。
合溝の側方に繋った符号表示窓2bが穿たれ、これらの
下方には同操作つまみ3が突出し、更にその斜め下には
マスターキー嵌合部4が設けられている。
上記ダイヤル操作溝2aからは、第2図および第3図に
示されるように、扉1の内方において箱体2の側壁2c
、2c間に軸5によって回転自在に支架された3個のダ
イヤル6の操作周縁6.Lの−Sが突出している。
示されるように、扉1の内方において箱体2の側壁2c
、2c間に軸5によって回転自在に支架された3個のダ
イヤル6の操作周縁6.Lの−Sが突出している。
同操作周縁には等間隔の欠所が設けられて花形°に形成
され、これにクリック板ばね12が圧接している(第2
図参照)。
され、これにクリック板ばね12が圧接している(第2
図参照)。
ダイヤル6は軸5に対する相対的な摺動が規制されて2
つ、周面の一部が前記符号表示窓2.に対面する符号表
示周面6bと更にその縁部に歯車6cとを有している。
つ、周面の一部が前記符号表示窓2.に対面する符号表
示周面6bと更にその縁部に歯車6cとを有している。
側壁2c、2c(第3図参照)間には前記軸5よりも下
位において別の軸7が軸方向に摺動自在に支架されてお
り、ばね8によって第3図において右方に偏倚する習性
を与えられるも、適宜の手段によって習性による偏倚が
阻止されている。
位において別の軸7が軸方向に摺動自在に支架されてお
り、ばね8によって第3図において右方に偏倚する習性
を与えられるも、適宜の手段によって習性による偏倚が
阻止されている。
軸7には上記ダイヤル6と同じ間隔で3個のロック板9
およびこれを一体的に挾んテ歯車10とリセットカム1
1が回転自在に、しか臥軸7方向には摺動不可能に支持
されており、図示の常態にあっては歯車6cと歯車10
とが互いに離間してかみ合いが外れた位置にある。
およびこれを一体的に挾んテ歯車10とリセットカム1
1が回転自在に、しか臥軸7方向には摺動不可能に支持
されており、図示の常態にあっては歯車6cと歯車10
とが互いに離間してかみ合いが外れた位置にある。
ロック板90周縁の一部には第2図、第4図および第5
図に示されるように部分円弧状の欠所9.Lが設けられ
、また、リセットカム11は機械式カウンタのリセット
機械等に用いられているリセットカムと同様にバート形
のものであって、対称形の円弧状カム縁を繋ぐ部分には
平坦部11−が形成されている。
図に示されるように部分円弧状の欠所9.Lが設けられ
、また、リセットカム11は機械式カウンタのリセット
機械等に用いられているリセットカムと同様にバート形
のものであって、対称形の円弧状カム縁を繋ぐ部分には
平坦部11−が形成されている。
軸Tの下方には閂13が側壁2c、2cによって長さ方
向に摺動自在に、しかし、左端寄りの扁平左端部13.
Lが側壁2cの長孔に嵌まることによって回転不可能に
支持されている。
向に摺動自在に、しかし、左端寄りの扁平左端部13.
Lが側壁2cの長孔に嵌まることによって回転不可能に
支持されている。
閂13には同門の扁平な左端部131が側壁2cから充
分突出した態位において前記各ロック板9と係合すべき
3個の欠所13bを有しており、同欠所13bにロック
板9が係合するときは、閂13はその左端部133が側
壁2cから充分突出した状態で摺動不可能となるも、欠
所13bにロック板9の欠所91が対向するときは自由
に摺動させることができる。
分突出した態位において前記各ロック板9と係合すべき
3個の欠所13bを有しており、同欠所13bにロック
板9が係合するときは、閂13はその左端部133が側
壁2cから充分突出した状態で摺動不可能となるも、欠
所13bにロック板9の欠所91が対向するときは自由
に摺動させることができる。
閂13の側面には股部14a付の舌片14が垂下させて
固着されており、同舌片は側壁2c、2c間に支架され
た案内板150案内溝15aを緩く貫いている。
固着されており、同舌片は側壁2c、2c間に支架され
た案内板150案内溝15aを緩く貫いている。
舌片14の股部148には、箱体2を前後に貫く管軸1
6から一体に射出した舌片168上のピン16bが緩く
嵌まり、また、管軸16の先端部には開操作つまみ3の
軸38(第2図参照)が緩く挿入されると共に、管軸1
6とつまみ3間にコイルばね17の両端がそれぞれ固着
されている。
6から一体に射出した舌片168上のピン16bが緩く
嵌まり、また、管軸16の先端部には開操作つまみ3の
軸38(第2図参照)が緩く挿入されると共に、管軸1
6とつまみ3間にコイルばね17の両端がそれぞれ固着
されている。
閂13の下奥方には、更に別の軸19が回動自在に支持
されており、同軸19には前記3個のリセットカム11
と同じ間隔に3個のリセットレバー20が固装さ:FL
% 同L/ バー20の自由端20a(第5図参照)は
、図示の常態では軸19に巻きつけられたコイルばね2
10弾力に基づく軸190回動習性により、各リセット
カム11の平坦部111に圧接して各ロック板9を一定
の基本的回転位相まで回転させ、各ロック板9の欠所9
&を閂13に対向させた態位に置く。
されており、同軸19には前記3個のリセットカム11
と同じ間隔に3個のリセットレバー20が固装さ:FL
% 同L/ バー20の自由端20a(第5図参照)は
、図示の常態では軸19に巻きつけられたコイルばね2
10弾力に基づく軸190回動習性により、各リセット
カム11の平坦部111に圧接して各ロック板9を一定
の基本的回転位相まで回転させ、各ロック板9の欠所9
&を閂13に対向させた態位に置く。
ただし、このとき軸7はばね8により図の右方に偏倚さ
せられているため、ロック板9の欠所9.Lと閂13の
欠所13bとはずれた態位にある。
せられているため、ロック板9の欠所9.Lと閂13の
欠所13bとはずれた態位にある。
箱体2の右側方には、第3図に示されるように副枠18
が固設され、同副枠と扉10間には金属製のカード22
を挿入すべき空間27が形成されると共に、同空間には
軸7および軸19の一端部が突出し軸7の端部には上記
カード22の傾斜縁22.Lに当るべき当り片23が固
着され(第2図参照)、また軸19の端部からはカード
22の下端22bに当るべき当り片24が射出している
。
が固設され、同副枠と扉10間には金属製のカード22
を挿入すべき空間27が形成されると共に、同空間には
軸7および軸19の一端部が突出し軸7の端部には上記
カード22の傾斜縁22.Lに当るべき当り片23が固
着され(第2図参照)、また軸19の端部からはカード
22の下端22bに当るべき当り片24が射出している
。
これら当り片23.24はある程度の長さを有している
から、副枠18に適宜の逃げ孔が穿たれているものとす
る。
から、副枠18に適宜の逃げ孔が穿たれているものとす
る。
副枠18の側壁18aの下部内側に沿ってばね33によ
り浮き上がり習性を有する中間伝動杆26が上下に摺動
自在に保持されており、カード22が空間27に挿入さ
れその下端22、が中間伝動杆26を習性に抗して押す
ことにより、同杆26がその下方に固設されたスイッチ
28の操作片28 を押すようになっている。
り浮き上がり習性を有する中間伝動杆26が上下に摺動
自在に保持されており、カード22が空間27に挿入さ
れその下端22、が中間伝動杆26を習性に抗して押す
ことにより、同杆26がその下方に固設されたスイッチ
28の操作片28 を押すようになっている。
副枠18の側壁18 の外側に沿って、上端部に鉤部2
9aを有するレバー29が適宜の不動部に固植された軸
30によって枢支されており、レバー29の下端部には
連杆31の一端が枢着されている。
9aを有するレバー29が適宜の不動部に固植された軸
30によって枢支されており、レバー29の下端部には
連杆31の一端が枢着されている。
レバー29の鉤部298に続く上側縁29bは斜めに折
り曲げられている。
り曲げられている。
連杆31の他の一部には長孔31&が穿たれており、同
長孔ニはマスターキー嵌合部4の軸4aと一体の射出片
4bに固植されたピン4cが緩く嵌合している。
長孔ニはマスターキー嵌合部4の軸4aと一体の射出片
4bに固植されたピン4cが緩く嵌合している。
また連杆31は適宜の不動部との間に掛けられたばね3
20弾力によって右方への偏倚習性を有し、従って、レ
バー29は、常態では軸300周りに第2図において左
旋して同レバー29の上側縁295および鉤部29.L
が側壁18aの欠所18bから空間27内に進出し、カ
ード22を空間27内に挿入することによってカード2
2の切欠段部22cにレバー29の鉤部29.が係合す
るようになってイル。
20弾力によって右方への偏倚習性を有し、従って、レ
バー29は、常態では軸300周りに第2図において左
旋して同レバー29の上側縁295および鉤部29.L
が側壁18aの欠所18bから空間27内に進出し、カ
ード22を空間27内に挿入することによってカード2
2の切欠段部22cにレバー29の鉤部29.が係合す
るようになってイル。
即チ、レバー29はカード22の装填状態を保持する保
持部材を構成している。
持部材を構成している。
なお、カード22の下端部に設げられた切込22、は各
錠ごとに固有の位置に設けられて、所定の錠に専用され
るものとする。
錠ごとに固有の位置に設けられて、所定の錠に専用され
るものとする。
しかし、カード22は必ずしも取外し自在にする必要は
なく、これを操作部材として各錠に組付けても差支えな
い。
なく、これを操作部材として各錠に組付けても差支えな
い。
このような本発明に係るメモリー錠を使用するに当って
は、まず受付にて当該ロッカー用のカード22を貸りる
。
は、まず受付にて当該ロッカー用のカード22を貸りる
。
このとき、何かの事故が生じたときのために予め利用者
の氏名、ロッカ一番号などを控えておく。
の氏名、ロッカ一番号などを控えておく。
利用者は貸りたカード番号に該当するロッカーの所に行
き、扉10表面に表われたダイヤル操作周縁6aを回し
て符号表示窓2bに任意の番号が表われるようにする。
き、扉10表面に表われたダイヤル操作周縁6aを回し
て符号表示窓2bに任意の番号が表われるようにする。
このとき操作周縁6aおよびこれと一体の符号表示周面
6bと歯車6cは単独に回るだけである。
6bと歯車6cは単独に回るだけである。
次に、扉1を開け(この状態にあっては、カード22が
使用されていないから、後述のように解錠された状態に
ある)、カード22を所定の空間21に挿入する。
使用されていないから、後述のように解錠された状態に
ある)、カード22を所定の空間21に挿入する。
カード22により習性に抗して押し下げられた中間伝動
杆26は、スイッチ28の操作片28を押し、これを作
動させ、これによって例えば受付に設置された表示部に
使用中である旨の表示をなす。
杆26は、スイッチ28の操作片28を押し、これを作
動させ、これによって例えば受付に設置された表示部に
使用中である旨の表示をなす。
また、カード22は、その傾斜縁22.Lが当り片23
を押して軸γを図の左方に摺動させ、歯車10を歯車6
cに噛み合わせ、かつ下端22が当り片24を押して軸
19を習性に抗して回動させこれと一体のリセットレバ
ー20をリセットカム11から離間させ、リセットカム
11およびこれと一体のロック板9、歯車10を回転可
能な状態にする。
を押して軸γを図の左方に摺動させ、歯車10を歯車6
cに噛み合わせ、かつ下端22が当り片24を押して軸
19を習性に抗して回動させこれと一体のリセットレバ
ー20をリセットカム11から離間させ、リセットカム
11およびこれと一体のロック板9、歯車10を回転可
能な状態にする。
そして以上のような態位は、カード22の切欠段部22
cにレバー29の鉤部29aが係合することによって保
持される。
cにレバー29の鉤部29aが係合することによって保
持される。
また、この状態にあっては、未だロック板9の欠所9a
は閂13と対面しているから、閂13は摺動自在である
。
は閂13と対面しているから、閂13は摺動自在である
。
従ってロッカー内に荷物を収容したのち扉1を閉へ閂操
作つまみ3を第2図において左旋させ、ばね17、管軸
16、舌片16a、ピン16゜詮よび舌片14を介して
閂13を左方に摺動させ、閂の扁平左端部13aをロッ
カーの枠に設けられた所定の嵌合穴に係合させる。
作つまみ3を第2図において左旋させ、ばね17、管軸
16、舌片16a、ピン16゜詮よび舌片14を介して
閂13を左方に摺動させ、閂の扁平左端部13aをロッ
カーの枠に設けられた所定の嵌合穴に係合させる。
ここにおいて閂13の各欠所13bとロック板9の欠所
9.Lとが対面する。
9.Lとが対面する。
そこで、各ダイヤル6の各操作周縁68を扉1の外がわ
から回転操作し、各符号表示窓2bに、先に設定した任
意の符号と異なる符号が表示されるようにする。
から回転操作し、各符号表示窓2bに、先に設定した任
意の符号と異なる符号が表示されるようにする。
上記操作周縁6aの回転は歯車6cと歯車10の噛み合
いを介して各ロック板9に伝えられ、同ロック板9の欠
所9a以外の周縁部が閂13の各欠所13bに係合して
閂13の摺動を阻正し、これによって施錠がなされる。
いを介して各ロック板9に伝えられ、同ロック板9の欠
所9a以外の周縁部が閂13の各欠所13bに係合して
閂13の摺動を阻正し、これによって施錠がなされる。
次に、解錠の手順について説明すると、まず、各ダイヤ
ル操作周縁6aを回転操作して各符号表示窓2bに先に
任意に設定した符号が表われるようにする。
ル操作周縁6aを回転操作して各符号表示窓2bに先に
任意に設定した符号が表われるようにする。
この回転操作によって前記の場合と同様の伝達系を介し
て各ロック板9が回転し、ロック板9が元の回転位相、
即ち、その欠所9 と閂13の欠所13.″とが対向す
る位置に戻る。
て各ロック板9が回転し、ロック板9が元の回転位相、
即ち、その欠所9 と閂13の欠所13.″とが対向す
る位置に戻る。
従って、この状態で閂操作つまみ3を右旋させれば、前
述の連動系列を介して閂13が右方に摺動し、その扁平
な左端部13aとロッカー枠の、嵌合穴との係合が外れ
るから、これによって解錠が完了する。
述の連動系列を介して閂13が右方に摺動し、その扁平
な左端部13aとロッカー枠の、嵌合穴との係合が外れ
るから、これによって解錠が完了する。
こうしてロッカーの使用が終ったら、扉の内面がわから
適宜の操作つまみの操作によってレバー29を右旋させ
、その鉤部29aとカード22の切欠段部22cとの係
合を外す。
適宜の操作つまみの操作によってレバー29を右旋させ
、その鉤部29aとカード22の切欠段部22cとの係
合を外す。
これによってカード22は、ばね33の弾力による中間
伝動杆26の浮き上がり習性により押し上げられ、容易
に抜き取り得るようになるから、これを受付けに返す。
伝動杆26の浮き上がり習性により押し上げられ、容易
に抜き取り得るようになるから、これを受付けに返す。
カード22の抜き取りによってスイッチ28の作動が停
止し、受付けなどに置かれた管理盤に当該ロッカーが不
使用である旨を表示する。
止し、受付けなどに置かれた管理盤に当該ロッカーが不
使用である旨を表示する。
更に軸7は習性によって原位置に復帰し、歯車10と歯
車6cとの噛合いを外し、また、軸19も習性によって
原位置に回動復帰し、リセットレバー20の自由端20
.Lをリセットカム11の平坦部11.Lに当接させ、
カム11およびこれと一体のロック板9と歯車10が妄
りに回転しないようにする。
車6cとの噛合いを外し、また、軸19も習性によって
原位置に回動復帰し、リセットレバー20の自由端20
.Lをリセットカム11の平坦部11.Lに当接させ、
カム11およびこれと一体のロック板9と歯車10が妄
りに回転しないようにする。
ところで、ロッカーの利用者が、施錠した際に自分で設
定した任意の符号を事後において失念し、ダイヤルの操
作によっては解錠し得ない場合があり得る。
定した任意の符号を事後において失念し、ダイヤルの操
作によっては解錠し得ない場合があり得る。
そのような場合には、受付に申し出てマスターキーで解
錠することになる。
錠することになる。
即ち、マスターキーをその嵌合部4に嵌合させてこれを
右旋させる。
右旋させる。
これによって舌片4bが右旋し、ピン4cが連杆31の
長孔311の左端縁部を引掛けて連杆31を習性に抗し
左方に引張り、レバー29を右旋させ、レバー29の鉤
部29aとカード22の切欠段部22cの係合を外す。
長孔311の左端縁部を引掛けて連杆31を習性に抗し
左方に引張り、レバー29を右旋させ、レバー29の鉤
部29aとカード22の切欠段部22cの係合を外す。
従って前記の場合と同様に、カード22の抜き取りが可
能になると共に、軸7および19が原位置に復帰し、そ
の際軸19と一体の各リセットレバー20が各リセット
カム11のカム面に圧接して同カムを回転させ、レバー
20の自由端20aがカム11の平坦部11.Lと当接
する位置でカムの回転が止まる。
能になると共に、軸7および19が原位置に復帰し、そ
の際軸19と一体の各リセットレバー20が各リセット
カム11のカム面に圧接して同カムを回転させ、レバー
20の自由端20aがカム11の平坦部11.Lと当接
する位置でカムの回転が止まる。
このカム110回転位相はこれと一体のロック板9の欠
所9aを閂13に対応させろような位相であるから、こ
こにおいて閂13は摺動自在な状態となり、解錠がなさ
れる。
所9aを閂13に対応させろような位相であるから、こ
こにおいて閂13は摺動自在な状態となり、解錠がなさ
れる。
マスターキー嵌合部4とその舌片4b及び連杆31を含
む機構部分はリセット作動機構を構成している。
む機構部分はリセット作動機構を構成している。
なお、スイッチ28は必ずしも設置することを要せず、
また、開操作つまみ3と管軸との間も、ばね17を介在
させることなく直接連結してもよい。
また、開操作つまみ3と管軸との間も、ばね17を介在
させることなく直接連結してもよい。
さらに、カード220代りにコイン等の落し込み操作な
どで代替させることも可能である。
どで代替させることも可能である。
このように本発明のメモリー錠によれば、利用するたび
に任意の符号を設定して施錠することができるから、設
定した符号を他人に予め記憶されてしまうというような
ことはなくなり、防犯上有効なメモリー錠を提供するこ
とができるし、また、マスターキーの嵌合操作によって
保持部材による媒体の装填状態又は操作部材の操作状態
を解錠するリセット作動機構を設け、このリセット作動
機構の解除動作に基づいて解錠されるように構成されて
いるから、設定した任意の符号を忘れた場合でも、マス
ターキーによる解錠が可能である。
に任意の符号を設定して施錠することができるから、設
定した符号を他人に予め記憶されてしまうというような
ことはなくなり、防犯上有効なメモリー錠を提供するこ
とができるし、また、マスターキーの嵌合操作によって
保持部材による媒体の装填状態又は操作部材の操作状態
を解錠するリセット作動機構を設け、このリセット作動
機構の解除動作に基づいて解錠されるように構成されて
いるから、設定した任意の符号を忘れた場合でも、マス
ターキーによる解錠が可能である。
さらに、符号付ダイヤルと、媒体の装填又は操作によっ
て上記ダイヤルと結合する欠所付ロック板と、同ロック
板と係脱する閂とより成る、いわば機械的記憶機構を設
けたから、電気式メモリー錠のように電気配線を必要と
せず、電力の消費もない。
て上記ダイヤルと結合する欠所付ロック板と、同ロック
板と係脱する閂とより成る、いわば機械的記憶機構を設
けたから、電気式メモリー錠のように電気配線を必要と
せず、電力の消費もない。
また、カードなどの媒体は、受付とロッカーとの間で持
ち歩くだけであるから、従来一般のロッカーのように、
使用中は常にキーそのものを持ち歩かなければならない
という不便が解消され、さらには〜 カードの代りに操
作部材を組付けておけば、カードなどの媒体をロッカー
から取り外して受付との間で持ち歩くということも一切
なくすことができる。
ち歩くだけであるから、従来一般のロッカーのように、
使用中は常にキーそのものを持ち歩かなければならない
という不便が解消され、さらには〜 カードの代りに操
作部材を組付けておけば、カードなどの媒体をロッカー
から取り外して受付との間で持ち歩くということも一切
なくすことができる。
なお、図示の実施例では、ダイヤルと、ロック板等でな
る記憶機構を3組設けたものになっているが、これは如
何様にも増減し得ることはいうまでもない。
る記憶機構を3組設けたものになっているが、これは如
何様にも増減し得ることはいうまでもない。
第1図は本発明のメモリー錠を組込んだロッカーなどの
扉の正面図、第2図は同上メモリー錠の実施例を正面が
わから見た斜面図、第3図は同上正面図、第4図は同上
実施例中、本発明の主要部を抜き出して示した斜面図、
第5図は第4図に係る部分を別の角度から見た斜面図で
ある。 2・・・・・・箱体、3・・・・・・開操作つまみ、4
・・・・・・マスターキー嵌合部、6・・・・・・ダイ
ヤル、9・・・・・・ロック板、98・・・・・・欠所
、i i−・−リセットカム、13・・・・・・閂、1
3b・・・・・・欠所、20・・・・・・リセットレバ
ー、22・・・・・・カード(媒体)。
扉の正面図、第2図は同上メモリー錠の実施例を正面が
わから見た斜面図、第3図は同上正面図、第4図は同上
実施例中、本発明の主要部を抜き出して示した斜面図、
第5図は第4図に係る部分を別の角度から見た斜面図で
ある。 2・・・・・・箱体、3・・・・・・開操作つまみ、4
・・・・・・マスターキー嵌合部、6・・・・・・ダイ
ヤル、9・・・・・・ロック板、98・・・・・・欠所
、i i−・−リセットカム、13・・・・・・閂、1
3b・・・・・・欠所、20・・・・・・リセットレバ
ー、22・・・・・・カード(媒体)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 扉の外部から回転操作することができ同軸的に歯車
を有する符号付のダイヤルと、軸の周りに回転自在かつ
軸方向に摺動自在に設けられ軸方向の一方の向きに摺動
偏倚するように付勢された軸Iと、この軸に対して回転
自在に、しかし、この軸に対して軸方向には摺動不可能
に設けられていて、上記ダイヤルの歯車とかみ合いうる
歯車を同軸的に有するも、上記軸Tの付勢力により通常
はこの歯車と上記ダイヤルの歯車とのかみ合いが外れる
ように設けられると共に、周縁部に欠所を有するロック
板9と、上記軸7に対する当たり部を有し、装填又は操
作することにより上記当たり部が軸7をその付勢の向き
と反対の向きに摺動させて上記ロック板9の歯車を上記
ダイヤルの歯車にかみ合わせるように設けられた媒体又
は操作部材と、この媒体又は操作部材に対する係合部を
有し、付勢力により上記係合部が上記媒体又は操作部材
に係合して上記媒体の装填状態又は操作部材の操作状態
を保持する保持部材と、上記ロック板90周縁部が係合
することができる欠所を有していて、上記言ツク板9の
欠所が対向しているときは扉の外部からの操作により軸
方向に摺動させることができ、一端部が扉の外方に突出
しかつ上記軸Iが付勢力に抗して移動しロック板9の歯
車と上記ダイヤルの歯車とかみ合っている状態では上記
欠所に上記ロック板90周縁部を係合させて軸方向への
移動を阻止することができる閂とを有してなるメモリー
錠。 2 扉の外部から回転操作することができ同軸的に歯車
を有する符号付のダイヤルと、軸の周りに回転自在かつ
軸方向に摺動自在に設けられ軸方向の一方の向きに摺動
偏倚するように付勢された軸Iと、この軸に対して回転
自在に、しかし、この軸に対して軸方向には摺動不可能
に設けられていて、上記ダイヤルの歯車とかみ合いつる
歯車を同軸的に有するも、上記軸7の付勢力により通常
はこの歯車と上記ダイヤルの歯車とのかみ合いが外れる
ように設けられると共に、周縁部に欠所な有するロック
板9と、上記軸7に対する当たり部を有臥装填又は操作
することにより上記当たり部が軸Tをその付勢の向きと
反対の向きに摺動させて上記ロック板9の歯車を上記ダ
イヤルの歯車にかみ合わせるように設けられた媒体又は
操作部材と1この媒体又は操作部材に対する保合部を有
し、付勢力により上記保合部が上記媒体又は操作部材に
係合して上記媒体の装填状態又は操作部材の操作状態を
保持する保持部材と、上記ロック板90周縁部が係合す
ることができる欠所を有していて、上記ロック板9の欠
所が対向しているときは扉の外部からの操作により軸方
向に摺動させることができ、一端部が扉の外方に突出し
かつ上記軸Iが付勢力に抗して移動しロック板9の歯車
と上記ダイヤルの歯車とがかみ合っている状態では上記
欠所に上記ロック板90周縁部を係合させて軸方向への
移動を阻止することができる閂と、マスターキー嵌合部
と、このマスターキー嵌合部へのマスターキーの嵌合操
作によって上記保持部材を付勢力に抗して移動させ、媒
体の装填状態又は操作部材の操作状態を解除するように
上記マスターキー嵌合部と上記保持部材との間に設けら
れたリセット作動機構と、このリセット作動機構の解除
動作により回動するリセットレバー20と、上記ロック
板9と一体的に形成され、上記リセットレバー200回
動によりこのリセットレバーニ押されて上記ロック板9
をその欠所が閂の欠所と対向する位置まで回動させるリ
セットカム11とを有してなるメモリー錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4208576A JPS5921418B2 (ja) | 1976-04-14 | 1976-04-14 | メモリ−錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4208576A JPS5921418B2 (ja) | 1976-04-14 | 1976-04-14 | メモリ−錠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52126399A JPS52126399A (en) | 1977-10-24 |
JPS5921418B2 true JPS5921418B2 (ja) | 1984-05-19 |
Family
ID=12626184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4208576A Expired JPS5921418B2 (ja) | 1976-04-14 | 1976-04-14 | メモリ−錠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5921418B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5844834B2 (ja) * | 1979-07-31 | 1983-10-05 | 国産金属工業株式会社 | ダイヤル錠 |
JPH01219267A (ja) * | 1988-02-25 | 1989-09-01 | Kuroobaa:Kk | 符号錠装置 |
JP4097366B2 (ja) * | 1999-08-31 | 2008-06-11 | 株式会社アルファ | ロッカー用施錠装置 |
-
1976
- 1976-04-14 JP JP4208576A patent/JPS5921418B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52126399A (en) | 1977-10-24 |
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