JP2011106211A - 開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉部材を開閉する際に誤って鎌錠などの係わり合い部が筐体に激突することを有効に防止した開閉装置を提供する。
【解決手段】操作部31は、扉を開閉するための把手を兼ね、解錠操作を受け付けて閉位置P1から開位置P2に移動する間に閉位置P1に戻るための作動力を蓄積しつつ開位置P2に到来し、係わり合い部33は、操作部31に連動する作動領域と操作部31に連動しない作動領域とを設定されて、操作部31が閉位置P1から開位置P2に移動する間に施錠位置Q1から中間位置Q3まで連動し、このときは筐体の開口縁1aを通過できず、操作部31が開位置P2に達した段階で更に当該中間位置Q3から筐体の開口縁1aを通過可能な解錠位置Q2に移動するように構成され、この状態で引き続き操作部31を把手として扉を開放させた段階で操作部31が拘束手段によって拘束されているように構成した。
【選択図】図13

Description

本発明は、開閉部材を開閉する際に誤って鎌錠などの係わり合い部が筐体に激突することを有効に防止した開閉装置に関するものである。
この種のダイヤル錠を利用した旧来の開閉装置は、ラッチ等の係わり合い部を備えた扉等に付随して設けられ、ダイヤル錠を非照合状態にすることで操作部の操作を禁止して係わり合い部を操作できないように拘束し、扉等を開ける際にはダイヤル錠を照合させて操作部の操作を可能にし、扉を閉める際には再度ダイヤル錠を非照合状態にリセットするように構成されるのが一般的である。
また、ダイヤル錠は、照合後に扉等を開けた際には再び非照合状態にリセットされることが望ましい。この場合に参考になるものとして、特許文献1等に示されるように、ダイヤルを所望の暗証番号に合わせて摘みを操作することで、暗証番号入力とゼロリセットを行うようにしたもの等が知られている。
ところで、旧来のものにおいては、扉等を開ける際に、ダイヤルを照合させる操作と操作部の摘みを回す操作の2段階の操作が必要になる。しかも、開扉後にダイヤルをリセットする操作が加わると、更に手順は多くなる。この旧来のものに、特許文献1のようにダイヤルをゼロリセットする考え形を適切に組み合わせると、手順の簡略化が期待できる。しかし、摘みを回してゼロリセットした後、摘みを戻す操作や、別異の把手を操作して扉を開扉する操作、扉を閉める際の摘みの操作等が加わったのでは、操作はやはり煩雑なものになる。
一方、筐体に対する扉の相対動作を利用してダイヤル錠がリセットされるように扉と筐体の間にダイヤル錠に付随する作動杆等を組み付けることも、ダイヤル錠の自動リセットを通じて手順を減らすための有効な手段となり得るが、このような構成を採用する場合には、扉と筐体の間にダイヤル錠を組み付ける際の精度が必要となり、比較的高度な組み付けが要求されるとともに、長期に亘って安定、確実に作動させるための配慮が別途に必要となる。
このような不具合を解消する手立てとして、図14及び図15に示すように、開閉部材である扉102が筐体101に対する閉止位置にあってダイヤル錠103が非照合状態のときに係わり合い部133を被係わり合い部111に係わり合う施錠位置Q1に保ち、ダイヤル錠103の照合後に操作部131を弾性反力を蓄積しつつ閉位置P1から開位置P2まで操作することで係わり合い部133と被係わり合い部111との係わり合いを解除して係わり合い部133を解錠位置Q2に移行させるとともにダイヤル錠103を非照合状態にリセットし、その後に操作部131を把手として操作して扉102を手前に引いて開放することにより操作部131を開位置P2に拘束するとともに扉102を再び閉止するまで係わり合い部133を解錠位置Q2に保ち、扉102を再び閉止した時点で蓄積した弾性反力により操作部131を開位置P2から閉位置P1に移動させ、係わり合い部133を解錠位置Q2から被係わり合い部111に係わり合う施錠位置Q1に移行させる構成が有効な手段として考えられる。
特公平6−60544号公報
ところが、このような構成を採用すると、操作部131を開位置P2に操作したつもりで扉102を開放して操作部131から手を離した場合に、係わり合い部133が予期せずに施錠位置Q1に移動し、その後に扉102を押し込んだ際に係わり合い部133が筐体101の開口縁101aに激突するという誤作動が起こり得る。すなわち、係わり合い部133が筐体101の開口縁101aを通過可能にするためには、係わり合い部133と開口縁101aとの間に図16(a)に示すようなある程度の余裕dが必要である。その際、図14に示す操作部131が開位置P2に移動して拘束されるタイミングと係わり合い部133が図16(c)の施錠位置Q1から同図(a)の解錠位置Q2に達するタイミングとが同じであると、係わり合い部133が解錠位置Q1に達するよりも僅かに手前の図16(b)に示す中間位置Q3でも筐体101の開口縁101aを通過可能な状態が生じる。そして、この状態では図14に示す操作部131は開位置P2に拘束されていないので、その後に操作部131から手を離した場合には、操作部131は弾性反力で閉位置P1に向かう方向に作動し、扉102が開放した状態で係わり合い部133が図16(c)に示す施錠位置Q1に不慮に復帰する事態が起こり得る。
また、扉102を一旦閉止した後に入れ忘れや出し忘れがあって操作部131をほぼ開位置P2に保持したまま再度開放して操作部131から手を離すという開け閉め操作が行われる場合があるが、操作部131が予期せずに閉位置P1に戻って係わり合い部133が施錠位置Q1に移動し、その後に扉102を押し込んだ際に係わり合い部133が筐体101の開口縁101aに激突するという誤作動が起こり得る。すなわち、扉102が一旦閉止位置に移動して拘束が解除されると、操作部131には閉位置P1に向かう作動力が作用しているので、操作部131を摘んだままであったとしても、操作位置が開位置P2から閉位置P1側へ、係わり合い部が図16(a)の解錠位置から同図(b)の施錠位置側へそれぞれ変位し易い。このため、引き続き扉102を開放して操作部131から手を離したときに、操作部131は弾性反力で閉位置P1に向かう方向に作動し、扉102が開放した状態で係わり合い部133が図16(c)に示す施錠位置Q2に不慮に復帰する事態が起こり得る。
これらの不具合は、操作部131の操作を禁止する手段がダイヤル錠103以外の形態である場合にも同様であるが、特にダイヤル錠103を採用したものにおいては、一旦上記のような誤作動が生じると、再びダイヤルを照合させて操作部131を開位置P2に操作しない限り係わり合い部133を解錠位置Q2に移動させることができないため、非常に面倒なことになる。
本発明は、操作部の操作を禁止する手段がダイヤル錠以外の形態である場合等も含めて、このような課題を有効に解決した開閉装置を新たに提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の開閉装置は、開閉部材の開放時における誤作動を防止すべく、筐体と、この筐体の開口を開閉する開閉部材と、前記開閉部材に設けられる操作部および係わり合い部と、前記筐体に設けられる被係わり合い部とを具備し、これら係わり合い部と被係わり合い部とを係わり合わせることによって前記開閉部材を閉止位置に保持するものにおいて、前記操作部は、開閉部材を開閉するための把手を兼ね、解錠操作を受け付けて閉位置から開位置に移動する間に閉位置に戻る作動力を蓄積しつつ前記開位置に到来し、前記係わり合い部は、前記操作部に連動する作動領域と前記操作部に連動しない作動領域とを設定されて、前記操作部が閉位置から開位置に移動する間に施錠位置から中間位置まで連動し、このときは筐体の開口縁を通過できず、前記操作部が開位置に達した段階で更に当該中間位置から筐体の開口縁を通過可能な解錠位置に移動するものであり、この状態で引き続き操作部を把手として開閉部材を開放させた段階で操作部が拘束手段によって拘束されているように構成したことを特徴とする。
このように構成すると、操作部が開位置に移動して拘束される状態になるまでの操作を確実に行うまでは係わり合い部は筐体の開口縁を通過できず、拘束可能な状態になって始めて係わり合い部を筐体の開口縁を通過可能な解錠位置に移動させるので、開閉部材を開放した後に係わり合い部が予期せずに施錠位置に移動することを規制して、その後に開閉部材を押し込んだ際に係わり合い部が筐体の開口縁に激突するという誤作動を有効に防止することができる。
上記の作用効果を実現する簡易な構成として、係わり合い部は、前記操作部に所定の遊動しろの下に一体回転可能に設けられて、操作部が開位置に達するまでは係わり合い部は遅れ側の位置で操作部に連動して中間位置まで移動し、操作部が開位置に達した段階で前記遊動しろの範囲で更に操作部に対して遅れ側の位置から進み側の位置に相対移動することにより前記中間位置から筐体の開口縁を通過可能な解錠位置に移動するものであることが望ましい。
この場合の相対移動をより簡素に実現するためには、係わり合い部と一体的に作動する位置に被誘導部を設けるとともに、係わり合い部が中間位置に達した段階で前記被誘導部を更に移動させて所定位置に引き込む誘導部を設け、この引き込み作用によって係わり合い部を中間位置から解錠位置に移動させるようにしていることが好ましい。
これらの誘導部や被誘導部は、例えば磁石等によって構成することもできるが、特に構造簡素で確実な動作を実現するためには、一方が凹部、他方が凸部の関係にあって、凹部又は凸部の何れか一方に弾性体の弾性力が作用しており、当該弾性体が蓄積した弾性力を放出するときの復元動作を利用して凹部と凸部が嵌り合うように構成していることが好ましく、特に部品点数を削減するために、凹部又は凸部の何れか一方が弾性体自体によって構成されていることが好適である。
一方、本発明の開閉装置は、開閉部材の開け閉め時における誤作動を防止すべく、筐体と、この筐体の開口を開閉する開閉部材と、前記開閉部材に設けられる操作部および係わり合い部と、前記筐体に設けられる被係わり合い部とを具備し、これら係わり合い部と被係わり合い部とを係わり合わせることによって前記開閉部材を閉止位置に保持するものにおいて、前記操作部は、開閉部材を開閉するための把手を兼ね、解錠操作を受け付けて閉位置から開位置に移動する間に閉位置に戻るための作動力を蓄積しつつ前記開位置に到来するとともに開閉部材を開放した段階で拘束手段によって拘束された状態になり、前記開閉部材が筐体に対する閉止位置に移動して拘束手段の拘束が解除された際に開位置から閉位置に復帰するものであり、前記係わり合い部は、前記操作部の閉位置から開位置への移動に起因して施錠位置から筐体の開口縁を通過可能な解錠位置に切り替えられ、前記開閉部材が閉止位置に移動した際に解錠位置における保持状態が解除されて被係わり合い部に係わり合うものであり、前記操作部が開位置よりも所定距離閉位置側へ変位した部位に、前記拘束手段によって拘束可能な第2の開位置を設定し、開閉部材を開放した段階でこの第2の開位置において前記係わり合い部がいまだ開口縁を通過可能な第2の解錠位置に保持されているように構成したことを特徴とする。
このように構成すると、係わり合い部が解錠位置から施錠位置側へ変位した状態で開閉部材を再開放した場合に、拘束手段が当該変位した係わり合い部をいまだ開口縁を通過可能な第2の解錠位置に再度保持するため、係わり合い部が一挙に施錠位置に移動することを規制して、その後に開閉部材を押し込んだ際に係わり合い部が筐体の開口縁に激突するという誤作動を有効に防止することができる。
上記の作用効果を実現する簡易な構成としては、操作部と一体に作動する位置に、操作部の作動方向に沿って第1の規制部と第2の規制部を設け、前記係わり合い部が第1の施錠位置又は第2の解錠位置にある状態で前記拘束手段が拘束位置に移動したときに、当該拘束手段が第1の規制部又は第2の規制部の何れにも係合して操作部の移動を規制し得るようにしているものが望ましい。
部品点数の削減と的確な検知機能とを同時に実現するためには、検知手段が、開閉部材に設けられる変位部を含み、この変位部が、筐体と接触することにより変位して拘束手段を拘束位置から非拘束位置に移動させ、筐体から離れることにより逆方向に変位して拘束手段を非拘束位置から拘束位置に移動させるようにしているものが好ましい。
特に、検知手段と拘束手段を一体的に設け、検知手段の変位が拘束手段の変位を引き起こすように構成しているものが好適である。
開閉部材を開くときの誤作動を防止する構成と、開閉部材を開け閉めするときの誤作動を防止する構成とを有効に両立させるためには、前記係わり合い部を、前記操作部に連動する連動部に所定の遊動しろの下に一体回転可能に設け、解錠時に操作部が開位置に向かう途上で開位置の手前の第2の開位置に拘束される際には遅れ側に保持されて筐体の開口縁を通過できないように構成するとともに、開位置にある操作部の拘束が解除されて閉位置に向かう途上で第2の閉位置に再度拘束される際には進み側に保持されて筐体の開口縁を通過可能なように構成していることが効果的である。
本発明は、以上のような構成であるから、前記操作部に関連部を介して照合検知機能及び非照合状態へのリセット機能を有するダイヤル錠を関連づけ、関連部が、解錠操作に伴う操作部の開位置に至るまでの移動に連動してダイヤル錠にリセット動作を引き起こし、リセット状態で操作部が閉位置に復帰したときに前記操作部の再度の解錠操作を禁止し、ダイヤル錠の照合検知時に再び前記操作部に解錠操作を許容するように構成されている開閉装置に適用して極めて有用なものとなり得る。
本発明の開閉装置は、以上説明したように、係わり合い部と被係わり合い部を係わり合わせて引出や扉などの開閉部材を閉止位置に保持し、操作部を開位置に移動させて拘束可能な状態にすることで係わり合い部を解錠位置に保持して開閉部材を開放するものにおいて、操作部に対する不十分な操作で開閉部材が開放されたまま係わり合い部が施錠位置に復帰する誤作動を防止して、信頼性を有効に向上させ、長期に亘って安定、確実に利用に供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る開閉装置を閉扉状態で示す斜視図。 同開閉装置を開扉状態で示す斜視図。 同開閉装置を構成するダイヤル錠ユニットをカバーを外した状態で示す正面図。 同ダイヤル錠ユニットの斜視図。 同ダイヤル錠ユニットを構成する第1の関連部を示す斜視図。 同ダイヤル錠ユニットを構成する第1、第2の関連部を示す斜視図。 同ダイヤル錠ユニットを構成する検知手段及び拘束手段の作動説明図。 同ダイヤル錠ユニットを構成する操作部と係わり合い部の関係を示す斜視図。 同ダイヤル錠ユニットのリセット機能を示す斜視図。 同ダイヤル錠ユニットのリセット機能を示す斜視図。 同ダイヤル錠ユニットの図3に対応した作動説明図。 同ダイヤル錠ユニットの図3及び図11に対応した作動説明図。 同ダイヤル錠ユニットを構成する係わり合い部の作用説明図。 本発明と対比される開閉装置を閉扉状態で示す図1に対応する斜視図。 本発明と対比される開閉装置を開扉状態で示す図2に対応する斜視図。 本発明と対比される開閉装置の不具合を説明する図。
以下、本発明の第1実施形態を、図面を参照して説明する。
図1及び図2は、ロッカー等の収納装置として利用される本実施形態の開閉装置を示している。この開閉装置は、筐体1の収納空間を開閉する位置に開閉部材である扉2を有するもので、この扉2にダイヤル錠ユニット3を組み込むとともに、筐体1側に被係わり合い部11を設けている。
扉2は、筐体1の側板12にヒンジ機構Hを介して吊元側の縁部2aを開閉可能に支持されたもので、ヒンジHと反対側に位置する側板12の前面に前方に向かって凹となる段部12aが形成してあり、扉2を閉止する際に、その凹となる段部12a内に扉2の反吊元側の縁部2bの厚み部分が収まるようになっている。
ダイヤル錠ユニット3は、ケーシング30とカバー30kとの間に一体に組み込まれて、扉2の前面に操作部31やダイヤル錠本体32を位置づけ、反吊下側の縁部2bに錠前である係わり合い部33等を位置づけている。この操作部31は、手指で摘んで回転操作できる摘み部31aを有し、摘んだまま扉2を開けて開放することのできる把手の機能を兼ねているものであり、この実施形態では手指で摘んで正面視右回り(解錠方向)に略60度回転させることにより係わり合い部21と被係わり合い部11との係わり合いを解除するものである。
具体的に説明すると、係わり合い部33は、スチール等で作られて正面視概略逆L字板状(鎌状)のものであり、先端が下向きに屈曲する爪部33aをなしている。そして、扉2の反吊元側の縁部2bに設けたスリット2cを介して側方に突没しながら上下回動するように配置されている。対する被係わり合い部11は、筐体1に形成された前記段部12aの内奥に位置する当たり面12xと直交する側面12yにおいて係わり合い部21の突没する動作領域に対応する位置に設けたスリット状のものである。係わり合い部33の途中は厚み方向に屈曲しており、爪部33aをスリット2cに対応させる位置に配置している。
本開閉装置の基本機能について先に略述すると、図1に矢印S1で示すように扉2に設けたダイヤル錠本体32を照合させることにより操作部31の摘み31aを操作可能な状態にし、その後に矢印S2で示すように操作部の摘み31aを閉位置P1から開位置P2に回す操作でダイヤル錠本体32の照合状態をリセットするとともに係わり合い部33を施錠位置Q1から解錠位置Q2に移動させ、引き続き矢印S3で示すようにそのまま摘み31aを手前に引くことで操作部31および係わり合い部33を開位置P2および解錠位置Q2に保持したままで扉2を開放することができるものである。また、扉2の閉止時には、扉2を押し込むだけで、操作部31および係わり合い部33を閉位置P1および施錠位置Q1に移動させ、係わり合い部33を被係わり合い部11に係わり合わせて扉2を筐体1に対する閉止位置に保持するとともに、操作部31を施錠することができるものである。
以下、このような機能を実現するダイヤル錠ユニット3の構成等について詳述した後、ダイヤル錠ユニット3を組み込んだ開閉装置全体の構成等について説明する。
ダイヤル錠ユニット3は、上記操作部31、ダイヤル錠本体32、係わり合い部33のほかに、図3、図4及び図6等に示すように操作部31及び係わり合い部33にリターン反力を付与する反力機構A、図3、図4及び図5等に示すようにダイヤル錠本体32が照合した場合のみ操作部31の解錠操作を可能にする第1の関連部B、図3、図4及び図6等に示すように操作部31の解錠操作に連動してダイヤル錠本体32の照合状態をリセットする第2の関連部C、図2及び図7等に示すように扉2が閉止位置にあるか否かを検知する検知手段D、図7等に示すように操作部31が開位置に移動した場合に当該操作部31を係わり合い部33とともに拘束する拘束手段E等をケーシング30内に備えている。
操作部31は、図8に示すように背面側に一体回転する円柱状の連動部31aを有するもので、その後方端面に直方体状の突出部31bが、また軸心から変位した位置に後方に向かって延びるピン32cが形成してある。
これに対して、前記係わり合い部33には、基端に前記突出部31bが所定の範囲で回転するために必要な開口形状の孔部33bが形成してあり、この孔部33bに前記連動部31aの突出部31bを所定の遊びの下に一体回転するように嵌め合わせている。この係わり合い部の基端外周は、回転中心Oの周りの円周面をなすが、そのうちの2箇所に凹部をなす第1の被誘導部81aおよび第2の被誘導部81bが設けてあり、対する図3のケーシング30の底壁30c側には、図13に示すように前記被誘導部81a、81bを引き込むための凸部をなす誘導部82が設けてある。誘導部82は、弾性体である板バネによって構成されている。つまり、操作部31が図13(a)に示す閉位置P1にあり係わり合い部33が施錠位置Q1にあるときは第1の被誘導部81aが誘導部82に嵌り合い、操作部31が図13(b)に示す開位置P2に操作され係わり合い部33が中間位置Q3に移動したときは第2の被誘導部81bが誘導部82の作用を受ける位置に到来し、このとき誘導部82は係わり合い部31の基端外周で圧縮されていて、蓄積した弾性力を放出するときの復元動作によって、係わり合い部33が更に、凹部である第2の被誘導部81bが凸部である誘導部82に引き込まれる図13(c)に示す解錠位置Q2まで移動するように構成してある。すなわち、係わり合い部33の基端に設けた孔部33bと操作部31の基端の突出部31bとの遊びに起因して、操作部31の閉位置P1→開位置P2の移動の間は係わり合い部33が操作部33に遅れ側において連動する作動領域として施錠位置Q1→中間位置Q3と追従し、その後は、係わり合い部33が操作部31に連動しない作動領域として操作部31に対し図13(b)の遅れ側から図13(c)の進み側へと跳ね上がる相対移動を引き起こすものである。
ダイヤル錠本体32は、図3〜図5等に示すように、ダイヤル列32aと、ダイヤル列32aの照合状態を検知して変位を引き起こす照合検知部32bと、ダイヤルをリセットするダイヤル軸32cと、暗証番号を設定する暗証番号設定部32d(図4参照)とを有している。
ダイヤル列32aは、ダイヤル軸32cに沿って4組のダイヤル32a1、操作用円板32a2およびロックギア32a3を配列している。ダイヤル32a1には円周方向に0〜9の番号が付してあり、操作用円板32a2は操作力を受け付けてダイヤル32a1と一体となって回転する。ロックギア32a3は、セット位置でダイヤル32a1及び操作用円板32a2と一体となって回転するもので、各ロックギア32a3のランド(外周面)32axには、それぞれ1箇所に凹所32ayが形成してある。この凹所32ayが揃うとき(図11の状態のとき)に扉2の正面に現れる番号が暗証番号(本実施形態では「1000」)となる。
照合検知部32bは、ケーシングの底壁30cに沿ってダイヤル列32aに対峙して配置されるセンスカム32b1と、このセンスカム32b1から各ロックギヤ32a1の凹所32ayに向かって突出する爪状の判定部32b2と、センスカム32b1をロックギヤ32a1に向かって押し付けるセンスカム用スプリング32b3とを具備している。
そして、図3及び図5に示すように1つでも判定部32b2が凹所32ayに相対していなければ、判定部32b2がランド32axに乗り上る位置に保持され、他のロックギア32a3の判定部32b2ともども凹所32ayに入り込むことができないが、図5に矢印Lで示す方向にダイヤル32a1が移動して図11に示すようにセンスカム32b1の4つの判定部32b2がそれぞれ凹所32ayに同時に相対したときには、センスカム用スプリング32b3によって判定部32b2が一斉に凹所32ay内に進入し、センスカム32b1が長手方向と直交する方向(図中上方向)の変位を引き起こすものである。
ダイヤル軸32cは、図9に示すように、4つのダイヤル32a1の軸心を貫通して同軸心方向に移動可能であり、外周にダイヤル32a1の間隔に対応したピッチで突起32c1を設けている。一方、ダイヤル32a1の内部には、竹を斜めに切ったようなスロープ形状のカム面32azがダイヤル32a1と一体回転するように形成してあり、ダイヤル軸32cが図9→図10に示すようにダイヤル32a1の内部に深く没入する方向に移動すると、カム面32azを介してダイヤル32a1を所定の回転位相に揃えるリセット作用を営む。本実施形態では、図3に示す「0000」をリセット状態とされ、いわゆるゼロリセットと称される。
図4に示す暗証番号設定部32dは、スライドレバー32d1と、このスライドレバー32のスライド操作で図3に示すロックギヤ32a3とダイヤル32a1とが一体回転するセット状態を解除して軸方向に相対移動させ、個別回転可能な設定モードに切り替える切り替え機構(図示省略)とを有する。すなわち、照合検知部32bが照合状態を検知して変位を生成している図11の状態から、ロックギヤ32a3とダイヤル32a1との一体回転状態を一旦解除してダイヤルの配列を例えば「2000」に変更し、再びスライドレバー32d1をセット状態に戻せば、この「2000」で照合検知部32bが照合状態を検知したことになり、以降、これが新たな暗証番号となる。このスライドレバー32d1は図1に示すカバー30k側に表出している。
図3、図4及び図6に示す反力機構Aは、リターンバー41とリターン用スプリング42とから構成される。リターンバー41は、ケーシング30の上壁30aに沿って配置される板状のもので、一部に一対の折り曲げ片41aを有し、その折り曲げ片41a、41a間に連動部31aのピン31bを受容して、連動部31aの回転に連動してケーシング30内を進退可能とされている。リターン用スプリング42はコイルバネ状のもので、前記リターンバー31の他端部とケーシング30の対応する内壁30bとの間に弾設され、圧縮されることによってリターンバー41を介し操作部31に閉位置方向(正面紙左方向)へ押し戻す作動力を蓄積する。
第1の関連部Bは、ダイヤル錠本体32が照合した場合のみ操作部31の解錠操作を可能にべく、図4〜図6等に示すように、前記照合検知部32bと前記操作部31の間を関連づけ、ダイヤル錠本体32の照合状態に応じて操作部31の操作可能状態と操作禁止状態とを切り替えるものである。具体的に説明すると、前記照合検知部32bの変位に連動して昇降する作動杆51と、この作動杆51の作動端に支軸m2周りに回転可能に配置された下向きの爪部52aを有する爪部材52と、この爪部材52を下向きに押し付けるバネ53と、前記爪部52aが選択的に係合するように前記連動部31aの対応位置に引っ掛かり可能に設けた解錠規制部31xとからなる。そして、図3及び図5に示す照合検知部32bの降下時(ダイヤル錠本体32の非照合時)に当該作動杆51が降下して爪部52aが解錠規制部31xに係わり合うことにより操作部31が閉位置P1に保持されて図12に示す開位置P2に向かう操作を禁止し、図11に示す照合検知部32bの上昇時(ダイヤル錠本体32の照合時)に当該作動杆51が上昇して爪部52aと解錠規制部31xとの係わり合いを解除し、操作部31の図11→図12に示す開方向への操作を許容するものである。操作部31が一旦操作されると、爪部材52の爪部52aが解除規制部31xから外れて図6に示す円周部31y上に乗り上げるため、再び操作部31が閉位置に復帰するまで爪部材52による規制は行われない。
また、第2の関連部Cは、操作部31の解錠操作に連動してダイヤル錠本体32の照合状態をリセットすべく、図4及び図6等に示すように、前記ダイヤル軸32cと前記操作部31との間を関連づけるものである。具体的に説明すると、この第2の関連部Cは、前記リターンバー41と、このリターンバー41の進退動作に前記ダイヤル軸32cの進退動作を連動させる中間伝達部材43とにより構成される。この中間伝達部材43は、ダイヤル軸32cの一端にフランジ状をなす第1の伝達部43aを係合させ、前記リターンバー41が押し込まれる側に位置する折り曲げ片41aと交叉して接触する位置にフランジ状をなす第2の伝達部43bを挿入している。そして、操作部31が開方向に操作されるに伴い、リターンバー4が図11→図12に示すようにリターンバー用スプリング42を圧縮する方向に移動したとき、中間伝達部材43を介してダイヤル軸32cをダイヤル列32a内に押し込む。
なお、中間伝達部材43とダイヤル列32aとの間にはダイヤル軸32cを突出位置に復帰させるための復帰バネ32cxが圧縮状態で介在させてある。
検出手段Dは、扉2が閉止位置にあるか否かを検知すべく、図2及び図7等に示すように、筐体1の側板12の側面12yに設けた押圧子71と、扉2の反吊元側の縁部2b内に当該縁部2bに平行な軸m3回りに取り付けられて閉止位置で前記押圧子71に押し込まれることにより回転変位する変位部72と、変位部72を押圧子71に向かう方向に押し付けるバネ73とを含み、扉2を閉止した際にこの変位部72が押圧子71に押し込まれて図7(d)に矢印で示すように一方向に回転し、扉2が筐体1から開放されたときに変位部72がバネ73に押し付けられて図7(c)に矢印で示すように他方向に回転するものである。
拘束手段Eは、操作部31が開位置P2に移動して扉2が開放された場合に当該操作部31を係わり合い部33とともに拘束すべく、図7等に示すように、基端を操作部31の支軸m4と直交する前記軸m3回りに回転可能に取り付けられ先端に連動部31aの外周に向かう爪部61と、この爪部61を連動部31aの外周に向かわせる方向に押し付けるバネ62とを有したもので、爪部61は前記変位部72とともに一体に形成され、バネ62は前記バネ73と共用されている。一方、対応する連動部31aの外周には、操作部31が開位置P2にあり係わり合い部33が図13(b)の中間位置に達したときに前記爪部61に係止されて閉位置側への回転を拘束される位置に第1の規制部31mと、ここから係わり合い部31が図13(c)に示すように解錠位置Q2まで跳ね上がり扉2が図7(b)→(c)に示すように開放された後に一旦閉止されて操作部31が拘束手段Eの拘束を解除され操作部31の位置が閉位置P1側に変位した際に図7(d)→(e)、図13(c)→(d)に示すように操作部31の第2の開位置P3において前記爪部61に再び係止されて係わり合い部33を第2の解錠位置Q4で停止させる位置に第2の規制部31nが設けてある。
組み込みに際しては、図2に示す筐体1側に樹脂製の押圧子71を取り付け、扉2にスリット2cを設けて鎌状の係わり合い部33を挿し通した状態でダイヤル錠ユニット3を扉2に取り付け、この状態でダイヤル錠ユニット3の変位部72を前記筐体1側の押圧子71に相対する位置に配置している。
その際、図13(b)に示す係わり合い部33の中間位置Q3では係わり合い部33は図1に示す筐体1の開口縁1aを通過できず、ここから係わり合い部33が誘導部81と被誘導部82bの間の引き込み作用で跳ね上がることによって、係わり合い部33がはじめて開口縁1aを通過可能な図13(c)に示す解錠位置Q2に移動する。この実施形態における開口縁1aの位置は、スリット11が設けられている側面12yの位置と同じであり、係わり合い部33が開口縁1aを通過する条件と、スリット11から抜ける条件とは等しい。
また、図13(d)に示す操作部の第2の開位置P3では、係わり合い部33はいまだ筐体1の開口縁1aを通過可能な位置にあるように設定されている。
なお、以上の構成をとった場合、解錠時に操作部31に対する操作が不完全であると、図13(a)の閉位置P1から図13(b)の開位置P2に向かう途上で当該開位置の手前の第2の開位置P3に拘束される事態も起こり得るが、その際には係わり合い部33は操作部31に対し遅れ側に保持されて筐体1の開口縁1aを通過できないように設定してある。これに対して、前述したように、操作部31が一旦開位置に達し係わり合い部33が図13(c)に示す進み側に跳ね上がった後にその拘束が解除されて操作部31が閉位置P1に向かう途上で図13(d)に示す第2の閉位置P3に再度拘束される際には、係わり合い部33は進み側に保持されて筐体1の開口縁1aを通過可能なように構成されている。
次に、既に一部において述べた作動も含めて、本実施形態全体の作動を説明する。
先ず、扉2に示す閉止位置にあり、ダイヤル錠本体32が非照合状態にあるときは、図7(a)に示す検知手段Dが扉2の閉止状態を検知して拘束手段Eを非拘束状態に保持し、また図4及び図5に示す照合検知部32bが非照合状態を検知することにより第1の関連部Bを介して操作部31を閉位置P1に拘束する。次に、ダイヤル錠本体32を照合させると、照合検知部32bが照合状態を検知して操作部31を開放する。そこで、図7(a)→(b)に示すように操作部31を摘んで回転操作すると、図4に示す反力機構Aのリターンバー41が反力を蓄積しつつ移動し、その結果、図13(a)→(b)に示すように操作部31が閉位置P1から開位置P2に、係わり合い部21が施錠位置から中間位置Q3まで移動するとともに、図6に示すリターンバーが図11→図12に示すように中間伝達部43を介してダイヤル軸42cを押し込み、ダイヤル列32aをゼロリセットする。かかるゼロリセットのときに、図4及び図5に示す第1の関連部Bが非照合状態を検知して操作部31の操作を規制しようとするが、第1の関連部Bを構成する爪部材52の爪部52aが図6に示す解除規制部31xから外れてその円周部31y上に乗り上げるため、この時点で操作部31の操作は規制されない。操作部31を回転操作して開位置P2にまで操作したとき、係わり合い部33は先ず図13(b)に示す中間位置Q3まで移動するが、更にそこから誘導部81aと被誘導部81bとによる引き込み作用によって図13(c)に示す解錠位置Q3まで跳ね上がり、その結果、係わり合い部33は筐体1の開口縁1aを通過可能となり、扉2を開放することができる。操作部31の操作が不十分であって開位置P2に達しない場合(拘束手段Eに拘束される位置に達しない場合)には、係わり合い部33の跳ね上げ動作は引き起こされず、係わり合い部33が筐体1の開口縁を通過して扉2が開放されることはない。その後、引き続き操作部31を摘んで図1に矢印S3で示すように扉2を手前に引くと、扉2が開放されるに従い、検知手段Dが図7(b)→(c)に示す扉2の開放状態を検知して爪部61を移動させ、この爪部61が第1の規制部31mに落ち込んで係わり合り、操作部31が開位置P2に拘束される。この時点で利用者は操作部31の摘み31aから手を離しても閉位置P1に復帰することはない。
扉2を閉めるときは、図1に矢印S4で示すように閉止位置に向かって扉2を操作すると、閉止位置に到達したときに検知手段Dが図7(c)→(d)に示す扉2の閉止状態を検知して拘束手段Eの爪部61を非拘束位置に移動させる。その結果、反力機構Aによって操作部31が図7(d)→(a)に示すように閉位置P1に移動させられ、係わり合い部33が図13(c)→(a)に示すように解錠位置Q2から施錠位置Q1に移動する。このとき、ダイヤル錠本体32は非照合状態にあるため、第1の関連部Bの爪部52aが操作部31の施錠規制部31xに落ち込んで操作部31を閉位置P1に規制する。次にダイヤル錠本体32を照合させて扉2を開けるときには、誘導しろの範囲で操作部31が係わり合い部33よりも先に回転を始めるため、このとき進み側と遅れ側の関係が入れ替わる。
また、扉2を一旦閉止した後に入れ忘れや出し忘れがあって操作部31をほぼ開位置に保持したまま開け閉め操作を行う場合に、拘束手段Eの爪部61は図13(c)の状態から一旦第1の規制部31mの拘束を解除するため、反力機構Aからの反力で操作部31が図13(d)に示すように開位置P2から閉位置P1側へ位置ずれするおそれがあるが、拘束手段Eの爪部61は操作部31の第2の開位置P3において再び第2の規制部31nに係わり合って操作部31を拘束することができるので、その後に操作部31から手を離しも、係わり合い部33が第2の解錠位置Q4に保持され、その後に扉2を閉めても筐体1の開口縁1aに激突することが防止される。
なお、図2に示すように、ダイヤル錠ユニット3のケーシング30にはラッチ30xが突出させてあり、扉2の閉止位置でこのラッチ30xが当たり面12xに係わり合って、扉2のガタつきを防止するようにしている。
以上のように、本実施形態の開閉装置は、筐体1と、この筐体1の開口を開閉する開閉部材である扉2と、前記扉2に設けられる操作部31および係わり合い部33と、前記筐体1に設けられる被係わり合い部11とを具備し、これら係わり合い部33と被係わり合い部11とを係わり合わせることによって前記扉2を閉止位置に保持する開閉装置において、前記操作部31は、扉2を開閉するための把手を兼ね、解錠操作を受け付けて閉位置P1から開位置P2に移動する間に閉位置P1に戻るための作動力を蓄積しつつ開位置P2に到来し、前記係わり合い部33は、前記操作部31に連動する作動領域と前記操作部31に連動しない作動領域とを設定されて、前記操作部31が閉位置P1から開位置P2に移動する間に施錠位置Q1から中間位置Q3まで連動し、このときは筐体1の開口縁1aを通過できず、前記操作部31が開位置P2に達した段階で更に当該中間位置Q3から筐体1の開口縁1aを通過可能な解錠位置Q2に移動するように構成されるものである。そして、この状態で引き続き操作部31を把手として扉2を開放させた段階で操作部31が拘束手段Eによって拘束されているようにしている。
このように、操作部31が開位置P2に移動して拘束される状態になるまでの操作を確実に行うまでは係わり合い部33は筐体1の開口縁1aを通過できず、拘束可能な状態になって始めて係わり合い部33を筐体1の開口縁1aを通過可能な解錠位置Q2に移動させるようにしているので、扉2を開放した後に係わり合い部33が予期せずに施錠位置Q1に移動することを規制して、その後に扉2を押し込んだ際に係わり合い部33が筐体1の開口縁1aに激突するという誤作動を有効に防止することができる。
この場合の係わり合い部33は、前記操作部31に所定の遊動しろの下に一体回転可能に設けられて、操作部31が開位置P2に達するまでは係わり合い部33は遅れ側の位置で操作部31に連動して中間位置Q3まで移動し、操作部31が開位置P2に達した段階で前記遊動しろの範囲で更に操作部31に対して遅れ側の位置から進み側の位置に相対移動することにより前記中間位置Q3から筐体1の開口縁1aを通過可能な解錠位置Q2に移動するものであるので、係わり合い部33の一部と操作部31の一部とを緩やかに嵌め合わせるだけで簡素に本発明の作用効果を奏する構成を実現することができる。
この場合、係わり合い部33と一体的に作動する位置に被誘導部81b等を設けるとともに、係わり合い部33が中間位置Q3に達した段階で前記被誘導部81bを更に移動させて所定位置に引き込む誘導部82を設け、この引き込み作用によって係わり合い部33を中間位置Q3から解錠位置Q2に移動させるようにしているので、操作部31に対する係わり合い部33の遅れ側の位置から進み側の位置への相対移動を有効に実現することができる。
その被誘導部81b等及び誘導部82も、前者が凹部、後者が凸部の関係にあって、後者に弾性体の弾性力が作用しており、当該弾性体が蓄積した弾性力を放出するときの復元動作を利用して凹部と凸部が嵌り合うように構成しているので、被誘導部81b等及び誘導部82を簡易に構成することができる。
とりわけ、本実施形態では凸部である誘導部82を弾性体である板バネ自体によって構成しているので、部品点数の増加を有効に回避することが可能となる。
一方、本実施形態は、前述したように筐体1と、この筐体1の開口を開閉する開閉部材である扉2と、前記扉2に設けられる操作部31および係わり合い部33と、前記筐体1に設けられる被係わり合い部11とを具備し、これら係わり合い部33と被係わり合い部11とを係わり合わせることによって前記扉2を閉止位置に保持する開閉装置において、前記操作部31は、扉2を開閉するための把手を兼ね、解錠操作を受け付けて閉位置P1から開位置P2に移動する間に閉位置P1に戻るための作動力を蓄積しつつ開位置P2に到来するとともに扉2を開放した段階で拘束手段Eによって拘束された状態になり、前記扉2が筐体1に対する閉止位置に移動して拘束手段Eの拘束が解除された際に開位置P2から閉位置P1に復帰するものであり、前記係わり合い部33は、前記操作部31の閉位置P1から開位置P2への移動に起因して施錠位置Q1から筐体1の開口縁1aを通過可能な解錠位置Q2に切り替えられ、前記扉2が閉止位置に移動した際に解錠位置Q2における保持状態が解除されて被係わり合い部11に係わり合うように構成されるものである。そして、前記操作部31が開位置P2よりも所定距離閉位置P1側へ変位した部位に、前記拘束手段Eによって拘束可能な第2の開位置P2を設定し、扉2を開放した段階でこの第2の開位置P3において前記係わり合い部33がいまだ開口縁1aを通過可能な第2の解錠位置Q4に保持されているようにしている。
このように、係わり合い部33が解錠位置Q2から施錠位置Q1側へ変位した状態で扉2を再開放した場合に、拘束手段Eが当該変位した係わり合い部33をいまだ開口縁1aを通過可能な第2の解錠位置Q4に再度保持するため、係わり合い部33が一挙に施錠位置Q1に移動することを規制して、その後に扉2を押し込んだ際に係わり合い部33が筐体1の開口縁1aに激突するという誤作動を有効に防止することができる。
この場合、操作部31と一体に作動する位置に、操作部31の作動方向に沿って第1の規制部31mと第2の規制部31nを設け、前記係わり合い部33が第1の施錠位置Q1又は第2の解錠位置Q4にある状態で前記拘束手段Eが拘束位置に移動したときに、当該拘束手段Eが第1の規制部31m又は第2の規制部31nの何れにも係合して操作部31の移動を規制し得るようにしているので、第1の規制部31mだけの従来構造に対して、このような第2の規制部31nを追加するだけで簡素に本発明の作用効果を奏する構成を実現することができる。
また、検知手段Dが、扉2に設けられる変位部72を含み、この変位部72が、筐体1と接触することにより変位して拘束手段Eを拘束位置から非拘束位置に移動させ、筐体1から離れることにより逆方向に変位して拘束手段Eを非拘束位置から拘束位置に移動させるようにしており、筐体1との相対関係を利用して変位部72の変位を取り出すようにしているので、部品点数の削減と確実な検知機能とを同時に実現することができる。
特に、検知手段Dと拘束手段Eを一体的に設け、検知手段Dの変位が拘束手段Eの変位を引き起こすようにしているので、検知手段D及び拘束手段Eを、部品点数を最小限に抑えて構成することができる。
さらに、本実施形態では、前記係わり合い部33を、前記操作部31に連動する連動部に所定の遊動しろの下に一体回転可能に設け、解錠時に操作部31が開位置P2に向かう途上で開位置P2の手前の第2の開位置P3に拘束される際には遅れ側に保持されて筐体1の開口縁1aを通過できないように構成するとともに、開位置P2にある操作部31の拘束が解除されて閉位置P1に向かう途上で第2の閉位置P1に再度拘束される際には進み側に保持されて筐体1の開口縁1aを通過可能なように構成しているので、扉2を開くときの誤作動を防止する構成と、扉2を開け閉めするときの誤作動を防止する構成とを有効に両立させることができる。
とりわけ、本実施形態の開閉装置は、前記操作部31に関連部を介して照合検知機能及び非照合状態へのリセット機能を有するダイヤル錠本体32を関連づけてなるものであって、関連部B、Cは、解錠操作に伴う操作部31の開位置P2に至るまでの移動に連動してダイヤル錠本体32にリセット動作を引き起こし、リセット状態で操作部31が閉位置P1に復帰したときに前記操作部31の再度の解錠操作を禁止し、ダイヤル錠本体32の照合検知時に再び前記操作部31に解錠操作を許容するように構成されているものであるので、誤作動が生じてダイヤル錠本体の照合や操作部31の再操作を通じて係わり合い部33を再度解錠位置Q2に移動させる操作を余儀なくされることがなくなり、使い勝手を有効に向上させることが可能となる。
なお、開閉部材が一対の両開きの扉であって、一方の扉を閉止した状態で他方の扉を閉止して、他方の扉と一方の扉との間で係わり合い部と被係わり合い部を係わり合わせる構造の開閉装置では、先に閉止した一方の扉を筐体の一部(その縁部を開口縁)として本発明を適用すればよい。
その他、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…筐体
1a…開口縁
2…開閉部材である扉
11…被係わり合い部
31…操作部
31m…第1の規制部
31n…第2の規制部
32…ダイヤル錠本体
33…係わり合い部
72…変位部
81b…被誘導部
82…誘導部
D…検知手段
E…拘束手段
P1…閉位置
P2…開位置
P3…第2の開位置
Q1…施錠位置
Q2…解錠位置
Q3…中間位置
Q4…第2の解錠位置

Claims (11)

  1. 筐体と、この筐体の開口を開閉する開閉部材と、前記開閉部材に設けられる操作部および係わり合い部と、前記筐体に設けられる被係わり合い部とを具備し、これら係わり合い部と被係わり合い部とを係わり合わせることによって前記開閉部材を閉止位置に保持するものであって、
    前記操作部は、開閉部材を開閉するための把手を兼ね、解錠操作を受け付けて閉位置から開位置に移動する間に閉位置に戻るための作動力を蓄積しつつ前記開位置に到来し、
    前記係わり合い部は、前記操作部に連動する作動領域と前記操作部に連動しない作動領域とを設定されて、前記操作部が閉位置から開位置に移動する間に施錠位置から中間位置まで連動し、このときは筐体の開口縁を通過できず、前記操作部が開位置に達した段階で更に当該中間位置から筐体の開口縁を通過可能な解錠位置に移動するものであり、
    この状態で引き続き操作部を把手として開閉部材を開放させた段階で操作部が拘束手段によって拘束されているように構成したことを特徴とする開閉装置。
  2. 係わり合い部は、前記操作部に所定の遊動しろの下に一体回転可能に設けられて、操作部が開位置に達するまでは係わり合い部は遅れ側の位置で操作部に連動して中間位置まで移動し、操作部が開位置に達した段階で前記遊動しろの範囲で更に操作部に対して遅れ側の位置から進み側の位置に相対移動することにより前記中間位置から筐体の開口縁を通過可能な解錠位置に移動するものである請求項1記載の開閉装置。
  3. 係わり合い部と一体的に作動する位置に被誘導部を設けるとともに、係わり合い部が中間位置に達した段階で前記被誘導部を更に移動させて所定位置に引き込む誘導部を設け、この引き込み作用によって係わり合い部を中間位置から解錠位置に移動させるようにしている請求項2記載の開閉装置。
  4. 被誘導部及び誘導部は、一方が凹部、他方が凸部の関係にあって、凹部又は凸部の何れか一方に弾性体の弾性力が作用しており、当該弾性体が蓄積した弾性力を放出するときの復元動作を利用して凹部と凸部が嵌り合うように構成している請求項3記載の開閉装置。
  5. 凹部又は凸部の何れか一方が弾性体自体によって構成されている請求項4記載の開閉装置。
  6. 筐体と、この筐体の開口を開閉する開閉部材と、前記開閉部材に設けられる操作部および係わり合い部と、前記筐体に設けられる被係わり合い部とを具備し、これら係わり合い部と被係わり合い部とを係わり合わせることによって前記開閉部材を閉止位置に保持するものであって、
    前記操作部は、開閉部材を開閉するための把手を兼ね、解錠操作を受け付けて閉位置から開位置に移動する間に閉位置に戻るための作動力を蓄積しつつ前記開位置に到来するとともに開閉部材を開放した段階で拘束手段によって拘束された状態になり、
    前記開閉部材が筐体に対する閉止位置に移動して拘束手段の拘束が解除された際に開位置から閉位置に復帰するものであり、
    前記係わり合い部は、前記操作部の閉位置から開位置への移動に起因して施錠位置から筐体の開口縁を通過可能な解錠位置に切り替えられ、前記開閉部材が閉止位置に移動した際に解錠位置における保持状態が解除されて被係わり合い部に係わり合うものであり、
    前記操作部が開位置よりも所定距離閉位置側へ変位した部位に、前記拘束手段によって拘束可能な第2の開位置を設定し、開閉部材を開放した段階でこの第2の開位置において前記係わり合い部がいまだ開口縁を通過可能な第2の解錠位置に保持されているように構成したことを特徴とする開閉装置。
  7. 操作部と一体に作動する位置に、操作部の作動方向に沿って第1の規制部と第2の規制部を設け、前記係わり合い部が第1の施錠位置又は第2の解錠位置にある状態で前記拘束手段が拘束位置に移動したときに、当該拘束手段が第1の規制部又は第2の規制部の何れにも係合して操作部の移動を規制し得るようにしている請求項6記載の開閉装置。
  8. 検知手段が、開閉部材に設けられる変位部を含み、この変位部が、筐体と接触することにより変位して拘束手段を拘束位置から非拘束位置に移動させ、筐体から離れることにより逆方向に変位して拘束手段を非拘束位置から拘束位置に移動させるようにしている請求項6又は7記載の開閉装置。
  9. 検知手段と拘束手段を一体的に設け、検知手段の変位が拘束手段の変位を引き起こすように構成している請求項8記載の開閉装置。
  10. 前記係わり合い部を、前記操作部に連動する連動部に所定の遊動しろの下に一体回転可能に設け、解錠時に操作部が開位置に向かう途上で開位置の手前の第2の開位置に拘束される際には遅れ側に保持されて筐体の開口縁を通過できないように構成するとともに、開位置にある操作部の拘束が解除されて閉位置に向かう途上で第2の閉位置に再度拘束される際には進み側に保持されて筐体の開口縁を通過可能なように構成している請求項6〜9記載の開閉装置。
  11. 前記操作部に関連部を介して照合検知機能及び非照合状態へのリセット機能を有するダイヤル錠を関連づけてなるものであって、関連部は、解錠操作に伴う操作部の開位置に至るまでの移動に連動してダイヤル錠にリセット動作を引き起こし、リセット状態で操作部が閉位置に復帰したときに前記操作部の再度の解錠操作を禁止し、ダイヤル錠の照合検知時に再び前記操作部に解錠操作を許容するように構成されている請求項1〜10記載の開閉装置。

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