JP6055209B2 - 施錠システム、および、キャビネット - Google Patents
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Description
この開錠するための符号を盗み見されないようにするには、扉を解放後に速やかに閉塞操作を行い入力された符号をリセットすることが考えられるが、この場合、扉を閉塞する際に再度開錠符号を入力する必要があり、扉の閉塞作業が煩雑になってしまう。
そこで近年、他人への符号情報の漏洩を防止するために、開錠動作後の扉の開放操作や、操作ノブ等の回動操作に連動して、ダイヤルやテンキーをリセットして未入力状態に戻す機構が組み込まれた施錠装置が提案されている(例えば、特許文献1〜5参照)。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、施錠装置の構成が複雑化することによるコスト上昇を防止することができるとともに開錠符号が盗み見されるのを防止することが可能であり、さらに施錠操作を容易に行うことが可能な施錠システムおよびキャビネットを提供するものである。
本発明に係る施錠システムは、施錠操作位置と開錠操作位置との間で変位可能な施錠操作部と、該施錠操作部に連動して施錠位置と開錠位置との間で変位可能な作動片部とを備え、所定の開錠操作が行われていない場合には、前記施錠操作部が施錠操作位置から開錠操作位置へ変位するのを規制する一方で、所定の開錠操作が行われた場合には、前記施錠操作部が施錠操作位置と開錠操作位置との間で変位するのを許容する施錠装置と、扉と当該扉が開閉可能に設けられる開口周縁との間に亘って配置されて前記扉の開放方向への変位を規制する係止位置と、前記扉と前記開口周縁との間に配置されず前記扉の開放方向への規制を解除する係止解除位置との間で変位可能とされ、前記作動片部が施錠位置から開錠位置に変位する際に、該作動片部に連動して係止位置から係止解除位置に変位する施錠部材を有するロック機構部と、を備え、前記ロック機構部は、係止解除位置にある前記施錠部材を、前記扉が開放された状態から閉塞されたときに、係止解除位置から係止位置に復帰させる復帰手段を備え、前記復帰手段は、前記施錠部材を施錠位置側に付勢する施錠部材付勢手段と、前記扉が開放されているときに、前記施錠部材が開錠位置から施錠位置側に揺動するのを規制する揺動規制手段と、を備え、前記施錠部材付勢手段は、前記施錠部材と連係されて、前記施錠部材が施錠位置となる施錠スライド位置と、前記施錠部材が開錠位置となる開錠スライド位置との間でスライド可能なスライド部材と、当該スライド部材を、施錠スライド位置に向かって付勢するスライド付勢部材と、を備え、前記揺動規制手段は、前記スライド部材のスライドを規制する規制位置と、前記スライド部材のスライドを許容する許容位置との間で変位可能なトリガー部材と、前記トリガー部材を、規制位置側に付勢するトリガー付勢部材と、前記開口周縁に設けられて、前記扉の閉塞時に前記トリガー付勢部材の付勢力に抗して前記トリガー部材を許容位置まで変位させる押圧部材と、を備える。
このように構成することで、例えば、施錠されている扉を開錠して開放する際に、施錠部に開錠符号を入力して施錠操作部を施錠操作位置から開錠操作位置に変位させると、作動片部が施錠位置から開錠位置へと変位し、この変位に伴い、施錠部材による係止状態が解除され、扉が開放可能となる。そして、利用者が扉を開放して、例えば、利用者の操作等により、施錠操作部が開錠操作位置から施錠操作位置へと変位されると、作動片部が施錠位置まで戻されて、押しボタンやダイヤルなどがリセットされる。このとき、扉が開放されているため、施錠部材は、ロック機構部によって係止解除位置に保持され、その後、扉が閉塞されたタイミングで係止解除位置から係止位置に復帰されることとなる。
このように構成することで、スライド部材が開錠スライド位置にある場合に、係合凸部を係合凹部に没入させて係合凸部と係合凹部とを係合させることができるため、スライド部材が開錠スライド位置からスライドするのを規制することができる。
このように構成することで、スライド部材が施錠スライド位置から開錠スライド位置側へスライドする場合に、規制位置側に付勢されたトリガー部材を第一傾斜面によって漸次許容位置側に変位させることができる。また、所定のスライド位置よりも開錠スライド位置側に変位された場合に、規制位置側に付勢されたトリガー部材が、その付勢力によって係合凸部の第二傾斜面に沿って漸次規制位置側に変位されるとともにスライド部材が開錠スライド位置側に変位されて、係合凸部を係合凹部の内部に導くことができる。
このように構成することで、オフィス等において利用者が多数存在するキャビネットの利便性を向上することができる。
また、本発明に係るキャビネットによれば、オフィス等において利用者が多数存在する場合の利便性を向上することができる。
図1に示すように、この実施形態に係る施錠システム1は、キャビネット2に取り付けられている。このキャビネット2は、4つの収納庫3を備えて構成されており、これら収納庫3には、ヒンジhを介して扉4が揺動可能に取り付けられている。これら扉4には、それぞれ扉4の端縁4a側の上下方向略中央に、上記施錠システム1を構成する施錠装置5が取り付けられており、この施錠装置5の操作面6が、扉4の外面側に露出している。
作動片付勢部31は、上記回動軸12とは垂直な水平方向に延びる一対の壁部32からなるガイド部33と、このガイド部33の一対の壁部32に案内されてスライド可能なスライド部34と、このスライド部34を上記スライド方向の一側に付勢する弾性部材35とを備えている。なお、この実施形態における弾性部材35は、引張コイルばねを用いており、この引張コイルばねの一端がケーシング21に係止され、他端がスライド部34に係止されている。
まず、図8に示すように、扉4が閉塞された状態で施錠部材22が施錠位置とされた場合、スライド部材51は、施錠スライド位置(図8中、二点鎖線で示す)に配置される。
次いで、スライド部材51が開錠スライド位置側に変位されると、施錠部材22が開錠位置側に揺動を開始する。そして、所定のスライド位置で、傾斜面59の曲面C1近傍の部分が、係合凸部64の傾斜面65の曲面C2近傍の部分に当接する(図8中、実線で示す)。
図12(a)に示すように、施錠部材22は、回動軸23に支持される基部側に、鉤状部25の延出方向と同じ方向に膨出する膨出部26を備えている。この膨出部26は、鉤状部25の直線状の辺部25aと略平行な辺部26aと、アーム部24と略平行な辺部26bと、辺部26a,26bの交点近傍を中心とした円弧部26cと、辺部26bと円弧部26cとの接続部を斜めに切り欠くように形成された面取り部26dとを備えている。そして、施錠部材22の膨出部26には、面取り部26dと辺部26bとの角部26eと回動軸23との間に、上述したガイド部56が形成されている。
まず、予め設定された開錠符号を押しボタン10の押し込みにより入力して、施錠操作ノブ11を施錠位置(図2中、実線で示す)から開錠位置(図2中、二点差線で示す)まで回動操作する。
例えば、上述した各実施形態における施錠システムの場合、作動片部13に突部16を形成する場合を一例に説明したが、突部16を具備しない作動片部13を用いても良い。
5 施錠装置
11 施錠操作ノブ(施錠操作部)
13 作動片部
20 ロック機構部
22 施錠部材
50 施錠部材付勢部(復帰手段、施錠部材付勢手段)
51 スライド部材
52 スライド付勢部材
57 係合凹部
60 揺動規制部(復帰手段、揺動規制手段)
61 トリガー部材
62 トリガー付勢部材
63 押圧部材
64 係合凸部
65 傾斜面(第一傾斜面)
66 傾斜面(第一傾斜面)
67 傾斜面(第二傾斜面)
Claims (4)
- 施錠操作位置と開錠操作位置との間で変位可能な施錠操作部と、
該施錠操作部に連動して施錠位置と開錠位置との間で変位可能な作動片部とを備え、
所定の開錠操作が行われていない場合には、前記施錠操作部が施錠操作位置から開錠操作位置へ変位するのを規制する一方で、所定の開錠操作が行われた場合には、前記施錠操作部が施錠操作位置と開錠操作位置との間で変位するのを許容する施錠装置と、
扉と当該扉が開閉可能に設けられる開口周縁との間に亘って配置されて前記扉の開放方向への変位を規制する係止位置と、前記扉と前記開口周縁との間に配置されず前記扉の開放方向への規制を解除する係止解除位置との間で変位可能とされ、前記作動片部が施錠位置から開錠位置に変位する際に、該作動片部に連動して係止位置から係止解除位置に変位する施錠部材を有するロック機構部と、を備え、
前記ロック機構部は、
係止解除位置にある前記施錠部材を、前記扉が開放された状態から閉塞されたときに、係止解除位置から係止位置に復帰させる復帰手段を備え、
前記復帰手段は、
前記施錠部材を施錠位置側に付勢する施錠部材付勢手段と、
前記扉が開放されているときに、前記施錠部材が開錠位置から施錠位置側に揺動するのを規制する揺動規制手段と、を備え、
前記施錠部材付勢手段は、
前記施錠部材と連係されて、前記施錠部材が施錠位置となる施錠スライド位置と、前記施錠部材が開錠位置となる開錠スライド位置との間でスライド可能なスライド部材と、
当該スライド部材を、施錠スライド位置に向かって付勢するスライド付勢部材と、を備え、
前記揺動規制手段は、
前記スライド部材のスライドを規制する規制位置と、前記スライド部材のスライドを許容する許容位置との間で変位可能なトリガー部材と、
前記トリガー部材を、規制位置側に付勢するトリガー付勢部材と、
前記開口周縁に設けられて、前記扉の閉塞時に前記トリガー付勢部材の付勢力に抗して前記トリガー部材を許容位置まで変位させる押圧部材と、を備える施錠システム。 - 前記トリガー部材と前記スライド部材との何れか一方には、係合凸部が設けられ、前記トリガー部材と前記スライド部材との何れか他方には、前記スライド部材が開錠スライド位置にある場合に、前記係合凸部が没入して係合される係合凹部が設けられている請求項1に記載の施錠システム。
- 前記スライド部材と前記トリガー部材との少なくとも一方には、前記スライド部材の施錠スライド位置から開錠スライド位置側へのスライドに伴い、前記トリガー部材を漸次許容位置側に変位させる第一傾斜面が設けられ、
前記係合凸部には、前記スライド部材が所定のスライド位置よりも開錠スライド位置側に変位された場合に、前記トリガー部材を漸次規制位置側に変位させる第二傾斜面が設けられている請求項2に記載の施錠システム。 - 請求項1から請求項3の何れか一項に記載の施錠システムを具備することを特徴とするキャビネット。
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