JP2817205B2 - 車両のボデー構造 - Google Patents

車両のボデー構造

Info

Publication number
JP2817205B2
JP2817205B2 JP14872589A JP14872589A JP2817205B2 JP 2817205 B2 JP2817205 B2 JP 2817205B2 JP 14872589 A JP14872589 A JP 14872589A JP 14872589 A JP14872589 A JP 14872589A JP 2817205 B2 JP2817205 B2 JP 2817205B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
roof
pillar
inner panel
joined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14872589A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0314776A (ja
Inventor
賢二 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP14872589A priority Critical patent/JP2817205B2/ja
Publication of JPH0314776A publication Critical patent/JPH0314776A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2817205B2 publication Critical patent/JP2817205B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は、車両のボデー構造に関する。
b.従来の技術 従来のフロントピラー上部付近における車両のボデー
構造としては、例えば第9図〜第13図に示すものがあ
る。すなわち、車両51のフロントボデーをなすフロント
ピラー52の上部は、板厚の比較的厚い鋼板を用いて剛性
を持たせた各種アウタパネルと、板厚の薄い各種インナ
パネルとを互いに接合することによって閉断面とし、よ
り剛性のある構造となっている。
c.発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述した従来のボデー構造にあって
は、一般的に第10図および第13図に示す如く、ピラーア
ウタパネル53の後端部がルーフサイドアウタパネル54に
なると共に、ピラーインナパネル55の後端部がルーフサ
イドインナパネル56になっており、アウタパネルはアウ
タパネル同士、インナパネルはインナパネル同士でつな
がり合ってフロントピラー52の上部を閉断面に形成して
いるので、接合箇所が多く組付作業に時間が掛かり、作
業能率の向上が図れなかった。また、従来のボデー構造
では、第11図〜第13図に示す如く、外観部を構成するル
ーフパネル57、フロントピラーアウタパネル53およびル
ーフサイドアウタパネル54にそれぞれルーフフロントイ
ンナパネル58、フロントピラーインナパネル55およびル
ーフサイドインナパネル56を接合する必要があるため、
接着剤59を用いて固着させたり、あるいは接合箇所にモ
ールディング部材60を嵌着させて被覆しなければなら
ず、組付工数および部品点数が増えて作業コストが高く
なり、経済的にも不利であった。一方、従来のボデー構
造において開断面にすると、上記各種アウタパネルとイ
ンナパネルとの接合部が片側のフランジ部のみになるた
め、フロントボデーに使用する外力に対してパネル全体
で受けることができず、十分な剛性が得られないという
欠点があった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、上述の如き欠点を解消し得る車両のボ
デー構造を提供することにある。
d.課題を解決するための手段 上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明
においては、ルーフパネルと車巾方向に沿って配設され
るルーフフロントインナパネルとの前端部およびルーフ
サイドアウタパネルとルーフサイドインナパネルとの下
端部のみを接合する一方、フロントピラーの上部を構成
するピラーアウタパネルをドリップレールを介して前記
ルーフパネルに接合するとともに、前記ピラーアウタパ
ネルの車巾方向外側のフランジ部をピラーインナパネル
の車巾方向外側のフランジ部に接合し、また前記ピラー
アウタパネルのルーフ巾方向内方へ延びる先端部を、前
記ルーフフロントインナパネルの側端部と、前記ピラー
インナパネルの内側端部とで挟持して接合し、さらに前
記ピラーインナパネルの内側端部を前記ルーフフロント
インナパネルに接合することによって開断面に構成して
いる。
e.実施例 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図〜第8図は本発明に係る車両のボデー構造の一
実施例を示すものである。図において、1は荷物を運搬
する小型車両であり、この車両1のフロントボデー上部
は、屋根を形成するルーフパネル2、車巾方向に沿って
配設されるルーフフロントインナパネル3および左右両
側に配設されるフロントピラー4をそれぞれ備えてい
る。ルーフパネル2とルーフフロントインナパネル3と
は、第7図に示す如く前端部のみが互いに接合された開
断面の構造になっており、ルーフフロントインナパネル
3の後端部はルーフパネル2に固着されていない。
上記フロントピラー4は、剛性の高いピラーアウタパ
ネル5とピラーインナパネル6とから成り、これらピラ
ーアウタパネル5とピラーインナパネル6の後端部はそ
れぞれ対応するルーフサイドアウタパネル7又はルーフ
サイドインナパネル8に一体的につながっている。フロ
ントピラー4の上部付近のピラーアウタパネル5は、第
3図に示す如く中央部がやや外方へ湾曲した形状に形成
されており、ピラーインナパネル6に重ね合せられた状
態でその車巾方向外側のフランジ部5aが第4図および第
6図に示す如くピラーインナパネル6の車巾方向外側の
フランジ部6aに接合されている。
また、ピラーアウタパネル5のルーフ巾方向内方へ延
びる先端部5bは、上面に配置するルーフフロントインナ
パネル3の側端部3aと共にピラーインナパネル6の内側
端部6bに接合されている。このため、ルーフフロントイ
ンナパネル3の側端部3aは、上方に向けて折曲げられた
段部となっており、これによってピラーアウタパネル5
の先端部5bをその側端部3aの下面に差込んで重ね合せる
ことができるように構成されている。なお、ルーフフロ
ントインナパネル3とピラーインナパネル6とは、さら
に車巾中間部で接合されている。
一方、上記ルーフサイドアウタパネル7およびルーフ
サイドインナパネル8は、車両1の前後方向に沿って配
設され、両パネル7,8は第8図に示す如く下端部のみが
互いに接合された開断面の構造になってくる。すなわ
ち、ルーフサイドアウタパネル7の上端部はドリップレ
ール9を介してルーフパネル2に接合されるが、ルーフ
サイドインナパネル8の上端部はいずれのパネルにも接
合されていない。
このように構成したボデー構造では、フロントピラー
4の上部において剛性の高いピラーアウタパネル5のフ
ランジ部5aをピラーインナパネル6のフランジ部6aに接
合させていると共に、ピラーアウタパネル5の先端部5b
をさらにルーフフロントインナパネル3の側端部3aおよ
びピラーインナパネル6の内側端部6bに接合させている
ため、開断面構造でありながらフロントボデーに作用す
る外力をアウタパネルおよびインナパネルの両面で受け
ることが可能になる。
以上、本発明の一実施例につき述べたが、本発明は既
述の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的
思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、既述の実施例におけるピラーアウタパネル5
およびピラーインナパネル6の形状は図に示すものに限
られず、適用車種に対応させて適宜選択することができ
ることは言う迄もない。
f.発明の効果 上述の如く、本発明に係る車両のボデー構造は、ルー
フパネルと車巾方向に沿って配設されるルーフフロント
インナパネルとの前端部およびルーフサイドアウタパネ
ルとルーフサイドインナパネルとの下端部のみを接合す
る一方、フロントピラーの上部を構成するピラーアウタ
パネルをドリップレールを介して前記ルーフパネルに接
合するとともに、前記ピラーアウタパネルの車巾方向外
側のフランジ部をピラーインナパネルの車巾方向外側の
フランジ部に接合し、また前記ピラーアウタパネルのル
ーフ巾方向内方へ延びる先端部を、前記ループフロント
インナパネルの側端部と、前記ピラーインナパネルの内
側端部とで挟持して接合し、さらに前記ピラーインナパ
ネルの内側端部を前記ルーフフロントインナパネルに接
合することによって開断面に構成しているので、剛性の
高いピラーアウタ上部においてインナパネルとアウタパ
ネルの面のつながりを持たせ、ピラーアウタパネルをル
ーフフロントインナパネルとピラーインナパネルとの面
で接合することにより、開断面構造でありながらフロン
トボデーに作用する外力をアウタパネルおよびインナパ
ネルの両面で受けることができ、閉断面構造に近い剛性
が得られる。それに加えて、本発明のボデー構造は、リ
インフォースメントを用いずに、かつ開断面に構成され
ているため、アウタパネルとインナパネルとの接合箇所
が少なくて済み、組付作業の能率を向上させることがで
きるとともに、作業コストの低減化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第8図は本発明に係る車両のボデー構造の一実
施例を示すものであって、第1図は車両の全体斜視図、
第2図は第1図におけるA部の概念的拡大斜視図、第3
図はピラーアウタパネルの斜視図、第4図はピラーアウ
タパネルを重ね合せた状態のピラーインナパネルの斜視
図、第5図はルーフフロントインナパネルを接合する状
態のピラーアウタパネルおよびピラーインナパネルの斜
視図、第6図は第5図におけるB−B線断面図、第7図
は第1図におけるC−C線断面図、第8図は第1図にお
けるD−D線断面図、第9図〜第13図は従来例を示すも
のであって、第9図は車両の全体斜視図、第10図は第9
図におけるE部の概念的拡大斜視図、第11図は第9図に
おけるF−F線断面図、第12図は第9図におけるG−G
線断面図、第13図は第9図におけるH−H線断面図であ
る。 1……小型車両、 2……ルーフパネル、 3……ルーフフロントインナパネル、 4……フロントピラー、 5……ピラーアウタパネル、 6……ピラーインナパネル、 7……ルーフサイドアウタパネル、 8……ルーフサイドインナパネル、9……ドリップレー
ル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルーフパネルと車巾方向に沿って配設され
    るルーフフロントインナパネルとの前端部およびルーフ
    サイドアウタパネルとルーフサイドインナパネルとの下
    端部のみを接合する一方、フロントピラーの上部を構成
    するピラーアウタパネルをドリップレールを介して前記
    ルーフパネルに接合するとともに、前記ピラーアウタパ
    ネルの車巾方向外側のフランジ部をピラーインナパネル
    の車巾方向外側のフランジ部に接合し、また前記ピラー
    アウタパネルのルーフ巾方向内方へ延びる先端部を、前
    記ルーフフロントインナパネルの側端部と、前記ピラー
    インナパネルの内側端部とで挟持して接合し、さらに前
    記ピラーインナパネルの内側端部を前記ルーフフロント
    インナパネルに接合することによって開断面に構成した
    ことを特徴とする車両のボデー構造。
JP14872589A 1989-06-12 1989-06-12 車両のボデー構造 Expired - Fee Related JP2817205B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14872589A JP2817205B2 (ja) 1989-06-12 1989-06-12 車両のボデー構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14872589A JP2817205B2 (ja) 1989-06-12 1989-06-12 車両のボデー構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0314776A JPH0314776A (ja) 1991-01-23
JP2817205B2 true JP2817205B2 (ja) 1998-10-30

Family

ID=15459216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14872589A Expired - Fee Related JP2817205B2 (ja) 1989-06-12 1989-06-12 車両のボデー構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2817205B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013275A1 (ja) * 2005-07-29 2007-02-01 Hino Motors, Ltd. 車両用前部構造
JP2007030780A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Hino Motors Ltd 車両の前部構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013275A1 (ja) * 2005-07-29 2007-02-01 Hino Motors, Ltd. 車両用前部構造
JP2007030780A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Hino Motors Ltd 車両の前部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0314776A (ja) 1991-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3796777B2 (ja) 自動車の上部車体構造
US4717197A (en) Automobile body side structure
JP2817205B2 (ja) 車両のボデー構造
JP2000142469A (ja) 車体構造
JPH0549515B2 (ja)
JPH081184Y2 (ja) デッキサイドパネルの補強構造
JPS621626A (ja) 自動車用ドアの補強構造
JP4161715B2 (ja) 車体後部の上側角部構造
JPH0721423Y2 (ja) 車体上部構造
JPH0840307A (ja) 車体ルーフ回りのパネル接合構造
JPH10167115A (ja) 自動車の車体構造
JPH0971266A (ja) 自動車の後部車体補強構造
JPH0622631Y2 (ja) 自動車の下部車体構造
JPS631656Y2 (ja)
JPH076068Y2 (ja) 車両のルーフ構造
KR100412891B1 (ko) 오픈박스타입 카울컴플리트를 이용한 에이필라 강성구조
JP3018664B2 (ja) 自動車の下部車体構造
JPH02283578A (ja) センターピラーとサイドシルとの接続部構造
JPH0514945Y2 (ja)
JP2710835B2 (ja) 車両の開閉体構造
JPH0518170Y2 (ja)
JPH0327910Y2 (ja)
JPS6113373Y2 (ja)
JP3156463B2 (ja) リヤシート用ベルトアンカーの補強構造
JPH07101355A (ja) 自動車の上部車体構造

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees